JP2020105842A - 避難扉 - Google Patents

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Abstract

【課題】避難扉の操作性を向上させる。【解決手段】避難扉の開き扉(第1扉体3)は、避難連絡坑側Bに位置する第1見付面31と、車道トンネル側に位置する第2見付面32と、開口部5の戸先側に位置する戸先側縦枠30とを備え、戸先側縦枠30の避難連絡坑側Bの端部には、外側見込面303に対して内側見込面302から離間するように開口幅方向に突出する突出部30Aが形成されており、内側見付面300の見付幅は、外側見付面301の見付幅よりも大きく、内側見付面300には、開き扉(第1扉体3)の操作部(グレモンハンドルH1)が設けてある、【選択図】図6

Description

本発明は、避難連絡坑と車道トンネルとを連通する開口部に設置される避難扉に関するものである。
上り道と下り道が間隔を存して並行して走る高速道路等において、上り道と下り道のトンネル同士を連結する避難連絡坑が設けられる。避難連絡坑と車道トンネルとを連通する開口部には避難扉が設けてある。
このような避難扉として、特許文献1に開示された避難連絡トンネル用の防災ドアは、該トンネルの開口部を開閉する開き扉と、該開き扉に設けた引き戸とから構成し、該開き扉を開放することで車両用避難開口部を形成し、該引き戸を開放することで人道用避難開口部を形成することを特徴としている。
特開2002−138774
本発明は、特許文献1に開示された防災ドアを、操作性の観点から改良するものである。
本発明が採用した技術手段は、
避難連絡坑と車道トンネルを連通する車両用開口部を開閉する開き扉と、前記開き扉に形成された人道用開口部を開閉する引き戸と、を備えた避難扉において、
前記開き扉は、避難連絡坑側に位置する第1見付面と、車道トンネル側に位置する第2見付面と、前記人道用開口部の戸先側に位置する戸先側縦枠と、を備えており、
前記戸先側縦枠は、前記人道用開口部に面しており、前記引き戸の戸当たりを形成する内側見込面と、前記開き扉の戸先側端面を形成する外側見込面と、前記第1見付面に対して避難連絡坑側に位置する内側見付面と、車道トンネル側に位置する外側見付面と、を有しており、
前記戸先側縦枠の避難連絡坑側の端部には、前記外側見込面を越えて前記内側見込面から離間する方向に突出する突出部が形成されており、前記内側見付面は、前記外側見込面を越えて前記内側見込面から離間する方向に延びており、前記内側見付面の見付幅は、前記外側見付面の見付幅よりも大きく、前記内側見付面には、前記開き扉の操作部が設けてある、
避難扉、である。
1つの態様では、前記開き扉は、前記操作部の第1操作によって、躯体(例えば、上枠や床面)に対して係止状態となって閉鎖姿勢が維持され、前記操作部の第2操作によって、躯体に対する係止状態が解除されることで開放可能となる、
1つの態様では、前記操作部は、グレモンハンドルである。
1つの態様では、前記開き扉の前記戸先側端面の下方部位には、当該開き扉の開放姿勢固定に用いる係止ロッドが設けてあり、前記係止ロッドは、避難連絡坑側からの正面視において、前記内側見付面の背後に位置して隠れている。
後述する実施形態では、係止ロッドは前記戸先側端面の外面に設けてあり、係止ロッドは、前記内側見付面の突出部を形成する部分の背後に位置して隠れているが、係止ロッドを前記戸先側端面に設ける態様には、係止ロッドの本体が前記戸先側端面の内側に設けられ、上げ落とし用の操作部が前記戸先側端面から露出するものも含まれ、この場合、係止ロッドの一部が前記内側見付面の突出部を形成する部分の背後に位置して隠れることになり、係止ロッドの本体は内側見付面の背後に位置して隠れることになる。
1つの態様では、前記開き扉の前記戸先側端面の下方部位には、当該開き扉の回動時に戸先側を支持する補助ローラが設けてあり、前記補助ローラは、避難連絡坑側からの正面視において、前記内側見付面の背後に位置して隠れている。
後述する実施形態では、補助ローラは全体が前記戸先側端面の外面に設けてあり、補助ローラは、前記内側見付面の突出部を形成する部分の背後に位置して隠れているが、補助ローラを前記戸先側端面に設ける態様には、補助ローラの一部が前記戸先側端面の内側に設けられ、補助ローラが部分的に前記戸先側端面から突出するものも含まれる(なお、本発明に係る補助ローラには、前記戸先側縦枠の下端に位置して、前記戸先側端面から突出しないものも含まれる)。
1つの態様では、前記係止ロッドと前記補助ローラは、前記戸先側端面の下方部位に見込方向に並設されている。
1つの態様では、前記係止ロッドは前記突出部に近い側に位置し、前記補助ローラは前記突出部から遠い側に位置する。
