JP2020094757A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つのハウジング内に冷凍サイクルを備えた空気調和機において、省電力化を図りつつ、過負荷による圧縮機の動作停止を抑制する。【解決手段】除湿機(1)は、1つのハウジング(2)内に、過負荷保護機能を有する圧縮機(5)、凝縮器および蒸発器(6)を配管により順次接続してなる冷凍サイクルと、蒸発器6の下方に設置された蒸発器(6)で発生したドレン水を受けるドレンパン(11)と、ドレンパン(11)上のドレン水の熱と圧縮機(5)で発生した排熱とを熱交換させる排熱用熱交換部(10)と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、1つのハウジング内に冷凍サイクルを備える空気調和機に関する。
圧縮機、凝縮器および蒸発器を配管により順次接続してなる冷凍サイクルを1つのハウジング内に備えた空気調和機として、除湿機、スポットクーラー等がある。例えば、特許文献1に、ファンによって発生する空気流の中に蒸発器および凝縮器を、蒸発器が凝縮器の上流側となるように並べて配置した除湿機が記載されている。また、特許文献2に、ダンパ等にて風路を切り換えて、蒸発器を通過した冷風を吹き出す冷風運転と、冷風に凝縮器を通過した温風を混合させて吹き出す除湿運転とを行うスポットクーラーが記載されている。
このような空気調和機において、蒸発器を通過する空気流は蒸発器内を流れる冷媒と熱交換することによって冷却される。その際に、空気流に含まれる水分が凝縮して蒸発器に付着し、ドレン水が発生する。蒸発器で発生したドレン水は、蒸発器の下方に配されたドレンパン上に落下し、その後、貯水タンクに貯められる。
また、冷凍サイクルを構成する圧縮機には、過熱し過ぎた状態になることを防ぐために過負荷保護機能が設けられており、予め設定されている温度を超えると過負荷保護機能が働いて圧縮機は停止するようになっている。
実開平5−79325号公報 特開2003−314855号公報
しかしながら、過負荷保機能が働いて圧縮機が停止すると、前記機能が解除されるまでの間除湿運転や冷風運転を行うことができない。そのため、このような状態が度々発生すると、ユーザによっては空気調和機に対して不満を抱くことがある。そこで、過負荷保機能が働き難くなるように、圧縮機を冷却して温度上昇を抑制することが考えられるが、ファンの風量を増やして冷却すると、消費電力がアップし、省電力化が図れない。
本発明の一態様は、1つのハウジング内に冷凍サイクルを備えた空気調和機において、省電力化を図りつつ、過負荷による圧縮機の動作停止を抑制することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る空気調和機は、1つのハウジング内に、過負荷保護機能を有する圧縮機、凝縮器および蒸発器を配管により順次接続してなる冷凍サイクルと、前記蒸発器の下方に設置され、前記蒸発器で発生したドレン水を受けるドレン水受部と、前記ドレン水受部上のドレン水の熱と前記圧縮機で発生した排熱とを熱交換させる排熱用熱交換部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、1つのハウジング内に冷凍サイクルを備えた空気調和機において、省電力化を図りつつ、過負荷による圧縮機の動作停止を抑制することが可能となる。
本発明の実施形態1に係る除湿機の正面側を斜め上方からみた外観斜視図である。 上記除湿機の正面図である。 上記除湿機の左側面図である。 ハウジングの右側面板を取り外した上記除湿機を右方よりみた図である。 ハウジングの背面板を取り外した上記除湿機を後方よりみた図である。 上記除湿機に備えられる排熱用熱交換部の構成を示す、図5の部分拡大図である。 本発明の実施形態2に係る除湿機に備えられる排熱用熱交換部の構成を示す模式図である。 本発明の実施形態3に係る除湿機に備えられる排熱用熱交換部の構成を示す模式図である。 ハウジングの背面板を取り外した本発明の実施形態4に係る除湿機を後方より見た図である。 排熱用熱交換部の構成を示す図9に示す除湿機の要部の斜視図である。 変形例の排熱用熱交換部の構成を示す図9に示す除湿機の要部の斜視図である。 冷風運転時の空気の流れを示す、本発明の実施形態5に係るスポットクーラーの概略構成図である。 除湿運転時の空気の流れを示す、本発明の実施形態5に係るスポットクーラーの概略構成図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図6を用いて説明する。本実施形態では、空気調和機として除湿機を例示する。
