JP2020092535A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のインバータを含む電力変換装置において地絡が発生している分岐を特定する効率を高めることができる電力変換装置を提供することである。【解決手段】実施形態の電力変換装置は、複数のインバータと、複数のインバータ制御部と、システム制御部と、第1の電気部品と、第2の電気部品と、検出器と、検出回路とを備える。システム制御部は、インバータとインバータに電気的に接続された部品とのうち少なくとも一方の劣化と関連する量を示す劣化関連情報に基づき、複数のインバータを複数のグループに分割する分割グループ生成部と、判定対象グループを選択する判定対象グループ選択部と、バイアス信号をインバータ制御部に出力するバイアス信号出力部と、インバータの出力にバイアスが加えられている状態で、検出回路から地絡信号が出力された場合に、地絡しているインバータが判定対象グループに含まれると判定する地絡判定部とを含む。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電力変換装置に関する。
電力変換装置における地絡の検出では、コンバータとインバータとの間の直流回路部に接地抵抗器が接続され、電力変換装置に地絡が生じた場合の接地抵抗器に流れる電流量の変化により地絡電流を検出する方式が用いられる。
ところで、複数の電動機を制御するための電力変換装置には、コンバータ1台に対し直流回路で分岐し複数のインバータが接続されている場合がある。インバータ用地絡検出装置では、複数台のインバータが接続されている電力変換装置において、複数のインバータとインバータの負荷との接続間あるいは負荷の何処かにおいて地絡が発生した場合、地絡が発生しているインバータと負荷の分岐(地絡が発生している分岐)を特定するには時間と手間とが必要である。例えば、コンバータと複数のインバータと電動機とが接続されている回路構成において地絡が発生した場合、地絡が発生している分岐を特定するために、インバータ一台ずつインバータ−電動機間のケーブルを外し、計測確認が行う必要がある。このため、複数のインバータが接続されている電力変換装置において地絡が発生している分岐を特定する効率を高めることができると好ましい場合がある。
特開2017−175795号公報
本発明が解決しようとする課題は、複数台のインバータを含む電力変換装置において地絡が発生した分岐を特定する効率を高めることができる電力変換装置を提供することである。
実施形態の電力変換装置は、複数のインバータと、複数のインバータ制御部と、システム制御部と、第1の電気部品と、第2の電気部品と、検出器と、検出回路とを備えている。前記複数のインバータは、互いに電気的に並列に設けられ、それぞれ直接接地されておらず、直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換する。前記複数のインバータ制御部は、前記複数のインバータをそれぞれ制御する。前記システム制御部は、前記複数のインバータ制御部を制御する。前記第1の電気部品は、前記直流電源の正極に電気的に接続される。前記第2の電気部品は、前記直流電源の負極に電気的に接続される。前記検出器は、前記第1の電気部品の前記正極に接続されていない端子と前記第2の電気部品の前記負極に接続されていない端子とが互いに電気的に接続される接続点が直接または第3の電気部品を介して接地された構造において、前記接続点と接地点との間に流れる接地電流に関する値を検出する。前記検出回路は、前記検出器によって検出される前記値が閾値以上でる場合に地絡していることを示す地絡信号を前記システム制御部に出力する。前記システム制御部は、分割グループ生成部と、判定対象グループ選択部と、バイアス信号出力部と、地絡判定部とを含む。前記分割グループ生成部は、前記インバータと前記インバータに電気的に接続された部品とのうち少なくとも一方の劣化と関連する量を示す劣化関連情報に基づき、前記複数のインバータを複数のグループに分割する。前記判定対象グループ選択部は、前記分割グループ生成部により生成された前記複数のグループのなかから地絡の判定対象となる判定対象グループを選択する。前記バイアス信号出力部は、前記判定対象グループ選択部により選択された前記判定対象グループに含まれる前記インバータの出力にバイアスを加えるためのバイアス信号を、当該インバータを制御する前記インバータ制御部に出力する。前記地絡判定部は、前記バイアス信号出力部により出力された前記バイアス信号に基づいて前記インバータの出力に前記バイアスが加えられている状態で、前記検出回路から前記地絡信号が出力された場合に、地絡している前記インバータが前記判定対象グループに含まれると判定する。
