JP2020099368A - 液状ファンデーション化粧料塗布具、及びその化粧料塗布具の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】化粧料が均等の厚さの塗布層に浸透し、基材層内部に浸透することを防止し、長さの均等な植毛が形成できると共に、塗布具の周縁部も化粧に使用できる構造、そして生産性が良好な構造を備える化粧料塗布具、及びその化粧料塗布具の製造方法を提供する。【解決手段】化粧料塗布具100は、基材層であるゴムラテックス発泡体110と、接着剤層120と、塗布層を構成する複数の短繊維130とからなるパフ状三層構造の積層体140で構成されている。ゴムラテックス発泡体110の表面はスキン層112で覆われている。接着剤層120は、このスキン層112上に設けられ、ゴムラテックス発泡体110及びPU発泡体130を接着している。パフ状三層構造の積層体140は、圧縮された周縁部141と、その周縁部141より内側に位置する中央部142とによって構成されている。この周縁部141は、常温の金属刃体で圧着切断して形成されている。【選択図】図3
Description
本発明は、液状ファンデーション化粧料(以下、「化粧料」という)を肌に塗布する植毛タイプの化粧料塗布具、及びその化粧料塗布具の製造方法に関する。
アクリルニトリルブタジエンラバー(以下、「NBR」という)の柔軟な連続発泡体からなる本体(基材層)と、接着剤層を介して積層されたポリウレタン樹脂(以下、「PU」という)の微細な連続発泡体(塗布層)とからなる、三層構造の化粧料塗布具が知られている(特許文献1参照)。接着剤層は、上記基材層と塗布層との間に化粧用油剤の通過を遮断する遮断層として設けられている。また、上記塗布層の外表面に毛羽状起毛を設けるには、ポリウレタンの湿式発泡シートの作成に際して、不織布等の担体の上に湿式凝固法により微細発泡シートを生成させる。次いで不織布面を下にして微細発泡シートの上にNBRラテックス発泡体を流延して所望の厚さで加硫成形した後に不織布を端部より強制的に剥離すると、微細発泡層は二つに引き裂かれて、引き裂き面に微細な毛羽状起毛が形成される。
このNBR基材層は加硫化されたシートからなり、その基材層シートの面上に接着剤層を介してPU塗布層シートを積層している。その積層シートを金属刃体で切断して形成された成形体の周縁部の上部側面を研削することにより、パフ形状の塗布具が形成される。なお、加硫化されたNBR基材層シートに接着剤層を介して積層されたPU塗布層シートを、熱溶着によりダイカットして切断しても、その切断端部は熱融着されない。
ポリウレタン発泡体からなる基材層の一面側に、ポリウレタンホットメルトフィルム、接着剤層及び植毛面の四層構造発泡体からなり、この四層構造発泡体を金属刃体によってパフ形状に打ち抜き、周囲を研磨加工により形成された化粧料塗布具が知られている(特許文献2参照)。そして、上記化粧料塗布具は、その植毛面が液体化粧料の塗布面を形成しており、上記ポリウレタンホットメルトフィルムが液体遮断層であり、その厚みが10〜100μmの範囲にあるものである。
特許文献1の化粧料塗布具は、遮断層として接着剤層を有することで液状化粧液が基材層内部に浸透するのを防いでいる。しかし、上記化粧料塗布具の周縁部の上部側面を研削した場合、塗布層全体を用いて顔の化粧ができない、そして、毛羽状起毛が強制的に剥離して形成した場合、起毛の長さが不均一なため、均一な化粧ができない、という問題がある。また、上記化粧料塗布具は、パフ形状に形成する場合上記周縁部の上部側面を研削する工程が必要な構造となっているため、時間とコストがかかり生産性が悪いという問題がある。
特許文献2の化粧料塗布具は、上記ポリウレタンホットメルトフィルムを有することで液状化粧液が基材層内部に浸透するのを防いでいる。しかし、その厚さが10〜100μmの範囲にあるので、上記フィルムの厚さをさらに薄くできれば触感と塗布感の向上が期待できる。
また、上記四層構造発泡体をパフ形状に形成するには、その側面を研削することによってパフ形状を形成しているので、その側面から基材層内部に浸透するために、化粧料を無駄に消費するという問題がある。また、上記化粧料塗布具は、その周縁部を用いて顔の化粧ができないという問題がある。更に、化粧料塗布具の構造のために、それを製造するのに時間とコストがかかり生産性が悪いという問題がある。
上記した問題に対して、本発明は、基材層の素材として未加硫発泡ゴムラテックスを用いることで、その基材層の表面を覆う薄い層であるスキン層に接着剤を塗布することで接着剤層を形成し化粧料の浸透が防止でき、また、常温下で金属刃体を用いて周縁部を圧着させることで、塗布具の周縁部が滑らかな窪みに形成できる知見を得て、開発されたものである。
