JP2020098753A - 電池スタックの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の単電池よりなる,高い品質の電池スタックを安定して製造することができる電池スタックの製造方法を提供すること。【解決手段】締結工程では,複数の電池モジュール110を配列してなる電池モジュール群100の第1面101に配置した樹脂ブラケット200と,第1面101と隣接する第2面102に配置したH/Yクランプブラケット300とを,ボルト400を用いて締結する。また,締結工程は,樹脂ブラケット200の向きBの回転移動をサポート冶具600によって規制しつつ,ボルト400を,その締付けの向きAに回転させる。このとき,サポート冶具600によって規制されている樹脂ブラケット200の回転の向きBは,ボルト400の締付けの向きAと同じ向きである。【選択図】図4

Description

本発明は,電池スタックの製造方法に関する。より詳細には,複数の単電池よりなる電池スタックの製造方法に関するものである。
リチウムイオン二次電池などの電池は,車両等の所定の用途に用いられる際には,所望の作動電圧や充電容量を得るため,単電池を複数,組み合わせてなる組電池(電池モジュールや電池スタック)として搭載されていることがある。
例えば,特許文献1には,複数の単電池を組み合わせてなる電池モジュールが記載されている。そして,特許文献1では,電池モジュールを,複数の単電池を並べた両端にエンドプレートを配置するとともに,両端のエンドプレートをブラケットによって接続することで構成している。
特開2012−174693号公報
ところで,上記の従来技術のように組電池を構成する際には,漏電等の抑制のため,エンドプレートやブラケット等のような組電池の外郭を構成するような部材に絶縁性の樹脂材料を用いることが好ましい。しかし,樹脂材料は,たわみ等の変形が生じやすい材料である。そして,例えば,組電池の組み付けの際に樹脂材料の部材の変形が生じ得るような場合には,高い品質の組電池を安定して製造することができないことがあった。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点の解決を目的としてなされたものである。すなわちその課題とするところは,複数の単電池よりなる,高い品質の電池スタックを安定して製造することができる電池スタックの製造方法を提供することである。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の電池スタックの製造方法は,複数の単電池よりなる電池モジュールを複数,組み付けて構成される電池スタックの製造方法であって,複数の電池モジュールを配列してなる電池モジュール群における第1面に配置された第1の樹脂ブラケットと,電池モジュール群における第1面と隣接する第2面に配置された第2の樹脂ブラケットとを,ねじの軸線が第2面と交差する方向に延びるねじ部品を用いて締結する締結工程を有し,締結工程を,第2の樹脂ブラケットの,ねじ部品の締付けの向きの回転を規制しつつ,ねじ部品を締付けの向きに回転させることで行うことを特徴とする電池スタックの製造方法である。
本発明に係る電池スタックの製造方法では,締結工程を,第2の樹脂ブラケットの,ねじ部品の締付けの向きの回転を規制しつつ,ねじ部品を締付けの向きに回転させる。このため,ねじ部品を締付けの向きに回転させる際の締付けトルクが,樹脂材料よりなる部品の変形に作用してしまうこと等を抑制できる。つまり,締付けトルクの損失を抑制し,ねじ部品による締結を安定した品質で行うことができる。これにより,高い品質の電池スタックを安定して製造することができる。
本発明によれば,複数の単電池よりなる,高い品質の電池スタックを安定して製造することができる電池スタックの製造方法が提供されている。
電池スタックの正面図である。 電池スタックの左側面図である。 締結工程における電池スタックの正面図である。 締結工程における電池スタックの左側面図である。 サポート冶具を用いて行った締結工程における締付け角度と締付けトルクとの関係を示す図である。 サポート冶具を用いずに行った締結工程における締付け角度と締付けトルクとの関係を示す図である。
以下,本発明を具体化した最良の形態について,図面を参照しつつ詳細に説明する。