本発明が採用した他の技術手段では、前記開き扉は両開き扉であって、
避難連絡坑と車道トンネルを連通する車両用開口部を開閉する開き扉と、前記開き扉に形成された人道用開口部を開閉する引き戸と、を備えた避難扉において、
前記開き扉は、第1扉体と第2扉体とからなる両開き扉であり、前記人道用開口部は前記第1扉体に形成されており、
前記第1扉体は、避難連絡坑側に位置する第1見付面と、車道トンネル側に位置する第2見付面と、前記人道用開口部の戸先側に位置する戸先側縦枠と、を備えており、
前記第2扉体は、避難連絡坑側に位置する第1見付面と、車道トンネル側に位置する第2見付面と、戸先側端面と、を備えており、
前記第1扉体の前記戸先側縦枠は、前記人道用開口部に面しており、前記引き戸の戸当たりを形成する内側見込面と、前記第1扉体の戸先側端面を形成する外側見込面と、当該第1扉体の前記第1見付面に対して避難連絡坑側に位置する内側見付面と、車道トンネル側に位置する外側見付面と、を有しており、
前記戸先側縦枠の避難連絡坑側の端部には、前記外側見込面を越えて前記内側見込面から離間する方向に突出する突出部が形成されており、前記内側見付面は、前記外側見込面を越えて前記内側見込面から離間する方向に延びており、前記内側見付面の見付幅は、前記外側見付面の見付幅よりも大きく、
前記内側見付面には、前記第1扉体の操作部が設けてある、
避難扉、である。
1つの態様では、前記第1扉体は幅広の親扉であり、前記第2扉体は幅狭の子扉である。
1つの態様では、前記第1扉体及び前記第2扉体は、避難連絡坑側に開放される。
1つの態様では、前記第2扉体の前記第1見付面の戸先側部位には、当該第2扉体の操作部が設けてあり、
前記開き扉の閉鎖姿勢時において、前記第1扉体の操作部は、前記第2扉体の操作部よりも避難連絡坑側に位置している。
1つの態様では、前記開き扉は、前記操作部の第1操作によって、躯体(例えば、上枠や床面)に対して係止状態となって閉鎖姿勢が維持され、前記操作部の第2操作によって、躯体に対する係止状態が解除されることで開放可能となる。
1つの態様では、前記操作部は、グレモンハンドルである。
1つの態様では、前記第1扉体の前記戸先側端面の下方部位には、当該第1扉体の開放姿勢固定に用いる係止ロッドが設けてあり、前記係止ロッドは、避難連絡坑側からの正面視において、前記内側見付面の背後に位置して隠れている。
後述する実施形態では、係止ロッドは前記戸先側端面の外面に設けてあり、係止ロッドは、前記内側見付面の突出部を形成する部分の背後に位置して隠れているが、係止ロッドを前記戸先側端面に設ける態様には、係止ロッドの本体が前記戸先側端面の内側に設けられ、上げ落とし用の操作部が前記戸先側端面から露出するものも含まれ、この場合、係止ロッドの一部が前記内側見付面の突出部を形成する部分の背後に位置して隠れることになり、係止ロッドの本体は内側見付面の背後に位置して隠れることになる。
1つの態様では、前記第2扉体の前記第1見付面の戸先側部位の下方部位には、当該第2扉体の開放姿勢固定に用いる係止ロッドが設けてある。
1つの態様では、前記第1扉体の前記戸先側端面の下方部位には、当該第1扉体の回動時に戸先側を支持する補助ローラが設けてあり、前記補助ローラは、避難連絡坑側からの正面視において、前記内側見付面の背後に位置して隠れている。
後述する実施形態では、補助ローラは全体が前記戸先側端面の外面に設けてあり、補助ローラは、前記内側見付面の突出部を形成する部分の背後に位置して隠れているが、補助ローラを前記戸先側端面に設ける態様には、補助ローラの一部が前記戸先側端面の内側に設けられ、補助ローラが部分的に前記戸先側端面から突出するものも含まれる(なお、本発明に係る補助ローラには、前記戸先側縦枠の下端に位置して、前記戸先側端面から突出しないものも含まれる)。
1つの態様では、前記第1扉体の前記戸先側端面は、開き扉の閉鎖姿勢時に、第2扉体の前記戸先側端面に離間対向する第1部分と、
前記開き扉の閉鎖姿勢時に、前記第1扉体の前記突出部の背面と前記第2扉体の前記第1見付面の戸先側部位との間に位置する第2部分と、を有し、
前記係止ロッド及び前記補助ローラは前記第2部分の下方部位に見込方向に並設されている。
1つの態様では、前記係止ロッドは前記突出部側に位置し、前記補助ローラは前記第2扉体の前記第1見付面の戸先側部位に位置している。
本発明では、戸先側縦枠の避難連絡坑側の端部には、前記外側見込面を越えて前記内側見込面から離間する方向に突出する突出部が形成されており、前記内側見付面は、前記外側見込面を越えて前記内側見込面から離間する方向に延びており、前記内側見付面の見付幅は、前記外側見付面の見付幅よりも大きく、前記内側見付面に前記開き扉の操作部を設けるようにしたので、前記操作部を正面から掴んで操作することができ、開き扉の開放操作の操作性が良い。
