JP2020093732A - 車両用照明システム - Google Patents

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Abstract

【課題】照明部の省スペース化を図りつつ、利便性を確保する。【解決手段】車両用照明システムSでは、ドアハンドル20内に、照明部30が設けられ、照明部30は、単一の光源34と、単一の導光部材36と、を含んで構成されている。さらに、導光部材36は、光源34により発光された光をハンドル収容部62側へ導く第1導光部36Aと、光源34により発光された光を下側へ導く第2導光部36Bと、を有している。したがって、照明部30の省スペース化を図ることができる。また、制御部40が、照明部30の光源34を発光させた後に、ハンドル駆動部26を駆動させ、ドアハンドル20を格納位置から操作位置に移動させる。このため、初めに、格納位置におけるドアハンドル20の位置を使用者に対して確認させ、その後に、グリップ部20Bとサイドドア60との間の間隙位置を認識させることができる。このため、使用者に対する利便性を確保できる。【選択図】図4

Description

本発明は、車両用照明システムに関する。
下記特許文献1に記載の車両用ドア開閉装置では、ドアハンドルの内部に第1発光部及び第2発光部が設けられている。これら第1発光部及び第2発光部は、それぞれ光源及び拡散部材を有している。そして、第1発光部の光源によって発光された光が、ドアハンドルとドアパネルとの間を照射する。これにより、使用者がドアハンドルの位置を認識することができる。また、第2発光部の光源によって発光された光が、ドアハンドルから車両下側へ照射する。これにより、例えば、使用者の足元等を照明することができる。以上により、使用者に対する利便性を向上することができる。
特開2006−9352号公報
ところで、近年、ドアハンドルでは、所謂フラッシュハンドルというものがある。このフラッシュハンドルでは、車両ドアの開閉が不要なときには、ドアハンドルが車両ドアに格納された格納位置に配置され、車両ドアの開閉が必要なときには、ドアハンドルが車両ドアに対して車幅方向外側へ突出された操作位置に配置される。
このようなフラッシュハンドルにおいて、上記のような照明構造を適用する場合には、ドアハンドルが上述のように車両ドアの内部に格納されるため、搭載される照明構造の省スペース化を図り、ドアハンドルを薄くすることが望ましい。
また、上記フラッシュハンドルでは、ドアハンドルの位置が格納位置と操作位置との間を移動するため、ドアハンドルから照射される光の照射角度が変化する。このため、例えば、使用者がドアハンドルの位置を認識し難くなり、利用者に対する利便性が低下する可能性がある。
本発明は、上記事実を考慮して、照明部の省スペース化を図りつつ、利便性を確保することができる車両用照明システムを提供する。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、車両ドアのハンドル収容部に収容され、前記ハンドル収容部内に格納された格納位置と前記車両ドアに対して車幅方向外側へ突出された操作位置との間を移動可能に構成されたドアハンドルと、駆動することで前記ドアハンドルを格納位置から操作位置へ移動させるハンドル駆動部と、光源と、前記ドアハンドルに設けられ且つ前記光源によって発光された光を導く導光部材と、を有する照明部と、前記ハンドル駆動部を駆動させると共に、前記光源を発光させる制御部と、を備え、前記導光部材は、前記光源によって発光された光を前記ハンドル収容部側へ導く第1導光部と、前記光源によって発光された光を車両下側へ導く第2導光部と、を含んで構成され、前記制御部は、前記光源を発光させた後に、前記ハンドル駆動部を駆動させて前記ドアハンドルを前記格納位置から前記操作位置に移動させる車両用照明システムである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、使用者が形態する携帯機器と通信によって接続される通信部と、使用者の車両への接近を検知する検知部と、を備え、前記制御部は、前記通信部からの出力情報に基づいて前記携帯機器を認識したときに、前記光源を発光させ、前記光源の発光後、前記検知部によって使用者の接近を検知したときに、前記ハンドル駆動部を駆動させる車両用照明システムである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