JP2020098057A - 姿勢検出装置、空調用室内機、姿勢検出方法、空調制御方法、及びプログラム - Google Patents

姿勢検出装置、空調用室内機、姿勢検出方法、空調制御方法、及びプログラム Download PDF

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Naoki Nishikawa
尚希 西川
高橋 和良
Kazuyoshi Takahashi
和良 高橋
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Kenji Shimizu
健志 清水
林 茂樹
Shigeki Hayashi
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Abstract

【課題】使用者の姿勢を精度よく検出可能な姿勢検出装置、空調用室内機、姿勢検出方法、空調制御方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】姿勢検出装置2は、使用者の姿勢に応じた特徴を検出可能な検出信号を出力する検出センサ20と、前記検出信号に基づいて、前記使用者の複数種類の姿勢パターンをそれぞれ登録姿勢パターンとして登録する登録処理部220と、前記検出信号に基づいて、前記使用者の姿勢を検出可能な検出パターンを取得する検出パターン取得部221と、前記検出パターンと前記登録姿勢パターンとをマッチングして前記使用者の姿勢パターンを特定するマッチング処理部222と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、姿勢検出装置、空調用室内機、姿勢検出方法、空調制御方法、及びプログラムに関する。
使用者が睡眠状態であるか覚醒状態であるかを判断するための技術として、例えば特許文献1には、使用者の体動が所定閾値を上回る場合、当該使用者は覚醒状態であると判断する方法が記載されている。
国際公開第2009/034703号
しかしながら、従来の技術では、使用者がどのような姿勢をとっているかを精度よく識別することが困難であった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、使用者の姿勢を精度よく検出可能な姿勢検出装置、空調用室内機、姿勢検出方法、空調制御方法、及びプログラムを提供する。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用している。
本発明の第1の態様によれば、姿勢検出装置は、使用者の姿勢に応じた特徴を検出可能な検出信号を出力する検出センサと、前記検出信号に基づいて、前記使用者の複数種類の姿勢パターンをそれぞれ登録姿勢パターンとして登録する登録処理部と、前記検出信号に基づいて、前記使用者の姿勢を検出可能な検出パターンを取得する検出パターン取得部と、前記検出パターンと前記登録姿勢パターンとをマッチングして前記使用者の姿勢パターンを特定するマッチング処理部と、を備える。
上述の態様に係る姿勢検出装置は、このように検出パターンと、予め登録された使用者の登録姿勢パターンとをマッチングすることにより、使用者の姿勢パターンを精度よく特定することができる。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様に係る姿勢検出装置において、前記検出センサは、前記使用者の全身を含む画像を撮影する画像センサを有し、前記検出センサは、前記画像を前記検出信号として出力する。
このようにすることで、姿勢検出装置は、検出信号である画像に含まれる使用者の全身の外形的特徴に基づいて、使用者の体の向き等を含む姿勢パターンを精度よく特定することができる。
本発明の第3の態様によれば、第1の態様に係る姿勢検出装置において、前記検出センサは、前記使用者の下方に配置された圧力センサを有し、前記検出センサは、前記圧力センサにより計測された圧力分布データを前記検出信号として出力する。
このようにすることで、姿勢検出装置は、圧力センサにより検出された圧力分布データに基づいて、使用者の体の部位それぞれの位置等を含む姿勢パターンを精度よく特定することができる。
本発明の第4の態様によれば、空調用室内機は、使用者の姿勢に応じた特徴を検出可能な検出信号を出力する検出センサと、前記検出信号に基づいて、前記使用者の複数種類の姿勢パターンをそれぞれ登録姿勢パターンとして登録する登録処理部と、前記検出信号に基づいて、前記使用者の姿勢を検出可能な検出パターンを取得する検出パターン取得部と、前記検出パターンと前記登録姿勢パターンとをマッチングして前記使用者の姿勢パターンを特定するマッチング処理部と、前記使用者の姿勢パターンが変化した回数を計数する計数部と、計数された前記回数に基づいて空調設定を変更する空調設定部と、を備える。
このようにすることで、空調用室内機は、使用者の姿勢パターンを精度よく検出できる。また、空調用室内機は、使用者の姿勢パターンの変化回数に基づいて空調設定を変更することにより、使用者が快適と感じられる空調環境を提供することができる。
本発明の第5の態様によれば、姿勢検出方法は、使用者の姿勢に応じた特徴を検出可能な検出信号を出力するステップと、前記検出信号に基づいて、前記使用者の複数種類の姿勢パターンをそれぞれ登録姿勢パターンとして登録するステップと、前記検出信号に基づいて、前記使用者の姿勢を検出可能な検出パターンを取得するステップと、前記検出パターンと前記登録姿勢パターンとをマッチングして前記使用者の姿勢パターンを特定するステップと、を有する。
本発明の第6の態様によれば、空調制御方法は、使用者の姿勢に応じた特徴を検出可能な検出信号を出力するステップと、前記検出信号に基づいて、前記使用者の複数種類の姿勢パターンをそれぞれ登録姿勢パターンとして登録するステップと、前記検出信号に基づいて、前記使用者の姿勢を検出可能な検出パターンを取得するステップと、前記検出パターンと前記登録姿勢パターンとをマッチングして前記使用者の姿勢パターンを特定するステップと、前記使用者の姿勢パターンが変化した回数を計数するステップと、計数された前記回数に基づいて空調設定を変更するステップと、を有する。
本発明の第7の態様によれば、姿勢検出装置のコンピュータを機能させるプログラムは、前記コンピュータに、使用者の姿勢に応じた特徴を検出可能な検出信号を出力するステップと、前記検出信号に基づいて、前記使用者の複数種類の姿勢パターンをそれぞれ登録姿勢パターンとして登録するステップと、前記検出信号に基づいて、前記使用者の姿勢を検出可能な検出パターンを取得するステップと、前記検出パターンと前記登録姿勢パターンとをマッチングして前記使用者の姿勢パターンを特定するステップと、を実行させる。
本発明の第8の態様によれば、空気調和機のコンピュータを機能させるプログラムは、前記コンピュータに、使用者の姿勢に応じた特徴を検出可能な検出信号を出力するステップと、前記検出信号に基づいて、前記使用者の複数種類の姿勢パターンをそれぞれ登録姿勢パターンとして登録するステップと、前記検出信号に基づいて、前記使用者の姿勢を検出可能な検出パターンを取得するステップと、前記検出パターンと前記登録姿勢パターンとをマッチングして前記使用者の姿勢パターンを特定するステップと、前記使用者の姿勢パターンが変化した回数を計数するステップと、計数された前記回数に基づいて空調設定を変更するステップと、を実行させる。
本発明に係る姿勢検出装置、空調用室内機、姿勢検出方法、空調制御方法、及びプログラムによれば、使用者の姿勢を精度よく検出することができる。