内側見付面は、前記外側見込面を越えて前記内側見込面から離間する方向に延びることで見付幅を大きくしているので、開き扉に設けた人道用開口部の開口幅寸法を狭めることなく(例えば、戸先側縦枠の全体の見付幅寸法を戸尻側へ大きくすると、人道開口部の開口幅寸法を狭めることになる)、内側見付面の見付幅を、操作部を設けることが可能な程度に大きくすることができる。
避難連絡坑側から見た避難連絡坑ドア(閉鎖姿勢)の正面図である。 車道トンネル側から見た避難連絡坑ドア(閉鎖姿勢)の正面図である。 避難連絡坑ドア(親扉部位)の縦断面図である。 避難連絡坑ドア(閉鎖姿勢)の下側部位(人道用開口部)の横断面である。 避難連絡坑ドア(開き扉が開放姿勢)の横断面図である。 図4の部分拡大図であり、親扉の戸先側部位を示す。 避難連絡坑ドアの下方部位の縦断面図(子扉部位から親扉の戸先側端面を見た図)である。
本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。本実施形態に係る避難連絡坑ドアは、避難連絡坑と車道トンネルとを連通する開口部1に設置される。図中、Aは車道トンネル側、Bは避難連絡坑側を表しており、避難連絡坑の壁面をWで表している。
開口部1は躯体に設けられた四周状の枠体2に囲まれた領域に形成されており、枠体2は、左右の縦枠20、21と、上枠22と、下枠23と、からなり、開口部1は、枠体2に取り付けられた開き扉によって開閉されるようになっている。本実施形態では、開き扉は、第1扉体3と第2扉体4を備えた両開き扉であって、第1扉体3は幅広の親扉であって、第2扉体4は幅狭の子扉である。すなわち、第1扉体3は第1の幅寸法を備え、第2扉体4は第2の幅寸法を備え、第1の幅寸法は第2の幅寸法よりも大きい。
第1扉体3の戸尻側部位は、枠体2の縦枠20の上下に位置して設けた回動支持部3aに回動可能に装着されており、第2扉体4の戸尻側部位は、枠体2の縦枠21の上下に位置して設けた回動支持部4aに回動可能に装着されている。
第1扉体3の第1の幅寸法、第2扉体4の第2の幅寸法は、これらの合計が、開口部1の開口幅と略同じとなるような寸法を有しており、閉鎖姿勢にある第1扉体3及び第2扉体4によって、開口部1が閉鎖される(図1、図2、図4)。第1扉体3及び第2扉体4は、閉鎖姿勢から避難連絡坑側Bに回動することで、開口部1を開放するようになっている。開口部1は、車両の通行が可能な車両用開口部であり、図5に示すように、第1扉体3及び第2扉体4が閉鎖姿勢から略90度回動して開放姿勢となることで車道有効開口幅が得られる。
幅広の親扉である第1扉体3には人道用開口部としての開口部5が形成されており、開口部5は、第1扉体3に設けた引戸装置のスライド扉によって開閉されるようになっており、本実施形態では、2枚の引き違い状の第1スライド扉6、第2スライド扉7によって開口部5を開閉するようになっている。
図4、図3に示すように、第1扉体3は、開口部5の戸先側に位置する戸先側縦枠30と、第1扉体3の閉鎖姿勢時において避難連絡坑側Bに位置する第1見付面31と、第1扉体3の閉鎖姿勢時において車道トンネル側Aに位置する第2見付面32と、戸先側端面(戸先側縦枠30の外側見込面303)と、戸尻側端面33と、第1扉体3の全幅に亘って延びる上面34と、開口部5に対して戸尻側の下端に位置する下面35と、を有し、第1扉体3に形成された開口部5の三方の周面は、上面36、戸先側の側面(戸先側縦枠30の内側見込面302)、戸尻側の側面37からなる。
図4に示すように、第2扉体4は、正面視縦長方形状を有し、第2扉体4の閉鎖姿勢時において避難連絡坑側Bに位置する第1見付面41と、第2扉体4の閉鎖姿勢時において車道トンネル側Aに位置する第2見付面42と、戸先側端面43と、戸尻側端面44と、上面45(図1参照)と、下面46(図2参照)と、を有しており、第2見付面42には、戸先側端面43から突出するように目板部40が設けてある。第1扉体3、第2扉体4の閉鎖姿勢時には、第1扉体3の第1見付面31と第2扉体4の第1見付面41は面一であり(同一垂直面内に位置しており)、第1扉体3の第2見付面32と第2扉体4の第2見付面42は面一である(同一垂直面内に位置している)。
第1扉体3の戸先側縦枠30は、第1扉体3の全高に亘って延びており、図6に示すように、第1扉体3の閉鎖姿勢時において避難連絡坑側Bに位置する内側見付面300と、第1扉体3の閉鎖姿勢時において車道トンネル側Aに位置する外側見付面301と、開口部5に面する内側見込面302と、第1扉体3の戸先側端面を形成する外側見込面303と、を有している。
図4に示すように、第1扉体3の戸先側縦枠30は、第1扉体3の板厚を越えて、第1見付面31に対して、避難連絡坑側Bに延出する延出部分を有している。後述するように、第1扉体3の戸先側縦枠30の延出部分は、引戸装置の戸先側縦枠を兼用している。