従って、本発明は、化粧料が均等の厚さの塗布層に浸透し、基材層内部に浸透することを防止し、長さの均等な植毛が形成できると共に、塗布具の周縁部も化粧に使用できる構造、そして生産性が良好な構造を備える化粧料塗布具、及びその化粧料塗布具の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成を有することで上記課題を解決したものであり、以下の通りのものである。
本発明の請求項1に係る発明の化粧料塗布具は、表面がスキン層で覆われている連続気泡型ゴムラテックス発泡体の基材層と、接着剤層と、該接着剤層の表面に複数の短繊維が植毛されてなる塗布層と、からなるパフ状三層構造の積層体からなり、上記積層体の周縁部が常温の金属刃体で圧着切断して形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る発明の化粧料塗布具は、上記周縁部が滑らかな窪みであることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る発明の化粧料塗布具は、前記積層体の前記周縁部の上部側面が植毛面で形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る発明の化粧料塗布具は、液状ファンデーション化粧料が前記基材層に浸透しないことを特徴とする。
本発明の請求項5に係る発明の化粧料塗布具は、前記液状ファンデーション化粧料が前記周縁部の前記上部側面に含浸されることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る発明の化粧料塗布具は、前記連続気泡型ゴムラテックス発泡体がNBRゴムラテックスであることを特徴とする。
本発明の請求項7に係る発明の化粧料塗布具は、前記接着剤層がアクリル系接着剤で構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項8に係る発明の化粧料塗布具は、前記接着剤層の厚みが0.05mm以上0.2mm以下であることを特徴とする。
本発明の請求項9に係る発明の化粧料塗布具は、前記基材層の厚みが2mm以上10mm以下であることを特徴とする。
本発明の請求項10に係る発明の化粧料塗布具の製造方法は、発泡されたゴムラテックス原料を用いて、連続気泡型の未加硫発泡ゴムラテックスの基材層シートを形成し、該未加硫発泡ゴムラテックスが未加硫状態を保つ温度で乾燥させ、その表面にスキン層を形成する工程と、
上記基材層シートのスキン層に接着剤を塗布して、その接着剤層の表面に植毛面を形成して三層構造の積層体シートを形成する工程と、
上記三層構造の積層体シートを常温の金属刃体で押圧し、その押圧周縁部を圧着して切断するダイカット工程と、
上記圧着切断された三層構造の積層体を加熱して、上記未加硫発泡ゴムラテックスを加硫する工程と、
からなることを特徴とする。
上記基材層シートのスキン層に接着剤を塗布して、その接着剤層の表面に植毛面を形成して三層構造の積層体シートを形成する工程と、
上記三層構造の積層体シートを常温の金属刃体で押圧し、その押圧周縁部を圧着して切断するダイカット工程と、
上記圧着切断された三層構造の積層体を加熱して、上記未加硫発泡ゴムラテックスを加硫する工程と、
からなることを特徴とする。
本発明の請求項11に係る発明の化粧料塗布具の製造方法は、前記未加硫発泡ゴムラテックスがNBRゴムラテックスであることを特徴とする。
本発明の請求項12に係る発明の化粧料塗布具の製造方法は、前記接着剤がアクリル系接着剤であることを特徴とする。
本発明は、化粧料が均等の厚さの塗布層に浸透する構造なので、塗布具の裏面を指で押圧する圧力の加減で化粧料の塗布量が変化すことを防いでいおり、顔に化粧料を均一に塗布することができる。
そして、本発明は、化粧料浸透防止の接着剤層がスキン層で覆われた基材層上に接合されているので、接着剤層は極めて薄い厚さとすることができ、肌感触に優れている。
また、本発明は、塗布具周縁部の上部側面が植毛面(塗布層面)で形成されているので、周縁部も使用して顔の部位に応じた化粧ができ利便性に優れている。
更に、本発明は、基材層に未加硫の連続気泡型ゴムラテックス発泡体シートを用いて、熱溶着によりダイカットするのではなく、常温でダイカットするので、生産性に優れている。