第1の実施形態に係る空調システムの概略図である。 第1の実施形態に係る空調システムの機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係る登録処理の一例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る端末の機能を説明するための図である。 第1の実施形態に係る登録姿勢パターンの一例を示す図である。 第1の実施形態に係る空調制御処理の一例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る姿勢パターン検出処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る姿勢検出装置の機能を説明するための図である。 第1の実施形態に係る姿勢パターン履歴の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る空調制御処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る空調システムの機能構成を示す図である。 第2の実施形態に係る登録姿勢パターンの一例を示す図である。 第2の実施形態に係る姿勢検出装置の機能を説明するための図である。 少なくとも一の実施形態に係る姿勢検出装置及び制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態に係る空調システム100について、図1〜図10を参照しながら説明する。
(空調システムの全体構成)
図1は、第1の実施形態に係る空調システムの概略図である。
図1に示すように、本実施形態に係る空調システム100は、空調用室内機1と、姿勢検出装置2と、制御装置3と、端末4と、を備えている。
空調用室内機1は、使用者Aが存在する空間R(部屋)の壁、天井等に設置され、制御装置3の制御指令に従って、空間R内の空調環境を調整するための各種動作を行う。なお、図1には空調システム100が一台の空調用室内機1を備えている例が示されているが、これに限られることはない。他の実施形態では、空調システム100が複数の空調用室内機1を備えていてもよい。
姿勢検出装置2は、予め登録された使用者Aの登録姿勢パターンに基づいて、空間Rに存在する使用者Aの姿勢(姿勢パターン)を検出する。なお、図1には、姿勢検出装置2が空調用室内機1の内部に設けられている例が示されているが、これに限られることはない。他の実施形態では、姿勢検出装置2は、空調用室内機1の外部に独立した装置として設けられていてもよい。
また、本実施形態に係る姿勢検出装置2は、図1に示すように、使用者Aの就寝時(ベッド、布団等の寝具上に横臥状態にあるとき)における姿勢を検出する態様を例として説明する。例えば、姿勢検出装置2は、使用者Aの就寝時における複数の姿勢として、「うつ伏せ」、「仰向け」、「左向き」、「右向き」等の姿勢を検出する。なお、他の実施形態では、姿勢検出装置2は、使用者Aが立っている状態、椅子等に座っている状態等、他の状態における姿勢を検出してもよい。
制御装置3は、使用者Aから空調設定(温度、湿度、風量、風向等の設定)を受け付けて、当該空調設定を満たす空調環境が得られるように空調用室内機1を制御する。また、本実施形態に係る制御装置3は、姿勢検出装置2の検出結果に基づいて、空調環境を変更するように空調用室内機1を制御する。なお、図1には、制御装置3が空調用室内機1の内部に設けられている例が示されているが、これに限られることはない。他の実施形態では、制御装置3は、空調用室内機1の外部に独立した装置として設けられていてもよい。また、空調システム100が複数の空調用室内機1を備えている場合、空調用室内機1の外部に設けられた一台の制御装置3が、複数の空調用室内機1それぞれを制御するようにしてもよい。
端末4は、姿勢検出装置2に使用者Aの姿勢パターンを登録するための操作を受け付ける。本実施形態では、端末4がスマートフォン等の情報処理装置である態様を例として説明するが、これに限られることはない。他の実施形態では、端末4は、タブレット型の情報処理装置、パーソナルコンピュータ、空調用室内機1のリモートコントローラ等であってもよい。また、本実施形態に係る端末4には、使用者Aの姿勢パターンを登録するための専用アプリケーション、及び、使用者Aの就寝時の姿勢パターンを検出するための専用アプリケーションが予めインストールされているものとする。
(空調システムの機能構成)
図2は、第1の実施形態に係る空調システムの機能構成を示す図である。
以下、図2を参照しながら空調システム100の姿勢検出装置2、及び制御装置3の機能構成について説明する。
(姿勢検出装置の機能構成)
図2に示すように、姿勢検出装置2は、検出センサ20と、通信I/F(Interface)21と、CPU22と、記憶媒体23と、を備えている。
検出センサ20は、使用者Aの姿勢に応じた特徴を検出可能な検出信号を出力する。本実施形態では、検出センサ20は、使用者Aの全身を含む画像を撮影する画像センサ200を有している。画像センサ200は、例えば、CCDカメラ、CMOSカメラ等である。また、画像センサ200は、使用者Aの全身を含む熱画像を撮影するサーモパイル等であってもよい。すなわち、本実施形態に係る検出センサ20は、検出信号として使用者Aの画像(熱画像)を出力する。
画像センサ200は、空間Rに存在する使用者Aの全身を撮影できるように、空間Rの壁、天井、空調用室内機1の筐体外面等に設けられる。また、例えば空調用室内機1が人感センサ用の画像センサを有している場合、姿勢検出装置2の検出センサ20は、空調用室内機1の画像センサが撮影した画像を検出信号として出力するようにしてもよい。
通信I/F21は、端末4と無線通信を行う。また、通信I/F21は、制御装置3と無線通信又は有線通信を行う。
CPU22は、姿勢検出装置2の動作全体を司るプロセッサであり、所定のプログラムに従って動作することにより、登録処理部220、検出パターン取得部221、マッチング処理部222、計数部223としての機能を発揮する。
登録処理部220は、検出センサ20から出力された検出信号に基づいて、使用者Aの複数種類の姿勢パターンをそれぞれ登録姿勢パターンとして登録する。なお、本実施形態では、姿勢パターン別の使用者Aの画像が登録姿勢パターンとして登録される。また、登録処理部220は、複数の使用者Aそれぞれの登録姿勢パターンを登録することができる。具体的には、登録処理部220は、使用者Aの登録姿勢パターンを、当該使用者Aを特定可能な識別情報(例えば使用者ID等)と関連付けて記憶媒体23に記憶することにより、使用者別の登録姿勢パターンを登録する。
検出パターン取得部221は、検出センサ20から出力された検出信号に基づいて、使用者Aの姿勢を検出可能な検出パターンを取得する。なお、本実施形態では、検出パターンは画像センサ200により撮影された使用者Aの全身を含む画像である。
マッチング処理部222は、検出パターンと登録姿勢パターンとをマッチングして使用者Aの姿勢パターンを特定する。また、マッチング処理部222は、特定した使用者Aの姿勢パターンを、姿勢パターン履歴として記憶媒体23に記憶する。
計数部223は、マッチング処理部222が特定した使用者Aの姿勢パターンに基づいて、当該使用者Aの姿勢パターンが変化した回数を計数する。また、計数部223は、使用者Aの姿勢パターンの変化回数を、通信I/F21を介して制御装置3に出力する。