戸先側縦枠30の内側見込面302、外側見込面303は、第1扉体3の第1見付面31から離間して避難連絡坑側Bに突出するように延びている。より具体的には、図6に示すように、内側見込面302は、車道トンネル側Aに位置する第1部分302A(図4に示すように、開口部5の側面37に対向している)と、第1部分302Aに対して避難連絡坑側Bに位置する第2部分302Bと、からなり、第2部分302Bの見込寸法は、第1部分302Aの見込寸法よりも大きい。外側見込面303は、車道トンネル側Aに位置する第1部分303A(閉鎖姿勢時に第2扉体4の戸先側端面43に対向する)と、第1部分303Aに対して避難連絡坑側Bに位置する第2部分303Bと、からなり、第2部分303Bの見込寸法は、第1部分303Aの見込寸法よりも大きい。
図4に示すように、戸先側縦枠30の外側見付面301は、第1扉体3の第2見付面32と面一である(同じ垂直面内に位置している)一方、戸先側縦枠30の内側見付面300は、第1扉体3の第1見付面31に対して避難連絡坑側Bに位置している。
戸先側縦枠30の避難連絡坑側Bの端部(避難連絡坑側Bに突出する部分の端部)には、外側見込面303(第1扉体3の戸先側端面)を越えて内側見込面302から離間するように開口幅方向に突出する突出部30Aが形成されており、内側見付面300は、外側見込面303(第1扉体3の戸先側端面)を越えて内側見込面302から離間する方向に延出しており、内側見付面300の見付幅は、外側見付面301の見付幅よりも大きい。
戸先側縦枠30の突出部30Aは、内側見付面300の延出部分300´と、端面304と、内側見付面300の延出部分300´に対向する背面305と、から形成されている。開き扉の閉鎖姿勢時において、突出部30Aは第2扉体4の第1見付面41の戸先側部位に対向しており、第1見付面41において突出部30Aと対向する部位を、先端部位41´とする。
第1扉体3、第2扉体4の閉鎖姿勢は、それぞれ、グレモン錠によって固定されている。グレモン錠は、グレモンハンドルと、グレモンハンドルの回動操作によって上下動する上側ロッド11、下側ロッド12と、上側ロッド11の上端に設けた係止部材110、下側ロッド12の下端に設けた係止部材120と、を備え、上枠22、下面FLには、それぞれ、受孔13、14が形成されており、グレモンハンドルを施錠方向に回動して施錠姿勢とすることで、上側ロッド11、下側ロッド12を介して、係止部材110、120が受孔13、14に係止して係止状態(ロック状態)となり、第1扉体3、第2扉体4の開放が規制される。すなわち、第1扉体3、第2扉体4は、それぞれ、係止部材110と受孔13とからなる上側の係止部L1、係止部L3、係止部材120と受孔14とからなる下側の係止部L2、係止部L4を備えている(図1参照)。また、開き扉の閉鎖姿勢時において、第1扉体3の第2見付面32の戸尻側端部は縦枠20に設けた気密部材Sに圧接されており、第2見付面32の上端部は上枠22に設けた気密部材Sに圧接されており、第2扉体4の第2見付面42の戸尻側端部は縦枠21に設けた気密部材Sに圧接されており、第2見付面42の上端部は上枠22に設けた気密部材Sに圧接されている。
第1扉体3の戸先側縦枠30の内側見付面300の所定高さ位置には、第1扉体3の操作部であるグレモンハンドルH1が設けてある。第1扉体3において、上側の係止部L1は上側ロッド11の上端に設けてあり、下側の係止部L2は下側ロッド12の下端に設けてあり、第1扉体3の上側ロッド11の上端部、下側ロッド12の下端部は、戸先側縦枠30の内側見付面300に支持されている。グレモンハンドルH1の回動操作に連動して上側ロッド11、下側ロッド12が軸方向に移動するようになっており、グレモンハンドルH1の回動操作によって、係止部L1、係止部L2が解錠姿勢と施錠姿勢(係止姿勢)を取るようになっている。すなわち、グレモンハンドルH1を施錠方向に回動して(第1操作)施錠姿勢とすることで、グレモン錠がロック状態となって第1扉体3の閉鎖姿勢が維持され、施錠姿勢にあるグレモンハンドルH1を解錠方向に回動する(第2操作)ことで、グレモン錠のロックが解除され、第1扉体3の開放が可能となる。第2扉体4の第1見付面41の戸先側部位の所定高さ位置には、第2扉体4の操作部であるグレモンハンドルH2が設けてある。第2扉体4において、上側の係止部L3は上側ロッド11の上端に設けてあり、下側の係止部L4は下側ロッド12の下端に設けてあり、第2扉体4の上側ロッド11の上端部、下側ロッド12の下端部は、第2扉体4の第1見付面41に支持されている。グレモンハンドルH2の回動操作に連動して上側ロッド11、下側ロッド12が軸方向に移動するようになっており、グレモンハンドルH2の回動操作によって、係止部L3、係止部L4が解錠姿勢と施錠姿勢(係止姿勢)を取るようになっている。すなわち、グレモンハンドルH2を施錠方向に回動して(第1操作)施錠姿勢とすることで、グレモン錠がロック状態となって第2扉体4の閉鎖姿勢が維持され、施錠姿勢にあるグレモンハンドルH2を解錠方向に回動する(第2操作)ことで、グレモン錠のロックが解除され、第2扉体4の開放が可能となる。本実施形態において、グレモンハンドルH1、H2は、第1扉体3、第2扉体4の開放操作のための取手とロック機構の要素を兼用しているが、ロック機構と独立して取手を設けてもよい。