以下、本発明の実施形態に係る化粧料塗布具100について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る化粧料塗布具100の正面図である。図2は、図1に示す化粧料塗布具100の裏面図である。図3は、図1に示すS−S線の断面図である。図4は、図3に示す積層体140の周縁部141周辺の断面写真図である。図5は、図3に示すゴムラテックス発泡体110のスキン層112の断面写真図である。
なお、図4は、本発明者が積層体140の周縁部141周辺を、顕微鏡を用いて20倍の倍率で撮影を行った写真図である。図5は、本発明者がゴムラテックス発泡体110のスキン層112の断面を、顕微鏡を用いて200倍の倍率で撮影を行った写真図である。
化粧料塗布具100は図1から図3に示すように、基材層であるゴムラテックス発泡体110と、接着剤層120と、塗布層を構成する複数の短繊維130と、からなる三層構造の積層体140で構成され、その裏側には手の把持具としてリボン105が設けられており、この三層構造はパフ状の形状である。パフ状の形状とは、パフとして市場で販売されている化粧用塗布具の形状で、縦断面形状が楕円形状をしたものを意味する。
パフ状三層構造の積層体140は、圧縮された環状の周縁部141と、その周縁部141より内側に位置する低い円柱状の中央部142とによって構成されている。この周縁部141の詳細は後述するが、常温の金属刃体90(後述の図10参照)で圧着切断して形成されている。そのため、この周縁部141は、図3、図4に示すような窪み41を有する滑らかな窪み形状となっている。
ゴムラテックス発泡体110は、複数の孔が連続してなる連続気泡構造を有する。ゴムラテックス発泡体110の密度は、例えば0.12g/cc以上0.15g/cc以下である。ゴムラテックス発泡体110の表面は図5に示すように、詳細を後述するスキン層112で覆われている。このスキン層112は、詳細を後述するダンロップ法により形成される極めて薄い層である。スキン層112の表面粗さRyは、50μm以下である。この表面粗さRyは、JIS B0601に基づいて測定される値である。
また、ゴムラテックス発泡体110は、ゴムラテックス発泡体110の表面のうち周縁部141に位置する第1曲面115と、ゴムラテックス発泡体110の裏面のうち周縁部141に位置する第2曲面116とを有する。
ゴムラテックス発泡体110の素材は、特に限定されるものではないが、NBR(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)、SBR(スチレン−ブタジエンゴム)、IR(イソプレンゴム)、NR(天然ゴム)、クロロプレンゴム等を用いることができる。尚、これらのうち、耐膨潤性、耐候性、耐油性等に優れるNBRを用いるのが好ましい。
ゴムラテックス発泡体110の裏面には図2に示すように、凸凹模様がエンボスによって形成されている。凸凹模様は例えば織物、編物、天然皮革などの模様である。これにより、化粧料塗布具100は、滑り止め機能をゴムラテックス発泡体110の裏面に有する。なお、凸凹模様を裏面に設けなくても良い。
次に、ゴムラテックス発泡体110の厚みについて説明する。ゴムラテックス発泡体110の厚みが2mm未満である場合、人肌に対する弾性力が弱く、ゴムラテックス発泡体110のクッション性が低い。また、ゴムラテックス発泡体110の厚みが10mmを超える場合、化粧料塗布具100の厚さが大きく使用が困難である。そのため、ゴムラテックス発泡体110の厚みは、例えば2mm以上10mm以下であることが好ましい。
リボン105の両端は、ゴムラテックス発泡体110の裏面に縫製によって装着されている。使用者は、ゴムラテックス発泡体110の裏面とリボン105の両端間の中央部との間に指の挿入により化粧料塗布具100が把持できる。
接着剤層120は、ゴムラテックス発泡体110のスキン層112上に設けられ、短繊維130をゴムラテックス発泡体110のスキン層112上に接着している。接着剤層120は例えばアクリル系接着剤で構成されている。
次に、接着剤層120の厚みについて説明する。接着剤層120の厚みが0.05mm未満である場合、接着剤層120の形成が不完全となり、接着剤層120は化粧料が短繊維130からゴムラテックス発泡体110の内部に浸透することを防止できない。また、接着剤層120の厚みが0.2mmを超える場合、接着剤層120によって積層体140が硬くなるためゴムラテックス発泡体110のクッション性を損なう。そのため、接着剤層120の厚みは、例えば0.05mm以上0.2mm以下であることが好ましい。
