JP2020099579A - 吸収性物品 - Google Patents

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猛史 宮村
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好美 山下
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Hiromi Takita
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Abstract

【課題】着用者が長時間座っていても坐骨や尾骨に圧迫される身体の部分への負担を軽減できる吸収性物品を提供する。【解決手段】表面シート1、裏面シート2及び吸収体3を備え、着用者の前側、股下及び後側に対応する部分がつながる方向に相当する長手方向Yと、該長手方向に直交する幅方向Xとを有する吸収性物品であって、吸収体3は、前記吸収性物品の長手方向Yの中心線Wよりも後側にのみ凹み部5を1又は複数有する。凹み部5は平面視で吸収体3の端部にまで繋がっていない。【選択図】図1

Description

本発明は、おむつ等の吸収性物品に関する。
おむつ等の吸収性物品においては、各部材の材料や構造を改良し、その機能や着用感の向上が図られてきた。吸収体についても、かかる改良を企図して開発がなされ、特に最近では使用状況や物品の種類に応じた機能性のものが種々提案されている。
例えば、特許文献1記載のパンツ型着用物品は、股下域のフィット性の観点から、吸収体にスリットやV字型の切欠きを設けている。スリットやV字型の切欠きは、吸収体の幅方向の端部にまで達して、吸収体を部分的に分離させている。特許文献2記載の吸収性物品は、吸収体の撚れや割れを防止する観点から、吸収体の長手方向に延びる一対の所定幅のスリットと、該スリットに幅方向の突出部とを備える。
また、吸収性能を高める観点から吸収体に凹部を設けたものがある。例えば、吸収体の股下部から前後方向に形成された誘導凹部を備えた吸収性パッド(特許文献3)、腹側部に大便を収容する収容部とその上部の便遮蔽層とを設けたおむつ(特許文献4)などがある。また、2層からなる吸収性構造体の股下部において、上層吸収層に欠落部を設けた吸収性物品(特許文献5)などがある。
特開2004−344397号公報 特開2017−55877号公報 特開2002−186638号公報 特開2004−8301号公報 特開2004−248706号公報
おむつ等の吸収性物品の利用環境は多岐にわたり、その着用感や快適性を向上させることは重要である。例えば、要介護者などは寝ている体勢や座っている体勢を維持する時間が長く腰や臀部などにかかる負担は大きい。特に座った状態において、尾骨や坐骨など身体の下側に向かって突起した骨が体重によって、座面に対向する身体の部分を圧迫することがある。この場合、着用者の体重、体形、姿勢、着座時間等によって、痛みが伴う場合がある。一般的には歩いたりストレッチをしたりすることで改善することは知られているが、身体を動かすことが困難である要介護者にとっては容易なことではない。したがって長い間座っていても坐骨や尾骨に圧迫される身体の部分の負担を軽減することが望ましい。上記の特許文献1〜5には、このような着用者の坐骨や尾骨に圧迫される身体の部分への負担を軽減する手段について示されていない。
本発明は、上記の点に鑑み、着用者が長時間座っていても坐骨や尾骨に圧迫される身体の部分への負担を軽減できる吸収性物品に関する。
本発明は、肌当接面側の表面シート、非肌当接面側の裏面シート、及び前記表面シートと前記裏面シートとの間に介在される吸収体を備え、着用者の前側、股下及び後側に対応する部分がつながる方向に相当する長手方向と、該長手方向に直交する幅方向とを有する吸収性物品であって、前記吸収体は、前記吸収性物品の前記長手方向の中心線よりも後側にのみ凹み部を1又は複数有し、該凹み部は平面視で吸収体の端部にまで繋がっていない吸収性物品を提供する。
本発明の吸収性物品は、着用者が長時間座っていても坐骨や尾骨に圧迫される身体の部分への負荷を軽減することができる。
