JP2020101283A5 - - Google Patents

Description

雌型結合要素１１は、前部体２２の口部２５に向かって嵌合リング８１を長手方向に押し戻すバネ７３を備える。バネ７３は、中間体２３と嵌合リング８１の後面８２との間に挿入される。

図１、４、５、及び６に示すように、雌型結合要素１１の非結合構成では、バネ７２は、記憶リング６１の外側リング６２を雌型体２１に対して、外側リング６２が前部体２２に対して前方向に当接されている前進位置に、前方に押し戻す。

雌型結合要素１１の非連結構成では、主パッキン３１は、プランジャリング５１の長手方向に一定の外径を有する部分で、外側半径方向面５７の周りに配置される。主パッキン３１は、プランジャリングの周りに引き伸ばされる。したがって、非結合構成では、プランジャリング５１は、正面スポット５５と主パッキン３１との間に半径方向に挿入される。主パッキン３１は、中間体２３の前端を軸方向に越えて配置されているところから、雌型体２１の中間体２３に対して前方に長手方向にオフセットされる。

雌型結合要素１１の非連結構成では、ボルト４１の停止面４６は、記憶リング６１が前進位置にある間、記憶リング６１の停止面５０と横方向に協働する。言い換えると、記憶リング６１が前進位置にあるこの非連結構成では、停止面４６及び５０は、一対になって横方向で支承するように、長手方向軸線Ｘ１１に沿って同じレベルにある。したがって、記憶リング６１は、ボルト４１を雌型体２１内の解除位置に維持する。いわば、２つのばね４９の作用に抗して押されている位置にある。解除位置では、固定面４５Ａと４５Ｂは、内側チャネル２９内の雄型結合要素２の移動を可能にするために、半径方向軸Ｒ１１に沿って長手方向軸線Ｘ１１から保持位置よりさらに離れている。

図１に示すように、この結合のために、雄型結合要素２の前端４は、前部体２２の口２５に挿入され、記憶リング６１に係合し、その後、プランジャリングが前進位置にある間、プランジャリング５１に範囲が決められている前方スポット面５５に係合する。雄型結合要素２が前方スポット面５５に係合すると、長手方向軸線Ｘ２及びＸ１１は実質的に同軸になる。雄型結合要素２は、雌型結合要素１１の後部体２４に向かって移動し、図２に示すように、プランジャリング５１の長手方向肩部５６に長手方向に当接する。プランジャリング５１は、雄型結合要素２の前端４と主パッキン３１との間に半径方向に挿入される。プランジャリング５１は、前端部４に形成されるおそれのあるバリ又は研磨不規則性から主パッキン３１を保護するインタフェースリング機能を持つ。言い換えると、非結合構成では、プランジャリング５１は、雌型結合要素１１に導入された雄型結合要素２の前端４に位置するバリに関して、主パッキン３１を保護する。

プランジャリング５１を雌型体２１の後方に引き込む雄型結合要素２の継続的な嵌合運動は、作動ボール１８による、雌型体２１に対する記憶リング６１の後方への駆動にもつながる。実際、プランジャリング５１の後方への引き込み運動は、作動ボール１８を接触面５８と接触面７０との間に軸線方向に挿入するように動かすことになる。作動ボール１８の接触面５８と接触面７０との間に接触するこの配置に際して、プランジャリング５１は、雌型体２１の後方に向かう動きにおいて記憶リング６１に軸方向に固定される。よって、作動ボール１８は、プランジャの引き込み運動を、記憶リング６１を記録リングの引き込み位置に向かって動かすべく記憶リング６１に伝達する手段を形成する。図３では、記憶リング６１は引き込み位置にある。作動ボール１８は、プランジャリング５１の引き込み運動の記憶リング６１への伝達を小さな半径方向の値で確実にし、記憶６１と押し５１リングの組み立てを、雌型体２１の中間体３１の両側にて容易にする。