JP2020101150A - 内燃機関制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動二輪車に搭載された内燃機関が作動している状態で、アクセル操作部材が開方向に操作されて、内燃機関のクランク軸の角速度を増加させた場合に発生する自動二輪車の過大なロール運動を抑制することができる内燃機関制御装置を提供する。【解決手段】内燃機関制御装置11では、クランク軸から駆動輪への駆動力の伝達の状態は、駆動力の伝達を遮断する遮断状態と、駆動力の伝達を行う伝達状態と、を含み、制御部12が、自動二輪車のアクセル操作部材の操作量を取得可能であり、同じ大きさの操作量の増加量に対しては、遮断状態での駆動力の大きさが、伝達状態での駆動力の大きさよりも小さくなるように、駆動力を抑制する抑制処理を実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関制御装置に関し、特に、内燃機関が縦置きに搭載された自動二輪車に適用される内燃機関制御装置に関する。
自動二輪車の中には、いわゆるレシプロエンジン等の内燃機関が縦置きに搭載されて、そのクランク軸が自動二輪車の車体フレームの長手方向(前後方向)に配置されるものがある。
かかる自動二輪車では、その内燃機関が作動するとピストンを連結したコンロッド等が装着されたクランク軸が回転するため、そのクランク軸周りのモーメント(慣性モーメント)が発生し、そのモーメントによる慣性力で自動二輪車がクランク軸を回転軸(ロール軸)とする回転運動(ロール運動)をしようとする。このため、運転者が、内燃機関が作動している状態でアクセルグリップ等のアクセル操作部材を開方向に操作して、内燃機関の回転数、つまりそのクランク軸の角速度を増加させると、自動二輪車のスタンドを格納状態にして運転者が自動二輪車のハンドルバー等を支持した状態や、スタンドを起立状態にしてスタンドで自動二輪車を支持した状態において、自動二輪車はロール運動をしようとするため、このような支持で受けることのできるモーメントの大きさを超えたモーメントが発生した場合には、自動二輪車が不要にロール運動する傾向も考えられる。
かかる状況下で、特許文献1は、パワーユニットの駆動系構造に関し、鞍乗り型車両の車体フレーム11の下部に内燃機関であるエンジン14が取付けられ、エンジン14のクランクケース31の中央部には、車両前後方向に延びるクランク軸54が配置された構成を開示する。
また、特許文献2は、自動クラッチ付二輪車の制御システムに関し、内燃機関であるエンジンを制御するためのエンジンECU30は、アクセル開度センサ8により検出された運転者によるアクセル操作量等に基づき、スロットル10の基本目標開度を算出すると共に、スタンドスイッチ9によりサイドスタンド4の起立が検出された場合には、基本目標開度を制限値以下に制限するよう補正するため、スタンド起立状態において運転者がエンジンを始動させてアクセル操作したときに、スタンド起立時にはスロットル10の開度が制限値に制限されるので、点火コイル15による点火回数を間引くことなくエンジン回転数を制限することができる構成を開示する。
特開2014−51120号公報 特開2008−19758号公報
しかしながら、本発明者の検討によれば、特許文献1の構成では、内燃機関が縦置きに搭載されているものではあるが、内燃機関であるエンジンが作動している状態で、運転者がアクセルグリップ等のアクセル操作部材を開方向に操作して、エンジンのクランク軸の角速度を増加させた場合に発生する鞍乗型車両のロール運動について、何等の開示や示唆がなされておらず、かかる車両の不要なロール運動を抑制する観点からは改良の余地がある。
また、特許文献2の構成では、スタンド起立状態において運転者がエンジンを始動させてアクセル操作したときに、スタンド起立時にはスロットルの開度が制限値に制限されるものではあるが、これは、排ガス中の未燃焼ガスの増加を回避して、触媒損傷の恐れを回避するとともにエミッション悪化を抑制するためのものであり、内燃機関であるエンジンが作動している状態で、運転者がアクセルグリップ等のアクセル操作部材を開方向に操作して、エンジンのクランク軸の角速度を増加させた場合に発生する自動クラッチ付二輪車のロール運動について、何等の開示や示唆がなされておらず、かかる車両の不要なロール運動を抑制する観点からは改良の余地がある。