第1扉体3の戸先側部位の下端には補助ローラGRが設けてあり、補助ローラGRは、第1扉体3の開閉移動時に、戸先側部位の下端を支持可能となっている。補助ローラGRは、常時床面FLに接触していても、あるいは、常時は床面FLから少し浮いており、戸先側部位が下がった時に着床して当該戸先側部位の下端を支持するものでもよい。本実施形態では、補助ローラGRは、第1扉体3の外側見込面303の第2部分303Bの下方部位に設けてあり、補助ローラGRは、避難連絡坑側Bから見た時に、戸先側縦枠30の突出部30Aの背面に隠れている。1つの態様では、床面FLには平面視円弧状で上面が平面状のガイドプレート(図示せず)が形成されており、補助ローラGRはガイドプレート上を走行可能となっている。
第1扉体3の戸先側部位の下方部位には第1扉体3の開放姿勢固定に用いる係止ロッドR1が上下動可能に設けてあり、係止ロッドR1は上動位置では係止ロッドR1の下端は第1扉体3の戸先側部位(戸先側縦枠30)の下端(より詳しくは、本実施形態では、戸先側縦枠30の下端と略同面に位置する下枠10の戸先側部位の下面102)と同面あるいは上側に位置しており、下動位置では、係止ロッドR1の下端は第1扉体3の戸先側部位(戸先側縦枠30)の下端(下枠10の戸先側部位の下面102)から下方に突出する。第1扉体3を開放姿勢まで回動した時に係止ロッドR1を下動させて床面の所定位置C1に設けた係止孔に係止させることで、第1扉体3の開放姿勢が固定される。
本実施形態では、係止ロッドR1は、第1扉体3の戸先側縦枠30の外側見込面303の第2部分303Bの下方部位に設けてあり、係止ロッドR1は、避難連絡坑側Bから見た時に、戸先側縦枠30の突出部30Aの背面に隠れている。図6、図7に示すように、係止ロッドR1、補助ローラGRは、第1扉体3の戸先側縦枠30の外側見込面303の第2部分303Bの下方部位に見込方向に並設されるが、係止ロッドR1は、突出部30Aに近い側に位置しており、補助ローラGRは、突出部30Aから遠い側に位置している。補助ローラGRは、第1扉体3(引戸枠、第1スライド扉6、第2スライド扉7を含む)の前後方向における重心位置に設けることが望ましい。
第2扉体4の戸先側部位の下方部位には第2扉体4の開放姿勢固定に用いる係止ロッドR2が上下動可能に設けてあり、係止ロッドR2は上動位置では係止ロッドR2の下端は第2扉体4の下面46の戸先側部位と同面あるいは上側に位置しており、下動位置では、係止ロッドR2の下端は第2扉体4の下面46の戸先側部位から下方に突出する。第2扉体4を開放姿勢まで回動した時に係止ロッドR2を下動させて床面の所定位置C2に設けた係止孔に係止させることで、第2扉体4の開放姿勢が固定される。本実施形態では、係止ロッドR2は、第2扉体4の第1見付面41の戸先側部位の下方部位に設けてある。より具体的には、係止ロッドR2は、第1見付面41の戸先側部位において、先端部位41´に隣接する部位(戸先側端面43から離れる側)の下方部位に設けてある。
図6に示すように、開き扉の閉鎖姿勢時(第1扉体3、第2扉体4が閉鎖姿勢にある時)に、第1扉体3の戸先側端面(戸先側縦枠30の外側見込面303の第1部分303A)は第2扉体4の戸先側端面43に離間対向し、第2部分303Bは、第1扉体3の戸先側縦枠30の突出部30Aの背面305と第2扉体4の第1見付面41の戸先側部位との間に位置することになる。
開き扉の閉鎖姿勢時において、第2扉体4の第2見付面42の戸先側部位に設けた目板部40の気密部材400が、第1扉体3の戸先側縦枠30の外側見付面301に当接しており、目板部40によって、第1扉体3の戸先側端面(戸先側縦枠30の外側見込面303の第1部分303A)と第2扉体4の戸先側端面43との間の隙間を塞いでいる。