本発明に係る吸収性物品の好ましい一実施形態を示したパンツ型おむつをサイドシール部で破断して展開し伸長させた状態を、肌当接面側から見た一部切欠展開平面図である。 (A)は、図1のII―II線に沿った断面の部分拡大断面図であり、(B)は(A)における凹み部の部分拡大断面図である。 着用者が本実施形態のおむつを着用して着座した状態における坐骨、尾骨の位置を模式的に示した説明図である。 本実施形態のおむつにおける凹み部の別の好ましい実施態様(第1実施態様)をおむつの肌当接面側から模式的に示す平面図である。 本実施形態のおむつにおける凹み部の別の好ましい実施態様(第2実施態様)をおむつの肌当接面側から模式的に示す平面図である。 本実施形態のおむつにおける凹み部の別の好ましい実施態様(第3実施態様)をおむつの肌当接面側から模式的に示す平面図である。 (A)は、本実施形態のおむつにおける凹み部の別の好ましい実施態様(第4実施態様)をおむつの肌当接面側から模式的に示す平面図であり、(B)は(A)の図におけるB−B線に沿った吸収体の部分拡大断面図である。 (A)〜(E)は、図6に示す坐骨に対応する凹み部の断面について、壁部の別の好ましい態様を模式的に示す断面図である。 (A)〜(E)は、図8に示す凹み部を非肌面側に配するものとして模式的に示す断面図である。
以下、本発明に係る吸収性物品の好ましい一実施形態としてのおむつ10について、図面を参照しながら説明する。なお、図1においては、おむつ10をパンツ型として示したがこれに限定されるものでなく、例えばテープ型であってもよい。
本発明においては、人体に接触する側を肌面側ないし肌当接面側あるいは表面側といい、これと反対側を非肌面側ないし非肌当接面側あるいは裏面側という。これらは、人体に接触する面を有さない部材に関しても、吸収性物品の部材構成における相対的な位置関係を示す用語として用いる。また、着用時に人体の前側に位置する方向を前方といい、後側に位置する方向を後方という。吸収性物品の表面又は裏面の法線方向を厚み方向という。すなわち、前記前側とは着用者の腹側であり、前記後側とは着用者の背側である。
図1は、本実施形態の成人用おむつ10(以下、単におむつ10ともいう。)を展開した状態を示している。より具体的には、パンツ型のおむつ10の両脇のサイドシール部11、11を破断して展開した状態を示している。ここで言う展開した状態とは、各部を伸長させておむつを平面状に広げた状態を言う。
おむつ10は、着用者の前側、股下及び後側のそれぞれに配される前側部F、股下部C及び後側部Rに区分される。おむつ10は、この着用者の前側、股下及び後側に対応する部分がつながる方向に相当する長手方向Yと、長手方向Yに直交する幅方向Xとを有する。
おむつ10は、構成部材として、縦長の吸収性本体12と外装体13とを有する。外装体13は、おむつ10の前側部F、股下部C及び後側部Rの全体に配され、股下部Cにおいて幅方向内方に括れた形状を有する。この括れた部分が、おむつ10におけるレッグ開口部をなす。また、外装体13の前側部F及び後側部Rにおける長手方向Y外方端部は、前述のサイドシール部11、11によって環状にされ、ウエスト開口部を形成する。
吸収性本体12は、肌当接面側に配置される液透過性の表面シート1、非肌当接面側に配置される防漏性の裏面シート2、及び該両シートの間に介在される液保持性の吸収体3を備える。吸収体3は、排泄液の吸収材料の集合体を有し、例えば、パルプ繊維の集合体、又はパルプ繊維と高吸水性ポリマー材の集合体を有する。また、吸収性本体12には、長手方向Yの両側に沿って延びる一対のサイドシート8が表面シート1の肌当接面側に形成されている。サイドシート8は、幅方向Xの内方側に、弾性部材を長手方向に伸縮自在に配置して(図示せず)、着用時に肌に向けて起立する防漏カフを形成する。おむつ10における上記の構成部材には、この種の物品に通常用いられる種々の素材のものを特に制限なく採用することができる。
吸収体3は、おむつ10の長手方向Yの中心線Wよりも後側にのみ凹み部5を1又は複数有する。「長手方向Yの中心線W」は、図1に示すように、おむつ10を長手方向Yに2等分する位置において、幅方向Xに引いた仮想線をいう。中心線Wは、おむつ10を2つ折りに重ね合わせる際の折り軸とも言える。この中心線Wよりも後側の領域には、前述のおむつ10の後側部Rと股下部Cの一部とが含まれる。
凹み部5は、図2(A)及び(B)に示すとおり、厚みが周囲よりも薄くされた部分であり、厚みが厚い部分32に囲まれた空間領域51を備える。ここで言う厚みは、吸収体3の厚み、より具体的には吸収体3が有する吸収材料の集合体の厚みを意味する。
凹み部5は平面視した吸収体3の端部にまで繋がっていない。言い換えると、空間領域51が吸収体3の端部にまで達しないように凹み部5を配置している。
本実施形態においては、凹み部5は、おむつ10の長手方向Yの中心線Wよりも後側において、吸収体3が有する前記吸収材料がなす壁面31に平面方向の周囲を囲まれて閉空間にされている。すなわち、凹み部5が備える空間領域51は、肌面側には開放されているものの、平面方向の周囲について、壁面31で囲まれて閉空間とされている。そのため、凹み部5は、吸収体3の外周に接することなく外周よりも内側に存在する。また、凹み部5は、中心線Wよりも後側の領域にのみ存在し、中心線Wよりも前側の領域に延出していない。なお、吸収体3が前記吸収材料の集合体とともに、該集合体を被覆するコアラップシートを有する場合、コアラップシートまでが凹み部5に沿って窪んでいなくてもよい。