本発明は、以上の検討を経てなされたものであり、自動二輪車に搭載された内燃機関が作動している状態で、アクセル操作部材が開方向に操作されて、内燃機関のクランク軸の角速度を増加させた場合に発生する自動二輪車の過大なロール運動を抑制することができる内燃機関制御装置を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するべく、本発明は、内燃機関及び前記内燃機関により駆動される駆動輪を備えて前記内燃機関のクランク軸が回転することよりロール方向に回転される自動二輪車に搭載されると共に、前記内燃機関の運転状態を制御する制御部を備えた内燃機関の制御装置において、前記クランク軸から前記駆動輪への駆動力の伝達の状態は、前記駆動力の前記伝達を遮断する遮断状態と、前記駆動力の前記伝達を行う伝達状態と、を含み、前記制御部は、前記自動二輪車のアクセル操作部材の操作量を取得可能であり、同じ大きさの前記操作量の増加量に対しては、前記遮断状態での前記駆動力の大きさが、前記伝達状態での前記駆動力の大きさよりも小さくなるように、前記駆動力を抑制する抑制処理を実行することを第1の局面とする。
また、本発明は、第1の局面に加えて、前記制御部は、前記自動二輪車を支持自在なスタンドが起立した起立状態において、前記抑制処理を実行することを第2の局面とする。
また、本発明は、第2の局面に加えて、前記制御部は、前記クランク軸の角速度の増加量が大きくなるほど、前記遮断状態での前記駆動力の大きさが、前記伝達状態での前記駆動力の大きさよりもより小さくなるように、前記抑制処理を実行することを第3の局面とする。
また、本発明は、第2又は第3の局面に加えて、前記スタンドは、前記自動二輪車を傾斜した状態で支持自在なサイドスタンドであり、前記制御部は、前記サイドスタンドの接地圧力が第1所定値より小さいとき、又は前記自動二輪車のリーン角が第2所定値よりも小さいときに、前記抑制処理を実行することを第4の局面とする。
以上の本発明の第1の局面にかかる内燃機関制御装置によれば、クランク軸から駆動輪への駆動力の伝達の状態は、駆動力の伝達を遮断する遮断状態と、駆動力の伝達を行う伝達状態と、を含み、制御部は、自動二輪車のアクセル操作部材の操作量を取得可能であり、同じ大きさの操作量の増加量に対しては、遮断状態での駆動力の大きさが、伝達状態での駆動力の大きさよりも小さくなるように、駆動力を抑制する抑制処理を実行するものであるため、自動二輪車に搭載された内燃機関の回転数が上昇されることにより、自動二輪車をロール方向に回転させるモーメントが増大された場合であっても、自動二輪車の乗車状態にかかわらず、自動二輪車の過大なロール運動が発生する事態を確実に抑制することができる。
また、本発明の第2の局面にかかる内燃機関制御装置によれば、制御部は、自動二輪車を支持自在なスタンドが起立した起立状態において、抑制処理を実行するものであるため、自動二輪車のスタンドの起立状態により運転者が自動二輪車に乗車していないと判断されるときであっても、自動二輪車の過大なロール運動が発生する事態を確実に抑制することができる。
また、本発明の第3の局面にかかる内燃機関制御装置によれば、制御部は、クランク軸の角速度の増加量が大きくなるほど、遮断状態での駆動力の大きさが、伝達状態での駆動力の大きさよりもより小さくなるように、抑制処理を実行するものであるため、自動二輪車の過大なロール運動が発生する事態をより確実に抑制することができる。
また、本発明の第4の局面にかかる内燃機関制御装置によれば、スタンドは、自動二輪車を傾斜した状態で支持自在なサイドスタンドであり、制御部は、サイドスタンドの接地圧力が第1所定値より小さいとき、又は自動二輪車のリーン角が第2所定値よりも小さいときに、抑制処理を実行するものであるため、自動二輪車のスタンドがサイドスタンドであっても、自動二輪車の過大なロール運動が発生する事態をより適切かつ確実に抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態における内燃機関制御装置が搭載される自動二輪車の構成を示す模式的な正面図である。 図2は、本実施形態における内燃機関制御装置の構成を示すブロック図である。 図3は、本実施形態における内燃機関制御装置によるスロットル開度抑制処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図4は、本実施形態における内燃機関制御装置によるスロットル開度抑制処理でのスロットル開度の時間変化の一例を示すタイムチャートである。
以下、図面を適宜参照して、本発明の実施形態における内燃機関制御装置につき、詳細に説明する。
〔自動二輪車の構成〕
まず、図1を参照して、本実施形態における内燃機関制御装置が搭載される自動二輪車の構成について説明する。
