JP2020094641A - エンジンマウント及びエンジン支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】車体フレームに対する上方へのエンジンの過大な移動を確実に抑える。【解決手段】エンジンマウント10は、エンジンに支持される第1板状部材11と、サスクロスメンバ6aに支持される第2板状部材12と、第1板状部材11と第2板状部材12とによって挟持される弾性部材13とを有する。第1板状部材11には、上下方向に貫通するストッパ挿通孔18が形成される。第2板状部材12は、弾性部材13を支持する第2底板部19と、第2底板部19から上方へ延びる第2側板部20aと、第2側板部20aから連続して上方へ延びる第2挿通部21と、第2挿通部21の上端から車幅方向外側へ延びる第2係止部22とを有する。第2挿通部21は、第1板状部材11のストッパ挿通孔18を下方から挿通し、第2係止部22は、第2挿通部21の上端部から車幅方向外側へ突出する。【選択図】図4
Description
本開示は、エンジンマウント及びエンジン支持構造に関する。
特許文献1には、エンジンマウンティングが記載されている。このエンジンマウンティングは、シャーシに固定される第1ブラケットと、エンジンに固定される第2ブラケットと、両部材を弾性的に接合するゴム部材とから成っている。シャーシ側の第1ブラケットのプレートの上端部の屈曲部は、エンジン側の第2ブラケットのプレートの上端部の屈曲部の上方に配置されている。第2ブラケットの屈曲部と第1ブラケットの屈曲部とによって、第1ブラケットと第2ブラケットとの過大な相対移動を阻止するストッパが形成されている。
特許文献1に記載のエンジンマウンティング(エンジンマウント)では、シャーシ(車体フレーム)側の第1ブラケットのプレート(車体フレーム側部材)の上端部の屈曲部を、エンジン側の第2ブラケットのプレート(エンジン側部材)の上端部の屈曲部の上方に配置して、シャーシに対する上方へのエンジンの過大な移動を抑えている。しかし、エンジンがロール方向に傾動して、車体フレーム側部材の屈曲部とエンジン側部材の屈曲部とが互いに離間する方向へ相対移動すると、エンジン側部材の屈曲部が車体フレーム側部材の屈曲部の下方の領域から外れてしまい、エンジンが大きく上方へ移動してエンジン周辺の他の装置等に干渉してしまうおそれがある。
そこで、本開示は、車体フレームに対する上方へのエンジンの過大な移動を確実に抑えることが可能なエンジンマウント及びエンジン支持構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、エンジンと車体フレームとの間に配置され、エンジンを車体フレームによって下方から弾性支持するためのエンジンマウントであって、エンジン側部材と車体フレーム側部材と弾性部材とを備える。エンジン側部材は、エンジンに支持される。車体フレーム側部材は、エンジン側部材よりも下方に配置されて車体フレームに支持される。弾性部材は、エンジン側部材と車体フレーム側部材との間に挟持される。エンジン側部材及び車体フレーム側部材の一方は、上下に貫通する貫通孔を有する第1部材を構成する。エンジン側部材及び車体フレーム側部材の他方は、弾性部材を支持する支持部と、支持部から第1部材側へ延びて貫通孔を挿通する延設部と、延設部のうち貫通孔から支持部とは反対側へ突出する領域に設けられて延設部の延設方向と交叉する方向へ突出する突出部とを有する第2部材を構成する。第1部材の貫通孔の外周縁部と第2部材の延設部との間には、間隙が設けられる。第2部材の突出部は、第1部材から延設方向に離間している。
上記構成では、エンジン側部材及び車体フレーム側部材のうちの第1部材は、上下に貫通する貫通孔を有し、第2部材は、弾性部材を支持する支持部と、支持部から第1部材側へ延びて貫通孔を挿通する延設部と、延設部のうち貫通孔から支持部とは反対側へ突出する領域に設けられて延設部の延設方向と交叉する方向へ突出する突出部とを有する。このように、第2部材が、弾性部材を支持する支持部から第1部材側へ延びて貫通孔を挿通する延設部の先端側に、延設方向と交叉する方向へ突出する突出部を有するので、車両の振動やエンジン自体の振動等(以下、単に車両の振動等という。)によってエンジン側部材が車体フレーム側部材に対して上方へ離間する方向へ過大に移動した際に第2部材の突出部と第1部材とを当接させることができる。このため、第2部材の突出部と第1部材との当接によって、車体フレーム側部材に対するエンジン側部材の上方への過大な移動を確実に規制することができるので、車体フレームに対する上方へのエンジンの過大な移動を確実に抑えることができる。
また、第2部材の延設部が第1部材の貫通孔を挿通しているので、車両の振動等によってエンジン側部材が車体フレーム側部材に対して上下方向と交叉する方向(例えば、前後方向や車幅方向)へ過大に移動した際に第2部材の延設部と第1部材とを当接させることができる。このため、第2部材の延設部と第1部材との当接によって、車体フレーム側部材に対するエンジン側部材の上下方向と交叉する方向への過大な移動を確実に規制することができる。
