JP2020104087A - 水中に水素分子の超微細気泡を生成する装置 - Google Patents

水中に水素分子の超微細気泡を生成する装置 Download PDF

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Abstract

【課題】水素分子のナノバブルを含む水を生成するように構成された装置の提供。【解決手段】バルブ1によって水供給源に接続され、加圧水をベンチュリ気液ミキサ3へ供給するポンプ2を備え、ベンチュリ気液ミキサ3はまた、水素ガス5の供給も受ける装置10。混合された水素ガス/水の流れは、空洞現象を使用して、水中に水素のナノバブルを生成するナノバブル生成装置4へ提供される。水素ナノバブルは、200nm未満の直径及び最高1.2ppmの濃度を有する。さらに濃度は、少なくとも12時間にわたって出力濃度の85%のままである。【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
[技術分野]
[0001]本開示は、一般に、水中に水素分子の超微細気泡を生成する装置に関する。詳細には、本開示は、水素が長時間にわたって溶解したまま留まっている水素飲料水を分注する装置に関する。
[背景]
[0002]Dr.Ohta Shigeo研究室による2007 Nature Medicineの論文(Ohsawaら、Nature Medicine 13、688〜694(2007)、doi:10.1038/nm1577)によると、水素分子(H)は、細胞に有毒な酸素ラジカルを選択的に低減させることによって治療用の抗酸化物質として作用することが分かったため、健康及び医療産業における治療への応用のために水素水、すなわち溶解した水素分子(H)を含む水を使用することに、大きな関心が集まっている。さらに基礎的及び臨床的研究によって、水素水は細胞及び臓器に抗酸化及び抗炎症作用をもたらす重要な生理学的制御因子であることが示唆されており、生活習慣病を防止又は軽減するのに効果的であると考えられている。
[0003]摂取を増やし、したがって潜在的な治療上の利益を増大させるため、即座に又は後に(たとえば、翌日にかけて)消費するために、要求に応じて室温で水素気泡水を作り出し、蛇口又はウォーターディスペンサによって供給できることが望ましいはずである。しかし、水中の水素の溶解性が低く、水素は長時間にわたって水中に溶解したまま留まらないため、要求に応じて水素水を生成するにはいくつかの難点がある。水素水を生成するいくつかの方法が開発されてきたが、これらにもいくつかの問題がある。
[0004]たとえば、米国特許出願公開第20120087990(A1)号は、カルシウムイオン及びマグネシウムイオンの一方又は両方を含む水を金属(たとえば、マグネシウム)又は金属酸化物水素分子解離吸着触媒に接触させて、水中の活性水素の濃度を増大させることを提案している。しかしこれには水の前処理、金属触媒の頻繁な交換が必要であり、水に余計な添加物が残る。米国特許出願公開第20130043124(A1)号は、電解槽への直流電力とともに陽子交換膜(PEM)を使用する。PEM電解槽システムは、水素水を生成するために複雑な要素を必要とし、そのため保守コストが高く、頻繁な整備が必要であり、水中に余計な添加物が残る。米国特許出願公開第20170065940(A1)号は、電気分解を使用して水素ガスを生成し、膜ポンプを使用して圧力下で水素ガスを水中に溶解させる再循環システムを記載している。しかしこのシステムは、溶解した水素を増大及び維持するために、水を連続的に再循環させる必要がある。他の物理的な方法は、乱流を使用して水素ガス及び液体を混合して水素を溶解させ、又は加圧溶解を使用し、圧縮器、超音波、若しくは衝撃波を使用してガスを液体中に強制的に溶解させ、空洞現象を生じさせ、水素気泡を形成することを含む。しかし、水中の水素の溶解性が低いため、これらの装置は多くの場合複雑であり、水素は長期間にわたって(すなわち何時間も)水中に溶解したまま留まらない。
[0005]したがって、何時間も水中に溶解したまま留まる超微細水素分子を生成する簡単な装置を提供すること、又は少なくとも既存の装置に対する有用な代替手段を提供することが必要とされている。
[概要]
[0006]第1の態様によれば、水素分子のナノバブルを含む水を生成するように構成された装置が提供され、この装置は、
