JP2020104679A - ランプユニット、車両用灯具システム - Google Patents

ランプユニット、車両用灯具システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020104679A
JP2020104679A JP2018244927A JP2018244927A JP2020104679A JP 2020104679 A JP2020104679 A JP 2020104679A JP 2018244927 A JP2018244927 A JP 2018244927A JP 2018244927 A JP2018244927 A JP 2018244927A JP 2020104679 A JP2020104679 A JP 2020104679A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
vehicle
boundary line
lamp unit
dark boundary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018244927A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7219085B2 (ja
Inventor
卓也 北園
Takuya Kitazono
卓也 北園
靖 喜多
Yasushi Kita
靖 喜多
航 中島
Ko Nakajima
航 中島
剛司 藁谷
Takeshi Waragaya
剛司 藁谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP2018244927A priority Critical patent/JP7219085B2/ja
Publication of JP2020104679A publication Critical patent/JP2020104679A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7219085B2 publication Critical patent/JP7219085B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

【課題】構成の複雑化並びにコスト増を招くことなく、歩行者への追従性の高い配光パターンを実現することのできる車両用灯具システムを提供する。【解決手段】自車両の前方へ光照射を行うための車両用灯具システムであって、選択的な光照射を実行可能なランプユニットと、ランプユニットの動作を制御する制御装置と、を含む。制御装置は、自車両の前方に歩行者101A、101Bが存在する場合に、自車両の車幅方向の中央を基準にした左前方又は右前方の少なくとも一方に対して、中央から離れるほど鉛直方向の高さが高くなるように傾斜した明暗境界線111L、111Rを含む配光パターンであって明暗境界線111L、111Rの上側領域が相対的に暗く下側領域が相対的に明るい配光パターンをランプユニットに形成させる。【選択図】図7

Description

本発明は、多様な照射パターンによる光照射を行う車両用灯具の改良技術に関する。
夜間に車両を走行させる際には、基本的に前照灯によりロービームとハイビームを照射することにより車両の前方の視認性を確保する。しかしながら、いわゆるカットオフラインより上側に光を照射すると、対向車や先行車(以下、これらを「前方車両」という。)、あるいは歩行者が存在する場合に、それらにグレアを与えるおそれがあるので、すれ違い時にはハイビームが非照射に切り替えられる。また、近年では、前方車両や歩行者の位置を検出し、これらにグレアを与えないようにハイビームの配光パターンを可変に制御する技術が種々提案されている(例えば、特開2010−232081号公報参照)。
従前、上記のような配光パターンの制御は、光源とその光を部分的に遮る遮蔽板を組み合わせることで実現されていたが、この場合、設置可能な遮蔽板の数には限りがあり、照射パターンを多様に制御することは難しかった。これに対し、例えば、LEDなどの発光素子をマトリクス状にした光源を用いて、各発光素子を個別に点消灯させてそれらの光により形成される像をレンズによって車両前方へ投影する方式や、矩形状の画素がマトリクス状に配置されたドットマトリクス方式の液晶素子を用いて光源からの光を選択的に透過(又は反射)させることによって像を形成し、その像をレンズによって車両前方へ投影する方式なども知られている。これらの方式によれば、配光パターンを多様に制御することができる。
ところで、例えば自車両の左側の道路脇において歩行者が自車両へ近づくように移動する場合を考えると、その頭部の見かけの位置は徐々に斜め上方向へ変化し、かつ見かけの大きさも徐々に大きくなる。このような歩行者に対して、上記した各方式では、頭部に対しては減光または非照射とし、体に対しては照射とするように配光パターンが制御される。このとき、上記した各方式においては、水平方向および垂直方向に沿って配列される複数のセグメント(配光領域)のそれぞれにおける光強度(照度)を制御することによって配光パターンに対応する像が形成される。
