JP2020105151A - 易溶出性アントシアニン組成物 - Google Patents

易溶出性アントシアニン組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2020105151A
JP2020105151A JP2018248316A JP2018248316A JP2020105151A JP 2020105151 A JP2020105151 A JP 2020105151A JP 2018248316 A JP2018248316 A JP 2018248316A JP 2018248316 A JP2018248316 A JP 2018248316A JP 2020105151 A JP2020105151 A JP 2020105151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anthocyanin
fatty acid
acid ester
sample
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018248316A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7190898B2 (ja
Inventor
将克 影山
Masakatsu Kageyama
将克 影山
理代 小橋
Riyo Kobashi
理代 小橋
理江 大森
Rie Omori
理江 大森
明日菜 千田
Asuna Senda
明日菜 千田
戸塚 裕一
Yuichi Totsuka
裕一 戸塚
和紀 門田
Kazunori Kadota
和紀 門田
博雅 内山
Hiromasa Uchiyama
博雅 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DHC Corp
Original Assignee
DHC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DHC Corp filed Critical DHC Corp
Priority to JP2018248316A priority Critical patent/JP7190898B2/ja
Publication of JP2020105151A publication Critical patent/JP2020105151A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7190898B2 publication Critical patent/JP7190898B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

【課題】 酸性条件下での溶出性が高く、胃腸、特に腸管での吸収に優れる、易溶出性アントシアニン組成物を提供する。【解決手段】 アントシアニン誘導体と、脂肪酸エステル系界面活性剤とを含み、前記脂肪酸エステル系界面活性剤が、HLB値が6〜18であるソルビタン脂肪酸エステル、HLB値が6〜18であるポリグリセリン脂肪酸エステル、及びHLB値が11〜17であるショ糖脂肪酸エステルのうちの少なくともいずれかを含む、易溶出性アントシアニン組成物。【選択図】 なし

Description

本発明は、易溶出性アントシアニン組成物に関する。
アントシアニンは、その化学構造に由来する性質により、酸性条件下では安定であるものの、中性及び塩基性条件下では不安定であり、分解しやすい。このような性質のアントシアニンに対し、安定化化合物を混合することによって、中性及び塩基性条件下での安定化を図る方法が知られている(例えば特許文献1を参照)。
特許文献1には、アントシアニン抽出物および少なくとも1つの−SH基を有する安定化化合物を含む、アントシアニン抽出物組成物を用いることによって、中性及び塩基性条件下でもアントシアニン抽出物中のアントシアニンを安定化する方法が開示されている。
特表2010−521449号
しかしながら、引用文献1に開示されるアントシアニン抽出物組成物は、中性及び塩基性条件下で安定化されるものの、酸性条件下での溶出性が低下する。その結果、経口摂取された場合に、胃腸で吸収されにくくなる問題点があった。
本発明では、酸性条件下での溶出性が高く、胃腸、特に腸管での吸収に優れる、易溶出性アントシアニン組成物を提供する。
本発明において、一実施形態によれば、易溶出性アントシアニン組成物は、アントシアニン誘導体と、脂肪酸エステル系界面活性剤とを含み、前記脂肪酸エステル系界面活性剤が、HLB値が6〜18であるソルビタン脂肪酸エステル、HLB値が6〜18であるポリグリセリン脂肪酸エステル、及びHLB値が11〜17であるショ糖脂肪酸エステルのうちの少なくともいずれかを含む。
本発明において、易溶出性アントシアニン組成物における前記アントシアニン誘導体100重量部に対して、前記脂肪酸エステル系界面活性剤が1重量部以上であることが好ましい。
本発明において、易溶出性アントシアニン組成物における前記アントシアニン誘導体が、ブルーベリー抽出物由来のアントシアニンを含むことが好ましい。
本発明において、易溶出性アントシアニン組成物における前記アントシアニン誘導体が、さらに、アサイー抽出物由来のアントシアニンを含むことが好ましい。
本発明において、易溶出性アントシアニン組成物は、さらに、クロセチンを含むことが好ましい。
本発明によれば、酸性条件化での溶解性が高く、かつ、胃腸、特に腸管での吸収に優れる、易溶出性アントシアニン組成物を提供することができる。
