JP2020101642A

JP2020101642A - 表示装置および電子機器

Info

Publication number: JP2020101642A
Application number: JP2018238954A
Authority: JP
Inventors: 陽一高実; Yoichi Takami
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 2018-12-20
Filing date: 2018-12-20
Publication date: 2020-07-02
Also published as: US11140782B2; CN111352264A; US20200205293A1

Abstract

【課題】フレキシブル基板などの回路基板を表示パネルの端部にてＵ字型に曲げても、Ｕ字型に曲げた部分等において断線などが生じることを抑制する。【解決手段】電子機器（１）の筐体（７）の外部に向けて凸となるように湾曲した表示パネル（３）と、表示パネル（３）の形状に対応して湾曲し、表示パネル（３）に連結された回路基板（５）と、を備え、回路基板（５）は、表示パネル（３）から外側方向に突出してＵ字型に折り返されて、回路基板（５）の先端が表示パネル（３）の中央側を向くように曲がっており、回路基板（５）には、表示パネル（３）との連結箇所から上記表示パネル（３）の延伸方向と同じ方向に延伸する延伸部位（５ａ）が形成されている。【選択図】図１

Description

本発明は、表示装置および電子機器に関する。

特許文献１には、額縁寸法を小さくすると共に、薄型化を図ることが可能な表示モジュールが開示されている。上記表示モジュールは、液晶パネルおよび表示パネル駆動回路を備え、液晶パネルの端部に接続されたフィルム状のフレキシブル基板が、液晶パネルの裏面側に折り曲げられている。

特開２００７−７９１３３号公報

上記特許文献１に記載の技術では、表示パネルの形状が平面形状であったため、液晶パネルの端部にてフレキシブル基板の端部をＵ字型に曲げても応力が集中する場所は存在していなかった。しかしながら、仮に表示パネルの形状を曲面形状とした場合、フレキシブル基板におけるＵ字型に曲げた部分、および当該曲げた部分の付近に応力が集中する箇所が生じる。この応力集中に起因して、曲げた部分等において断線などが生じる虞があるという問題点が生じる。

本発明の一態様は、上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、フレキシブル基板などの回路基板を表示パネルの端部にてＵ字型に曲げても、Ｕ字型に曲げた部分等において断線などが生じることを抑制することができる表示装置などを実現することにある。

上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置は、電子機器に備えられた表示装置であって、上記電子機器の筐体の外部に向けて凸となるように湾曲した表示パネルと、上記表示パネルの形状に対応して湾曲し、上記表示パネルに連結された回路基板と、を備え、上記回路基板は、上記表示パネルから外側方向に突出してＵ字型に折り返されて、上記回路基板の先端が上記表示パネルの中央側を向くように曲がっており、上記回路基板には、上記表示パネルとの連結箇所から上記表示パネルの延伸方向と同じ方向に延伸する延伸部位が形成されている構成である。

上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置は、少なくとも１つの表示装置を備えた電子機器であって、上記表示装置は、上記電子機器の筐体の外部に向けて凸となるように湾曲した表示パネルと、上記表示パネルの形状に対応して湾曲し、上記表示パネルに連結された回路基板と、を備え、上記回路基板は、上記表示パネルから外側方向に突出してＵ字型に折り返されて、上記回路基板の先端が上記表示パネルの中央側を向くように曲がっており、上記回路基板には、上記表示パネルとの連結箇所から上記表示パネルの延伸方向と同じ方向に延伸する延伸部位が形成されている構成である。

本発明の一態様によれば、フレキシブル基板などの回路基板を表示パネルの端部にてＵ字型に曲げても、Ｕ字型に曲げた部分等において断線などが生じることを抑制することができるという効果を奏する。

本発明の実施形態１に係る電子機器の概要構成を示す模式図である。本発明の実施形態１に係る表示装置の概要構成を示す模式図である。本発明の実施形態２に係る表示装置の概要構成を示す模式図である。上記表示装置の概要構成を示す斜視図である。

〔実施形態１〕
以下、本発明の一実施形態について、図１および図２を用いて詳細に説明する。なお、本実施形態に係る表示装置は、電子機器１の筐体７の外部に向けて凸となるよう湾曲しており、例えば、スマートフォンなどの電子機器に使用される。

本実施形態に係る電子機器１は、カバーガラス２、表示パネル（回路基板の本体部）３、駆動回路４、回路基板５、電池６、筐体７、制御基板８および回路基板締結部９を備える。

