JP2020104345A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクの吐出性能を維持することができるインクジェット記録装置を提供する。【解決手段】インクジェット記録装置100は、記録ヘッド53と、キャリッジ52と、ブレード部材711と、コロ713a(回転体)、及びコロ713b(回転体)とを備える。記録ヘッド53は、インク吐出面53aを有するとともに、インク吐出面53aから、記録媒体にインクを吐出する。キャリッジ52は、インク吐出面53aの周囲を取り囲む対向面52aを有するとともに、記録ヘッド53を支持する。ブレード部材711は、第1方向に移動しながらインク吐出面53aをクリーニングする。ブレード支持ブロック713は、ブレード部材711を支持する。コロ713a、及びコロ713bは、ブレード部材711がインク吐出面53aをクリーニングする際に対向面52aと当接する。【選択図】図4

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関する。
インクジェット方式の画像記録装置は、画質の低下を抑制するため、ノズルプレートをクリーニングする必要がある。ノズルプレートには、インクを吐出するノズル穴が形成される。
例えば、特許文献1に開示の画像記録装置は、ワイプブレードと、ブレード保持部と、ワイプベースとを具備する。ワイプベースは、ブレード保持部を保持して内部に収容する。ブレード保持部は、ワイプブレードがノズルプレートに当接した際、ワイプブレードがノズルプレートに倣うようにワイプブレードを保持する。詳しくは、ブレード保持部は、インクの吐出方向と交差する方向を軸として回転可能となるように、ワイプブレードを保持する。そのため、特許文献1に開示の画像記録装置においては、部品精度、及び部品の組付けによるバラツキによっては、ノズルプレート面とワイドププレートとの間の姿勢は不安定にならない。
特開2008−284718号公報
しかしながら、特許文献1に開示の画像記録装置においては、ブレード保持部がインクの吐出方向と交差する方向を軸として回転可能であるため、クリーニングを行う際、ワイプブレードをノズルプレートに安定して押圧し続けることができない。そのため、特許文献1に開示の画像記録装置においては、ノズルプレートに付着した粉塵、紙粉、及び増粘したインクを安定して取り除けないおそれがある。ノズルプレートに付着した粉塵、紙粉、及び増粘したインクを取り除けない場合、画像記録装置はインクの吐出性能を維持することができない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、インクの吐出性能を維持することができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
本発明に係るインクジェット記録装置は、記録ヘッドと、キャリッジと、ブレード部材と、回転体とを備える。前記記録ヘッドは、インク吐出面を有するとともに、前記インク吐出面から、記録媒体にインクを吐出する。前記キャリッジは、前記インク吐出面の周囲を取り囲む対向面を有するとともに、前記記録ヘッドを支持する。前記ブレード部材は、第1方向に移動しながら前記インク吐出面をクリーニングする。前記回転体は、前記ブレード部材が前記インク吐出面をクリーニングする際に前記対向面と当接する。
本発明によれば、インクの吐出性能を維持することができる。
本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の構成を示す図である。 図3に示すIV−IV線に沿った断面図である。 (a)は、クリーニング開始前のクリーニング部を斜め上方から見た図である。(b)は、クリーニング中のクリーニング部を斜め上方から見た図である。 (a)は、本発明の実施形態に係るブレード支持ブロック付近の拡大図である。(b)は、(a)に示すVIB−VIB線に沿った断面図である。 (a)は、本発明の実施形態に係るブレード支持ブロックとその近傍とをガイドブロック側から見た図である。(b)は、本実施形態に係るブレード支持ブロックと、2つのコロとを示す図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の構成を示すブロック図である。 (a)〜(c)は、本発明の実施形態のクリーニング部の動作を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るインクジェット記録装置100の実施形態について説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、本実施形態では、図中に、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を示す。Z軸は鉛直面に平行であり、X軸及びY軸は水平面に平行である。