実施形態に係る電力変換装置の一例を示す図。 実施形態に係る電流検出器及び検出回路の一例を示す図。 実施形態に係る変形例に係る電流検出器及び検出回路の一例を示す図。 実施形態に係るインバータ制御部の一例を示す図。 実施形態に係るシステム制御部の構成の一例を示す図。 実施形態に係るシステム制御部が地絡検出時処理を開始する処理の流れの一例を示すフローチャート。 実施形態に係る地絡検出時処理の流れの一例を示すフローチャート。 実施形態に係る地絡インバータ判定処理の流れの一例を示すフローチャート。 実施形態に係る確認回数の一例を示す図。
(実施形態)
以下、実施形態の電力変換装置(電力変換システム)を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。本明細書でいう「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含む。また、「XXに基づく」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含む。「XX」は、任意の要素(例えば、任意の情報)である。
図1は、本実施形態に係る電力変換装置Dの一例を示す図である。電力変換装置Dは、直流電源1と、高抵抗2Aと、高抵抗2Bと、複数のインバータ3と、複数のインバータ制御部4と、電流検出器6と、検出回路7と、システム制御部8とを備える。高抵抗2Aは、第1の電気部品の一例である。高抵抗2Bは、第2の電気部品の一例である。電流検出器6は、検出器の一例である。
直流電源1は、複数のインバータ3に直流電力を供給する。直流電源1は、例えば、交流電源11と、コンバータ12とを含む。交流電源11は、コンバータ12に交流電力を供給する。コンバータ12は、交流電源11により供給される交流電力を直流電力に変換する。
なお交流電源11は、電力変換装置Dの一部でなく、工場等に設けられた外部電源であってもよい。
複数のインバータ3は、互いに電気的に並列に設けられたインバータ3−i(i=1、2、・・・、n:nはインバータの数)を含む。複数のインバータ3は、それぞれ直流電源1により供給される直流電力を交流電力に変換し複数の負荷5を駆動する。複数のインバータ制御部4は、複数のインバータ3をそれぞれ制御する。複数のインバータ制御部4は、インバータ制御部4−i(i=1、2、・・・、n:nはインバータの数)を含む。
複数の負荷5は、負荷5−i(i=1、2、・・・、n:nはインバータの数)を含む。負荷5−i(i=1、2、・・・、n:nはインバータの数)は、一例として、それぞれ電動機である。ここで複数のインバータ3及び複数の負荷5は、直接接地されていない。
高抵抗2A及び高抵抗2Bは、直流電源1の出力端を高抵抗接地する。高抵抗2A及び高抵抗2Bは、一例として、接地抵抗である。高抵抗接地とは、接地抵抗を介して接地することである。ここで高抵抗2A及び高抵抗2Bとは、直列回路を構成する。当該直列回路は直流電源1と並列に接続される。ここで高抵抗2Aは直流電源1の正極に電気的に接続され、高抵抗2Bは直流電源1の負極に電気的に接続される。高抵抗2Aの直流電源1の正極に接続されていない端子と高抵抗2Bの直流電源1の負極に接続されていない端子とは互いに接続点Cにおいて電気的に接続される。接続点Cは当該直列回路の中点であり、当該中点は接地されている。
電流検出器6は、接続点Cと接続点Cが接地される接地点との間に流れる電流を検出する。接続点Cと接続点Cが接地される接地点との間に流れる電流とは、高抵抗2Aに流れる電流と高抵抗2Bに流れる電流との差である。つまり電流検出器6は、高抵抗2Aに流れる電流と高抵抗2Bに流れる電流との差を検出する。高抵抗2Aに流れる電流と高抵抗2Bに流れる電流との差とは、接地電流である。電流検出器6は、検出回路7に検出信号を出力する。検出信号とは、接地電流の大きさを示す信号である。
検出回路7は、電流検出器6により出力される検出信号に基づいて、電流検出器6により検出された電流の大きさが閾値以上である場合に地絡信号DSをシステム制御部8に出力する。ここで検出回路7が出力する地絡信号DSには、運転時地絡信号DS1と検出時地絡信号DS2とがある。