本実施形態において、凹み部5は、吸収体3の肌面側において窪んだ形状とされているが、これに限定されず、吸収体の非肌面側において窪んだ形状としていてもよい。また、吸収体3の厚みを部分的に、内方が窪んだ領域となるよう円環形状に厚くして、その内方を凹み部5としてもよい。この場合、厚くされた部分の内方側の面が凹み部5の空間領域51を区画する壁面31となる。これらの変形例については後述する。なお、吸収体3における肌面側とは、吸収体3の表面シート1を向く面の側であり、吸収体3における非肌面側とは、吸収体3の裏面シート2を向く面の側である。
凹み部5は、着用者の着座時に、着用者の坐骨及び尾骨の少なくともいずれか1方に対応する位置に配されている。坐骨は、座った時に座面に対向する左右1対の骨であり、体幹を支える。尾骨は、脊柱の最下部の椎骨が幾つか癒合してできた骨であり、座る時の姿勢を支えたり、立って動くときの姿勢を正したり、運動を安定させたりする。着座時には、これらの坐骨や尾骨が体重によって、座面に対向する身体の部分(臀部)を圧迫する。
本実施形態においては、凹み部5の平面視した形状は、着用者の着座時に、坐骨及び尾骨の先端周辺を内側に収め得る大きさの円形状とされている。これにより、着用者の着座時に、坐骨及び尾骨の先端周辺に沿うように吸収体3の凹み部5及びその周辺が変形し、着用者の坐骨及び尾骨の先端周辺が凹み部5の空間領域51に収まるようになる。同時に、壁面31周辺の吸収体の厚い部分32が着用者の臀部の肌面を支える。これにより、おむつ10は、着用者が長時間着座していても坐骨や尾骨に圧迫される身体の部分への負荷が軽減される。このとき、周囲の壁面31が着用者の坐骨や尾骨の先端周辺の臀部の肌面を支えていると、上記の圧迫がより軽減されやすくなり好ましい。なお、「着座」とは、臀部を下にして座り上体をおこした体勢を言う。例えば、椅子に限らずベッドや床などに腰を下ろして座る体勢を広く含む。また、前記体勢において、着用者は、上体を背もたれや壁などによりかからせていてもよい。
本実施形態において、凹み部5は非貫通であり、凹み部底部52に吸収体部分37が配されている。この部分が着用者の坐骨及び尾骨の先端周辺に対するクッション作用を奏し、前述の凹み部5及びその周辺が変形することによる作用と相俟って、坐骨や尾骨に圧迫される身体の部分への負荷軽減の効果を更に高める。
本実施形態において、凹み部5の平面視した形状は、前述のとおり円形状とされているが、これに限定されるものではない。着用者の坐骨や尾骨の先端周辺を内側に収めることができる種々の形状を採用することができる。凹み部5の平面形状が円形状であることは、着用者の着座時の痛み軽減の観点から好ましい。すなわち、着用者の着座の姿勢に変化が生じた場合にも、円形状の凹み部5は、着用者の動きに追従して、坐骨や尾骨の先端周辺を凹み部5の空間領域51に収め、円形状の壁面31が坐骨や尾骨の先端周辺を包んだ状態を保持し得る。加えて、壁面31周囲の吸収体の厚い部分32が凹み部5の周辺で変形しながら、着用者の坐骨や尾骨の先端周辺における着用者の肌面(臀部肌面)を支えることができる。なお、ここで言う「円形状」とは、角を有さない閉曲線の形状を言い、長軸と短軸を有する楕円形状を含む。
また、凹み部5の配置数は1つに限らず、着用者の坐骨や尾骨に対応して2つ以上とすることができる。凹み部5を着用者の左右一対の坐骨に対応して2つ配する場合、着用者の尾骨に対応して1つ配する場合、着用者の坐骨及び尾骨の全てに対応して3つ配する場合のいずれであっても、坐骨及び尾骨のそれぞれに対応する位置において、凹み部5は、正円形状や正多角形状など縦横比が1に近いものが好ましい。
本実施形態において、図2に示すように凹み部5の空間領域51を囲む壁面31は、吸収体3の厚み方向に対して傾斜配置されているが、これに限定されるものではない。例えば、壁面31が吸収体3の厚み方向に沿う配置(吸収体3の平面に対して垂直配置)であってもよい。凹み部5の空間領域51に着用者の坐骨や尾骨の先端周辺を収め、着用者の体重で吸収体が変形して壁面31が坐骨や尾骨の先端周辺の臀部の肌面に接近してこれを支えやすくする観点から、壁面31は吸収体3の厚み方向に対して傾斜配置されていることが好ましい。特に、空間領域51が開放されている側に向かって壁面31が開く傾斜配置であることが好ましい。すなわち、本実施形態の肌面側から非肌面側に窪む凹み部5においては、壁面31は、肌面側に向かって開く傾斜配置が好ましい。これにより、凹み部5が体重で撓んだ場合に壁面31が坐骨や尾骨の先端周辺に沿いやすくなる。また、凹み部5が非肌面側から肌面側に窪むものである場合、壁面31は、非肌面側に向かって開く傾斜配置が好ましい。この場合、詳細は後述するが、凹み部5の底部の肌面側に配される吸収体3の部分が坐骨や尾骨の先端周辺に押し当てられ、非肌面側で、凹み部5の空間領域51が広がるように変形しやすい。これにより、変形した吸収体3の部分が坐骨や尾骨の先端周辺に沿いやすくなる。
