JP2020105804A - 掘削撹拌装置、及び掘削撹拌装置を備えた地盤改良機 - Google Patents

掘削撹拌装置、及び掘削撹拌装置を備えた地盤改良機 Download PDF

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【課題】掘削土に混ざっている塊を回転翼と共回り防止翼との間に噛み込み難い掘削撹拌装置、及び該掘削撹拌装置を備えた地盤改良機を提供する。【解決手段】地盤改良機のオーガロッドの端部に取り付けられる掘削撹拌装置3であって、それぞれが中心軸と直交する方向に沿って延び且つ回転方向に間隔をあけて配置される複数の回転翼32と、中心軸方向における複数の回転翼32と隣り合った位置において、それぞれが中心軸と直交する方向に沿って延び且つ回転方向に間隔をあけて配置される複数の共回り防止翼35と、を備え、各回転翼32における中心軸方向の共回り防止翼35側の端縁の位置は、それぞれ同じであり、複数の共回り防止翼35のうちの一部の共回り防止翼35と各回転翼32との中心軸方向の間隔は、複数の共回り防止翼35のうちの残りの共回り防止翼35と各回転翼32との中心軸方向の間隔より大きい、ことを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、地盤改良工法や連続止水壁工法等において、地盤中にコラム状の造成体を形成するのに用いられる掘削撹拌装置、及び掘削撹拌装置を備えた地盤改良機に関する。
従来から、円柱状の造成体を形成する(即ち、地盤改良を行う)際に用いられる地盤改良機の掘削撹拌装置が知られている(特許文献1参照)。この掘削撹拌装置は、地盤改良機のオーガロッドの下端に配置される。
具体的に、掘削撹拌装置は、図11にも示すように、オーガロッドの回転に伴って中心軸C周りに回転する複数の回転翼(撹拌翼)501と、中心軸C方向における複数の回転翼501と隣り合った位置に配置されてオーガロッドに対して回転自在に配置されると共に、掘削土の回転翼501との共回りを防止する複数の共回り防止翼502と、を備える。
各回転翼501は、中心軸Cと直交する方向に真っ直ぐ延び且つ回転方向に間隔をあけて配置される。また、各共回り防止翼502も、中心軸Cと直交する方向に真っ直ぐ延び且つ回転方向に間隔をあけて配置される。これら各回転翼501と各共回り防止翼502との中心軸C方向の間隔(詳しくは、回転翼501と共回り防止翼502とが互いに相対回転して中心軸C方向から見て重なったときの中心軸C方向の間隔)αは、それぞれ同じである。
以上のような掘削撹拌装置500は、地盤改良の際(即ち、地盤を掘削して円柱状の造成体を形成する際)に、地中において中心軸Cを回転中心にして複数の回転翼501と複数の共回り防止翼502とが相対回転することで、地盤を柱状に掘削し又は掘削土とセメントミルクとの撹拌を行う。
特開2018−111979号公報
以上のような掘削撹拌装置500を用いた地盤改良の際に、掘削した柱状改良体の内部において、間隔αより大きな粘土や石、ガラ等の塊が掘削土に混ざっていると、回転翼501と共回り防止翼502との相対回転時に、前記塊が回転翼501と共回り防止翼502との間に噛み込まれる場合がある。この場合、前記改良体から掘削撹拌装置500を引き上げて前記塊を取り除かなければならず、作業効率が低下する。また、回転翼501と共回り防止翼502との間に噛み込が発生した場合、共回り防止翼502が回転翼501と一緒に回転してしまい、共回り防止翼502の本来の機能が妨げられる結果、共回り現象が発生して粘性土での混合撹拌がうまくできなくなる。
そこで、本発明は、掘削土に混ざっている塊を回転翼と共回り防止翼との間に噛み込み難い掘削撹拌装置、及び該掘削撹拌装置を備えた地盤改良機を提供することを課題とする。
本発明の掘削撹拌装置は、
長尺で且つ中心軸周りに回転可能なオーガロッドを備える地盤改良機の該オーガロッドの端部に配置されて地盤を掘削する掘削撹拌装置であって、
前記オーガロッドの回転に伴って前記中心軸周りに回転する複数の回転翼であって、それぞれが前記中心軸と直交する方向に沿って延び且つ回転方向に間隔をあけて配置される複数の回転翼と、
中心軸方向における前記複数の回転翼と隣り合った位置において前記オーガロッドに対して回転自在に配置されると共に掘削土の前記複数の回転翼との共回りを防止する複数の共回り防止翼であって、それぞれが前記中心軸と直交する方向に沿って延び且つ前記回転方向に間隔をあけて配置される複数の共回り防止翼と、を備え、
各回転翼における前記中心軸方向の前記共回り防止翼側の端縁の位置は、それぞれ同じであり、