使用の際に水源に接続される入力コネクタと、
入力コネクタを介した装置への水の流れを制御するバルブと、
バルブの下流に位置し、バルブが開いているときの加圧水の流れ及び水素ガス源からの水素ガスの流れを受け取るように構成され、気水ミキサ装置が、混合された水素ガス/水の出力流を生成するベンチュリ気液ミキサと、
ベンチュリミキサの出力に接続された混合された水素ガス/水の流れを受け取り、空洞現象機構を使用して水素ナノバブルを生成するナノバブル生成装置とを備え、ナノバブル生成装置は、0.8〜1.2ppmの出力濃度で200nm未満の直径を有する水素ナノバブルを含む出力水素水の流れを作り出し、この濃度は、少なくとも12時間にわたって出力濃度の85%のままである。
[0007]一形態では、濃度は、少なくとも15時間にわたって出力濃度の85%の範囲内、及び/又は少なくとも18時間にわたって出力濃度の63%の範囲内、及び/又は少なくとも20時間にわたって出力濃度の50%の範囲内、及び/又は少なくとも24時間にわたって出力濃度の37%の範囲内のままである。
[0008]一形態では、装置は、出力水を少なくとも1バールに加圧するようにバルブとベンチュリ気液ミキサとの間に接続されたポンプをさらに備える。一形態では、ポンプは、出力水を1〜3バールに加圧する。一形態では、ポンプは、100W未満の定格を有する。
[0009]一形態では、ベンチュリ気液ミキサは、0.5〜1.5m/秒の速度及び1.5〜2.5L/分の流量で混合された水素ガス/水の出力流を生成する。
[0010]一形態では、水素ガス源は、水素ガスを収容するガスボトル及びレギュレータである。
[0011]一形態では、装置は、ハウジングをさらに備え、ハウジング内に、ガスボトル、存在する場合はポンプ、ベンチュリ気液ミキサ、及びナノバブル生成装置が収容され、ハウジングは、400mm×450mm×200mm以下の寸法を有する。
[0012]一形態では、装置は、ハウジングをさらに備え、ハウジング内に、存在する場合はポンプ、ベンチュリ気液ミキサ、及びナノバブル生成装置が収容され、ガスボトルは、ハウジングの外部に位置し、調整された接続を介して調整された水素ガスを装置へ供給する。さらなる形態では、水素ガス源は、水素ガスを収容するガスボトル及びレギュレータである。
[0013]一形態では、装置は、ベンチュリ気液ミキサへ提供される水の温度を低減又は増大させるようにベンチュリ気液ミキサの前に位置する温度制御装置をさらに備える。
[0014]第2の態様によれば、水素分子のナノバブルを含む水を生成する方法が提供され、この方法は、
少なくとも1バールの圧力を有する水の入力流を受け取るステップと、
水素ガスの入力流を受け取るステップと、
ベンチュリ気液ミキサ内で水の入力流を水素ガスの入力流と混合し、混合された水素ガス/水の出力流を生成するステップと、
ナノバブル生成装置内で空洞現象機構を使用して水素ナノバブルを生成するステップとを含み、ナノバブル生成装置は、混合された水素ガス/水の流れを受け取り、0.8〜1.2ppmの出力濃度で200nm未満の直径を有する水素ナノバブルを含む出力水素水の流れを作り出し、この濃度は、少なくとも12時間にわたって出力濃度の85%のままである。
[0015]一形態では、濃度は、少なくとも15時間にわたって出力濃度の85%の範囲内、及び/又は少なくとも18時間にわたって出力濃度の63%の範囲内、及び/又は少なくとも20時間にわたって出力濃度の50%の範囲内、及び/又は少なくとも24時間にわたって出力濃度の37%の範囲内のままである。
[0016]一形態では、入力水は、1〜3バールの圧力を有し、水供給源に接続されたポンプによって提供される。
[0017]一形態では、ベンチュリ気液ミキサは、0.5〜1.5m/秒の速度及び1.5〜2.5L/分の流量で混合された水素ガス/水の出力流を生成する。
[0018]本開示の実施形態について、添付の図面を参照して論じる。
一実施形態による水素分子の超微細気泡を含む水を生成するように構成された装置10の概略図である。 一実施形態によるナノバブル生成装置の一実施形態の断面図である。 一実施形態によるナノバブル生成装置の管状部材内に翼形突出部材が収容されている、円筒体の斜視図である。 水素分子の超微細気泡を含む水を生成するように構成された装置の一実施形態から生成される溶解水素ナノバブルの濃度を時間の関数として示すグラフである。
