JP2020104421A - 印刷装置 - Google Patents

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JP2020104421A
JP2020104421A JP2018245917A JP2018245917A JP2020104421A JP 2020104421 A JP2020104421 A JP 2020104421A JP 2018245917 A JP2018245917 A JP 2018245917A JP 2018245917 A JP2018245917 A JP 2018245917A JP 2020104421 A JP2020104421 A JP 2020104421A
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Kenichi Iiizumi
賢一 飯泉
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Abstract

【課題】長尺状記録媒体が透明である場合にも搬送路内における長尺状記録媒体の位置を検出できる印刷装置を提供する。【解決手段】印刷装置は、長尺状記録媒体に印刷処理を実行する印刷部20と、印刷部20の長尺状記録媒体の搬送方向下流側の切断位置に設けられ、長尺状記録媒体に切断処理を実行する切断部30と、を備える。印刷装置は、搬送路Pにおいて印刷部20と切断部30との間の検出位置に設けられ、長尺状記録媒体の位置を検出するメディアHPセンサ63bを備える。印刷装置は、長尺状記録媒体が透明である場合に、メディアHPセンサ63bによる長尺状記録媒体の位置を検出可能にする所定のマーキングを長尺状記録媒体に実行するマーキング手段としての印刷部20を備える。印刷部20は、所定のマーキングを実行した後に印刷処理を実行する。【選択図】図6

Description

本発明は、印刷装置に関する。
従来、チューブ等の長尺状の記録媒体に印刷処理を実行し、該チューブ等を所定の長さで切断する印刷装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2002−137864号公報
特許文献1に記載の印刷装置のように、チューブ等に印刷処理を実行してから切断するような印刷装置においては、チューブ等を切断する際に搬送路内におけるチューブ等の位置を検出するために、センサを設けることが考えられる。ここで、長尺状記録媒体には、色のついたチューブの他に、透明なチューブも存在している。このため、搬送路内におけるチューブの位置をセンサによって検出する印刷装置においては、チューブが透明であると、センサによってチューブの位置を検出できないという課題があった。
そこで、本発明は、長尺状記録媒体が透明である場合にも搬送路内における長尺状記録媒体の位置を検出できる印刷装置を提供することを目的としている。
本発明に係る印刷装置は、長尺状記録媒体を搬送するための搬送路と、前記長尺状記録媒体に印刷処理を実行する印刷部と、前記印刷部の前記長尺状記録媒体の搬送方向下流側の切断位置に設けられ、前記長尺状記録媒体に切断処理を実行する切断部と、前記搬送路において前記印刷部と前記切断部との間の検出位置に設けられ、前記長尺状記録媒体の位置を検出する検出手段と、前記長尺状記録媒体が透明である場合に、前記検出手段による前記長尺状記録媒体の位置を検出可能にする所定のマーキングを前記長尺状記録媒体に実行するマーキング手段と、を備え、前記印刷部は、前記マーキング手段による前記所定のマーキングが実行された後に前記印刷処理を実行する、ことを特徴とする。
本発明によれば、長尺状記録媒体が透明である場合にも搬送路内における長尺状記録媒体の位置を検出できる。
本発明の実施形態の印刷装置を示す概略図。 (A)は、本発明の実施形態のラベルカセットを示す正面図、(B)は、チューブ用アタッチメントを示す正面図。 本発明の実施形態の印刷装置の制御ブロック図。 本発明の実施形態の印刷装置における記録媒体への印刷と切断に係る制御処理を示すフローチャート。 記録媒体への印刷と切断に係る制御処理において実行されるメディア判定処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態の記録媒体への印刷と切断に係る制御処理及びメディア判定処理における各処理における記録媒体の状態を説明する概略図。
以下、本発明の実施形態のチューブ等の記録媒体に任意の文字等を印刷して切断処理を行う印刷装置を図に基づいて説明する。
