JP2020097002A - スクリュウデカンタ型遠心分離装置 - Google Patents

スクリュウデカンタ型遠心分離装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回転速度を高めることが可能なスクリュウデカンタ型遠心分離装置を提供する。【解決手段】スクリュウデカンタ型遠心分離装置1は、内胴スクリュウコンベア17の回転に起因する遠心力を利用して、混合液A1に含まれる固体物A2と液体A3とを分離するスクリュウデカンタ部10と、スクリュウデカンタ部10を基礎100に取り付ける枠状の架台20と、を備える。架台20は、長手方向D1に延びる矩形断面状の長尺部21と、短手方向D2に延びる矩形断面状の短尺部22と、長尺部21を短尺部22に連結する連結部23と、を有する。連結部23は、本体部33及び補強部34を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、スクリュウデカンタ型遠心分離装置に関する。
回転機械は、架台を介して基礎構造体に連結される。特許文献1〜3には、回転機械を支持する構造が開示されている。
特開2016−75194号公報 特開昭58−43254号公報 特表2002−503550号
回転機械として、スクリュウデカンタ型遠心分離装置が知られている。スクリュウデカンタ型遠心分離装置は、遠心力を利用して、混合液を構成する固体と液体とを分離する。このような遠心分離装置の性能は、回転体の回転速度に基づく。従って、回転速度を所望の値に設定することが望まれる。
一方、回転体の回転によれば、回転体の不釣り合いに起因する振動が発生し得ることが知られている。そうすると、当該振動に起因する共振現象の影響を避けるために、遠心分離装置を基礎構造体に連結する架台の固有値は、当該振動の周波数よりも高くすることが求められる。換言すると、架台の固有値を高めることができれば、回転体の回転速度を高めることが可能になる。
上記の事情に鑑みて、本発明は、回転速度を高めることが可能なスクリュウデカンタ型遠心分離装置を提供することを目的とする。
本発明の一形態に係るスクリュウデカンタ型遠心分離装置は、スクリュウ体の回転に起因する遠心力を利用して、混合液に含まれる固体と液体とを分離するスクリュウデカンタ部と、スクリュウデカンタ部を基礎構造体に取り付ける枠状の架台と、を備え、架台は、第1方向に延びるように配置されると共に、中空の第1枠材と、第1方向と交差する第2方向に延びるように配置されると共に、中空の第2枠材と、第1枠材を第2枠材に連結する連結部と、を有し、連結部は、第1枠材の端部に固定される第1固定部及び第2枠材の端部に固定される第2固定部を含む本体部と、第1固定部と第2固定部との間に掛け渡され、第1方向と第2方向と交差する方向に広がりを持つ補強部と、を含む。
この装置は、スクリュウデカンタ部が架台によって基礎構造体に取り付けられる。架台は、中空である矩形断面状の第1及び第2枠材によって構成される。従って、架台の質量を小さくしつつ、それぞれの枠材の曲げ剛性を高めることが可能になる。そして、それぞれの枠材は、連結部によって連結される。この連結部は、第1固定部と第2固定部との間に掛け渡される補強部を有する。この補強部によれば、第1及び第2枠材の連結構造における剛性を高めることができる。従って、この架台は、架台自身の質量を小さくしながら、各部材の剛性及び連結部の剛性を高めることが可能になるので、架台全体の剛性を高めることができる。つまり、架台の固有値を高めることが可能であるので、ひいては、スクリュウデカンタ部のスクリュウ体の回転速度を高めることができる。
一形態において、第1固定部は、第1枠材の第1開口端部を塞ぐように固定され、第2固定部は、第1開口端部に隣接する第2枠材の第2開口端部を塞ぐように固定されてもよい。この構成によれば、それぞれの固定部が開口端部を塞ぐので、端部の剛性を高めることができる。従って、架台全体の剛性をさらに高めることができる。