運転時地絡信号DS1とは、電力変換装置Dの通常運転時において地絡していることを示す信号である。検出時地絡信号DS2とは、検出動作時において地絡していることを示す信号である。ここで検出動作は、通常運転時において地絡が検出されば場合に、複数のインバータ3を一度停止させた後に低電圧領域で稼働されて、複数のインバータ3のなかから負荷あるいは負荷とインバータを接続している配線が地絡している分岐に接続されているインバータを特定するために行われる動作である。以下では検出動作を、保守作業ともいう。以降そのような地絡している分岐に接続されたインバータのことを地絡インバータAと称する。
また、検出回路7は、電流検出器6により検出された電流の大きさが閾値以上である場合に電力変換装置Dの運転停止などの保護動作や、アラーム発信などの警報動作を行ってもよい。電力変換装置Dの運転停止などの保護動作は、運転時地絡信号DS1をシステム制御部8が受信した場合に、システム制御部8によって行われてもよい。
ここで図2及び図3を参照し、電流検出器6及び検出回路7について説明する。
図2は、本実施形態に係る電流検出器6及び検出回路7の一例を示す図である。
本実施形態では、電流検出器6は、接続点Cが直接接地された構造において、接続点Cと接地点との間に流れる接地電流を検出する。
検出回路7は、運転時検出部LD1と、検出時検出部LD2とを備える。
運転時検出部LD1は、電力変換装置Dの通常運転時に電流検出器6により検出された電流の大きさが、第1閾値TH1以上である場合に運転時地絡信号DS1をシステム制御部8に出力する。
検出時検出部LD2は、検出動作時に電流検出器6により検出された電流の大きさが、第2閾値TH2以上である場合に検出時地絡信号DS2をシステム制御部8に出力する。
ここで第1閾値TH1は、第2閾値TH2に比べて高く設定されてよい。電力変換装置Dには、地絡しておらず正常であっても通常運転中には、インバータや負荷あるいはインバータと負荷との接続線などの電気部品の寄生容量の影響で所定量の接地電流が流れている。第1閾値TH1は、正常であっても通常運転中に流れる接地電流を検出回路7が誤って検出しない程度には高く設定される。
図3は、本実施形態の変形例に係る検出回路7Aの一例を示す図である。図2の例では、電流検出器6は接続点Cを直接接地するのに対して、図3の例では接続点Cを、高抵抗2Cを介して接地し、さらに検出回路7に替わり検出回路7Aが設けられ、検出回路7Aは、高抵抗2Cの端子電圧を検出することにより、等価的に高抵抗2Cを流れる電流を検出する。高抵抗2Cは、第3の電気部品の一例である。
図2及び図3では、電気部品が一例として、高抵抗2A、高抵抗2B、及び高抵抗2Cである場合について説明したが、これに限らない。例えば図2において、電気部品として高抵抗2A、高抵抗2Bに代えてコンデンサが備えられてもよい。
図1に戻って電力変換装置Dの説明を続ける。
システム制御部8は、上位装置Mから出力される運転指令DEBや指令速度基準ω*に基づいて、複数のインバータ制御部4を制御する。システム制御部8は、複数のインバータ3の出力にバイアスを加えるためのバイアス信号BS、運転指令DEB、及び速度基準ωr*を複数のインバータ制御部4に一斉に出力可能である。ここでシステム制御部8は、バイアス信号BS、運転指令DEB、及び速度基準ωr*を伝送によって出力してもよいし、ハードインターフェースによって出力してもよい。
ここで伝送による出力とは、一例として、通信回線を介した信号伝達である。ハードインターフェースによる出力とは、一例として、リレーなどの接点を用いた信号伝達である。
後述するように、システム制御部8は、複数のインバータ3を複数のグループに分割し、地絡しているインバータである地絡インバータAの有無をグループ毎に判定する。システム制御部8は、複数のインバータ制御部4のうち、地絡の判定対象となるグループに含まれるインバータを制御するインバータ制御部4にバイアス信号BSを出力する。
ここで図4を参照し、1つのインバータ制御部4の内部構成について説明する。
図4は、本実施形態に係るインバータ制御部4の一例を示す図である。図4では、複数のインバータ制御部4をインバータ制御部4−iに代表させて、インバータ制御部4−iを示している。また、図4では、複数のインバータ制御部4をインバータ制御部4−iに代表させたことに対応して、複数のインバータ3のうちインバータ3−iと、複数の負荷5のうち負荷5−iと、を示している。
回転検出器10は、負荷5−iの回転位置を検出し、検出した負荷5−iの回転位置を示す値をインバータ制御部4−iに出力する。負荷用電流検出器9は、負荷5−iに対する入力電流を検出し、検出した入力電流を示す値をインバータ制御部4−iに出力する。回転位置、及び入力電流は、インバータ制御部4−iにフィードバック量として出力される。