[0023]以下の説明では、図全体にわたって、同様の参照文字は同様の又は対応する部分を指す。
[実施形態の説明]
[0024]図1を次に参照すると、水素分子の超微細気泡を含む水を生成するように構成された装置10が示されている。入力水又は原水(たとえば、蛇口又は供給水)が入力接続(a)で使用者制御バルブ(1)へ供給され、使用者制御バルブ(1)は、ブースタポンプ(2)及び後続の構成要素へ水を供給するために使用者によって開かれる。ブースタポンプ(2)は、出口(P)で高圧水流を生成し、この高圧水流は、ベンチュリミキサ入口接続でベンチュリ気液混合デバイス(3)へ供給される。一実施形態では、ブースタポンプは、水を少なくとも1バールに加圧する。一実施形態では、ブースタポンプは、100ワット未満の定格を有する小型のポンプであり、1〜3バールの範囲内の圧力を生成する。ベンチュリ気液混合デバイス(3)はまた、水素分子Hガス(5)の供給を供給源から受け取る。この実施形態では、供給源は、レギュレータ(R)を有する加圧ガスボトルであり、0.8〜1.5L/分の流量を生成する。
[0025]ベンチュリ気液混合デバイス(5)は、水素ガス及び水を混合(ベンチュリ効果を使用)して、高速で低流量の混合された水素ガス/水の流れをナノバブル生成装置(4)の入力接続へ送達する。一実施形態では、出力水素ガス/水の噴射は、約0.5〜1.5m/秒の(速い)速度及び1.5〜2.5L/分の(低い)流量を有する。
[0026]ナノバブル生成装置は、装置を通る入力水素ガス/水を回転させ、空洞現象を使用して水素をナノバブルとして水中に溶解させ、水素分子の超微細ナノバブルを含む水の出力流を出力(b)に生成する。この装置を使用して、常気圧(1気圧)及び室温(摂氏25度)で水素水を生成することができ、水素分子(H)は、最高1.2ppmの濃度を有し、長時間にわたって溶解したまま留まる。
[0027]一実施形態では、ナノバブル生成装置4は、「AN APPARATUS FOR GENERATING NANOBUBBLES」という名称の国際公開第2014204399号に記載されている装置の一実施形態である。この装置4は、長手方向シャフトを含む管状部材20を備え、管状部材20は、円筒体16と、円錐形ガイドとして形成された第1の端部12及び第2の端部14とを有する。円錐形ガイドは、入力22のベンチュリガイドから出力24の流体分注取付具への流体の流れを流線形にする。円筒体は、複数の円板17から形成された長手方向シャフトから径方向に突出する翼形突出部材19を含む。翼形突出部材は、突出部材が互いに重複しないで各突出部材間にわずかな間隙を残すように、円板部材の外周面上に所定の形で配置される。管状部材は、末端部23に接続する円筒形のハウジング21として形成される。シャフト及び突出部材の直径は、管状部材20内の流体の流れを翼形突出部材19に密接して維持するために、管状部材20の内径よりわずかに小さい。図2Aは、ナノバブル生成装置4の一実施形態の断面図であり、図2Bは、円筒体16の斜視図であり、管状部材20内に収容された翼形突出部材19が、22mmの直径×180mmの長さを有する。
[0028]混合された水素ガス及び水は、管状部材30の流体供給入口22を通って(たとえばベンチュリミキサ3)から流れるとき、長手方向シャフト22の入口の近位に位置する円錐形ガイド12によって案内され、本体16の翼形突出部材19へ送出される。流体の流れが2つの翼形突出部材19間の流路を通過するとき、翼形突出部材19を通過するにつれて流体の流れの速度が増大するため、流体は収束してベンチュリ効果を受ける。流体の流れは、流路を離れると、その経路内で別の翼形突出部材19からの分散する流れに当たり、この流体の流れは分割されて後続の流路を通る。複数の流路を通って流体の収束及び分散する流れを繰り返すことで、速度及び圧力の変動が生じ、渦の形成が加速する。これはコアンダ効果として知られている。これにより、複数の流路を通る流体の流れから生じる激しい旋回から水素ガスのナノバブルの空洞現象がもたらされる。流体の流れは、流路を通って渦を巻き、管状部材の出口24で円錐形のガイド14によって案内される。管状部材20から出る流体の流れは、多数のナノバブルを含む。