記ドアハンドルは、使用者が把持するグリップ部を有しており、前記グリップ部には、前記導光部材を通過した光を透過する透過部が設けられている車両用照明システムである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記ドアハンドルは、車両前後方向に延在されており、前記照明部が前記ドアハンドルの前端側の部分又は後端側の部分に配置されている車両用照明システムである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記ドアハンドルは、車両前後方向に延在されており、前記照明部が前記ドアハンドルの長手方向中間部に配置されている車両用照明システムである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記車両ドアには、前記ドアハンドルを回転可能に支持するベース部材が設けられており、前記光源が、前記ベース部材に設けられている車両用照明システムである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態によれば、照明部の省スペース化を図りつつ、利便性を確保することができる。
本実施の形態に係る車両用照明システムが搭載された車両を示す側面図である。 本実施の形態に係る車両用照明システムの構成を示す構成図である。 (A)は、図1に示されるドアハンドルを示す上側から見た平面図であり、(B)は、(A)に示されるドアハンドルを示す車幅方向外側から見た側面図である。 (A)は、図3(A)に示されるドアハンドルの内部を示す上側から見た透視図であり、(B)は、図3(B)に示されるドアハンドルの内部を示す車幅方向外側から見た透視図であり、(C)は、ドアハンドルが格納位置に配置されたときのハンドル収容部が照明された状態を説明するための車幅方向外側から見た説明図である。 (A)は、ドアハンドルが図4(A)の格納位置から操作位置に配置された状態を示す上側から見た透視図であり、(B)は、(A)に示されるドアハンドルの内部を示す車幅方向外側から見た透視図である。
以下、図面を用いて、本実施の形態に係る車両用照明システムSについて説明する。図1に示されるように、車両用照明システムSは、車両(自動車)Vに搭載されて、車両Vにおける「車両ドア」としてのサイドドア60のドアハンドル20を照明するシステムとして構成されている。また、車両用照明システムSは、使用者(運転者)が携帯する携帯機器50(図2参照)と無線通信によって接続して、使用者が車両Vに接近したときにサイドドア60の施錠装置に対する施錠又は解除を行う、所謂スマートエントリーシステムとしても機能するようになっている。なお、図面において適宜示される矢印UP、矢印FR、矢印OUTは、それぞれ、車両Vの車両上側、車両前側、車幅方向外側を示している。そして、以下の説明において、上下方向、前後、車幅方向の方向を用いて説明するときには、特に断りのない限り、車両Vの上下方向、前後方向、車幅方向を示すものとする。
図1及び図2に示されるように、車両用照明システムSは、通信部10と、検知部12と、ドアハンドル20と、ドアハンドル20に設けられた照明部30と、制御部40と、を含んで構成されている。以下、車両用照明システムSの各構成について説明する。
(通信部10について)
通信部10は、使用者が携帯する携帯機器50と無線通信によって接続されると共に、後述する制御部40に電気的に接続されている。そして、携帯機器50を携帯した使用者が車両Vに所定距離接近すると、通信部10は、携帯機器50に対して認証コードの送信要求を行うと共に、携帯機器50から認証コードを受信する。そして、通信部10は、受信した認証コードを、出力結果として後述する制御部40へ出力するようになっている。
(検知部12について)
検知部12は、サイドドア60又は後述するドアハンドル20に設けられており、後述する制御部40に電気的に接続されている。この検知部12は、例えば、超音波センサや静電容量センサ、赤外線センサ等の近接センサによって構成されて、携帯機器50を携帯した使用者の車両Vへの接近を検知するようになっている。そして、使用者が車両Vに特定距離(上記、所定距離よりも短い距離)以下に接近したことを検知すると、検知信号を制御部40に出力するようになっている。
(ドアハンドル20について)