インバータ制御部4−iは、微分器41と、電動制御器42と、電圧基準変換器43と、加算器44と、バイアス発生器45と、PWM制御器46とを備える。
微分器41は、回転検出器10によって検出された回転位置を示す位相角を回転速度ωrに変換する。
電動制御器42は、微分器41によって変換された回転速度ωrと、システム制御部8から出力される速度基準ωr*−iとを比較増幅し、電流基準を生成する。ここで速度基準ωr*−iは、システム制御部8が複数のインバータ制御部4に出力する速度基準ωr*のうちインバータ制御部4−iに出力される速度基準である。電動制御器42は、生成した電流基準および別途与えられる磁束基準を、負荷用電流検出器9の出力を2軸変換したものと各々比較増幅することで、d軸電圧基準ED_R及びq軸電圧基準EQ_Rを生成する。ここで電動制御器42は、2軸変換において回転検出器10によって検出された位相角に基づく位相基準θrを用いる。
なお、本実施形態では、電動制御器42は、回転速度ωrと比較する速度基準として、システム制御部8から出力される速度基準ωr*−iを用いる場合について説明するが、これに限らない。電動制御器42は、通常運転時の速度基準、及び検出動作用の速度基準を予め保持し、システム制御部8から出力されるバイアス信号BS−iを取得する場合に、速度基準を通常運転時の速度基準から検出動作用の速度基準に切り替えてもよい。
電圧基準変換器43は、電動制御器42によって生成されたd軸電圧基準ED_R及びq軸電圧基準EQ_Rを、位相基準θrを用いて交流量である3相基本電圧基準EU_R、EV_R及びEW_Rに変換する。
バイアス発生器45は、システム制御部8から出力されるバイアス信号BS−iを取得する場合に、加算器44にバイアスVbiasを出力する。バイアス発生器45は、微分器41によって変換された回転速度ωrに応じて、特許文献1に記載の方式に基づいてバイアスVbiasを出力する。
バイアス信号BS−iは、システム制御部8が複数のインバータ制御部4に出力するバイアス信号BSのうちインバータ制御部4−iに出力されるバイアス信号である。
加算器44は、電圧基準変換器43によって変換された3相基本電圧基準EU_R、EV_R及びEW_Rの各々に、バイアス発生器45によって出力されるバイアスVbiasを加算し、出力電圧基準VU_REF、VV_REF及びVW_REFを生成する。
PWM制御器46は、加算器44によって生成された出力電圧基準VU_REF、VV_REF及びVW_REFと、所定のPWMキャリアと比較することによって、インバータ3−iの各スイッチング素子のゲート信号を生成する。ここでPWM制御器46は、システム制御部8から出力される運転指令DEB−iを取得し、取得した運転指令DEB−iがハイである場合に当該ゲート信号を生成する。運転指令DEB−iは、ゲートデブロック信号であり、ハイのときPWM制御器46がゲート信号を出力することを許可し、ローのときPWM制御器46がゲート信号を出力することを許可しないことを示す。
運転指令DEB−iは、システム制御部8が複数のインバータ制御部4に出力する運転指令DEBのうちインバータ制御部4−iに出力される運転指令である。
なお、本実施形態では、複数のインバータ制御部4と、システム制御部8とが独立して備えられる場合について説明するが、これに限らない。複数のインバータ制御部4は、システム制御部8に備えられてもよい。
次に図5を参照し、システム制御部8の構成について説明する。
図5は、本実施形態に係るシステム制御部8の構成の一例を示す図である。システム制御部8は、分割グループ生成部81と、判定対象グループ選択部82と、バイアス信号出力部83と、地絡判定部84と、終了判定部85と、記憶部86と、運転制御部87と、速度基準生成部88とを含む。
分割グループ生成部81は、記憶部86に記憶される劣化関連情報861に基づき、複数のインバータ3を複数のグループGに分割する。ここで劣化関連情報861とは、インバータ3−iとインバータ3−iに電気的に接続された部品とのうち少なくとも一方の劣化と関連する量を示す情報である。インバータ3−iに電気的に接続された部品とは、例えば、インバータ3−iと負荷5−iとを接続するケーブルである。
劣化関連情報861では、複数のインバータ3のそれぞれと、1以上の劣化と関連する量とが対応づけられている。劣化と関連する量とは、例えば、複数のインバータ3または複数の負荷5の各々の累積稼働時間である。つまり、劣化関連情報861は、複数のインバータ3や複数の負荷5の各々の累積稼働時間を含む。