さらに、図2(B)に示すように、肌面側から非肌面側に窪んだ凹み部5の断面視においては、対向する壁面31、31の肌面側の端部31A、31A同士の離間距離が、非肌面側の端部31B、31B同士の離間距離よりも大きいこと、すなわち、壁面31が肌当接面側に向けて開くようにテーパ状に傾斜配置されていることが好ましい。この場合、凹み部5の空間領域51が、非肌面側よりも肌面側で開くようにされている。非肌面側から肌面側に窪む凹み部5においては、対向する壁面31、31の非肌面側の端部同士の離間距離が、肌面側の端部同士の離間距離よりも大きいことが好ましい。
ここで凹み部5の特有の作用について、図3を参照して説明する。図3において、身体の正中線70とは歩行方向前方から見たときに身体を左右対称に分割する線である。図3は、モデル化した身体の外形部分と尾骨75と坐骨76とを模式的に示している。おむつ10の装着時の形状については、本発明の実施において必ずしも図示したものと同一の形状にならなくともよい。なお、図中、左側が身体における前側であり、右側が身体における後側である。
本実施形態の凹み部5は、おむつ10を着用者が身体に装着した状態で着座したときに尾骨75及び坐骨76の先端周辺を内方に囲むように円形状に形成されている。着用者が着座をした際に、凹み部5の外方にある凹み部5よりも厚い部分32が、座面(ベッドや椅子、床など着座面)90に対して着用者の体重を支えることとなる。凹み部5が存在しない場合は、着用者が着座をした際に、尾骨75や坐骨76の先端周辺が、座面90対して着用者の体重を支えることになる。このような状態が続くと、尾骨75や坐骨76に圧迫される身体の部分に痛みや違和感などが生じやすくなり、臀部周りにおける種々の傷病の要因ともなり得る。これに対して、本実施形態のおむつ10には、尾骨75や坐骨76に対応する部分に凹み部5が形成されており、尾骨75や坐骨76に圧迫される身体の部分が直接体重を支えることが回避され、座面90からの接触圧力は尾骨75や坐骨76の先端周辺を取り囲む吸収体部分(凹み部5の外方にある凹み部5よりも厚い部分32)で受けることができる。従って、おむつ10は、着座時の良好な着用感と、坐骨や尾骨に圧迫される身体の部分に負荷がかかりにくいという効果を奏する。
さらに、凹み部5を設けることにより、吸収体3の股下部Cから後側部Rにおける柔軟性を得ることが可能であり、良好なフィット性が得られる。加えて、凹み部5の空間領域51は、おむつ10と肌との間の密着状態を低減する空気層を提供する。これにより、着用者の坐骨や尾骨の先端周辺が凹み部5内に収められた場合でも、空間領域51が提供する空気層によってムレ低減の作用を奏し得る。これにより、おむつ10は、長時間の着座状態にあっても、過度なムレを低減し、はき心地が良いものとなり得る。
凹み部5の大きさ及び位置については、前述のとおり、着用者の坐骨及び尾骨の先端周辺を凹み部5の空間領域51に収め、壁面31によって坐骨及び尾骨の先端周辺の臀部の肌面を支えることができる態様を適宜設定することが好ましい。使用する吸収性物品の用途によっても多少異なるが、成人用おむつ10として上述した凹み部5による作用を効果的に発揮させることを考慮すると、凹み部5はおむつの長手方向Yの中心線Wよりも後側であって、後側部Rから股下部Cの範囲にのみ配されていることが好ましい。成人用おむつ10の凹み部5は、平面視において、長手方向Yの中心線Wから、後側に離間して、10mm以上180mm以下の範囲に配置されることが好ましく、20mm以上150mm以下の範囲にあることがより好ましい。また、成人用おむつ10の凹み部5は、平面視において、幅方向Xの中心線Lを中心にして左右幅方向に、50mm以上150mm以下の範囲にあることが好ましく、70mm以上130mm以下の範囲にあることが好ましい。なお、ここで言う「幅方向Xの中心線L」とは、おむつの全体の幅を幅方向Xに2等分する位置において、長手方向Yに引いた仮想線をいう。