記憶媒体23には、CPU22各部の処理に応じて取得又は生成された各種情報が記憶される。例えば、記憶媒体23には、使用者別の登録姿勢パターン、検出パターン、姿勢パターン履歴、姿勢パターンの変化回数等が記憶される。
(制御装置の機能構成)
図2に示すように、制御装置3は、通信I/F30と、CPU31と、記憶媒体32と、を備えている。
通信I/F30は、端末4と無線通信を行う。また、通信I/F30は、姿勢検出装置2と無線通信又は有線通信を行う。
CPU31は、制御装置3の動作全体を司るプロセッサであり、所定のプログラムに従って動作することにより、空調設定部310、運転制御部311としての機能を発揮する。
空調設定部310は、姿勢検出装置2から取得した使用者Aの姿勢パターンの変化回数に基づいて空調設定を変更する。なお、本実施形態に係る空調設定部310は、使用者Aが就寝中に姿勢パターンを頻繁に変化させた(寝返りを打った)場合、空間Rの空調環境が使用者Aにとって快適ではない可能性があると判断し、空調設定を変更させる。
運転制御部311は、使用者Aから受け付けた空調設定を満たす空調環境が得られるように空調用室内機1を制御する。また、本実施形態に係る運転制御部311は、空調設定部310が姿勢検出装置2の検出結果(使用者Aの姿勢パターンの変化回数)に基づいて変更した空調設定を満たす空調環境が得られるように空調用室内機1を制御する。
記憶媒体32には、CPU31各部の処理に応じて取得又は生成された各種情報が記憶される。例えば、記憶媒体32には、使用者Aから受け付けた空調設定、空調設定部310により変更された空調設定、使用者Aの姿勢パターンの変化回数の履歴等が記憶される。
(姿勢パターンの登録処理)
図3は、第1の実施形態に係る登録処理の一例を示すシーケンス図である。
図4は、第1の実施形態に係る端末の機能を説明するための図である。
図5は、第1の実施形態に係る登録姿勢パターンの一例を示す図である。
以下、図3〜図5を参照しながら、空調システム100の端末4及び姿勢検出装置2が使用者Aの複数種類の姿勢パターンそれぞれを登録する処理の流れについて説明する。なお、図3には使用者Aが端末4を操作しながら自身の複数種類の姿勢パターンを登録する例が示されているが、これに限られることはない。他の実施形態では、使用者Aとは異なる操作者が端末4を操作し、使用者Aの姿勢パターンを登録するようにしてもよい。
まず、図3に示すように、使用者A(操作者)は端末4を操作して、使用者Aの姿勢パターンの登録するためのアプリケーションを起動する(ステップS01)。
端末4は、使用者Aの操作を受け付けてアプリケーションを起動すると、アプリケーションに予め規定された手順に従って登録処理を開始する。そうすると、端末4は、図4の(A)に示すように、使用者Aに対し複数種類の姿勢パターン(例えば、「うつ伏せ」、「仰向け」、「左向き」、「右向き」等)のうち一の姿勢パターンに対応する姿勢を取るように指定する姿勢指示メッセージ(図4の例では「うつ伏せになってください」)と、「登録開始」ボタンと、「キャンセル」ボタンとを含む姿勢指示画面M1を表示する(ステップS02)。また姿勢指示画面M1には、使用者Aに指定した姿勢パターンを識別するための姿勢番号及び名称(例えば図4に示すように姿勢番号「K1」、及び姿勢名称「うつ伏せ」)が含まれていてもよい。なお、端末4は、姿勢指示画面M1を表示中に、姿勢指示メッセージを含む操作案内を音声で出力するようにしてもよい。
次に、使用者Aは、端末4に表示された姿勢指示画面M1を参照して、指定された姿勢パターン(図4の例では「うつ伏せ」)に対応する姿勢を取った後、「登録開始」ボタンを押下する(ステップS03)。なお、使用者Aにより「キャンセル」ボタンが押下された場合、端末4及び姿勢検出装置2は姿勢パターンの登録を行わずに処理を終了する。
使用者Aにより「登録開始」ボタンが押下されると、端末4は、使用者Aの姿勢パターンを登録するように指示する登録開始指示を姿勢検出装置2に出力するとともに、所定の登録時間(例えば5秒)が経過した否かを判定するためのタイマを「0」に初期化する(ステップS04)。なお、登録開始指示には、使用者Aに指定した姿勢パターンを識別するための姿勢番号(図4の例では「K1」)が含まれる。
また、端末4は、姿勢検出装置2に登録開始指示を出力すると、図4の(B)に示すように、指定した姿勢パターンを登録中であることを使用者Aに知らせる登録中メッセージ(図4の例では「K1:うつ伏せの姿勢パターンを登録しています」)を含む登録画面M2を表示する(ステップS05)。また、登録画面M2には、登録時間が経過するまでの残り時間が含まれていてもよい。なお、端末4は、登録画面M2を表示中に、残り時間を通知する音声を出力するようにしてもよい。
姿勢検出装置2の登録処理部220は、端末4から通信I/F21を介して登録開始指示を受信すると、姿勢番号「K1」に対応する姿勢パターンの登録を行う。具体的には、登録処理部220は、画像センサ200から検出信号である画像を取得する。そして、登録処理部220は、取得した画像を、登録開始指示に含まれる姿勢番号に対応する登録姿勢パターンP(図5)として記憶媒体23に記憶して登録する(ステップS06)。
登録処理部220は、一つの姿勢パターンに対し、少なくとも一つの画像を登録姿勢パターンPとして登録すればよい。なお、本実施形態に係る登録処理部220は、姿勢パターンの検出精度を向上させるために、一つの姿勢パターンに対し、複数の画像を登録姿勢パターンPとして登録する。
例えば、本実施形態に係る登録処理部220は、姿勢番号「K1」(「うつ伏せ」)に対応する姿勢パターンを登録姿勢パターンP1として記録する場合、一定間隔(例えば100ms)ごとに画像センサ200から画像を取得する。登録処理部220は、図5に示すように、取得した画像それぞれにフレーム番号(F1〜Fn)を付して、一連の画像を姿勢番号「K1」(「うつ伏せ」)に対応する登録姿勢パターンP1として記憶する。したがって、所定の登録時間(5秒間)内に100msごとに画像を取得した場合、約50フレーム分の画像が登録姿勢パターンP1として記憶されることとなる。なお、登録姿勢パターンP1に含まれる画像の数(フレーム数)を更に多くしたい場合、登録時間を増加させてもよい。登録時間は、端末4を介して使用者Aが任意に設定できるようにしてもよい。
このように、登録処理部220は複数の画像を登録姿勢パターンPに含めることで、測定時間中に使用者Aが体の一部(例えば腕)を移動させたとしても、腕を移動する前のうつ伏せ姿勢、及び、腕を移動した後のうつ伏せ姿勢を含む、複数パターンの画像を姿勢番号「K1」(「うつ伏せ」)に対応する登録姿勢パターンP1として登録することができる。すなわち、登録処理部220は、使用者Aのうつ伏せ姿勢における様々なバリエーション(体の位置の変化)を含む登録姿勢パターンP1を登録することができる。
次に、端末4は、姿勢検出装置2における姿勢パターンの登録が完了したか判断する(ステップS07)。ここでは、端末4は、タイマにより計測された時間が登録時間を超えていない場合、登録が完了していないと判断する(ステップS07:NO)。この場合、端末4は、登録時間を経過するまで待機する。
一方、端末4は、タイマにより計測された時間が登録時間を超えた場合、登録が完了したと判断する(ステップS07:YES)。この場合、端末4は、姿勢検出装置2に登録停止指示を出力する(ステップS08)。