図1は、本実施形態における内燃機関制御装置が搭載される自動二輪車の構成を示す模式的な正面図である。なお、図1において、x軸、y軸及びz軸は、3軸直交座標系を成し、x軸の方向は幅方向、y軸の方向は長手方向、及びz軸の方向は鉛直方向に、各々対応している。また、図中では、自動二輪車は、紙面を垂直に貫くy軸の正方向に見て時計回りに傾斜して自立した静止状態にある。
図1に示すように、本実施形態における内燃機関制御装置が搭載される自動二輪車1は、内燃機関であるレシプロエンジン等のエンジン2と、図示を省略するクラッチを介してエンジン2の駆動力が伝達されることにより、エンジン2によって駆動される典型的には後輪である駆動輪3Rと、典型的には前輪である従動輪3Fと、セパレート型やバー型のハンドル等の操舵部材4と、操舵部材4に装着されたアクセルグリップ等のアクセル操作部材4aと、自動二輪車1をy軸の正方向に見て時計回りに傾斜した自立状態で支持自在なサイドスタンド5と、を備えている。ここで、エンジン2は自動二輪車1の図示を省略する車体フレームに対して縦置きに搭載されており、エンジン2のクランク軸2aは自動二輪車1の車体フレームの長手方向(前後方向)に配置されて、エンジン2の作動時には一例としてy軸の正方向に見て反時計回りに回転する。このため、エンジン2が起動されてクランク軸2aが回転すると、クランク軸2a周りのy軸の正方向に見て反時計回りのモーメント(慣性モーメント)Mが発生し、そのモーメントMによる慣性力Fにより自動二輪車1はクランク軸2aを回転軸(ロール軸)とする矢印R方向(ロール方向:y軸の正方向に見て反時計回り)の回転運動(ロール運動)をする。この回転運動は、サイドスタンド5が自動二輪車1をy軸の正方向に見て時計回りに傾斜した状態で支持している起立状態では、自動二輪車1をy軸の正方向に見て反時計回りに起き上がらせる方向に作用し、過大なモーメントM、つまり過大な慣性力Fがかかると、この回転運動が急激に発生してしまい、自動二輪車1は、跳ねるように起き上がって直立状態となった後にy軸の正方向に見て反時計回りに更に回転してしまう可能性も考えられる。原理的には、サイドスタンド5は、自動二輪車1を支持自在であればセンタスタンド等のその他のスタンドに置換されてもよいが、例えば、センタスタンドを用いた場合には、自動二輪車1は直立した自立状態で支持されるため、かかるモーメントM(慣性力F)により、自動二輪車1は起き上がり挙動を介することなく直立状態からy軸の正方向に見て反時計回りに回転する可能性を有することになる。なお、図中、符号Eは路面、及び符号Gは自動二輪車1の重心位置を模式的に示している。
〔内燃機関制御装置の構成〕
次に、図2を参照して、本実施形態における内燃機関制御装置の構成について説明する。
図2は、本実施形態における内燃機関制御装置の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態における内燃機関制御装置11は、ECU(Electronic Control Unit)等の電子制御装置によって構成され、自動二輪車1に搭載されている。
内燃機関制御装置11は、制御部12、モータ駆動回路13、点火栓駆動回路14、及び燃料噴射弁駆動回路15を備えている。なお、制御部12は機能ブロックとして示している。また、内燃機関制御装置11は、図示を省略するメモリ等を備えており、メモリには、内燃機関制御装置11に必要な制御プログラム及び制御データ等が格納されている。
制御部12は、モータ駆動回路13、点火栓駆動回路14、及び燃料噴射弁駆動回路15を制御することにより、自動二輪車1のエンジン2の運転状態を制御する。制御部12は、このようなエンジン2の運転状態の制御のための各々の制御信号を、モータ駆動回路13、点火栓駆動回路14、及び燃料噴射弁駆動回路15に入力する。
ここで、制御部12は、クラッチスイッチ21、ギヤポジションセンサ22、スロットルポジションセンサ23、アクセル開度センサ24、クランク角センサ25、サイドスタンド格納状態センサ26、サイドスタンド接地圧センサ27、及びリーンアングルセンサ(傾斜角センサ)28からの入力信号をも更に用いて、エンジン2の駆動力を抑制する駆動力抑制処理としてスロットル開度抑制処理を実行する。
クラッチスイッチ21は、運転者によるクラッチ(メインクラッチ)の接続操作又は遮断操作を検出し、このように検出したクラッチの断続操作に応じた電気信号を制御部12に入力する。本実施形態では、クラッチを接続操作することによりクランク軸2aから駆動輪3へ駆動力が伝達され、クラッチを遮断操作することによりクランク軸2aから駆動輪3への駆動力の伝達が遮断される。
ギヤポジションセンサ22は、変速機で選択されている変速段(ギヤポジション)を検出し、このように検出した変速段を示す電気信号を制御部12に入力する。