前記複数の共回り防止翼のうちの一部の共回り防止翼である第一の共回り防止翼と前記各回転翼との前記中心軸方向の間隔は、前記複数の共回り防止翼のうちの残りの共回り防止翼である第二の共回り防止翼と前記各回転翼との前記中心軸方向の間隔より大きい。
かかる構成によれば、地盤の掘削等の際に共回り防止翼の回転が抑えられた状態でオーガロッドの回転に伴って回転翼が回転することで共回り防止翼と回転翼とが相対回転したときに、第一の共回り防止翼と各回転翼との間隔(第一間隔)が、第二の共回り防止翼と各回転翼との間隔(第二間隔)より大きいため、共回り防止翼と回転翼との間隔が全て第一間隔である掘削撹拌装置に比べ、掘削土に混ざっている塊(例えば、粘土や石、いわゆるガラ等の塊)を共回り防止翼と回転翼との間に噛み込み難くなる。
回転翼と共回り防止翼との間隔が広すぎると、掘削土に混ざっている塊(粘性土塊等)を解す機能が低下するために、間隔を保持する補助機能として、前記掘削撹拌装置は、
前記回転翼及び前記共回り防止翼の一方の翼における他方の翼側の端縁から、前記回転翼及び前記共回り防止翼が相対回転したときに前記他方の翼と接触しない範囲で該他方の翼側に延出する延出板を備え、
前記延出板は、延出方向の先端側の部位が前記一方の翼の前記他方の翼に対する回転方向と反対側に変位するように弾性変形可能であることが好ましい。
このように延出板を設けることで相対回転する翼(回転翼、共回り防止翼)同士の中心軸方向の間隔を小さくし又は部分的に小さくすることで、掘削土の撹拌等の際に該掘削土等をより細かく破砕することができる。しかも、延出板が弾性変形可能であるため、他方の翼と延出板とが前記塊を噛み込みそうになっても、延出板が弾性変形することによって(図6参照)前記噛み込みを防ぐことができる。
また、本発明の地盤改良機は、
長尺で且つ中心軸周りに回転可能なオーガロッドと、
前記オーガロッドの端部に配置されて地盤を掘削する掘削撹拌装置と、を備え、
前記掘削撹拌装置は、
前記オーガロッドの回転に伴って前記中心軸周りに回転する複数の回転翼であって、それぞれが前記中心軸と直交する方向に沿って延び且つ回転方向に間隔をあけて配置される複数の回転翼と、
中心軸方向における前記複数の回転翼と隣り合った位置において前記オーガロッドに対して回転自在に配置されると共に掘削土の前記複数の回転翼との共回りを防止する複数の共回り防止翼であって、それぞれが前記中心軸と直交する方向に沿って延び且つ前記回転方向に間隔をあけて配置される複数の共回り防止翼と、を有し、
各回転翼における前記中心軸方向の前記共回り防止翼側の端縁の位置は、それぞれ同じであり、
前記複数の共回り防止翼のうちの一部の共回り防止翼である第一の共回り防止翼と前記各回転翼との前記中心軸方向の間隔は、前記複数の共回り防止翼のうちの残りの共回り防止翼である第二の共回り防止翼と前記各回転翼との前記中心軸方向の間隔より大きい。
かかる構成によれば、地盤の掘削等の際に共回り防止翼の回転が抑えられた状態でオーガロッドの回転に伴って回転翼が回転することで共回り防止翼と回転翼とが相対回転したときに、第一の共回り防止翼と各回転翼との間隔(第一間隔)が、第二の共回り防止翼と各回転翼との間隔(第二間隔)より大きいため、共回り防止翼と回転翼との間隔が全て第一間隔である掘削撹拌装置に比べ、掘削土に混ざっている塊(例えば、粘土や石、いわゆるガラ等の塊)を共回り防止翼と回転翼との間に噛み込み難くなる。
以上より、本発明によれば、掘削土に混ざっている塊を回転翼と共回り防止翼との間に噛み込み難い掘削撹拌装置、及び該掘削撹拌装置を備えた地盤改良機を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る地盤改良機の使用状態を示す図である。 図2は、前記地盤改良機が備える掘削撹拌装置の正面図である。 図3は、前記掘削撹拌装置の側面図である。 図4は、図3のIV−IV位置における前記掘削撹拌装置のボス部及び共回り防止翼の断面図である。 図5(a)及び図5(b)は、掘削撹拌装置による地盤の掘削状態を説明するための模式図である。 図6は、延出板が湾曲した状態を示す図である。 図7(a)は、他実施形態に係る掘削撹拌装置の正面図であり、図7(b)は、他実施形態に係る掘削撹拌装置の側面図である。 図8は、(a)は、他実施形態に係る掘削撹拌装置の正面図であり、図8(b)は、他実施形態に係る掘削撹拌装置の側面図である。 図9は、他実施形態に係る掘削撹拌装置の正面図である。 図10は、他実施形態に係る掘削撹拌装置の正面図である。 図11は、従来の掘削撹拌装置の正面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図6を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る掘削撹拌装置を備えた地盤改良機は、図1に示すように、略鉛直方向に立設されたリーダーマスト21を有するベースマシン2と、地盤を掘削する掘削撹拌装置3を有し、且つリーダーマスト21に配置される地盤改良駆動部4と、を備える。