カバーガラス２は、電子機器１の筐体７の外部に向けて凸となるように湾曲した形状を為している。表示パネル３は、回路基板５の本体部であり、画像を表示する装置である。

表示パネル３は、カバーガラス２と連結部Ｒの位置まで接着されてカバーガラスの形状に対応して湾曲し、カバーガラス２よりも筐体７の内部側に配置されている。回路基板５は、表示パネル３から外側方向に突出してＵ字型に折り返されて、回路基板５の先端がカバーガラス２の中央側を向くように曲がっている。また、回路基板５は、表示パネル３との連結箇所Ｒから表示パネル３の延伸方向と同じ方向に延伸する延伸部位５ａが形成されている。また、表示パネル３の長辺方向断面の端部の断面を見た場合、表示パネル３の接線が、延伸部位５ａの接線と一致するように、延伸部位５ａが伸びている。

上記構成によれば、フレキシブル基板などの回路基板を延伸方向の端部にてＵ字型に曲げても、連結箇所Ｒから遠ざかることでフレキシブル基板の湾曲の影響が少なくなっていることによりＵ字型に曲げた部分等において断線などが生じることを抑制することができる。

駆動回路４は、特に限定されず、表示パネル３を駆動するためのドライバＩＣであってよい。回路基板５は、例えば、上述した表示パネル、フレキシブル基板、およびフィルム状回路基板（ＣＯＦ）などの何れかで構成される。

制御基板８には、例えば、電子機器１を統括的に制御するＣＰＵ（Central Processing Unit）が実装される。回路基板締結部９は、回路基板５の端部を制御基板８に連結する部分である。

図２の破線で示すように、回路基板５を表示パネル３の端部の直近でＵ字状に折り曲げた場合、Ｕ字型に曲げた部分等に破断等が生じる虞がある。例えば、長方形の平らな紙を長辺方向中央で湾曲させ、その湾曲した状態で短辺方向でＵ字状に折り曲げようとすると、湾曲した紙の中央付近に応力が集中し、いたる所で角が生じてしまう。これと同様の理由により、回路基板５をＵ字型に曲げた部分等に断線等が生じる虞がある。

そこで、本実施形態では、表示パネル３の端部からカバーガラス２の延伸方向と同じ方向に延伸する延伸部位５ａを設け、曲げ開始位置Ｐを表示パネル３の端部から離れた位置に設定している。このため、湾曲の影響を小さくしている。

〔実施形態２〕
以下、本発明の一実施形態について、図３を用いて詳細に説明する。本実施形態では、回路基板５と駆動回路基板１１とが、スペーサ１０によって接着されている点で、実施形態１と異なっている。

表示パネル３を駆動するための駆動回路４を実装した駆動回路基板１１が、回路基板５よりも筐体７の内部側に配置されている。回路基板５と駆動回路基板１１とは、スペーサ１０によって接着されている。

延伸部位５ａの延伸方向の長さは、回路基板５に対するスペーサ１０の相対的位置によって規定されていても良い。これにより、上記先端の曲り開始位置を調整できる。

また、上記端部の曲率は、スペーサ１０の厚さによって規定されていても良い。これにより、上記先端の曲り具合を調整できるため、Ｕ字型に曲げた部分等において端部の曲率が極端に大きくなって断線などが生じることを抑制することができる。

次に、図４の（ａ）に本実施形態の表示装置において回路基板５をＵ字型に折り曲げる前の状態を示す。同図に示すように回路基板５を曲げ位置Ａで折り曲げる場合と、曲げ位置Ｂで折り曲げる場合について考える。

図４の（ｂ）に回路基板５を曲げ位置Ａで折り曲げた場合を示す。同図に示すように、回路基板５を表示パネル３の端部（連結部Ｒ）の直近でＵ字状に折り曲げた場合、湾曲の影響が強いため、Ｕ字型に曲げた部分等に断線等が生じる虞がある。

一方、図４の（ｃ）に回路基板５を曲げ位置Ｂで折り曲げた場合を示す。同図に示すように、回路基板５を、表示パネル３の端部から離れた曲げ位置Ｂで折り曲げた場合、曲げ位置Ａで折り曲げた場合よりも、湾曲の影響を小さくすることができる。なお、回路基板５の折り曲げ位置Ｂの位置において回路基板５は、カバーガラス２で覆われていても同様の効果を奏する。