更に、Z軸の正側をインクジェット記録装置100の上側とし、その反対側をインクジェット記録装置100の下側として実施形態を説明する。X軸の正側をインクジェット記録装置100の左側とし、その反対側をインクジェット記録装置100の右側として実施形態を説明する。Y軸の正側をインクジェット記録装置100の前側とし、その反対側をインクジェット記録装置100の後側として実施形態を説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態に係るインクジェット記録装置100の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るインクジェット記録装置100の斜視図である。本実施形態に係るインクジェット記録装置100は、インクジェット捺染を行う捺染装置である。捺染装置は、布に所定の模様を形成する。なお、布は、記録媒体の一例である。
図1に示すように、インクジェット記録装置100は、装置フレーム1、及び外装カバー2を備える。外装カバー2は、装置フレーム1を覆う。
続いて、図2を参照して、本実施形態に係るインクジェット記録装置100の構成について説明する。図2は、本実施形態に係るインクジェット記録装置100の構成を示す図である。詳しくは、図2は、図1に示すインクジェット記録装置100をX軸方向における略中央部分で切断した断面の概略を示す図である。
図2に示すように、インクジェット記録装置100は、巻出部3、搬送機構4、記録部5、及び巻取部6を備える。
巻出部3には、長尺状の布Kが配置される。詳しくは、第1心棒R1に巻き重ねられた布Kが配置される。巻出部3は、第1心棒R1から布Kを順次巻き出す。
搬送機構4は、巻出部3から巻き出された布Kを搬送方向Hに沿って搬送する。
搬送機構4は、搬送駆動部、搬送ローラー41、複数のピンチローラー42、プラテン43、及びテンションローラー44を有する。搬送駆動部は、例えば、モーターを有する。
搬送ローラー41は、搬送駆動部から駆動力が伝達されて回転する。搬送ローラー41は、X軸方向に延びる長尺のローラーである。複数のピンチローラー42は、X軸方向に沿って等間隔に配置される。各ピンチローラー42は、搬送ローラー41と対向して配置され、搬送ローラー41との間に布Kを挟持する。プラテン43は、巻出部3から巻き出された布Kを支持する。テンションローラー44は、布Kが撓まないように、布Kに張力を与える。
記録部5は、搬送機構4が搬送する布Kに画像を形成する。
巻取部6には、第2心棒R2が配置される。巻取部6は、記録部5によって画像が形成された布Kを第2心棒R2に巻き取る。
続いて、図3を参照して、本実施形態に係るインクジェット記録装置100の構成について更に説明する。図3は、本実施形態に係るインクジェット記録装置100の構成を示す図である。詳しくは、図3は、図1に示す外装カバー2を外したインクジェット記録装置100を正面から見た図である。
図3に示すように、装置フレーム1は、第1フレーム11と第2フレーム12とを有する。第1フレーム11と第2フレーム12とは、X軸方向(左右方向)において対向する。図3に示す例において、第1フレーム11は、インクジェット記録装置100の右側に配置され、第2フレーム12は、インクジェット記録装置100の左側に配置される。図2を参照して説明したプラテン43は、第1フレーム11と第2フレーム12との間に配置される。したがって、布Kは、第1フレーム11と第2フレーム12との間において、搬送機構4(図2を参照)によって搬送される。
記録部5は、キャリッジ駆動部、キャリッジガイド51、キャリッジ52、及び記録ヘッド53を有する。キャリッジ駆動部は、例えば、モーターを含む。
キャリッジガイド51は、左右方向に延びる。キャリッジガイド51は、第1フレーム11と第2フレーム12とを貫通する。
キャリッジ52は、キャリッジガイド51と係合する。キャリッジ52は、キャリッジガイド51に沿って移動自在である。詳しくは、キャリッジ52は、キャリッジ駆動部から駆動力が伝達されることにより、第1位置P1と第2位置P2との間を往復する。より詳しくは、キャリッジ52は、キャリッジ52の左端が第1位置P1に到達する位置と、キャリッジ52の左端が第2位置P2に到達する位置との間を往復する。以下の説明において、キャリッジ52の位置は、キャリッジ52の左端の位置を示す。本実施形態において、第1位置P1は、第1フレーム11よりも右側の位置である。第2位置P2は、第2フレーム12よりも左側の位置である。
キャリッジ52は、布Kに画像を形成する画像形成時に、第1位置P1と第2位置P2との間を往復する。以下、キャリッジ52が往復する方向を「主走査方向S1」と記載する場合がある。また、主走査方向S1と直交する方向を「副走査方向S2」と記載する場合がある。なお、副走査方向S2は、図2を参照して説明した搬送方向Hと平行である。キャリッジ52は、布Kに画像が形成されない非画像形成時に、第1位置P1に位置する。なお、キャリッジ52は、上下方向にも移動可能である。