この地盤改良機1には、セメントミルクが貯留された貯留槽91から延びる輸送ホース92が接続され、貯留槽91又は輸送ホース92に配置されたポンプ93の駆動によって貯留槽91からセメントミルクが供給される。
地盤改良駆動部4は、リーダーマスト21に対して昇降可能に該リーダーマスト21に配置され、地盤(地中)に鉛直方向に延びる円柱状の穴を掘削すると共に、掘削した円柱状の穴の内部において掘削土(掘削された土)と貯留槽91から供給されるセメントミルクとを撹拌する。
具体的に、地盤改良駆動部4は、略鉛直方向に延びる長尺なオーガロッド41と、オーガロッド41の下端(先端)に着脱可能に取り付けられる掘削撹拌装置3と、オーガロッド41を回転させる回転駆動装置42と、を有する。
オーガロッド41は、略鉛直方向に延びる中心軸Cを有し、該中心軸C周りに回転可能で且つ昇降可能にリーダーマスト21に支持されている。このオーガロッド41は、内部を長尺方向に下端まで延び且つ貯留槽91から供給されるセメントミルクが流通可能な内部流路411を有する。
回転駆動装置42は、オーガロッド41を中心軸C周りに回転駆動する。本実施形態の回転駆動装置42は、オーガロッド41の上端に接続されている。
掘削撹拌装置3は、図2及び図3にも示すように、オーガロッド41の回転に伴って中心軸C周りに回転する複数の回転翼32と、中心軸C方向における回転翼32と隣り合った位置においてオーガロッド41に対して回転自在に配置されると共に、掘削土の回転翼32との共回りを防止する複数の共回り防止翼35と、を有する。これら複数の回転翼32と複数の共回り防止翼35とは、中心軸C周りに相対回転可能である。また、掘削撹拌装置3は、回転翼32又は共回り防止翼35から延びる延出板33も有する。本実施形態の掘削撹拌装置3では、延出板33は、回転翼32から延びる。
具体的に、掘削撹拌装置3は、中心軸Cを有し且つ該中心軸Cをオーガロッド41の中心軸Cに一致させた状態で該オーガロッド41の下端に接続される軸部31と、軸部31から中心軸Cと直交する方向に延びる複数の回転翼32と、回転翼32から共回り防止翼35側に延びる延出板33と、軸部31の周囲を囲うボス部34と、ボス部34から中心軸Cと直交する方向に延びる複数の共回り防止翼35と、軸部31の先端部(オーガロッド41に接続される端部(基端部)31aと反対側の端部)31bに配置される先端ビット部36と、を有する。
尚、本実施形態の地盤改良機1では、オーガロッド41の中心軸Cと軸部31の中心軸Cとが一致するようにオーガロッド41の下端に軸部31が接続されるため、以下では、中心軸C、Cを単に「中心軸C」と称する。
軸部31は、中心軸C方向に延びている。具体的に、軸部31は、基端部31aに設けられ且つオーガロッド41の下端に嵌入されることで掘削撹拌装置3とオーガロッド41とを連結するジョイント部311と、オーガロッド41の内部流路411と連通する内部流路312と、先端部31bに設けられ且つセメントミルクを内部流路312から外部(掘削撹拌装置3の外部)に吐出可能な吐出口313と、を有する。また、軸部31は、中心軸C方向の途中位置において該中心軸C方向に間隔をあけて配置される一対の鍔部314を有する。
複数の回転翼32は、それぞれが軸部31から中心軸Cと直交する方向に沿って延び且つ掘削撹拌装置3の回転方向に間隔をあけて配置される。本実施形態の掘削撹拌装置3は、中心軸C方向の同じ位置において周方向に間隔をあけて配置される複数の回転翼32を回転翼の組32Aとして、複数の回転翼の組32Aを有する。これら複数の回転翼の組32Aは、中心軸C方向に間隔をあけて配置される。
本実施形態の掘削撹拌装置3では、複数の回転翼の組32Aのうちの軸部31の先端部31bに配置される回転翼の組である第一の組32Aが、掘削翼321によって構成され、複数の回転翼の組32Aのうちの残りの回転翼の組である第二の組32Aが、撹拌翼322によって構成されている。