スロットルポジションセンサ23は、エンジン2のスロットル装置のスロットル弁の開度(スロットル開度:その全閉開度は0°)を検出し、このように検出したスロットル開度を示す電気信号を制御部12に入力する。
アクセル開度センサ24は、自動二輪車1のアクセル操作部材4aの操作量(アクセル開度)を検出し、このように検出したアクセル開度を示す電気信号を制御部12に入力する。
クランク角センサ25は、自動二輪車1のエンジン2のクランク軸2aの回転角度(クランク角)を検出し、このように検出したクランク角を示す電気信号を制御部12に入力する。
サイドスタンド格納状態センサ26は、自動二輪車1のサイドスタンド5の状態(格納されている格納状態又は格納状態から引き出されて起立している起立状態)を検出し、このように検出したサイドスタンド5の状態を示す電気信号を制御部12に入力する。
サイドスタンド接地圧センサ27は、路面Eに対してサイドスタンド5が接地した際の路面Eに対するサイドスタンド5の接地圧力を検出し、このように検出したサイドスタンド5の接地圧力を示す電気信号を制御部12に入力する。サイドスタンド5の接地圧力を検出することにより、自動二輪車1がサイドスタンド5で支持された自立状態にあるか否かや、自動二輪車がモーメントM(慣性力F)によって起き上がっている状態にあるか否かを検出することができる。
リーンアングルセンサ28は、自動二輪車1に作用する重力加速度を検出することによって鉛直方向に対する自動二輪車1の傾斜角(鉛直方向から 自動二輪車1が傾斜する角度:リーン角)を検出し、このように検出した傾斜角を示す電気信号を制御部12に入力する。自動二輪車1の傾斜角を検出することにより、自動二輪車1がサイドスタンド5で支持された自立状態にあるか否かや、自動二輪車がモーメントM(慣性力F)によって起き上がっている状態にあるか否かを検出することができる。
モータ駆動回路13は、制御部12からの制御信号に従って、スロットルモータ31を駆動することによってスロットル開度を制御する。
点火栓駆動回路14は、制御部12からの制御信号に従って、エンジン2の点火栓32によるエンジン2への点火動作、つまり点火の開始、停止及び再開といった一連の点火動作を制御する。
燃料噴射弁駆動回路15は、制御部12からの制御信号に従って、エンジン2に燃料を噴射する燃料噴射弁33の開弁動作、つまり燃料噴射の開始、停止及び再開といった一連の燃料噴射動作を制御する。
以上のような構成を有する内燃機関制御装置11は、以下に示すスロットル開度抑制処理を実行することによって、エンジン2が作動している状態で、アクセル操作部材4aが開方向に操作されて、エンジン2のクランク軸2aの角速度を増加させた場合に発生する自動二輪車2の過大なロール運動を抑制する。以下、更に図3及び図4をも参照して、スロットル開度抑制処理を実行する際の内燃機関制御装置11の動作について、詳細に説明する。
〔スロットル開度抑制処理〕
図3は、本実施形態における内燃機関制御装置によるスロットル開度抑制処理の流れの一例を示すフローチャートである。また、図4は、本実施形態における内燃機関制御装置によるスロットル開度抑制処理でのスロットル開度の時間変化の一例を示すタイムチャートである。
図3に示すフローチャートによるスロットル開度抑制処理は、自動二輪車1の図示を省略するイグニッションスイッチがオンされて内燃機関制御装置11が起動されたタイミングで開始となり、スロットル開度抑制処理はステップS1の処理に進む。スロットル開度抑制処理は、自動二輪車1が起動されて内燃機関制御装置11が起動されている間、所定の制御周期毎に繰り返し実行される。
ステップS1の処理では、制御部12が、クラッチスイッチ21及びギヤポジションセンサ22から入力された電気信号に基づいてクラッチが遮断操作され、かつ、ギヤポジションがニュートラル位置にあるか否かを判別することにより、クランク軸2aから駆動輪3への駆動力の伝達が可能な状態であるか否かを判別する。判別の結果、クラッチが接続操作されている又はギヤポジションがニュートラル位置にない場合(ステップS1:Yes)、制御部12は、クランク軸2aから駆動輪3への駆動力の伝達が可能な状態であると判断し、スロットル開度抑制処理をステップS8の処理に進める。一方、クラッチが遮断操作され、かつ、ギヤポジションがニュートラル位置にある場合には(ステップS1:No)、制御部12は、クランク軸2aから駆動輪3への駆動力の伝達は不可の状態であると判断し、スロットル開度抑制処理をステップS2の処理に進める。