まず,図1および図2により,本形態において製造される電池スタック10について説明する。図1は,電池スタック10の正面図である。図2は,電池スタック10を,図1における矢印Xの方向から見たときの図(左側面図)である。なお,図1に示す正面図における左右方向,奥行き方向,上下方向はそれぞれ,電池スタック10の幅方向,厚み方向,高さ方向に対応している。
図1に示すように,電池スタック10は,複数の電池モジュール110よりなる電池モジュール群100を含んで構成されている。各電池モジュール110は,複数の単電池をベースとなる筐体に組み合わせることで構成されたものである。本形態において,各電池モジュール110を構成する単電池は,円筒型(円柱状)で密閉型のリチウムイオン二次電池(具体的には18650型のリチウムイオン二次電池)である。
また,電池モジュール群100は,電池モジュール110を,幅方向および高さ方向にそれぞれ2列ずつ,配置してなるものである。よって,本形態の電池スタック10は,合計4つの電池モジュール110よりなる電池モジュール群100を含んで構成されている。なお,電池モジュール群100における電池モジュール110の数は,特に限定されるものではない。また,図1および図2には,電池モジュール群100の第1面101,第2面102をそれぞれ,符号を付けて示している。図1および図2に示すように,電池モジュール群100の第1面101と第2面102とは,互いに隣接した面である。
電池スタック10において,電池モジュール群100の第1面101には,樹脂ブラケット200が配置されている。本形態の樹脂ブラケット200は,絶縁性の樹脂材料により構成されている。また,樹脂ブラケット200は,電池モジュール群100の各電池モジュール110を固定している部材である。そして,樹脂ブラケット200は,電池モジュール110を固定して電池モジュール群100としているとともに,電池モジュール群100の第1面101に固定されている。
また,樹脂ブラケット200は,電池モジュール群100の第2面102側の位置に,ねじ穴部210を有している。ねじ穴部210には,電池スタック10の幅方向の外側の面に開口しためねじが形成されている。このため,ねじ穴部210に形成されているめねじのねじの軸線は,電池モジュール群100の第1面101と平行であり,第2面102と交差している。なお,絶縁性の樹脂材料により構成された樹脂ブラケット200において,ねじ穴部210のめねじは,ねじインサートによって設けられている。
電池スタック10において,電池モジュール群100の第2面102には,H/Y(ワイヤーハーネス)クランプブラケット300が配置されている。H/Yクランプブラケット300は絶縁性の樹脂材料により構成されている。また,H/Yクランプブラケット300は,電池スタック10に接続される配線部材の取り回し経路を適切に形成することができるクランプ等が設けられたものである。電池スタック10に接続される配線部材は,本形態においては,電池スタック10の充放電に係る電気が流れる電気配線である。
また,H/Yクランプブラケット300は,電池モジュール群100の第1面側の位置に,貫通穴部310を有している。貫通穴部310には,電池スタック10の幅方向について,H/Yクランプブラケット300を貫通する貫通穴が形成されている。H/Yクランプブラケット300の貫通穴部310に形成された貫通穴の位置は,樹脂ブラケット200のねじ穴部210に設けられためねじに対応する位置である。このため,貫通穴部310に形成されている貫通穴の中心軸は,ねじ穴部210に形成されているめねじのねじの軸線と平行である。
そして,H/Yクランプブラケット300は,ボルト400により,樹脂ブラケット200に締結されている。具体的に,ボルト400は,おねじ部分が,H/Yクランプブラケット300の貫通穴部310に形成された貫通穴を通って,樹脂ブラケット200のねじ穴部210に形成されためねじに挿入されている。つまり,ボルト400のおねじ部分のねじの軸線は,ねじ穴部210に形成されているめねじのねじの軸線と平行である。
このため,H/Yクランプブラケット300の貫通穴部310は,ボルト400の頭部と樹脂ブラケット200のねじ穴部210との間に挟み込まれている。これにより,H/Yクランプブラケット300は,樹脂ブラケット200に締結され,固定されている。