本実施形態の第一の組32Aは、二つの掘削翼321によって構成され、前記二つの掘削翼321は、軸部31からそれぞれ反対方向に延びている。即ち、中心軸C方向から見て、一方の掘削翼321と他方の掘削翼321とのなす角は、180°である。また、二つの第二の組32Aは、それぞれ二つの撹拌翼322によって構成され、前記二つの撹拌翼322は、軸部31からそれぞれ反対方向に延びている。即ち、中心軸C方向から見て、一方の撹拌翼322と他方の撹拌翼322とのなす角は、180°である。さらに、一方の第二の組32Aを構成する二つの撹拌翼322がそれぞれ延びる方向と、他方の第二の組32Aを構成する二つの撹拌翼322がそれぞれ延びる方向とは、中心軸C方向から見て、90°ずれている。また、本実施形態の掘削撹拌装置3では、中心軸C方向の一方側(図3における下側)の第二の組32Aを構成する二つの撹拌翼322のそれぞれは、中心軸C方向から見て掘削翼321と回転方向に90°変位した方向に延び、中心軸C方向の他方側(図2における上側)の第二の組32Aを構成する二つの撹拌翼322のそれぞれは、中心軸C方向から見て掘削翼321と同じ方向に延びている。尚、各回転翼の組32A、32Aを構成する翼(掘削翼321、撹拌翼322)の数は、二つに限定されず、三つ以上でもよい。
また、本実施形態の掘削撹拌装置3では、ボス部34より先端部31b側に第一の組32Aが一つ配置され、ボス部34より基端部31a側に第二の組32Aが二つ配置されている。第一の組32Aは、中心軸C方向においてボス部34(複数の共回り防止翼35)と隣り合う位置に配置され、二つの第二の組32Aのうちの先端部31b側(中心軸C方向の一方側)の第二の組32Aも、中心軸C方向においてボス部34(複数の共回り防止翼35)と隣り合う位置に配置されている。
複数の掘削翼321のそれぞれは、軸部31から中心軸Cと直交する方向に延びる板状の掘削翼本体3211と、掘削翼本体3211に沿って軸部31から延びる突条の補強部3212と、掘削翼本体3211における中心軸C方向の一方側の端縁3211aから突出する複数の掘削ビット3213と、を有する。
掘削翼本体3211は、中心軸Cと直交する方向に長尺な略矩形の板状であり、地盤の掘削の際に回転する方向(以下、「第一回転方向」と称する。)側の部位ほど中心軸C方向の一方側に位置するように中心軸Cに対して傾斜している。
複数の掘削翼321の各掘削翼本体3211における中心軸C方向の他方側の端縁3211bは、中心軸Cと直交する方向にそれぞれ真っ直ぐに延びている。そして、中心軸C方向における各掘削翼本体3211の端縁3211bの位置は、それぞれ同じである。
補強部3212は、掘削翼本体3211の裏面(第一回転方向と反対側の面)3211rから突出すると共に軸部31から掘削翼本体3211の先端(軸部31と反対側の端部)に向けて延びている。
複数の掘削ビット3213は、掘削翼本体3211の端縁3211aに沿って間隔をあけて並んでいる。複数の掘削ビット3213のそれぞれは、掘削翼本体3211の傾斜面(表面)3211fに対して傾斜し且つ第一回転方向に向かうように、端縁3211aから突出している。
複数の撹拌翼322のそれぞれは、軸部31から中心軸Cと直交する方向に延びる板状の撹拌翼本体3221と、撹拌翼本体3221に沿って軸部31から延びる突条の補強部3222と、を有する。
撹拌翼本体3221は、中心軸Cと直交する方向に長尺な略矩形の板状であり、第一回転方向側の部位ほど中心軸C方向の一方側に位置するように中心軸Cに対して傾斜している。
補強部3222は、撹拌翼本体3221の裏面(第一回転方向と反対側の面)3221rから突出すると共に軸部31から撹拌翼本体3221の先端(軸部31と反対側の端部)に向けて延びている。
延出板33は、掘削翼321(掘削翼本体3211)における中心軸C方向の他方側(共回り防止翼35側)の端縁3211bから、掘削翼321(回転翼32)と共回り防止翼35とが中心軸C周りに相対回転したときに共回り防止翼35と接触しない範囲で中心軸C方向の他方側に延出する。この延出板33は、掘削翼321が回転(第一回転方向に回転)したときに、延出方向の先端側(共回り防止翼35側)の部位が共回り防止翼35に対する回転方向と反対側(第一回転方向と反対の回転方向(第二回転方向)側)に変位するように弾性変形可能である(図6参照)。
本実施形態の延出板33は、矩形のいわゆるバネ板であり、掘削翼本体3211の表面3211fと略平行で且つ第二回転方向側に向かうように、掘削翼本体3211の端縁3211bから延びている。延出板33は、例えば、ステンレス鋼やばね鋼鋼材等によって構成される板部材であり、厚みは、2mm〜4mmである。この延出板33の厚みや受面積は、掘削翼321が回転したときに掘削土に含まれる塊(土塊やガラ等)から受ける反力に基づいて設定される。尚、延出板33は、複数枚が重なった状態で掘削翼本体3211に取り付けられる場合もある。