図3(A)及び(B)に示されるように、ドアハンドル20は、前後方向を長手方向とする中空の略直方体ブロック状に形成されている。具体的には、ドアハンドル20は、ドアハンドル20の前端部を構成する支持部20Aと、支持部20Aから後側へ延出されたグリップ部20Bと、を有している。また、ドアハンドル20は、車両Vのサイドドア60に形成されたハンドル収容部62に配置されており、ハンドル収容部62は、車幅方向外側へ開放された凹状に形成されている。さらに、ドアハンドル20は、サイドドア60に設けられたベース部材22によって回転可能に支持されている。具体的には、ドアハンドル20の支持部20Aが、上下方向を軸方向とする回転軸24を介して、ベース部材22に回転可能に連結されている。
また、ドアハンドル20には、ハンドル駆動部26(図2参照)が連結されており、ハンドル駆動部26の駆動によって、ドアハンドル20が、図3及び図4に示される格納位置と、格納位置から回転方向一方側(図3(A)の矢印A方向側)へ回転した操作位置(図5に示される位置)と、の間を回動するように構成されている。
ドアハンドル20の格納位置では、ドアハンドル20が、ハンドル収容部62内に格納されて、ドアハンドル20の外側面20Cが、サイドドア60の外側面60Aと、略面一になる位置に配置されている。また、ドアハンドル20の格納位置では、車幅方向外側から見て、ドアハンドル20の外周部と、ハンドル収容部62の開口部との間に、僅かな隙間Gが形成されており、当該隙間Gは、ドアハンドル20の周方向全周に亘って形成されている。一方、ドアハンドル20の操作位置では、ドアハンドル20のグリップ部20Bがサイドドア60の外側面60Aから車幅方向外側へ突出して、グリップ部20Bとサイドドア60との間に間隙が形成されるようになっている(図5参照)。以上により、ドアハンドル20は、所謂フラッシュハンドルとして構成されている。
なお、ドアハンドル20の内部には、図示しない近接センサが設けられている。また、サイドドア60には、図示しない施錠装置が設けられており、施錠装置によってサイドドア60をロック又はアンロックするように構成されている。そして、ドアハンドル20が操作位置に配置された状態で、使用者の手をグリップ部20Bとサイドドア60との間の間隙に挿入することで、ドアハンドル20の近接センサが使用者の手の接近を検知して、後述する制御部40によって施錠装置のロック状態を解除するようになっている。さらに、この状態で、ドアハンドル20を操作位置からさらに回転方向一方側へ回転させることで、サイドドア60が開くように構成されている。
(照明部30について)
図4及び図5に示されるように、照明部30は、ドアハンドル20の内部に設けられると共に、ドアハンドル20の長手方向一方側(前端側)の部分に配置されている。具体的には、照明部30が、支持部20Aとグリップ部20Bとの境界部分に配置されている。照明部30は、回路基板32と、光源34と、導光部材36と、を含んで構成されている。
回路基板32は、前後方向を板厚方向として配置されて、後述する導光部材36を介してドアハンドル20に固定されている。また、回路基板32は、後述する制御部40と電気的に接続されている。
光源34は、LED(light emitting diode)によって構成されて、回路基板32の後面に実装されている。そして、後述する制御部40によって光源34が発光して、光源34が、発光された光をドアハンドル20の長手方向他方側(後側)へ照射するようになっている。
導光部材36は、透過性を有するアクリル等の樹脂材によって構成されている。導光部材36は、ドアハンドル20の長手方向に沿った略長尺ブロック状に形成されて、図示しない位置において、ドアハンドル20に固定されている。また、導光部材36の前端部には、前述した回路基板32が組付けられており、導光部材36が回路基板32から後側へ突出している。
導光部材36の後端部の外周面には、第1導光部36Aが形成されており、第1導光部36Aは略半球面状に形成されている。そして、光源34によって発光された光が、導光部材36内を後側へ透過し、第1導光部36Aから拡散して後側且つ車幅方向内側へ照射される構成になっている(図4(A)の第1導光部36Aから延出された1点鎖線を参照)。すなわち、ドアハンドル20の格納位置において、第1導光部36Aから照射された光が、サイドドア60のハンドル収容部62側を照射するように構成されている。なお、ドアハンドル20の外周壁には、第1導光部36Aから照射された光を透過させるための透過部が形成されており、第1導光部36Aから照射された光が、当該透過部を通過してドアハンドル20の外側へ照射するようになっている。