図1は、試料1〜9のゼラチンカプセルからのアントシアニン誘導体の溶出率の経時変化を示す図である。 図2は、試料9〜18のゼラチンカプセルからのアントシアニン誘導体の溶出率の経時変化を示す図である。 図3は、試料9、及びNIKKOL DECAGLYN 1−Lのゼラチンカプセルからのアントシアニン誘導体の溶出率の経時変化を示す図である。 図4は、試料9、及びNIKKOL HEXAGLYN 1−Lのゼラチンカプセルからのアントシアニン誘導体の溶出率の経時変化を示す図である。 図5は、試料9、及び試料19〜22のゼラチンカプセルからのアントシアニン誘導体の溶出率の経時変化を示す図である。 図6は、試料9、及び試料23及び24のゼラチンカプセルからのアントシアニン誘導体の溶出率の経時変化を示す図である。 図7は、試料9、及び試料25〜29のゼラチンカプセルからのアントシアニン誘導体の溶出率の経時変化を示す図である。 図8は、試料9、及び試料30のゼラチンカプセルからのアントシアニン誘導体の溶出率の経時変化を示す図である。 図9は、試料31〜37のハードカプセルからのアントシアニン誘導体の溶出率の経時変化を示す図である。 図10は、試料38〜41のCaco−2細胞膜透過性試験におけるアントシアニン誘導体の膜透過量を示す図である。
以下に、本発明の一実施態様に係る易溶出性アントシアニン組成物を説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施の形態によって限定されるものではない。
[易溶出性アントシアニン組成物]
本発明は、一実施態様よれば、易溶出性アントシアニン組成物に関する。本実施形態による易溶出性アントシアニン組成物は、アントシアニン誘導体と、脂肪酸エステル系界面活性剤とを含み、前記脂肪酸エステル系界面活性剤が、HLB値が6〜18であるソルビタン脂肪酸エステル、HLB値が6〜18であるポリグリセリン脂肪酸エステル、及びHLB値が11〜17であるショ糖脂肪酸エステルのうちの少なくともいずれかを含む。
[アントシアニン誘導体]
本実施形態に係る易溶出性アントシアニン組成物におけるアントシアニン誘導体としては、特に限定されないが、天然物からの抽出物、又は化学的に合成された化合物を用いることができる。
天然物由来のアントシアニン誘導体としては、ビルベリー抽出物、ブラックカラント抽出物、クランベリー抽出物、クロダイズ抽出物、カウベリー抽出物、ブルーベリー抽出物、及びアサイー抽出物に由来するアントシアニンが挙げられる。これらは、1種単独での使用、又は2種以上の併用ができる。
本実施形態に係るアントシアニン誘導体としては、ブルーベリー抽出物由来のアントシアニンを含むことが好ましい。本実施形態に係るアントシアニン誘導体としてはさらに、アサイー抽出物由来のアントシアニンを含むことが好ましい。
本実施形態に係るアントシアニン誘導体に含まれる具体的な化合物としては、シアニジン−3−O−グルコシド、シアニジン−3−O−グルコシルルチノシド、シアニジン−3−O−ゲンチビオシド、シアニジン−3−O−ルチノシド、シアニジン−3−O−サンブニグリン、シアニジン−3−O−サンブ−5−グルコシド、シアニジン−3−O−ガラクトシド、シアニジン−3−O−アラビノシド、ペオニジン−3−O−ルチノシド、ペオニジン−3−O−グルコシド、ペオニジン−3−O−ガラクトシド、ペオニジン、シアニジン、シアニジン−3ソフォロシド、ペラルゴニジン、デルフィニジン、デルフィニジン−3−O−グルコシド、デルフィニジン−3−O−ガラクトシド、デルフィニジン−3−O−アラビノシド、ペチュニジン、ペチュニジン−3−O−グルコシド、ペチュニジン−3−O−ガラクトシド、ペチュニジン−3−O−アラビノシド、マルビジン、マルビジン−3−O−アラビノシド、マルビジン−3−O−グルコシド、マルビジン−3−O−ガラクトシド、ケンフェロール、ヘスペリジン、ゲンチオデルフィン、プラチコニン、シネラリンなどが挙げられるが、これらに限定されない。
本実施形態に係るアントシアニン誘導体は、単量体のアントシアニンだけでなく、二量体および重合体(すなわち、3〜20個のアントシアニジン単量体残基を含む)型のアントシアニンおよびロイコアントシアニジン(フラバン−3,4−ジオールとしても知られる)を含んでいてもよい。アントシアニンは、置換基(例えば、アルキル基、アルコキシ基など)を含み、あるいはO−グリコシル化され得る。
[脂肪酸エステル系界面活性剤]
本実施形態に係る易溶出性アントシアニン組成物における脂肪酸エステル系界面活性剤は、アントシアニン組成物について、アントシアニン誘導体の溶出性を向上する添加剤として好適に用いられる。
本実施形態に係る易溶出性アントシアニン組成物における脂肪酸エステル系界面活性剤としては、HLB値が6〜18であるソルビタン脂肪酸エステル、HLB値が6〜18であるポリグリセリン脂肪酸エステル、及びHLB値が11〜17であるショ糖脂肪酸エステルのうちの少なくともいずれかを含む。
本実施形態に係るHLB値が6〜18であるソルビタン脂肪酸エステルとしては、特に限定されない。具体例としては、ヤシ脂肪酸ソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、及びオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン等が挙げられる。
本実施形態に係るHLB値が6〜18であるポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、特に限定されない。具体例としては、モノミリスチン酸ヘキサグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノラウリン酸ヘキサグリセリル、及びモノステアリン酸ヘキサグリセリル等が挙げられる。モノステアリン酸ヘキサグリセリルにおいて、特に、HLB値が10〜15であることが好ましい。