記録ヘッド53は、キャリッジ52に支持される。画像形成時に、記録ヘッド53は、キャリッジ52の移動に応じて、図2を参照して説明したプラテン43上の布Kにインクを吐出する。
図3に示すように、インクジェット記録装置100は、メンテナンス部7を備える。メンテナンス部7は、記録ヘッド53をメンテナンスする。メンテナンス部7は、第1フレーム11よりも右側に配置される。メンテナンス部7は、インク供給部、及びクリーニング部71を有する。
インク供給部は、記録ヘッド53にインクを供給する。本実施形態において、インク供給部は、4色のインクを記録ヘッド53に供給する。4色のインクは、イエロー色、マゼンタ色、シアン色、及びブラック色を含む。
クリーニング部71は、記録ヘッド53のインク吐出面をクリーニングする。これにより、印刷不良が抑制される。
続いて、図4を参照して、本実施形態に係る記録部5、及びクリーニング部71の構成について説明する。図4は、図3に示すIV−IV線に沿った断面図である。
図4に示すように、キャリッジ52は、クリーニング部71と対向する対向面52aを有する。記録ヘッド53は、インク吐出面53aを有する。インク吐出面53aには、複数のインクノズルが形成されている。インクは、インクノズルから吐出される。換言すると、記録ヘッド53は、インク吐出面53aからインクを吐出する。対向面52aと、インク吐出面53aとは同一平面ではない。対向面52aは、インク吐出面53aよりも上側に配置される。対向面52aと、インク吐出面53aとの間には差がある。以下、対向面52aと、インク吐出面53aとの差を「第1の差」と記載する場合がある。
クリーニング部71は、2つのブレード部材711と、ブレード移動機構712と、ブレード支持ブロック713とを有する。ブレード移動機構712は、例えば、モーターを有する。ブレード支持ブロック713は、略直方体形状を有する。ブレード支持ブロック713は、2つのブレード部材711を支持する。
2つのブレード部材711の各々は、ブレード711aと、ブレード保持部711bとを有する。
ブレード711aは、記録ヘッド53のインク吐出面53aをクリーニングする。ブレード保持部711bは、ブレード711aを保持する。ブレード711aの先端は、対応するインク吐出面53aに当接するように配置される。換言すると、ブレード保持部711bは、ブレード711aの先端がインク吐出面53aに当接するようにブレード711aを保持する。ブレード711aは、例えば、ブレード保持部711bにビスによって固定される。
ブレード711aは、平板形状を有する。ブレード711aは、弾性部材を含む。弾性部材は、例えば、合成ゴム又は合成樹脂を材料として含む。
ブレード保持部711bは、ブレード支持ブロック713に支持される。詳しくは、2つのブレード保持部711bは、ブレード支持ブロック713のX軸方向における両端部に支持される。ブレード保持部711bは、ブレード支持ブロック713に、例えば、ビスによって固定される。
続いて、図5〜図7を参照して、本実施形態に係るクリーニング部71の構成について更に説明する。図5(a)は、クリーニング開始前のクリーニング部71を斜め上方から見た図である。図5(b)は、クリーニング中のクリーニング部71を斜め上方から見た図である。図6(a)は、本実施形態に係るブレード支持ブロック713付近の拡大図である。図6(b)は、図6(a)に示すVIB−VIB線に沿った断面図である。
図5(a)、及び図5(b)に示すように、クリーニング部71は、2本のガイドシャフト714a、及びガイドシャフト714bと、位置決めシャフト715と、ガイドブロック716と、連結シャフト717と、2つの支持プレート718とを有する。2つの支持プレート718は、Y軸方向において対向するように配置される。2つの支持プレート718は、例えば、クリーニング部71の筐体に固定される。
ガイドシャフト714a、及びガイドシャフト714bは、Y軸方向に沿って延びる。本実施形態において、Y軸方向は、第1方向の一例である。ガイドシャフト714a、及びガイドシャフト714bは、X軸方向において位置決めシャフト715を挟んで配置される。
ガイドシャフト714a、及びガイドシャフト714bは、2つの支持プレート718によって支持される。詳しくは、ガイドシャフト714aの2つの端部はそれぞれ、2つの支持プレート718に固定される。同様に、ガイドシャフト714bの2つの端部はそれぞれ、2つの支持プレート718に固定される。
位置決めシャフト715は、ガイドシャフト714a、及びガイドシャフト714bと平行に延びる。換言すると、位置決めシャフト715は、Y軸方向に沿って延びる。位置決めシャフト715は、2つの支持プレート718によって支持される。詳しくは、位置決めシャフト715の2つの端部はそれぞれ、2つの支持プレート718に固定される。