一形態において、第1固定部は、第2固定部に連続する第1基辺部と、第1基辺部に対向する第1先端辺部とを含み、第2固定部は、第1基辺部に連続する第2基辺部と、第2基辺部に対向する第2先端辺部とを含み、補強部は、第1先端辺部と第2先端辺部とを結ぶ対角線より外側に配置された部分を含んでもよい。この構成によれば、剛性が高い架台を好適に構成することができる。
一形態において、連結部は、第1方向及び第2方向のそれぞれに交差する第3方向に延びるように配置されると共に、第1側面、第2側面、第3側面及び第4側面を有し、中空であり断面矩形状の第3枠材を含み、第1側面及び第2側面は、第1固定部及び第2固定部であり、第3側面及び第4側面は、補強部であってもよい。この構成によれば、1種類の角型鋼材を第1〜第3枠材として利用することが可能になる。従って、架台を容易に構成することができる。
一形態において、連結部は、第1方向及び第2方向のそれぞれに交差する第3方向に延びるように配置されると共に、第1側面、第2側面及び第3側面を有し、中空であり断面三角形状の第3枠材を含み、第1側面及び第2側面は、第1固定部及び第2固定部であり、第3側面は、補強部であってもよい。この構成によれば、連結部の質量を小さくすることが可能になる。従って、架台の質量が小さくなるので、架台の固有値が高まる。よって、架台の剛性をさらに高めることができる。
本発明によれば、回転速度を高めることが可能なスクリュウデカンタ型遠心分離装置が提供される。
図1は、本発明の第1実施形態に係るスクリュウデカンタ型遠心分離装置の構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示したスクリュウデカンタ型遠心分離装置の構成を示す断面図である。 図3は、図1に示した架台を示す分解斜視図である。 図4は、図3に示した架台の連結部を示す拡大斜視図である。 図5は、第2実施形態に係るスクリュウデカンタ型遠心分離装置が備える架台を示す分解斜視図である。 図6は、図5に示した架台の連結部を拡大して示す拡大斜視図である。 図7の(a)部は実施例1に係る架台の解析モデルであり、図7の(b)部は実施例1の結果を示すコンター図であり、図7の(c)部は実施例2に係る架台の解析モデルであり、図7の(d)部は実施例2の結果を示すコンター図である。 図8の(a)部は比較例1に係る架台の解析モデルであり、図8の(b)部は比較例1の結果を示すコンター図であり、図8の(c)部は比較例2に係る架台の解析モデルであり、図8の(d)部は比較例2の結果を示すコンター図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施するための形態を詳細に説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
<第1実施形態>
スクリュウデカンタ型遠心分離装置は、様々な分野における固液分離に利用される。例えば、スクリュウデカンタ型遠心分離装置1は、食品、飲料水、薬品、化学製品、鉄鋼製品等の製造プロセスや、屎尿処理、下水処理、スラリー処理、工場排水処理等の水処理に利用される。
図1に示されるように、第1実施形態に係るスクリュウデカンタ型遠心分離装置1は、スクリュウデカンタ部10と、架台20とを有する。スクリュウデカンタ部10は、液体と固体とを含む混合液を、液体と固体とのそれぞれに分離する。架台20は、スクリュウデカンタ部10を基礎100(基礎構造体)に固定する。
スクリュウデカンタ部10は、外胴ボウル11と、ケーシング12と、軸受14と、本体駆動用モータ15と、フィートパイプ16と、内胴スクリュウコンベア17(図2参照)(スクリュウ体)と、差速制動機18と、ギヤボックス19と、を有する。