また、端末4は、姿勢検出装置2に登録停止指示を出力すると、図4の(C)に示すように、指定した姿勢パターンの登録が完了したことを使用者Aに知らせる登録完了メッセージ(図4の例では「K1:うつ伏せの姿勢パターンを登録しました」)を含む登録完了画面M3を表示する(ステップS09)。なお、端末4は、登録完了画面M3を表示中に、登録完了メッセージを音声で出力するようにしてもよい。
姿勢検出装置2の登録処理部220は、端末4から登録停止指示を受信すると、登録姿勢パターンP1の登録を終了する(ステップS10)。
次に、端末4は、全ての姿勢パターンの登録か完了したか判断する(ステップS11)。端末4は、未登録の他の姿勢パターンがある場合(ステップS11:NO)、次の姿勢パターンの登録を行うためにステップS02に戻る。端末4及び姿勢検出装置2は、全ての姿勢パターンの登録が完了するまで、上述のステップS02〜S10の処理を繰り返し実行する。
一方、端末4は、全ての姿勢パターンの登録が完了した場合(ステップS11:YES)、図4の(D)に示すように、使用者Aを特定可能な識別情報(使用者ID)の入力を促す使用者情報入力画面M4を表示する(ステップS12)。なお、使用者情報入力画面M4は、使用者ID以外に、使用者の名前、性別、年齢等の個人情報を入力可能としてもよい。
次に、使用者Aは、端末4を操作して使用者IDを入力する(ステップS13)。また、使用者情報入力画面M4で使用者ID以外の情報(名前、性別、年齢等)の入力が求められている場合、使用者Aはこれらの情報をあわせて入力してもよい。
端末4は、使用者Aによる使用者IDの入力を受け付けると、登録した姿勢パターン(登録姿勢パターンP)と当該使用者IDに関連付けて記憶するように姿勢検出装置2に指示を行う(ステップS14)。
端末4から記憶指示を受信すると、姿勢検出装置2の登録処理部220は、図5に示すように、複数の登録姿勢パターンP(P1、P2、・・・)と、端末4から受信した使用者IDとを関連付けた登録姿勢データD1を記憶媒体23に記憶する(ステップS15)。なお、登録処理部220は、記憶媒体23に当該使用者IDと関連付けられた登録姿勢データD1が既に記憶されている場合、この登録姿勢データD1を上書きする。また、登録処理部220は、使用者Aが使用者ID以外の情報(名前、性別、年齢等)を入力していた場合、これらの情報も登録姿勢データD1に記憶する。
端末4及び姿勢検出装置2は、図3の一連の処理を実行することにより、使用者Aの複数種類の姿勢パターンを登録姿勢データD1として登録する。なお、空間Rを使用する使用者が変わった場合、又は、空間Rを複数の使用者が使用する場合、端末4及び姿勢検出装置2は、図3の一連の処理を実行して、使用者別の登録姿勢データD1を登録する。使用者の姿勢パターンは性別、年齢、体形等に応じて異なる可能性がある。しかしながら、端末4及び姿勢検出装置2は、使用者別に登録姿勢データD1を登録するので、使用者個人の特性に応じた姿勢パターンを適切に登録することができる。
また、端末4及び姿勢検出装置2は、使用者Aの就寝位置(寝具の位置)が変化した場合も、図3の一連の処理を再度実行して、登録姿勢データD1を更新する。これにより、端末4及び姿勢検出装置2は、使用者Aの就寝位置に応じた姿勢パターンを適切に登録することができる。
また、端末4及び姿勢検出装置2は、登録姿勢パターンPを登録する際に、使用者Aの頭の位置、足の位置等をあわせて登録するようにしてもよい。例えば、端末4は、登録完了画面M3(図4の(C))等に、登録姿勢パターンPに含まれる少なくとも一つの画像を表示して、画像中の使用者Aの頭の位置、足の位置等を入力する操作を使用者Aに行わせる。姿勢検出装置2の登録処理部220は、端末4を介して入力された位置を、登録姿勢パターンPに追加して登録する。このようにすることで、端末4及び姿勢検出装置2は、使用者Aの姿勢パターンをより正確に登録することができる。
なお、図3には、姿勢検出装置2の登録処理部220が所定の登録時間を経過するまでに取得した複数の画像を登録姿勢パターンPとして登録する例が示されているが、これに限られることはない。他の実施形態では、登録処理部220は、ある姿勢パターンに対応する画像を一定間隔(例えば100ms)ごとに取得し、登録姿勢パターンPに含まれる画像の数(フレーム数)が所定数(例えば50個)に到達した場合、登録が完了したと判断して端末4に登録完了通知を出力するようにしてもよい。この場合、端末4は、図3のステップS07において、姿勢検出装置2から登録完了通知を受け取った場合、登録が完了したと判断する。この態様では、端末4はステップS04においてタイマを「0」に初期化する処理を省略するようにしてもよい。
(空調制御処理)
図6は、第1の実施形態に係る空調制御処理の一例を示すシーケンス図である。
以下、図6を参照しながら、空調システム100の使用者Aの就寝時における空調制御処理の流れについて説明する。
図6に示すように、空間Rで就寝する際、使用者Aは端末4を操作して、就寝時の姿勢パターンを検出するためのアプリケーションを起動する(ステップS20)。このとき、使用者Aは、端末4を介して使用者Aを特定するための使用者IDを入力する。また、アプリケーションを起動後、使用者Aは任意の姿勢で就寝する(ステップS21)。
端末4は、使用者Aの操作を受け付けてアプリケーションを起動すると、アプリケーションに予め規定された手順に従い、姿勢検出装置2及び制御装置3に空調制御の開始指示を出力する(ステップS22)。また、開始指示には、使用者Aの使用者IDが含まれている。
次に、姿勢検出装置2は、端末4から空調制御の開始指示を受信すると、姿勢パターン検出処理を実行する(ステップS30)。また、制御装置3は、端末4から空調制御の開始指示を受信すると、空調制御処理を実行する(ステップS40)。姿勢パターン検出処理及び空調制御処理の詳細については後述する。
また、使用者Aは、起床した際に端末4を操作して、アプリケーションを終了する(ステップS23)。
端末4は、使用者Aの操作を受け付けてアプリケーションの終了処理を行う。このとき、端末4は、姿勢検出装置2及び制御装置3に空調制御の終了指示を出力する(ステップS24)。
姿勢検出装置2は、端末4から空調制御の終了指示を受信すると、姿勢パターン検出処理を終了する(ステップS31)。また、制御装置3は、端末4から空調制御の終了指示を受信すると、空調制御処理を終了する(ステップS41)。
(姿勢パターン検出処理)
図7は、第1の実施形態に係る姿勢パターン検出処理の一例を示すフローチャートである。
図8は、第1の実施形態に係る姿勢検出装置の機能を説明するための図である。
図9は、第1の実施形態に係る姿勢パターン履歴の一例を示す図である。
以下、図6〜図9を参照しながら、姿勢検出装置2が端末4から空調制御の開始指示を受信した後に実行する、姿勢パターン検出処理(図6のステップS30)の詳細について説明する。
図7に示すように、姿勢検出装置2の検出パターン取得部221は、まず、記憶媒体23に記憶されている使用者Aの姿勢変化カウンタを「0」に初期化する(ステップS300)。
次に、検出パターン取得部221は、所定のサンプリング時間(例えば1分)が経過したか判断する(ステップS301)。
検出パターン取得部221は、サンプリング時間が経過していない場合(ステップS301:NO)、サンプリング時間が経過するまで待機する。
一方、検出パターン取得部221は、サンプリング時間が経過した場合(ステップS301:YES)、画像センサ200が撮影した使用者Aの画像を検出パターンとして取得する(ステップS302)。
