JP2020041558A - 自動変速機 - Google Patents

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Yuhei Watanabe
雄平 渡邊
弘一 小辻
Kouichi Kotsuji
弘一 小辻
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【課題】少ない部品数で、DレンジからNレンジへのセレクト時に、セレクトショックを防止する自動変速機を提供すること。【解決手段】本発明の自動変速機では、前進用締結要素FWDCと後進用締結要素REVBと、コントロールバルブボディ4内に配置され、締結用油圧を調圧して、前進用締結要素あるいは、後進用締結要素へ作動油を供給するセレクトソレノイド弁2と、油路の切り替えによって、前記セレクトソレノイド弁が供給する作動油を前記前進用締結要素あるいは、後進用締結要素に供給、または、前記前進用締結要素あるいは、後進用締結要素から作動油をドレンするマニュアル弁1と、を備える自動変速機において、マニュアル弁からのドレン油路中に、前進用締結要素あるいは、後進用締結要素内の作動油がドレンされるときのドレン時間を延長するドレン制御弁3を設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、ドライバのセレクトレバー操作により走行レンジあるいは非走行レンジを切り替える自動変速機に関する。
特許文献1には、DレンジからNレンジへのセレクト時に、セレクトショックを防止するために、マニュアルバルブと締結要素間の油路中に、チェック弁とこのチェック弁をバイパスするように配置されたオリフィスと、このオリフィスに直列配置されたアキュムレータとを備えた自動変速機が開示されている。
特開平7−19326号公報
しかしながら、特許文献1の技術にあっては、マニュアルバルブと締結要素間の油路中に、チェック弁とこのチェック弁をバイパスするように配置されたオリフィスと、このオリフィスに直列配置されたアキュムレータが配置されており、部品数が多く、油路のレイアウトの自由度が悪化するおそれがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、少ない部品数で、DレンジからNレンジへのセレクト時に、セレクトショックを防止する自動変速機を提供することを目的とする。
本発明の自動変速機では、前進用締結要素と後進用締結要素と、コントロールバルブボディ内に配置され、締結用油圧を調圧して、前進用締結要素あるいは、後進用締結要素へ作動油を供給するセレクトソレノイド弁と、油路の切り替えによって、前記セレクトソレノイド弁が供給する作動油を前記前進用締結要素あるいは、後進用締結要素に供給、または、前記前進用締結要素あるいは、後進用締結要素から作動油をドレンするマニュアル弁と、を備える自動変速機において、マニュアル弁からのドレン油路中に、前進用締結要素あるいは、後進用締結要素内の作動油がドレンされるときのドレン時間を延長するドレン制御弁を設けた。
よって、ドレン制御弁を設けるのみの少ない部品数で、DレンジあるいはRレンジからNレンジあるいはPレンジへのセレクト時に、セレクトショックを防止することができる。
実施形態1の油圧回路を示す図である。 実施形態2の油圧回路を示す図である。
[実施形態1]
図1は、実施形態1の油圧回路を示す図である。
本発明が適用される一例としての自動変速機は、ベルト式無段変速機であるが、他の有段式変速機でもよく特に限定しない。
コントロールバルブボディ4内には、マニュアル弁1、セレクトソレノイド弁2、ドレン制御弁である保圧弁3、油温応答弁であるON−OFFソレノイド弁5等が、収容されている。
自動変速機コントロールユニットCUは、セレクトソレノイド弁2、ON−OFFソレノイド弁5を、コントロールしている。
また、自動変速機コントロールユニットCUは、油温センサ200からの作動油の温度情報を取得している。
セレクトソレノイド弁2は、自動変速機コントロールユニットCUからの指令により、前進用締結要素であるフォワードクラッチFWDCと、後進用締結要素であるリバースブレーキREVBに供給する締結油圧を調圧し、調圧された作動油を供給する。
セレクトソレノイド弁2は、同軸上に配置されたスプール21と、スプール21を図示右方向に付勢するスプリング24と、スプール21を図示左方向に押圧するソレノイド22とから構成されている。
また、ソレノイド22は、可動子23とコイル25とから構成され、コイル25を励磁し、スプール21と当接している可動子23を移動させることで、スプール21を図示左方向に押圧する。