ガイドシャフト714a、ガイドシャフト714b、及び位置決めシャフト715は、ブレード支持ブロック713をY軸方向に沿って移動自在に支持する。ブレード支持ブロック713は、X軸方向に沿って延びる。X軸方向は、第2方向の一例である。
ブレード支持ブロック713は、上壁、下壁、側壁、前壁、及び後壁を有する。各ブレード部材711は、ブレード支持ブロック713の前壁に支持される。詳しくは、各ブレード711aの先端が、ブレード支持ブロック713の上壁よりも上方に位置するように、各ブレード部材711は、ブレード支持ブロック713に支持される。
ガイドシャフト714a、ガイドシャフト714b、及び位置決めシャフト715は、ブレード支持ブロック713を貫通する。換言すると、ブレード支持ブロック713は、ガイドシャフト714a、ガイドシャフト714b及び位置決めシャフト715によって、Y軸方向に沿って移動自在に支持される。すなわち、ブレード支持ブロック713は、Y軸方向に沿って往復可能である。したがって、2つのブレード保持部711bは、Y軸方向に沿って往復自在である。2つのブレード保持部711bがY軸方向に沿って往復することにより、2つのブレード711aがY軸方向に沿って往復する。
ガイドシャフト714a、及びガイドシャフト714bは、ブレード支持ブロック713のY軸方向への移動をガイドする。位置決めシャフト715は、ブレード支持ブロック713がY軸方向に移動する際に、不要な振動の発生を減少させる。
ガイドブロック716は、ブレード支持ブロック713とY軸方向において対向するように配置される。ガイドブロック716は、ブレード支持ブロック713との間で所定の間隔を開けて配置される。ガイドブロック716は、連結シャフト717を介してブレード支持ブロック713と接続する。
ガイドシャフト714a、ガイドシャフト714b、及び位置決めシャフト715は、ガイドブロック716を貫通する。ガイドブロック716は、ガイドシャフト714a、ガイドシャフト714b、及び位置決めシャフト715によって、Y軸方向に沿って移動自在に支持される。換言すると、ガイドブロック716は、Y軸方向に沿って往復自在である。したがって、ガイドブロック716は、ブレード支持ブロック713との間で所定の間隔を維持したまま、Y軸方向に沿って移動する。ガイドブロック716は、ブレード支持ブロック713が記録ヘッド53のY軸方向に移動する際に、不要な振動の発生を抑制する。
図4を参照して説明したブレード移動機構712は、ブレード支持ブロック713をY軸方向に移動させる。ブレード支持ブロック713にはブレード711aが固定されている。したがって、ブレード支持ブロック713がY軸方向に沿って移動することにより、ブレード711aがY軸方向に沿って移動する。図4を参照して説明したように、各ブレード711aの先端は、対応するインク吐出面53aに当接するように配置される。したがって、各ブレード711aがY軸方向へ移動することによって、各インク吐出面53aが各ブレード711aによってクリーニングされる。
続いて、図6(a)、及び図6(b)を参照して、ブレード支持ブロック713について更に説明する。
図6(a)に示すように、クリーニング部71は、2つのコロ713a(回転体)、及び713b(回転体)と、2つの支持シャフトとを更に有する。2本の支持シャフトは、ブレード支持ブロック713に支持される。2本の支持シャフトのうちの一方は、ブレード支持ブロック713の右側の側壁からX軸方向に沿って突出する。2本の支持シャフトのうちの他方は、ブレード支持ブロック713の左側の側壁からX軸方向に沿って突出する。
コロ713aは、ブレード支持ブロック713の左側の側壁から伸びた支持シャフトの先端(一方端)に配置されている。コロ713bは、ブレード支持ブロック713の右側の側壁から伸びた支持シャフトの先端(他方端)に配置されている。コロ713a、及びコロ713bは、対応する支持シャフトに回転自在に支持されている。コロ713a、及びコロ713bの上端は、ブレード711aの先端よりも上側に配置されている。コロ713a、及びコロ713bの上端の高さと、ブレード711aの先端の高さとの間には差がある。以下、コロ713a、及びコロ713bの上端の高さと、ブレード711aの先端の高さとの間の差を「第2の差」と記載する場合がある。第2の差は、第1の差と等しい。
コロ713a、及びコロ713bは、ブレード711aが記録ヘッド53のインク吐出面53aをクリーニングする際、図4を参照して説明した対向面52aと当接する。
また、ブレード支持ブロック713は、2つの第1貫通穴713c、及び713dと、1つの第2貫通穴713eとを有する。第1貫通穴713c、及び第1貫通穴713dは、X軸方向において第2貫通穴713eを挟んで配置される。第1貫通穴713cには、ガイドシャフト714aが貫通する。第1貫通穴713dには、ガイドシャフト714bが貫通する。第2貫通穴713eには、位置決めシャフト715が貫通する。