次に、姿勢検出装置2のマッチング処理部222は、検出開始指示に含まれる使用者IDに基づいて、記憶媒体23に記憶されている使用者Aの登録姿勢データD1(図5)を読み出す。そして、マッチング処理部222は、検出パターン取得部221が取得した検出パターンと、登録姿勢データD1に含まれる登録姿勢パターンPとをマッチングさせて、使用者Aの現在の姿勢パターンを特定する(ステップS303)。
ここで、図8に示すように、使用者Aの姿勢が「左向き」(K3)のとき、「仰向け」(K2)のとき、「右向き」(K4)のときのそれぞれの姿勢パターンを例として説明する。姿勢検出装置2の記憶媒体23には、「左向き」(K3)の姿勢パターンに対応する登録姿勢パターンP3、「仰向け」(K2)の姿勢パターンに対応する登録姿勢パターンP2、「右向き」(K4)の姿勢パターンに対応する登録姿勢パターンP4が既に登録済みであるとする。
マッチング処理部222は、最近傍法、ニューラルネットワーク等の既知の技術を利用して、検出パターンと、登録姿勢パターンP2、P3、P4のそれぞれに含まれる画像とのマッチングを行う。これにより、マッチング処理部222は、検出パターンに表れる使用者Aの外形的特徴と最も類似する登録姿勢パターンPを特定することができる。また、マッチング処理部222は、登録姿勢パターンPに使用者Aの頭の位置、足の位置等が登録されている場合、検出パターンにおける使用者Aの頭の位置、足の位置等をあわせて特定するようにしてもよい。
また、画像センサ200と使用者A(寝具)との距離は、使用者Aの姿勢が「左向き」(K3)であるとき最も近く、「右向き」(K4)であるとき最も遠いとする。この場合、「左向き」(K3)の姿勢パターンに対応する登録姿勢パターンP3と、「仰向け」(K2)の姿勢パターンに対応する登録姿勢パターンP2と、「右向き」(K4)の姿勢パターンに対応する登録姿勢パターンP4と、のそれぞれの画像を比較すると、画像に含まれる使用者Aの大きさは、図8に示すように、距離が近いほど大きくなる(「P3>P2>P4」となる)傾向が生じる。したがって、マッチング処理部222は、検出パターンに表れる使用者Aの外形的特徴が複数の登録姿勢パターンPと似通っている場合であっても、検出パターンにおける使用者Aの大きさに応じて、どの登録姿勢パターンPが最も近いかを精度よく特定することができる。
更に、上述のように、各姿勢パターンに対応する登録姿勢パターンPは、それぞれ体の一部(頭、腕、足等)の位置が多少変化した複数の画像を含んでいてもよい。このため、例えば使用者Aが「仰向け」(K2)のときに腕の位置等を変化させたとしても、マッチング処理部222は使用者Aが「仰向け」(K2)の姿勢であることを精度よく特定することができる。
次に、マッチング処理部222は、特定した使用者Aの現在の姿勢パターンを姿勢パターン履歴D2(図9)として記憶媒体23に記憶する(ステップS304)。姿勢パターン履歴D2は、図9に示すように、特定した姿勢パターンを示す「姿勢番号」と、特定した「日時」とを関連付けて記憶した情報である。また、姿勢パターン履歴D2には、姿勢変化カウンタの値が含まれていてもよい。
次に、姿勢検出装置2の計数部223は、姿勢パターン履歴D2を参照して、前回特定した姿勢パターンから、現在の使用者Aの姿勢パターンが変化したか(寝返りを打ったか)判断する(ステップS305)。
例えば、現在の時間が「23:01」であるとする。図9に示すように、使用者Aの現在(「23:01」)の姿勢パターン(姿勢番号「K1」)は、前回(「23:00」)の姿勢パターン(姿勢番号「K1」)と同一である。そうすると、計数部223は、使用者Aの姿勢パターンは前回から変化していないと判断する(ステップS305:NO)。この場合、計数部223は、ステップS307に進む。
また、例えば現在の時間が「23:02」であるとする。図9に示すように、使用者Aの現在(「23:02」)の姿勢パターン(姿勢番号「K3」)は、前回(「23:01」)の姿勢パターン(姿勢番号「K1」)と異なっている。そうすると、計数部223は、使用者Aの姿勢パターンは前回から変化したと判断する(ステップS305:YES)。この場合、計数部223は、記憶媒体23に記憶されている使用者Aの姿勢変化カウンタに「1」を加算して更新する(ステップS306)。
次に、検出パターン取得部221は、端末4から空調制御の終了指示を受信したか判断する(ステップS307)。検出パターン取得部221は、端末4から終了指示を受信した場合(ステップS307:YES)、姿勢パターン検出処理を終了する。一方、検出パターン取得部221は、端末4から終了指示を受信していない場合(ステップS307:NO)、ステップS301に戻る。
このように、姿勢検出装置2は、端末4から空調制御の開始指示を受信してから終了指示を受信するまでの間、図7に示す姿勢パターン検出処理を繰り返し実行する。これにより、姿勢検出装置2は、就寝中の使用者Aの姿勢パターンと、姿勢パターンの変化回数を検出することができる。
(空調制御処理)
図10は、第1の実施形態に係る空調制御処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図10を参照しながら、制御装置3が端末4から空調制御の開始指示を受信した後に実行する、空調制御処理(図6のステップS40)の詳細について説明する。
図10に示すように、まず制御装置3の運転制御部311は、所定期間(例えば10分間)、記憶媒体32に記憶されている空調設定に基づいて、空調用室内機1を運転させる(ステップS400)。なお、制御装置3が空調制御処理を開始した当初は、記憶媒体32には使用者Aが設定した空調設定が記憶されている。
所定期間経過後、制御装置3の空調設定部310は、今期の姿勢変化回数を姿勢検出装置2から取得する(ステップS401)。今期の姿勢変化回数は、m分前(例えば5分前)から現在までの期間において使用者Aが姿勢パターンを変更した(寝返りを打った)回数を示す。例えば、姿勢検出装置2の計数部223は、制御装置3(空調設定部310)から今期の姿勢変化回数の問い合わせを受け付けると、記憶媒体23に記憶された姿勢パターン履歴D2(図9)を参照する。そして、計数部223は、現在の姿勢変化カウンタの値と、m分前の姿勢変化カウンタの値との差を、今期の姿勢変化回数として制御装置3に出力する。
次に、空調設定部310は、記憶媒体32に記憶されている空調設定を「基準値」に設定する(ステップS402)。
次に、空調設定部310は、ステップS401において取得した今期の姿勢変化回数が、所定の閾値(例えば3回)以上であるか判断する(ステップS403)。空調設定部310は、今期の生成変更回数が閾値未満であった場合(ステップS403:NO)、空間Rの空調環境は現状のままで問題ないと判断する。この場合、空調設定部310は、現在の空調設定(すなわち、「基準値」から変更されていない空調設定)を記憶媒体32に記憶する(ステップS413)。
一方、空調設定部310は、今期の姿勢変化回数(すなわち、寝返り回数)が閾値以上であった場合(ステップS403:YES)、現在の空間Rの空調環境が使用者Aにとって快適ではない可能性があると判断する。この場合、空調設定部310は、現在の空調設定のうち、設定温度を「基準値+ΔT(℃)」に変更する。ΔTの値は、予め所定の値(例えば1℃)が設定されていてもよいし、使用者Aが任意の値を設定してもよい。また、運転制御部311は、空調設定部310が変更した空調設定に基づいて空調用室内機1をm分間運転させる(ステップS404)。