(1.除湿機1の概略構成)
図1は本発明の一実施形態に係る除湿機1の正面側を斜め上方からみた外観斜視図である。図2は上記除湿機1の正面図であり、図3は上記除湿機1の左側面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態の除湿機1のハウジング2は、前後方向の奥行きに比べて左右方向の横幅が長い横長で、かつ縦方向に長い縦長タイプである。ハウジング2は、前面、背面および右側面が開口したハウジング本体2aと、その前面開口を覆う前面板2bと、その背面側開口を覆う背面板2cと、その右側面開口を覆う右側面板2dとからなり、箱型に形成されている。
ハウジング本体2aの天面は背面側から前面側に向かって下る傾斜面に成形されており、背面側に操作部27が設けられ、前面側に吹出口3が形成されている。また、背面板2cには吸込口4が形成されている。
図4は、ハウジング2の右側面板2dを取り外した上記除湿機1を右方よりみた図である。図5は、ハウジング2の背面板2cを取り外した上記除湿機1を後方よりみた図である。
図4、図5に示すように、ハウジング2内には、圧縮機5、凝縮器7および蒸発器6を含む冷凍サイクルが設けられている。圧縮機5、凝縮器7および蒸発器6は、冷媒を通す配管(図示せず)により順次接続されている。凝縮器7は、空気との熱交換によって内部を流れる冷媒を凝縮させる。蒸発器6は、内部を流れる冷媒を蒸発させることによって空気を冷却する。圧縮機5は、ガス冷媒を吸入して圧縮する。圧縮機5は、過負荷保護機能を有する。具体的には、圧縮機5には、過熱し過ぎた状態になることを防ぐために過負荷保護装置(図示せず)が設けられており、予め設定されている温度を超えると過負荷保護装置が作動し圧縮機5は停止するようになっている。
ハウジング2の内部は、上下に仕切られ、上側の区画には、蒸発器6、凝縮器7およびファン8が前後方向に並べて配置されている。蒸発器6および凝縮器7は、同一風路に配置されている。蒸発器6および凝縮器7は、ファン8によって発生する、吸込口4から吸い込まれて吹出口3から排出される空気流Yの中に、蒸発器6が凝縮器7の上流側となるように配置されている。また、ファン8は、空気流Yにおける凝縮器7の下流側に配置されている。
蒸発器6を通過する空気流は、蒸発器6内を流れる冷媒と熱交換することによって冷却される。その際、空気中の水分が凝縮して蒸発器6に付着し、いわゆるドレン水が発生する。蒸発器6の下方には、蒸発器6から落下するドレイン水を受けるドレンパン(ドレン水受部)11が配置されている。
ハウジング2の下側の区画には、圧縮機5、ドレン水を貯める貯水タンク9、制御装置(図示せず)等が配置されている。圧縮機5と貯水タンク9とは、左右方向に並べて配置され、貯水タンク9は、ハウジング2の右側面の下部から出し入れ可能となっている(図1参照)。ドレンパン11に落下したドレン水は、後述する排熱用熱交換部10のドレン水流路12を経て貯水タンク9に導入される。
(2.除湿機1の動作)
操作部27より除湿運転の開始が指示されると、圧縮機5およびファン8が駆動を開始する(図4、図5参照)。圧縮機5の駆動により、冷凍サイクルが作動し、圧縮機5、凝縮器7および蒸発器6に冷媒が循環する。ファン8の駆動により、吸込口4から空気が吸い込まれ、蒸発器6および凝縮器7の順で通過し、吹出口3から排出される空気流Yが生成される。空気流Yの空気中に含まれる水分は蒸発器6を通過する際に凝縮されて除去される。水分が除去されることで低温となった空気流Yは、その後、凝縮器7を通過する際に加温されて室温に戻され、その吹出口3から排出される。