本実施形態に係るHLB値が11〜17であるショ糖脂肪酸エステルとしては、特に限定されない。具体例としては、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖パルチミン酸エステル、ショ糖ミリスチン酸エステル、及びショ糖オレイン酸エステル等が挙げられる。
上記の必須成分である脂肪酸エステル系界面活性剤の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。特には、脂肪酸エステル系界面活性剤の含有量は、アントシアニン誘導体100重量部に対して、1重量部以上とすることができる。より好ましい含有量は、アントシアニン誘導体100重量部に対して、脂肪酸エステル系界面活性剤が1重量部以上であり、さらに好ましくは、脂肪酸エステル系界面活性剤が2重量部以上50重量部以下であり、さらにより好ましくは、5重量部以上30重量部以下である。
本実施形態に係る易溶出性アントシアニン組成物は、上記必須の脂肪酸エステル系界面活性剤以外に、任意成分としての脂肪酸エステル系界面活性剤を含んでもよい。任意成分としての脂肪酸エステル系界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、上記の必須成分の要件を満たさない、多価アルコールの脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、(ポリ)アルキレングリコール脂肪酸エステル等が挙げられる。
[その他の成分]
本実施形態に係る易溶出性アントシアニン組成物が含有するその他の成分としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、カロテノイド類、ビタミン類、SH基を有するアントシアニン安定化剤、賦形剤、流動化剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、懸濁化剤、乳化剤、安定化剤、矯味剤、香料などが挙げられる。これらは、1種単独での使用、又は2種以上の併用ができる。
本実施形態に係る易溶出性アントシアニン組成物におけるその他の成分としては、アントシアニン誘導体を含有する前述の天然物からの抽出物に含まれ得るアントシアニン以外の成分も含まれる。
本実施形態に係る易溶出性アントシアニン組成物において、その他の成分として、アサイー抽出物、メグスリノキ抽出物、及びアイブライト抽出物を含むことできる。特に、アサイー抽出物は活性酸素吸収能力の高いため、本発明の組成物を、例えばサプリメントとして用いる場合に、好ましく添加することができる。なお、アサイー抽出物にはアントシアニン誘導体が含まれるため、アサイー抽出物は、アントシアニン誘導体を含む成分として添加することもできる。あるいは、アントシアニン誘導体を含む成分として、ブルーベリー抽出物を含む場合には、ブルーベリー抽出物に加えて、別途、任意成分としてアサイー抽出物を含むことができる。
−カロテノイド類−
カロテノイド類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、動植物から抽出、精製して得られたもの、発酵法あるいは合成法で得られたものなどが挙げられ、いずれも好ましく用いることができる。カロテノイド類の具体例としては、例えば、クロセチン、β−カロテン、α−カロテン、γ−カロテン、β−アポ−8’−カロテナール、β−アポ−10’−カロテナール、β−アポ−8’−カロテン酸、シトラナキサンチン、リコピン、ゼアキサンチン、クリプトキサンチン、エキネノン、3−ヒドロキシ−β−カロテン、フコキサンチン、ルテイン、アスタキサンチン、カンタキサンチン、カプサンチン、カプソルビン、ビキシンなどが挙げられる。また天然カロテノイドとしては、例えばアナトー色素、イモカロテン、クチナシ黄色素、エビ色素、オキアミ色素、オレンジ色素、カニ色素、デュナリエラカロテン、トウガラシ色素(別名:パプリカ色素)、トウモロコシ色素、トマト色素、ニンジンカロテン、パーム油カロテン、ファフィア色素、ベニノキ末色素、ヘマトコッカス藻色素、マリーゴールド色素などが挙げられる。これらは、1種単独での使用、又は2種以上の併用ができる。カロテノイド類は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。本実施形態に係る易溶出性アントシアニン組成物におけるカロテノイド類の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
カロテノイド類としては、クロセチンを含むことが好ましい。クロセチンは血流改善作用が高いため、本発明の組成物を、例えばサプリメントとして用いる場合に、好ましく添加することができる。
−ビタミン類−
ビタミン類としては、例えば動植物から抽出、精製して得られたもの、発酵法あるいは合成法で得られたものなどが挙げられ、いずれも好ましく用いることができる。本発明で用いられるビタミン類の具体例としては、例えばビタミンA、ビタミンB1(塩酸チアミン、硝酸チアミン、硝酸ビスチアミン、塩酸ジセチアミン、塩酸フルスルチアミン、ベンフォチアミンなど)、ビタミンB2(リボフラビン、リン酸リボフラビンナトリウム、酪酸リボフラビンなど)、ビタミンB6(塩酸ピリドキシン、リン酸ピリドキサールなど)、ビタミンB12(シアノコバラミンなど)、ナイアシン、パントテン酸(パンテノール、パントテン酸カルシウム、パントテン酸ナトリウムなど)、ビオチン、葉酸、ニコチン酸アミド、ビタミンC類(L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸ナトリウム、L−アスコルビン酸カルシウムなど)、ビタミンE(トコフェロール、コハク酸トコフェロール、コハク酸トコフェロールカルシウムなど)などが挙げられる。これらは、1種単独での使用、又は2種以上の併用ができる。ビタミン類は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。本実施形態に係る易溶出性アントシアニン組成物におけるビタミン類の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