第1貫通穴713c、及び第1貫通穴713dは、Z軸方向に延びる長穴である。第2貫通穴713eは、Z軸方向に延びる長穴である。したがって、ブレード支持ブロック713は、ガイドシャフト714a、ガイドシャフト714b、及び位置決めシャフト715によってZ軸方向(上下方向)に移動可能に支持される。
図6(b)に示すように、ブレード支持ブロック713は、軸受け713fと、押圧バネ713gと、収納穴とを有する。軸受け713fは、第1貫通穴713dに配置される。収納穴はZ軸方向に延びる。収納穴は第1貫通穴713dと連通する。押圧バネ713gは収納穴に配置される。軸受け713fは、ガイドシャフト714bをY軸方向に移動自在に支持する。押圧バネ713gの一端は、軸受け713fの上面に接続する。押圧バネ713gの他端は、ブレード支持ブロック713の上壁の内壁面に接続する。押圧バネ713gは、上方に伸長するように付勢されている。すなわち、押圧バネ713gは、ブレード支持ブロック713の上壁を、図4を参照して説明したインク吐出面53aに近づくように付勢する。なお、ブレード支持ブロック713は、第1貫通穴713cと連通する収納穴と、その収納穴に配置される押圧バネ713gを更に有する。
ブレード711aがインク吐出面53aをクリーニングする際に、コロ713a、及びコロ713bに、下方に向かう力が作用して、ブレード支持ブロック713に下方へ向かう力が作用する。この結果、押圧バネ713gは収縮する。押圧バネ713gが収縮すると、ブレード支持ブロック713が下方へ移動して、2つのブレード711aが下方に移動する。
コロ713a、及びコロ713bが、下方に向かう力から解放されると、押圧バネ713gは上方に伸長する。押圧バネ713gが上方に伸長すると、ブレード支持ブロック713が上方へ移動する。その結果、2つのブレード711aが上方に移動する。
続いて、図7(a)及び図7(b)を参照して、本実施形態に係るコロ713a、及びコロ713bと位置決めシャフト715との関係について説明する。
図7(a)は、本実施形態に係るブレード支持ブロック713とその近傍とをガイドブロック716側から見た図である。
図7(a)に示すように、コロ713aと、位置決めシャフト715との間の距離は、距離A1である。また、コロ713bと、位置決めシャフト715との間の距離は、距離A2である。距離A1と距離A2とは略等しい。そのため、ブレード711aがインク吐出面53aをクリーニングする際に、図6(b)を参照して説明した2つの押圧バネ713gに対して作用する力が均等になる。その結果、押圧バネ713gは、距離A1と距離A2とが異なる距離である場合と比べて、クリーニングの際に、記録ヘッド53のインク吐出面53aにブレード711aをより安定して押圧できる。
図7(b)は、本実施形態に係るブレード支持ブロック713と、2つのコロ713a、及び713bとを示す図である。図7(b)に示すように、ガイドシャフト714aと、位置決めシャフト715との間の距離は、距離B1である。また、ガイドシャフト714bと位置決めシャフト715との間の距離は距離B2である。距離B1と距離B2とは略等しい。その結果、ブレード支持ブロック713のガタツキが抑制される。したがって、距離B1と距離B2とが異なる距離である場合と比べて、インク吐出面53aにブレード711aをより安定して押圧できる。
次に、図8を参照して、本実施形態に係るインクジェット記録装置100の構成について更に説明する。図8は、本実施形態に係るインクジェット記録装置100の構成を示すブロック図である。
インクジェット記録装置100は、記憶部9及び制御部10を更に備える。
記憶部9は、制御プログラムと、設定情報などの各種情報とを記憶する。記憶部9は、ストレージデバイス及び半導体メモリーによって構成される。ストレージデバイスは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)及び/又はSSD(Solid State Drive)によって構成される。半導体メモリーは、例えば、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を構成する。
制御部10は、制御プログラムを実行することにより、インクジェット記録装置100の各部の動作を制御する。制御部10は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーによって構成される。また、制御部10は、画像形成処理用の集積回路を備える。画像形成処理用の集積回路は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)によって構成される。例えば、制御部10は、クリーニング部71が有するブレード移動機構712の動作を制御する。この結果、ブレード711aが図4〜図7に示すY軸方向に沿って移動する。
続いて、図4〜図9を参照して、クリーニング部71が記録ヘッド53のインク吐出面53aをクリーニングする際の動作を説明する。
