JP2020093668A - シートカバー - Google Patents

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知弘 黒田
Tomohiro Kuroda
知弘 黒田
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Abstract

【課題】車両用シートに内設されたエアバッグの側方への膨張及び展開を阻害せず、大きさの異なる車両用シートに対して、シートカバーのずれ防止用の係止体を適切に係止可能な汎用性の高いシートカバーを提供する。【解決手段】車両用シート2の着座部3及び背凭れ部4を被覆するカバー本体11と、カバー本体11の裏面18に設けられた調節用保持部20と、調節用保持部20に取り外し可能に保持される係止体19と、を備え、調節用保持部20は、収容位置を変えて係止体19を保持可能であることにより、車両用シート2に内設されたエアバッグの側方への膨張及び展開を阻害しないようにシートカバー1を取り付けることができ、車両用シート2の大きさが異なる車両の車両用シート2に対しても係止体19を適切に係止することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の車両用シートに着脱可能に取り付けるシートカバーに関する。
従来から、車両シートへの汚れの付着防止、車両シートの損傷防止、車両シートの装飾、着座時の保温効果の向上や蒸れ防止、肌触りの向上、クッション性の向上等を目的として、車両シートにシートカバーを装着することが行われている(例えば、特許文献1〜特許文献3参照)。
シートカバーの形状は、特許文献1に記載された自動車用座席カバーのように、座席背凭と座席腰掛けの全体を被覆するように装着する袋状に形成されたものと、特許文献2に記載されたシートカバーのように、着座部と背もたれ部の前面を被覆するシート状のものが知られている。なお、特許文献2に記載されたシートカバーは、ヘッドレストの前後及び上側も被覆している。
特許文献1に記載の自動車用座席カバーは、背凭れカバー部と腰掛けカバー部との縫着部の裏面に取付けられた挟入部材の係合受け部に対し、前記腰掛けカバー部の襠部適所に設けられた係合部を係合させ、座席に対し弛み無くフィット装着するものである。
特許文献2に記載のシートカバーは、着座部の後端部上面と背もたれ部の下端面との間の隙間に係止体と本体部の先端部とを挿し込み、係止体と本体部の先端部を隙間から貫通させて、着座部と背もたれ部の後側に露出させ、係止体を着座部と背もたれ部に係止させることによって生じる反力により、座面カバー部の位置ずれを防止するものである。
実開平5−15861号公報 実用新案登録第3167151号公報
しかしながら、特許文献1に記載の自動車用座席カバーは、座席背凭と座席腰掛けの全体を被覆するように装着する袋状に形成されたものであり、座席背凭にエアバッグが内設されている場合には、エアバッグの膨張及び展開が背凭れカバー部によって阻害されてしまうという問題があった。
また、特許文献2に記載のシートカバーは、着座部の後端部上面と背もたれ部の下端面との間の隙間に挿し込む係止体の本体部の長さを変えることができないため、車両シートの大きさ、特に着座部と背もたれ部との隙間の前後方向の長さが異なる車両への汎用性が低いという問題があった。
そこで、本発明は以上の問題点を解決し、車両用シートに内設されたエアバッグの側方への膨張及び展開を阻害せず、大きさの異なる車両用シートに対して、シートカバーのずれ防止用の係止体を適切に係止可能な汎用性の高いシートカバーを提供することを目的とする。
本発明に係るシートカバーは、車両用シートの着座部及び背凭れ部を被覆するカバー本体と、前記カバー本体の裏面に設けられた調節用保持部と、前記調節用保持部に取り外し可能に保持される係止体と、を備え、前記調節用保持部は、位置を変えて前記係止体を保持可能であることを特徴とする。
また、本発明に係るシートカバーは、前記調節用保持部が前記係止体を収容する収容部を複数有することを特徴とする。
また、本発明に係るシートカバーは、前記着座部を被覆する座面カバー部と、前記背凭れ部を被覆する背凭れカバー部と、前記車両用シートのヘッドレストを被覆するヘッドレストカバー部と、を有し、前記座面カバー部には、前記座面カバー部を前記着座部に保持する下側保持部が設けられ、前記ヘッドレストカバー部には、前記ヘッドレストカバー部を前記ヘッドレストに保持する上側保持部が設けられていることを特徴とする。
本発明により、車両用シートに内設されたエアバッグの側方への膨張及び展開を阻害することなくシートカバーを車両用シートに取り付けることができる。また、大きさの異なる車両用シートに対して、係止体を適切に係止することができるため、シートカバーの汎用性を高めることができる。