ステップS2の処理では、制御部12が、サイドスタンド格納状態センサ26から入力された電気信号に基づいてサイドスタンド5の状態が格納状態と起立状態とのいずれの状態にあるかを判別する。このようにサイドスタンド5が格納状態と起立状態とのいずれの状態にあるかを判別するのは、サイドスタンド5の起立状態においては、一般的には、運転者が自動二輪車1に乗車しておらず自動二輪車1がサイドスタンド5により自動二輪車1の片側のみで支持された傾斜した状態にあるため、エンジン2のクランク軸2aの回転による過大なモーメントM(慣性力F)が自動二輪車1に働いて、自動二輪車1が過大にロール運動した場合に、サイドスタンド5が地面から離間して、自動二輪車1が直立するように急激に起き上がって更にはサイドスタンド5による支持とは反対側のy軸の正方向に見て反時計回りに回転する可能性が高まることを考慮したものである。判別の結果、サイドスタンド5の状態が格納状態にある場合(ステップS2:No)、制御部12は、スロットル開度抑制処理をステップS8の処理に進める。一方、サイドスタンド5の状態が起立状態にある場合には(ステップS2:Yes)、制御部12は、スロットル開度抑制処理をステップS3の処理に進める。
ここで、制御部12が、このようにサイドスタンド5が格納状態と起立状態とのいずれの状態にあるかを判別するには、サイドスタンド格納状態センサ26から入力された電気信号に基づくこと以外に、サイドスタンド接地圧センサ27から入力された電気信号に基づいたり、又はリーンアングルセンサ28から入力された電気信号に基づいてもよい。具体的には、制御部12が、サイドスタンド接地圧センサ27から入力された電気信号に基づいて算出されるサイドスタンド5の接地圧力が第1所定値よりも大きいか否かを判別して、かかる接地圧力が第1所定値よりも大きいと判別されるときにサイドスタンド5が起立状態にあると判別し、さもなくばサイドスタンド5が格納状態にあると判別してもよいし、リーンアングルセンサ28から入力された電気信号に基づいて算出されるリーン角が第2所定値よりも大きいか否かを判別して、かかるリーン角が第2所定値よりも大きいと判別されるときにサイドスタンド5が起立状態にあると判別し、さもなくばサイドスタンド5が格納状態にあると判別してもよい。サイドスタンド格納状態センサ26は、一般的には、実際にサイドスタンド5が接地して自動二輪車1が傾斜していなくてもサイドスタンド5が格納状態から引き出された非格納状態にあれば起立状態であることを示す電気信号を出力してしまうのに対して、サイドスタンド接地圧センサ27やリーンアングルセンサ28は、実際にサイドスタンド5が接地した状態であることを示す電気信号や実際に自動二輪車1がサイドスタンド5の接地状態に相当する程度に傾斜した状態であることを示す電気信号を出力するものであるため、制御部12が、サイドスタンド5が格納状態と起立状態とのいずれの状態にあるかをより適切に判別することが可能となる。
また、ステップS2の処理と共に、又はステップS2の処理に代えて、制御部12が、サイドスタンド接地圧センサ27から入力された電気信号に基づいたり、又はリーンアングルセンサ28から入力された電気信号に基づいて、自動二輪車1がサイドスタンド5の接地状態から起き上がった状態にあるか否かを判別してもよい。このように自動二輪車1が起き上がった状態にあるか否かを判別するのは、自動二輪車1が起き上がった状態にあると、エンジン2のクランク軸2aの回転によるモーメントM(慣性力F)が自動二輪車1に働いて、自動二輪車1が過大にロール運動した場合に、リーン角がより小さくなった自動二輪車1が直立するように急激に起き上がって更にはサイドスタンド5による支持とは反対側のy軸の正方向に見て反時計回りに回転する可能性がより高まることを考慮したものである。具体的には、制御部12が、サイドスタンド接地圧センサ27から入力された電気信号に基づいて算出されるサイドスタンド5の接地圧力が第1所定値よりも小さいか否かを判別して、かかる接地圧力が第1所定値よりも小さいと判別されるときに自動二輪車1が起き上がった状態にあると判別し、さもなくば自動二輪車1が起き上がった状態にないと判別してもよいし、リーンアングルセンサ28から入力された電気信号に基づいて算出されるリーン角が第2所定値よりも小さいか否かを判別して、かかるリーン角が第2所定値よりも小さいと判別されるときに自動二輪車1が起き上がった状態にあると判別し、さもなくば自動二輪車1が起き上がった状態にないと判別してもよい。ここで、判別の結果、自動二輪車1が起き上がった状態にある場合には、目標スロットル開度を全閉開度に設定して、自動二輪車1が更に起き上がることを抑制する一方で、自動二輪車1が起き上がった状態にない場合には、目標スロットル開度をアクセル開度センサ24から入力された電気信号に基づいて算出される要求スロットル開度に設定すればよい。また、このように目標スロットル開度を全閉開度に設定して、スロットル開度を全閉開度に一致させる場合には、より確実に駆動力を抑制するために、燃料噴射弁を閉じて燃料の供給を停止したり点火栓への点火を停止することと組み合わせてもよいし、目標スロットル開度を全閉開度に設定することとは別に、燃料噴射弁を閉じて燃料の供給を停止したり点火栓への点火を停止することを組み合わせて又は単独で適用してもよい。