[0029]ナノバブル生成装置4が前述した構成要素と組み合わされたとき、非常に濃縮された水素分子の超微細気泡を最高1.2ppmの濃度で室温水中に溶解させることができる。さらに、超微細水素気泡は、長時間にわたって水素水中に溶解したまま留まる。この装置の一実施形態を使用して水素気泡水のサンプルを生成し、このサンプルを室温で露出したまま放置し、水素の濃度を32時間にわたって繰返し測定した。以下の表1は、測定濃度を時間の関数として示す表であり、図3は、水素分子(H)の濃度30を時間の関数として分単位で示すグラフである。
Figure 2020104087
[0030]表1及び図3から分かるように、水素分子の最初の濃度は1.09ppmであった(気泡の直径は200nm以下)。濃度曲線30の第1の部分31から、濃度が最初の60分間で1.09ppmから0.95ppmにほぼ線形に減少したことが分かる。これは、87%の相対濃度に対して13%の低減である。1時間から9時間(60分から900分)までの濃度曲線30の第2の部分32では、濃度は極めて安定したままであり、検出可能な減少は見られなかった(測定誤差の範囲内)。すなわち、8時間にわたって濃度の変化は検出されず、最初の15時間(900分)にわたって濃度は常に最初の濃度の85%より大きく、すなわち生成後の最初の15時間にわたって0.927ppmより大きかった。
[0031]濃度曲線の第3の部分33で(15時間後)、濃度はほぼ指数関数的に減衰した後、約1600分(約27時間)で平らになった。この減衰をモデル化するために、900分(15時間)から1635分(27.3時間)までのデータに指数関数的減衰曲線を適合させた。
y=4.0142e−0.0016t{t:900<t<1635} 等式1
[0032]この適合に対するRの値は0.961であり、98%という極めて高い(良好な)相関係数を示した。等式1を逆にして使用し、閾値(及び時定数)を推定することができ、以下の表2は、75%、63%(1−1/e)、50%、37%(1/e)、及び25%(分及び時間単位)の濃度低減に対する推定値を列挙する。破線34は、等式1に応じた第3の部分33に対する指数適合を示し、この範囲内のデータ点(及び区分的に線形曲線30)を厳密にたどっており、これは高い相関係数に一貫している。
Figure 2020104087
[0033]したがって、この減衰の時定数は、37%(又は1/e)の値によって与えられ、これは24時間(1440分)である。このデータはまた、0.958(y=−0.0008699t+1.69126)というRの値を有する線形適合によっても十分に説明されるが、これは、減衰領域中の経過時間値を最高5%延ばす傾向があった(たとえば、75%、63%、50%の線形推定値はそれぞれ16.7、19.2、及び22時間であった)。
[0034]装置の実施形態は、1気圧及び摂氏25度の室温で動作し、0.9〜1.2ppmの濃度及び200nm以下の気泡径を有する水素気泡水を生成する。この装置の実施形態は、標準的な水供給源に接続することができ、使用者は水供給バルブ(たとえば、蛇口)1を操作して、水が装置を通って流れることを可能にし、要求に応じて水素分子の超微細気泡を含む水素水を生成することができる。この装置の実施形態は比較的簡単で小型であり、ハウジング又は食器棚内で蛇口付近に位置することができ、家庭又は職場に600mm×500mm×300mmの範囲内で設置することができる。一実施形態では、ハウジングは、400mm×450mm×200mm以下の寸法を有する。一実施形態では、水素ガスボトル5は、他の構成要素とともにハウジング内に含まれる。別の実施形態では、水素ガスボトル5は、ハウジングを収容する建物の外部など、ハウジングから離して保管することもでき、ガス供給ラインを介してガスを供給することができる。
[0035]この装置の他の変形形態も可能である。たとえば、水を冷却するために、温度制御装置を含むことができる。この実施形態では、入力水は、マイクロコントローラ又は電子制御回路の制御下で、熱交換器及び冷却剤に接触しているコイルに通される。好ましくは、温度制御装置は、ベンチュリミキサ3の前(上流)に位置し、したがって水は、水素ガスに接触する前に所望の温度になる。このようにして、冷却式水素ウォーターディスペンサを家庭又は職場に提供することができる。別の実施形態では、熱交換器を使用して、水を加熱することができる(冷却剤を加熱要素に置き換える)。別の実施形態では、ベンチュリミキサに対して3バール以上の適当な圧力で水がコネクタ(a)を介して供給される場合、ポンプ(2)を省略することができる。