[印刷装置]
図1に示すように、本実施形態の印刷装置としてのチューブプリンタ1は、ノートタイプコンピュータと同様に持ち運び可能に構成されている。チューブプリンタ1は、キーボードや入力制御部を有する入力部13と、LCDや表示制御部を有する表示部14と、を備えている。また、チューブプリンタ1は、サーマルヘッド6を有し主走査方向に列設された複数の発熱素子を選択的に発熱させることで記録媒体に印刷処理を実行する印刷部20を備えている。そして、チューブプリンタ1は、記録媒体の搬送路Pにおいて印刷部20よりも搬送方向下流側に設けられ記録媒体に切断処理を実行する切断部30と、各構成を制御する制御部15(図3参照)と、を備えている。
[入力部]
入力部13は、ノートタイプコンピュータと略同様に、ファンクションキー、文字・数字・記号キー、スペースキー、変換キー、十字方向キー、リターンキー等を有している。オペレータは、これらのキーを操作することで、チューブTを含む記録媒体の種類、サイズ、印刷/切断条件等を入力して印刷情報および切断情報を設定することができる。
[表示部]
表示部14のLCDは、入力モード等の情報を表示する情報表示エリア14Aと、入力部13から入力された文字、数字、記号(以下、文字と略称する)を表示する文字表示エリア14Bと、を有している。また、表示部14のLCDは、文字サイズ等のパラメータを表示するパラメータ表示エリア14Cを、有しており、上から順に情報表示エリア14A、文字表示エリア14B、パラメータ表示エリア14Cの3つの表示エリアに分割されている。
情報表示エリア14Aには、入力部13から英数、ローマ字、ひらがなのいずれで入力するかを表示(選択)する入力モード表示と、入力部13から挿入又は上書きのいずれかで入力するかを表示する挿入/上書モード表示(編集モード表示)と、が表示される。また、情報表示エリア14Aには、記録媒体の種類の表示と、複数ページの印刷を一回の印刷操作で行うときにページ間のカットをどのように行うかのモード指令(全切り、半切りモードカット指令の別、および切断個数)の表示と、が表示される。また、情報表示エリア14Aには、チューブ1本分(ラベル1枚分)の長さを示すカット長、文字の位置が中央寄せか左寄せかを示す文字配置及びチューブの左端から先頭の文字までの示す余白を表示するカット長/文字配置/余白の表示が表示される。また、情報表示エリア14Aには、現在表示されているページの前に別のページがある場合に表示される前ページ表示と、現在表示されているページの後に別のページがある場合に表示される次ページ表示と、が表示される。また、情報表示エリア14Aには、後述するチューブ用アタッチメント(図2(B)参照)が装着されたことを表示するチューブフィーダ表示と、電源が投入されていることを表示する電源表示と、等が表示される。
パラメータ表示エリア14Cには、現在何ページ目が表示されているかを数字で表示するページ表示と、印刷の向きを「横向き/横書き」、「縦向き/縦書き」、「縦向き/横書き」のいずれかで行うかを表示する印刷の向き表示と、が表示される。また、パラメータ表示エリア14Cには、文字に枠を付ける場合に選択した枠囲みの形を表示する枠囲み表示と、選択した文字サイズを表示する文字サイズ表示と、印刷する行数を表示する行数表示と、が表示される。また、パラメータ表示エリア14Cには、選択した文字間隔を表示する文字間隔表示と、現在表示されている文字が何頁に印刷されるかを表示する連続印刷表示と、等が表示される。
一方、文字表示エリア14Bには、入力部13から入力された文字(厳密には、入力された文字データが所定の変換を経て表示された文字)の文字列が表示される。なお、文字表示エリア14Bには、オペレータが入力しようとする箇所にカーソルCが表示される(図1参照)。
[印刷部]
印刷部20は、記録媒体を搬送するための搬送ローラ2a、2bと、搬送ローラ2a、2bの下流側でサーマルヘッド6に対向配置されたプラテンローラ3と、を有している。また、印刷部20は、プラテンローラ3の下流側でプラテンローラ3と対向するように配置されたピンチローラ4を有している。
プラテンローラ3とサーマルヘッド6との間には、インクリボンRが介在している。インクリボンRは、インクリボンカセット8のリボン供給リールから供給され、リボン巻取リールに巻き取られる。