また、第2部材の突出部は、第1部材から延設部の延設方向に離間しているので、車体フレーム側部材に対するエンジン側部材の上方への所定範囲内の移動が許容される。また、第1部材の貫通孔の外周縁部と第2部材の延設部との間には、間隙が設けられるので、車体フレーム側部材に対するエンジン側部材の上下方向と交叉する方向への所定範囲内の移動が許容される。従って、エンジンを下方から弾性支持して振動の伝達を抑制するというエンジンマウントとしての機能を確保することができる。
本発明の第2の態様は、エンジンを車体フレームによって下方から弾性支持するエンジン支持構造であって、エンジンマウントとストッパ部材とを備える。エンジンマウントは、エンジンに支持されるエンジン側部材と、エンジン側部材よりも下方に配置されて車体フレームに支持される車体フレーム側部材と、エンジン側部材と車体フレーム側部材との間に挟持される弾性部材とを有する。ストッパ部材は、エンジンマウントとは別体に形成される。エンジンマウントのエンジン側部材及び車体フレーム側部材の一方は、上下に貫通する貫通孔を有する第1部材を構成する。エンジンマウントのエンジン側部材及び車体フレーム側部材の他方は、第2部材を構成する。ストッパ部材は、エンジン及び車体フレームのうち第2部材を支持する側に支持されて第1部材の貫通孔を第2部材側から挿通する延設部と、延設部のうち貫通孔から第2部材とは反対側へ突出する領域に設けられて延設部の延設方向と交叉する方向へ突出する突出部とを有する。第1部材の貫通孔の外周縁部とストッパ部材の延設部との間には、間隙が設けられる。ストッパ部材の突出部は、第1部材から延設方向に離間している。
上記構成では、エンジンマウントのエンジン側部材及び車体フレーム側部材のうちの第1部材は、上下に貫通する貫通孔を有する第1部材を構成し、エンジン側部材及び車体フレーム側部材の他方は、ストッパ部材を支持する第2部材を構成する。また、エンジンマウントとは別体に形成されるストッパ部材は、エンジン及び車体フレームのうち第2部材を支持する側に支持されて第1部材の貫通孔を第2部材側から挿通する延設部と、延設部のうち貫通孔から第2部材とは反対側へ突出する領域に設けられて延設部の延設方向と交叉する方向へ突出する突出部とを有する。このように、ストッパ部材は、エンジン及び車体フレームのうち第2部材を支持する側(第1部材を支持しない側)に支持されて第1部材の貫通孔を第2部材側から挿通する延設部の先端側に、延設方向と交叉する方向へ突出する突出部を有するので、車両の振動等によってエンジン側部材が車体フレーム側部材に対して上方へ離間する方向へ移動した際に、ストッパ部材の突出部とエンジンマウントの第1部材とを当接させることができる。このため、ストッパ部材の突出部とエンジンマウントの第1部材との当接によって、車体フレーム側部材に対するエンジン側部材の上方への過大な移動を確実に規制することができるので、車体フレームに対する上方へのエンジンの過大な移動を確実に抑えることができる。
また、ストッパ部材の延設部がエンジンマウントの第1部材の貫通孔を挿通しているので、車両の振動等によってエンジン側部材が車体フレーム側部材に対して上下方向と交叉する方向(例えば、前後方向や車幅方向)へ過大に移動した際に、ストッパ部材の延設部とエンジンマウントの第1部材とを当接させることができる。このため、ストッパ部材の延設部とエンジンマウントの第1部材との当接によって、車体フレーム側部材に対するエンジン側部材の上下方向と交叉する方向への過大な移動を確実に規制することができる。
また、ストッパ部材の突出部は、エンジンマウントの第1部材から延設部の延設方向に離間しているので、車体フレーム側部材に対するエンジン側部材の上方への所定範囲内の移動が許容される。また、エンジンマウントの第1部材の貫通孔の外周縁部とストッパ部材の延設部との間には、間隙が設けられるので、車体フレーム側部材に対するエンジン側部材の上下方向と交叉する方向への所定範囲内の移動が許容される。従って、エンジンを下方から弾性支持して振動の伝達を抑制するというエンジンマウントとしての機能を確保することができる。
本開示によれば、車体フレームに対する上方へのエンジンの過大な移動を確実に抑えることができる。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、FRは車両の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、図2における白抜き矢印は、エンジンの駆動軸の回転方向を示す。また、以下の説明において、前後方向は車両の前後方向を意味し、左右方向は車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るエンジンマウント10を適用する車両1は、エンジン3の駆動軸(図示省略)の回転軸CLが前後方向に延びる状態で、エンジン3を車体フレーム2に搭載している。エンジン3の右側は、エンジンマウント10を介して車体フレーム2に車幅方向外側の下方から弾性支持される。なお、エンジン3の左側は、他のエンジンマウント4を介して車体フレーム2に車幅方向外側の下方から弾性支持される。