また、各掘削翼321には、複数(図2に示す例では、二つ)の延出板33が配置されている。各掘削翼321における複数の延出板33の位置(中心軸Cと直交する方向における軸部31から距離)は、それぞれ異なっている。具体的に、各延出板33の位置は、中心軸C方向の同じ位置で二つの掘削翼321が中心軸C周りに回転したときに、一方の掘削翼(図2の右側の掘削翼)321に配置された延出板33が通過する各領域と、他方の掘削翼(図2の左側の掘削翼)321に配置された延出板33が通過する各領域とが重ならないように、それぞれ設定されている。
ボス部34は、中心軸C方向における掘削翼321と撹拌翼(中心軸C方向の一方側の第二の組32Aを構成する撹拌翼)322との間において、軸部31の周囲を囲い且つ共回り防止翼35が配置された筒状の部材である。本実施形態のボス部34は、一対の鍔部314の間において軸部31の周囲を囲う。このボス部34は、軸部31周りに回転自在である。具体的に、ボス部34は、図4にも示すように、金属製の筒状の外殻部341と、外殻部341の径方向内側(内周面側)に配置されて軸部31と接触する筒状の摺接部342と、を有する。
摺接部342は、軸部31がオーガロッド41の回転に伴って中心軸C周りに回転したときに該軸部31の外周面と摺接する。本実施形態の摺接部342は、合成樹脂、より詳しくは、MCナイロン(登録商標)によって形成されている。このように樹脂を用いることで、軸部31周りをボス部34が回転したとき、即ち、軸部31とボス部34とが相対回転したときに、摩耗による金属粉の発生が抑えられる。
複数の共回り防止翼35は、それぞれがボス部34(詳しくは、外殻部341の外周面)から中心軸Cと直交する方向に沿って延び且つ回転方向に間隔をあけて配置される。本実施形態のボス部34には、二つの共回り防止翼35(第一の共回り防止翼35A、第二の共回り防止翼35B)が配置され、これら二つの共回り防止翼35は、ボス部34からそれぞれ反対方向に延びている。即ち、中心軸C方向から見て、第一の共回り防止翼35Aと第二の共回り防止翼35Bとのなす角は、180°である。尚、共回り防止翼35の数は、二つに限定されず、三つ以上でもよい。
以上のように、本実施形態の掘削撹拌装置3では、複数の共回り防止翼35のそれぞれがボス部34から延び、且つボス部34が軸部31に対して回転自在であるため、各共回り防止翼35は、軸部31に対して回転自在である。
第一の共回り防止翼35Aは、ボス部34から中心軸Cと直交する方向に延びる板状の部位である。具体的に、第一の共回り防止翼35Aは、中心軸C方向及び中心軸Cと直交する方向を含む面に沿うと共に、中心軸C方向と直交する方向に長尺で且つ真っ直ぐに延びる帯板状である。第一の共回り防止翼35Aにおける中心軸Cと直交する方向の寸法は、掘削翼321における中心軸Cと直交する方向の寸法、及び撹拌翼322における中心軸Cと直交する方向の寸法のそれぞれより大きい。
第二の共回り防止翼35Bは、ボス部34における第一の共回り防止翼35Aと中心軸Cを挟んで反対側の位置から、第一の共回り防止翼35Aの延びる方向と反対向きに延びる板状の部位である。具体的に、第二の共回り防止翼35Bは、中心軸C方向及び中心軸Cと直交する方向を含む面に沿うと共に、長尺で且つ途中で屈曲するように延びる帯板状である。詳しくは、第二の共回り防止翼35Bは、ボス部34から離れるにつれて掘削翼321側(中心軸C方向の一方側)に位置するように中心軸Cと直交する方向に対して傾斜した方向に延びる傾斜部351Bと、傾斜部351Bの先端(軸部31と反対側の端部)から中心軸Cと直交する方向に真っ直ぐ延びる平行部352Bと、を有する。この平行部352Bは、相対回転によって掘削翼321と第二の共回り防止翼35Bとが中心軸C方向から見て重なる位置となったときに、掘削翼321と平行になる部位である(図2参照)。また、第二の共回り防止翼35Bにおける中心軸Cと直交する方向の寸法は、第一の共回り防止翼35Aと同じ、即ち、掘削翼321における中心軸Cと直交する方向の寸法、及び撹拌翼322における中心軸Cと直交する方向の寸法のそれぞれより大きい。
以上のように、掘削撹拌装置3において、複数の共回り防止翼35のうちの一部の共回り防止翼である第一の共回り防止翼35Aと各掘削翼321(回転翼32)との中心軸C方向の間隔は、複数の共回り防止翼35のうちの残りの共回り防止翼である第二の共回り防止翼35Bと各掘削翼321(回転翼32)との中心軸C方向の間隔より大きい。詳しくは、相対回転によって中心軸C方向から見て共回り防止翼35と掘削翼321とが重なった状態において、第一の共回り防止翼35Aと各掘削翼321との中心軸C方向の間隔(第一間隔α)は、第二の共回り防止翼35Bの平行部352Bと各掘削翼321との中心軸C方向の間隔(第二間隔α)より大きい(図2参照)。