−SH基を有するアントシアニン安定化剤−
SH基を有するアントシアニン安定化剤としては、酵母抽出物(例えば、ビール酵母)、ジヒドロリポ酸、アミノ酸塩などのジヒドロリポ酸の塩、システイン、N−アセチルシステインなどのシステインの誘導体、グルタチオン、グルタチオンの塩、パパインなどのSH−プロテイナーゼ、ブロメライン、フィチン、エヒモパパイン(ehymopapain)およびそれらの混合物、SH−メタロプロテイナーゼ、システイン含有ペプチド類、グルタチオン含有ペプチド類、発酵カキ抽出物、発酵マメ凝乳、チオール化キトサン、チオール化ゼラチンなどが挙げられる。これらは、1種単独での使用、又は2種以上の併用ができる。SH基を有するアントシアニン安定化剤は、公知の方法により製造したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。本実施形態に係る易溶出性アントシアニン組成物におけるSH基を有するアントシアニン安定化剤の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
本実施形態に係る易溶出性アントシアニン組成物におけるその他の成分の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。本実施形態に係る易溶出性アントシアニン組成物におけるその他の成分の含有量としては、アントシアニン誘導体100重量部に対して、その他の成分のそれぞれについて、0.01重量部以上200重量部以下であることが好ましい。
本実施形態に係る組成物は、アントシアニン誘導体及び特定の脂肪酸エステル系界面活性剤と、場合に応じて任意成分とを混合することにより製造することができる。混合方法は特には限定されず、一般的に用いられる、分散といった方法であってよい。
本実施形態に係る組成物は、通常用いられるセルロース等の賦形剤と組み合わせて錠剤の形態とすることもできる。あるいは、本実施形態に係る組成物はMCT(中鎖脂肪酸)等の希釈油と混合して、ゼラチンカプセル、ハードカプセル等に封入してカプセルの形態とすることもできる。しかし、組成物の製品形態は特には限定されない。
本実施形態による易溶出性アントシアニン組成物は、酸性条件下での高い溶出性と胃腸、特に腸管での高い吸収性を両立することができる。
以下に、本発明の実施例を挙げて、本発明をより詳細に説明する。しかし、本発明は、以下の実施例の範囲に限定されるものではない。
[1.アントシアニン組成物の溶出性の評価]
<実験例1>
第十六改正日本薬局方解説書溶出試験法に準拠し、溶出試験用溶液(NaClを2gと濃塩酸7mLとを純水に溶解して1000mLとした溶液(日局1液))900mLを用意した。この溶出試験用溶液に、以下の方法で作製された試料1〜9をそれぞれ入れ、37℃、50rpmの攪拌条件において、溶出試験を行い、アントシアニン組成物の溶出率(%)を得た。
具体的には、上記の通り、溶出試験用溶液に各試料を添加して撹拌することで、ビルベリー濃度が0.1mg/mLの溶液とした。この溶出試験用溶液を経時的に6mLずつ取り出し、0.45μmの孔径の濾過膜を用いてMF濾過を行った。その後、得られた各溶液について、極大吸収波長(516nm)において吸光度を測定した。さらに、0.1mg/mLのビルベリー抽出物の吸光度(1.962)に対する前記各溶液の吸光度の割合を算出し、溶出試験用溶液に対する各試料のゼラチンカプセルからのアントシアニン組成物の溶出率(%)とした。
各試料を含む溶出試験用溶液の溶出率の経時変化の結果は、図1に示される。
(試料1〜9の作製)
市販のカプセル1の内容物(アントシアニン誘導体を36質量%含有するアントシアニン含有物質)213mgに対し、添加剤を加えることによって、アントシアニン組成物を調製した。さらに、このアントシアニン組成物をゼラチンカプセルに充填することによって、試料1〜9を作製した。試料1〜9の添加剤の種類、添加量及び添加剤のHLB値は、以下の表1にまとめて記載した。表1において、試料3〜8の添加剤は粉末であり、HLB値を有さないため、「−」で記載している。また、試料9には添加剤を加えていない。また、市販のカプセル1の内容物は、以下の配合成分を混合することによって、調製されている。
(市販のカプセル1の内容物の配合成分)
ブルーベリー(ビルベリー)抽出物:90.0mg
アサイー抽出物:5.0mg
クロセチン:2.5mg
ルテイン(フリー体として):0.5mg
β−カロテン:0.45mg
リコピン:0.05mg
ビタミンB1:1.0mg
ビタミンB2:0.2mg
ビタミンB6:1.0mg
ビタミンB12:20.0μg
図1の結果から、添加物を含有しない試料9よりも、アントシアニン組成物の溶出性が向上したと考えられるカプセルは、試料1、試料2(添加剤はいずれも脂肪酸エステル系界面活性剤)及び試料4(添加剤は酵素処理ヘスペリジン)であることが示された。特に試料1及び試料2で高い溶出性が認められた。そこで、上記の結果を踏まえ、アントシアニン誘導体の溶出性の向上に好適な添加物としての脂肪酸エステル系界面活性剤の検討を行った。
[2.アントシアニン組成物における添加剤としての脂肪酸エステル系界面活性剤についての検討]
<実験例2>
アントシアニン組成物における脂肪酸エステル系界面活性剤として、ポリグリセリン脂肪酸エステルを含むゼラチンカプセルである試料10〜18を前述の試料1〜9の作製方法と同様の方法で作製し、前述の実験例1と同様の方法を用いて、溶出試験を行った。試料10〜18の添加剤の種類、添加量及び添加剤のHLB値は、以下の表2にまとめて記載した。各試料を含む溶出試験用溶液の溶出率の経時変化の結果は、図2に示される。なお、比較のために、図2には、試料9の結果も記載している。