車体フレーム2は、車両1の車幅方向両側で車両1の前後に亘って延びる左右のサイドメンバ5と、車幅方向に沿って延びて左右のサイドメンバ5を連結する複数のクロスメンバ6とを有するラダーフレームである。左右のサイドメンバ5は、車幅方向内側へ開放される断面略U状に形成される。左右のサイドメンバ5の内部には、車幅方向外側へ開放される断面略U状のフレーム部材7が、左右のサイドメンバ5を補強するために車幅方向内側から挿入されて固定されている。複数のクロスメンバ6には、左右のサイドメンバ5の下面に固定されて、左右のサイドメンバ5よりも車幅方向両側へ突出し、車両1の前輪(図示省略)のサスペンション装置等を支持するサスクロスメンバ6aが含まれる。本実施形態では、車体フレーム2のうちのサスクロスメンバ6aがエンジンマウント10,4を介してエンジン3を下方から支持する。左右のサイドメンバ5間のサスクロスメンバ6aの車幅方向両端部には、エンジンマウント10,4を取り付けるための左右一対のフレーム側ブラケット8が設けられる。フレーム側ブラケット8は、金属製の板材を曲折して、後面視(前面視)において断面逆U状に形成される。フレーム側ブラケット8の上板8aは、平板状に形成され、下方から車幅方向内側の上方へ向かって延びる仮想直線L(図4参照)に対して交叉し、水平方向に対して傾斜している。右側のフレーム側ブラケット8(以下、単にフレーム側ブラケット8という。)の上板8aの上面には、エンジンマウント10が固定される。
エンジン3は、車両1の左右のサイドメンバ5間に配置される。エンジン3の車幅方向両側には、エンジンマウント10,4を取り付けるための左右一対のエンジン側ブラケット9が設けられる。左右のエンジン側ブラケット9は、エンジン3の車幅方向両側から車幅方向外側の下方へ向かって延びる。左右のエンジン側ブラケット9の下面は、水平方向に対して傾斜し、サスクロスメンバ6a側のフレーム側ブラケット8の上板8aの上面に対向する。右側のエンジン側ブラケット9(以下、単にエンジン側ブラケット9という。)の下面には、エンジンマウント10が固定される。すなわち、エンジン3は、左右のエンジンマウント4,10を介してサスクロスメンバ6aに下方から弾性支持される。
図3及び図4に示すように、エンジンマウント10は、硬質(例えば金属製)の第1板状部材(エンジン側部材、第1部材)11と、硬質(例えば金属製)の第2板状部材(車体フレーム側部材、第2部材)12と、弾性部材13とを有する。エンジンマウント10は、エンジン3を下方から弾性支持し、エンジン3及び車体フレーム2の相互間の振動の伝達を抑制する。なお、以下の説明において、エンジン3側とは、車体フレーム2が左右のエンジンマウント4,10を介してエンジン3を弾性支持した状態で、弾性支持されている側を意味し、車体フレーム2側とは、弾性支持している側を意味する。
第1板状部材11は、エンジン側ブラケット9の下面に固定されることによって、エンジン3に支持される。第1板状部材11は、略矩形状の第1底板部14と、第1底板部14の外縁部の全周域から下方へ延びる筒状の第1側板部15とを一体的に有し、第2板状部材12側(車幅方向外側の下方)へ向かって開放される箱状(有底筒状)に形成される。第1底板部14は、エンジン側ブラケット9の下面に面接触した状態で締結固定される。第1底板部14は、エンジン側ブラケット9に固定された状態で、下方から車幅方向内側の上方へ向かって延びる仮想直線Lに対して交叉し、水平方向に対して傾斜している。すなわち、第1底板部14は、上下方向及び車幅方向と交叉するように水平方向に対して傾斜している。第1底板部14の下面には、弾性部材13の上端側が固定(例えば、加硫接着によって固定)されている。筒状の第1側板部15のうち上側の第1側板部15aの上面には、第1底板部14の上端縁から車幅方向外側へ略水平方向に延びる水平領域16(以下、単に第1板状部材11の上面の水平領域16という。)が設けられる。第1板状部材11のうちエンジン側ブラケット9よりも車幅方向外側に位置する領域17の上面(本実施形態では、第1底板部14の車幅方向外端部の上面、及び上側の第1側板部15aの車幅方向内端部の上面)には、上記仮想直線Lに沿った方向に貫通するストッパ挿通孔(貫通孔)18が形成される。ストッパ挿通孔18は、第1板状部材11の上面のうち前後方向の中間部分に形成される。
第2板状部材12は、第1板状部材11よりも下方且つ車幅方向外側に配置され、フレーム側ブラケット8の上板8aの上面に固定されることによって、サスクロスメンバ6aに支持される。第2板状部材12は、水平方向に対して傾斜している略矩形状の第2底板部(支持部)19と、第2底板部19の上下の端縁部から上方へ延びる上下の第2側板部20a,20bと、上下の第2側板部20a,20bのうちの上側の第2側板部(延設部)20aの上端縁27から連続して上方へ延びる第2挿通部(延設部)21と、第2挿通部21の上端から曲折して車幅方向外側へ延びる第2係止部(突出部)22とを一体的に有する。第2底板部19は、フレーム側ブラケット8の上板8aの上面に面接触した状態で締結固定される。第2底板部19は、フレーム側ブラケット8に締結固定された状態で、上記仮想直線Lに対して交叉し、水平方向に対して傾斜している。すなわち、第2底板部19は、上下方向及び車幅方向と交叉するように水平方向に対して傾斜している。第2底板部19の上面には、弾性部材13の下端側が固定(例えば、加硫接着によって固定)されている。上下の第2側板部20a,20bは、第2底板部19の上下の端縁部から車幅方向内側の上方へ向かって延びて相対向し、上下の第2側板部20a,20bの上端縁27は、第1板状部材11の内部に配置される。第2挿通部21は、上側の第2側板部20aの上端縁27のうち前後方向の中間部分から連続して車幅方向内側の上方へ向かって直線状に延び、第1板状部材11のストッパ挿通孔18を下方から挿通する。