JP2020104630A - エアスプリング係止構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】軸部の突出高さを抑えつつ、エアスプリング係止状態の解除を確実に防止する。【解決手段】エアスプリング10の着座部13は、第1当接部19と第1対向面20と軸部14とを有する。スプリング支持部30は、着座状態で第1当接部19と当接する第2当接部31と、第1対向面20から離間して対向する第2対向面32と、軸挿通孔33と、軸挿通孔33と連通する軸挿通空間35を区画するように第2対向面32から突出する軸移動規制部34とを有する。軸部14は、着座状態で軸挿通孔33及び軸挿通空間35を挿通する。着座状態からの上構造体の上昇により軸挿通孔33から抜けた軸部14の先端は、軸挿通空間35を移動する。軸挿通孔33から抜けた軸部14の先端は、着座状態への上構造体の下降により軸挿通空間35から軸挿通孔33へ進入する。【選択図】図4
Description
本開示は、上構造体と下構造体との間にエアスプリングが介在する車両のエアスプリング係止構造に関する。
特許文献1には、車両のシャシフレームにフレーム側ブラケットを取付け、キャブにキャブ側ブラケットを取付け、フレーム側ブラケットとキャブ側ブラケットとをリンクアームによって連結し、キャブ側ブラケットとリンクアームとの間にエアスプリングを設けたキャブサスペンション構造が記載されている。
エアスプリングは、空気室を形成して収縮可能なベローズと、ベローズの上端側に設けられてキャブ側ブラケットに固定された固定部と、ベローズの下端側に設けられてリンクアームに係合する着座部と、着座部に設けられてベローズの収縮方向に延びる軸部と、着座部の上面に設けられたストッパとを備える。着座部には、雌ねじ部が形成され、軸部は、雌ねじ部に螺合する。エアスプリングは、ベローズ内に空気を充填しておくことで、リンクアームからキャブ側ブラケットに伝達される衝撃を緩和する空気ばねとして機能する。リンクアームの上面には、エアスプリングの軸部が挿通される貫通孔が形成されている。軸部は、着座部の雌ねじ部に螺合される雄ねじ部と、雄ねじ部よりも外径が大きい軸部本体とを備える。雄ねじ部と軸部本体との境界部分には、段差面が形成され、軸部を締め付けることで段差面が着座部の下端面に押し付けられる。着座部の下端面がリンクアームの上面に押し付けられた状態では、軸部の下端とフレーム側ブラケットとの隙間寸法は、t1となっている。軸部本体の長さ寸法はLであり、軸部本体の着座部から突出した部分の長さはLとなる。ベローズ内の空気圧が低下すると、ベローズが収縮して、ストッパが固定部に当接するまで着座部が上昇する場合がある。この状態は、着座部がリンクアームから最も離間した状態である。このとき、着座部とリンクアームとの距離をt2とすると、軸部本体の長さ寸法Lは、このt2よりも大きく設定されている。したがって、この場合であっても、軸部の下端部は、依然としてリンクアームの貫通孔に挿通された状態であり、軸部がリンクアームから外れるのが防止されている。
特許文献1の構造では、着座部からの軸部の突出高さ(軸本体の長さ)を増大させると、着座部の下端面がリンクアームの上面に押し付けられた状態(着座状態)での軸部の下端とフレーム側ブラケットとの隙間が減少するため、軸部の最大突出高さは、フレーム側ブラケットと干渉する長さ未満に自ずと制限される。このため、車両のレイアウトによっては軸部の突出高さを十分に確保することができず、着座部がリンクアームから最も離間するまで軸部が貫通孔を挿通した状態(エアスプリング係止状態)を継続して維持させることが難しい場合がある。
そこで本開示は、軸部の突出高さの増大を抑えつつ、エアスプリング係止状態の解除を確実に防止することが可能なエアスプリング係止構造の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の第1の態様は、上構造体に対してエアスプリングが固定され、エアスプリングの下部の着座部が下構造体側のスプリング支持部に載置された着座状態でエアスプリングが上構造体と下構造体との間に介在して上構造体を弾性支持し、エアスプリングが上構造体とともに着座状態から上方へ移動することにより着座部がスプリング支持部から上方へ離間する車両のエアスプリング係止構造であって、着座部及びスプリング支持部の一方は、第1当接部と、着座状態で上下方向と交叉する第1対向面と、第1対向面から突出して上下方向に延びる軸部とを有する。着座部及びスプリング支持部の他方は、着座状態で第1当接部と当接する第2当接部と、着座状態で上下方向と交叉し第1対向面から離間して対向する第2対向面と、第2対向面に設けられた軸挿通孔と、軸挿通孔と連通する軸挿通空間を区画するように第2対向面から突出する軸移動規制部とを有する。なお、軸部が延びる上下方向は、鉛直方向に限定されず、鉛直方向に対して傾斜する方向も含む。