[0036]別の実施形態では、水素ガスボトル5を、外部源若しくはリザーバからの供給ラインなどの代わりの水素源に置き換えることができ、又は別法として、水素ガス生成装置が必要な場合に水素ガスを提供することができる。たとえば、水素ガス生成装置は、電気分解に基づいて水素ガスを生成及び供給するデバイスであり、リザーバ及びポンプを有する。
[0037]別の実施形態では、ベンチュリ水−ガスミキサを、約0.5m/秒及び1.5L/分の流量などの適した圧力及び流量で水ガス流をナノバブル生成装置に供給することができる代替の水−ガス混合装置に置き換えることができる。
[0038]別の実施形態では、混合された水素/水の入力流から200nm未満の直径を有する水素ナノバブルを生成することが可能であることを条件として、国際公開第2014204399号に記載されているものからのナノバブル生成デバイスを改造することができる。
[0039]この装置は、要求に応じて、超微細気泡水素分子水を通常の水から直接生成し、最高1.2ppmの濃度が実現可能である。さらに、水素分子の超微細気泡は、従来技術のシステムと比較すると比較的長時間にわたって、水中に溶解したまま留まる。これにより、カップ又はフラスコを満たし、次いでこれを濃度のわずかな低減(15%未満)だけで半日(12時間)かけて飲むことが可能になる。さらに、分注後24時間で消費した場合でも、濃度は37%(0.4ppm)のままである。加えて、この装置は簡単な構造であり、元の飲料水の特徴を変化させることなく水素水を生成する。
[0040]本明細書及び以下の特許請求の範囲全体にわたって、文脈上別途必要としない限り、「含む、備える(comprise)」及び「含む(include)」という単語、並びに「含む、備える(comprising)」及び「含む(including)」などの変形は、記載の整数又は整数群の包含を示唆するが、いかなる他の整数又は整数群の排除を示唆するものではないことを理解されたい。
[0041]本明細書におけるあらゆる従来技術の参照は、そのような従来技術が共通の一般知識の一部を形成するという何らかの形態の提案の承認ではなく、そのように見なされるべきではない。
[0042]本開示は、その使用において、記載されている特定の1つ又は複数の適用分野に制限されないことが、当業者には理解されよう。また本開示は、その好ましい実施形態において、本明細書に記載又は図示する特定の要素及び/又は特徴に関して制限されるものでもない。本開示は、開示する1つ又は複数の実施形態に限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲に記載及び定義する範囲から逸脱することなく、多数の再配置、修正、及び置換えが可能であることが理解されよう。
1…使用者制御バルブ
2…ブースタポンプ
3…ベンチュリ気液混合デバイス
4…ナノバブル生成装置
5…水素分子Hガス
10…装置
12…第1の端部
14…第2の端部
16…円筒体
17…円板
19…翼形突出部材
20…管状部材
21…ハウジング
22…流体供給入口
23…末端部
24…出口
a…入力接続
b…出力
P…出口
R…レギュレータ

Claims (21)

  1. 水素分子のナノバブルを含む水を生成するように構成された装置であって、
    使用の際に水源に接続される入力コネクタと、
    前記入力コネクタを介した前記装置への水の流れを制御するバルブと、
    前記バルブの下流に位置し、前記バルブが開いているときの加圧水の流れ及び水素ガス源からの水素ガスの流れを受け取るように構成され、気水ミキサ装置が、混合された水素ガス/水の出力流を生成するベンチュリ気液ミキサと、
    前記ベンチュリミキサの出力に接続された前記混合された水素ガス/水の流れを受け取り、空洞現象機構を使用して水素ナノバブルを生成するナノバブル生成装置とを備え、前記ナノバブル生成装置は、0.8〜1.2ppmの出力濃度で200nm未満の直径を有する水素ナノバブルを含む出力水素水の流れを作り出し、前記濃度は、少なくとも12時間にわたって前記出力濃度の85%の範囲内のままである、装置。
  2. 前記濃度は、少なくとも15時間にわたって前記出力濃度の85%の範囲内のままである、請求項1に記載の装置。