次に、空調設定部310は、ステップS404における空調設定の変更前後で使用者Aの姿勢変化回数が増えたか判断する(ステップS405)。具体的には、空調設定部310は、空調設定変更後の期間である今期(m分前から現在までの期間)の姿勢変化回数が、空調設定変更前の期間である先期(2m分前からm分前までの期間)の姿勢変化回数以下である場合(ステップS405:NO)、変更後の空調設定に基づく空調環境のままで問題ないと判断する。この場合、空調設定部310は、現在の空調設定(すなわち、設定温度を「基準値+ΔT(℃)」に変更した後の空調設定)を記憶媒体32に記憶する(ステップS413)。したがって、使用者Aが設定した空調設定は、空調設定部310が変更した空調設定に上書きされる。
一方、空調設定部310は、今期の姿勢変化回数が、先期の姿勢変化回数よりも多い場合(ステップS405:YES)、変更後の空調設定に基づく空調環境が使用者Aにとって快適ではない可能性があると判断する。この場合、空調設定部310は、現在の空調設定のうち、設定温度を「基準値−ΔT(℃)」に変更する。また、運転制御部311は、空調設定部310が変更した空調設定に基づいて空調用室内機1をm分間運転させる(ステップS406)。
次に、空調設定部310は、ステップS406における空調設定の変更前後で使用者Aの姿勢変化回数が増えたか判断する(ステップS407)。具体的には、空調設定部310は、空調設定変更後の期間である今期(m分前から現在までの期間)の姿勢変化回数が、空調設定変更前の期間である先期(2m分前からm分前までの期間)の姿勢変化回数以下である場合(ステップS407:NO)、変更後の空調設定に基づく空調環境のままで問題ないと判断する。この場合、空調設定部310は、現在の空調設定(すなわち、設定温度を「基準値−ΔT(℃)」に変更した後の空調設定)を記憶媒体32に記憶する(ステップS413)。したがって、使用者Aが設定した空調設定は、空調設定部310が変更した空調設定に上書きされる。
一方、空調設定部310は、今期の姿勢変化回数が、先期の姿勢変化回数よりも多い場合(ステップS407:YES)、変更後の空調設定に基づく空調環境が使用者Aにとって快適ではない可能性があると判断する。この場合、空調設定部310は、現在の空調設定のうち、設定温度を「基準値」に戻すとともに、設定風量を「基準値+1」に変更する。また、運転制御部311は、空調設定部310が変更した空調設定に基づいて空調用室内機1をm分間運転させる(ステップS408)。
次に、空調設定部310は、ステップS408における空調設定の変更前後で使用者Aの姿勢変化回数が増えたか判断する(ステップS409)。具体的には、空調設定部310は、空調設定変更後の期間である今期(m分前から現在までの期間)の姿勢変化回数が、空調設定変更前の期間である先期(2m分前からm分前までの期間)の姿勢変化回数以下である場合(ステップS409:NO)、変更後の空調設定に基づく空調環境のままで問題ないと判断する。この場合、空調設定部310は、現在の空調設定(すなわち、設定風量を「基準値+1」に変更した後の空調設定)を記憶媒体32に記憶する(ステップS413)。したがって、使用者Aが設定した空調設定は、空調設定部310が変更した空調設定に上書きされる。
一方、空調設定部310は、今期の姿勢変化回数が、先期の姿勢変化回数よりも多い場合(ステップS409:YES)、変更後の空調設定に基づく空調環境が使用者Aにとって快適ではない可能性があると判断する。この場合、空調設定部310は、現在の空調設定のうち、設定風量を「基準値−1」に変更する。また、運転制御部311は、空調設定部310が変更した空調設定に基づいて空調用室内機1をm分間運転させる(ステップS410)。
次に、空調設定部310は、ステップS410における空調設定の変更前後で使用者Aの姿勢変化回数が増えたか判断する(ステップS411)。具体的には、空調設定部310は、空調設定変更後の期間である今期(m分前から現在までの期間)の姿勢変化回数が、空調設定変更前の期間である先期(2m分前からm分前までの期間)の姿勢変化回数以下である場合(ステップS411:NO)、変更後の空調設定に基づく空調環境のままで問題ないと判断する。この場合、空調設定部310は、現在の空調設定(すなわち、設定風量を「基準値−1」に変更した後の空調設定)を記憶媒体32に記憶する(ステップS413)。したがって、使用者Aが設定した空調設定は、空調設定部310が変更した空調設定に上書きされる。
一方、空調設定部310は、今期の姿勢変化回数が、先期の姿勢変化回数よりも多い場合(ステップS411:YES)、変更後の空調設定に基づく空調環境が使用者Aにとって快適ではない可能性があると判断する。この場合、空調設定部310は、使用者Aの姿勢変更は空調以外の要因であると判断し、空調設定を「基準値」に戻す(ステップS412)。また、空調設定部310は、「基準値」に戻した後の空調設定を記憶媒体32に記憶する(ステップS413)。
制御装置3は、図10の各処理を所定期間(例えば10分間)ごとに繰り返し実行することにより、使用者Aにとって快適な空調環境を提供する。
なお、図10に示す空調設定の変更内容は一例であり、これに限られることはない。例えば、空調設定部310、設定温度及び設定風量に加え、更に設定湿度を増減させてもよい。また、空調設定部310は、姿勢検出装置2から使用者Aの現在の姿勢パターン及び足の位置を取得して、使用者Aの足に向けて送風するように、風向を変更するようにしてもよい。このようにすることで、例えば使用者Aの腹側に風があたってしまい、使用者Aが冷え過ぎて不快に感じることを抑制することができる。更に、空調設定部310は、設定を変更する順序(図10の例では設定温度増加、設定温度低下、設定風量増加、設定風量低下の順)を変更してもよい。
(作用効果)
以上のように、本実施形態に係る姿勢検出装置2は、使用者Aの姿勢に応じた特徴を検出可能な検出信号を出力する検出センサ20と、検出センサ20の検出結果に基づいて、使用者Aの複数種類の姿勢パターンをそれぞれ登録姿勢パターンPとして登録する登録処理部220と、検出センサ20の検出結果に基づいて、使用者Aの姿勢を検出可能な検出パターンを取得する検出パターン取得部221と、検出パターンと登録姿勢パターンPとをマッチングして使用者Aの姿勢パターンを特定するマッチング処理部222と、を備える。
このようにすることで、姿勢検出装置2は、検出パターンと、予め登録された使用者Aの登録姿勢パターンPとをマッチングすることにより、使用者Aの姿勢パターンを精度よく特定することができる。
また、検出センサ20は、使用者Aの全身を含む画像を撮影する画像センサ200を有する。
このようにすることで、姿勢検出装置2は、検出信号である画像に含まれる使用者Aの全身の外形的特徴に基づいて、使用者の体の向き等を含む姿勢パターンを精度よく特定することができる。また、画像センサ200が撮影した画像(検出パターン)には、使用者Aのみならず空間R内の家具等が含まれるため、画像のみを参照して使用者Aを検出し、且つ、使用者Aの姿勢パターンを特定することは困難である。しかしながら、本実施形態に係る姿勢検出装置2は、上述のように、予め登録された使用者Aの登録姿勢パターンPが登録されているので、登録姿勢パターンPと検出パターンとをマッチングすることにより、容易且つ精度よく使用者Aの姿勢パターンを特定することができる。