軸部は、着座状態で軸挿通空間及び軸挿通孔を挿通する。軸挿通孔及び軸移動規制部は、上構造体の昇降に伴う軸部の所定方向への移動を許容するとともに、所定方向と交叉する方向への軸部の移動を規制する。着座状態からの上構造体の上昇により軸挿通孔から抜けた軸部の先端は、軸挿通空間を移動する。軸挿通孔から抜けた軸部の先端は、着座状態への上構造体の下降により軸挿通空間から軸挿通孔へ進入する。
上記構成では、エアスプリングの下部の着座部が下構造体側のスプリング支持部に載置された着座状態で軸部が軸挿通空間及び軸挿通孔を挿通する。これにより、上構造体の昇降に伴う軸部の所定方向への移動が許容され、且つ所定方向と交叉する方向への軸部の移動が規制された状態(エアスプリング係止状態)が維持される。
着座状態から上構造体が上昇し、着座部がスプリング支持部から離れて上方へ移動する(第1当接部と第2当接部とが離間する)と、軸部と軸挿通孔との相対移動により軸部の先端と軸挿通空間とが近付き、上構造体がさらに上昇すると、軸部の先端が軸挿通孔から抜けて軸挿通空間を移動する。軸部の先端が軸挿通孔から抜けた後は、軸移動規制部が所定方向と交叉する方向への軸部の移動を規制するため、エアスプリング係止状態が解除されずに継続して維持される。このように、軸挿通孔が軸挿通空間によって第1対向面側に実質的に延長されるので、軸移動規制部(軸挿通空間)を設けない場合に比べて、第1対向面からの軸部の突出高さを短縮することができる。従って、軸部の突出高さの増大を抑えつつ、エアスプリング係止状態の解除を確実に防止することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様のエアスプリング係止構造であって、軸移動規制部は、軸挿通空間を内側に区画する筒形状である。
上記構成では、筒形状の軸移動規制部が軸挿通空間を内側に区画するので、軸部の先端が軸挿通孔から抜けて軸挿通空間を移動する場合において、所定方向と交叉する方向への軸部の移動を軸移動規制部によって確実に規制することができる。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様のエアスプリング係止構造であって、軸部は、第1対向面から一体的に突出するボス部と、ボス部よりも細くボス部に着脱可能に固定されて上下方向に延びるガイドピンとを有する。軸挿通空間は、ボス部が進入可能な大きさであり、軸挿通孔は、ガイドピンが進入可能で、且つボス部が進入不可能な大きさである。軸挿通孔の内周面の軸挿通空間側の端縁には、着座状態への上構造体の下降に伴って軸挿通空間を移動するガイドピンの先端を軸挿通孔へ案内するテーパ状のガイド面が形成されている。
上記構成では、軸挿通孔から抜けたガイドピンの先端を、ガイド面によって軸挿通孔へ確実に進入させることができる。また、ガイドピンをボス部に着脱可能に固定するので、ガイドピンが損傷した際にはガイドピンのみを交換すればよい。
本開示によれば、軸部の突出高さの増大を抑えつつ、エアスプリング係止状態の解除を確実に防止することができる。
以下、本発明の一実施形態に係るキャブサスペンション構造1について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後方向は、車両の前後方向を意味する。
図1及び図2に示すように、キャブサスペンション構造1は、チルト可能な車両(トラック)の図示略のシャシフレーム(下構造体)に取付けられたフレーム側ブラケット2と、図示略のキャブ(上構造体)に取り付けられたキャブ側ブラケット3と、フレーム側ブラケット2とキャブ側ブラケット3の双方に回転可能に連結されたリンクアーム4と、キャブ側ブラケット3とリンクアーム4との間に設けられたエアスプリング10及びショックアブソーバ5とを備える。リンクアーム4には、エアスプリング10が載置される板状のスプリング支持部30が設けられている。キャブは、図示略のチルト軸を中心として前斜め上方へ傾動(チルト)可能にシャシフレームに支持されている。