元圧油路26は、不図示のプレッシャレギュレータバルブにより調圧された油圧(ライン圧)を所定値に減圧した油圧Paの作動油をセレクトソレノイド弁2の吸入ポートに元圧として供給する油路である。
セレクトソレノイド弁2は、元圧としての供給された油圧Paの作動油の吸入ポートから導入油路27と接続する吐出ポートへの流入量とこの吐出ポートからドレン油路28と接続するドレンポートへの作動油の流出量との割合を制御することにより、フォワードクラッチFWDCと、リバースブレーキREVBに供給する締結油圧に調圧し、導入油路27を介して、調圧した作動油をマニュアル弁1へ供給する。
フォワードクラッチFWDCは、不図示のフォワードクラッチピストンに押圧力を発生させるフォワードクラッチ圧室51を有する。
リバースブレーキREVBは、不図示のリバースブレーキピストンに押圧力を発生させるリバースブレーキ圧室52を有する。
マニュアル弁1は、ドライバのセレクトレバー操作に連動する不図示のリンク機構と係合する係合部11と、第1ランド12と第2ランド13を備えるスプール10で構成される。
第1ランド12は、リバースブレーキ圧室52と接続するリバース油路101の接続先を切り替え、第2ドレン油路103と導入油路27との間を切り替える。
第2ランド13は、フォワードクラッチ圧室51と接続するフォワード油路100の接続先を切り替え、第1ドレン油路102と導入油路27との間を切り替える。
このため、第2ランド13は、走行レンジであるD(前進走行)レンジ位置になると、第1ドレン油路102とフォワード油路100との間を遮断し、フォワード油路100と導入油路27を接続し、Dレンジ以外の非走行レンジであるP(駐車)レンジ,走行レンジであるR(後進走行)レンジ,非走行レンジであるN(ニュートラル)レンジの各位置になると、フォワード油路100が第1ドレン油路102と接続し、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室51内の作動油をドレンする。
また、第1ランド12は、Rレンジ位置になると、第2ドレン油路103とリバース油路101との間を遮断し、リバース油路101と導入油路27を接続し、Rレンジ以外のP,N,Dレンジ位置になると、リバース油路101が第2ドレン油路103と接続し、リバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室52内の作動油を排出する。
このように、マニュアル弁1は、ドライバのセレクトレバー操作と連動する不図示のマニュアルシャフトの回動に応じて、スプール10の軸方向位置を切り替えることにより、セレクトソレノイド弁2で締結油圧に調圧された作動油の供給先を、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室51、または、リバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室52へ、切り替える。
第2ドレン油路103は、下流側で、第1ドレン油路102と合流し、オリフィス6を介して、第3ドレン油路104と接続している。
第3ドレン油路104の下流側は、保圧弁3の吸入ポート34と接続している。
保圧弁3は、本体ケース31と吸入ポート34が形成された弁座シート33を備え、本体ケース31と弁座シート33で構成される空間に、弁体30とこの弁体30を弁座シート33に押圧し、吸入ポート34を閉じる方向に付勢するスプリング32を収容している。
また、吸入ポート34に供給されるPoが、スプリング32の付勢力に打ち勝つ所定圧以上で、弁体30は、開き(スプリング32を圧縮して、図示下方向へ移動)、吸入ポート34と大気開放されたドレンポート35を接続する。
なお、所定圧は、フォワードクラッチFWDC、リバースブレーキREVBの各締結要素が、動力を伝達できない程度の圧力である。
このため、ドライバのセレクトレバー操作により、DレンジあるいはRレンジから
NレンジあるいはPレンジへ、マニュアル弁1のスプール10が軸方向位置を変更すると、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室51に接続するフォワード油路100、あるいは、リバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室52に接続するリバース油路101が、第1ドレン油路102、あるいは、第2ドレン油路103と接続され、作動油のドレンが開始される。
このとき、第2ドレン油路103は、下流側で、第1ドレン油路102と合流し、オリフィス6を介して、第3ドレン油路104と接続しているため、オリフィス6の上流と下流で、圧力差が発生する。
オリフィス6の上流側圧力をPi、オリフィス6の下流側圧力をPoとすると、Pi>Poの関係となる。