また、本実施形態に係る空調用室内機1は、使用者Aの姿勢に応じた特徴を検出可能な検出信号を出力する検出センサ20と、検出センサ20の検出結果に基づいて、使用者Aの複数種類の姿勢パターンをそれぞれ登録姿勢パターンPとして登録する登録処理部220と、検出センサ20の検出結果に基づいて、使用者Aの姿勢を検出可能な検出パターンを取得する検出パターン取得部221と、検出パターンと登録姿勢パターンPとをマッチングして使用者Aの姿勢パターンを特定するマッチング処理部222と、使用者Aの姿勢パターンが変化した回数を計数する計数部223と、計数された回数(姿勢変化回数)に基づいて空調設定を変更する空調設定部310と、を備える。
このようにすることで、空調用室内機1は、使用者Aの姿勢パターンを精度よく検出できる。また、空調用室内機1は、使用者Aの姿勢パターンの変化回数に基づいて空調設定を変更することにより、使用者が快適と感じられる空調環境を提供することができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態に係る空調システム100について説明する。
第1の実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
(姿勢検出装置の機能構成)
図11は、第2の実施形態に係る空調システムの機能構成を示す図である。
図11に示すように、 本実施形態に係る姿勢検出装置2の検出センサ20は、圧力センサ201と、通信I/F202とを有している。
圧力センサ201は、使用者Aが就寝する寝具上であって、使用者Aの下方に配置されるシート状の圧力計測装置である。圧力センサ201は、使用者Aが寝具上に横臥した際に、使用者Aの体の位置に応じた圧力分布データを計測する。すなわち、本実施形態に係る検出センサ20は、検出信号として使用者Aの圧力分布データを出力する。
通信I/F202は、圧力センサ201に接続され、圧力センサ201が計測した圧力分布データを無線通信により姿勢検出装置2に送信する。
(姿勢パターンの登録処理)
本実施形態に係る空調システム100の端末4及び姿勢検出装置2は、第1の実施形態と同様の姿勢パターン登録処理(図3)を実行する。なお、本実施形態では、姿勢検出装置2の登録処理部220の一部の処理が第1の実施形態と異なっている。ここでは、第1の実施形態と異なる処理の詳細についてのみ説明する。
図12は、第2の実施形態に係る登録姿勢パターンの一例を示す図である。
本実施形態に係る姿勢検出装置2の登録処理部220は、図3のステップS06において、圧力センサ201から通信I/F21を介して、検出信号である圧力分布データを取得する。そして、登録処理部220は、取得した圧力分布データを、登録開始指示に含まれる姿勢番号に対応する登録姿勢パターンP(図12)として記憶媒体23に記憶して登録する。
第1の実施形態と同様に、登録処理部220は、一つの姿勢パターンに対し、少なくとも一つの圧力分布データを登録姿勢パターンPとして登録すればよい。なお、本実施形態に係る登録処理部220は、姿勢パターンの検出精度を向上させるために、一つの姿勢パターンに対し、複数の圧力分布データを登録姿勢パターンPとして登録する。
例えば、本実施形態に係る登録処理部220は、姿勢番号「K1」(「うつ伏せ」)に対応する姿勢パターンを登録姿勢パターンP1として記録する場合、一定間隔(例えば100ms)ごとに圧力センサ201から圧力分布データを取得する。登録処理部220は、図12に示すように、取得した圧力分布データそれぞれにフレーム番号(F1〜Fn)を付して、一連の画像を姿勢番号「K1」(「うつ伏せ」)に対応する登録姿勢パターンP1として記憶する。したがって、所定の登録時間(5秒間)内に100msごとに画像を取得した場合、約50フレーム分の圧力分布データが登録姿勢パターンP1として記憶されることとなる。
また、登録処理部220は、図3のステップS15において、使用者Aの複数の姿勢パターン(姿勢番号K1、K2、K3、K4、・・・)それぞれに対応する登録姿勢パターンP(P1、P2、P3、P4、・・・)を、端末4から受信した使用者IDと関連付けた登録姿勢データD3(図12)を記憶媒体23に記憶する。
(姿勢パターン検出処理)
また、本実施形態に係る空調システム100は、第1の実施形態と同様の空調制御処理(図6、図7、及び図10)を実行する。なお、本実施形態では、姿勢検出装置2の一部の処理が第1の実施形態と異なっている。ここでは、第1の実施形態と異なる処理の詳細についてのみ説明する。
本実施形態に係る姿勢検出装置2の検出パターン取得部221は、図7のステップS302において、圧力センサ201が計測した使用者Aの圧力分布データを検出パターンとして取得する。
次に、姿勢検出装置2のマッチング処理部222は、図7のステップS303において、検出開始指示に含まれる使用者IDに基づいて、記憶媒体23に記憶されている使用者Aの登録姿勢データD3(図12)を読み出す。そして、マッチング処理部222は、検出パターン取得部221が取得した検出パターンと、登録姿勢データD1に含まれる登録姿勢パターンPとをマッチングさせて、使用者Aの現在の姿勢パターンを特定する。
図12に示すように、使用者Aの姿勢パターンに応じて、圧力が集中する位置が変化する。例えば、使用者Aが「左向き」(K3)のときは圧力センサ201の左側に圧力が集中し、「右向き」(K4)のときは圧力センサ201の右側に圧力が集中する傾向がみられる。マッチング処理部222は、このような圧力分布の傾向から、使用者Aの姿勢パターンを精度よく特定することができる。
図13は、第2の実施形態に係る姿勢検出装置の機能を説明するための図である。
また、使用者Aが「うつ伏せ」(K1)のとき、及び「仰向け」(K2)のときは、図12に示すように、何れも圧力センサ201の中央付近に圧力が集中する傾向がみられる。しかしながら、使用者Aが「うつ伏せ」(K1)であるか、「仰向け」(K2)であるかに応じて、圧力センサ201に接する体の部位が異なる。このため、より厳密には、使用者Aが「うつ伏せ」(K1)のときと、「仰向け」(K2)のときでは、圧力分布に現れる特徴が異なる。例えば、図13に示すように、圧力が集中する位置の分布を模式的に表すと、「うつ伏せ」(K1)のときは、圧力分布データ(登録姿勢パターンP1)の上から順に、あご、胸、下腹部、膝、つま先に対応する位置が、圧力が集中する位置となる。また、「仰向け」(K2)のときは、圧力分布データ(登録姿勢パターンP2)の上から順に、頭(後頭部)、肩、肘、尻、かかとに対応する位置が、圧力が集中する位置となる。マッチング処理部222は、このような使用者Aの姿勢に応じた圧力分布の傾向から、使用者Aの姿勢パターンを精度よく特定することができる。
(作用効果)
以上のように、本実施形態に係る姿勢検出装置2において、検出センサ20は、使用者Aの下方に配置された圧力センサ201を有し、検出センサ20は、圧力センサ201により計測された圧力分布データを検出信号として出力する。
このようにすることで、姿勢検出装置2は、圧力センサ201により検出された圧力分布データに基づいて、使用者Aの体の部位それぞれの位置等を含む姿勢パターンを精度よく特定することができる。
(ハードウェア構成)
図14は、少なくとも一の実施形態に係る姿勢検出装置及び制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図14を参照しながら、上述の少なくとも一の実施形態に係る姿勢検出装置2、及び制御装置3のハードウェア構成について説明する。
コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、インタフェース904を備える。