なお、上記説明では表示パネルが回路基板から連続した構成のものを例示して説明したが、本願では、表示パネルとして液晶パネルとフレキシブル基板の組合せにおける、フレキシブル基板およびフィルム状回路基板（ＣＯＦ）なども含むものであり、これらフレキシブル基板およびフィルム状回路基板などの何れかをＵ字型に折り曲げる形態がすべて含まれる。

〔まとめ〕
本発明の態様１に係る表示装置は、電子機器（１）に備えられた表示装置であって、上記電子機器の筐体（７）の外部に向けて凸となるように湾曲した表示パネル（３）と、
上記表示パネルの形状に対応して湾曲し、上記表示パネルに連結された回路基板（５）と、を備え、上記回路基板は、上記表示パネルから外側方向に突出してＵ字型に折り返されて、上記回路基板の先端が上記表示パネルの中央側を向くように曲がっており、上記回路基板には、上記表示パネルとの連結箇所から上記表示パネルの延伸方向と同じ方向に延伸する延伸部位（５ａ）が形成されている構成である。上記構成によれば、フレキシブル基板などの回路基板を表示パネルの端部にてＵ字型に曲げても、Ｕ字型に曲げた部分等において断線などが生じることを抑制することができる。

本発明の態様２に係る表示装置は、上記態様１において、上記延伸部位の延伸方向の長さが、貼り付けられたスペーサ（１０）の相対的位置によって規定されていても良い。上記構成によれば、上記先端の曲り開始位置を調整できるため、Ｕ字型に曲げた部分等において断線などが生じることを抑制することができる。

本発明の態様３に係る表示装置は、上記態様２において、上記回路基板がＵ字型に折り曲げられている箇所の曲率が、上記スペーサの厚さによって規定されていても良い。上記構成によれば、上記先端の曲り具合を調整できるため、Ｕ字型に曲げた部分等において断線などが生じることを抑制することができる。

本発明の態様４に係る電子機器は、少なくとも１つの表示装置を備えた電子機器であって、上記表示装置は、上記電子機器の筐体の外部に向けて凸となるように湾曲した表示パネルと、上記表示パネルの形状に対応して湾曲し、上記表示パネルに連結された回路基板と、を備え、上記回路基板は、上記表示パネルから外側方向に突出してＵ字型に折り返されて、上記回路基板の先端が上記表示パネルの中央側を向くように曲がっており、上記回路基板には、上記表示パネルとの連結箇所から上記表示パネルの延伸方向と同じ方向に延伸する延伸部位が形成されている構成である。上記構成によれば、上記態様１と同様の効果が得られる。

〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。

１電子機器
２カバーガラス
３表示パネル
４駆動回路
５回路基板
５ａ延伸部位
６電池
７筐体
８制御基板
９回路基板締結部
１０スペーサ
Ｐ曲げ開始位置
Ｒ連結箇所

Claims

電子機器に備えられた表示装置であって、
上記電子機器の筐体の外部に向けて凸となるように湾曲した表示パネルと、
上記表示パネルの形状に対応して湾曲し、上記表示パネルに連結された回路基板と、を備え、
上記回路基板は、上記表示パネルから外側方向に突出してＵ字型に折り返されて、上記回路基板の先端が上記表示パネルの中央側を向くように曲がっており、
上記回路基板には、上記表示パネルとの連結箇所から上記表示パネルの延伸方向と同じ方向に延伸する延伸部位が形成されている、表示装置。
上記延伸部位の延伸方向の長さが、貼り付けられたスペーサの相対的位置によって規定されている、請求項１に記載の表示装置。
上記回路基板がＵ字型に折り曲げられている箇所の曲率が、上記スペーサの厚さによって規定されている、請求項２に記載の表示装置。
少なくとも１つの表示装置を備えた電子機器であって、
上記表示装置は、
上記電子機器の筐体の外部に向けて凸となるように湾曲した表示パネルと、
上記表示パネルの形状に対応して湾曲し、上記表示パネルに連結された回路基板と、を備え、
上記回路基板は、上記表示パネルから外側方向に突出してＵ字型に折り返されて、上記回路基板の先端が上記表示パネルの中央側を向くように曲がっており、
上記回路基板には、上記表示パネルとの連結箇所から上記表示パネルの延伸方向と同じ方向に延伸する延伸部位が形成されている、電子機器。