実施例1のシートカバーを車両用シートに取り付けた状態を示す斜視図である。 同、シートカバーの背面図である。 同、係止体の斜視図である。 同、調節用保持部をカバー本体に縫着した状態を示す縦断面図である。 (A)同、係止体を上側の収容部に収容した状態を示す縦断面図である。(B)同、係止体を下側の収容部に収容した状態を示す縦断面図である。 (A)同、係止体を上側の収容部に収容したシートカバーを車両用シートに取り付けた状態を示す略図である。(B)同、係止体を下側の収容部に収容したシートカバーを車両用シートに取り付けた状態を示す略図である。 実施例2の調節用保持部をカバー本体に縫着した状態を示す縦断面図である。 (A)同、係止体を上側の位置に保持した状態を示す縦断面図である。(B)同、係止体を下側の位置に保持した状態を示す縦断面図である。(C)同、係止体を中間の位置に保持した状態を示す縦断面図である。 同、(A)同、係止体を上側の位置に保持したシートカバーを車両用シートに取り付けた状態を示す略図である。(B)同、係止体を下側の位置に保持したシートカバーを車両用シートに取り付けた状態を示す略図である。(C)同、係止体を中間の位置に保持したシートカバーを車両用シートに取り付けた状態を示す略図である。
以下、本発明の実施例について、添付の図1〜図9を参照して説明する。以下に説明する実施例は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1〜図6は本発明の実施例1を示しており、本実施例のシートカバー1は、車両(図示せず)の車両用シート2の着座部3、背凭れ部4及びヘッドレスト5の前面部6を被覆する座面カバー部7、背凭れカバー部8及びヘッドレストカバー部9を有する。本実施例のシートカバー1の表面10には防水処理が施されている。なお、シートカバー1のうち、座面カバー部7と背凭れカバー部8をカバー本体11という。
図1に示すように、座面カバー部7には、下側保持部であるゴムバンド12,13が設けられている。このゴムバンド12,13を着座部3に係止することで、座面カバー部7を着座部3に保持することができる。また、座面カバー部7の下側端部14(背凭れカバー部8と反対側の端部)には、下側保持部であるフック付きバンド15が設けられている。フック付きバンド15の先端に設けられたS字フック16を着座部3の裏側に配設された金属部品等に係止することで、座面カバー部7を着座部3に保持することができる。なお、座面カバー部7を保持する下側保持部はゴムバンド12,13及びフック付きバンド15に限られず、座面カバー部7を着座部3に保持することができるものであれば、他の公知の保持部材を用いることができる。また、座面カバー部7は、ゴムバンド12,13のみ又はフック付きバンド15のみで着座部3に保持してもよい。
ヘッドレストカバー部9には、上側保持部であるゴムバンド17が設けられており、ゴムバンド17をヘッドレスト5に係止することで、ヘッドレストカバー部9をヘッドレスト5に保持することができる。なお、ヘッドレストカバー部9を保持する上側保持部はゴムバンド17に限られず、ヘッドレストカバー部9をヘッドレスト5に保持することができるものであればよく、紐材(図示せず)や面ファスナー(図示せず)等の保持部材を使用してもよい。
図2に示すように、カバー本体11の裏面18であって、座面カバー部7と背凭れカバー部8との境界部分には、係止体19を収容する調節用保持部20が設けられている。なお、座面カバー部7と背凭れカバー部8との境界部分とは、シートカバー1を車両用シート2に取り付けた状態で、着座部3を被覆する部分と背凭れ部4を被覆する部分の境界をいう。そのため、境界部分は1箇所に定まるものではなく、シートカバー1を取り付ける車両用シート2ごとに変わり、車両用シート2の大きさ(着座部3と背凭れ部4の長さの比率)やシートカバー1の車両用シート2への取り付け位置により決定されるものである。
図3に示すように、係止体19は円柱形状を有し、ウレタン樹脂により形成されている。なお、係止体19の形状は円柱形状に限られず、三角柱や四角柱等の角柱形状であってもよい。さらに、係止体19は他の樹脂材や木材や金属等で形成してもよい。
図2に示すように、調節用保持部20は、合成繊維等により形成された布材を袋状に縫製して形成されている。本実施例の調節用保持部20は、係止体19を収容する2つの収容部21,22を有している。それぞれの収容部21,22は、係止体19の略全体を収容し、かつ、収容した係止体19が内部で移動しない程度の容積となるように形成されている。なお、収容部21,22は、係止体19を完全に収容可能な容積としてもよいが、係止体19を収容部21,22に収容した状態で、係止体19の一部が収容部21,22から露出することで、係止体19を収容部21,22から取り出し易くなる。