ショックアブソーバ5は、キャブ側ブラケット3とリンクアーム4との相対移動に抵抗することで、リンクアーム4とキャブ側ブラケット3との間で伝達される振動を減衰させる。
図3及び図4に示すように、エアスプリング10は、空気室を形成して収縮可能なベローズ11と、ベローズ11の上端側に設けられてキャブ側ブラケット3に固定される固定部12と、ベローズ11の下端側に設けられてリンクアーム4のスプリング支持部30に載置される着座部13と、着座部13に設けられてベローズ11の収縮方向に延びる軸部14と、着座部13の上面に設けられたストッパ15とを備える。エアスプリング10は、ベローズ11内に空気が充填されることによって、リンクアーム4からキャブ側ブラケット3に伝達される衝撃を緩和する空気ばねとして機能する。ストッパ15は、ベローズ11内の空気圧が低下した場合に固定部12に当接して、着座部13と固定部12との接近(干渉)を阻止する。
このように、エアスプリング10は、キャブに対して固定され、エアスプリング10の下部の着座部13がシャシフレーム側のスプリング支持部30に載置された着座状態で、キャブとシャシフレームとの間に介在してキャブを弾性支持する。また、キャブのチルト時には、エアスプリング10は着座状態からキャブと共に上方へ移動し、着座部13はスプリング支持部30から上方へ離間する。
着座部13は、円筒状の周壁16と円板状の中間壁17とを一体的に有するH状断面であり、中間壁17の全周縁が周壁16の中間部の内周面から連続する。着座部13の下部には、下方へ開口する凹状空間18が周壁16の内周面と中間壁17の下面とによって区画形成されている。周壁16の円環状の下端面は、着座状態でスプリング支持部30に当接して載置される第1当接部19を構成し、中間壁17の下面は、着座状態で上下方向と交叉する第1対向面20を構成する。軸部14は、第1対向面20から下方の凹状空間18へ突出して直線状に延びる。
軸部14は、第1対向面20の中心部から下方へ一体的に突出する円柱状のボス部21と、ボス部21の下面に着脱可能に固定されて下方へ延びるガイドピン22とを有する。ガイドピン22は、ボス部21よりも細い(外径が小さい)円柱状であり、ボス部21と同軸状に取付けられる。
本実施形態では、ガイドピン22の上端部に形成された雄ネジ部23を、ボス部21に形成された雌ネジ孔24に螺合して締付けることによって、ガイドピン22がボス部21に取付けられる。ガイドピン22の下端部は、締付用の工具と係合可能な形状(例えば、六角ボルトのボルト頭部の形状)を有する。
スプリング支持部30の上面は、着座状態でエアスプリング10の第1当接部19と当接する第2当接部31と、着座状態で上下方向と交叉しエアスプリング10の第1対向面20から下方に離間して対向する第2対向面32とを構成し、第2対向面32には、軸挿通孔33が設けられている。軸挿通孔33は、スプリング支持部30を上下方向に貫通する。
図3〜図5に示すように、第2対向面32には円筒状の軸移動規制部34が固定される。軸移動規制部34は、軸挿通孔33と同軸状に配置され、第2対向面32から上方へ突出して延び、着座状態で着座部13の凹状空間18に収容される。軸移動規制部34の内周面は、軸挿通孔33と連通する軸挿通空間35(図4及び図5参照)を区画する。着座状態において、軸部14は軸挿通孔33及び軸挿通空間35を挿通し、軸部14の下端はスプリング支持部30の下方へ突出する。なお、軸移動規制部34をスプリング支持部30と一体的に設けてもよい。
軸移動規制部34の内径は、ボス部21の外径よりも僅かに大きく、軸挿通孔33の内径は、ガイドピン22の外径よりも僅かに大きく且つボス部21の外径よりも小さい。すなわち、軸挿通空間35は、ボス部21が進入可能な大きさであり、軸挿通孔33は、ガイドピン22が進入可能で、且つボス部21が進入不可能な大きさである。軸挿通孔33の内周面の上端縁(軸挿通空間35側の端縁)には、軸挿通空間35に向かって拡径するテーパ状のガイド面36が形成されている。