また、おむつ10が成人用に限らず乳幼児用などであっても、凹み部5は、平面視において下記のような範囲にあることが好ましい。すなわち、長手方向Yの中心線Wよりも後側のおむつ10の長さW1に対して、凹み部5の長手方向Yの中心線Wからの離間距離W2の比(W2/W1)は、坐骨及び尾骨を凹み部5の空間領域51に収め得る大きさとする観点から、0以上が好ましく、0.1以上がより好ましく、また、0.6以下が好ましく、0.5以下がより好ましい。具体的には、前記比(W2/W1)は、0以上0.6以下が好ましく、0.1以上0.5以下がより好ましい。
加えて同様の観点から、長手方向Yの中心線Wよりも後側のおむつ10の長さW1に対して、凹み部5の長手方向Yの長さW3の比(W3/W1)は、0.01以上が好ましく、0.03以上がより好ましく、また、0.2以下が好ましく、0.15以下がより好ましい。具体的には、前記比(W3/W1)は、0.01以上0.2以下が好ましく、0.03以上0.15以下がより好ましい。
さらに同様の観点から、凹み部5の配置位置におけるおむつ10の幅方向の長さL1に対して、凹み部5の幅方向Xの中心線Lを中心とした左右幅方向の長さL2の比(L2/L1)は、0.1以上が好ましく、0.2以上がより好ましく、また、0.6以下が好ましく、0.5以下がより好ましい。具体的には、前記比(L2/L1)は、0.1以上0.6以下が好ましく、0.2以上0.5以下がより好ましい。
吸収体3の厚み(H1)に対する、凹み部5の深さ(H2)の比(H2/H1)は、坐骨部の固定性の観点から、0.2以上が好ましく、0.3以上がより好ましい。また、前記比(H2/H1)は、骨部直下のクッション性を保持する観点から、0.9以下が好ましく、0.8以下がより好ましい。具体的には、前記比(H2/H1)は、0.2以上0.9以下が好ましく、0.3以上0.8以下がより好ましい。この厚みの比は、後側における平面視した吸収体3の端部の厚みに対する凹み部5の厚みの比においても適用される。
次に、本実施形態のおむつ10の凹み部について、別の好ましい態様(第1実施態様〜第4実施態様)を図4〜7を参照して以下に説明する。なお、図4〜7においては、凹み部の配置をより明確に示すため、外装体2及び吸収体3以外の部材を省略して示している。第1実施態様〜第4実施態様は、おむつ10の凹み部5以外の構成は前述の図1に示した実施形態のものと同じである。第1実施態様〜第4実施態様における凹み部は、吸収体3の肌面側に配されるものとして示しているが、吸収体3の非肌面側に配されるものであってもよい。また、第1実施態様〜第4実施態様においては、下記の事項に加え、前述の実施形態における凹み部5に関する事項を適宜採用できる。
図4は、おむつ10における第1実施態様の凹み部501を示している。凹み部501は、吸収体3の、着用者の坐骨にあたる部分に一対配置された凹み部501A及び501Bを有する。一対の凹み部501A及び501Bは幅方向Xの中心線Lを軸にして線対称に配置さており、各凹み部501A及501Bは、平面視において長手方向に長い楕円形状を有する。このようにすると椅子などに背筋を立てて座る際に、座面からの接触圧力がかかる坐骨に圧迫される身体の部分への圧力を低減させることができる。さらに、吸収体3と坐骨(尾骨)との接触面積(おむつ10の表面シート1等、吸収体3の肌面側の部材を介して間接的に接触する面積。以下、同様。)が拡がり着座状態が安定する。
第1実施態様において、各凹み部501A及び501Bの配置位置については次のようにすることが好ましい。すなわち、各凹み部501A及び501Bを平面視した形状の中心が、長手方向Yの中心線Wから、後側に離間して、10mm以上140mm以下の範囲に配置されることが好ましく、20mm以上120mm以下の範囲にあることがより好ましい。凹み部501A、501B同士は、幅方向Xの中心線Lを軸にして線対称に配置されていることが好ましい。また、凹み部501Aと凹み部501Bとの離間距離L9は、凹み部501A及び501Bを坐骨位置に対応させる観点から、60mm以上が好ましく、80mm以上がより好ましく、また、160mm以下が好ましく、140mm以下がより好ましい。具体的には、凹み部501Aと凹み部501Bとの離間距離L9は、60mm以上160mm以下が好ましく、80mm以上140mm以下がより好ましい。
さらに、各凹み部501A及び501Bを平面視した形状の面積は、坐骨を凹み部501A、501Bの空間領域に収め得る大きさとする観点から、1cm以上が好ましく、3cm以上がより好ましく、また、30cm以下が好ましく、18cm以下がより好ましい。具体的には、各凹み部501A及び501Bを平面視した形状の面積は、1cm以上30cm以下が好ましく、3cm以上18cm以下がより好ましい。