なお、劣化関連情報861は、劣化と関連する量として、複数のインバータ3と複数のインバータ3により駆動される複数の負荷5とをそれぞれ接続する複数のケーブルの長さを含んでもよい。劣化関連情報861は、劣化と関連する量として、複数のインバータ3または複数の負荷5の各々の設置環境を含んでもよい。ここで設置環境とは、例えば、温度や湿度などである。劣化関連情報861は、劣化と関連する量として、複数のインバータ3または複数の負荷5の各々の保守回数を含んでもよい。劣化関連情報861は、劣化と関連する量として、複数のインバータ3または複数の負荷5の各々の直近の保守点検からの経過時間を含んでもよい。
判定対象グループ選択部82は、分割グループ生成部81により生成された複数のグループGのなかから地絡の判定対象となる判定対象グループTGを選択する。
バイアス信号出力部83は、判定対象グループ選択部82により選択された判定対象グループTGに含まれるインバータ3−j(jはi=1、2、・・・、nのうち判定対象グループTGに含まれるインバータを示す番号である。ここでnはインバータの数である。)の出力にバイアスを加えるためのバイアス信号BS−jを、当該インバータ3−jを制御するインバータ制御部4−jに出力する。
地絡判定部84は、検出時地絡信号DS2に基づいて地絡インバータAが判定対象グループTGに含まれているか否かを判定する。
終了判定部85は、地絡インバータAの判定が完了したか否かを判定する。
記憶部86には、劣化関連情報861が記憶される。なお、記憶部86は、システム制御部8とは独立した外部記憶装置として備えられてもよい。
運転制御部87は、上位装置Mから出力される運転指令DEBに基づいて、運転指令DEB−jをインバータ制御部4−jに出力する。
速度基準生成部88は、上位装置Mから出力される指令速度基準ω*に基づいて、速度基準ωr*−jをインバータ制御部4−jに出力する。
なお、上述したように、システム制御部8は、検出回路7から運転時地絡信号DS1を受信した場合に、電力変換装置Dの運転停止などの保護動作を行ってもよい。
ここで図6を参照し、システム制御部8が、運転時地絡信号DS1がハイであるか否かに応じて地絡検出時処理を開始する処理について説明する。
図6は、本実施形態に係るシステム制御部8が地絡検出時処理を開始する処理の流れの一例を示す図である。
ステップS100:運転制御部87は、検出回路7から出力される運転時地絡信号DS1がハイであるかを判定する。運転制御部87は、運転時地絡信号DS1がハイであると判定する場合(ステップS100;YES)、ステップS110の処理を実行する。一方、運転制御部87は、運転時地絡信号DS1がハイでないと判定する場合(ステップS100;NO)、ステップS130の処理を実行する。
ステップS110:運転制御部87は、複数のインバータ制御部4の全てのインバータ制御部4−iにローである運転指令DEB−iを出力する。
ステップS120:システム制御部8は、地絡検出時処理を実行する。地絡検出時処理の詳細については図7を参照し後述する。
ステップS130:システム制御部8は、複数のインバータ3毎に、運転指令DEB−i、バイアス信号BS−i、及び速度基準ωr*−iを出力する処理を開始する。
ステップS140:運転制御部87は、上位装置Mから出力される運転指令DEBがハイであるか否かを判定する。運転制御部87は、運転指令DEBがハイであると判定する場合(ステップS140;YES)、ステップS150の処理を実行する。一方、運転制御部87は、運転指令DEBがハイでないと判定する場合(ステップS140;NO)、ステップS160の処理を実行する。
ステップS150:運転制御部87は、運転指令DEB−iをハイにしてインバータ制御部4−iに出力する。速度基準生成部88は、速度基準ωr*−iの値を指令速度基準ω*の値にしてインバータ制御部4−iに出力する。なお、バイアス信号出力部83は、バイアス信号BS−iをインバータ制御部4−iに出力しない。
ステップS160:運転制御部87は、運転指令DEB−iをローにしてインバータ制御部4−iに出力する。速度基準生成部88は、速度基準ωr*−iの値をゼロにしてインバータ制御部4−iに出力する。なお、バイアス信号出力部83は、バイアス信号BS−iをインバータ制御部4−iに出力しない。
ステップS170:システム制御部8は、複数のインバータ3毎に、運転指令DEB−i、バイアス信号BS−i、及び速度基準ωr*−iを出力する処理を終了する。