上述の姿勢検出装置2、及び制御装置3は、それぞれコンピュータ900に実装される。そして、上述した姿勢検出装置2、及び制御装置3の各部の動作は、プログラムの形式でそれぞれのコンピュータ900が有する補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、処理に伴い取得、生成した各種情報を記憶するための記憶領域を主記憶装置902に確保する。また、CPU901は、プログラムに従って、処理中のデータを記憶する記憶領域を補助記憶装置903に確保する。
なお、コンピュータ900は、インタフェース904を介して、外部記憶装置910と接続されており、上記記憶領域は、外部記憶装置910に確保されてもよい。
なお、少なくとも一つの実施形態において、補助記憶装置903は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェース904を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行しても良い。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置903に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の技術的思想を逸脱しない限り、これらに限定されることはなく、多少の設計変更等も可能である。
例えば、上述の各実施形態において、姿勢検出装置2のCPU22が、計数部223の機能を有している態様について説明したが、これに限られることはない。他の実施形態では、制御装置3のCPU31が計数部223の機能を有していてもよい。
また、上述の各実施形態において、姿勢検出装置2と、制御装置3とは異なる装置として設けられている態様について説明したが、これに限られることはない。例えば、他の実施形態では、姿勢検出装置2の各部は、制御装置3に内蔵されていてもよい。この場合、制御装置3のCPU31は、更に登録処理部220、検出パターン取得部221、マッチング処理部222、及び計数部223としての機能も有する。
また、上述の各実施形態において、空調システム100が姿勢検出装置2を備える態様について説明したが、これに限られることはない。例えば、他の実施形態では、住宅、医療施設、介護施設等において使用者Aの褥瘡(床擦れ)抑制を行う監視システムが、上述の姿勢検出装置2を備えていてもよい。この監視システムにおける姿勢検出装置2は、所定時間(例えば1時間)以上、使用者Aの姿勢パターンが変化しない場合、使用者Aの姿勢を変更するように、家族、医師、看護師等が所持する端末4に通知を行わせる。
100 空調システム
1 空調用室内機
2 姿勢検出装置
20 検出センサ
200 画像センサ
201 圧力センサ
202 通信I/F
21 通信I/F
22 CPU
220 登録処理部
221 検出パターン取得部
222 マッチング処理部
223 計数部
23 記憶媒体
3 制御装置
30 通信I/F
31 CPU
310 空調設定部
311 運転制御部
32 記憶媒体
4 端末

Claims (8)

  1. 使用者の姿勢に応じた特徴を検出可能な検出信号を出力する検出センサと、
    前記検出信号に基づいて、前記使用者の複数種類の姿勢パターンをそれぞれ登録姿勢パターンとして登録する登録処理部と、
    前記検出信号に基づいて、前記使用者の姿勢を検出可能な検出パターンを取得する検出パターン取得部と、
    前記検出パターンと前記登録姿勢パターンとをマッチングして前記使用者の姿勢パターンを特定するマッチング処理部と、
    を備える姿勢検出装置。
  2. 前記検出センサは、前記使用者の全身を含む画像を撮影する画像センサを有し、
    前記検出センサは、前記画像を前記検出信号として出力する、
    請求項1に記載の姿勢検出装置。
  3. 前記検出センサは、前記使用者の下方に配置された圧力センサを有し、
    前記検出センサは、前記圧力センサにより計測された圧力分布データを前記検出信号として出力する、
    請求項1に記載の姿勢検出装置。
  4. 使用者の姿勢に応じた特徴を検出可能な検出信号を出力する検出センサと、
    前記検出信号に基づいて、前記使用者の複数種類の姿勢パターンをそれぞれ登録姿勢パターンとして登録する登録処理部と、
    前記検出信号に基づいて、前記使用者の姿勢を検出可能な検出パターンを取得する検出パターン取得部と、
    前記検出パターンと前記登録姿勢パターンとをマッチングして前記使用者の姿勢パターンを特定するマッチング処理部と、
    前記使用者の姿勢パターンが変化した回数を計数する計数部と、
    計数された前記回数に基づいて空調設定を変更する空調設定部と、
    を備える空調用室内機。
  5. 使用者の姿勢に応じた特徴を検出可能な検出信号を出力するステップと、
    前記検出信号に基づいて、前記使用者の複数種類の姿勢パターンをそれぞれ登録姿勢パターンとして登録するステップと、
    前記検出信号に基づいて、前記使用者の姿勢を検出可能な検出パターンを取得するステップと、
    前記検出パターンと前記登録姿勢パターンとをマッチングして前記使用者の姿勢パターンを特定するステップと、
    を有する姿勢検出方法。
  6. 使用者の姿勢に応じた特徴を検出可能な検出信号を出力するステップと、
    前記検出信号に基づいて、前記使用者の複数種類の姿勢パターンをそれぞれ登録姿勢パターンとして登録するステップと、
    前記検出信号に基づいて、前記使用者の姿勢を検出可能な検出パターンを取得するステップと、
    前記検出パターンと前記登録姿勢パターンとをマッチングして前記使用者の姿勢パターンを特定するステップと、
    前記使用者の姿勢パターンが変化した回数を計数するステップと、
    計数された前記回数に基づいて空調設定を変更するステップと、
    を有する空調制御方法。
  7. 姿勢検出装置のコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータに、
    使用者の姿勢に応じた特徴を検出可能な検出信号を出力するステップと、
    前記検出信号に基づいて、前記使用者の複数種類の姿勢パターンをそれぞれ登録姿勢パターンとして登録するステップと、
    前記検出信号に基づいて、前記使用者の姿勢を検出可能な検出パターンを取得するステップと、
    前記検出パターンと前記登録姿勢パターンとをマッチングして前記使用者の姿勢パターンを特定するステップと、
    を実行させるプログラム。
  8. 空気調和機のコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータに、
    使用者の姿勢に応じた特徴を検出可能な検出信号を出力するステップと、
    前記検出信号に基づいて、前記使用者の複数種類の姿勢パターンをそれぞれ登録姿勢パターンとして登録するステップと、
    前記検出信号に基づいて、前記使用者の姿勢を検出可能な検出パターンを取得するステップと、
    前記検出パターンと前記登録姿勢パターンとをマッチングして前記使用者の姿勢パターンを特定するステップと、
    前記使用者の姿勢パターンが変化した回数を計数するステップと、
    計数された前記回数に基づいて空調設定を変更するステップと、
    を実行させるプログラム。
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