(3.排熱用熱交換部10の構成)
図5、図6を用いて、除湿機1が備える排熱用熱交換部10について説明する。図5に示すように、除湿機1は、ドレンパン11上のドレン水の熱と圧縮機5で発生した熱(排熱)とを熱交換させる排熱用熱交換部10を備えている。本実施形態では、排熱用熱交換部10は、ドレン水をドレンパン11から圧縮機5に導いて圧縮機5の熱と熱交換させ、その後、貯水タンク9に導入するドレン水流路12を有している。
図6は、上記除湿機1に備えられる排熱用熱交換部10の構成を示す、図5の部分拡大図である。図6に示すように、ドレン水流路12は、ドレンパン11よりドレン水を排出する排出口11aに一端部が接続された可撓性を有する管(チューブ、ホース)12aを備える。管12aは、圧縮機5の外周を圧縮機5の上方から下方に向かって巻き付けられており、他端部が貯水タンク9の下部の導入口9aに接続されている。
ここで、貯水タンク9と管12aの他端部とは、水漏れ防止機構18を介して接続されている。水漏れ防止機構18は、貯水タンク9の引き出し動作に連動して管12aの他端部を閉塞する。また、貯水タンク9には、貯水タンク9の引き出し動作に連動して導入口9aを閉塞する蓋機構(図示せず)が備えられている。
管12aには、例えば、シリコンチューブを用いることができる。管12aの材質としては、熱伝導性が高く可撓性を有する材質が好ましい。可撓性を有することで、圧縮機5への巻き付けが容易に行え、かつ、圧縮機5の動作時の振動に耐えて耐久性を向上させることができる。また、蛇腹の金属フレキシブルホースを用いて管12aを構成してもよい。
(4.排熱用熱交換部10による熱交換)
冷凍サイクルの作動時、蒸発器6では空気より除去された水分であるドレン水が発生する。発生したドレン水はドレンパン11に落下し、図6に示すように、ドレンパン11の排出口11aよりドレン水流路12に入る。ドレン水流路12に入ったドレン水は、管12aを流れる間、圧縮機5の排熱と熱交換する。ドレンパン11上のドレン水は低温であるため、圧縮機5の排熱は効果的に熱交換され、圧縮機5の温度上昇が抑制される。熱交換後のドレン水は、管12aの他端部が接続された導入口9aから貯水タンク9内に導入され貯められる。
このようなドレン水流路12の構成では、管12a内に残留するドレン水の液面と貯水タンク9内に回収されたドレン水の液面とは等しくなる。そのため、管12a内にドレン水が残留している状態で貯水タンク9を引き出すと、残留するドレン水がハウジング2内に漏れる。本実施形態では、上述したように、水漏れ防止機構18が貯水タンク9の引き出し動作に連動して管12aの他端部を閉塞する。これにより、管12a内に残留するドレン水が漏れることはない。
(5.排熱用熱交換部10による効果)
上記構成によれば、従来においては貯水タンクに回収されるだけであったドレン水を有効に利用して圧縮機5の排熱を処理することができる。これにより、圧縮機5の温度が、過負荷保護装置が作動する温度に到達し難くなり、過負荷による圧縮機5の停止の頻度を低くすることができる。しかも、このような手法は、ファン8の風量を増やして圧縮機5の温度上昇を抑制する手法のように消費電力がアップすることもなく、省電力にて対応できる。
また、貯水タンク9に回収されたドレン水は圧縮機5の排熱との熱交換で温められているので、貯水タンク9の壁面の結露も抑制することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本実施形態においては、図7に示すように、排熱用熱交換部10はドレン水流路12に代えてドレン水落下回収装置19を有している。
図7は、本実施形態に係る除湿機1Aに備えられる排熱用熱交換部10の構成を示す模式図である。図7に示すように、ドレン水落下回収装置19は、ドレン水をドレンパン11から圧縮機5の上方に導いて圧縮機5に向かって落下させ、その後、貯水タンク9に回収する。