導光部材36の後端部の外周面には、下端部において、第2導光部36Bが形成されている。第2導光部36Bは、車幅方向外側から見て、後側へ向かうに従い上側へ傾斜された傾斜面として構成されている。そして、光源34に発光された光が、導光部材36内を後側へ透過して、第2導光部36Bにおいて下側へ屈折される構成になっている。すなわち、ドアハンドル20の格納位置では、第2導光部36Bから照射された光が、サイドドア60のハンドル収容部62の内部の下部を照射するように構成されている(図4(B)の第2導光部36Bから延出された1点鎖線を参照)。なお、ドアハンドル20の下壁には、第2導光部36Bから照射された光を透過させるための、図示しない透過部が形成されている。
また、ドアハンドル20の操作位置では、第2導光部36Bが、サイドドア60の外側面60Aよりも車幅方向外側へ位置するようになっている(図5参照)。これにより、ドアハンドル20の操作位置では、第2導光部36Bから照射された光が、ドアハンドル20の透過部を通過して、地面GR(図1参照)を照射するようになっている。
(制御部40について)
制御部40は、前述した通信部10、検知部12、ハンドル駆動部26、及び照明部30に電気的に接続されている。また、制御部40は、通信部10及び検知部12からの出力信号に基づいて、ハンドル駆動部26を駆動制御すると共に、照明部30における光源34の発光制御を行うようになっている。具体的には、制御部40は、通信部10の出力信号に基づいて、携帯機器50の認証コードが、登録された正規コードと一致するか否かを判別するようになっている。そして、携帯機器50からの認証コードが、登録された正規コードと一致する場合には、照明部30の光源34を発光(点灯)させるようになっている。また、制御部40は、光源34を発光させた後に、検知部12からの出力信号に基づいて、携帯機器50を携帯した使用者が特定距離以下に車両Vに接近したか否かを判別するようになっている。そして、携帯機器50を携帯した使用者が特定距離以下に車両Vに接近した場合には、ハンドル駆動部26を駆動させて、ドアハンドル20を格納位置から操作位置へ回転移動させるようになっている。
(作用及び効果について)
次に、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
上記のように構成された車両用照明システムSにおいて、使用者(運転者)が車両Vに搭乗する前では、ドアハンドル20が格納位置に配置されている。そして、携帯機器50を携帯した使用者が車両Vに搭乗するために車両Vに接近すると、通信部10と携帯機器50とが無線通信により接続され、通信部10が、携帯機器50に対して認証コードの送信要求を行うと共に、携帯機器50から認証コードを受信する。そして、通信部10が、受信した認証コードを、制御部40へ出力する。
制御部40では、通信部10から受信した認証コードが、登録された正規コードと一致するか否かを判別する。そして、通信部10から受信した認証コードが、登録された正規コードと一致する場合には、制御部40が、照明部30の光源34を発光させる。
照明部30の光源34が発光すると、光源34によって発光された光が、導光部材36の内部を後側へ透過する。そして、第1導光部36Aに到達した光が、第1導光部36Aによって拡散されて、平面視で後側且つ車幅方向内側へ照射する(図4(A)の第1導光部36Aから延出された1点鎖線を参照)。このため、サイドドア60のハンドル収容部62の内部が照明される。また、第2導光部36Bに到達した光は、第2導光部36Bによって屈折されて下側へ照射する(図4(B)の第2導光部36Bから延出された1点鎖線を参照)。このため、サイドドア60のハンドル収容部62の内部における下部が照明される。その結果、ハンドル収容部62の開口部とドアハンドル20の外周部との間の隙間Gが照明されて、ドアハンドル20の外形を使用者が視認できるようになる(図4(C)のグレーで塗り潰された部分を参照)。したがって、使用者が、格納位置におけるドアハンドル20の位置を認識することができる。
そして、携帯機器50を携帯した使用者が車両Vにさらに接近して、使用者と車両Vとの間の距離が特定距離以下になると、検知部12が、使用者の車両Vへの接近を検知して制御部40へ出力する。制御部40は、検知部12からの出力信号に基づいて、ハンドル駆動部26を駆動させる。これにより、ハンドル駆動部26によってドアハンドル20が格納位置から操作位置へ回転される。