ここで図7を参照し、システム制御部8が地絡インバータAを判定する処理である地絡検出時処理について説明する。
図7は、本実施形態に係る地絡検出時処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローチャートで示す処理は、図6のステップS120の地絡検出時処理に対応する。本フローチャートで示す処理は、電力変換装置Dの保守作業が行われる場合に、地絡インバータAの判定処理を実行させる命令を示す信号を受け付けた場合に実行される。この保守作業は、図6のステップS100及びステップS110において説明したように、例えば、システム制御部8が運転時地絡信号DS1を受信し、電力変換装置Dの運転が停止された後、複数のインバータ3がそれぞれ低電圧領域で稼働されて行われる。
ステップS200:分割グループ生成部81は、記憶部86に記憶される劣化関連情報861に基づき、複数のインバータ3を複数のグループGに分割する。ここで分割グループ生成部81は、複数のインバータ3を、劣化関連情報861に基づき、劣化と関連する量が相対的に多い複数のインバータを含む第1グループと、劣化と関連する量が相対的に少ない複数のインバータを含む第2グループとに少なくとも分割してよい。
例えば、分割グループ生成部81は、複数のインバータ3を、複数のインバータ3または複数の負荷5のうち累積稼働時間が相対的に長い複数のインバータを含む第1グループと、累積稼働時間が相対的に短い複数のインバータを含む第2グループとの2つのグループに分割する。なお、分割グループ生成部81は、複数のインバータ3を3つ以上のグループに分割してもよい。
別の一例として、分割グループ生成部81は、複数のインバータ3を、複数のインバータ3のうち複数のインバータ3と複数の負荷5とを接続するケーブルの長さが相対的に長い複数のインバータを含む第1グループと、ケーブルの長さが相対的に短い複数のインバータを含む第2グループとの2つのグループに分割してもよい。
別の一例として、分割グループ生成部81は、複数のインバータ3を、複数のインバータ3のうち設置される環境の温度または湿度が相対的に高い複数のインバータを含む第1グループと、設置される環境の温度または湿度が相対的に低い複数のインバータを含む第2グループとの2つのグループに分割してもよい。
別の一例として、分割グループ生成部81は、複数のインバータ3を、複数のインバータ3のうち複数のインバータ3または複数の負荷5の保守回数が相対的に少ない複数のインバータを含む第1グループと、保守回数が相対的に多い複数のインバータを含む第2グループとの2つのグループに分割してもよい。
ここで保守回数は多いほど、インバータは地絡が発生しにくいと考えられる。したがって、保守回数が相対的に少ない複数のインバータを含む第1グループと、保守回数が相対的に多い複数のインバータを含む第2グループとでは、第1グループの方が地絡は発生しやすいと考えられる。
一方、保守回数は多いほど、インバータは地絡が発生しやすく保守を必要としていると考えてもよい。保守回数は多いほど地絡が発生しやすいと考える場合には、分割グループ生成部81は、複数のインバータ3を、複数のインバータ3のうち保守回数が相対的に多い複数のインバータを含む第1グループと、保守回数が相対的に少ない複数のインバータを含む第2グループとの2つのグループに分割してもよい。
別の一例として、分割グループ生成部81は、複数のインバータ3を、複数のインバータ3のうち直近の複数のインバータ3または複数の負荷5の保守点検からの経過時間が相対的に長い複数のインバータを含む第1グループと、直近の複数のインバータ3または複数の負荷5の保守点検からの経過時間が相対的に短い複数のインバータを含む第2グループとの2つのグループに分割してもよい。
分割グループ生成部81は、劣化関連情報861が示す劣化と関連する量のうち、2以上の量を組み合わせて、複数のインバータ3を複数のグループGに分割してもよい。例えば、分割グループ生成部81は、累積稼働時間と、保守回数とを組み合わせて、複数のインバータ3を複数のグループGに分割してもよい。
ここで分割グループ生成部81は、例えば、複数のインバータ3を、複数のインバータ3のうち複数のインバータ3または複数の負荷5の累積稼働時間が相対的に長くかつ保守回数が相対的に多い複数のインバータを含む第1グループと、複数のインバータ3のうち累積稼働時間が相対的に長くかつ保守回数が相対的に少ない複数のインバータを含む第2グループと、複数のインバータ3のうち累積稼働時間が相対的に短くかつ保守回数が相対的に多い複数のインバータを含む第3グループと、複数のインバータ3のうち累積稼働時間が相対的に短くかつ保守回数が相対的に少ない複数のインバータを含む第4グループとの4つのグループに分割してよい。