しかし、各セグメントの境界は水平方向および垂直方向に沿って存在するので、各セグメントにより形成される像の輪郭において斜め線は階段状に表現される。このとき、各セグメントの解像度が比較的に低い場合には、歩行者の見かけの位置や大きさの変化に対する追従性が低下する。それにより、歩行者の頭部へのグレアを確実に回避するために減光または非照射とすべきセグメントの数が増えてしまうため、歩行者の視認性が低下する可能性がある。
他方、各セグメントの解像度を高くした場合には上記不都合が解消し得る。しかし、この場合には、例えば発光素子を用いる方式であればより多くの発光素子とそれらを駆動する回路が必要となるため、構成の複雑化並びにコスト増を招く。液晶素子を用いる方式においても同様であり、より多くの画素とそれらを駆動する回路が必要となるため、構成の複雑化並びにコスト増を招く。
特開2010−232081号公報
本発明に係る具体的態様は、構成の複雑化並びにコスト増を招くことなく、歩行者への追従性の高い配光パターンを実現し得る技術を提供することを目的の1つとする。
[1]本発明に係る一態様の車両用灯具システムは、(a)自車両の前方へ光照射を行うための車両用灯具システムであって、(b)選択的な光照射を実行可能なランプユニットと、(c)前記ランプユニットの動作を制御する制御装置と、を含み、(d)前記制御装置は、前記自車両の前方に歩行者が存在する場合に、前記自車両の車幅方向の中央を基準にした左前方又は右前方の少なくとも一方に対して、当該中央から離れるほど鉛直方向の高さが高くなるように傾斜した明暗境界線を含む配光パターンであって当該明暗境界線の上側領域が相対的に暗く下側領域が相対的に明るい配光パターンを前記ランプユニットに形成させる、車両用灯具システムである。
[2]本発明に係る一態様の車両用灯具システムの制御方法は、(a)選択的な光照射を実行可能なランプユニットと当該ランプユニットの動作を制御する制御装置とを含み、自車両の前方へ光照射を行う車両用灯具システムにおける制御方法であって、(b)前記制御装置が、前記自車両の前方に歩行者が存在する場合に、前記自車両の車幅方向の中央を基準にした左前方又は右前方の少なくとも一方に対して、当該中央から離れるほど鉛直方向の高さが高くなるように傾斜した明暗境界線を含む配光パターンであって当該明暗境界線の上側領域が相対的に暗く下側領域が相対的に明るい配光パターンを前記ランプユニットに形成させる、車両用灯具システムの制御方法である。
上記構成によれば、構成の複雑化並びにコスト増を招くことなく、歩行者への追従性の高い配光パターンを実現し得る。
図1は、一実施形態の車両用灯具システムの構成を示す図である。 図2は、液晶素子の構成を示す模式的な断面図である。 図3は、液晶素子において、配光パターンを可変に制御するためにそれぞれ個別に光透過率を制御して光照射範囲と減光範囲(ないし非照射範囲)を形成することができる複数の画素領域を説明するための図である。 図4は、図3に示すa部の拡大図である。 図5は、図4に示す各画素領域に対応する液晶素子の画素電極の構造例を示す平面図である。 図6は、車両用灯具システムにおいて想定される道路状況の一例を説明するための図である。 図7は、歩行者が存在する場合の配光パターンの一例を説明するための図である。 図8は、車両用灯具システムの動作を説明するためのフローチャートである。
図1は、一実施形態の車両用灯具システムの構成を示す図である。図1に示す車両用灯具システムは、自車両の前方へ光照射を行うための車両用灯具システムであり、選択的な光照射を実行可能なランプユニット1と、ランプユニットの動作を制御する制御装置2を含んで構成されている。ランプユニット1は、光源11、リフレクタ(反射集光部材)12、液晶素子13、一対の偏光板14a、14b、投影レンズ15を含んで構成されている。制御装置2は、撮像ユニット21、配光制御部22、液晶駆動部23、地図データベース(DB)24、GPSセンサ25を含んで構成されている。この車両用灯具システムは、撮像ユニット21によって撮影される画像に基づいて自車両の周囲に存在する前方車両や歩行者等の位置を検出し、前方車両等の位置に応じて設定される一定範囲を減光範囲(又は非照射範囲)に設定し、それ以外の範囲を光照射範囲に設定して選択的な光照射を行うためのものである。
光源11は、例えば青色光を放出する発光素子(LED)に黄色蛍光体を組み合わせて構成された白色光LEDを含んで構成されている。光源11は、例えば、マトリクス状あるいはライン状に配列された複数の白色光LEDを備える。なお、光源11としてはLEDのほかに、レーザー、さらには電球や放電灯など車両用ランプユニットに一般的に使用されている光源が使用可能である。光源11の点消灯状態は配光制御部22によって制御される。
リフレクタ12は、光源11から出射する光を反射および集光し、偏光板14aを介して液晶素子(液晶パネル)13に入射させる。なお、光源11からリフレクタ12を介して液晶素子13へ至る光路上に他の光学系(例えば、レンズや反射鏡、さらにはそれらを組み合わせたもの)が存在してもよい。
液晶素子13は、それぞれ個別に制御可能な複数の画素領域(光変調領域)を有しており、液晶駆動部23によって与えられる液晶層への印加電圧の大きさに応じて各画素領域での液晶配向状態が可変に設定される。この液晶素子13に、偏光板14aを介して光源11からの光が照射され、透過光が偏光板14bを通過することにより、上記した光照射範囲と減光範囲に対応した明暗を有する像が形成される。例えば、液晶素子13は、垂直配向型の液晶層を備えるものであり、一対の偏光板14a、14bの間に配置されており、液晶層への電圧が無印加(あるいは閾値以下の電圧)である場合に透過率が極めて低い状態(遮光状態)となり、液晶層へ電圧が印加された場合に透過率が相対的に高い状態(透過状態)となるものである。