搬送ローラ2a、2bの上流側には、図示しないギアを介して搬送ローラ2a、プラテンローラ3及びインクリボンカセット8のリボン巻取リールのスプールを回転駆動させるステッピングモータ5が配置されている。インクリボンカセット8の左方側かつ切断部30の下方側には、図示しないギアおよびカムを介して、サーマルヘッド6を搬送路Pから退避した退避位置とプラテンローラ3に圧接する印刷位置との間で移動させるステッピングモータ9が配置されている。
図1には、チューブプリンタ1に記録媒体としてチューブTが装着された状態が示されている。チューブTに印刷する場合、チューブプリンタ1は、インクリボンカセット8のインクリボンRを挟んでサーマルヘッド6をチューブTに圧接し、かつ入力部13から入力された印刷データに従い、サーマルヘッド6を構成する発熱素子を選択的に発熱させる。このようにして、チューブプリンタ1は、インクリボンRのインクを溶融してチューブTに文字列を1ラインずつ印刷する。
また、搬送ローラ2a、2bの上流側及びピンチローラ4の下流側には、それぞれ記録媒体の有無および搬送される記録媒体の先端を検出するための透過型のメディアホームポジションセンサ63a,63bが配置されている。なお、以下の記載において、ホームポジションを「HP」とも記載する。
[アタッチメント部]
チューブプリンタ1は、アタッチメント部10に装着するアタッチメントを変更することにより、各種媒体に対して印刷処理及び切断処理が可能に構成されている。図2は、ラベルカセットとチューブ用アタッチメントの構成の一例を示している。図2(A)に示すラベルカセット11をアタッチメント部10に装着した場合には、カセット内部から剥離紙付ラベルが引き出され、当該ラベルに対して印刷及び切断処理を行うことができる。また、図2(B)に示すチューブ用アタッチメント12をアタッチメント部10に装着した場合、チューブ挿入口12aからチューブTを挿入することにより、チューブTに対して印刷処理及び切断処理を行うことができる。
[切断部]
図1に示すように、ピンチローラ4の搬送方向下流側には、チューブTやラベル等の記録媒体に切断処理を実行する切断部30が配置されている。切断部30では、カッタ刃61とカッタ受け部材62とを用いて、印刷部20で印刷された記録媒体に対して半切り又は全切りする切断処理を実行する。チューブプリンタ1は、切断部30による切断処理の実行後に、記録媒体を排出する。
[制御部]
図3に示すように、制御部15は、中央処理装置として機能するCPU、チューブプリンタ1の基本制御プログラム及びプログラムデータを格納したROM、CPUのワークエリアとして機能するRAM等を有している。CPU,ROM,RAMは、内部バスで接続されている。ROMは、文字の出力パターンを形成するビットマップフォント全文字を含む各文字の出力用の文字データを記憶するメモリエリアを有している。
制御部15には、外部バスが接続されている。外部バスには、入力部13の入力制御部、表示部14の表示制御部、印刷部20のサーマルヘッド6、ステッピングモータ5,9の動作を制御するドライバ18及びセンサからの情報を制御するセンサ制御部19が接続されている。ドライバ18には、上述したステッピングモータ5,9が接続されている。センサ制御部19には、メディアHPセンサ63a,63b等の各センサが接続されている。また、制御部15は、図示しないバッファやインターフェースを有しており、外部バスを介して、例えば、パーソナルコンピュータ等の上位機器に接続可能に構成されている。このため、オペレータは、入力部13からの入力に代えて、パーソナルコンピュータからの入力も可能であり、さらに、RAMカードやUSB等の外部記億装置を装着することで外部記憶装置に格納されたデータの利用も可能である。
[マーキング手段]
上述した通り、本実施形態のチューブプリンタ1は、透過型のメディアHPセンサ63a,63bによって、搬送路P内における記録媒体の先端の位置を検出するように構成されている。このため、チューブプリンタ1では、例えば、記録媒体が透明チューブである場合、各センサの発光素子から照射される光が透明チューブを透過し各センサの受光素子に届くため、透明チューブの有無により各センサのON/OFF状態が変化しない。このため、チューブプリンタ1では、透明チューブが透明なままである場合、透明チューブの先端位置をメディアHPセンサ63a,63bによって検出できない構成となっている。
チューブプリンタでは、印刷位置と、カット位置と、透明チューブのセット位置と、について、予めマージンを含めた決められた距離を設定することで、透明チューブに対して印刷処理及び切断処理を実行することができる。しかしながら、このように構成された場合、チューブプリンタでは、メディアHPセンサにより先端位置を検出可能な不透明なチューブと比べ、透明チューブを多く(長く)消費してしまうという課題があった。