また、掘削撹拌装置3において、第二の共回り防止翼35B(平行部352B)と、先端部31b側の第二の組32Aを構成する各撹拌翼322(回転翼32)との中心軸C方向の間隔(第三間隔α)は、第一の共回り防止翼35Aと、先端部31b側の第二の組32Aを構成する各撹拌翼322(回転翼32)との中心軸C方向の間隔(第四間隔α)より大きい。
また、本実施形態の掘削撹拌装置3では、第一間隔αと第三間隔αとが同じ若しくは略同じ大きさであり、第二間隔αと第四間隔αとが同じ若しくは略同じ大きさである。
尚、第一及び第二間隔α、αは、掘削翼321における共回り防止翼35側の端縁3211bと、共回り防止翼35における掘削翼321側の端縁(第二の共回り防止翼35Bにおいては、平行部352Bにおける掘削翼321側の端縁)と、の中心軸C方向の距離である。また、第三及び第四間隔α、αは、共回り防止翼35における撹拌翼322側の端縁(第二の共回り防止翼35Bにおいては、平行部352Bにおける撹拌翼322側の端縁)と、撹拌翼322における共回り防止翼35側の端縁と、の中心軸C方向の距離である。
本実施形態の掘削撹拌装置3においては、掘削翼321と第一の共回り防止翼35Aとの中心軸C方向の間隔(第一間隔)αは、160mm〜190mmであり、延出板33と第一の共回り防止翼35Aとの中心軸C方向の間隔は、118mmである。また、掘削翼321と第二の共回り防止翼35B(平行部352B)との中心軸C方向の間隔(第二間隔)αは、100mm〜130mmであり、延出板33と第二の共回り防止翼35B(平行部352B)との中心軸C方向の間隔は、46mmである。また、第一の共回り防止翼35Aと撹拌翼322との中心軸C方向の間隔(第四間隔)αは、100mm〜130mmであり、第二の共回り防止翼35Bと撹拌翼322との中心軸C方向の間隔(第三間隔)αは、190mm〜210mmである。
先端ビット部36は、複数(本実施形態の例では、二つ)の掘削ビット361を有し、軸部31の先端部31bに配置されている。
以上のように構成される地盤改良機1は、以下のようにして地盤改良を行う、即ち、地盤内に円柱状の造成体を形成する。
先ず、地盤改良駆動部4がオーガロッド41を第一回転方向に回転させることで、掘削撹拌装置3(掘削翼321)が中心軸C周りに回転する。この状態で地盤改良駆動部4がリーダーマスト21に沿って降下することで、掘削撹拌装置3が地盤を柱状に掘削する。
このとき、共回り防止翼35の先端が掘削翼321及び撹拌翼322の先端よりも外側(中心軸Cと直交する方向の外側)に突出しているため、掘削翼321が掘削した穴の周壁に共回り防止翼35がその先端部を食い込ませた状態で、掘削撹拌装置3(地盤改良駆動部4)が地盤を掘削しつつ降下する。これにより、共回り防止翼35の回転(中心軸C周りの回転)が抑えられた状態で掘削翼321と撹拌翼322とが中心軸C周りに回転する、即ち、共回り防止翼35と、掘削翼321及び撹拌翼322とが相対回転する。
掘削撹拌装置3が所定の深さまで到達すると、地盤改良駆動部4の降下が止まる。続いて、地盤改良駆動部4は、オーガロッド41を第二回転方向に回転させ(回転方向を逆回転にし)、上昇し始める。このとき、地盤改良機1には貯留槽91から輸送ホース92を通じてセメントミルクが供給され、供給されたセメントミルクは、オーガロッド41及び掘削撹拌装置3の内部流路411、312を経て、掘削撹拌装置3(軸部31)の先端(下端)の吐出口313から穴(掘削撹拌装置3の掘削により形成された柱状の穴)の内部に吐出される。
このセメントミルクの吐出と掘削撹拌装置3の第二回転方向への回転とにより、穴の内部で掘削土とセメントミルクとが撹拌される。そして、地盤改良駆動部4がセメントミルクと掘削土との撹拌を行いつつ、掘削した穴の内部を上昇し又は上昇や下降が組み合わされた動きをした後、掘削撹拌装置3が地上に現れるまで、リーダーマスト21に沿って上昇する。その後、掘削された円柱状の穴の内部で掘削土と撹拌されたセメントミルクが固まることで、地盤中において円柱状の造成体が形成される。
以上の地盤改良機1では、掘削撹拌装置3において、複数の共回り防止翼35のうちの一部の共回り防止翼(第一の共回り防止翼35A)と各掘削翼321(回転翼32)との中心軸C方向の間隔(第一間隔)αが、複数の共回り防止翼35のうちの残りの共回り防止翼(第二の共回り防止翼35B(平行部352B))と各掘削翼321(回転翼32)との中心軸C方向の間隔(第二間隔)αより大きい。このため、地盤の掘削や掘削土とセメントミルクとの撹拌等の際に、共回り防止翼35の回転が抑えられた状態でオーガロッド41の回転に伴って掘削翼321(回転翼32)が回転することで共回り防止翼35と掘削翼321(回転翼32)とが相対回転したときに、共回り防止翼と掘削翼(回転翼)との間隔が全て第一間隔αである掘削撹拌装置に比べ、掘削土等に混ざっている塊(例えば、粘土や石、いわゆるガラ等の塊)を共回り防止翼35と掘削翼321(回転翼32)との間に噛み込み難くなる。即ち、掘削土に混ざっている塊が第一間隔αより小さければ、少なくとも第一の共回り防止翼35Aと掘削翼321(回転翼32)との間での該塊の噛み込みが防がれる。