外胴ボウル11は、スクリュウデカンタ部10の長手方向D1(第1方向)に延びる円筒形状の中空ボウルである。外胴ボウル11は、ケーシング12内において両端が軸受14により回転自在に軸支される。外胴ボウル11は、フィートパイプ16から供給された、固体と液体との混合液を収容する。そして、外胴ボウル11は、本体駆動用モータ15を動力として回動することにより、遠心力を発生させる。この遠心力により、混合液における固体と液体とが分離される。
図2に示されるように、内胴スクリュウコンベア17は、胴体17aと、胴体17aに設けられたスクリュウ羽根17sと、を有する。スクリュウ羽根17sは、胴体17aの外周において径方向外方に突出するように螺旋状に巻回して設けられる。内胴スクリュウコンベア17は、両端が軸受14により外胴ボウル11と同心に回転自在に軸支される。そして、内胴スクリュウコンベア17は、差速制動機18の動力とギヤボックス19の遊星歯車機構によって、外胴ボウル11と同方向に高速回転する。より詳細には、内胴スクリュウコンベア17は、外胴ボウル11と相対的な回転速度差を有して回動する。こうして、内胴スクリュウコンベア17は、外胴ボウル11内面に堆積された固体物A2をスクリュウ羽根17sによって移動させる。
以下、外胴ボウル11と内胴スクリュウコンベア17とによる遠心分離機構について詳述する。
混合液A1(原液)は、フィートパイプ16および内胴スクリュウコンベア17を通じて外胴ボウル11の内部に供給される。外胴ボウル11と内胴スクリュウコンベア17とは、矢印Bに示されるように同方向に回転(例えば2,000〜6,000rpm)する。この回転によれば、径方向外方への遠心力が生じる。この遠心力によって、外胴ボウル11の内壁面側に比重の高い固体物A2が集まり、外胴ボウル11の中心側に固体物A2よりも比重の低い液体A3が集まる。
液体A3は、新たに外胴ボウル11に供給された混合液A1により押圧され、清澄液として外胴ボウル11の大径側に設けられた液体排出口11bから排出される。
内胴スクリュウコンベア17には、胴体17aの外周に沿って螺旋状のスクリュウ羽根17sが形成されている。上述したように、内胴スクリュウコンベア17は外胴ボウル11に対して相対的に回転する。例えば、本実施形態の内胴スクリュウコンベア17の回転数は、外胴ボウル11の回転数に対して+10rpm以上+60rpm程度である。従って、外胴ボウル11の内壁面に堆積された固体物A2はスクリュウ羽根17sが奏するスクリュウコンベア作用によって右側に移動する。
ここで、外胴ボウル11は、断面が漸減する円錐形状を有する。この形状によれば、スクリュウ羽根17sによって移動させられた固体物A2は、脱水された状態で、外胴ボウル11の小径側に設けられた固体物吐出口11aから吐出される。ここでは、外胴ボウル11と内胴スクリュウコンベア17とが回転している状態で、フィートパイプ16から混合液A1を連続的に供給することにより、固体物A2と液体A3とが連続的に排出される。
図3に示されるように、架台20は、平面視して枠状を呈する構造体であり、2本の長尺部21(第1枠材)と、2本の短尺部22(第2枠材)と、4個の連結部23とを有する。長尺部21、短尺部22及び連結部23は、いわゆる角型鋼管により形成される。つまり、1本の角型鋼管を所定の長さに切り分けることにより、架台20が構成される。このような架台20によれば、材料コストを低減できる。
長尺部21は、その延在方向がスクリュウデカンタ部10の長手方向D1と一致する。長尺部21の延在方向における長さは、例えば、スクリュウデカンタ部10の長手方向D1における長さよりも長い。長尺部21は、上面24と、略正方形の開口が設けられた開口端部26(第1開口端部)を有する。上面24には、L型のアングル材27(図1参照)が取付られ、当該アングル材27によって、スクリュウデカンタ部10が架台20に連結される。
短尺部22は、その延在方向がスクリュウデカンタ部10の長手方向D1に対して直交する。換言すると、短尺部22は、その延在方向がスクリュウデカンタ部10の短手方向D2(第2方向)と一致する。つまり、短尺部22の延在方向は、長尺部21の延在方向と略直交する。短尺部22の延在方向における長さは、例えば、スクリュウデカンタ部10の短手方向D2における長さよりも長い。短尺部22は、略正方形の開口が設けられた開口端部28(第2開口端部)を有する。