また、ステップS2の処理と共に、又はステップS2の処理に代えて、制御部12が、クランク角センサ25から入力された電気信号に基づいて、エンジン2のクランク軸2aの角速度のの増加量が第3所定値よりも大きいか否かを判別して、自動二輪車1が起き上がった状態又は起き上がる可能性が高い状態にあるか否かを判別してもよい。ここで、判別の結果、自動二輪車1が起き上がった状態又は起き上がる可能性が高い状態にある場合には、制御部12は、スロットル開度抑制処理をステップS3の処理に進める一方で、自動二輪車1が起き上がった状態又は起き上がる可能性が高い状態にない場合には、制御部12は、スロットル開度抑制処理をステップS8の処理に進めればよい。
ステップS3の処理では、制御部12が、目標スロットル開度DTHCにスロットル開度増加量DTHLSを加算するための周期をカウントするカウンタ(プログラム減算カウンタ)の値CTDが0以下であるか否かを判別する。判別の結果、カウンタの値CTDが0以下である場合(ステップS3:Yes)、制御部12は、カウントが完了したと判断し、スロットル開度抑制処理をステップS4の処理に進める。一方、カウンタの値CTDが0より大きい場合には(ステップS3:No)、制御部12は、カウントは完了していないと判断し、スロットル開度抑制処理をステップS6の処理に進める。
ステップS4の処理では、制御部12が、目標スロットル開度DTHCにスロットル開度増加量DTHLSを加算した値を抑制スロットル開度DTHCLとして算出する。ここで、図4に示すように、抑制スロットル開度DTHCLは、アクセル開度センサ24から入力された電気信号に基づいて算出される要求スロットル開度THCBを越えない値としてに算出される値である。つまり、アクセル開度の増加量が同じであっても、クラッチが接続状態とされて駆動輪3Rに対するエンジン2の駆動力の伝達が接続された状態と比較して、クラッチが遮断状態とされて駆動輪3Rに対するエンジン2の駆動力の伝達が遮断された状態では、エンジン2の駆動力を小さくする抑える必要があるため、抑制スロットル開度DTHCLSは、このようにエンジン2の駆動力が小さくなるように要求スロットル開度THCBを越えない値としてに算出されるものである。また、スロットル開度増加量DTHLSは、スロットル開度、エンジン回転数、ギヤポジション及び自動二輪車1の特性モード(エコ、コンフォート、スタンダード、スポーツ及びサーキットといった各種走行モード等)に応じて設定される値である。典型的には、エンジン2のクランク軸2aの角加速度の大きさが大きくなるほどエンジン2の駆動力を小さくしてクランク軸2a周りのモーメントM(慣性力F)を小さく抑える必要があるため、スロットル開度増加量DTHLSは、エンジン2のクランク軸2aの加速度の増加量が大きくなるほど小さくなるように設定されることが好ましい。これにより、ステップS4の処理は完了し、スロットル開度抑制処理はステップS5の処理に進む。
ステップS5の処理では、制御部12が、抑制スロットル開度DTHCLにスロットル開度増加量DTHLSを加算するための周期に対応する初期値#CTD0をカウンタの値CTDに設定する。これにより、ステップS5の処理は完了し、スロットル開度抑制処理はステップS7の処理に進む。
ステップS6の処理では、制御部12が、カウンタの値CTDを1減数する。これにより、ステップS6の処理は完了し、スロットル開度抑制処理はステップS7の処理に進む。
ステップS7の処理では、制御部12が、ステップS4の処理において算出された抑制スロットル開度DTHCLがアクセル開度センサ24から入力された電気信号に基づいて算出される要求スロットル開度THCB以上であるか否かを判別する。判別の結果、抑制スロットル開度DTHCLが要求スロットル開度THCB以上である場合(ステップS7:Yes:図4における時刻t=t4からt5、t7からt8、t10からt12の各々の期間)、制御部12は、スロットル開度抑制処理をステップS8の処理に進める。一方、抑制スロットル開度DTHCLが要求スロットル開度THCB未満である場合には(ステップS7:No:図4における時刻t=t1からt4、t5からt7、t8からt10の各々の期間)、制御部12は、スロットル開度抑制処理をステップS9の処理に進める。