第1対向面20からのボス部21の突出高さは、第1当接部19と第2当接部31とが当接する着座状態でボス部21が第2対向面32と干渉しないように、第1対向面20からの周壁16の突出高さ(第1対向面20から第1当接部19までの高さ)以下に設定される。第1対向面20からの軸部14の突出高さ(第1対向面20からガイドピン22の下端までの高さ)は、着座状態でスプリング支持部30の下方へ突出する軸部14(ガイドピン22)の下端が周囲の部品(例えばフレーム側ブラケット2)と干渉しない高さに設定される。また、第2対向面32からの軸移動規制部34の突出高さは、着座状態で軸移動規制部34の上端が第1対向面20と干渉しないように、第1対向面20からの周壁16の突出高さ以下に設定される。
軸挿通孔33及び軸移動規制部34(軸挿通空間35)は、キャブの昇降に伴う軸部14の所定方向への往復移動を許容するとともに、所定方向と交叉する方向への軸部14の移動を規制する。また、例えばキャブチルト時のようにキャブが上昇し、エアスプリング10が着座状態からキャブと共に上方へ移動し、着座部13がスプリング支持部30から上方へ離間して、軸部14の下端(ガイドピン22の下端)が軸挿通孔33から抜けると、軸部14の下端は軸挿通空間35を上方へ移動する。反対に、チルト状態からキャブが下降すると、軸挿通孔33から抜けた軸部14の下端は、着座状態へのエアスプリング10の下降により軸挿通空間35から軸挿通孔33へ進入する。ガイド面36は、着座状態への下降に伴って軸挿通空間35を下降するガイドピン22の下端を軸挿通孔33へ案内する。
本実施形態によれば、着座状態では、軸部14が軸挿通空間35及び軸挿通孔33を挿通するので、キャブの昇降に伴う軸部14の所定方向への移動が許容され、且つ所定方向と交叉する方向への軸部14の移動が規制された状態(エアスプリング係止状態)が維持される。
着座状態からキャブが上昇し、着座部13がスプリング支持部30から離れて上方へ移動する(第1当接部19が第2当接部31から離間する)と、軸部14の上昇により軸部14の下端と軸挿通空間35とが近付き、キャブがさらに上昇すると、軸部14の下端が軸挿通孔33から抜けて軸挿通空間35を移動する。軸部14の下端が軸挿通孔33から抜けた後は、所定方向と交叉する方向への軸部14の移動を軸移動規制部34が規制するため、エアスプリング係止状態が解除されずに継続して維持される。このように、軸挿通孔33が軸挿通空間35によって上方(第1対向面20側)に実質的に延長されるので、軸移動規制部34(軸挿通空間35)を設けない場合に比べて、第1対向面20からの軸部14の突出高さを短縮することができる。従って、軸部14の突出高さの増大を抑えつつ、エアスプリング係止状態の解除を確実に防止することができる。
円筒状の軸移動規制部34が軸挿通空間35を内側に区画するので、軸部14の下端が軸挿通孔33から抜けて軸挿通空間35を移動する場合において、所定方向と交叉する方向への軸部14の移動を軸移動規制部34によって確実に規制することができる。
軸部14をボス部21とガイドピン22とによって構成し、ガイドピン22をボス部21に着脱可能に固定するので、ガイドピン22が損傷した際にはガイドピン22のみを交換すればよい。
また、軸挿通孔33の内周面の上端縁にテーパ状のガイド面36を設けたので、軸挿通孔33から抜けたガイドピン22の下端をガイド面36によって軸挿通孔33へ確実に進入させることができる。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、着座部13に第1当接部19と第1対向面20と軸部14とを設け、スプリング支持部30に第2当接部31と第2対向面32と軸挿通孔33と軸移動規制部34(軸挿通空間35)とを設けたが、反対に、着座部に第2当接部と第2対向面と軸挿通孔と軸移動規制部(軸挿通空間)とを設け、スプリング支持部に第1当接部と第1対向面と軸部とを設けてもよい。