図2の結果から、添加物を含有しない試料9よりも、アントシアニン組成物の溶出性が向上したと考えられるカプセルは、試料11〜18であることが示された。ここで、試料18の溶出率が100%を超えている理由としては、アントシアニン組成物のカプセルに詰めた際の充填量や、アントシアニン誘導体に添加物を配合した際の混合均一性が、吸光度に影響するためであると考えられる。一方、試料10のアントシアニン組成物の溶出率は、試料9の溶出率よりも低下している。アントシアニン組成物において、添加物として、HLB値の高いポリグリセリン脂肪酸エステル系界面活性剤を選択することによって、アントシアニン組成物の溶出性を向上する効果が得られることが明らかになった。
<実験例3>
前述の実験例2の結果において、試料16のNIKKOL DECAGLYN 1−Lと試料18のNIKKOL HEXAGLYN 1−Lがアントシアニン組成物の溶出を向上させる効果が特に高い添加剤であることが示された。前述の試料16に含有されるNIKKOL DECAGLYN 1−Lを添加剤として、添加量がそれぞれ5mg、10mg、及び20mgであるアントシアニン組成物を充填したゼラチンカプセルについて、実験例1と同様の方法でアントシアニン組成物の溶出試験を行った。上記のゼラチンカプセルを含む溶出試験用溶液の溶出率の経時変化の結果は、図3に示される。なお、比較のために、図3には、試料9の結果も記載している。
同様に、前述の試料18に含有されるNIKKOL HEXAGLYN 1−Lを添加剤として、添加量がそれぞれ5mg、10mg、及び20mgであるアントシアニン組成物を充填したゼラチンカプセルについて、実験例1と同様の方法でアントシアニン組成物の溶出試験を行った。上記のゼラチンカプセルを含む溶出試験用溶液の溶出率の経時変化の結果は、図4に示される。なお、比較のために、図4には、試料9の結果も記載している。
図3におけるNIKKOL DECAGLYN 1−Lを用いた溶出試験の結果、及び図4におけるNIKKOL HEXAGLYN 1−Lを用いた溶出試験の結果からはいずれも、アントシアニン誘導体に対するポリグリセリン脂肪酸エステルの添加量が多いほど、アントシアニン組成物の溶出性が向上する効果が得られることが示された。
<実験例4>
アントシアニン組成物における脂肪酸エステル系界面活性剤として、ショ糖脂肪酸エステルを含むゼラチンカプセルである試料19〜22を前述の試料1〜9の作製方法と同様の方法で作製し、前述の実験例1と同様の方法を用いて、溶出試験を行った。試料19〜22の添加剤の種類、添加量及び添加剤のHLB値は、以下の表3にまとめて記載した。各試料を含む溶出試験用溶液の溶出率の経時変化の結果は、図5に示される。なお、比較のために、図5には、試料9の結果も記載している。
図5の結果から、脂肪酸エステル系界面活性剤として、ショ糖脂肪酸エステルを含む試料19〜22のゼラチンカプセルにおけるアントシアニン組成物の溶出性がいずれも、添加物を含有しない試料9のアントシアニン組成物の溶出性よりも高かった。
<実験例5>
アントシアニン組成物における脂肪酸エステル系界面活性剤として、ソルビタン脂肪酸エステルを含むゼラチンカプセルである試料23及び24を前述の試料1〜9の作製方法と同様の方法で作製し、前述の実験例1と同様の方法を用いて、溶出試験を行った。試料23及び24の添加剤の種類、添加量及び添加剤のHLB値は、以下の表4にまとめて記載した。各試料を含む溶出試験用溶液のモル濃度及び溶出率の経時変化の結果は、図6に示される。なお、比較のために、図6には、試料9の結果も記載している。
図6の結果から、脂肪酸エステル系界面活性剤として、ソルビタン脂肪酸エステルを含む試料23及び24のゼラチンカプセルにおけるアントシアニン組成物の溶出率はいずれも、添加物を含有しない試料9のアントシアニン組成物の溶出率よりも高くなった。したがって、ソルビタン脂肪酸エステルを、アントシアニン誘導体の添加剤として用いることによって、アントシアニン組成物の溶出性が向上する効果が得られることが示された。また、試料23のソルビタン脂肪酸エステルの20mgの添加量よりも少ない、10mgの添加量の試料24によっても、アントシアニン組成物の溶出率を向上させることができることも示されている。上記の結果からは、アントシアニン組成物の溶出率が、よりHLB値の低いソルビタン脂肪酸エステルの添加剤としての含有によっても向上することが示された。
<実験例6>
アントシアニン組成物における脂肪酸エステル系界面活性剤として、グリセリン脂肪酸エステルを含むゼラチンカプセルである試料25を前述の試料1〜9の作製方法と同様の方法で作製し、前述の実験例1と同様の方法を用いて、溶出試験を行った。試料25の添加剤の種類、添加量及び添加剤のHLB値は、以下の表5に記載した。また、アントシアニン組成物における脂肪酸エステル系界面活性剤として、グリセリン脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルの混合物を含むゼラチンカプセルである試料26〜29を前述の試料1〜9の作製方法と同様の方法で作製し、前述の実験例1と同様の方法を用いて、溶出試験を行った。試料26〜29の添加剤の種類及び添加量は、以下の表5に記載した。各試料を含む溶出試験用溶液の溶出率の経時変化の結果はそれぞれ、図7に示される。なお、比較のために、図7には、試料9の結果も記載している。