このため、オリフィス6の下流側の第3ドレン油路104内の圧力Poは、オリフィス6を通過する作動油の流量に対応して、タイムラグを有して、徐々に上昇する。
また、保圧弁3により、オリフィス6下流側の第3ドレン油路104は閉じられているために、圧力Poが、スプリング32の付勢力に打ち勝つ圧力になるまでは、保圧弁3の吸入ポート34と大気開放のドレンポート35は接続されず、保圧状態となる。
すなわち、オリフィス6下流側圧力Poとオリフィス6上流側圧力Piの差を小さくできるので、オリフィス6を通過する作動油の流量を適切に調整できる。
圧力Poが、スプリング32の付勢力に打ち勝つ圧力になると、保圧弁3の吸入ポート34と大気開放のドレンポート35は接続され、大気開放のドレンが開始される。
なお、圧力Poが、スプリング32の付勢力に打ち勝つ圧力を下回ると、保圧弁3は、再度、閉じる。
このため、、第1ドレン油路102、第2ドレン油路103、第3ドレン油路104内には、フォワードクラッチFWDC、リバースブレーキREVBの各締結要素が、動力を伝達できない程度の圧力である所定圧の作動油を保持することになる。
このように、オリフィス6の下流側圧力Poとオリフィス6の上流側圧力Piの差を小さくでき、オリフィス6を通過する流量を適切に調整できるため、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室51、あるいは、リバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室52内の作動油のドレンが、適切な速さで、ゆっくりと行われるため、DレンジあるいはRレンジからNレンジあるいはPレンジへのセレクト時のセレクトショックを防止することができる。
さらに、作動油があらかじめ設定した所定温度以下の低温時には、作動油の粘度が大きく、ドレンする時間が長くなるために、保圧弁3を作動させると、ドレンが異常に遅くなる。
このため、作動油の温度が、あらかじめ設定した所定温度以下の時には、保圧弁3の作動を禁止するようにしている。
すなわち、作動油の温度が、あらかじめ設定した所定温度以下の時に作動するON−OFFソレノイド弁5を設けている。
ON−OFFソレノイド弁5は、常閉(OFF)であり、元圧油路50に供給される油圧Pbの作動油を、第3ドレン油路104と接続される油温信号油路51へ供給するかしないかの切り替えを行っている。
油圧Pbは、保圧弁3のスプリング32の付勢力に打ち勝てる圧力である。
自動変速機コントロールユニット1は、油温センサ200からの作動油の温度情報により、作動油の温度があらかじめ設定した所定温度以下の時には、ON−OFFソレノイド弁5へ作動(ON)指令を発する。
これにより、ON−OFFソレノイド弁5は、作動(ON)し、元圧油路50に供給される油圧Pbの作動油を、第3ドレン油路104と接続される油温信号油路51へ供給する。
すなわち、保圧弁3の吸入ポート34に、油圧Pbの作動油が供給され、スプリング32を圧縮することにより、弁体30を図示下方向へ移動させ、吸入ポート34と大気開放のドレンポート35は接続され、大気開放のドレンが開始される。
このように、作動油の温度が、あらかじめ設定した所定温度以下の時には、保圧弁3の作動を禁止するようにしたので、粘度が大きい作動油のドレンが、異常に遅くなることはなく、適切な速さで、ゆっくりとドレンされるので、DレンジあるいはRレンジからNレンジあるいはPレンジへのセレクト時のセレクトショックを防止することができる。
以上説明したように、実施形態1にあっては下記の作用効果が得られる。
(1)フォワードクラッチFWDC、リバースブレーキREVBの第1、第2ドレン油路102、103とオリフィス6を介して接続する第3ドレン油路104と大気開放のドレンポート35の間に、保圧弁3を設けた。
よって、オリフィス6の上流の圧力Piと下流の圧力Poの差を小さくでき、オリフィス6を通過する流量を適切に調整できるため、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室51、あるいは、リバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室52内の作動油のドレンが、適切な速さで、ゆっくりと行われるため、DレンジあるいはRレンジからNレンジあるいはPレンジへのセレクト時のセレクトショックを防止することができる。
(2)作動油の温度が、あらかじめ設定した所定温度以下の時には、ON−OFFソレノイド弁5を作動(ON)させ、元圧油路50に供給される、保圧弁3のスプリング32の付勢力に打ち勝てる圧力である油圧Pbの作動油を、第3ドレン油路104と接続される油温信号油路51へ供給し、保圧弁3の吸入ポート34に供給するようにした。