連結部23は、枠体部29(第3枠材)と、防振部31と、を有する。
図4は、図3における領域S1の拡大図である。図4に示されるように、枠体部29は、その延在方向が長手方向D1及び短手方向D2のそれぞれと略直交する。つまり、枠体部29は、その延在方向が上下方向D3(第3方向)と一致する。枠体部29は、第1側面29a(第1固定部)と、第2側面29b(第2固定部)と、第3側面29cと、第4側面29dと、略正方形の開口が設けられた開口端部32(第3開口端部)と、を有する。長手方向D1と直交する第1側面29aは、第2側面29b及び第3側面29cと直交する。短手方向D2と直交する第2側面29bは、第1側面29a及び第4側面29dと直交する。第1側面29a及び第2側面29bは、平面視してL字状の本体部33を構成する。また、第3側面29c及び第4側面29dは、平面視してL字状の補強部34を構成する。
第1側面29aは、略正方形状を呈し、辺部29aB,29aEを有する。辺部29aB(第1基辺部)は、上下方向D3に沿う辺であり、枠状の架台20における内側に配置される。辺部29aE(第1先端辺部)は、上下方向D3に沿う辺であって、辺部29aBに対して対向する。つまり、辺部29aEは、辺部29aBに対して平行であって、枠状の架台20における外側に配置される。第1側面29aは、長尺部21の開口端部26に対して溶接される。第1側面29aは、開口端部26を塞ぐように長尺部21に固定される。より具体的には、第1側面29aは、開口端部26の上辺26a、下辺26b及び側辺26c,26dのそれぞれに溶接される。このような接続構成によれば、長尺部21の開口端部26における剛性を高めることができる。
第2側面29bは、略正方形状を呈し、辺部29bB,29bEを有する。辺部29bB(第2基辺部)は、上下方向D3に沿う辺であり、枠状の架台20における内側に配置される。辺部29bE(第2先端辺部)は、上下方向D3に沿う辺であって、辺部29bBに対して対向する。つまり、辺部29bEは、辺部29bBに対して平行であって、枠状の架台20における外側に配置される。第2側面29bは、長尺部21の開口端部28に対して溶接される。第2側面29bは、第1側面29aの辺部29aBから起立する。第2側面29bは、開口端部28を塞ぐように短尺部22に固定される。より具体的には、第2側面29bは、開口端部28の上辺28a、下辺28b及び側辺28c,28dのそれぞれに溶接される。このような接続構成によれば、短尺部22の開口端部28における剛性を高めることができる。
第3側面29c及び第4側面29dは、補強部34を構成する。つまり、第3側面29cは、第1側面29aの辺部29aE(第1先端辺部)に連続し、第4側面29dは第2側面の辺部29bE(第2先端辺部)に連続する。このような構成を有する第3側面29c及び第4側面29dは、辺部29aE,29bEを結ぶ対角線L1の外側に配置される。また、補強部34は、第1側面29aの辺部29aEから第2側面29bの辺部29bEに亘って設けられる。この構成によれば、L字状を呈する第1側面29a及び第2側面29bにより構成される本体部33の強度は、補強部34によってより高められる。
防振部31は、架台20を基礎100に対して固定する。また、防振部31は、架台20が基礎100に固定されたときの固有値を調整する。防振部31は、上板31aと、下板31bと、バネ31cとを有する。上板31aは、枠体部29に対して溶接等により固定される。下板31bは、ボルト締め等により基礎100に固定される。バネ31cは、上板31aと下板31bとの間に挟み込まれる。このような構成によれば、スクリュウデカンタ型遠心分離装置1が基礎100に固定されたとき、スクリュウデカンタ部10の質量と、架台20の質量と、バネ31cの弾性係数と、により、スクリュウデカンタ型遠心分離装置1の固有値が決まる。