一対の偏光板14a、14bは、例えば互いの偏光軸を略直交させており、液晶素子13を挟んで対向配置されている。本実施形態では、液晶層に電圧無印加としているときに光が遮光される(透過率が極めて低くなる)動作モードであるノーマリーブラックモードを想定する。各偏光板14a、14bとしては、例えば一般的な有機材料(ヨウ素系、染料系)からなる吸収型偏光板を用いることができる。また、耐熱性を重視したい場合には、ワイヤーグリッド型偏光板を用いることも好ましい。ワイヤーグリッド型偏光板とはアルミニウム等の金属による極細線を配列してなる偏光板である。また、吸収型偏光板とワイヤーグリッド型偏光板を重ねて用いてもよい。
投影レンズ15は、液晶素子13を透過する光によって形成される像(光照射範囲と減光範囲に対応した明暗を有する像)を広げて自車両の前方へ投影することにより配光パターンを形成するものであり、適宜設計されたレンズが用いられる。本実施形態では、反転投影型のプロジェクターレンズが用いられる。
撮像ユニット21は、カメラおよび画像処理部を含んで構成されており、自車両の前方を撮影し、その画像に基づいて所定の画像認識処理を行うことによって前方車両や歩行者の位置、距離、大きさ等を検出する。この撮像ユニット21は、自車両の所定位置(例えば、フロントガラス内側上部)に配置されている。なお、他の用途(例えば、自動ブレーキシステム等)のためのカメラが自車両に備わっている場合にはそのカメラを共用してもよい。
配光制御部22は、撮像ユニット21によって検出された前方車両等の位置に対応した光照射範囲および減光範囲を含む配光パターンを設定してその配光パターンに対応した像を形成するための制御信号を生成して液晶駆動部23へ供給する。この配光制御部23は、例えばCPU、ROM、RAM等を有するコンピュータシステムにおいて所定の動作プログラムを実行させることによって実現される。
液晶駆動部23は、配光制御部22から供給される制御信号に基づいて液晶素子13へ駆動電圧を供給することにより、液晶素子13の各画素領域における液晶層の配向状態を個別に制御するものである。
地図DB24は、道路の属性に関する情報や各種施設に関する情報などを含む地図データを格納するものである。道路の属性に関する情報には、例えば道路種別(高速道、国道、県道、市道など)や、車線数、制限速度などの情報が含まれている。なお、車両に地図DBを有する他のシステム(例えば、カーナビゲーションシステムなど)が備わっている場合には、そのシステムを地図DB24として用いてもよい。また、スマートフォン等の無線通信機器を介して地図DBを随時取得できる場合には、その無線通信機器を地図DB24として代用してもよい。
GPSセンサ25は、全地球測位システム(Global Positioning System)を利用して自車両の現在位置を検出する。なお、GPSセンサを有する他のシステム(例えば、カーナビゲーションシステムなど)が自車両に備わっている場合には、そのシステムをGPSセンサ25として代用してもよい。また、GPSセンサを備えたスマートフォン等の無線通信機器をGPSセンサ25として代用してもよい。
図2は、液晶素子の構成を示す模式的な断面図である。液晶素子13は、対向配置された上基板(第1基板)31および下基板(第2基板)32、上基板31に設けられた共通電極(対向電極)33、下基板32に設けられた複数の画素電極34、絶縁膜35、複数の配線部36、上基板11と下基板12の間に配置された液晶層37を含んで構成されている。なお、説明の便宜上、図示を省略しているが、上基板31、下基板32には、それぞれ液晶層37の配向状態を規制するための配向膜が適宜設けられる。
上基板31および下基板32は、それぞれ、平面視において矩形状の基板であり、互いに対向して配置されている。各基板としては、例えばガラス基板、プラスチック基板等の透明基板を用いることができる。上基板31と下基板32の間には、例えば樹脂膜などからなる複数の柱状スペーサー(柱状体)、あるいは複数の球状スペーサーが分散配置されており、それらスペーサーによって基板間隙が所望の大きさ(例えば数μm程度)に保たれている。
共通電極33は、上基板31の一面側に設けられている。この共通電極33は、下基板32の各画素電極34と対向するようにして一体に設けられている。共通電極33は、例えばインジウム錫酸化物(ITO)などの透明導電膜を適宜パターニングすることによって構成されている。
複数の画素電極34は、下基板32の一面側において絶縁層35の上側に設けられている。これらの画素電極34は、例えばインジウム錫酸化物(ITO)などの透明導電膜を適宜パターニングすることによって構成されている。各画素電極34の間には隙間が設けられている。上記の共通電極33と各画素電極34との重なる領域のそれぞれが上記した画素領域を構成する。
絶縁層35は、下基板32の一面側において各配線部36の上側にこれらを覆うようにして設けられている。この絶縁層35は、例えばSiO膜、SiON膜であり、スパッタ法などの気相プロセスあるいは溶液プロセスにより形成することができる。なお、この絶縁層35としては有機絶縁膜を用いてもよい。