開き扉の閉鎖姿勢時において、係止ロッドR1及び補助ローラGRは、戸先側縦枠30の外側見込面303の第2部分303Bの下方部位に見込方向に並設されており、係止ロッドR1は突出部30A側に位置し、補助ローラGRは第2扉体4の第1見付面41側に位置している。開き扉の閉鎖姿勢時において、第1扉体3の戸先側縦枠30の外側見込面303の第2部分303Bに突設された補助ローラGRは、第2扉体4の第1見付面41の戸先側部位(先端部位41´)に対向している。第2扉体の4の第1見付面41の戸先側部位には、先端部位41´に隣接(戸先側端面43から離れる側に)して、係止ロッドR2、グレモンハンドルH2が設けてある。開き扉の閉鎖姿勢時において、第1扉体3の戸先側端面(戸先側縦枠30の外側見込面303の第2部分303B)の下方部位に設けた補助ローラGRと、第2扉体4の第1見付面41の戸先側部位に設けた係止ロッドR2が干渉しないようになっている。
第1扉体3、第2扉体4は、それぞれドアクローザDC1、DC2を備えている。係止ロッドR1を上動させて第1扉体3の開放姿勢固定を解除することで、第1扉体3はドアクローザDC1によって閉鎖姿勢まで回動する。係止ロッドR2を上動させて第2扉体4の開放姿勢固定を解除することで、第2扉体4はドアクローザDC2によって閉鎖姿勢まで回動する。
第1スライド扉6は正面視長方形状のパネルであり、上端にはハンガーローラHR1が設けてあり、下端にはガイドローラGR1が設けてある。第1スライド扉6は、戸先側端面60、戸尻側端面61、避難連絡坑側Bに位置する第1見付面62、車道トンネル側Aに位置する第2見付面63、を備えており、第1見付面62、第2見付面63の戸先側部位には取手H3が設けてある。第2スライド扉7は正面視長方形状のパネルであり、上端にはハンガーローラHR2が設けてあり、下端にはガイドローラGR2が設けてある。第2スライド扉7は、戸先側端面70、戸尻側端面71、避難連絡坑側Bに位置する第1見付面72、車道トンネル側Aに位置する第2見付面73、を備えている。
引戸装置の第1スライド扉6、第2スライド扉7は、第1扉体3の開口部5の避難連絡坑側Bに位置して開口部5を開閉するようになっており、第1扉体3には、避難連絡坑側Bに位置して引戸枠が設けてある。引戸枠は、第1扉体3の戸先側縦枠30の延出部分からなる戸先側縦枠と、第1見付面31に突設した戸尻側縦枠8と、第1見付面31に突設した上枠9と、第1見付面31の下端から持ち出し状に突設した下枠10と、からなる(図1、図3、図4参照)。下枠10は、戸尻側縦枠8の内側見込面81と戸先側縦枠30の内側見込面302の間に位置しており、下枠10の交換が容易となっている。下枠10の下面102を、下枠23の上面よりも下方に位置させることで、下枠10の上面の高さと下枠23の上面の高さを略一致させて実質的な段差を無くすようにしている。
引戸枠の戸先側縦枠は、戸先側縦枠30の延出部分によって形成されており、戸先側縦枠30の内側見込面302の第2部分302Bに形成した凹面302´が、閉鎖姿勢にある第1スライド扉6の戸先側端面60の戸当たりとなっている(図6参照)。
引戸枠の戸尻側縦枠8は、上枠9と下枠10間に亘って、第1見付面31に対して持ち出し状に固定されており、避難連絡坑側Bに位置する内側見付面80と、戸先側縦枠30の内側見込面302に離間対向する内側見込面81を備えており、内側見込面81が、開放姿勢にある第1スライド扉6の戸尻側端面61、第2スライド扉7の戸尻側端面71の戸当たりとなっている。
引戸枠の上枠9の内部には、段違い状の2本のハンガーレール90、91と、自閉装置DC3が設けてあり、上枠9の下方部位には、引戸の第1スライド扉6、第2スライド扉7の上端部が受け入れられている。引戸枠の下枠10は、戸先側縦枠(戸先側縦枠30の延出部分)と戸尻側縦枠8の下端間を架け渡し、かつ、第1見付面31の下端に位置して避難連絡坑側Bに持ち出し状に支持されている。下枠10には、ハンガーレール90、91の直下に位置して凸状のガイドレール100、101が設けてある。
第1スライド扉6は、上端のハンガーローラHR1がハンガーレール90上を転動し、下端のガイドローラGR1がガイドレール100上を転動することで、左右方向にスライド移動可能となっている。第2スライド扉7は、上端のハンガーローラHR2がハンガーレール91上を転動し、下端のガイドローラGR2がガイドレール101上を転動することで、左右方向にスライド移動可能となっている。
第1スライド扉6に設けた取手H3を用いて、第1スライド扉6を開放させることで、第1スライド扉6、第2スライド扉7を開放させるようになっている。より詳しくは、第1スライド扉6の第2見付面63の戸尻側部位には第1係止片630、第2係止片631が形成されており、第2スライド扉7の第1見付面72の戸先側部位には第1係止片720が形成されており、戸尻側部位には第2係止片721が形成されており、第2見付面73の戸尻側部位には第3係止片730が形成されている。引き戸の閉鎖姿勢時には、第1スライド扉6の第2見付面63の戸尻側部位と第2スライド扉7の第1見付面72の戸先側部位が離間対向しており、第1スライド扉6の第1係止片630と第2スライド扉7の第1係止片720が係合している(図4参照)。第2スライド扉7の第3係止片730は、第1扉体3の第1見付面31において、開口部5の側面37に隣接して形成した係止片370に係合している。第1スライド扉6が開放方向にスライド移動すると、戸尻側に移動する第1スライド扉6の第2係止片631が第2スライド扉7の第2係止片721に係合して、第1スライド扉6と第2スライド扉7が一体で開放方向にスライド移動して開放姿勢となる。