具体的には、ドレン水落下回収装置19は、ドレンパン11の排出口11aより排出されるドレン水を圧縮機5の上方に導く第1流路14と、圧縮機5の外壁を伝って流れ落ちるドレン水を受ける受皿15と、受皿15内のドレン水を貯水タンク9に戻す配管17およびポンプ16とを備える。配管17は、貯水タンク9の上面近くに形成された導入口9aに接続されている。
このような構成では、ドレンパン11上のドレン水は、排出口11aより第1流路14に入り第1流路14を流れて圧縮機5の上方より圧縮機5に注がれ、圧縮機5と直接接触してその排熱と熱交換する。熱交換したドレン水は、受皿15に貯められた後、受皿15より溢れないタイミングでポンプ16が駆動され、配管17を通って貯水タンク9内に送り込まれる。
これによれば、ドレン水が圧縮機5に直接接触して熱交換することが可能となるので、より効率の良い熱交換が行える。また、ポンプ16を用いることで、貯水タンク9の上面近くに導入口9aを設けることが可能となり、前述した水漏れ防止機構18を不要にできる。なお、実施形態1のドレン水流路12においても、管12aにおける導入口9aと圧縮機5との間の部位にポンプ16を挿入することで、水漏れ防止機構18を不要にできる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本実施形態においては、実施形態1,2に記載した排熱用熱交換部10と組み合わせることができる構成を説明する。図8は、本実施形態に係る除湿機(空気調和機)1Bに備えられる排熱用熱交換部10の構成を示す模式図である。
図8に示すように、除湿機1Bにおいては、ドレンパン11の下方に、平面視にてドレンパン11と重畳するように第2流路13が設けられている。第2流路13の排出口13aは貯水タンク9上に位置しており、排出口13aから貯水タンク9にドレン水が落下する。そして、配管17(管12a)のドレン水を排出する側の端部は、この第2流路13に接続されている。
このような構成では、圧縮機5の排熱と熱交換したドレン水は、配管17(管12a)を通って第2流路13送られ、第2流路13を通って貯水タンク9内に送られる。これにより、水漏れ防止機構18を不要にできる。
また、ドレンパン11の壁面(特に底壁)が結露しても、結露による水滴は第2流路13に落下して貯水タンク9に回収されるので、ドレンパン11の底壁に設ける結露対策の断熱材を不要にできる。さらに、ドレンパン11の温度が温められることで、ドレンパン11上のドレン水が氷るような事態の招来も抑制できる。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
実施形態1〜3において排熱用熱交換部10は、ドレンパン11上のドレン水を圧縮機5へ導いて、ドレンパン11上のドレン水の熱と圧縮機5で発生した排熱とを熱交換させる構成であった。これに対し、本実施形態では、排熱用熱交換部10は、ヒートパイプを用いて、ドレン水にて冷却されたドレンパン11と圧縮機5との間で熱交換させることで、ドレンパン11上のドレン水の熱と圧縮機5で発生した排熱とを熱交換させる。本実施形態では、ドレン水は従来通り、ドレンパン11から貯水タンク9へ送られる。
図9は、ハウジング2の背面板2cを取り外した本実施形態に係る除湿機1Cを後方より見た図である。図10は、排熱用熱交換部10の構成を示す上記除湿機1Cの要部の斜視図である。図9、図10に示すように、除湿機1Cにおいて、排熱用熱交換部10は、一端側がドレンパン11に接触し、他端側が圧縮機5に接触したヒートパイプ20を有する。
ヒートパイプ20は、密閉容器内に少量の作動液を真空密封し、内壁に毛細管構造(ウイック)を備えている。ヒートパイプ20は、その一部が加熱されると、加熱部分で作動液が蒸発する。蒸気は、ヒートパイプ20の低温部分に高速で移動して低温部で凝縮し液体に戻る。液体に戻った作動液は、内壁に毛細管構造による毛細管現象で加熱部分に還流され、再び蒸発する。ヒートパイプ20では、このような相変位が外力なしに連続的に繰り返されることによって、非常に短い時間(瞬時的)に熱を移動させることができる。
図10に示すように、ヒートパイプ20における、低温のドレン水にて冷却されたドレンパン11と接触している部分が低温部分となり、高温の圧縮機5と接触している部分が加熱部分となる。