複数の配線部36は、下基板32の一面側において絶縁層35の下層側に設けられている。これらの配線部36は、例えばインジウム錫酸化物(ITO)などの透明導電膜を適宜パターニングすることによって構成されている。各配線部36は、液晶駆動部23から各画素電極34に対して電圧を与えるためのものである。
液晶層37は、上基板31と下基板32の間に設けられている。本実施形態においては、誘電率異方性Δεが負であり、カイラル材を含み、流動性を有するネマティック液晶材料を用いて液晶層37が構成される。本実施形態の液晶層37は、電圧無印加時における液晶分子の配向方向が一方向に傾斜した状態となり、各基板面に対して、例えば88°以上90°未満の範囲内のプレティルト角を有する略垂直配向となるように設定されている。
なお、上記のように上基板31の一面側と下基板32の一面側にはそれぞれ配向膜が設けられている。各配向膜としては、液晶層37の配向状態を垂直配向に規制する垂直配向膜が用いられる。各配向膜にはラビング処理等の一軸配向処理が施されており、その方向へ液晶層37の液晶分子の配向を規定する一軸配向規制力を有している。各配向膜への配向処理の方向は、例えば互い違い(アンチパラレル)となるように設定される。
本実施形態の液晶素子13は、共通電極33と各画素電極34とが平面視において重なる領域の各々として画定される領域である画素領域を多数(例えば、数十〜数百個)有している。本実施形態において各画素領域は、実現したい種々の配光パターンに対応可能となるように、例えば正方形状、長方形状、台形状など種々の形状に設定されている。共通電極33、各画素電極34は、各配線部16等を介して液晶駆動部23と接続されており、例えばスタティック駆動される。
図3は、液晶素子において、配光パターンを可変に制御するためにそれぞれ個別に透過率を制御して光照射範囲と減光範囲(ないし非照射範囲)を形成することができる複数の画素領域を説明するための図である。図示のように、配光パターンを形成するための各画素領域は、図中左右方向において中央に配置された第1ブロック50と、第1ブロック50の左右両側にそれぞれ配置された第2ブロック51R、51Lと、第2ブロック51R、51Lの左右両側にそれぞれ配置された第3ブロック52R、52Lを含む。
第1ブロック50は、図中左右方向に延びる境界60によって上下に区画された複数の画素領域を含んでいる。第2ブロック51Rは、境界60によって上下に区画された複数の画素領域と、図中右肩上がりに傾斜して延びる境界61R、62Rによってそれぞれ上下に区画された複数の画素領域を含んでいる。第3ブロック52Rは、境界61R、62Rによってそれぞれ上下に区画された複数の画素領域を含んでいる。同様に、第2ブロック51Lは、境界60によって上下に区画された複数の画素領域と、図中左肩上がりの斜め方向に延びる境界61L、62Lによってそれぞれ上下に区画された複数の画素領域を含んでいる。第3ブロック52Lは、境界61L、62Lによってそれぞれ上下に区画された複数の画素領域を含んでいる。
図4は、図3に示すa部の拡大図である。第1ブロック50には、中心線oを挟んで左右に4つずつ配置された長方形状の複数の画素領域70と、各画素領域70の図中下側にそれぞれ配置された略正方形状の複数の画素領域71が含まれている。各画素領域70は、それぞれ図中上下方向に長手方向を有する。各画素領域71は、それぞれ何れかの画素領域70の直下に配置されている。各画素領域71の幅(左右方向長さ)は、直上の画素領域70とほぼ同じであり、かつ幅方向の位置を揃えて配置されている。
第2ブロック51Rには、それぞれ図中の最上段に配置された略台形状の画素領域80、81、82、83、84、85、86と、図中中段に配置された三角形状の画素領域87および略台形状の画素領域88、89、90、91、92、93と、図中最下段に配置された矩形状の画素領域94、95、96および略台形状の画素領域97、98、99、100が含まれている。各画素領域80、87、94は、それぞれの幅を同一にして幅方向位置を揃えて上下方向に配列されている。他の画素領域も同様にして配列されている。
この第2ブロック51Rおよび図4では示していない第3ブロック52Rでは、右肩上がりに傾斜して延びる境界61R、62Rによって各画素領域80〜100等が区画されているので、例えば、各画素領域80〜86等を減光範囲に対応させて各画素領域87〜100を光照射範囲に対応させることで、境界62Rに沿って明暗の境界線を有する配光パターンを得ることができる。同様に、各画素領域80〜93等を減光範囲に対応させて各画素領域94〜100等を光照射範囲に対応させることで、境界61Rに沿って明暗の境界線を有する配光パターンを得ることができる。すなわち、右肩上がりに傾斜して直線状に延びる明暗の境界線を有する配光パターンを得ることができる。
また、第2ブロック51Lの各画素領域は、中心線oを挟んで第2ブロック51Rと対称に配置されている。同様に、図4では図示しない第3ブロック52Lの各画素領域は、中心線oを挟んで第3ブロック52Rと対称に配置されている。これら各画素領域において上記と同様に減光範囲と光照射範囲を対応付けることで、境界61Lに沿って明暗の境界線を有する配光パターンや境界62Lに沿って明暗の境界線を有する配光パターンを得ることができる。すなわち、左肩上がりに傾斜して直線状に延びる明暗の境界線を有する配光パターンを得ることができる。