本実施形態のチューブプリンタ1では、記録媒体が透明チューブである場合に、印刷部20によって透明チューブの先端にベタ黒印字からなる所定のマーキングを実行し、透明チューブの先端をメディアHPセンサ63bによって検出可能にする。そして、チューブプリンタ1は、記録媒体に印刷処理をした後に、切断部30によって印刷処理をした記録媒体からマーキングされた箇所を切断することで、印刷処理をした記録媒体とマーキングされた箇所とを切り離すように構成されている。この、所定のマーキングを実行する印刷部20が、本実施形態におけるマーキング手段を構成する。
[チューブに印刷及び切断を実行する場合の詳細]
図4〜図6を参照して、本実施形態のチューブプリンタ1が記録媒体として不透明チューブ又は透明チューブに印刷処理を実行する場合について説明する。図4は、制御部15が実行するチューブプリンタ1による記録媒体への印刷及び切断に係る動作を示すフローチャートである。図5は、図4に示す制御部15が実行するチューブプリンタ1による記録媒体への印刷及び切断に係る動作のステップS1で実行されるメディア判定処理を示すフローチャートである。図6は、図4、図5に示す各処理の実行時における搬送路P中の記録媒体の様子を示す図である。また、図6においては、図4、図5に示す各処理の実行時におけるチューブTの位置を並べて記載しており、対応するステップ番号について図中右方に符号を付している。また、以下の記載において、チューブプリンタ1が備える各構成については、図1又は図6に記載されている。そして、チューブTが搬送される判定位置P1、印刷位置P2、検出位置P3、切断位置P4、マーキング切断位置P5の各位置については、いずれも図6に記載されている。
<チューブに印刷及び切断を実行する場合の制御処理>
図4に示すように、制御部15は、まず、メディア判定処理を実行する(S1)。この処理において、制御部15は、記録媒体をメディアHPセンサ63bまで搬送し、メディアHPセンサ63bの検出結果に応じて、チューブプリンタ1にセットされている記録媒体の種類を判定する。
<メディア判定処理>
図5に示すように、メディア判定処理において、制御部15は、まず、記録媒体を判定位置まで搬送する(S21)。この処理において、制御部15は、搬送ローラ2a,2bと、プラテンローラ3と、ピンチローラ4と、を回転させ、メディアHPセンサ63bよりもわずかに搬送方向下流側に位置する判定位置P1までチューブTの先端を搬送する。ステップS21の処理が実行された状態におけるチューブTの正面図を図6に示す。
次に、制御部15は、メディアHPセンサ63bがON状態となったか否かを判定する(S22)。この処理において、制御部15は、メディアHPセンサ63bの発光素子から照射される光を受光素子が受信できなくなることで、記録媒体が判定位置に位置すると検出するON状態となっているか否かを判定している。
ステップS22の処理において、メディアHPセンサ63がON状態であると判定した場合(Yes)、制御部15は、今回印刷及び切断する記録媒体が不透明チューブであると判定する(S23)。一方、メディアHPセンサ63がOFF状態である、つまり発光素子から照射される光を受光素子が受信していると判定した場合(No)、制御部15は、今回印刷及び切断する記録媒体が光を透過する透明チューブであると判定する(S24)。
ステップS23又はステップS24の処理を実行した後、制御部15は、チューブTを印刷部20による印刷が実行される印刷位置P2まで搬送し(S25)、メディア判定処理を終了する。ステップS25の処理が実行された状態におけるチューブTの正面図を図6に示す。
<メディア判定処理以降のチューブに印刷及び切断を実行する場合の制御処理>
ステップS1の処理を実行した後、制御部15は、メディア判定処理で判定した結果、記録媒体が透明チューブであるか否かを判定する(S2)。この処理において、制御部15は、透明チューブと不透明チューブとのいずれであるかを判定することで、マーキング処理の実行の有無を判定している。