図2、図4及び図5に示すように、収容部21,22はカバー本体11の長手方向(上下方向)に並んで形成されている。なお、収容部21,22の数は2つに限られず、3つ以上であってもよい。収容部21,22は、係止体19を出し入れする開口部23,24がカバー本体11の短手方向(左右方向)側に形成されている。本実施例では開口部23,24が、カバー本体11の背面視左側に形成されているが、右側に形成されてもよく、収容部21の開口部23と収容部21の開口部24が左右逆側に形成されていてもよい。
調節用保持部20は、上端部25と下端部26がカバー本体11に縫着されており、収容部21,22が座面カバー部7と背凭れカバー部8の境界部分又はその近接部分に位置するようになっている。なお、調節用保持部20は、上端部25と下端部26を接着剤によりカバー本体11に接着固定してもよい。また、調節用保持部20は、上端部25と下端部26のみではなく、調節用保持部20全体をカバー本体11に縫着又は接着してもよい。
ここで、シートカバー1の取付方法について説明する。事前に係止体19を調節用保持部20の収容部21又は収容部22の何れかに収容し保持しておく。本実施例では上側の収容部21に係止体19を収容している。まず、シートカバー1を車両用シート2の前面部6に被覆するように載置する。そして、座面カバー部7のゴムバンド12,13及びフック付きバンド15のS字フック16を着座部3に係止する。次に、係止体19を収容した調節用保持部20を着座部3と背凭れ部4との間の隙間27に圧入し、係止体19が収容された収容部21を車両用シート2の背面部28側に引き出す。そして、収容部21に収容された係止体19を車両用シート2の背面部28に係止する。最後に、ヘッドレストカバー部9のゴムバンド17をヘッドレスト5に係止する。なお、この取付方法は、シートカバー1の取付方法の一例であり、ゴムバンド12,13、フック付きバンド15のS字フック16、ゴムバンド17及び係止体19の各係止の順番は適宜変更可能であり、取付者の取り付け易い順番を選択することができる。
本実施例の着座部3の後側端部29と背凭れ部4の下側端部30は当接しており、着座部3と背凭れ部4の表面部材であるクッション31を押圧することで隙間27が生じるようになっている。そのため、クッション31に外力を付加しない場合には、車両用シート2の背面部28に係止された係止体19が車両用シート2の前面部6側に容易に引き出されることはない。なお、図6(A),(B)においては、説明の都合上、着座部3と背凭れ部4を離して作図している。
本実施例のように、上側の収容部21に係止体19を収容した場合(図5(A)参照。)には、座面カバー部7を着座部3の前後方向に長く確保することができる。そのため、図6(A)に示すように、前後方向の長さが長い着座部3や上下方向の長さが短い背凭れ部4を有する車両用シート2に取り付ける場合には、係止体19を上側の収容部21に収容すればよい。一方、下側の収容部21に係止体19を収容した場合(図5(B)参照。)には、背凭れカバー部8を背凭れ部4の上下方向に長く確保することができる。そのため、図6(B)に示すように、前後方向の長さが短い着座部3や上下方向の長さが長い背凭れ部4を有する車両用シート2に取り付ける場合には、係止体19を下側の収容部21に収容すればよい。したがって、車両用シート2の着座部3及び背凭れ部4の長さに応じて、係止体19を収容する収容部21,22を選択することができる。
また、図示しないが、係止体19及び収容部21,22を着座部3と背凭れ部4との間(隙間27)に配置した状態で、着座部3と背凭れ部4のクッション31の復元力により十分に保持される場合には、収容部21又は収容部22に収容された係止体19を車両用シート2の背面部28側に完全に引き出さずに、着座部3と背凭れ部4のクッション31により挟持された状態で使用することもできる。
ゴムバンド17は、ヘッドレスト5の上下方向の幅W(図6参照。)内で係止可能であるため、この係止位置を調節することで、背凭れ部4の上下方向の長さに合うように背凭れカバー部8を調節可能である。このように、係止体19を収容する収容部21,22を選択し、ゴムバンド12,13、フック付きバンド15、ゴムバンド17及び係止体19の5箇所でシートカバー1を車両用シート2に係止することで、シートカバー1を車両用シート2の長手方向の長さに適合させて取り付けることができると共に、シートカバー1が車両用シート2から外れたり、ずれたりし難くすることがきる。