図7の結果から、脂肪酸エステル系界面活性剤として、グリセリン脂肪酸エステルのみを含む試料25のゼラチンカプセルにおけるアントシアニン組成物の溶出率は、添加物を含有しない試料9のアントシアニン組成物の溶出率よりも低いことがわかった。一方、脂肪酸エステル系界面活性剤として、グリセリン脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルの混合物を含む試料26〜29のゼラチンカプセルにおけるアントシアニン組成物の溶出性はいずれも、添加物を含有しない試料9のアントシアニン組成物のものよりも向上することが示された。特に、試料26〜29を比較すると、混合物において、ポリグリセリン脂肪酸エステルの割合がより高いアントシアニン組成物の溶出性が、向上することが明らかになった。上記の結果から、単独では溶出率を向上させることができなかった脂肪酸エステル系界面活性剤と、溶出率を向上させる効果のある脂肪酸エステル系界面活性剤との混合物を添加剤として用いることによっても、アントシアニン組成物の溶出性が向上することが示された。
<実験例7>
アントシアニン組成物における脂肪酸エステル系界面活性剤として、モノステアリン酸ヘキサグリセリルを含むゼラチンカプセルである試料30を前述の試料1〜9の作製方法と同様の方法で作製し、前述の実験例1と同様の方法を用いて、溶出試験を行った。試料30の添加剤の種類、添加量及び添加剤のHLB値は、以下の表6に記載した。試料30を含む溶出試験用溶液の溶出率の経時変化の結果は、図8に示される。なお、比較のために、図8には、試料9の結果も記載している。
図8の結果から、脂肪酸エステル系界面活性剤として、モノステアリン酸ヘキサグリセリルを含む試料30のゼラチンカプセルにおけるアントシアニン組成物の溶出率は、添加物を含有しない試料9のアントシアニン組成物の溶出率よりも高くなった。したがって、モノステアリン酸ヘキサグリセリルを、アントシアニン誘導体の添加剤として用いることによって、アントシアニン組成物の溶出性が向上する効果が得られることが示された。
[3.易溶出性アントシアニン組成物を充填したハードカプセルの溶出性についての評価]
<実験例8>
前述の実験例1〜7の結果を踏まえ、市販品として用いられているハードカプセルにアントシアニン組成物を充填した試料を作製し、アントシアニン組成物の溶出性を検討した。なお、ゼラチンカプセルと比較するとハードカプセルを用いたときには、崩壊後にベッセル中での内容物のマウントが認められたため、攪拌条件を50rpmから100rpmへと変更し、溶出試験を行った。
溶出試験用溶液(NaClを2gと濃塩酸7mLとを純水に溶解して1000mLとした溶液(日局1液))900mLを用意した。この溶出試験用溶液に、以下の方法で作製された試料31〜37をそれぞれ入れ、37℃、100rpmの攪拌条件において、溶出試験を行い、アントシアニン組成物の溶出率(%)を得た。
具体的には、上記の通り、溶出試験用溶液に各試料を添加して撹拌することで、ビルベリー濃度が0.11mg/mLの溶液とした。この溶出試験用溶液を経時的に6mLずつ取り出し、0.45μmの孔径の濾過膜を用いてMF濾過を行った。その後、得られた各溶液について、極大吸収波長(516nm)において吸光度を測定した。さらに、0.11mg/mLのビルベリー抽出物の吸光度(1.962)を基準とした割合を、溶出試験用溶液に対する、各試料のゼラチンカプセルからのアントシアニン組成物の溶出率(%)として算出した。各試料を含む溶出試験用溶液の溶出率の経時変化の結果は、図9に示される。
(試料31〜37の作製)
市販のカプセル1もしくはカプセル2の内容物、またはブルーベリーエキス末に対し、添加剤を加えることによって、アントシアニン組成物を調製した。さらに、このアントシアニン組成物をハードカプセル(クオリカプス社製、ゼラチンハードカプセル3号)に充填することによって、試料31〜37を作製した。試料31〜37のアントシアニン誘導体の種類と配合量、添加剤の種類、添加量及び添加剤のHLB値は、以下の表7に記載した。試料31、32及び35には、下記の市販のカプセル2の内容物を用いた。試料34及び36には、実験例1において詳述した市販のカプセル1の内容物を用いた。試料37のアントシアニン組成物には、アントシアニン誘導体としてブルーベリー抽出物を含むブルーベリーエキス末を用いた。市販のカプセル2の内容物は、以下の配合成分を混合することによって、調製された。
(市販のカプセル2の内容物の配合成分)
ブルーベリー(ビルベリー)抽出物:100.0mg
メグスリノキ抽出物:5.0mg
アイブライト抽出物:5.0mg
ルテイン(フリー体として):5.0mg
アスタキサンチン(フリー体として):3.0mg
ビタミンB1:2.0mg
ビタミンB2:0.5mg
ビタミンB6:2.0mg
ビタミンB12:20.0μg
ビタミンE:9.0mg
図9の結果から、脂肪酸エステル系界面活性剤として、ソルビタン脂肪酸エステルを含む試料31及び32のハードカプセルにおけるアントシアニン組成物の溶出率は、添加物を含有しない試料35のアントシアニン誘導体の溶出率よりも高くなった。したがって、ソルビタン脂肪酸エステルを、市販のハードカプセルに充填されたアントシアニン誘導体の添加剤として用いることによっても、アントシアニン組成物の溶出性が向上する効果が得られることが示された。
[4.アントシアニン組成物におけるアントシアニン誘導体の膜透過性についての検討]
<実験例9>
次に、アントシアニン組成物におけるアントシアニン誘導体の腸管吸収性を評価した。具体的には、薬物の膜透過性測定試験に一般に使用されているCaco−2細胞(ヒト結腸癌由来上皮細胞)を用いて、アントシアニン誘導体の膜透過性の検討を行った。
まず、Caco−2細胞を、12穴トランズウェル(直径;12mm、細孔径;3.0μm、Corning Coastar社製)のインサートのメンブレン上に3.25×10cells/cmとなるように播種し、21日間培養した。細胞間にタイトジャンクションが形成されていることを確認するために、Millicell ERS−2(Merck MiLLIPORE社製)を用いて膜抵抗値を測定し、400Ω以上であることを確認した。