上記のような本形態の電池スタック10において,電池モジュール群100よりも外側に配置されている樹脂ブラケット200およびH/Yクランプブラケット300はともに,絶縁性の樹脂材料により構成されている。よって,本形態の電池スタック10は,樹脂ブラケット200やH/Yクランプブラケット300の箇所に,電池スタック10の外部の導電性を有する部品が接触したとしても,漏電等が生じないようになっている。
次に,本形態の電池スタック10の製造方法について説明する。電池スタック10は,電池モジュール110,樹脂ブラケット200,H/Yクランプブラケット300を組み付けることで製造される。具体的には,所定数の電池モジュール110を樹脂ブラケット200に組み付け,その後,樹脂ブラケット200にH/Yクランプブラケット300をボルト400によって締結する締結工程を行うことで製造する。なお,締結工程後,その他の部品を組み付ける工程をさらに行うことも可能である。
図3および図4は,本形態の締結工程を説明するための図である。図3は,締結工程における電池スタック10の正面図である。図4は,締結工程における電池スタック10の左側面図である。
図3に示すように,本形態の締結工程では,樹脂ブラケット200が組み付けられた電池モジュール群100を載置台500の載置面501上に配置し,電池モジュール群100の第2面102にH/Yクランプブラケット300を配置する。このとき,H/Yクランプブラケット300の貫通穴部310に設けられた貫通穴と,樹脂ブラケット200のねじ穴部210に設けられためねじとが合うように,H/Yクランプブラケット300を配置する。そして,その状態で,ボルト400によるH/Yクランプブラケット300の締結を行う。
また,図3に示すように,本形態の締結工程では,サポート冶具600を用いる。サポート冶具600は,上方に位置する上ブロック610,下方に位置する下ブロック620,ターンバックルねじ630を有している。ターンバックルねじ630は,一端側と他端側とに逆ねじ(右ねじと左ねじ)を有し,その中間部分に六角柱の部分を有している。このため,ターンバックルねじ630は,軸中心に回転することで,上ブロック610と下ブロック620との隙間の大きさを調整できるものである。よって,サポート冶具600は,上ブロック610の上面611と,下ブロック620の下面621との距離を調整できるようになっている。
図3に示すように,サポート冶具600は,載置台500とH/Yクランプブラケット300との間に配置されている。また,締結工程におけるサポート冶具600は,ターンバックルねじ630によって,上ブロック610の上面611の高さを,H/Yクランプブラケット300の下面301に合わせた状態で配置されている。つまり,載置台500とH/Yクランプブラケット300との間に配置されたサポート冶具600の上面611は,H/Yクランプブラケット300の下面301に接触している。
そして,本形態の締結工程は,サポート冶具600を配置した状態でボルト400のねじ締めを行う。図4には,ボルト400のねじ締めを行う際の締付けの向きAを示している。本形態において,ボルト400および樹脂ブラケット200のねじ穴部210のめねじは,右ねじである。このため,ボルト400の締付けの向きAは,図4において時計回りとなる向きである。
ここで,ボルト400を締付けの向きAに回転させた際の締付けトルクにより,ボルト400は,そのおねじ部分が樹脂ブラケット200のめねじの内部に進入する。これにより,ボルト400には軸力が発生する。このため,締付けトルクの損失のバラつきが大きい場合には,ボルト400に適切な軸力が発生させることができず,樹脂ブラケット200とH/Yクランプブラケット300とのボルト400を用いた締結を,適切に行えないおそれがある。
そして,樹脂材料によって構成されている樹脂ブラケット200やH/Yクランプブラケット300は,力が加えられたときのたわみが大きな傾向にある。すなわち,ボルト400を締付けの向きAに回転させたとき,ボルト400とH/Yクランプブラケット300との間には摩擦が生じる。その摩擦によって,H/Yクランプブラケット300には,図4に示すように,ボルト400の締付けの向きAと同じ向きBに回転するような力が作用する。そして,H/Yクランプブラケット300が向きBに回転移動したときには,その回転移動に伴う締付けトルクの損失が発生する。