引戸装置は、手動で開放した第1スライド扉6を自動で閉鎖させる自動閉鎖機構を備えている。開放姿勢から自動閉鎖機構によって第1スライド扉6が閉鎖方向にスライド移動すると、戸先側に移動する第1スライド扉6の第1係止片630が第2スライド扉7の第1係止片720に係合して、第1スライド扉6と第2スライド扉7が一体で閉鎖方向にスライド移動して閉鎖姿勢となる。自動閉鎖機構は、第1スライド扉6、第2スライド扉7の移動方向に水平に延びるワイヤαと、上枠9の戸先側部位に設けてあり、ワイヤαの戸先側を巻き取る自閉装置DC3と、上枠9の戸尻側部位に設けてあり、ワイヤαの戸尻側を巻き取る巻取装置92と、を備え、ワイヤαは、自閉装置DCによって、戸先側(閉鎖方向)に付勢されている。
第1スライド扉6の上端に固定したハンガーローラHR1は、ワイヤαを挿通させる部位を備えると共に、ワイヤαには、挿通部位の戸尻側に位置して当接体(金具)が固定されている。第1スライド扉6の戸尻側(開放方向)への移動時には、前記挿通部位がワイヤα上の当接体を押すことで、ワイヤαは戸尻側(開放方向)へ引き出され、巻取装置92に巻かれていく。ワイヤαの戸先側(閉鎖方向)への移動に伴ってワイヤαに固定した当接体がハンガーローラHR1の挿通部位に当接して、ハンガーローラHR1を戸尻側から戸先側に向かって押すことで、第1スライド扉6が戸先側(閉鎖方向)に移動するようになっている。閉鎖姿勢にある第1スライド扉6を自閉装置DC3の付勢力に抗して手動で戸尻側(開放方向)にスライド移動させると、ワイヤαが自閉装置DC3から引き出されながら戸尻側へ移動して、第1スライド扉6、第2スライド扉7が開放姿勢となる。第1スライド扉6、第2スライド扉7は、例えばタイマーによって、開放姿勢を所定時間維持した後に、自閉装置DC3の閉鎖力によって、ワイヤαが閉鎖方向へ移動することに伴って戸先側へスライド移動して、開口部5を閉鎖する。
このように構成された避難連絡坑ドアにおいて、通常時には、閉鎖姿勢にある開き扉によって開口部1が閉鎖され、閉鎖姿勢にある引き戸によって開口部5が閉鎖されている。災害時等に車両用開口部を形成したい場合には、グレモンハンドルH1を回動して第1扉体3の閉鎖姿勢のロックを解除し、第1扉体3を避難連絡坑側Bに開放して、係止ロッドR1を下動して第1扉体3の開放姿勢を維持し、グレモンハンドルH2を回動して第2扉体4の閉鎖姿勢のロックを解除し、第2扉体4を避難連絡坑側Bに開放して、係止ロッドR2を下動して第2扉体4の開放姿勢を維持することで、車両用開口部を形成する。第1扉体3の開放に先立って、引き戸(第1スライド扉6、あるいは、第1スライド扉6及び第2スライド扉7)を開放し、第1扉体3の面部に作用する圧力を軽減してから第1扉体3を開放してもよい。開き扉の開放時において、先に開放させる第1扉体3のグレモンハンドルH1が、後に開放させる第2扉体4のグレモンハンドルH2よりも手前に位置しており、かつ、正面(内側見付面300)に設けてあるので、グレモンハンドルH1を掴んで行う第1扉体3の開放操作性が良い。
災害時等に人道用開口部を形成したい場合には、取手H3を掴んで第1スライド扉6、第2スライド扉7を開放することで、開き扉の閉鎖姿勢を維持したままで、人道用開口部を形成することができる。本実施形態では、突出部30Aを形成することで、内側見付面300が外側見込面303を越えて内側見込面302から離間する方向に延びることで見付幅を大きくしているので、第1扉体3に設けた開口部5(人道用開口部)の開口幅寸法を狭めることなく(例えば、戸先側縦枠30の全体の見付幅寸法を戸尻側へ大きくすると、人道開口部の開口幅寸法を狭めることになる)、内側見付面300の見付幅を、グレモンハンドルH1を設けることが可能な程度に大きくすることができる。また、係止ロッドR1、補助ローラGRは、避難連絡坑側からの正面視において、突出部30Aの背後に位置して隠れることになる。
1 開口部(車両用開口部)
3 第1扉体(開き扉)
31 第1見付面
32 第2見付面
30 戸先側縦枠
300 内側見付面
301 外側見付面
302 内側見込面
303 外側見込面(第1扉体の戸先側端面)
30A 突出部
4 第2扉体(開き扉)