すなわち、上側の第2側板部20a及び第2挿通部21は、第2底板部19から上方へ延びて第1板状部材11のストッパ挿通孔18を下方から挿通する延設部として機能する。ストッパ挿通孔18を挿通した状態の第2挿通部21は、第1板状部材11のストッパ挿通孔18の外周縁部25との間に間隙26を設けた状態で、ストッパ挿通孔18の外周縁部25から車幅方向及び前後方向に離間している。第2係止部22は、第1板状部材11よりも上方の第2挿通部21の上端から車幅方向外側へ延び、第1板状部材11の上面の水平領域16から上方へ離間した位置に配置され、水平領域16に対向する。すなわち、第2係止部22は、第2挿通部21の上端部から車幅方向外側へ突出して、第1板状部材11の上方に配置される。上下の第2側板部20a,20bには、弾性部材13から連続する薄肉状の弾性部材24が固定(例えば、加硫接着によって固定)される。弾性部材24は、上下の第2側板部20a,20bの内面(互いに対向する側の面)の略全域、上下の第2側板部20a,20bの先端面(上端面)、上下の第2側板部20a,20bの外面の上部領域、及び上下の第2側板部20a,20bの前後の端面の上部領域を覆う。
弾性部材13は、例えば、ゴム製の弾性部材13であって、第1板状部材11の第1底板部14と第2板状部材12の第2底板部19との間に配置されて、上記仮想直線Lに沿って延びる状態で第1板状部材11と第2板状部材12とによって挟持される。
エンジンマウント10によってエンジン3を下方から弾性支持した状態(以下、弾性支持状態という。)では、第2板状部材12の下側の第2側板部20bは、第1板状部材11の第1側板部15のうちの下側の第1側板部15bから車幅方向外側の上方へ離間し、且つ第1板状部材11の第1底板部14から下方へ離間した位置に配置される。また、第2板状部材12の上側の第2側板部20aは、第1板状部材11の上側の第1側板部15aから車幅方向内側の下方へ離間し、且つ第1板状部材11の第1底板部14から下方へ離間した位置に配置される。また、第2板状部材12の上下の第2側板部20a,20bの前端部は、第1板状部材11の第1側板部15のうちの前側の第1側板部15cから後方へ離間した位置に配置され、第2板状部材12の上下の第2側板部20a,20bの後端部は、第1板状部材11の第1側板部15のうちの後側の第1側板部15dから前方へ離間した位置に配置される。すなわち、弾性支持状態のエンジンマウント10の第2板状部材12の上下の第2側板部20a,20bと第1板状部材11との間には、間隙23が設けられる。係る間隙23は、車両1の振動時等に、エンジンマウント10の第1板状部材11と第2板状部材12との干渉を回避して、第2板状部材12に対する第1板状部材11の所定範囲内の相対的な移動を許容し、エンジンマウント10によってエンジン3を下方から弾性支持して振動の伝達を抑制することが可能な大きさに設定される。
上記のように構成されたエンジンマウント10では、第2板状部材12の上側の第2側板部20aが第2底板部19の上側の端縁部から上方へ延び、第2挿通部21が上側の第2側板部20aの上端縁27から連続して上方へ延びて第1板状部材11のストッパ挿通孔18を下方から挿通し、第2係止部22が第2挿通部21の上端から曲折して車幅方向外側へ延びて第1板状部材11の上面の水平領域16から上方へ離間した位置に配置される。このように、第2板状部材12の第2係止部22が第1板状部材11の上面の水平領域16の上方に配置されるので、車両1の振動やエンジン3自体の振動(例えば、エンジン3の急激な回転数の上昇時のエンジン3のロール方向(図2における白抜き矢印の方向)への大きな傾動)等(以下、単に車両1の振動等という。)によってエンジン3側の第1板状部材11が車体フレーム2側の第2板状部材12に対して上方へ離間する方向へ大きく移動した際に、第1板状部材11の上面が第2板状部材12の第2係止部22に当接する。このため、係る当接によって、第2板状部材12に対する第1板状部材11の上方への大きな移動を確実に規制することができるので、車体フレーム2に対する上方へのエンジン3の過大な移動を確実に抑えることができる。
また、第2板状部材12の第2挿通部21が第1板状部材11のストッパ挿通孔18を挿通しているので、車両1の振動等によってエンジン3側の第1板状部材11が車体フレーム2側の第2板状部材12に対して上下方向と交叉する方向(例えば、前後方向や車幅方向)へ大きく移動した際に、第2板状部材12の第2挿通部21と第1板状部材11のストッパ挿通孔18の外周縁部25とが当接する。このため、第2板状部材12に対する第1板状部材11の上下方向と交叉する方向への過大な移動を確実に規制することができる。
また、弾性支持状態のエンジンマウント10の第2板状部材12の上下の第2側板部20a,20bと第1板状部材11との間には、間隙23が設けられる。係る間隙23は、車両1の振動時等に、エンジンマウント10の第1板状部材11と第2板状部材12との干渉を回避して、第2板状部材12に対する第1板状部材11の所定範囲内の相対的な移動を許容し、エンジンマウント10によってエンジン3を下方から弾性支持して振動の伝達を抑制することが可能な大きさに設定される。このため、エンジン3を下方から弾性支持して振動の伝達を抑制するというエンジンマウント10としての機能を確実に確保することができ、且つ第2板状部材12に対する第1板状部材11の上記所定範囲を超えた過大な移動を第1板状部材11と第2板状部材12との当接によって規制することができる。