図5は、おむつ10における第2実施態様の凹み部502を示している。凹み部502は、吸収体3の、着用者の左右一対の坐骨にあたる部分に配置されている凹み部502Aを有する。加えて、凹み部502は、吸収体3の、着用者の尾骨にあたる部分に配置されている凹み部502Bを有する。凹み部502Aは、平面視して、幅方向Xの中心線Lを中心に左右幅方向に長い楕円形状を有する。凹み部502Bは、幅方向Xの中心線L上に、平面視して縦横比1に近い円形状を有する。このようにすると吸収体3と坐骨(尾骨)との接触面積が拡がり面圧を分散させ坐骨及び尾骨に圧迫される身体の部分への圧力を低減させることができる。さらに、吸収体3と坐骨(尾骨)との接触面積が拡がり着座状態が安定する。
第2実施態様において、尾骨に対応する凹み部502Bの配置位置については次のようにすることが好ましい。すなわち、凹み部502Bを平面視した形状の中心が、長手方向Yの中心線Wから、後側に離間して、30mm以上180mm以下の範囲に配置されることが好ましく、50mm以上150mm以下の範囲にあることがより好ましい。凹み部502Bを平面視した形状の面積は、尾骨を凹み部502Bの空間領域に収め得る大きさとする観点から、1cm以上が好ましく、3cm以上がより好ましく、また、30cm以下が好ましく、18cm以下がより好ましい。具体的には、凹み部502Bを平面視した形状の面積は、1cm以上30cm以下が好ましく、3cm以上18cm以下がより好ましい。
また、第2実施態様において、坐骨に対応する凹み部502Aの配置位置については次のようにすることが好ましい。すなわち、凹み部502Aを平面視した形状の中心が、長手方向Yの中心線Wから、後側に離間して、10mm以上140mm以下の範囲に配置されることが好ましく、20mm以上120mm以下の範囲にあることがより好ましい。さらに、凹み部502Aの横方向の幅は、坐骨を凹み部502Aの空間領域に収め得る大きさとする観点から、70mm以上が好ましく、90mm以上がより好ましく、また、150mm以下が好ましく、130mm以下がより好ましい。具体的には、凹み部502Aの横方向の幅は、70mm以上150mm以下が好ましく、90mm以上130mm以下がより好ましい。
図6は、おむつ10における第3実施態様の凹み部503を示している。凹み部503は、吸収体3の、着用者の坐骨及び尾骨のそれぞれにあたる部分に配置されている3つの凹み部503A、503B及び503Cを有する。坐骨に対応する凹み部503A及び503Bは幅方向Xの中心線Lを軸にして線対称に配置されている。尾骨に対応する凹み部503Cは、幅方向Xの中心線L上に配置されている。凹み部503A、503B及び503Cはいずれも、平面視して縦横比1に近い円形状を有する。このようにすると吸収体と坐骨(尾骨)との接触面積が拡がり面圧を分散させ坐骨及び尾骨に圧迫される身体の部分への圧力をさらに低減させることができる。さらに、吸収体3と坐骨(尾骨)との接触面積が拡がり着座状態が安定する。
第3実施態様において、尾骨に対応する凹み部503Cの配置位置は、第2実施態様の凹み部502Bの配置位置と同様に設定することが好ましい。
また、第3実施態様において、坐骨に対応する凹み部503A及び503Bの配置位置については次のようにすることが好ましい。すなわち、各凹み部503A及び503Bを平面視した形状の中心が、長手方向Yの中心線Wから、後側に離間して、10mm以上140mm以下の範囲に配置されることが好ましく、20mm以上120mm以下の範囲にあることがより好ましい。凹み部503A、503B同士は、幅方向Xの中心線Lを軸にして線対称に配置されていることが好ましい。また、凹み部503Aと503Bとの離間距離L9は、凹み部503A及び503Bを坐骨位置に対応させる観点から、60mm以上が好ましく、80mm以上がより好ましく、また、160mm以下が好ましく、140mm以下がより好ましい。具体的には、凹み部503Aと503Bとの離間距離L9は、60mm以上160mm以下が好ましく、80mm以上140mm以下がより好ましい。
図7(A)及び(B)は、おむつ10における第4実施態様の凹み部504を示している。凹み部504は、吸収体3の、着用者の坐骨及び尾骨のそれぞれにあたる部分に配置されている3つの凹み部504A、504B及び504Cを有する。凹み部504A、504B及び504Cはいずれも、吸収体の吸収材料を他よりも減らした部分ではなく、着用者の坐骨及び尾骨にあたる部分の領域の外方の厚みを、該領域が窪んだ領域になるよう円環形状に厚くして形成したものである(この部分を土手部33という。)。すなわち、凹み部504は、吸収体3の厚みを部分的に厚くした土手部33によって囲まれた部分である。このような凹み部504も、前述の他の態様の凹み部と同様に、本発明における凹み部に含まれる。