以上のように、本実施例のシートカバー1は、車両用シート2の着座部3及び背凭れ部4を被覆するカバー本体11と、カバー本体11の裏面18に設けられた調節用保持部20と、調節用保持部20に取り外し可能に保持される係止体19と、を備え、調節用保持部20は、位置を変えて係止体19を保持可能であることにより、シートカバー1が車両用シート2の側面部分を被覆しないため、車両用シート2にエアバッグが内設されている場合であっても、エアバッグの側方への膨張及び展開を阻害することがない。また、係止体19を保持する位置を変えることで、座面カバー部7と背凭れカバー部8の境界部分の位置を変え、座面カバー部7と背凭れカバー部8の長さを調節することができる。そのため、着座部3や背凭れ部4の長さが異なる車両の車両用シート2であっても、係止体19を背面部28に適切に係止し、シートカバー1を車両用シート2に弛み無く装着することができ、汎用性の高いシートカバー1とすることができる。
また、本実施例のシートカバー1は、調節用保持部20が係止体19を収容する収容部21,22を複数有することにより、係止体19の収容位置を任意に選択することができる。そして、係止体19を収容する位置を変えることで、座面カバー部7と背凭れカバー部8の境界部分の位置を変え、座面カバー部7と背凭れカバー部8の長さを調節することができる。そのため、着座部3や背凭れ部4の長さが異なる車両の車両用シート2であっても、係止体19を背面部28に適切に係止し、シートカバー1を車両用シート2に弛み無く装着することができる。
また、本実施例のシートカバー1は、着座部3を被覆する座面カバー部7と、背凭れ部4を被覆する背凭れカバー部8と、車両用シート2のヘッドレスト5を被覆するヘッドレストカバー部9と、を有し、座面カバー部7には、座面カバー部7を着座部3に保持するゴムバンド12,13及びフック付きバンド15が設けられ、ヘッドレストカバー部9には、ヘッドレストカバー部9をヘッドレスト5に保持するゴムバンド17が設けられていることにより、シートカバー1の上下を車両用シート2に保持することができ、シートカバー1の車両用シート2からの外れやずれを防止することができる。
図7〜図9は、本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。本実施例は、実施例1の調節用保持部20の形態を変更した調節用保持部41を用いたものである。
本実施例の調節用保持部41は、ループ部42とフック部43からなる面ファスナー44により形成されている。本実施例では、カバー本体11の裏面18の境界部分又はその近接部分に調節用保持部41が配設されている。ループ部42の上端部45及び下端部46がカバー本体11に縫着されており、係止体19をループ部42とフック部43により挟持した状態で、ループ部42の上側部47及び下側部48と、フック部43の上側部49及び下側部50とを連結することで係止体19を調節用保持部41に保持するものである。そのため、上記実施例1よりも係止体19の収容位置を細かく調節することができる。図7は、係止体19を挟持する前の状態を示しており、図8(A)は、係止体19を上側の位置で保持した状態を示しており、図8(B)は、係止体19を下側の位置で保持した状態を示しており、図8(C)は、係止体19を上下方向中間位置で保持した状態を示している。
面ファスナー44は、その長手方向がカバー本体11の長手方向(上下方向)と平行になるように配置されている。また、係止体19は、その長手方向がカバー本体11の短手方向(左右方向)と平行になるように、ループ部42とフック部43により挟持された状態で保持される。
本実施例では、ループ部42をカバー本体11の裏面18に縫着しているが、ループ部42は接着剤によりカバー本体11に接着固定してもよい。また、ループ部42は、上端部45と下端部46のみではなく、ループ部42全体をカバー本体11に縫着又は接着してもよい。また、ループ部42とフック部43の位置を入れ替え、フック部43をカバー本体11の裏面18に縫着又は接着する構成としてもよい。
ここで、シートカバー1の取付方法について説明する。事前に係止体19を調節用保持部41(面ファスナー44)により保持しておく。本実施例では上側の位置に係止体19を保持している。まず、シートカバー1を車両用シート2の前面部6に被覆するように載置する。そして、座面カバー部7のゴムバンド12,13及びフック付きバンド15のS字フック16を着座部3に係止する。次に、係止体19を保持した調節用保持部41(面ファスナー44)を着座部3と背凭れ部4との間の隙間27に圧入し、係止体19が保持された調節用保持部41(面ファスナー44)を車両用シート2の背面部28側に引き出す。そして、調節用保持部41(面ファスナー44)に保持された係止体19を車両用シート2の背面部28に係止する。最後に、ヘッドレストカバー部9のゴムバンド17をヘッドレスト5に係止する。なお、この取付方法は、シートカバー1の取付方法の一例であり、ゴムバンド12,13、フック付きバンド15のS字フック16、ゴムバンド17及び係止体19の各係止の順番は適宜変更可能であり、取付者の取り付け易い順番を選択することができる。なお、図9(A),(B),(C)においては、説明の都合上、着座部3と背凭れ部4を離して作図しているが、本実施例では、着座部3の後側端部29と背凭れ部4の下側端部30は当接している。