このスクリュウデカンタ型遠心分離装置1は、スクリュウデカンタ部10が架台20によって基礎100に取り付けられる。架台20は、中空である矩形断面状の長尺部21及び短尺部22によって構成される。従って、架台20の質量を小さくしつつ、長尺部21及び短尺部22の曲げ剛性を高めることが可能になる。そして、長尺部21及び短尺部22は、連結部23によって連結される。この連結部23は、第1側面29aと第2側面29bとの間に掛け渡される補強部34を有する。この補強部34によれば、長尺部21及び短尺部22の連結構造における剛性を高めることができる。従って、この架台20は、架台20自身の質量を小さくしながら、長尺部21及び短尺部22の単体における剛性と、連結部23の剛性と、を高めることが可能になるので、架台20全体の剛性を高めることができる。つまり、架台20の固有値を高めることが可能であるので、ひいては、スクリュウデカンタ部10の内胴スクリュウコンベア17の回転速度を高めることができる。
第1側面29aは、長尺部21の開口端部26を塞ぐように固定される。第2側面29bは、開口端部26に隣接する短尺部22の開口端部28を塞ぐように固定される。この構成によれば、それぞれの第1側面29a及び第2側面29bが開口端部26,28をそれぞれ塞ぐので、端部の剛性を高めることができる。従って、架台20の全体剛性をさらに高めることができる。
第1側面29aは、第2側面29bに連続する辺部29aBと、辺部29aBとは逆側の辺部29aEとを含む。第2側面29bは、辺部29aBに連続する辺部29bB(第2基辺部)と、辺部29bBとは逆側の辺部29bEとを含む。補強部34は、辺部29aEと辺部29bEとを結ぶ対角線L1より外側に配置される。この構成によれば、剛性が高い架台20を好適に構成することができる。
連結部23は、長手方向D1及び短手方向D2のそれぞれに交差する上下方向D3に延びるように配置される。さらに、連結部23は、第1側面29a、第2側面29b、第3側面29c及び第4側面29dを含み、中空であり断面矩形状の枠体部29を有する。第1側面29a及び第2側面29bは、第1固定部及び第2固定部を含む本体部33を構成する。第3側面29c及び第4側面29dは、補強部34である。この構成によれば、1種類の角型鋼管を長尺部21、短尺部22及び連結部23として利用することが可能になる。従って、架台20を容易に構成することができる。
スクリュウデカンタ部10が有する固体物吐出口11a及び液体排出口11bは、ケーシング12の下面から下方に向けて突出する。そうすると、スクリュウデカンタ部10の下方には、固体物吐出口11a及び液体排出口11bに接続する別の構成物が配置される。ここで、架台20は、枠状を呈する。そうすると、固体物吐出口11a及び液体排出口11bの下方に固体物A2や液体A3を排出するための別の構成物を配置する領域を形成することが可能になる。従って、スクリュウデカンタ型遠心分離装置1における部品配置の自由度を高めることができる。
<第2実施形態>
図5に示されるように、第2実施形態に係るスクリュウデカンタ型遠心分離装置1Aは、第1実施形態に係るスクリュウデカンタ型遠心分離装置1とは異なる架台20Aを有する。以下、架台20Aについて詳細に説明し、スクリュウデカンタ部10の説明については省略する。
架台20Aは、長尺部21と短尺部22と連結部23Aとを有する。つまり。架台20Aは、第1実施形態の架台20Aとは異なる連結部23Aを有する。