なお、図7(B)は、坐骨に対応する凹み部504A及び504Bの断面のみを示しているが、尾骨に対応する凹み部504Cも同様の構造を有する。このようにすると吸収体の吸収容量を減らすことなく坐骨及び尾骨への座面からの接触圧力を低減させることができる。また、土手部33の外周及び内周は円形に限定されるものではない。また、土手部33があることにより坐骨及び尾骨が所定位置に収まりやすい。
第4実施態様において、各凹み部504A、504B及び504Cの配置位置は、第3実施態様と同様にすることが好ましい。
次に、図8及び9は、前述の種々の凹み部を区画する壁面について別の態様を示している。
図8は、凹み部が吸収体の肌面側に配された態様を示している。図8における各凹み部の壁面は、図6に示す第3実施態様における坐骨に対応する凹み部503A及び503Bの断面の配置に合わせて示されている。図8に示す肌面側の各壁面は、図6に示す第3実施態様における尾骨に対応する凹み部503C、図1、4、5及び7に示す凹み部の態様においても当てはまる。
図9は、図8に示す凹み部が吸収体の非肌面側に配される態様を示している。図9に示す凹み部は、図6に示す第3実施態様における尾骨に対応する凹み部503C、図1、4、5及び7に示す様々な凹み部の態様においても当てはまる。
前述の図1及び2の実施形態、図4〜7及び下記に示す図8及び9に示す各実施態様は、適宜任意に組み合わせて実施することができる。
図8(A)は、凹み部503A及び503Bに配された壁面311を示している。壁面311は、吸収体3の厚み方向に対して肌面側に開くように傾斜配置されている。また、壁面311は、各凹み部503A及び503Bの凹み部底部52において、1点に収束するテーパ状にされている。このようにすることで、吸収体3と尾骨及び坐骨との接触面積が拡がり、圧力が分散される。
図8(B)は、凹み部503A及び503Bに配された壁面312を示している。壁面312は、吸収体3の厚み方向に対して肌面側に開くように傾斜配置されている。加えて、壁面312は、各凹み部503A及び503Bの平坦な凹み部底部52と接続され、各凹み部の断面輪郭を台形にする配置とされている。このようにすることで、吸収体3と尾骨及び坐骨との接触面積が拡がることによって、圧力が分散されながら、尾骨及び坐骨の先端部と吸収体3の接触により姿勢のバランスが取りやすい。
図8(C)は、凹み部503A及び503Bに配された壁面313を示している。壁面313は、吸収体3の厚み方向に沿う方向にむけられ、吸収体3の平面に対して垂直に配置されている。また、ここでの凹み部503A及び503Bは、左右の大きさが異なるようにされている。このようにすることで、身体の左右バランスが異なる場合にも適切に圧力分散を行うことができる。
図8(D)は、凹み部503A及び503Bに配された壁面314を示している。壁面314は、吸収体3の厚み方向に沿う方向にむけられた壁面314Aと、その非肌面側に延出し吸収体3の厚み方向に対して傾斜配置された壁面314Bとを有し、全体として五角形の断面を有する。このようにすることで、吸収体3と坐骨及び尾骨先端との接触をより低減しながら圧力分散を行うことができる。
図8(E)は、凹み部503A及び503Bに配された壁面315を示している。壁面315は、吸収体3の厚み方向に沿う方向にむけられた壁面315Aと、その肌面側に延出し吸収体3の厚み方向に対して傾斜配置され丸みを帯びた壁面315Bとを有する。壁面315は、壁面315Bの部分で、肌面側に開いた断面形状にされている。このようにすることで、吸収体3と坐骨及び尾骨先端の周囲に部分的に非接触部ができ、通気性が確保される。
図9(A)〜(E)は、図8(A)〜(E)に示す肌面側の凹み部503A及び503B並びにこれらに含まれる壁部311〜315の態様を、吸収体3の非肌面側に配した態様を示している。すなわち、図9(A)〜(E)に示す凹み部503A及び503Bは、吸収体3の非肌面側から厚みが薄くされた部分である。また、凹み部503A及び503Bの肌面側には、凹み部底部53と、凹み部底部53の肌面側の吸収体部分38とが配されている。