本実施例のように、係止体19を上側の位置で保持した場合(図8(A)参照。)には、座面カバー部7を着座部3の前後方向に長く確保することができる。そのため、図9(A)に示すように、前後方向の長さが長い着座部3や上下方向の長さが短い背凭れ部4を有する車両用シート2に取り付ける場合には、係止体19を上側の位置に保持すればよい。一方、係止体19を下側の位置で保持した場合(図8(B)参照。)には、座面カバー部7を着座部3の前後方向に長く確保することができる。そのため、図9(B)に示すように、前後方向の長さが短い着座部3や上下方向の長さが長い背凭れ部4を有する車両用シート2に取り付ける場合には、係止体19を下側の位置に保持すればよい。また、係止体19を中間の位置で保持した場合(図8(C)参照。)には、座面カバー部7と座面カバー部7の長さを図8(A)及び図8(B)に示す場合の中間の長さとすることができる。そのため、図9(C)に示すように、着座部3と背凭れ部4の長さが図9(A)及び図9(B)に示す長さの中間の長さの場合には、係止体19を中間の位置に保持すればよい。したがって、車両用シート2の着座部3及び背凭れ部4の長さに応じて、係止体19を保持する位置を選択することができる。
本実施例においても上記実施例1と同様に、係止体19を着座部3と背凭れ部4のクッション31により挟持された状態で使用することもできる。
以上のように、本実施例のシートカバー1は、車両用シート2の着座部3及び背凭れ部4を被覆するカバー本体11と、カバー本体11の裏面18に設けられた調節用保持部41と、調節用保持部41に取り外し可能に保持される係止体19と、を備え、調節用保持部41は、位置を変えて係止体19を保持可能であることにより、シートカバー1が車両用シート2の側面部分を被覆しないため、車両用シート2にエアバッグが内設されている場合であっても、エアバッグの側方への膨張及び展開を阻害することがない。また、係止体19を保持する位置を変えることで、座面カバー部7と背凭れカバー部8の境界部分の位置を変え、座面カバー部7と背凭れカバー部8の長さを調節することができる。そのため、着座部3や背凭れ部4の長さが異なる車両の車両用シート2であっても、係止体19を背面部28に適切に係止し、シートカバー1を車両用シート2に弛み無く装着することができ、汎用性の高いシートカバー1とすることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形実施が可能である。例えば、実施例1においては、調節用保持部20の上端部25又は下端部26の何れか一方のみを縫着し、他方はカバー本体11に固定しない構成としてもよい。また、実施例2においても、ループ部42の上端部45又は下端部46の何れか一方のみを縫着し、他方はカバー本体11に固定しない構成としてもよい。
1 シートカバー
2 車両用シート
3 着座部
4 背凭れ部
5 ヘッドレスト
7 座面カバー部
8 背凭れカバー部
9 ヘッドレストカバー部
11 カバー本体
12 ゴムバンド(下側保持部)
13 ゴムバンド(下側保持部)
15 フック付きバンド(下側保持部)
17 ゴムバンド(上側保持部)
18 裏面
19 係止体
20 調節用保持部
21 収容部
22 収容部
41 調節用保持部

Claims (3)

  1. 車両用シートの着座部及び背凭れ部を被覆するカバー本体と、
    前記カバー本体の裏面に設けられた調節用保持部と、
    前記調節用保持部に取り外し可能に保持される係止体と、を備え、
    前記調節用保持部は、位置を変えて前記係止体を保持可能であることを特徴とするシートカバー。
  2. 前記調節用保持部が前記係止体を収容する収容部を複数有することを特徴とする請求項1に記載のシートカバー。
  3. 前記着座部を被覆する座面カバー部と、前記背凭れ部を被覆する背凭れカバー部と、前記車両用シートのヘッドレストを被覆するヘッドレストカバー部と、を有し、
    前記座面カバー部には、前記座面カバー部を前記着座部に保持する下側保持部が設けられ、
    前記ヘッドレストカバー部には、前記ヘッドレストカバー部を前記ヘッドレストに保持する上側保持部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシートカバー。
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