図5は、各画素領域に対応する液晶素子の画素電極の構造例を示す平面図である。ここでは、第1ブロック50の中心線oから右側の一部分と第2ブロック51Rの一部分に対応する画素電極が示されている。なお、第1ブロック50の左側と第2ブロック51Lの画素電極は、図示のものと中心線oを挟んで左右対称となるのでここでは図示を省略する。上記した図2に示した各画素電極34は、図示の各画素電極170〜200の何れかに対応する。
各画素電極170は、上記の各画素領域70に対応した平面視形状を有する。各画素電極171は、上記の各画素領域71に対応した平面視形状を有する。各画素電極180〜186は、それぞれ上記の各画素領域80〜86に対応した平面視形状を有する。各画素電極187〜193は、それぞれ上記の各画素領域87〜93に対応した平面視形状を有する。各画素電極194〜200は、それぞれ上記の各画素領域94〜100に対応した平面視形状を有する。
これら各画素電極180等は、上記のように下層側に設けられた各配線部36の何れかと接続されており、それぞれ個別に電圧を印加することができる。それにより、各画素電極180等と共通電極33との間に電界が発生し、その部分において液晶層37の液晶分子配向を制御することができる。それにより、光の透過率を各画素領域において個別に制御して種々の配光パターンを実現することができる。
図6は、車両用灯具システムにおいて想定される道路状況の一例を説明するための図である。図示のように、例えば本実施形態では、自車両100の通行帯(通行区分)が左側通行に指定されており、かつ、道路の属性が市街地道路などの片側一車線の交互通行の道路である場合を想定する。そして、自車両100の左側の路側帯に存在する歩行者101Aや対向車線の右側の路側帯に存在する歩行者101Bに対してグレアを与えることなくこれらの歩行者101A、101Bの存在を自車両の運転者へ知らせるために効果的な配光パターンを形成するものとする。
図7は、歩行者が存在する場合の配光パターンの一例を説明するための図である。図7では、運転席から自車両の前方道路を見た際の様子が模式的に示されている。ここでは、自車両の前方の所定位置において鉛直方向に立てられた仮想面上に形成される配光パターンを説明する。図示のように、本実施形態の車両用灯具システムでは、道路脇に歩行者が存在する場合には、図中上側に相対的に暗い領域である減光領域110が設定され、下側に相対的に明るい領域である光照射領域が設定された配光パターンが形成される。図中ではこの減光領域110を判別しやすいように模様を付して示している。
図示のように、減光領域110は、上下方向角度0°よりも上側に設けられており、左右方向角度0°付近から右肩上がりで傾斜して延びる明暗境界線111Rと、左右方向角度0°付近から左肩上がりで傾斜して延びる明暗境界線111Lとを有している。これら明暗境界線111R、111Lよりも下側は光照射領域に設定されている。図示の例では、左側通行を想定しているので、左側の明暗境界線111Lのほうが右側の明暗境界線111Rよりも図中左右方向を基準とした傾斜角度(傾斜度合い)を大きく設定されている。これは、見かけ上、左側の歩行者101Aのほうが自車両100への接近が早いためである。なお、通行区分が右側通行の場合には、明暗境界線111R、111Lの傾斜角度(傾斜度合い)が図示の例と反対に設定される。
各明暗境界線111R、111Lの傾斜角度は、歩行者の位置(前後左右)、歩行者の頭部位置の高さ、自車両に対するランプユニット1の取付位置の高さを考慮し、かつ自車両へ近づくにつれて見かけ上は斜め上方向へ移動する歩行者の頭部位置よりも下側に各明暗境界線111R、111Lが配置されるように定められる。なお、各明暗境界線111R、111Lの傾斜角度は、上記した境界61R、62R、61L、62Lに対応して定まるものであり(図3、図4参照)、これら境界61R、62R、61L、62Lは、画素電極の形状に対応して定まるものである(図5参照)。
各明暗境界線111R、111Lの傾き角度を設定する方法の一例について以下に説明する。ここで、自車両の前後方向に平行であって自車両の車幅方向の中央を通る軸を基準軸P(図6参照)として、歩行者の左右方向位置をX、自車両から歩行者までの距離をY、歩行者の頭部位置の高さ(ここでは首下の高さ)をZ、ランプユニット1の取付位置の高さをHとする。このとき、明暗境界線111Rまたは111Lの左右方向の形成範囲を基準軸からの角度θLRで表すものとすると、この角度θLRは以下のように求めることができる。
θLR=ATAN(X/Y) ・・・(1)
(1)式において、歩行者の左右方向位置Xについては、例えば道路幅を片側3.5mと仮定すれば、自車両左側の歩行者については基準軸から−1.75m、右側の歩行者については基準軸から+5.75mという固定値を用いることができる。そして、歩行者までの距離Yは、制動停止距離として適した値(例えば40m〜100)の範囲で指定すればよい。それにより、明暗境界線111Rまたは111Lの左右方向の形成範囲を基準軸からの角度θLRとして求めることができる。
次に、明暗境界線111R、111Lの上下方向の形成範囲をランプユニット1の取付位置を基準とした上下方向の角度θUDで表すものとすると、この角度θUDは以下のように求めることができる。
θUD=ATAN((Z−H)/(X+Y1/2) ・・・(2)