ステップS2の処理において、記録媒体が不透明チューブであると判定した場合(No)、制御部15は、印刷処理を実行する(S3)。次に、制御部15は、メディアHPセンサ63bがON状態となったか否かを判定し(S4)、メディアHPセンサ63bがOFF状態である場合には(No)、メディアHPセンサ63bがON状態になるまでステップS4の処理を繰り返す。チューブTの先端が検出位置P3に到達しメディアHPセンサ63bがON状態になった場合(Yes)、制御部15は、印刷処理が終了したか否かを判定する(S5)。印刷処理が終了していない場合(No)、制御部15は、印刷処理が終了するまでステップS5の処理を繰り返す。
これらの処理において、制御部15は、インクリボンカセット8のインクリボンRを挟んでサーマルヘッド6をチューブTに圧接するとともに、入力部13から入力された印刷データに従い、サーマルヘッド6を構成する発熱素子を選択的に発熱させる。発熱素子を選択的に発熱させることで、制御部15は、インクリボンRのインクを溶融してチューブTに1ラインの印刷を実行する。そして、制御部15は、印刷データに基づく印刷が完了するまで、印刷部20によって文字列を1ライン印刷する都度チューブTを1ライン分搬送方向下流側に向けて搬送する。印刷処理を実行することで、印刷部20は、チューブTに印刷が実行された印刷済みチューブ(印刷済み媒体)を生成する。
また、制御部15は、印刷処理の実行中にメディアHPセンサ63bがON状態となったか否かを判定することで、印刷処理中のチューブTの先端の位置を検出可能としている。
ステップS2の処理において、記録媒体が透明チューブであると判定した場合(Yes)、制御部15は、マーキング処理を実行する(S6)。この処理において、制御部15は、印刷位置P2にあるチューブTに対し、ベタ黒印字のマーキングを行うマーキング処理を実行する。具体的には、制御部15は、インクリボンカセット8のインクリボンRを挟んでサーマルヘッド6をチューブTに圧接するとともに、ROMに記憶されているマーキングに係るデータに従い、サーマルヘッド6を構成する発熱素子を選択的に発熱させる。発熱素子を選択的に発熱させることで、制御部15は、インクリボンRのインクを溶融してチューブTに1ラインのマーキングを実行する。そして、制御部15は、マーキングに係るデータに基づくマーキングが完了するまで、印刷部20によって文字列を1ラインマーキングする都度チューブTを1ライン分搬送方向下流側に向けて搬送する。
ステップS6の処理が実行された状態におけるチューブTの正面図及び側面図を図6に示す。図6に示すように、チューブTの側面には、一端から他端までを覆う所定のマーキングが実行される。
次に、制御部15は、チューブTのうち印刷処理を実行する箇所を印刷位置P2まで搬送する(S7)。この処理において、制御部15は、印刷位置からマーキング処理において搬送した搬送量に基づき、印刷処理を実行する箇所を印刷位置P2まで搬送する。
次に、制御部15は、ステップS3の印刷処理と略同様の印刷処理を実行する(S8)。次に、制御部15は、メディアHPセンサ63bがON状態となったか否かを判定し(S9)、メディアHPセンサ63bがOFF状態である場合には(No)、メディアHPセンサ63bがON状態になるまでステップS9の処理を繰り返す。この処理において、制御部15は、ステップS6で実行したマーキング処理により検出可能になったマーキングをメディアHPセンサ63bに検出させることで、透明チューブであるチューブTの位置を検出している。ステップS9の処理でメディアHPセンサ63bがON状態となった状態におけるチューブTの正面図を図6に示す。
次に、制御部15は、マーキング切断位置P5までチューブTを搬送する(S10)。この処理において、制御部15は、切断部30により切断処理が実行される切断位置P4よりも搬送方向下流側に位置するマーキング切断位置P5までチューブTを搬送する。ここで、マーキング切断位置P5は、チューブTにマーキングされたベタ黒印字のすべてが切断位置P4よりも搬送方向下流側となる位置である。なお、制御部15は、印刷処理を実行中である場合、印刷処理においてチューブTを搬送する速度でチューブTをマーキング切断位置まで搬送する。
次に、制御部15は、マーキング位置までチューブTを搬送したか否かを判定し(S11)、マーキング位置まで搬送されていない場合には(No)、マーキング位置に搬送されるまでステップS11の処理を繰り返す。ステップS11の処理でマーキング位置まで搬送された状態におけるチューブTの側面図を図6に示す。