さらに,ボルト400による締結時には,締結される樹脂ブラケット200とH/Yクランプブラケット300との間にも摩擦が生じる。このため,H/Yクランプブラケット300が向きBに回転移動したときには,樹脂ブラケット200にも向きBの大きな力が作用することとなる。従って,H/Yクランプブラケット300が向きBに回転したときには,樹脂ブラケット200がたわむように変形してしまうことがあった。そして,樹脂ブラケット200がたわむように変形したときには,その変形に伴う締付けトルクの損失が発生する。そして,この樹脂ブラケット200の変形に伴う締付けトルクの損失は,特に,その損失自体も大きく,部品ごとの誤差に伴う損失のバラつきも大きな傾向にある。
しかし,本形態の締付け工程は,サポート冶具600の上面611を,H/Yクランプブラケット300の下面301に接触させた状態で,ボルト400による締結を行っている。このため,本形態の締結工程では,H/Yクランプブラケット300の向きBの回転移動は,H/Yクランプブラケット300の下面301がサポート冶具600の上面611に接触することによって規制されている。よって,上記のような締付けトルクの損失を抑制することができる。
図5は,本形態の締結工程における締付け角度と締付けトルクとの関係を示す図である。図5に示すように,締付け角度が大きくなるにつれ,締付けトルクは大きくなる傾向にある。そして,H/Yクランプブラケット300の回転移動が抑制されている本形態においては,締付けトルクの損失が抑制されていることで,締付けトルクTを効率よく,ねじ締めに作用させることができる。またこれにより,締付けトルクTを安定してボルト400のねじ締めに作用させることができる。よって,本形態の締結工程では,ボルト400に,所望の軸力を安定して発生させることができる。
一方,図6には,本形態とは異なり,サポート冶具を用いない場合の締結工程における締付け角度と締付けトルクとの関係を示している。そして,図6には,締付けトルクTのうち,樹脂材料で構成された部材の変形等に伴って損失した分のトルクである損失トルクT1を示している。図6からわかるように,サポート冶具を用いない場合には,大きな損失トルクT1が存在することで,締付けトルクTをねじ締めに効率よく作用させることができない。また,損失トルクT1は,ボルトのねじ締めに係る部品の誤差に伴って大きく変動し得るものである。このため,サポート冶具を用いない場合には,一定の締付けトルクTでねじ締めを行ったとしても,ボルトに発生する軸力がバラついてしまう。従って,本形態とは異なり,サポート冶具を用いずに締結工程を行った場合には,ボルトに,所望の軸力を安定して発生させることができない。
また,本形態の締結工程後には,ボルト400の締結が適切に行われたか否かを検査する検査工程を行うこととしてもよい。この検査工程における検査方法としては,締結工程後のボルト400に,所定の締付けトルクで締付けの向きの回転力を作用させることが考えられる。そして,このような検査工程においても,上記のサポート冶具600を用いることが好ましい。樹脂部材をたわむように変形させること等がなく,ボルト400に適切に,検査のための締付けトルクをかけることができるからである。すなわち,検査工程においては,H/Yクランプブラケット300の回転をサポート冶具600によって規制することで,精度の高い検査を行うことが可能である。よって,高い品質の電池スタック10を製造することができる。
以上詳細に説明したように,本実施の形態には,複数の電池モジュール110を組み付けて構成される電池スタックの製造方法が記載されている。電池モジュール110は,複数の単電池よりなるものである。また,電池スタック10の製造においては締結工程を行う。締結工程では,複数の電池モジュール110を配列してなる電池モジュール群100の第1面101に配置した樹脂ブラケット200と,第1面101と隣接する第2面102に配置したH/Yクランプブラケット300とを,ボルト400を用いて締結する。より具体的には,締結工程は,樹脂ブラケット200の向きBの回転移動をサポート冶具600によって規制しつつ,ボルト400を,その締付けの向きAに回転させる。このとき,サポート冶具600によって規制されている樹脂ブラケット200の回転の向きBは,ボルト400の締付けの向きAと同じ向きである。これにより,複数の単電池よりなる,高い品質の電池スタックを安定して製造することができる電池スタックの製造方法が実現されている。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。従って本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,上記の実施形態では,本発明をリチウムイオン二次電池について適用した例について記載した。しかし,その他の種類の電池に適用することも可能である。