図6は、図5における領域S2の拡大図である。図6に示されるように、連結部23Aは、枠体部29A(第3枠材)と、防振部31とを有する。枠体部29Aは、断面三角形状を呈する。枠体部29Aは、第1側面29e、第2側面29fと、第3側面29gとを有する。第1側面29eは、長尺部21の開口端部26に固定される。第2側面29fは、短尺部22の開口端部28に固定される。つまり、第1側面29e及び第2側面29fは、本体部33Aを構成する。第3側面29gは、第1側面29eの辺部29eEから第2側面29fの辺部29fEへ延びる。つまり、第3側面29gは、補強部34Aを構成する。この補強部34Aは、対角線L1よりも外側に配置された部分は有しない。第3側面29gの下方には、防振部31が設けられる。つまり、防振部31の上板31aは、第1側面29e及び第2側面29fの内壁面と、第3側面29gの下辺と、に溶接等により固定される。
このような連結部23Aによれば、枠体部29Aの質量を低減することが可能である。質量の低減は、固有値の向上に寄与する。従って、架台20Aによれば、固有値をさらに高めることができる。
実施例1,2を実施することにより架台20,20Aの固有値を評価した。さらに、比較例1,2を実施することにより架台200,201の固有値を得て、架台20,20Aの固有値と比較した。
<実施例1>
実施例1では、以下のような代表的な条件において、第1実施形態に係る架台20の固有値をモーダル解析にて確認した。図7の(a)部は実施例1における架台20を示し、図7の(b)部は計算結果の一例を示す。より詳細には、図7の(b)部は代表的な固有値における変形モードを示すコンター図であり、ハッチングが濃くなるほど変形量が大きいことを示す。なお、変形の程度は理解を容易にするために拡大して示している。実施例1によれば、架台20の代表的な固有値は、比較例の固有値よりも高いことがわかった。
<実施例2>
実施例2では、第2実施形態に係る架台20Aの固有値をモーダル解析にて確認した。実施例2のモデルは、主として、実施例1のモデルに対して連結部23Aの質量が異なる。その他の代表的な条件は実施例1と同じである。図7の(c)部は実施例2における架台20Aを示し、図7の(d)部は計算結果の一例を示す。実施例2によれば、架台20Aの代表的な固有値は、実施例1の固有値の1.03倍であることが分かった。従って、連結部23Aの質量を低減することにより、架台20Aの固有値を高め得ることがわかった。
<比較例1>
比較例1では、比較例1に係る架台200の固有値をモーダル解析にて確認した。比較例1に係る架台200は、主要な寸法が架台20と同じである。一方、架台200は、長尺部21Bと短尺部22Bとの連結構成が、架台20と異なる。架台200では、短尺部22Bの端部及び長尺部21Bの端部が45度の角度で切り落とされている。そして、斜面となった端部同士が互いに接合されている。従って、短尺部22Bの端部及び長尺部21Bの端部は開口されたままである。図8の(a)部は比較例1における架台200を示し、図8の(b)部は計算結果の一例を示す。比較例1によれば、架台200の代表的な固有値は、実施例1の固有値の0.63倍あることがわかった。従って、実施例1,2に係る架台20,20Aは、比較例1に係る架台200よりも高い固有値を有することがわかった。
<比較例2>
比較例2では、比較例2に係る架台201の固有値をモーダル解析にて確認した。比較例2に係る架台201は、主要な寸法が架台20と同じである。一方、架台201は、長尺部21Cと短尺部22Cとの連結構成が、架台20と異なる。架台201では、短尺部22Cの端部が長尺部21Cの側面に固定されている。従って、短尺部22Cの端部は閉鎖されているが、長尺部21Cの端部は開口されたままである。図8の(c)部は比較例2における架台201を示し、図8の(d)部は計算結果の一例を示す。比較例2によれば、架台201の代表的な固有値は、実施例1の固有値の0.88倍であることがわかった。従って、実施例1,2に係る架台20,20Aは、比較例2に係る架台201よりも高い固有値を有することがわかった。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に限定されることなく様々な形態で実施される。
1,1A スクリュウデカンタ型遠心分離装置
10 スクリュウデカンタ部
11 外胴ボウル
11a 固体物吐出口
11b 液体排出口