図9は、本実施形態のクリーニング部71の動作を示す図である。図9(a)〜図9(c)は、図4に示す記録ヘッド53の近傍をY軸方向に沿って切断した断面図である。図9(a)は、クリーニング開始前の断面図である。図9(b)は、クリーニング中の断面図である。図9(c)は、クリーニング終了後の断面図である。
図2を参照して説明した記録部5は、布Kに画像を形成すると、記録ヘッド53のインク吐出面53aのクリーニングが必要になる。例えば、画像を形成した布Kの総長さが所定長さ達すると、インク吐出面53aのクリーニングが必要になる。記録ヘッド53のインク吐出面53aのクリーニングが必要になると、制御部10は、キャリッジ52が第1位置P1に位置するように、図3を参照して説明したキャリッジ駆動部の動作を制御する。
図9(a)に示すように、クリーニング開始前、ブレード711aは、ホームポジションP3に位置している。ホームポジションP3は、記録ヘッド53のインク吐出面53aの後端よりも後側に位置する。ブレード711aの位置が、ホームポジションP3である場合、ブレード711aは、記録ヘッド53のインク吐出面53aに当接していない。また、ブレード支持ブロック713の位置が、ホームポジションP3である場合、コロ713a、及びコロ713bは、キャリッジ52の対向面52aに当接していない。
図9(b)に示すように、ブレード支持ブロック713が前側に向かって移動すると、ブレード711aは記録ヘッド53のインク吐出面53aと当接する。また、コロ713a、及びコロ713bはキャリッジ52の対向面52aと当接する。
ブレード711aは、コロ713a、及びコロ713bと一体に上下する。第1の差は、第2の差と一致する。したがって、ブレード支持ブロック713の移動に伴って、ブレード711aは記録ヘッド53のインク吐出面53aに付着した粉塵、紙粉、及び増粘したインクを安定して取り除ける。
図9(c)に示すように、クリーニングが終了すると、制御部10は、キャリッジ52を上方に移動させる。その後、制御部10は、ブレード支持ブロック713をホームポジションP3に復帰させたのち、キャリッジ52を下方に移動させる。
具体的には、制御部10は、キャリッジ52を上方に移動させるように、図3を参照して説明したキャリッジ駆動部を制御する。その結果、ブレード711aと記録ヘッド53のインク吐出面53aとは当接しなくなる。また、キャリッジ52の対向面52aとコロ713a、及びコロ713bとは当接しなくなる。
制御部10は、ブレード711aと記録ヘッド53のインク吐出面53aとが当接しなくなると、ブレード支持ブロック713が後側に向かって移動してホームポジションP3に復帰するように、図4を参照して説明したブレード移動機構712を制御する。ブレード支持ブロック713がホームポジションP3に復帰すると、押圧バネ713gはブレード支持ブロック713を上方に移動させる。
制御部10は、ブレード支持ブロック713がホームポジションP3に復帰すると、キャリッジ52を下方に移動させるように、図3を参照して説明したキャリッジ駆動部を制御する。
図1〜図9を参照して説明したように、本実施形態のインクジェット記録装置100は、コロ713a、及びコロ713bを有している。コロ713a、及びコロ713bは、対向面52aと当接する。対向面52aはインク吐出面53aの周囲を取り囲む。
また、ブレード支持ブロック713は、上下に移動自在にガイドシャフト714a、ガイドシャフト714b、及び位置決めシャフト715に支持されている。ブレード支持ブロック713は、押圧バネ713gによって、インク吐出面53a(対向面52a)に近づくように付勢されている。
このため、部品寸法や組立バラツキにより、インク吐出面53aに対するブレード711aの姿勢変動が発生しても、クリーニングを行う際に、ブレード711aが摺動したり、回転したりすることはない。そのため、本実施形態のインクジェット記録装置100は、クリーニングを行う際、ブレード711aを記録ヘッド53のインク吐出面53aに安定して押圧できる。その結果、本実施形態のインクジェット記録装置100は、クリーニングを行う際、記録ヘッド53のインク吐出面53aに付着した粉塵、紙粉、及び増粘したインクを安定して取り除ける。
以上、図面を参照しながら本実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(6))。図面は、理解し易くするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合がある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)本実施形態において、記録媒体は布Kであったが、本発明はこれに限定されない。例えば、記録媒体の材質は、紙であってもよい。長尺状の記録媒体(紙)に形成された画像は、長尺状の布Kに転写され得る。