複数の短繊維130は、静電植毛法により接着剤層120の表面に立毛状態で接着され、接着剤層120の表面に植毛面を形成している。塗布層は、接着剤層120の表面に複数の短繊維130が植毛されてなる層である。
短繊維130の素材は、特に限定されるものではないが、綿、麻、絹又は獣毛等の天然繊維、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610等のポリアミド類、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル類、ポリアクリルニトリル、ビニロンもしくはレーヨン等のような合成繊維又は再生繊維を使用することができる。これらは、着色された繊維を使用することができる。例えば本実施形態において短繊維130はナイロン繊維で構成されている。
次に、短繊維130の長さ(パイル長)と太さについて説明する。短繊維130の長さが0.5mmより長い場合、短繊維130は洗濯されたときに立毛状態を維持できない。また、短繊維130の長さが0.1mmより短い場合、短繊維130は必要量の化粧料を保持できない。そのため、短繊維130の長さは、0.1mm以上0.6mm以下であることが好ましい。また、短繊維130の太さは、通常0.5〜3dTex程度であることが好ましい。例えば本実施形態において短繊維130の長さは0.5mmであり、短繊維130の太さは、1.1dTexである。なお、植毛の密度は特に限定されるものでなく、化粧料の保持性と肌への触感を考慮して適宜設定すればよい。
次に、使用者が化粧料塗布具100を用いて化粧料Fを肌に塗布する場面について説明する。
図6は、滴下した化粧料Fが短繊維130に含浸した時の積層体140の要部の断面写真図である。図6は、本発明者が積層体140の要部の断面を、顕微鏡を用いて20倍の倍率で撮影を行った写真図である。
図6は、滴下した化粧料Fが短繊維130に含浸した時の積層体140の要部の断面写真図である。図6は、本発明者が積層体140の要部の断面を、顕微鏡を用いて20倍の倍率で撮影を行った写真図である。
使用者は、リボン105に指を挿入し、短繊維130に化粧料Fを含浸させ、積層体140(ゴムラテックス発泡体110の裏面)を指で押圧しながら短繊維130の表面を肌に適宜接触させることによって、短繊維130に保持された化粧料Fを肌に塗布する。このとき、接着剤層120は、化粧料Fが短繊維130からゴムラテックス発泡体110に浸透することを防止している(図6参照)。そして、化粧料塗布具100は、短繊維130の長さ(塗布層の厚さ)が均一なので、化粧料Fが均等の厚さの塗布層に浸透する構造なので、積層体140(ゴムラテックス発泡体110の裏面)を指で押圧する圧力の加減で化粧料Fの塗布量が変化することを防いでおり、顔に化粧料Fを均一に塗布することができる(図6参照)。
また、化粧料塗布具100は、化粧料浸透防止の接着剤層120がスキン層112で覆われたゴムラテックス発泡体110上に接合されているので、接着剤層120は、極めて薄い厚さとすることができ、肌感触に優れている。
ここで、積層体140の周縁部141は、基材層の素材として未加硫発砲ゴムラテックスを用いることで、常温下で金属刃体90を用いて周縁部141を圧着させることで、塗布具の周縁部141が滑らかな窪みに形成されている。この周縁部141は、後述の図9に示す積層体シート40を、未加硫発泡ゴムラテックスが未加硫状態を維持したままダイカットする本実施形態の製造方法によって圧着される。周縁部141では孔が潰れ、孔を囲んでいた部分が圧縮されて接着している。これにより、短繊維130及び接着剤層120は図3、図4に示すように、圧着されたゴムラテックス発泡体110の第1曲面115に沿って設けられている。
また、化粧料塗布具100は、周縁部141の上部側面145が植毛面(塗布層面)で形成されているので、周縁部141も使用して顔の部位に応じた化粧ができ利便性に優れている。
また、凸凹模様が、圧着されたゴムラテックス発泡体110の第2曲面116に設けられている。そのため、化粧料塗布具100は、周縁部141に位置する第2曲面116でも滑り止め機能を使用者に提供できる。
次に、化粧料塗布具100の製造方法について以下説明する。
図7は、本発明の実施形態に係る化粧料塗布具100の製造方法を示すフローチャートである。図8Aは、図7のS101の工程中の基材層シート108の断面図である。図8Bは、図7のS102の工程中の基材層シート108及び接着剤層129の断面図である。図8Cは、図7のS102の工程中の積層体シート40の断面図である。図9は、図7のS103に示すダイカット工程の直前の様子を示す断面図である。図10は、図7のS103に示すダイカット工程で積層体シート40を打ち抜いた時の様子を示す断面図である。