(2)式において、歩行者の頭部位置の高さZは、例えば固定値とする。このときのZの値は、例えば比較的背の低い人であっても対応できるように130cm程度とすることが好ましい。また、ランプユニット1の取付位置の高さHは既知の値である。そして、上記のように、歩行者までの距離Yは、制動停止距離として適した値(例えば40m〜100)の範囲で指定すればよい。それにより、明暗境界線111Rまたは111Lの上下方向の形成範囲を基準軸からの角度θUDとして求めることができる。
上記の(1)式、(2)式を用いることで、各明暗境界線111R、111Lが歩行者の頭部位置よりも下側となるようにそれらの傾き角度を適切に設定することができるので、歩行者へのグレアをより確実に防ぐことができる。
各明暗境界線111R、111Lは境界61R、62Lと対応している。配光制御部22は、自車両100が左側通行帯を走行中と判断できる場合は境界61R、62Lを境として上方の画素領域(例えば画素領域84、91)を遮光制御し、下方の画素領域(例えば画素領域98)を透光制御することで明暗境界線を形成する。通行帯の判断は、運転者による手動での切り替え、GPSによる自車位置検出結果に基づく地図データの照会、撮像ユニット21による画像に基づく判断(白線検知等)などの方法によって行うことが可能である。通行帯が右側通行帯と判断されれば境界61L、62Rを境として同様の制御を行う。自車両が走行している通行帯を判断し、画素領域を区分する複数の境界から適切な組み合わせを選択することで明暗境界線の傾き角度を状況に応じて適切に変更させることもできる。
図8は、車両用灯具システムの動作を説明するためのフローチャートである。なお、情報処理の結果に矛盾や不整合を生じない限りにおいて、処理の順序を入れ替えることや、他の処理を追加することも可能である。
車両のライトスイッチが操作されて前照灯の点灯が指示されると、図示しないロービーム用灯具によりロービームが照射される(ステップS11)。また、配光制御部22は、撮像ユニット21により検出される前方車両の位置に応じて、ハイビームの照射範囲のうち、前方車両の存在する一定範囲を減光範囲として、それ以外の範囲を光照射範囲に設定する点灯制御であるADB(Adaptive Driving Beam)制御を実行する(ステップS12)。
次に、配光制御部22は、GPSセンサ25により検出される自車両の現在位置と地図DB24に格納された地図データを用いて、自車両が現在走行している道路の属性が市街地に対応するものであるか否かを判定する(ステップS13)。例えば、現在走行している道路の種別が県道や市道である場合あるいは車線数が片道一車線である場合には、配光制御部22は、現在の道路の属性が市街地に対応するものであると判定する。現在の道路の属性が市街地に対応するものではない場合には(ステップS13;NO)、ステップS12に戻り、ADB制御が継続される。なお、ステップS13では地図データのほか、撮像ユニット21による画像認識処理により街灯の数に基づいて市街地に係る判定を行うこともできる。この場合、例えば所定の数以上に街灯が存在する場合には市街地と判定できる。
現在の道路の属性が市街地に対応するものである場合に(ステップS13;YES)、配光制御部22は、撮像ユニット21の検出結果に基づいて、歩行者が存在するか否かを判定する(ステップS14)。歩行者が存在しない場合には(ステップS14;NO)、ステップS12に戻り、ADB制御が継続される。
歩行者が存在する場合には(ステップS14;YES)、配光制御部22は、歩行者に対応する減光領域を設定する制御を行う(ステップS15)。具体的には、上記した図7に例示したような減光領域110を含んだ配光パターンが形成され、自車両の前方に照射される。その後、ステップS12へ戻る。
以上のような実施形態によれば、構成の複雑化並びにコスト増を招くことなく、歩行者への追従性の高い配光パターンを実現し得る。
なお、本発明は上記した実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々に変形して実施をすることが可能である。例えば、上記した実施形態では画像認識処理によって歩行者の有無を検出していたが他の手段、例えばLIDAR(Light Detection and Ranging)などの光センサやレーダーなどの電波センサを用いて歩行者の有無を検出してもよい。
また、上記の実施形態では減光領域110の全体が減光するように制御する例を説明していたがこれに限られない。減光領域110のうち、さらに歩行者と重なる画素領域のみを減光するようにしてもよい。例えば境界61Rより上方の画素領域であっても歩行者と重なる画素領域83、90は減光させるが、歩行者とは重ならない画素領域82、84、89、91は通常通りに光照射するようにしてもよい。この場合、自車両と歩行者の相対的な位置の変化に応じて減光させる画素領域を切り替えていくこともできる。例えば、見た目上の歩行者位置の変化に合わせて減光させる画素領域を画素領域83、90から画素領域84、91に切り替えることができる。見た目上の歩行者位置の変化は撮像ユニット21による画像認識処理により判断することや、自車両の速度および加速度から予測することで判断することができる。このように減光する画素領域を切り替えることにより、歩行者にグレアを与えてしまうことを回避しつつ、光照射される領域を広く残すことで運転者にとって周囲を視認しやすくすることができる。