従って、本実施形態によれば、車体フレーム2に対する上方へのエンジン3の過大な移動を確実に抑えることができる。
また、第2板状部材12の第2係止部22が第1板状部材11の上面から上方へ離間した位置に配置されるので、第2板状部材12に対する第1板状部材11の上方への所定範囲内の移動が許容される。また、第1板状部材11のストッパ挿通孔18に第2板状部材12の第2挿通部21を挿通した状態では、第2挿通部21と第1板状部材11のストッパ挿通孔18の外周縁部25との間に間隙26が設けられるので、第2板状部材12に対する第1板状部材11の上下方向と交叉する方向への所定範囲内の移動が許容される。従って、エンジン3を下方から弾性支持して振動の伝達を抑制するというエンジンマウント10としての機能を確保することができる。
なお、本実施形態では、第2板状部材12に前後方向の長さ(幅)が互いに異なる上側の第2側板部20aと第2挿通部21とを設け、上側の第2側板部20a及び第2挿通部21を、第2底板部19から上方へ延びて第1板状部材11のストッパ挿通孔18を下方から挿通する延設部として機能させたが、これに限定されるものではない。例えば、第2底板部19から上方へ延びて第1板状部材11のストッパ挿通孔18を下方から挿通する同一幅の延設部を第2板状部材12に設けてもよい。
また、本実施形態では、第2板状部材12の第2係止部(突出部)22を第2挿通部21の上端から曲折させたが、突出部はこれに限定されるものではなく、例えば、第2挿通部21の側面に固定されて第2挿通部21から延設方向と交叉する方向へ突出する突出部であってもよい。
また、本実施形態では、第2板状部材12の第2係止部22を第2挿通部21の上端から車幅方向外側へ突出させたが、第2係止部22を突出させる方向は、第2挿通部21の延設方向と交叉する方向であれば、他の方向(前方、後方、車幅方向内側など)であってもよい。
また、本実施形態では、第1板状部材11の上面に水平領域16を設けたが、水平領域16を設けなくてもよい。すなわち、第2板状部材12の第2係止部22を第1板状部材11の上面の水平ではない領域の上方に設けてもよい。
また、本実施形態では、第2板状部材12に下側の第2側板部20bを設けたが、下側の第2側板部20bを設けなくてもよい。
また、本実施形態では、エンジン3側の第1板状部材11にストッパ挿通孔18を設け、車体フレーム2側の第2板状部材12に支持部(第2底板部19)と延設部(上側の第2側板部20a及び第2挿通部21)と突出部(第2係止部22)とを設けたが、これに限定されるものではない。例えば、図5に示すように、エンジンマウント30のうち、車体フレーム2側の第2板状部材(車体フレーム側部材、第1部材)32にストッパ挿通孔(貫通孔)33を設け、エンジン3側の第1板状部材(エンジン側部材、第2部材)31に支持部34と延設部35と突出部36とを設けてもよい。この場合、第1板状部材31の支持部34が、弾性部材13を支持し、延設部35が支持部34から車幅方向外側の下方へ向かって延びて第2板状部材32のストッパ挿通孔33を挿通し、突出部36が延設部35のうち第2板状部材32よりも下方の領域から延設方向と交叉する方向(例えば、車幅方向内側)へ突出してもよい。
また、本実施形態では、エンジンマウント10の第2板状部材12をサスクロスメンバ6aから支持したが、これに限定されるものではなく、第2板状部材12をサスクロスメンバ6a以外の他の車体フレーム2(例えば、サイドメンバ5等)から支持してもよい。
また、本実施形態では、本開示に係るエンジンマウント10をエンジン3の右側に適用したが、本開示に係るエンジンマウント10を、エンジン3の左側に適用してもよいし、或いはエンジン3の左右両側に適用してもよい。
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のエンジン支持構造は、エンジンマウント40の第2板状部材42の形状、及びエンジンマウント40とは別体のエンジンマウントストッパ60を備える点で第1実施形態と相違する。なお、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
図6及び図7に示すように、本実施形態に係るエンジン支持構造は、エンジンマウント40と、硬質(例えば金属製)のエンジンマウントストッパ(ストッパ部材)60とを備え、エンジン3の右側を支持する構造に適用される。
エンジンマウント40は、第1板状部材(エンジン側部材、第1部材)11と、硬質(例えば金属製)の第2板状部材(車体フレーム側部材、第2部材)42と、弾性部材13とを有する。エンジンマウント40は、エンジン3を下方から弾性支持し、エンジン3及び車体フレーム2の相互間の振動の伝達を抑制する。