また、軸部14、軸挿通孔33、軸移動規制部34及び軸挿通空間35の形態は本実施形態に限定されず、任意に設定可能である。例えば、図6(a)に示すように、ボス部21と略同じ太さの(外径が略等しい)ガイドピン25をボス部21に取付け、軸挿通孔33の内径と軸挿通空間35の内径とを略等しく設定してもよい。この場合、テーパ面を設けることなく、軸挿通空間35内から下降するガイドピン25の下端を軸挿通孔33へ確実に進入させることができる。また、図6(b)に示すように、軸挿通孔33(ガイド面36)の上端周縁から直線状に延びる複数(例えば3本)の棒体又は管体によって軸移動規制部37を構成してもよい。この場合、3本の軸移動規制部37によって囲まれる領域が軸挿通空間38となる。
本発明は、上構造体と下構造体との間に介在するエアスプリングを備えた車両に適用することができる。
1:キャブサスペンション構造
2:フレーム側ブラケット
3:キャブ側ブラケット
4:リンクアーム
5:ショックアブソーバ
10:エアスプリング
11:ベローズ
12:固定部
13:着座部
14:軸部
15:ストッパ
16:周壁
17:中間壁
18:凹状空間
19:第1当接部
20:第1対向面
21:ボス部
22,25:ガイドピン
23:雄ネジ部
24:雌ネジ孔
30:スプリング支持部
31:第2当接部
32:第2対向面
33:軸挿通孔
34,37:軸移動規制部
35,38:軸挿通空間
36:ガイド面
2:フレーム側ブラケット
3:キャブ側ブラケット
4:リンクアーム
5:ショックアブソーバ
10:エアスプリング
11:ベローズ
12:固定部
13:着座部
14:軸部
15:ストッパ
16:周壁
17:中間壁
18:凹状空間
19:第1当接部
20:第1対向面
21:ボス部
22,25:ガイドピン
23:雄ネジ部
24:雌ネジ孔
30:スプリング支持部
31:第2当接部
32:第2対向面
33:軸挿通孔
34,37:軸移動規制部
35,38:軸挿通空間
36:ガイド面
Claims (3)
- 上構造体に対してエアスプリングが固定され、前記エアスプリングの下部の着座部が下構造体側のスプリング支持部に載置された着座状態で前記エアスプリングが前記上構造体と前記下構造体との間に介在して前記上構造体を弾性支持し、前記エアスプリングが前記上構造体とともに前記着座状態から上方へ移動することにより前記着座部が前記スプリング支持部から上方へ離間する車両のエアスプリング係止構造であって、
前記着座部及び前記スプリング支持部の一方は、第1当接部と、前記着座状態で上下方向と交叉する第1対向面と、前記第1対向面から突出して上下方向に延びる軸部とを有し、
前記着座部及び前記スプリング支持部の他方は、前記着座状態で前記第1当接部と当接する第2当接部と、前記着座状態で上下方向と交叉し前記第1対向面から離間して対向する第2対向面と、前記第2対向面に設けられた軸挿通孔と、前記軸挿通孔と連通する軸挿通空間を区画するように前記第2対向面から突出する軸移動規制部とを有し、
前記軸部は、前記着座状態で前記軸挿通空間及び前記軸挿通孔を挿通し、
前記軸挿通孔及び前記軸移動規制部は、前記上構造体の昇降に伴う前記軸部の所定方向への移動を許容するとともに、前記所定方向と交叉する方向への前記軸部の移動を規制し、
前記着座状態からの前記上構造体の上昇により前記軸挿通孔から抜けた前記軸部の先端は、前記軸挿通空間を移動し、
前記軸挿通孔から抜けた前記軸部の先端は、前記着座状態への前記上構造体の下降により前記軸挿通空間から前記軸挿通孔へ進入する
ことを特徴とする車両のエアスプリング係止構造。 - 請求項1に記載のエアスプリング係止構造であって、
前記軸移動規制部は、前記軸挿通空間を内側に区画する筒形状である
ことを特徴とする車両のエアスプリング係止構造。 - 請求項1又は請求項2に記載のエアスプリング係止構造であって、
前記軸部は、前記第1対向面から一体的に突出するボス部と、前記ボス部よりも細く前記ボス部に着脱可能に固定されて上下方向に延びるガイドピンとを有し、
前記軸挿通空間は、前記ボス部が進入可能な大きさであり、
前記軸挿通孔は、前記ガイドピンが進入可能で、且つ前記ボス部が進入不可能な大きさであり、
前記軸挿通孔の内周面の前記軸挿通空間側の端縁には、前記着座状態への前記上構造体の下降に伴って前記軸挿通空間を移動する前記ガイドピンの先端を前記軸挿通孔へ案内するテーパ状のガイド面が形成されている
ことを特徴とする車両のエアスプリング係止構造。
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