また、掘削撹拌装置3において、第二の共回り防止翼35B(平行部352B)と、先端部31b側の第二の組32Aを構成する各撹拌翼322(回転翼32)との中心軸C方向の間隔(第三間隔)αは、第一の共回り防止翼35Aと、先端部31b側の第二の組32Aを構成する各撹拌翼322(回転翼32)との中心軸C方向の間隔(第四間隔)αより大きい。このため、地盤の掘削や掘削土とセメントミルクとの撹拌等の際に、共回り防止翼35の回転が抑えられた状態でオーガロッド41の回転に伴って撹拌翼322(回転翼32)が回転することで共回り防止翼35と撹拌翼322(回転翼32)とが相対回転したときに、共回り防止翼と撹拌翼(回転翼)との間隔が全て第四間隔αである掘削撹拌装置に比べ、掘削土に混ざっている塊(例えば、粘土や石、いわゆるガラ等の塊)を共回り防止翼35と撹拌翼322(回転翼32)との間に噛み込み難くなる。
例えば、図5に示すように、第一間隔αを通過した塊(例えば、粘土や石、いわゆるガラ等の塊)mが、掘削撹拌装置3(地盤改良駆動部4)の降下や、掘削翼321及び撹拌翼322の回転等による掘削土の移動等によって第三間隔αの位置に移動すると、第三間隔αを通過するため、この塊mの噛み込が生じない。このように、本実施形態の地盤改良機1(掘削撹拌装置3)では、一部の共回り防止翼35と回転翼32(掘削翼321、撹拌翼322)との間隔α、αを、他の共回り防止翼35と回転翼32(掘削翼321、撹拌翼322)との間隔α、αより広くすることにより、共回り防止翼35と回転翼32(掘削翼321、撹拌翼322)との各間隔が全て同じ(例えば、全てが間隔α、α)の掘削撹拌装置に比べて、掘削土に混ざっている塊mの噛み込みの可能性が抑えられる。
また、本実施形態の地盤改良機1では、掘削撹拌装置3において、延出板33が掘削翼321の共回り防止翼35側の端縁3211bから延び、この延出板33は、延出方向の先端側の部位が掘削翼321の共回り防止翼35に対する回転方向と反対側に変位するように弾性変形可能である。このように延出板33が設けられることで相対回転する翼(掘削翼321、共回り防止翼35)同士の中心軸C方向の間隔が小さくなり又は部分的に小さくなるため、掘削土がより細かく破砕される。しかも、延出板33が弾性変形可能であるため、共回り防止翼35と延出板33とが塊mを噛み込みそうになっても、延出板33が弾性変形することで(図6参照)前記噛み込みを防ぐことができる。
尚、本発明の掘削撹拌装置、及び掘削撹拌装置を備える地盤改良機は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
上記実施形態の掘削撹拌装置3では、第一間隔αが第二間隔αより大きく、且つ、第三間隔αが第四間隔αより大きいが、この構成に限定されない。
例えば、図7に示すように、第一間隔αが第二間隔αより大きく、且つ、共回り防止翼35と撹拌翼322との各間隔αが同じ構成でもよい。また、図8に示すように、共回り防止翼35と掘削翼321との各間隔αが同じで、且つ、第三間隔αが第四間隔αより大きい構成であってもよい。
上記実施形態の掘削撹拌装置3では、第二の共回り防止翼35Bは、途中で屈曲する帯板状であるが、この構成に限定されない。図9に示すように、複数の共回り防止翼35Cのそれぞれが、中心軸Cと直交する方向に真っ直ぐ延びる帯状でもよい。即ち、複数の共回り防止翼35Cのうちの少なくとも一部が、ボス部34における中心軸C方向の異なる位置から延びる構成でもよい。
また、上記実施形態の掘削撹拌装置3では、共回り防止翼35は、厚さが一定の帯板状であるが、この構成に限定されない。共回り防止翼35Cは、先端部355(詳しくは、中心軸Cと直交する方向において、少なくとも掘削翼321の先端及び撹拌翼322の先端より径方向外側に突出する部位)が、基部側の部位(軸部31側の部位)356より薄くてもよい。例えば、図9に示す例では、共回り防止翼35Cの先端部355の厚みが2mm〜4mmであり、他の部位356の厚みが45mmである。かかる構成によれば、地盤の掘削の際に、共回り防止翼35Cの先端部355が穴(掘削した穴)の周壁により食い込み易くなる。