第2板状部材42は、第1板状部材11よりも下方且つ車幅方向外側に配置され、フレーム側ブラケット8の上板8aの上面に固定されることによって、サスクロスメンバ6aに支持される。第2板状部材42は、水平方向に対して傾斜している略矩形状の第2底板部43と、第2底板部43の下端縁部から上方へ延びる第2側板部44とを一体的に有する。第2底板部43は、フレーム側ブラケット8の上板8aの上面に面接触した状態で締結固定される。第2底板部43は、フレーム側ブラケット8に締結固定された状態で、上記仮想直線Lに対して交叉し、水平方向に対して傾斜している。すなわち、第2底板部43は、上下方向及び車幅方向と交叉するように水平方向に対して傾斜している。第2底板部43の上面には、弾性部材13の下端側が固定(例えば、加硫接着によって固定)されている。第2側板部44は、第2底板部43の下端縁部から車幅方向内側の上方へ向かって延び、第2側板部44の上端は、第1板状部材11の内部に配置される。第2側板部44には、弾性部材13から連続する薄肉状の弾性部材24が固定(例えば、加硫接着によって固定)される。弾性部材24は、第2側板部44の内面(車幅方向外側の面)の略全域、第2側板部44の先端面(上端面)、第2側板部44の外面(車幅方向内側の面)の上部領域、及び第2側板部44の前後の端面の上部領域を覆う。
弾性支持状態では、第2板状部材42の第2側板部44は、第1板状部材11の第1側板部15のうちの下側の第1側板部15bから車幅方向外側の上方へ離間し、且つ第1板状部材11の第1底板部14から下方へ離間した位置に配置される。また、第2板状部材42の第2側板部44の前端部は、第1板状部材11の第1側板部15のうちの前側の第1側板部15cから後方へ離間した位置に配置され、第2板状部材42の第2側板部44の後端部は、第1板状部材11の第1側板部15のうちの後側の第1側板部15dから前方へ離間した位置に配置される。すなわち、弾性支持状態のエンジンマウント40の第2板状部材42の第2側板部44と第1板状部材11との間には、間隙23が設けられる。係る間隙23は、車両1の振動時等に、エンジンマウント40の第1板状部材11と第2板状部材42との干渉を回避して、第2板状部材42に対する第1板状部材11の所定範囲内の相対的な移動を許容し、エンジンマウント40によってエンジン3を下方から弾性支持して振動の伝達を抑制することが可能な大きさに設定される。
エンジンマウントストッパ60は、エンジンマウント40とは別体に形成され、フレーム側ブラケット8の上板8aのうち、エンジンマウント40よりも上方の領域に固定される。すなわち、エンジンマウントストッパ60は、フレーム側ブラケット8を介して車体フレーム2に支持される。エンジンマウントストッパ60は、ストッパ側板部(延設部)61と、ストッパ挿通部(延設部)62と、ストッパ係止部(突出部)63とを一体的に有する。
ストッパ側板部61は、第2板状部材42の第2側板部44と略同じ大きさに形成され、第1板状部材11の内部で第2側板部44と対向する位置に配置されて、下端部61aがフレーム側ブラケット8の上板8aに固定される。ストッパ側板部61は、下方から車幅方向内側の上方へ向かって延びる仮想直線Lに沿って延びる。
ストッパ挿通部62は、ストッパ側板部61の上端縁64のうち前後方向の中間部分から連続して車幅方向内側の上方へ向かって直線状に延び、第1板状部材11のストッパ挿通孔18を下方から挿通する。すなわち、ストッパ側板部61及びストッパ挿通部62は、車体フレーム2に支持されて第1板状部材11のストッパ挿通孔18を下方から挿通する延設部として機能する。ストッパ挿通孔18を挿通した状態のストッパ挿通部62は、第1板状部材11のストッパ挿通孔18の外周縁部25との間に間隙26を設けた状態で、ストッパ挿通孔18の外周縁部25から車幅方向及び前後方向に離間している。
ストッパ係止部63は、第1板状部材11よりも上方のストッパ挿通部62の上端から曲折して車幅方向外側へ延び、第1板状部材11の上面の水平領域16から上方へ離間した位置に配置され、水平領域16に対向する。すなわち、ストッパ係止部63は、ストッパ挿通部62の上端部から車幅方向外側へ突出して、第1板状部材11の上方に配置される。
上記のように構成されたエンジン支持構造では、エンジンマウントストッパ60のストッパ挿通部62がエンジンマウント40の第1板状部材11のストッパ挿通孔18を下方から挿通し、エンジンマウントストッパ60のストッパ係止部63が、ストッパ挿通部62の上端から曲折して車幅方向外側へ延びて第1板状部材11の上面の水平領域16から上方へ離間した位置に配置される。このように、エンジンマウントストッパ60のストッパ係止部63がエンジンマウント40の第1板状部材11の上方に配置されるので、車両1の振動等によってエンジンマウント40のエンジン3側の第1板状部材11が車体フレーム2側の第2板状部材42に対して上方へ離間する方向へ大きく移動した際に、第1板状部材11の上面がエンジンマウントストッパ60のストッパ係止部63に当接する。このため、係る当接によって、第2板状部材42に対する第1板状部材11の上方への大きな移動を確実に規制することができるので、車体フレーム2に対する上方へのエンジン3の過大な移動を確実に抑えることができる。
また、エンジンマウントストッパ60のストッパ挿通部62がエンジンマウント40の第1板状部材11のストッパ挿通孔18を挿通しているので、車両1の振動等によってエンジンマウント40のエンジン3側の第1板状部材11が車体フレーム2側の第2板状部材42に対して上下方向と交叉する方向(例えば、前後方向や車幅方向)へ大きく移動した際に、エンジンマウントストッパ60のストッパ挿通部62とエンジンマウント40の第1板状部材11のストッパ挿通孔18の外周縁部25とが当接する。このため、エンジンマウント40の第2板状部材42に対する第1板状部材11の上下方向と交叉する方向への過大な移動を確実に規制することができる。