(2)本実施形態において、ブレード支持ブロック713の両端にコロ713a、及びコロ713bが配置されたが、本発明はこれに限定されない。ブレード支持ブロック713の一端にのみコロが配置されてもよい。また、コロの数は3つ以上であってもよい。
(3)本実施形態において、ブレード部材711の数は2つであったが、本発明はこれに限定されない。ブレード支持ブロック713は、ブレード部材711の数は1つでもよく、3つ以上でもよい。
(4)本実施形態において、インク供給部は記録ヘッド53に4色のインクを供給していたが、本発明はこれに限定されない。インク供給部が供給するインクの色の種類、換言すると、記録ヘッド53が吐出するインクの色の種類は、4色より多くてもよく、4色未満であってもよい。
(5)本実施形態において、対向面52aと、インク吐出面53aとは、同一平面ではなかったが、本発明はこれに限定されない。例えば、対向面52aと、インク吐出面53aとが同一平面であってもよい。
(6)本実施形態において、コロ713a、及びコロ713bは対応する支持シャフトに回転自在に支持されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、コロ713a、及びコロ713bと、対応する支持シャフトとが固定されており、コロ713a、及びコロ713bが対応する支持シャフトとともに回転してもよい。この場合、ブレード支持ブロック713は、支持シャフトを回転自在に支持する。
本発明は、例えば、インクジェット記録装置の分野に有用である。特に、捺染を行うインクジェット記録装置の分野に有用である。
52 キャリッジ
52a 対向面
53 記録ヘッド
53a インク吐出面
71 クリーニング部
100 インクジェット記録装置
711 ブレード部材
711a ブレード
711b ブレード保持部
713 ブレード支持ブロック
713a コロ(回転体)
713b コロ(回転体)

Claims (8)

  1. インク吐出面を有するとともに、前記インク吐出面から、記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、
    前記インク吐出面の周囲を取り囲む対向面を有するとともに、前記記録ヘッドを支持するキャリッジと、
    第1方向に移動しながら前記インク吐出面をクリーニングするブレード部材と、
    前記ブレード部材が前記インク吐出面をクリーニングする際に前記対向面と当接する回転体と
    を備える、インクジェット記録装置。
  2. 前記ブレード部材を支持するブレード支持ブロックを更に備え、
    前記回転体は2つであり、
    前記2つの回転体のうちの一方は、前記第1方向と直交する第2方向における前記ブレード支持ブロックの一方端側に配置され、
    前記2つの回転体のうちの他方は、前記第2方向における前記ブレード支持ブロックの他方端側に配置される、請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記第1方向に延びる2本のガイドシャフトを更に備え、
    前記ブレード支持ブロックは、前記2本のガイドシャフトがそれぞれ貫通する2つの第1貫通穴を有する、請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記第1方向に延びる位置決めシャフトを更に備え、
    前記ブレード支持ブロックは、前記位置決めシャフトが貫通する第2貫通穴を有する、請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記2つの第1貫通穴は、前記第2貫通穴に対して前記第2方向の両側に配置される、請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記ブレード支持ブロックの一方端側に配置される前記回転体と前記位置決めシャフトとの間の距離と、前記ブレード支持ブロックの他方端側に配置される前記回転体と前記位置決めシャフトとの間の距離とが等しい、請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記2本のガイドシャフトのうちの一方と前記位置決めシャフトとの間の距離と、前記2本のガイドシャフトのうちの他方と前記位置決めシャフトとの間の距離とが等しい、請求項5又は請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記ブレード支持ブロックは、
    前記第1貫通穴に配置されて前記ガイドシャフトを支持する軸受けと、
    前記軸受けを押圧する押圧バネと
    を有する、請求項3から請求項7のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
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