よって、作動油の温度が、あらかじめ設定した所定温度以下の時には、保圧弁3の作動を禁止するようにしたので、粘度が大きい作動油のドレンが、異常に遅くなることはなく、適切な速さで、ゆっくりとドレンされるので、DレンジあるいはRレンジからNレンジあるいはPレンジへのセレクト時のセレクトショックを防止することができる。
[実施形態2]
図2は、実施形態2の油圧回路を示す図である。
実施形態1とは異なり、実施形態2では、保圧弁3に代えて、ドレン制御弁としての調圧弁300を設けるようにした。
調圧弁300は、第1ランド301a、第1ランド301aより小径で同一径の第2ランド301b、第3ランド301cを有するスプール301と、スプール301を図示左方向に付勢するスプリング302から構成されている。
また、第1ランド301aと第2ランド301b間には、ON−OFFソレノイド弁5の油温信号油路51が接続される。
第2ランド301bと第3ランド301c間には、第3ドレン油路104が接続するとともに、不図示のON−OFFソレノイド弁からフォワードクラッチFWDC、リバースブレーキREVBの各締結要素が、動力を伝達できない程度の圧力である所定圧Pcの作動油が供給される供給油路304と接続している。
また、第3ランド301cの図示左端面にも、第3ドレン油路104が接続している。
第2ランド301bと第3ランド301c間には、第3ドレン油路104に隣接して、図示右位置に、大気開放のドレン油路303が接続している。
ドライバのセレクトレバー操作により、DレンジあるいはRレンジからNレンジあるいはPレンジへ、マニュアル弁1のスプール10が軸方向位置を変更すると、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室51に接続するフォワード油路100、あるいは、リバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室52に接続するリバース油路101が、第1ドレン油路102、あるいは、第2ドレン油路103と接続され、作動油のドレンが開始される。
このとき、第2ドレン油路103は、下流側で、第1ドレン油路102と合流し、オリフィス6を介して、第3ドレン油路104と接続しているため、オリフィス6の上流と下流で、圧力差が発生する。
オリフィス6の上流側圧力をPi、オリフィス6の下流側圧力をPoとすると、Pi>Poの関係となる。
このため、オリフィス6の下流側の第3ドレン油路104内の圧力Poは、オリフィス6を通過する作動油の流量に対応して、タイムラグを有して、徐々に上昇する。
また、調圧弁300により、オリフィス6の下流側の第3ドレン油路104は、大気開放のドレン油路303とは接続されていない。
すなわち、スプリング302の付勢力により、スプール301が図示の位置にいるためである。
このとき、供給油路304から第3ドレン油路104に、所定圧Pcの作動油が供給されるので、よりオリフィス6の上流側圧力Piと下流側圧力Poとの差を小さくすることができる。
すなわち、オリフィス6の下流側圧力Poとオリフィス6の上流側圧力Piの差を、より小さくできるので、オリフィス6を通過する流量を適切に調整できる。
つぎに、第3ランド301cの図示左端面に作用する圧力Poが、スプリング302の付勢力に打ち勝つ所定圧になると、調圧弁300のスプール301は、スプリング302を圧縮して、図示右方向へ移動し、第3ドレン油路104および供給油路304と大気開放のドレンポート303が、接続され、大気開放のドレンが開始される。
なお、所定圧は、フォワードクラッチFWDC、リバースブレーキREVBの各締結要素が、動力を伝達できない程度の圧力である。
また、圧力Poが、スプリング302の付勢力に打ち勝つ所定圧を下回ると、調圧弁300は、再度、スプリング302の付勢力により、図示の位置に戻ることになる。
このため、、第1ドレン油路102、第2ドレン油路103、第3ドレン油路104内には、フォワードクラッチFWDC、リバースブレーキREVBの各締結要素が、動力を伝達できない程度の圧力である所定圧Pcの作動油を保持することになる。
このように、オリフィス6の下流側圧力Poとオリフィス6の上流側圧力Piの差を小さくでき、オリフィス6を通過する流量を適切に調整でき、フォワードクラッチFWDCのフォワードクラッチ圧室51、あるいは、リバースブレーキREVBのリバースブレーキ圧室52内の作動油のドレンが、適切な速さで、ゆっくりと行われるため、DレンジあるいはRレンジからNレンジあるいはPレンジへのセレクト時のセレクトショックを防止することができる。
また、実施形態1と同様に、作動油の温度が、あらかじめ設定した所定温度以下の時に作動するON−OFFソレノイド弁5を設けている。