また、上記の実施形態ではハイビームの照射範囲をADB制御していることを想定しているが、ロービームのみの使用時において歩行者の存在を運転者に知らせるために使用することもできる。例えば境界61Rより下方の画素領域であっても歩行者と重なる画素領域97のみを光照射するように制御し、他の画素領域は遮光制御する。このようにすることでロービーム配光に加え、歩行者位置に照射が行われるため運転者にとって歩行者の存在を認識しやすくすることができる。この場合、自車両と歩行者の相対的な位置の変化に応じて光照射させる画素領域を切り替えていくこともできる。例えば、見た目上の歩行者位置の変化に合わせ光照射させる画素領域を画素領域97から画素領域98に切り替えることができる。見た目上の歩行者位置の変化は撮像ユニット21による画像認識処理から判断することや、自車両の速度および加速度から予測することで判断することができる。
また、上記の実施形態では明暗境界線及び境界を直線状としたが、中央から離れるほど鉛直方向の高さが高くなるように滑らかに傾斜した形状であればよく、曲線ないし、曲線と直線を組み合わせた形状であってもよい。
また、上記した実施形態においては、液晶素子として画素電極と配線部が二層に積層された構成を例示していたが液晶素子の構成はこれに限定されない。同一面上において各画素電極の相互間や周囲に配線部を設けるようにして液晶素子を構成してもよい。また、液晶素子の動作モードについても、入射光の透過率を電気的に制御し得る限り、垂直配向型に限定されない。また、画素電極の形状も上記した実施形態のものに限定されず、明暗境界線を形成可能な限りにおいて適宜設定することができる。
11:光源、12:リフレクタ、13:液晶素子、14a、14b:偏光板、15:投影レンズ、21:撮像ユニット、22:配光制御部、23:液晶駆動部、24:地図データベース(DB)、25:GPSセンサ、60、61L、61R、62L、62R:境界、70〜91:領域、170〜200:画素電極、100:自車両、101A、101B:歩行者、110:減光領域、111L、111R:明暗境界線

Claims (6)

  1. 自車両の前方へ光照射を行うための車両用灯具システムであって、
    選択的な光照射を実行可能なランプユニットと、
    前記ランプユニットの動作を制御する制御装置と、
    を含み、
    前記制御装置は、前記自車両の前方に歩行者が存在する場合に、前記自車両の車幅方向の中央を基準にした左前方又は右前方の少なくとも一方に対して、当該中央から離れるほど鉛直方向の高さが高くなるように傾斜した明暗境界線を含む配光パターンであって当該明暗境界線の上側領域が相対的に暗く下側領域が相対的に明るい配光パターンを前記ランプユニットに形成させる、
    車両用灯具システム。
  2. 前記明暗境界線は、前記自車両の左前方に形成される第1明暗境界線と、前記自車両の右前方に形成される第2明暗境界線とを含み、前記第1明暗境界線と前記第2明暗境界線の各々の傾斜角度が異なる、
    請求項1に記載の車両用灯具システム。
  3. 前記第1明暗境界線と前記第2明暗境界線は、前記自車両の通行帯として設定されている側に配置されるものの前記傾斜角度が相対的に大きく設定される、
    請求項2に記載の車両用灯具システム。
  4. 前記ランプユニットは、光源と当該光源から入射する光を用いて前記配光パターンに対応する像を形成する液晶素子を含み、
    前記液晶素子は、前記光の透過率を個別に制御可能な複数の画素領域を有しており、当該複数の画素領域のうちの少なくとも一部同士を相互に分離する境界が前記明暗境界線に対応した直線状に設けられている、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用灯具システム。
  5. 前記制御装置は、前記自車両の現在位置が特定の属性に該当し、かつ前記自車両の前方に歩行者が存在する場合に、前記配光パターンを前記ランプユニットに形成させる、
    請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用灯具システム。
  6. 選択的な光照射を実行可能なランプユニットと当該ランプユニットの動作を制御する制御装置とを含み、自車両の前方へ光照射を行う車両用灯具システムにおける制御方法であって、
    前記制御装置が、前記自車両の前方に歩行者が存在する場合に、前記自車両の車幅方向の中央を基準にした左前方又は右前方の少なくとも一方に対して、当該中央から離れるほど鉛直方向の高さが高くなるように傾斜した明暗境界線を含む配光パターンであって当該明暗境界線の上側領域が相対的に暗く下側領域が相対的に明るい配光パターンを前記ランプユニットに形成させる、
    車両用灯具システムの制御方法。
JP2018244927A 2018-12-27 2018-12-27 ランプユニット、車両用灯具システム Active JP7219085B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018244927A JP7219085B2 (ja) 2018-12-27 2018-12-27 ランプユニット、車両用灯具システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018244927A JP7219085B2 (ja) 2018-12-27 2018-12-27 ランプユニット、車両用灯具システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020104679A true JP2020104679A (ja) 2020-07-09