  3. 前記濃度は、少なくとも18時間にわたって前記出力濃度の63%の範囲内のままである、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記濃度は、少なくとも20時間にわたって前記出力濃度の50%の範囲内のままである、請求項1、2、又は3に記載の装置。
  5. 前記濃度は、少なくとも24時間にわたって前記出力濃度の37%の範囲内のままである、請求項1、2、3、又は4に記載の装置。
  6. 前記出力水を少なくとも1バールに加圧するように前記バルブと前記ベンチュリ気液ミキサとの間に接続されたポンプをさらに備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記ポンプは、前記出力水を1〜3バールに加圧する、請求項6に記載の装置。
  8. 前記ポンプは、100W未満の定格を有する、請求項6又は7に記載の装置。
  9. 前記ベンチュリ気液ミキサは、0.5〜1.5m/秒の速度及び1.5〜2.5L/分の流量で混合された水素ガス/水の出力流を生成する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記水素ガス源は、水素ガスを収容するガスボトル及びレギュレータである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記装置は、ハウジングをさらに備え、前記ハウジング内に、前記ガスボトル、存在する場合は前記ポンプ、前記ベンチュリ気液ミキサ、及び前記ナノバブル生成装置が収容され、前記ハウジングは、400mm×450mm×200mm以下の寸法を有する、請求項10に記載の装置。
  12. 前記装置は、ハウジングをさらに備え、前記ハウジング内に、存在する場合は前記ポンプ、前記ベンチュリ気液ミキサ、及び前記ナノバブル生成装置が収容され、前記ガスボトルは、前記ハウジングの外部に位置し、調整された接続を介して調整された水素ガスを前記装置へ供給する、請求項10に記載の装置。
  13. 前記水素ガス源は、水素ガスを収容するガスボトル及びレギュレータである、請求項10に記載の装置。
  14. 前記ベンチュリ気液ミキサへ提供される前記水の温度を低減又は増大させるように前記ベンチュリ気液ミキサの前に位置する温度制御装置をさらに備える、請求項1〜13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 水素分子のナノバブルを含む水を生成する方法であって、
    少なくとも1バールの圧力を有する水の入力流を受け取るステップと、
    水素ガスの入力流を受け取るステップと、
    ベンチュリ気液ミキサ内で前記水の入力流を前記水素ガスの入力流と混合し、混合された水素ガス/水の出力流を生成するステップと、
    ナノバブル生成装置内で空洞現象機構を使用して水素ナノバブルを生成するステップとを含み、前記ナノバブル生成装置は、前記混合された水素ガス/水の流れを受け取り、0.8〜1.2ppmの出力濃度で200nm未満の直径を有する水素ナノバブルを含む出力水素水の流れを作り出し、前記濃度は、少なくとも12時間にわたって前記出力濃度の85%の範囲内のままである、方法。
  16. 前記濃度は、少なくとも15時間にわたって前記出力濃度の85%の範囲内のままである、請求項15に記載の方法。
  17. 前記濃度は、少なくとも18時間にわたって前記出力濃度の63%の範囲内のままである、請求項15又は16に記載の方法。
  18. 前記濃度は、少なくとも20時間にわたって前記出力濃度の50%の範囲内のままである、請求項15、16、又は17に記載の方法。
  19. 前記濃度は、少なくとも24時間にわたって前記出力濃度の37%の範囲内のままである、請求項15、16、17、又は18に記載の方法。
  20. 前記入力水は、1〜3バールの圧力を有し、水供給源に接続されたポンプによって提供される、請求項15〜19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記ベンチュリ気液ミキサは、0.5〜1.5m/秒の速度及び1.5〜2.5L/分の流量で混合された水素ガス/水の出力流を生成する、請求項15〜20のいずれか一項に記載の方法。
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