ドアハンドル20が操作位置へ回転されると、ドアハンドル20(グリップ部20B)がサイドドア60から車幅方向外側へ突出するため、第2導光部36Bから下側へ照射された光によって、地面GRが照らされる(図5(B)の第2導光部36Bから延出された1点鎖線を参照)。これにより、使用者の足元周辺が照らされる。なお、ドアハンドル20の操作位置においても、第1導光部36Aによって拡散された光の一部が、サイドドア60のハンドル収容部62を照明する(図5(B)のグレーで塗り潰された部分を参照)。これにより、使用者がドアハンドル20のグリップ部20Bとサイドドア60との間の間隙を認識することができる。
そして、ドアハンドル20のグリップ部20Bとサイドドア60との間の間隙に使用者の手を挿入すると、ドアハンドル20の近接センサが使用者の手の接近を検知する。これにより、制御部40が施錠装置のロック状態を解除する。また、この状態で、使用者によってドアハンドル20を操作位置から回転方向一方側へ回転させると、サイドドア60が開いて、使用者の車両Vへ搭乗が可能になる。
以上説明したように、本実施の形態の車両用照明システムSでは、ドアハンドル20が、ハンドル収容部62内に収容された格納位置と、サイドドア60から車幅方向外側へ突出された操作位置と、の間を移動する、所謂フラッシュハンドルとして構成されている。また、ドアハンドル20の内部には、照明部30が設けられており、照明部30は、単一の光源34と、単一の導光部材36と、を含んで構成されている。さらに、導光部材36は、光源34によって発光された光を、ハンドル収容部62側へ導く第1導光部36Aと、光源34によって発光された光を下側へ導く第2導光部36Bと、を有している。したがって、照明部30の省スペース化を図りつつ、照明部30によってハンドル収容部62内及び地面GRを照らすことができる。
また、上述のように、制御部40は、照明部30の光源34を発光させた後に、ハンドル駆動部26を駆動させて、ドアハンドル20を格納位置から操作位置に移動させる。このため、格納位置から操作位置へ移動するドアハンドル20に対して、初めに、格納位置におけるドアハンドル20の位置を使用者に対して認識させ、その後に、ドアハンドル20のグリップ部20Bとサイドドア60との間の間隙位置を認識させることができる。また、ドアハンドル20の操作位置において、使用者の足元周辺を照らすことができる。したがって、格納位置から操作位置に移動されるドアハンドル20に対して、使用者に対する利便性を確保することができる。
以上により、照明部30の省スペース化を図りつつ、使用者に対する利便性を確保することができる。
また、本実施の形態では、制御部40が、通信部10からの出力情報に基づいて携帯機器50を認識したときに、照明部30の光源34を発光させる。そして、光源34の発光後、制御部40が検知部12によって使用者の車両Vへの接近を検知したときに、ハンドル駆動部26を駆動させて、ドアハンドル20が格納位置から操作位置へ移動される。このため、車両Vへ接近する使用者に対して、格納位置のドアハンドル20の位置を初めに認識させることができ、車両Vと使用者との間の距離が比較的短くなったときに、ドアハンドル20を操作位置へ突出させて使用者の足元を照らすことができる。したがって、使用者に対する利便性を効果的に確保することができる。
また、ドアハンドル20は、前後方向に延在されており、照明部30がドアハンドル20の前端側の部分に配置されている。これにより、光源34から発光させる光をドアハンドル20の長手方向他方側(後側)へ照射することで、導光部材36の第1導光部36A及び第2導光部36Bによってサイドドア60のハンドル収容部62全体を効率よく照明して、格納位置におけるドアハンドル20を視認することができる。
なお、本実施の形態において、使用者に対する利便性を向上するために、ドアハンドル20におけるグリップ部20Bの外側面20Cに、「透過部」としてのレンズ28(図3(B)の2点鎖線にて示される部分を参照)を設けてもよい。この場合には、導光部材36の後端部から後側へ漏れた光によって、レンズ28が照明される。これにより、使用者が、格納位置及び操作位置におけるグリップ部20Bの位置を容易に認識することができる。