これらのいずれの態様においても、着用者の坐骨は、凹み部底部53の肌面側の吸収体部分38を押圧することになる。この場合、凹み部底部53の肌面側の吸収体部分38は押されて撓みながら、非肌面側の凹み部503A及び503Bに入っていく。着用者の坐骨の先端周辺は、凹み部底部53の吸収体部分38の肌面側の撓んだ部分に入り込む。この態様においては、凹み部底部53の肌面側の吸収体部分38が着用者の坐骨の先端周辺を支え、さらにその非肌面側に凹み部503A及び503Bの各空間領域が控えているため、座面との接触をより小さく抑えることができる。この作用をより効果的に発現させる観点から、壁部は非肌面側に開くように、吸収体3の厚み方向に対して傾斜配置されていることが好ましい。また、着用者の坐骨の先端周辺と凹み部底部53の肌面側の吸収体部分38とがより広範囲かつ均等に接触しやすくなるため、坐骨や尾骨への負担をより軽減することができるとともに、着用感も高くなる。このような作用は、図6に示す第3実施態様における尾骨に対応する凹み部503C、図1、4、5及び7に示す様々な凹み部を吸収体3の非肌面側に配した場合にも当てはまる。
本実施形態のおむつ10は、前述のものに限定されるものではない。例えば吸収体3における凹み部5が肌面側から非肌面側へ貫通していてもよい。凹み部5の配設パターンや形状も上記に示したものだけではなく、坐骨及び尾骨に相当する部分にそれぞれ形成されていてもよく、形状も本願の趣旨を満たす範囲で任意の形状を選択することも好ましい。また、本実施形態のおむつが前述の第4実施態様の凹み部503を有する場合、土手部33に囲まれた部分が凹んでいたり、貫通孔になっていたりしてもよい。
さらに、本実施形態のおむつ10は、前述した態様のうち1種類の凹み部を有する場合に限らず、複数種類の凹み部を適宜組み合わせて有していてもよい。凹み部の少なくとも1つが、吸収体3の厚みを部分的に厚くした土手部33によって囲まれた部分(第4実施態様の凹み部504)であることが好ましい。
上記実施形態のおむつは、この種の物品に通常用いられる種々の製造方法を採用して製造することができる。
本発明の吸収性物品は、上記の実施形態に制限されるものではなく、着用者の坐骨及び尾骨に対応して配され、吸収体を備える種々のものに適用される。例えば、成人用おむつに限らず、乳幼児用おむつ、尿とりパッド、生理用ナプキン、失禁パッド、失禁ライナ等に本発明を適応することができる。また、前述の実施形態のおむつ10で示した部材構成に限定されるものでなく、例えば、外装体は前側部と後側部とに分離したものであってもよい。
1 表面シート
2 裏面シート
3 吸収体
31、311、312、313、314、315 壁面
32 壁面周辺の吸収体の厚い部分
33 土手部
37 (吸収体の肌面側から厚みが薄くされた凹部の)凹み部底部の非肌面側の吸収体部分
38 吸収体の非肌面側から厚みが薄くされた凹部の)凹み部底部の肌面側の吸収体部分
5、501〜504 凹み部
51 空間領域
52 (吸収体の肌面側から厚みが薄くされた凹部の)凹み部底部
53 (吸収体の非肌面側から厚みが薄くされた凹部の)凹み部底部
8 サイドシート
10 使い捨ておむつ
11 サイドシール部
12 吸収性本体
13 外装体

Claims (8)

  1. 肌当接面側の表面シート、非肌当接面側の裏面シート、及び前記表面シートと前記裏面シートとの間に介在される吸収体を備え、着用者の前側、股下及び後側に対応する部分がつながる方向に相当する長手方向と、該長手方向に直交する幅方向とを有する吸収性物品であって、前記吸収体は、前記吸収性物品の前記長手方向の中心線よりも後側にのみ凹み部を1又は複数有し、該凹み部は平面視で吸収体の端部にまで繋がっていない吸収性物品。
  2. 前記凹み部は、前記吸収体の、着用者の坐骨にあたる部分に一対配置されている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記凹み部は、前記吸収体の、着用者の尾骨にあたる部分に配置されている請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記凹み部の壁面が、前記吸収体の厚み方向に対して傾斜配置されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記凹み部の平面視した形状が円形状である請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記凹み部が非貫通である請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記凹み部が前記吸収体の非肌面側に配されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  8. 前記凹み部の少なくとも1つが、吸収体3の厚みを部分的に厚くした土手部によって囲まれた部分である請求項1〜7のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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