上記構成によれば、圧縮機5の熱が、ヒートパイプ20を介してドレンパン11へと移動し熱交換される。これにより、圧縮機5の温度上昇を抑制することに加えて、ドレンパン11の壁面が結露するほどに冷却されることを防ぐことができるので、ドレンパン11の底壁に設ける結露対策の断熱材を不要にできる。また、ドレンパン11の温度が温められることで、ドレンパン11およびその上方の蒸発器6にて、結露した水が氷るような事態の招来も抑制できる。
図11は、変形例の排熱用熱交換部10の構成を示す上記除湿機1Cの要部の斜視図である。図11に示すように、可撓性を有するヒートパイプ20を用い、一方の端部側をドレンパン11の底壁に貼り付け、他端の端部側を圧縮機5の外壁に沿わせるように取り付けることで、ヒートパイプ20を介した熱交換をより効果的に行うことができる。なお、ヒートパイプ20を取り付けるにあたり、効率よく熱交換ができるよう、ドレンパン11の底壁と接触させる部分および圧縮機5の外壁と接触させる部分の長さを設定することが好ましい。
〔実施形態5〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
実施形態1〜4では、空気調和機として除湿機を例示したが、空気調和機として冷風運転を行うことができるスポットクーラーであってもよい。図12、図13を用いてスポットクーラー40に排熱用熱交換部10を備えた構成を説明する。
図12は、冷風運転時の空気の流れを示す、スポットクーラー40の概略構成図である。図13は、除湿運転時の空気の流れを示す、スポットクーラー40の概略構成図である。図12、図13に示すように、スポットクーラー40においては、蒸発器6と凝縮器7とは異なる風路に配置される。蒸発器6は、冷風ファン31が設置され、冷風ファン31の駆動にて第1吸込口4aから吸い込まれ、蒸発器6を通過したのち、正面側に形成された第1吹出口3aから排出される空気流Lの風路に配設される。一方、凝縮器7は、温風ファン30が設置され、温風ファン30の駆動にて第2吸込口4bから吸い込まれ、凝縮器7を通過したのち、上面に形成された第2吹出口3bから排出される空気流Hの風路に配設される。
蒸発器6を通過した空気流Lの風路は途中分岐されており、空気流Hの風路に接続されている。分岐点は、蒸発器6の下流側であり、冷風ファン31の下流側に位置する。分岐路には、空気流Lの風路を空気流Hの風路から独立させた状態と、空気流Lの風路を空気流Hの風路に接続して連通させ、空気流Lの第1吹出口3a側を塞いだ状態とを切り換える、ダンパ等からなる風路切換部32が設けられている。なお。凝縮器7を通過した空気流Hの風路を途中分岐し、空気流Lの風路に接続し、連通させた状態で空気流Hの第2吹出口3b側を塞ぐようにしてもよい。
冷風運転時、図12に示すように、風路切換部32は、凝縮器7を通過した空気流Hの風路と蒸発器6を通過した空気流Lの風路とを独立した状態とする。これにより、第1吹出口3aから蒸発器6を通過した冷風が排出される。凝縮器7を通過した温風は、第2吹出口3bから排出される。
除湿運転時、図13に示すように、風路切換部32は、凝縮器7を通過した空気流Hの風路と蒸発器6を通過した空気流Lの風路とを連通させ、第1吹出口3a側を塞いだ状態とする。これにより、蒸発器6を通過した冷風と凝縮器7を通過した温風とが混合されて第2吹出口3bから排出される。なお、蒸発器6を通過した冷風と凝縮器7を通過した温風とを、第1吹出口3aから排出する構成としてもよい。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る空気調和機は、1つのハウジング2内に、圧縮機5、凝縮器7および蒸発器6を含む冷凍サイクルと、前記蒸発器6の下方に設置され、蒸発器6で発生したドレン水を受けるドレン水受部(ドレンパン11)と、前記ドレン水受部上のドレン水の熱と前記圧縮機5で発生した排熱とを熱交換させる排熱用熱交換部10と、を備えることを特徴とする。