JP7219085B2 JP7219085B2 (ja) 2023-02-07

Family

ID=71447967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018244927A Active JP7219085B2 (ja) 2018-12-27 2018-12-27 ランプユニット、車両用灯具システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7219085B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7470592B2 (ja) 2020-07-21 2024-04-18 スタンレー電気株式会社 液晶素子、車両用前照灯

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005183327A (ja) * 2003-12-24 2005-07-07 Stanley Electric Co Ltd 車両前照灯
JPWO2015046346A1 (ja) * 2013-09-26 2017-03-09 株式会社小糸製作所 車両用灯具制御システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015046346A (ja) 2013-08-29 2015-03-12 三菱製紙株式会社 溶融塩電池用セパレータ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005183327A (ja) * 2003-12-24 2005-07-07 Stanley Electric Co Ltd 車両前照灯
JPWO2015046346A1 (ja) * 2013-09-26 2017-03-09 株式会社小糸製作所 車両用灯具制御システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7470592B2 (ja) 2020-07-21 2024-04-18 スタンレー電気株式会社 液晶素子、車両用前照灯

Also Published As

Publication number Publication date
JP7219085B2 (ja) 2023-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2551155B1 (en) Light distribution controller of headlamp
JP6707610B2 (ja) 車両用灯具システム
WO2016114048A1 (ja) 映像投射装置
JP5816031B2 (ja) 車両用前照灯装置
JP2020055516A (ja) 車両用前照灯
US10830407B2 (en) Vehicular lamp
JP2023080230A (ja) 車両用前照灯
JP6959852B2 (ja) 照明装置
JP7219085B2 (ja) ランプユニット、車両用灯具システム
US11097651B2 (en) Vehicle headlight beam control having a liquid crystal driving circuit and liquid crystal broadening device
EP3495717A1 (en) Vehicular lamp system
US8540407B2 (en) Head lamp for vehicle
JP7053331B2 (ja) 照明装置、光投影システム
JP6861044B2 (ja) 車両用照明の制御方法及び車両用照明の制御装置
JP6866018B2 (ja) 車両の走行用前照灯
JP7281269B6 (ja) 車両用灯具ユニットおよび車両
JP2019140031A (ja) 車両用灯具システム
US11781723B2 (en) Adaptive light source with spatial light modulator
KR102489327B1 (ko) Lcd 패턴판을 가지는 전조등 유닛
JP2022002933A (ja) 車両用前照灯
JP7481921B2 (ja) 車両用前照灯
WO2022153754A1 (ja) 前照灯の制御装置、前照灯の制御方法、前照灯システム
US20230001846A1 (en) Vehicle lamp
JP2022002932A (ja) 車両用前照灯
JP2024043263A (ja) 車両用照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220831

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20221020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7219085

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150