ON−OFFソレノイド弁5は、常閉(OFF)であり、元圧油路50に供給される油圧Pbの作動油を、径の大きな第1ランド301aと径の小さな第2ランド301bの間に、接続される油温信号油路51へ、圧力Pbの作動油を供給するかしないかの切り替えを行っている。
油圧Pbは、第1ランド301aと第2ランド301bの面積差で作用する押圧力が、調圧弁300のスプリング302の付勢力に打ち勝てる圧力である。
自動変速機コントロールユニット1は、油温センサ200からの作動油の温度情報により、作動油の温度があらかじめ設定した所定温度以下の時には、ON−OFFソレノイド弁5へ作動(ON)指令を発する。
これにより、ON−OFFソレノイド弁5は、作動(ON)し、元圧油路50に供給される油圧Pbの作動油を、油温信号油路51へ供給する。
すなわち、調圧弁300の径の大きな第1ランド301aと径の小さな第2ランド301bの間に、油圧Pbの作動油が供給され、スプリング302を圧縮することにより、スプール301を図示右方向へ移動させ、第3ドレン油路104および供給油路304と大気開放のドレンポート303が、接続され、大気開放のドレンが開始される。
このように、作動油の温度が、あらかじめ設定した所定温度以下の時には、調圧弁300の作動を禁止するようにしたので、粘度が大きい作動油のドレンが、異常に遅くなることはなく、適切な速さで、ゆっくりとドレンされるので、DレンジあるいはRレンジからNレンジあるいはPレンジへのセレクト時のセレクトショックを防止することができる。
その他の構成は実施形態1と同じであるため、実施形態1と共通する構成については実施形態1と同じ符号を付して、説明を省略する。
次に、作用効果を説明する。
実施形態2の自動変速機にあっては、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
[他の実施形態]
以上、本発明を実施するための形態を実施形態に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は実施形態に示した構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
1 マニュアル弁
2 セレクトソレノイド弁
3 保圧弁(ドレン制御弁)
4 コントロールバルブボディ
5 ON−OFFソレノイド弁(油温応答弁)
6 オリフィス
102 第1ドレン油路(ドレン油路)
103 第2ドレン油路(ドレン油路)
104 第3ドレン油路(ドレン油路)
200 油温センサ
300 調圧弁(ドレン制御弁)
CU 自動変速機コントロールユニット
FWDC フォワードクラッチ(前進用締結要素)
REVB リバースブレーキ(後進用締結要素)

Claims (5)

  1. 前進用締結要素と後進用締結要素と、
    コントロールバルブボディ内に配置され、締結用油圧を調圧して、前記前進用締結要素あるいは、後進用締結要素へ作動油を供給するセレクトソレノイド弁と、
    油路の切り替えによって、前記セレクトソレノイド弁が供給する作動油を前記前進用締結要素あるいは、後進用締結要素に供給、または、前記前進用締結要素あるいは、後進用締結要素から作動油をドレンするマニュアル弁と、を備える自動変速機において、
    前記マニュアル弁からのドレン油路中に、前記前進用締結要素あるいは、後進用締結要素内の作動油がドレンされるときのドレン時間を延長するドレン制御弁を設けた、
    ことを特徴とする自動変速機。
  2. 請求項1に記載の自動変速機において、
    前記ドレン制御弁は、大気圧以上の所定圧で開となり、ドレン油路を大気に接続する保圧弁である、
    ことを特徴とする自動変速機。
  3. 請求項2に記載の自動変速機において、
    前記保圧弁は、油温センサからの信号に基づき作動する油温応答弁を経由して、保圧解除油圧を導入し、作動油があらかじめ設定した温度よりも低い低油温時には、保圧を禁止してドレン油路を大気に接続する、
    ことを特徴とする自動変速機。
  4. 請求項1に記載の自動変速機において、
    前記ドレン制御弁は、ドレン油路に、前記前進用締結要素あるいは、後進用締結要素がトルクを伝達しない程度の所定圧を供給する調圧弁である、
    ことを特徴とする自動変速機。
  5. 請求項4に記載の自動変速機において、
    前記調圧弁は、油温センサからの信号に基づき作動する油温応答弁を経由して、調圧解除油圧を導入し、作動油があらかじめ設定した温度よりも低い低油温時には、ドレン油路を大気に接続する、
    ことを特徴とする自動変速機。
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