化粧料塗布具100の製造方法は、S101からS103までの工程で未加硫発泡ゴムラテックスが未加硫状態を保つ温度で処理し、S104の工程で未加硫発泡ゴムラテックスを加硫する点、そして、S101の工程で未加硫発泡ゴムラテックスにスキン層を形成し、S102の工程でそのスキン層に接着剤を塗布する点、を特徴とする。
まず、図8Aに示すように、発泡されたゴムラテックス原料を用いて、連続気泡型の未加硫発泡ゴムラテックスの基材層シート108を形成し、該未加硫発泡ゴムラテックスが未加硫状態を保つ温度で乾燥させ、その表面にスキン層112を形成する(S101)。S101では、ダンロップ法により未加硫状態の基材層シート108を形成する。ダンロップ法は、ゴムラテックス原料に空気を注入しながら攪拌し、ケイフッ化ナトリウムの微粉末を添加し、マイクロ波を所定時間(例えば15秒間)照射する方法である。ゴムラテックス原料はマイクロ波の照射によって、温度が急速に上がってpHが急速に低下して凝固し、基材層シート108となる。このとき、基材層シート108の表面は、空気に接して冷却されることにより固化した薄い層であるスキン層112で覆われる。
なお、ゴムラテックス原料は、ゴムラテックス及び添加剤を含有する。ゴムラテックスのゴム成分としては、例えば、NBR(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)、SBR(スチレン−ブタジエンゴム)、IR(イソプレンゴム)、NR(天然ゴム)、クロロプレンゴム等を用いることができる。尚、これらのうち、耐膨潤性、耐候性、耐油性等に優れるNBRを用いるのが好ましい。
また、ゴムラテックスには、必要により、加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤、気泡安定剤、加硫活性化剤、抗菌剤などの添加剤を本発明の目的を阻害しない範囲内で添加してもよい。これらの添加剤は、それぞれ単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。
加硫剤は、例えば、硫黄、硫黄含有化合物などを用いることができる。加硫剤の配合量は、ゴムラテックスのゴム成分100重量部に対して1重量部以下であることが好ましい。
また、加硫促進剤は、例えば、メルカプトベンゾチアゾールナトリウム塩、メルカプトベンゾチアゾール亜鉛塩、N−エチル−N−フェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛、テトラメチルチウラムジスルフィドなどを用いることができる。ここで、S101からS103までの工程において加硫が勝手に進まないよう、加硫促進剤の内、分解速度が最も遅いメルカプトベンゾチアゾール系の加硫促進剤が好ましい。メルカプトベンゾチアゾール系の加硫促進剤は、例えばメルカプトベンゾチアゾールナトリウム塩またはメルカプトベンゾチアゾール亜鉛塩である。メルカプトベンゾチアゾール系の加硫促進剤の配合量は、ゴムラテックスのゴム成分100重量部に対して1.5重量部以下であることが好ましい。化粧料塗布具100の製造方法においてゴムラテックスに添加する加硫促進剤は、1重量部以下のメルカプトベンゾチアゾール系の加硫促進剤1種類のみである。これにより、メルカプトベンゾチアゾール系の加硫促進剤は、S101の工程において形成される基材層シート108が未加硫状態を維持できる時間を大きく延長できる。また、加硫促進剤の分解温度を超えると、加硫促進剤が分解されて加硫が進むため、S101からS103までの工程は、この分解温度を超えない温度で行う。
また、気泡安定剤は、例えばトリメンベースなどを用いることができる。また、加硫活性化剤は、例えば亜鉛華(酸化亜鉛)などを用いることができる。加硫活性化剤の配合量は、ゴムラテックスのゴム成分100重量部に対して1重量部以下であることが好ましい。また、抗菌剤は、例えばZPT(ジンクピリチオン)などを用いることができる。
次に、図8Bに示すように基材層シート108のスキン層112に接着剤を塗布して、図8Cに示すように接着剤層120の表面に植毛面(複数の短繊維130からなる面)を静電植毛法によって形成して三層構造の積層体シート40を形成する(S102)。S102の工程では、基材層シート108のスキン層112上に接着剤を塗布した場合、接着剤がスキン層112から基材層シート108の内部に殆ど浸透しない。そのため、S102の工程では、少量の接着剤によって、基材層シート108のスキン層112に接着剤層120を形成できる。