また例えば,上記の実施形態では,樹脂ブラケット200のねじ穴部210のめねじのねじの軸線が,電池モジュール群100の第1面101と平行であることとして説明した。しかし,締結に係るねじの軸線は,第1面101に必ずしも平行でなくてもよく,第2面102と交差していればよい。すなわち,締結に係るねじの軸線が第2面102と交差している場合には,ねじを用いて締結する締結工程において,H/Yクランプブラケット300に,ねじの軸線を回転中心とする回転移動の力が作用し得るからである。
また例えば,上記の実施形態では,樹脂ブラケット200とH/Yクランプブラケット300との締結時に回転させるねじ部品として,ボルト400を用いた例について説明している。しかし,例えば,樹脂ブラケット200とH/Yクランプブラケット300との締結時に回転させるねじ部品には,ナットを用いることとしてもよい。具体的には,樹脂ブラケット側におねじ部を設け,そのおねじ部に,H/Yクランプブラケット300の貫通穴を通し,ナットと樹脂ブラケットとでH/Yクランプブラケット300を挟み込むように締付けを行うこととしてもよい。またこの場合,樹脂ブラケットに設けるおねじ部の材質には,金属を採用することもできる。樹脂ブラケットに金属性のおねじ部を設ける場合,樹脂ブラケットに金属性のシャフトを固定するとともに,その金属性のシャフトの一端を,H/Yクランプブラケット300の貫通穴を通るように突出させ,その突出した先端部におねじを形成しておけばよい。なお,樹脂ブラケットに金属性のおねじ部を設ける場合,その金属部分は,電池モジュールと絶縁されていることが好ましい。
また例えば,上記の実施形態では,サポート冶具600を用いることにより,H/Yクランプブラケット300の,ボルト400の締付けの向きの回転を規制している。すなわち,上記の実施形態では,サポート冶具600の上面611を,H/Yクランプブラケット300のボルト400の締付けの向きの回転を規制する規制面として機能させている。しかし,例えば,H/Yクランプブラケット300の回転の規制は,必ずしも上記のサポート冶具600を用いるようなかたちでなくてもよい。具体的には,例えば,H/Yクランプブラケット300を第2面102に配置する際に,H/Yクランプブラケット300を保持する保持部(ロボットハンド等)を用いるような場合,その保持部にH/Yクランプブラケット300の回転を規制する規制面を設けておいてもよい。
なお,H/Yクランプブラケット300を保持する保持部に規制面を設ける場合,その規制面とH/Yクランプブラケット300との隙間を微調整する機構を,構造上,設けることができないことがある。このように規制面とH/Yクランプブラケット300との隙間を微調整できない場合,H/Yクランプブラケット300の寸法のバラつきによっては,その回転移動を適切に規制できない可能性がある。これに対し,上記の実施形態のサポート冶具600は,H/Yクランプブラケット300の回転を規制する規制面の位置(高さ)を微調整できる構造であることで,H/Yクランプブラケット300の回転を適切に規制できるものである。
10 電池スタック
100 電池モジュール群
101 第1面
102 第2面
110 電池モジュール
200 樹脂ブラケット
300 H/Yクランプブラケット
400 ボルト

Claims (1)

  1. 複数の単電池よりなる電池モジュールを複数,組み付けて構成される電池スタックの製造方法において,
    複数の前記電池モジュールを配列してなる電池モジュール群における第1面に配置された第1の樹脂ブラケットと,前記電池モジュール群における前記第1面と隣接する第2面に配置された第2の樹脂ブラケットとを,ねじの軸線が前記第2面と交差する方向に延びるねじ部品を用いて締結する締結工程を有し,
    前記締結工程を,前記第2の樹脂ブラケットの,前記ねじ部品の締付けの向きの回転を規制しつつ,前記ねじ部品を前記締付けの向きに回転させることで行うことを特徴とする電池スタックの製造方法。
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