ステップS8の処理では、制御部12が、アクセル開度センサ24から入力された電気信号に基づいて算出される要求スロットル開度THCBを目標スロットル開度DTHCの値に設定する。これにより、ステップS8の処理は完了し、スロットル開度抑制処理はステップS10の処理に進む。
ステップS9の処理では、制御部12が、ステップS4の処理において算出された抑制スロットル開度DTHCLを目標スロットル開度DTHCの値に設定する。このステップS8及びステップS9の処理によれば、アクセル操作部材4aの同じ大きさの操作量の増加量に対しては、クランク軸2aから駆動輪3への駆動力の伝達が不可の状態での駆動力の大きさが、クランク軸2aから駆動輪3への駆動力の伝達が可能な状態での駆動力の大きさよりも小さくなるように、駆動力が抑制される。また、このように駆動力を抑制するには、スロットル開度を抑制することに加えて、燃料噴射弁からの燃料噴射量を抑制したり点火栓の点火時期を遅らせる又は停止することと組み合わせてもよいし、スロットル開度を抑制することとは別に、燃料噴射弁からの燃料噴射量を抑制したり点火栓の点火時期を遅らせる又は停止することを組み合わせて又は単独で適用してもよい。これにより、ステップS9の処理は完了し、スロットル開度抑制処理はステップS10の処理に進む。
ステップS10の処理では、制御部12が、スロットルポジションセンサ23から入力された電気信号に基づいてスロットル開度をステップS8又はステップS9の処理において設定された目標スロットル開度DTHCに一致させるようにモータ駆動回路13を制御する。これにより、ステップS10の処理は完了し、一連のスロットル開度抑制処理は終了する。
ここで纏めれば、図4に示す一例においては、時刻t=t1からt2、t5からt6及びt8からt9の各々の期間では、各々、アクセル開度の増加による要求スロットル開度THCBの増加傾向が見られ、時刻t=t2からt5、t6からt8及びt9からt12の各々の期間では、各々、アクセル開度の減少又は維持による要求スロットル開度THCBの減少傾向又は維持傾向が見られるが、時刻t=t1からt4、t5からt7及びt8からt10の各々の期間で、各々、抑制スロットル開度DTHCLの値が要求スロットル開度THCBの値よりも小さくなっていて、目標スロットル開度DTHCの値は、抑制スロットル開度DTHCLの値に設定され、時刻t=t4からt5、t7からt8及びt10からt12の各々の期間では、各々、抑制スロットル開度DTHCLの値と要求スロットル開度THCBの値とが等しくなっていて、目標スロットル開度DTHCの値は、要求スロットル開度THCBの値に設定されている。
なお、本実施形態においては、エンジン2のクランク軸2aは、エンジン2の作動時にはy軸の正方向に見て反時計回りに回転する例について説明したが、これはy軸の正方向に見て時計回りに回転するものであってもよい。但し、かかる場合には、エンジン2が起動されてクランク軸2aが回転すると、クランク軸2a周りのy軸の正方向に見て時計回りモーメント(慣性モーメント)Mが発生し、そのモーメントMによる慣性力Fにより自動二輪車1はクランク軸2aを回転軸(ロール軸)とするy軸の正方向に見て時計回りの回転運動(ロール運動)をしようとする。この回転運動は、サイドスタンド5が自動二輪車1をy軸の正方向に見て時計回りに傾斜した状態で支持している起立状態では、自動二輪車1においてy軸の正方向に見て時計回りにサイドスタンド5が路面Eに更に押圧される方向に作用するため、鋼製等のサイドスタンド5が撓んで弾性エネルギを蓄える。この際、過大なモーメントM、つまり過大な慣性力Fがかかると、この弾性エネルギが急激に増加した後にサイドスタンド5の撓みからの復元に伴って急激に解放され、自動二輪車1は、跳ねるように起き上がって直立状態となった後にy軸の正方向に見て反時計回りに過大なロール運動をしてしまう傾向となる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態における内燃機関制御装置11では、クランク軸2aから駆動輪3への駆動力の伝達の状態は、駆動力の伝達を遮断する遮断状態と、駆動力の伝達を行う伝達状態と、を含み、制御部12は、自動二輪車1のアクセル操作部材4aの操作量を取得可能であり、同じ大きさの操作量の増加量に対しては、遮断状態での駆動力の大きさが、伝達状態での駆動力の大きさよりも小さくなるように、駆動力を抑制する抑制処理を実行するので、自動二輪車1に搭載されたエンジン2の回転数が上昇されることにより、自動二輪車1をロール方向に回転させるモーメントが増大された場合であっても、自動二輪車1の乗車状態にかかわらず、自動二輪車1の過大なロール運動が発生する事態を確実に抑制するることができる。