なお、接着剤の塗布量は、製品の柔軟性を損なわない点と、短繊維130の脱離防止性の観点を考慮して設定すればよい。目安として、80〜120g/m2程度である。また、スキン層112は、表面粗さRyが50μm以下の面である。この表面粗さRyは、JIS B0601に基づいて測定される値である。
次に、S103のダイカット工程で使用するダイカット成型機9について図9を用いて説明する。ダイカット成型機9は、積層体シート40が載置する金属平板190と、金属平板190に載置された積層体シート40を打ち抜く枠体の金属刃体90とを備える。金属刃体90は、先端面と斜面とを有し、例えば120度程度の角度で傾斜したテーパー面になっており、また、先端面の幅が数mm程度の薄い平面になっており、これにより積層体シート40を圧着して切断することができる。そして、金属刃体90の硬度は金属平板190のそれよりも低いものを使用しており、金属平板190を損傷させない。
次に、図9、図10に示すように、上記三層構造の積層体シート40を常温の金属刃体90で押圧し、その押圧周縁部を圧着して切断する(S103)。これにより、圧着切断された三層構造の積層体149が形成される。積層体149は、塗布層を構成する複数の短繊維130と接着剤層120と基材層である未加硫ゴムラテックス109とのパフ状三層構造で構成されている。ここで、未加硫ゴムラテックス109は、粘着力が高くまた弾性力が加硫状態のゴムラテックス発泡体110の弾性力より極めて低い。そのため、圧着切断された周縁部141は、粘着力の高い未加硫ゴムラテックス109にPU発泡体130と接着剤層120が圧着された状態で切断されている。ダイカットする前の未加硫ゴムラテックス109の厚さは、他二層の5倍以上の厚さがあるが、その弾性力が極めて低いので圧着された状態が維持されている。
次に、上記圧着切断された三層構造の積層体149を加熱して、上記未加硫ゴムラテックス109を加硫する(S104)。加硫温度は例えば100度以上の温度であり、加硫時間は例えば1.5時間程度である。S104の工程により周縁部141が圧着された形状のまま、塑性体である未加硫ゴムラテックス109は加硫されて、弾性体であるゴムラテックス110(図3参照)になる。また、周縁部141は、図4に示すような窪み41を有する滑らかな窪み形状となる。そして、上記したように、ダイカットにより圧着切断された周縁部141は、ダイカットする前の未加硫ゴムラテックス109の厚さが、他二層の5倍以上であるが、その弾性力が極めて低いので圧着された状態が維持されていたのが、上記S104の工程で未加硫ゴムラテックス109が加硫化されると、その粘着力が喪失しながら弾性力が増え続けて、ゴムラテックス発泡体110が形成される。図4の断面写真図の窪み41は、加硫化により弾性力が付加されたゴムラテックス発泡体110が外周側に膨出しているのに対して、短繊維130と接着剤層120が変化しないことから、上記窪み41が形成されていることを示している。したがって、図4はパフ状三層構造の積層体の上部側面が塗布層面で形成されていることは明らかである。
そして、脱臭処理の酸化洗浄、湯洗を行って乾燥し、リボン105を取り付けることで、図1〜図3に示す本実施形態の化粧料塗布具100を得る。
以上より、本実施形態の製造方法は、基材層に連続気泡型未加硫ゴムラテックスの基材層シート108を用いて、熱溶着によりダイカットするのではなく、常温でダイカットするので、生産性に優れている。
以下、具体例によってさらに詳しく本実施形態の製造方法を説明する。
NBRゴムラテックス(日本ゼオン株式会社製 商品名:ニポール531B)96重量部、硫黄粉末1.0重量部、加硫促進剤(大内新興株式会社製 商品名:ノクセラーMZ)1.5重量部、老化防止剤(クラリアント ジャパン株式会社製 商品名:BHT)1.2重量部、気泡安定剤(広栄化学株式会社製 商品名:トリメンベース)1.1重量部、及び抗菌剤サンアイゾール100(ZPT)(三愛石油株式会社製)1.0重量部を含有するゴムラテックス原料を準備した。次に、ゴムラテックス原料に空気を注入しながらオークスミキサーを用いて攪拌し、ボールミルで粉砕した75gの螢フッ化ソーダの微粉末分散液(25%)を添加しつつ8mmの厚さにコーティングした。次に、発泡されたゴムラテックスシート(8mmt)に対して5KWのマイクロ波を約20秒間照射し、連続気泡型の未加硫発泡NBRゴムラテックスの基材層シート(凝固シート)を形成した。そして、この基材層シートを、該未加硫発泡NBRゴムラテックスが未加硫状態を保つ温度(60℃)で乾燥させ、その表面にスキン層を形成した基材層シートを得た。