培養液を除去した後、インサートを0.5mLの5mM MES−HBSS buffer(pH6.5)で2回洗浄した。また、マルチウェルプレートは1.5mLの10mM HEPES−HBSS buffer(pH7.4)で2回洗浄した。MESは、2−(N−morpholino)ethanesulfonic acid(SIGMA社製)の略称、HBSSは、Hank’s Buffered Salt Solution(gibco社製)の略称、HEPESは、4−(2−hydroxyethyl)−1−piperazineethanesulfonic acid(SIGMA社製)の略称である。MESをHBSSに溶解することにより、MES濃度が5mMのMES−HBSS bufferを、HEPESをHBSSに溶解することにより、HEPES濃度が10mMのHEPES−HBSS bufferを、それぞれ作製した。
続けてインサートには5mMのMES−HBSS buffer(pH6.5)を0.5mL添加し、マルチウェルプレートには10mMのHEPES−HBSS buffer(pH7.4)を1.5mL添加し、30分間静置して平衡化した。
また、下記試料38〜41について、溶出試験で120分間に溶解した溶出量に基づき、本膜透過性試験に最適なアントシアニン濃度を算出し、試験用サンプルを調整した。各試験用サンプルは、各試料を5mMのMES−HBSS bufferで希釈することで調整し、アントシアニン濃度はそれぞれ、試料38(ブルーベリーエキス末)では6.3μg/mL、試料39(市販のカプセル1)では22.3μg/mL、試料40(市販のカプセル2)では87.8μg/mL、試料41(市販のカプセル2に添加剤を添加した試料)では104.04μg/mLとした。
その後、インサートからMES−HBSS bufferを0.25mL取り出し、代わりに上記試験用サンプル(試料38〜41)をそれぞれ0.25mL添加し、37℃で30分間培養した。培養開始から30分経過後に、マルチウェルプレートからHEPES−HBSS bufferを1mlずつ採取し、HPLC(Waters社製)を用いてアントシアニン濃度を定量した。これにより、Caco−2細胞を透過したアントシアニン量を測定することができる。測定結果は、図10に示される。
図10の結果から、アントシアニン誘導体のみを含む試料38〜40よりも、アントシアニン誘導体とともに添加剤を含む試料41の方が、Caco−2細胞の透過性に優れることが示された。上記の結果は、アントシアニン誘導体と添加剤とを含む組成物が、腸管吸収性に優れる効果を奏することを示した。

Claims (5)

  1. アントシアニン誘導体と、脂肪酸エステル系界面活性剤とを含み、
    前記脂肪酸エステル系界面活性剤が、HLB値が6〜18であるソルビタン脂肪酸エステル、HLB値が6〜18であるポリグリセリン脂肪酸エステル、及びHLB値が11〜17であるショ糖脂肪酸エステルのうちの少なくともいずれかを含む、易溶出性アントシアニン組成物。
  2. 前記アントシアニン誘導体100重量部に対して、前記脂肪酸エステル系界面活性剤が1重量部以上である、請求項1に記載の易溶出性アントシアニン組成物。
  3. 前記アントシアニン誘導体が、ブルーベリー抽出物由来のアントシアニンを含む、請求項1又は2に記載の易溶出性アントシアニン組成物。
  4. 前記アントシアニン誘導体が、さらに、アサイー抽出物由来のアントシアニンを含む、請求項3に記載の易溶出性アントシアニン組成物。
  5. さらに、クロセチンを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の易溶出性アントシアニン組成物。
JP2018248316A 2018-12-28 2018-12-28 易溶出性アントシアニン組成物 Active JP7190898B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018248316A JP7190898B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 易溶出性アントシアニン組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018248316A JP7190898B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 易溶出性アントシアニン組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020105151A true JP2020105151A (ja) 2020-07-09
JP7190898B2 JP7190898B2 (ja) 2022-12-16

Family

ID=71448176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018248316A Active JP7190898B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 易溶出性アントシアニン組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7190898B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021256075A1 (ja) 2020-06-18 2021-12-23 株式会社日本製鋼所 通電焼結方法及び通電焼結装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009046438A (ja) * 2007-08-21 2009-03-05 Api Co Ltd アントシアニン含有組成物及びその製造方法