また、本実施形態における内燃機関制御装置11では、制御部12は、自動二輪車1を支持自在なスタンドが起立した起立状態において、駆動力を抑制する抑制処理を実行するので、自動二輪車1のスタンドの起立状態により運転者が自動二輪車1に乗車していないと判断されるときであっても、自動二輪車1の過大なロール運動が発生する事態を確実に抑制することができる。
なお、制御部12は、クランク角センサ25から入力された電気信号に基づいてクランク軸2aの角加速度を検出し、クランク軸2aの角速度の増加量が大きくなるほど、遮断状態での駆動力の大きさが、伝達状態での駆動力の大きさよりもより小さくなるように、抑制処理を実行するとよい。これにより、自動二輪車1の過大なロール運動が発生する事態を確実に抑制することができる。
また、制御部12は、サイドスタンド接地圧センサ27及びリーンアングルセンサ28から入力された電気信号に基づいて、サイドスタンド5の接地圧力が第1所定値より小さいとき、又は自動二輪車1のリーン角が第2所定値よりも小さいときに、抑制処理を実行するとよい。これにより、自動二輪車1のスタンドがサイドスタンドであっても、自動二輪車1の過大なロール運動が発生する事態をより適切かつ確実に抑制することができる。
なお、本発明は、部材の種類、形状、配置、個数等は前述の実施形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
以上のように、本発明は、自動二輪車に搭載された内燃機関が作動している状態で、アクセル操作部材が開方向に操作されて、内燃機関のクランク軸の角速度を増加させた場合に発生する自動二輪車の過大なロール運動を抑制することができる内燃機関制御装置を提供することができるものであり、その汎用普遍的な性格から自動二輪車等の内燃機関制御装置に広く適用され得るものと期待される。
1…自動二輪車
2…エンジン
2a…クランク軸
3F…従動輪
3R…駆動輪
4…操舵部材
4a…アクセル操作部材
5…サイドスタンド
11…内燃機関制御装置
12…制御部
13…モータ駆動回路
14…点火栓駆動回路
15…燃料噴射弁駆動回路
21…クラッチスイッチ
22…ギヤポジションセンサ
23…スロットルポジションセンサ
24…アクセル開度センサ
25…クランク角センサ
26…サイドスタンド格納状態センサ
27…サイドスタンド接地圧センサ
28…リーンアングル(傾斜角)センサ
31…スロットルモータ
32…点火栓
33…燃料噴射弁

Claims (4)

  1. 内燃機関及び前記内燃機関により駆動される駆動輪を備えて前記内燃機関のクランク軸が回転することよりロール方向に回転される自動二輪車に搭載されると共に、前記内燃機関の運転状態を制御する制御部を備えた内燃機関制御装置において、
    前記クランク軸から前記駆動輪への駆動力の伝達の状態は、前記駆動力の前記伝達を遮断する遮断状態と、前記駆動力の前記伝達を行う伝達状態と、を含み、
    前記制御部は、前記自動二輪車のアクセル操作部材の操作量を取得可能であり、同じ大きさの前記操作量の増加量に対しては、前記遮断状態での前記駆動力の大きさが、前記伝達状態での前記駆動力の大きさよりも小さくなるように、前記駆動力を抑制する抑制処理を実行することを特徴とする内燃機関制御装置。
  2. 前記制御部は、前記自動二輪車を支持自在なスタンドが起立した起立状態において、前記抑制処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関制御装置。
  3. 前記制御部は、前記クランク軸の角速度の増加量が大きくなるほど、前記遮断状態での前記駆動力の大きさが、前記伝達状態での前記駆動力の大きさよりもより小さくなるように、前記抑制処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関制御装置。
  4. 前記スタンドは、前記自動二輪車を傾斜した状態で支持自在なサイドスタンドであり、
    前記制御部は、前記サイドスタンドの接地圧力が第1所定値より小さいとき、又は前記自動二輪車のリーン角が第2所定値よりも小さいときに、前記抑制処理を実行することを特徴とする請求項2又は3に記載の内燃機関制御装置。
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