次に、アクリル酸エステルエマルジョン系接着剤を基材層シートのスキン層に塗布し(塗布量100g/m2)、静電植毛機を通して、中部パイル株式会社製の66Nylonのパイル(繊度1.1Dtex、パイル長0.5mm)を植毛して三層構造の積層体シートを得た。そして、三層構造の積層体シートを常温の金属刃体で押圧し、その押圧周縁部を圧着して直径52mmの円形形状に切断した。そして、上記圧着切断された三層構造の積層体を110℃で60分間加熱して、上記未加硫発泡NBRゴムラテックスを加硫した。
そして、脱臭処理の酸化洗浄、湯洗を行って乾燥し、リボンを取り付けることで、化粧料塗布具を得た。得られた化粧料塗布具は、約5000cpsの低粘度の液状ファンデーション化粧料が短繊維からNBRゴムラテックス発泡体に浸透することを接着剤層によって防止できた(図6参照)。
そのため、得られた化粧料塗布具は、化粧料が均等の厚さの塗布層に浸透する構造なので、NBRゴムラテックス発泡体の裏面を指で押圧する圧力の加減で化粧料の塗布量が変化することを防いでおり、顔に化粧料を均一に塗布することができた。
そして、得られた化粧料塗布具は、化粧料浸透防止の接着剤層がスキン層で覆われたNBRゴムラテックス発泡体上に接合されているので、接着剤層は極めて薄い厚さとすることができ、肌感触に優れていた。
また、得られた化粧料塗布具は、周縁部の上部側面が植毛面(塗布層面)で形成されているので、周縁部も使用して顔の部位に応じた化粧ができ利便性に優れていた。
次に、図7に示す化粧料塗布具100の製造方法の比較例に係る化粧料塗布具600の製造方法について以下説明する。
図11は、図7に示す化粧料塗布具100の製造方法の比較例に係る化粧料塗布具600の製造方法を示すフローチャートである。図12は、図11のS104中の積層体シート604の断面図である。図13は、図11のS103に示すダイカット工程で積層体シート604を打ち抜いた時の様子を示す断面図である。図14は、図11に示す製造方法で製造される化粧料塗布具600の断面図である。
図11に示す化粧料塗布具600の製造方法が図7に示す化粧料塗布具100の製造方法と相違する点は、S103の工程とS104の工程とを入れ替えた点である。その他の工程に関しては同じであるため、説明を省略する。
S101とS102の工程を経た後、図8Cに示す積層体シート40を加熱して、上記未加硫ゴムラテックスの基材層シート108を加硫する(S104)。これにより、図12に示すように、短繊維130と接着剤層120と加硫ゴムラテックスの基材層シート619とからなる三層構造の積層体シート604が形成される。
次に、図13に示すように、上記三層構造の積層体シート604を常温の金属刃体90で押圧し、その押圧周縁部を圧着して切断する(S103)。これにより、図14に示すように、塗布層を構成する複数の短繊維130と接着剤層120と基材層である加硫状態のゴムラテックス発泡体610との三層構造の積層体640が形成される。
ここで、加硫状態のゴムラテックス発泡体610の弾性力は、未加硫状態のゴムラテックス発泡体の弾性力より極めて大きい。そのため、加硫状態のゴムラテックス発泡体610では、ダイカット工程の金属刃体90によって圧縮して切断された周縁部641が加硫ゴムラテックス発泡体610の弾性力によって、圧縮される前の元の形状に復元する。そのため、圧着により接着されない周縁部641を有する直方体状の積層体640が形成されるので、パフ形状に形成するには、その側面を研削するする必要がある。そのため、時間とコストがかかり生産性が悪い。
したがって、図11に示す比較例の化粧料塗布具600では周縁部641を研削する。そのため、化粧料Fが積層体640の側面からゴムラテックス発泡体610の基材層内部に浸透し易く、化粧料Fを無駄に消費するし、側面を使用することができない。
したがって、本発明の化粧料塗布具の製造方法は、S101からS103までの工程で未加硫発泡ゴムラテックスが未加硫状態を保つ温度で処理し、S104の工程で未加硫発泡ゴムラテックスを加硫する点、そして、S101の工程で未加硫発泡ゴムラテックスにスキン層を形成し、S102の工程でそのスキン層に接着剤を塗布する点、を特徴とするものである。
上記特徴とする工程を備えたことで、厚さが極めて薄い接着剤層120で化粧料が基材層内部に浸透することが防止でき、また、基材層に未加硫の連続気泡型ゴムラテックス発泡体の基材層シート108を用いて、熱溶着によりダイカットするのではなく、常温でダイカットするので、生産性に優れている。
9 :ダイカット成型機
40 :積層体シート
90 :金属刃体