5 開口部(人道用開口部)
6 第1スライド扉(引き戸)
7 第2スライド扉(引き戸)
A 車道トンネル側
B 避難連絡坑側
R1 係止ロッド
GR 補助ローラ
H1 グレモンハンドル(操作部)

Claims (9)

  1. 避難連絡坑と車道トンネルを連通する車両用開口部を開閉する開き扉と、前記開き扉に形成された人道用開口部を開閉する引き戸と、を備えた避難扉において、
    前記開き扉は、避難連絡坑側に位置する第1見付面と、車道トンネル側に位置する第2見付面と、前記人道用開口部の戸先側に位置する戸先側縦枠と、を備えており、
    前記戸先側縦枠は、前記人道用開口部に面しており、前記引き戸の戸当たりを形成する内側見込面と、前記開き扉の戸先側端面を形成する外側見込面と、前記第1見付面に対して避難連絡坑側に位置する内側見付面と、車道トンネル側に位置する外側見付面と、を有しており、
    前記戸先側縦枠の避難連絡坑側の端部には、前記外側見込面を越えて前記内側見込面から離間する方向に突出する突出部が形成されており、前記内側見付面は、前記外側見込面を越えて前記内側見込面から離間する方向に延びており、前記内側見付面の見付幅は、前記外側見付面の見付幅よりも大きく、前記内側見付面には、前記開き扉の操作部が設けてある、
    避難扉。
  2. 前記開き扉の前記戸先側端面の下方部位には、当該開き扉の開放姿勢固定に用いる係止ロッドが設けてあり、前記係止ロッドは、避難連絡坑側からの正面視において、前記内側見付面の背後に位置している、
    請求項1に記載の避難扉。
  3. 前記開き扉の前記戸先側端面の下方部位には、当該開き扉の回動時に戸先側を支持する補助ローラが設けてあり、前記補助ローラは、避難連絡坑側からの正面視において、前記内側見付面の背後に位置している、
    請求項1、2いずれか1項に記載の避難扉。
  4. 前記開き扉は、前記操作部の第1操作によって、躯体に対して係止状態となって閉鎖姿勢が維持され、前記操作部の第2操作によって、躯体に対する係止状態が解除されることで開放可能となる、
    請求項1〜3いずれか1項に記載の避難扉。
  5. 避難連絡坑と車道トンネルを連通する車両用開口部を開閉する開き扉と、前記開き扉に形成された人道用開口部を開閉する引き戸と、を備えた避難扉において、
    前記開き扉は、第1扉体と第2扉体とからなる両開き扉であり、前記人道用開口部は前記第1扉体に形成されており、
    前記第1扉体は、避難連絡坑側に位置する第1見付面と、車道トンネル側に位置する第2見付面と、前記人道用開口部の戸先側に位置する戸先側縦枠と、を備えており、
    前記第2扉体は、避難連絡坑側に位置する第1見付面と、車道トンネル側に位置する第2見付面と、戸先側端面と、を備えており、
    前記第1扉体の前記戸先側縦枠は、前記人道用開口部に面しており、前記引き戸の戸当たりを形成する内側見込面と、前記第1扉体の戸先側端面を形成する外側見込面と、当該第1扉体の前記第1見付面に対して避難連絡坑側に位置する内側見付面と、車道トンネル側に位置する外側見付面と、を有しており、
    前記戸先側縦枠の避難連絡坑側の端部には、前記外側見込面を越えて前記内側見込面から離間する方向に突出する突出部が形成されており、前記内側見付面は、前記外側見込面を越えて前記内側見込面から離間する方向に延びており、前記内側見付面の見付幅は、前記外側見付面の見付幅よりも大きく、
    前記内側見付面には、前記第1扉体の操作部が設けてある、
    避難扉。
  6. 前記第1扉体の前記戸先側端面の下方部位には、当該第1扉体の開放姿勢固定に用いる係止ロッドが設けてあり、前記係止ロッドは、避難連絡坑側からの正面視において、前記内側見付面の背後に位置している、
    請求項5に記載の避難扉。
  7. 前記第1扉体の前記戸先側端面の下方部位には、当該第1扉体の回動時に戸先側を支持する補助ローラが設けてあり、前記補助ローラは、避難連絡坑側からの正面視において、前記内側見付面の背後に位置している、
    請求項5、6いずれか1項に記載の避難扉。
  8. 前記第2扉体の前記第1見付面の戸先側部位には、当該第2扉体の操作部が設けてあり、
    前記開き扉の閉鎖姿勢時において、前記第1扉体の操作部は、前記第2扉体の操作部よりも避難連絡坑側に位置している、
    請求項5〜7いずれか1項に記載の避難扉。
  9. 前記開き扉は、前記操作部の第1操作によって、躯体に対して係止状態となって閉鎖姿勢が維持され、前記操作部の第2操作によって、躯体に対する係止状態が解除されることで開放可能となる、請求項5〜8いずれか1項に記載の避難扉。

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