チューブTがマーキング位置まで搬送された場合(Yes)、制御部15は、マーキング切断処理を実行する(S12)。この処理において、制御部15は、切断部30によって切断位置P4においてチューブTを切断する。これにより、チューブプリンタ1では、マーキングが施されたチューブTの先端側と、印刷部20によって印刷されているチューブTの後端側の印刷済みチューブと、にチューブTが切り離される。なお、制御部15は、マーキング切断処理において、切断部30によるチューブTの全切りの他に、半切りを実行するように構成されていてもよい。
次に、制御部15は、印刷処理が終了したか否かを判定し(S13)、印刷処理が終了していない場合には(No)、印刷処理が終了するまでになるまでステップS13の処理を繰り返す。印刷処理を実行することで、印刷部20は、チューブTに印刷が実行された印刷済みチューブ(印刷済み媒体)を生成する。
ステップS13の処理において、印刷処理が終了したと判定した場合(Yes)、制御部15は、後端マーキング処理を実行する(S14)。この処理において、制御部15は、透明チューブに次の印刷を実行する際に、透明チューブの位置をメディアHPセンサ63bで検出可能にするために、印刷処理を実行し切断処理で切断する位置よりも搬送方向上流側にマーキングを実行する。なお、制御部15は、後端マーキング処理において、ステップS6で実行したマーキング処理と略同様のマーキング(例えばベタ黒印字)を実行する。ステップS14の処理が実行された状態におけるチューブTの側面図を図6に示す。
ステップS14の処理を実行した後又はステップS5の処理において、印刷処理が終了したと判定した場合(Yes)、制御部15は、チューブTの切断箇所を切断位置P4まで搬送する(S15)。この処理において、制御部15は、チューブTのうち印刷部20による印刷処理で印刷を実行した部分を、入力部13から入力されたカット長でチューブTから切り離すために、切断処理を実行する箇所が切断位置P4に到達するまでチューブTを搬送する。
次に、制御部15は、切断処理を実行する(S16)。この処理において、制御部15は、切断部30のカッタ刃61とカッタ受け部材62とを用いて、印刷部20で印刷されたチューブTに対して半切り又は全切りする切断処理を実行する。なお、制御部15は、切断部30による切断処理の実行後に、チューブTをチューブプリンタ1から排出させる。
次に、制御部15は、メディアHPセンサ63bがON状態となったか否かを判定し(S17)、メディアHPセンサ63bがOFF状態である場合には(No)、メディアHPセンサ63bがON状態になるまでステップS17の処理を繰り返す。この処理において、制御部15は、ステップS1の処理においてチューブTが不透明チューブであると判定している場合には、不透明チューブであることからメディアHPセンサ63bによってチューブTの先端位置を検出可能となっている。また、制御部15は、ステップS1の処理においてチューブTが透明チューブであると判定している場合には、ステップS14の処理でマーキングを実行済みであることから、メディアHPセンサ63bによってチューブTの先端位置を検出可能となっている。ステップS9の処理でメディアHPセンサ63bがON状態となった状態におけるチューブTの側面図を図6に示す。
次に、制御部15は、チューブTのうち印刷処理を実行する箇所を印刷位置P2まで搬送する(S18)。この処理において、制御部15は、チューブTが不透明チューブである場合には、ステップS3と略同様処理を実行し、チューブTが透明チューブである場合には、ステップS8と略同様処理を実行する。なお、制御部15は、チューブTが不透明チューブである場合、ステップS18からステップS4に処理を移し、チューブTが透明チューブである場合、ステップS18からステップS9に処理を移す。
[本実施形態のまとめ]
以上のように、本実施形態のチューブプリンタ1は、長尺状記録媒体が透明である場合に、メディアHPセンサ63bによる長尺状記録媒体の位置の検出を可能にするマーキングを印刷部20によって実行する。これにより、チューブプリンタ1は、長尺状記録媒体が透明である場合にも搬送路内における長尺状記録媒体の位置を検出することができ、長尺状記録媒体を過度に消費することなく長尺状記録媒体に印刷及び切断を実行することができる。
[変形例]
なお、本実施形態において、チューブプリンタ1は、長尺状記録媒体が透明である場合にマーキングを実行するように構成されているが、これに限定されない。チューブプリンタ1は、長尺状記録媒体が透明である場合に加え、半透明や不透明である場合にもマーキングを実行するように構成されていてもよい。このように構成された場合、チューブプリンタ1は、長尺状記録媒体が透明、半透明、不透明のいずれである場合にも略同様にマーキングを実行するため、長尺状記録媒体への印刷及び切断に係る処理を簡易なプログラムで実現できる。