従って、本実施形態によれば、車体フレーム2に対する上方へのエンジン3の過大な移動を確実に抑えることができる。
また、エンジンマウントストッパ60のストッパ係止部63が、エンジンマウント40の第1板状部材11の上面から上方へ離間した位置に配置されるので、エンジンマウント40の第2板状部材42に対する第1板状部材11の上方への所定範囲内の移動が許容される。また、エンジンマウント40の第1板状部材11のストッパ挿通孔18にエンジンマウントストッパ60のストッパ挿通部62を挿通した状態では、ストッパ挿通部62と第1板状部材11のストッパ挿通孔18の外周縁部25との間に間隙26が設けられるので、エンジンマウントストッパ60のストッパ挿通部62に対する第1板状部材11の上下方向と交叉する方向への所定範囲内の移動が許容される。すなわち、エンジンマウント40の第2板状部材42に対する第1板状部材11の上下方向と交叉する方向への所定範囲内の移動が許容される。従って、エンジン3を下方から弾性支持して振動の伝達を抑制するというエンジンマウント40としての機能を確保することができる。
なお、本実施形態では、エンジンマウント40の第2板状部材42を、第2底板部43と第2側板部44とによって構成したが、第2板状部材42の構成はこれに限定されるものではなく、様々な構成を適用することができる。
また、本実施形態では、エンジンマウントストッパ60のストッパ係止部(突出部)63をストッパ挿通部62の上端から曲折させたが、突出部はこれに限定されるものではなく、例えば、ストッパ挿通部62の側面に固定されてストッパ挿通部62から延設方向と交叉する方向へ突出する突出部であってもよい。
また、本実施形態では、エンジンマウントストッパ60のストッパ係止部63をストッパ挿通部62の上端から車幅方向外側へ突出させたが、ストッパ係止部63を突出させる方向は、ストッパ挿通部62の延設方向と交叉する方向であれば、他の方向(前方、後方、車幅方向内側など)であってもよい。
また、本実施形態では、エンジンマウント40の第2板状部材42及びエンジンマウントストッパ60をサスクロスメンバ6aから支持したが、これに限定されるものではなく、エンジンマウント40の第2板状部材42及びエンジンマウントストッパ60の一方または双方をサスクロスメンバ6a以外の他の車体フレーム2(例えば、サイドメンバ5等)から支持してもよい。
また、本実施形態では、エンジンマウント40のうちエンジン3側の第1板状部材11にストッパ挿通孔18を設け、エンジンマウントストッパ60を車体フレーム2側に固定したが、これに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、エンジンマウント70のうち車体フレーム2側の第2板状部材(車体フレーム側部材、第1部材)72にストッパ挿通孔(貫通孔)73を設け、エンジンマウントストッパ(ストッパ部材)80をエンジン3側(例えば、エンジン側ブラケット9)に固定してもよい。この場合、エンジンマウントストッパ80は、エンジン側ブラケット9から車幅方向外側の下方へ向かって延びてエンジンマウント70の第2板状部材72のストッパ挿通孔73を上方から挿通する延設部81と、延設部81のうち第2板状部材72よりも下方の領域から延設方向と交叉する方向(例えば、車幅方向内側)へ突出する突出部82とを有してもよい。
また、本実施形態では、本開示に係るエンジン支持構造をエンジン3の右側に適用したが、本開示に係るエンジン支持構造を、エンジン3の左側に適用してもよいし、或いはエンジン3の左右両側に適用してもよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、上記第1実施形態及び上記第2実施形態では、エンジン3の回転軸CLが前後方向に延びる状態でエンジン3を車両1に搭載したが、エンジン3の回転軸CLが車幅方向に延びる状態でエンジン3を車両1に搭載してもよい。この場合、上記第1実施形態に係るエンジンマウント10または上記第2実施形態に係るエンジン支持構造を、エンジン3の前後方向の一側または両側に適用してもよい。
本開示に係るエンジンマウント及びエンジン支持構造は、エンジンを車体フレーム側から支持する車両に広く適用することができる。
1:車両
2:車体フレーム
3:エンジン
10,30,40,70:エンジンマウント
11:第1板状部材(エンジン側部材、第1部材)
12,42:第2板状部材(車体フレーム側部材、第2部材)
13:弾性部材
18,33,73:ストッパ挿通孔(貫通孔)
20a:上側の第2側板部(延設部)
21:第2挿通部(延設部)
22:第2係止部(突出部)
26:間隙
31:第1板状部材(エンジン側部材、第2部材)
32,72:第2板状部材(車体フレーム側部材、第1部材)
34:エンジンマウントの支持部
35:エンジンマウントの延設部
36:エンジンマウントの突出部
60,80:エンジンマウントストッパ(ストッパ部材)
61:ストッパ側板部(延設部)
62:ストッパ挿通部(延設部)
63:ストッパ係止部(突出部)
81:エンジンマウントストッパの延設部
82:エンジンマウントストッパの突出部
2:車体フレーム