また、本実施の形態では、照明部30がドアハンドル20の前端側の部分に配置されているが、照明部30をドアハンドル20の長手方向中間部又は後端側の部分に配置してもよい。この場合には、導光部材36の形状及び第1導光部36A及び第2導光部36Bの位置や、光源34の位置を適宜変更してもよい。そして、照明部30をドアハンドル20の長手方向中間部又は後端側の部分に配置することで、ドアハンドル20の操作位置において、導光部材36の第2導光部36Bから下側へ照射する光を、サイドドア60に対して車幅方向外側へ離間させることができる。したがって、使用者の足元を良好に照らすことができる。
また、本実施の形態では、照明部30が、ドアハンドル20の内部に設けられているが、照明部30の光源34を、ベース部材22に設けて、導光部材36をドアハンドル20に設ける構成にしてもよい。これにより、照明部30の省スペース化を一層図ることができる。なお、この場合には、導光部材36形状を適宜変更してもよい。
また、本実施の形態では、検知部12によって使用者の車両Vへの接近を検知するようになっているが、使用者の車両Vへの接近を検知する方法はこれに限らない。例えば、使用者が携帯する携帯機器50からの受信信号に基づいて、携帯機器50と車両Vとの間の距離を計測して、使用者の車両Vへの接近を検知してもよい。
10 通信部
12 検知部
20 ドアハンドル
20B グリップ部
22 ベース部材
26 ハンドル駆動部
28 レンズ(透過部)
34 光源
36 導光部材
36A 第1導光部
36B 第2導光部
40 制御部
50 携帯機器
60 サイドドア(車両ドア)
62 ハンドル収容部
S 車両用照明システム

Claims (6)

  1. 車両ドアのハンドル収容部に収容され、前記ハンドル収容部内に格納された格納位置と前記車両ドアに対して車幅方向外側へ突出された操作位置との間を移動可能に構成されたドアハンドルと、
    駆動することで前記ドアハンドルを格納位置から操作位置へ移動させるハンドル駆動部と、
    光源と、前記ドアハンドルに設けられ且つ前記光源によって発光された光を導く導光部材と、を有する照明部と、
    前記ハンドル駆動部を駆動させると共に、前記光源を発光させる制御部と、
    を備え、
    前記導光部材は、
    前記光源によって発光された光を前記ハンドル収容部側へ導く第1導光部と、
    前記光源によって発光された光を車両下側へ導く第2導光部と、
    を含んで構成され、
    前記制御部は、前記光源を発光させた後に、前記ハンドル駆動部を駆動させて前記ドアハンドルを前記格納位置から前記操作位置に移動させる車両用照明システム。
  2. 使用者が形態する携帯機器と通信によって接続される通信部と、
    使用者の車両への接近を検知する検知部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記通信部からの出力情報に基づいて前記携帯機器を認識したときに、前記光源を発光させ、前記光源の発光後、前記検知部によって使用者の接近を検知したときに、前記ハンドル駆動部を駆動させる請求項1に記載の車両用照明システム。
  3. 前記ドアハンドルは、使用者が把持するグリップ部を有しており、前記グリップ部には、前記導光部材を通過した光を透過する透過部が設けられている請求項1又は請求項2に記載の車両用照明システム。
  4. 前記ドアハンドルは、車両前後方向に延在されており、
    前記照明部が前記ドアハンドルの前端側の部分又は後端側の部分に配置されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用照明システム。
  5. 前記ドアハンドルは、車両前後方向に延在されており、
    前記照明部が前記ドアハンドルの長手方向中間部に配置されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用照明システム。
  6. 前記車両ドアには、前記ドアハンドルを回転可能に支持するベース部材が設けられており、
    前記光源が、前記ベース部材に設けられている請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両用照明システム。
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Citations (4)

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