本発明の態様2に係る空気調和機は、態様1において、前記ドレン水を貯める貯水タンク9を備え、前記排熱用熱交換部10は、前記ドレン水を前記ドレン水受部から前記圧縮機5に導いて前記圧縮機5の排熱と熱交換させた後前記貯水タンク9に導入するドレン水流路12を有する構成とすることもできる。
本発明の態様3に係る空気調和機は、態様1において、前記排熱用熱交換部10は、一端側を前記ドレン水受部に接触させると共に、他端側を前記圧縮機5に接触させて配置されたヒートパイプ20を有する構成とすることもできる。
本発明の態様4に係る空気調和機は、態様1,2又は3において、前記蒸発器6と前記凝縮器7とは同一風路に配置され、前記蒸発器6が前記凝縮器7の上流側に位置する構成とすることもできる。
本発明の態様5に係る空気調和機は、態様1,2又は3において、前記蒸発器6と前記凝縮器7とは異なる風路に配置され、前記蒸発器6の風路と前記凝縮器7の風路とを独立した状態と、前記蒸発器6および前記凝縮器7の下流側において前記蒸発器6の風路と前記凝縮器7の風路とが連通すると共に、前記蒸発器6の風路あるいは前記凝縮器7の風路の何れか一方の吹出口側が塞がれた状態とを切り換える風路切換部32を備える構成とすることもできる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1、1A、1B、1C 除湿機(空気調和機)
2 ハウジング
6 蒸発器
2a ハウジング本体
2b 前面板
2c 背面板
2d 右側面板
3 吹出口
3a 第1吹出口
3b 第2吹出口
4 吸込口
14 第1流路
4a 第1吸込口
4b 第2吸込口
5 圧縮機
8 ファン
7 凝縮器
9 貯水タンク
9a 導入口
10 排熱用熱交換部
11 ドレンパン(ドレン水受部)
11a、13a 排出口
12 ドレン水流路
13 第2流路
15 受皿
16 ポンプ
17 配管
18 防止機構
19 ドレン水落下回収装置
20 ヒートパイプ
27 操作部
30 温風ファン
31 冷風ファン
32 風路切換部
40 スポットクーラー(空気調和機)

Claims (5)

  1. 1つのハウジング内に、
    圧縮機、凝縮器および蒸発器を含む冷凍サイクルと、
    前記蒸発器の下方に設置され、前記蒸発器で発生したドレン水を受けるドレン水受部と、
    前記ドレン水受部上のドレン水の熱と前記圧縮機で発生した排熱とを熱交換させる排熱用熱交換部と、を備えることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記ドレン水を貯める貯水タンクを備え、
    前記排熱用熱交換部は、前記ドレン水を前記ドレン水受部から前記圧縮機に導いて前記圧縮機の排熱と熱交換させた後前記貯水タンクに導入するドレン水流路を有することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記排熱用熱交換部は、一端側を前記ドレン水受部に接触させると共に、他端側を前記圧縮機に接触させて配置されたヒートパイプを有することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  4. 前記蒸発器と前記凝縮器とは同一風路に配置され、前記蒸発器が前記凝縮器の上流側に位置することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の空気調和機。
  5. 前記蒸発器と前記凝縮器とは異なる風路に配置され、
    前記蒸発器の風路と前記凝縮器の風路とを独立した状態と、前記蒸発器および前記凝縮器の下流側において前記蒸発器の風路と前記凝縮器の風路とが連通すると共に、前記蒸発器の風路あるいは前記凝縮器の風路の何れか一方の吹出口側が塞がれた状態とを切り換える風路切換部を備える、ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の空気調和機。
JP2018233698A 2018-12-13 2018-12-13 空気調和機 Pending JP2020094757A (ja)

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