100:化粧料塗布具
105:リボン
108:基材層シート
109:未加硫ゴムラテックス
110:ゴムラテックス発泡体(加硫済)
112:スキン層
115:第1曲面
116:第2曲面
120:接着剤層
130:短繊維
140:積層体
141:周縁部
142:中央部
145:上部側面
149:積層体
190:金属平板
600:化粧料塗布具
604:積層体シート
610:ゴムラテックス発泡体(加硫済)
619:基材層シート
640:積層体
641:周縁部
40 :積層体シート
90 :金属刃体
100:化粧料塗布具
105:リボン
108:基材層シート
109:未加硫ゴムラテックス
110:ゴムラテックス発泡体(加硫済)
112:スキン層
115:第1曲面
116:第2曲面
120:接着剤層
130:短繊維
140:積層体
141:周縁部
142:中央部
145:上部側面
149:積層体
190:金属平板
600:化粧料塗布具
604:積層体シート
610:ゴムラテックス発泡体(加硫済)
619:基材層シート
640:積層体
641:周縁部
Claims (12)
- 表面がスキン層で覆われている連続気泡型ゴムラテックス発泡体の基材層と、接着剤層と、該接着剤層の表面に複数の短繊維が植毛されてなる塗布層と、からなるパフ状三層構造の積層体からなり、
上記積層体の周縁部が常温の金属刃体で圧着切断して形成されていることを特徴とする化粧料塗布具。 - 上記周縁部が滑らかな窪みであることを特徴とする請求項1に記載の化粧料塗布具。
- 前記積層体の前記周縁部の上部側面が植毛面で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の化粧料塗布具。
- 液状ファンデーション化粧料が前記基材層に浸透しないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
- 前記液状ファンデーション化粧料が前記周縁部の前記上部側面に含浸されることを特徴とする請求項4に記載の化粧料塗布具。
- 前記連続気泡型ゴムラテックス発泡体がNBRゴムラテックスであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
- 前記接着剤層がアクリル系接着剤で構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
- 前記接着剤層の厚みが0.05mm以上0.2mm以下であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
- 前記基材層の厚みが2mm以上10mm以下であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の化粧料塗布具。
- 発泡されたゴムラテックス原料を用いて、連続気泡型の未加硫発泡ゴムラテックスの基材層シートを形成し、該未加硫発泡ゴムラテックスが未加硫状態を保つ温度で乾燥させ、その表面にスキン層を形成する工程と、
上記基材層シートのスキン層に接着剤を塗布して、その接着剤層の表面に植毛面を形成して三層構造の積層体シートを形成する工程と、
上記三層構造の積層体シートを常温の金属刃体で押圧し、その押圧周縁部を圧着して切断するダイカット工程と、
上記圧着切断された三層構造の積層体を加熱して、上記未加硫発泡ゴムラテックスを加硫する工程と、
からなることを特徴とする化粧料塗布具の製造方法。 - 前記未加硫発泡ゴムラテックスがNBRゴムラテックスであることを特徴とする請求項10に記載の化粧料塗布具の製造方法。
- 前記接着剤がアクリル系接着剤であることを特徴とする請求項10又は11に記載の化粧料塗布具の製造方法。
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JP2017073864A Pending JP2020099368A (ja) | 2017-04-03 | 2017-04-03 | 液状ファンデーション化粧料塗布具、及びその化粧料塗布具の製造方法 |
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JP3999183B2 (ja) * | 2003-09-26 | 2007-10-31 | 憲司 中村 | 化粧用パフの製造方法 |
JP4505652B1 (ja) * | 2009-08-28 | 2010-07-21 | 憲司 中村 | 化粧用塗布具 |
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