3:エンジン
10,30,40,70:エンジンマウント
11:第1板状部材(エンジン側部材、第1部材)
12,42:第2板状部材(車体フレーム側部材、第2部材)
13:弾性部材
18,33,73:ストッパ挿通孔(貫通孔)
20a:上側の第2側板部(延設部)
21:第2挿通部(延設部)
22:第2係止部(突出部)
26:間隙
31:第1板状部材(エンジン側部材、第2部材)
32,72:第2板状部材(車体フレーム側部材、第1部材)
34:エンジンマウントの支持部
35:エンジンマウントの延設部
36:エンジンマウントの突出部
60,80:エンジンマウントストッパ(ストッパ部材)
61:ストッパ側板部(延設部)
62:ストッパ挿通部(延設部)
63:ストッパ係止部(突出部)
81:エンジンマウントストッパの延設部
82:エンジンマウントストッパの突出部
Claims (2)
- エンジンと車体フレームとの間に配置され、前記エンジンを前記車体フレームによって下方から弾性支持するためのエンジンマウントであって、
前記エンジンに支持されるエンジン側部材と、
前記エンジン側部材よりも下方に配置されて前記車体フレームに支持される車体フレーム側部材と、
前記エンジン側部材と前記車体フレーム側部材との間に挟持される弾性部材と、を備え、
前記エンジン側部材及び前記車体フレーム側部材の一方は、上下に貫通する貫通孔を有する第1部材を構成し、
前記エンジン側部材及び前記車体フレーム側部材の他方は、前記弾性部材を支持する支持部と、前記支持部から前記第1部材側へ延びて前記貫通孔を挿通する延設部と、前記延設部のうち前記貫通孔から前記支持部とは反対側へ突出する領域に設けられて前記延設部の延設方向と交叉する方向へ突出する突出部とを有する第2部材を構成し、
前記第1部材の前記貫通孔の外周縁部と前記第2部材の前記延設部との間には、間隙が設けられ、
前記第2部材の前記突出部は、前記第1部材から前記延設方向に離間している
ことを特徴とするエンジンマウント。 - エンジンを車体フレームによって下方から弾性支持するエンジン支持構造であって、
前記エンジンに支持されるエンジン側部材と、前記エンジン側部材よりも下方に配置されて前記車体フレームに支持される車体フレーム側部材と、前記エンジン側部材と前記車体フレーム側部材との間に挟持される弾性部材とを有するエンジンマウントと、
前記エンジンマウントとは別体に形成されるストッパ部材と、を備え、
前記エンジンマウントの前記エンジン側部材及び前記車体フレーム側部材の一方は、上下に貫通する貫通孔を有する第1部材を構成し、
前記エンジンマウントの前記エンジン側部材及び前記車体フレーム側部材の他方は、第2部材を構成し、
前記ストッパ部材は、前記エンジン及び前記車体フレームのうち前記第2部材を支持する側に支持されて前記第1部材の前記貫通孔を第2部材側から挿通する延設部と、前記延設部のうち前記貫通孔から前記第2部材とは反対側へ突出する領域に設けられて前記延設部の延設方向と交叉する方向へ突出する突出部とを有し、
前記第1部材の前記貫通孔の外周縁部と前記ストッパ部材の前記延設部との間には、間隙が設けられ、
前記ストッパ部材の前記突出部は、前記第1部材から前記延設方向に離間している
ことを特徴とするエンジン支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018233086A JP2020094641A (ja) | 2018-12-13 | 2018-12-13 | エンジンマウント及びエンジン支持構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018233086A JP2020094641A (ja) | 2018-12-13 | 2018-12-13 | エンジンマウント及びエンジン支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020094641A true JP2020094641A (ja) | 2020-06-18 |
Family
ID=71086073
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JP2018233086A Pending JP2020094641A (ja) | 2018-12-13 | 2018-12-13 | エンジンマウント及びエンジン支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020094641A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114368271A (zh) * | 2020-10-15 | 2022-04-19 | 威巴克欧洲股份公司 | 具有板件的发动机支架 |
-
2018
- 2018-12-13 JP JP2018233086A patent/JP2020094641A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114368271A (zh) * | 2020-10-15 | 2022-04-19 | 威巴克欧洲股份公司 | 具有板件的发动机支架 |
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