上記実施形態の掘削撹拌装置3では、延出板33は、掘削翼321から延びているが、この構成に限定されない。例えば図10に示すように、延出板33は、共回り防止翼35から延びていてもよい。この場合、延出板33は、共回り防止翼35における中心軸C方向の一方側(図10における下側)の端縁から延びていてもよく、共回り防止翼35における中心軸C方向の他方側(図10における上側)の端縁から延びていてもよい。また、延出板33は、共回り防止翼35における中心軸C方向の両側の端縁からそれぞれ延びていてもよい。また、延出板33は、撹拌翼322から延びていてもよい。さらに、掘削撹拌装置3は、延出板33の無い構成でもよい。
上記実施形態の掘削撹拌装置3は、オーガロッド41に着脱可能に連結されているが、この構成に限定されない。例えば、掘削撹拌装置3は、オーガロッド41と一体であってもよい。
1…地盤改良機、2…ベースマシン、21…リーダーマスト、3…掘削撹拌装置、31…軸部、31a…基端部、31b…先端部、311…ジョイント部、312…内部流路、313…吐出口、314…鍔部、32…回転翼、32A…回転翼の組、32A…第一の組、32A…第二の組、321…掘削翼(回転翼)、3211…掘削翼本体、3211a…中心軸方向における一方側の端縁、3211b…中心軸方向における他方側の端縁、3211f…表面、3211r…裏面、3212…補強部、3213…掘削ビット、322…撹拌翼(回転翼)、3221…撹拌翼本体、3222…補強部、33…延出板、34…ボス部、341…外殻部、342…摺接部、35、35C…共回り防止翼、35A…第一の共回り防止翼、35B…第二の共回り防止翼、351B…傾斜部、352B…平行部、355…先端部、36…先端ビット部、361…掘削ビット、4…地盤改良駆動部、41…オーガロッド、411…内部流路、42…回転駆動装置、91…貯留槽、92…輸送ホース、93…ポンプ、500…掘削撹拌装置、501…回転翼、502…共回り防止翼、C、C、C、C…中心軸、m…塊、α…第一間隔、α…第二間隔、α…第三間隔、α…第四間隔、α、α…間隔

Claims (3)

  1. 中心軸に沿って延び且つ中心軸周りに回転可能なオーガロッドを備える地盤改良機の該オーガロッドの端部に取り付けられて土壌を掘削する掘削撹拌装置であって、
    前記オーガロッドの回転に伴って前記中心軸周りに回転する複数の回転翼であって、それぞれが前記中心軸と直交する方向に沿って延び且つ回転方向に間隔をあけて配置される複数の回転翼と、
    中心軸方向における前記複数の回転翼と隣り合った位置において前記オーガロッドに対して回転自在に配置されて掘削された土壌の前記複数の回転翼との共回りを防止する複数の共回り防止翼であって、それぞれが前記中心軸と直交する方向に沿って延び且つ前記回転方向に間隔をあけて配置される複数の共回り防止翼と、を備え、
    各回転翼における前記中心軸方向の前記共回り防止翼側の端縁の位置は、それぞれ同じであり、
    前記複数の共回り防止翼のうちの一部の共回り防止翼である第一の共回り防止翼と前記各回転翼との前記中心軸方向の間隔は、前記複数の共回り防止翼のうちの残りの共回り防止翼である第二の共回り防止翼と前記各回転翼との前記中心軸方向の間隔より大きい、掘削撹拌装置。
  2. 前記回転翼及び前記共回り防止翼の一方の翼は、互いに相対回転したときに他方の翼と接触しない範囲で該他方の翼側の端縁から延出する延出板を有し、
    前記延出板は、延出方向の先端側の部位が前記一方の翼の前記他方の翼に対する回転方向と反対側に変位するように弾性変形可能である、請求項1に記載の掘削撹拌装置。
  3. 中心軸に沿って延び且つ中心軸周りに回転可能なオーガロッドと、
    前記オーガロッドの端部に配置されて土壌を掘削する掘削撹拌装置と、を備え、
    前記掘削撹拌装置は、
    前記オーガロッドの回転に伴って前記中心軸周りに回転する複数の回転翼であって、それぞれが前記中心軸と直交する方向に沿って延び且つ回転方向に間隔をあけて配置される複数の回転翼と、
    中心軸方向における前記複数の回転翼と隣り合った位置に配置において前記オーガロッドに対して回転自在に配置されることで掘削された土壌の前記複数の回転翼との共回りを防止する複数の共回り防止翼であって、それぞれが前記中心軸と直交する方向に沿って延び且つ前記回転方向に間隔をあけて配置される複数の共回り防止翼と、を有し、
    各回転翼における前記中心軸方向の前記共回り防止翼側の端縁の位置は、それぞれ同じであり、
    前記複数の共回り防止翼のうちの一部の共回り防止翼である第一の共回り防止翼と前記各回転翼との前記中心軸方向の間隔は、前記複数の共回り防止翼のうちの残りの共回り防止翼である第二の共回り防止翼と前記各回転翼との前記中心軸方向の間隔より大きい、地盤改良機。
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