12 ケーシング
14 軸受
15 本体駆動用モータ
16 フィートパイプ
17 内胴スクリュウコンベア(スクリュウ体)
17a 胴体
17s スクリュウ羽根
18 差速制動機
19 ギヤボックス
20,20A,200,201 架台
21,21B,21C 長尺部(第1枠材)
22,22B,22C 短尺部(第2枠材)
23,23A 連結部
24 上面
26,28,32 開口端部
26a,28a 上辺
26b,28b 下辺
26c,28c 側辺
26d,28d 側辺
27 アングル材
29,29A 枠体部(第3枠材)
29a,29e 第1側面(第1固定部)
29b,29f 第2側面(第2固定部)
29c,29g 第3側面
29d 第4側面
29aB 辺部(第1基辺部)
29aE 辺部(第1先端辺部)
29bB 辺部(第2基辺部)
29bE 辺部(第2先端辺部)
29eE,29fE 辺部
31 防振部
31a 上板
31b 下板
31c バネ
33,33A 本体部
34,34A 補強部
100 基礎(基礎構造体)
A1 混合液
A2 固体物
A3 液体
B 矢印
D1 長手方向(第1方向)
D2 短手方向(第2方向)
D3 上下方向(第3方向)
L1 対角線
S1 領域

Claims (5)

  1. スクリュウ体の回転に起因する遠心力を利用して、混合液に含まれる固体と液体とを分離するスクリュウデカンタ部と、
    前記スクリュウデカンタ部を基礎構造体に取り付ける枠状の架台と、を備え、
    前記架台は、
    第1方向に延びるように配置されると共に、中空の第1枠材と、
    前記第1方向と交差する第2方向に延びるように配置されると共に、中空の第2枠材と、
    前記第1枠材を前記第2枠材に連結する連結部と、を有し、
    前記連結部は、前記第1枠材の端部に固定される第1固定部及び前記第2枠材の端部に固定される第2固定部を含む本体部と、前記第1固定部と第2固定部との間に掛け渡され、前記第1方向と前記第2方向と交差する方向に広がりを持つ補強部と、を含む、スクリュウデカンタ型遠心分離装置。
  2. 前記第1固定部は、前記第1枠材の第1開口端部を塞ぐように固定され、
    前記第2固定部は、前記第1開口端部に隣接する前記第2枠材の第2開口端部を塞ぐように固定される、請求項1に記載のスクリュウデカンタ型遠心分離装置。
  3. 前記第1固定部は、前記第2固定部に連続する第1基辺部と、前記第1基辺部に対向する第1先端辺部とを含み、
    前記第2固定部は、前記第1基辺部に連続する第2基辺部と、前記第2基辺部に対向する第2先端辺部とを含み、
    前記補強部は、前記第1先端辺部と前記第2先端辺部とを結ぶ対角線より外側に配置された部分を含む、請求項1又は2に記載のスクリュウデカンタ型遠心分離装置。
  4. 前記連結部は、前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれに交差する第3方向に延びるように配置されると共に、第1側面、第2側面、第3側面及び第4側面を有し、中空であり断面矩形状の第3枠材を含み、
    前記第1側面及び前記第2側面は、前記第1固定部及び前記第2固定部であり、
    前記第3側面及び前記第4側面は、前記補強部である、請求項1〜3の何れか一項に記載のスクリュウデカンタ型遠心分離装置。
  5. 前記連結部は、前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれに交差する第3方向に延びるように配置されると共に、第1側面、第2側面及び第3側面を有し、中空であり断面三角形状の第3枠材を含み、
    前記第1側面及び前記第2側面は、前記第1固定部及び前記第2固定部であり、
    前記第3側面は、前記補強部である、請求項1又は2に記載のスクリュウデカンタ型遠心分離装置。
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