JP2017014125A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 株式会社 わかさ生活 ソフトカプセル用アントシアニン含有組成物及びソフトカプセル剤
JP2018145148A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 富士フイルム株式会社 ソフトカプセル剤

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009046438A (ja) * 2007-08-21 2009-03-05 Api Co Ltd アントシアニン含有組成物及びその製造方法
JP2017014125A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 株式会社 わかさ生活 ソフトカプセル用アントシアニン含有組成物及びソフトカプセル剤
JP2018145148A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 富士フイルム株式会社 ソフトカプセル剤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021256075A1 (ja) 2020-06-18 2021-12-23 株式会社日本製鋼所 通電焼結方法及び通電焼結装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7190898B2 (ja) 2022-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2226418T3 (es) Composiciones para recubrimiento de almidon modificado.
CN1094326C (zh) 含有β-胡萝卜素、番茄红素和叶黄素的混合物的类胡萝卜素制剂
JP5841974B2 (ja) カロテノイドを含有する液体製剤
ES2335581T3 (es) Microcapsulas con un alto contenido en carotenoides.
BR112019014985A2 (pt) composição estável de ingrediente ativo lipossolúvel, microcápsula e processo de preparação e uso da mesma
EP2832344A1 (en) Composition, and external preparation for the skin or functional food each containing said composition
JP4755980B2 (ja) 5,10−メチレンテトラヒドロホラートの安定な医薬調合物
JP5472785B2 (ja) カプセル入り化粧料
JP7190898B2 (ja) 易溶出性アントシアニン組成物
JP5632555B1 (ja) アントシアニン安定化剤及びアントシアニンの安定化方法
CN105431512B (zh) 液体清洗剂组合物
ES2742486T3 (es) Composición de tomate biológicamente activa que tiene una cantidad reducida de licopeno
TW201219370A (en) Agent for regulating the formation of nitrogen monoxide
ES2241725T3 (es) Preparaciones solidas con una estructura multinuclear.
ES2209290T3 (es) Empleo de compuestos organicos de azufre como agente para el desplazamiento batocromico de la banda de absorcio uv/vis de carotenoides.
EP3506769B1 (en) Water-dispersible colouring composition
CN108697681A (zh) 水溶性亲脂性材料
US20210046006A1 (en) Emulsion composition
JP2014001292A (ja) アントシアニン含有水性組成物
JPH06264055A (ja) カロテノイド系色素の安定化方法、カロテノイド系色素の安定化組成物、及び当該方法により安定化されたカロテノイド系色素を含有する飼料
CN101690547A (zh) 一种液体多种维生素及其生产方法
AU2005200341A1 (en) Process for stabilizing carotinoid-containing biomass
JP2006070114A (ja) カロテノイド類含有抽出物の製法
JP5743249B1 (ja) アントシアニン安定化剤及びそれを含有するアントシアニン含有組成物、並びにアントシアニンの安定化方法
JP2008291150A (ja) アスタキサンチンーシクロデキストリン包接化合物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220615

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221028

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7190898

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150