また、本実施形態において、チューブプリンタ1は、メディア判定処理において記録媒体を検出位置まで搬送し、メディアHPセンサ63bによって記録媒体の位置を検出できない場合に、マーキングを実行するように構成されているが、これに限定されない。チューブプリンタ1は、例えば、入力部13より記録媒体が透明であるという情報が入力された場合に、記録媒体にマーキングを実行するように構成されていてもよい。
また、本実施形態において、チューブプリンタ1は、マーキング手段として印刷部20を備えているが、これに限定されない。チューブプリンタ1は、印刷部20とは別に、マーキングを実行するマーキング手段を備えるように構成されていてもよい。
また、本実施形態において、チューブプリンタ1は、記録媒体が透明であると判定した場合に、印刷位置まで記録媒体を搬送させた後にマーキングを実行するように構成されているが、これに限定されない。チューブプリンタ1は、例えば、記録媒体が透明であると判定した場合に、記録媒体を移動させることなくマーキングを実行するように構成されていてもよい。
また、本実施形態において、チューブプリンタ1は、マーキングを実行した場合に、マーキングした箇所を記録媒体から切り離すマーキング切断処理を実行するように構成されているが、これに限定されない。チューブプリンタ1は、マーキング切断処理を実行しない構成であってもよい。
また、本実施形態において、チューブプリンタ1は、所定のマーキングとしてベタ黒印刷を実行するように構成されているが、これに限らず、メディアHPセンサ63bによって検出可能なマーキングであれば、いずれのマーキングを実行してもよい。
また、本実施形態においては、記録媒体としてチューブを用いたチューブプリンタを例に説明したが、これに限らず、ラベル、記銘板、プレート、カード等、様々な記録媒体に印刷する印刷装置においても、本発明を適用できる。
1…チューブプリンタ(印刷装置):20…印刷部(マーキング手段):30…切断部:63b…メディアホームポジションセンサ(検出手段):P…搬送路:P2…印刷位置:P3…検出位置:P4…切断位置:P5…マーキング切断位置:T…チューブ(長尺状記録媒体)

Claims (4)

  1. 長尺状記録媒体を搬送するための搬送路と、
    前記長尺状記録媒体に印刷処理を実行する印刷部と、
    前記印刷部の前記長尺状記録媒体の搬送方向下流側の切断位置に設けられ、前記長尺状記録媒体に切断処理を実行する切断部と、
    前記搬送路において前記印刷部と前記切断部との間の検出位置に設けられ、前記長尺状記録媒体の位置を検出する検出手段と、
    前記長尺状記録媒体が透明である場合に、前記検出手段による前記長尺状記録媒体の位置を検出可能にする所定のマーキングを前記長尺状記録媒体に実行するマーキング手段と、を備え、
    前記印刷部は、前記マーキング手段による前記所定のマーキングが実行された後に前記印刷処理を実行する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記マーキング手段は、前記長尺状記録媒体を前記検出位置まで搬送し、かつ前記検出手段によって前記長尺状記録媒体が検出されなかった場合に、前記所定のマーキングを前記長尺状記録媒体に実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記印刷部は、
    前記マーキング手段としても機能し、
    前記長尺状記録媒体を前記検出位置まで搬送し、かつ前記検出手段によって前記長尺状記録媒体が検出されなかった場合に、前記長尺状記録媒体を前記印刷処理を実行する印刷位置まで搬送させた後に前記所定のマーキングを実行する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記印刷部は、前記長尺状記録媒体に前記印刷処理を実行することで印刷済み媒体を生成し、
    前記切断部は、前記マーキング手段によって前記長尺状記録媒体に実行された前記所定のマーキングが前記切断位置よりも搬送方向下流側のマーキング切断位置まで搬送された場合に、前記所定のマーキングと前記印刷済み媒体とを切り離すマーキング切断処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷装置。
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