ステップS210:システム制御部8は、判定対象グループTG毎に判定対象グループTGに地絡インバータAが含まれているかを判定する処理を開始する。
ステップS220:判定対象グループ選択部82は、分割グループ生成部81により生成された複数のグループGのなかから判定対象グループTGを選択する。ここで判定対象グループ選択部82は、複数のグループGのうち第2グループよりも第1グループを先に判定対象グループTGとして選択する。
なお、ステップS200において、複数のインバータ3が第1グループと、第2グループと、第3グループとの、劣化と関連する量が相対的にこの順に多い3つのグループに分割される場合、判定対象グループ選択部82は、複数のグループGのうち第1グループ、第2グループ、及び第3グループをこの順に先に判定対象グループTGとして選択する。
ステップS230:システム制御部8は、地絡インバータAを判定する処理である地絡インバータ判定処理を実行する。
ここで図8を参照し、地絡インバータ判定処理について説明する。
図8は、本実施形態に係る地絡インバータ判定処理の一例を示す図である。図8に示す地絡インバータ判定処理は、図6のステップS230の処理に対応する。
ステップS300:地絡判定部84は、タイマーをリセットする。
ステップS310:運転制御部87は、判定対象グループ選択部82により選択された判定対象グループTGに含まれるインバータ3−jを制御するインバータ制御部4−jに、ハイである運転指令DEB−jを出力する。速度基準生成部88は、値を地絡検出用速度にした速度基準ωr*をインバータ制御部4−jに出力する。バイアス信号出力部83は、インバータ3−jの出力にバイアスを加えるためのバイアス信号BS−jを、インバータ制御部4−jに出力する。
バイアス信号出力部83は、図8の地絡インバータ判定処理が実行される間、地絡検出用速度を、時間とともにゼロから所定の値まで上げてゆく。バイアス信号出力部83は、地絡検出用速度が所定の値に達した後は、地絡検出用速度を当該所定の値のまま保持する。なお、バイアス信号出力部83は、地絡検出用速度が所定の値に達した後に、緩やかに値を下げてもよい。
バイアス信号出力部83は、インバータ制御部4−j毎に地絡検出用速度として異なる値を設定してもよい。
一方、運転制御部87は、判定対象グループ選択部82により選択された判定対象グループTGに含まれないインバータ3−kを制御するインバータ制御部4−kに、ローである運転指令DEB−kを出力する。速度基準生成部88は、値をゼロにした速度基準ωr*をインバータ制御部4−kに出力する。なお、バイアス信号出力部83は、バイアス信号BS−kを、インバータ制御部4−kに出力しない。
なお、バイアス信号出力部83は、判定対象グループTGに含まれるインバータ3−jの種類と当該インバータ3−jにより駆動される負荷5−jの種類とのうち少なくとも一方に応じて大きさの異なるバイアスを加えるためのバイアス信号BS−jをインバータ制御部4−jに出力してもよい。
例えば、バイアス信号出力部83は、イナーシャが小さな負荷5−jが接続されているインバータ3−jに対しては低い電圧を加えるためのバイアス信号BS−jをインバータ制御部4−jに出力してもよい。バイアス信号出力部83は、イナーシャが大きなインバータ3−jに対しては高い電圧を加えるためのバイアス信号BS−jをインバータ制御部4−jに出力してもよい。
また、例えば、バイアス信号出力部83は、負荷5−jが例えば電動機である場合に、当該電動機の回転方向の制約に応じて、バイアスの正負が異なるバイアス信号BS−jをインバータ制御部4−jに出力してもよい。
ステップS320:地絡判定部84は、検出回路7から検出時地絡信号DS2が出力されたか否かを判定する。地絡判定部84は、検出時地絡信号DS2が出力されたと判定する場合(ステップS320;YES)、ステップS330の処理を実行する。一方、地絡判定部84は、検出時地絡信号DS2が出力されていないと判定する場合(ステップS320;NO)、ステップS340の処理を実行する。
ステップS330:地絡判定部84は、地絡インバータAが判定対象グループTGに含まれていると判定する。つまり、地絡判定部84は、バイアス信号出力部83により出力されたバイアス信号BS−jに基づいてインバータの出力にバイアスが加えられている状態で、検出回路7から検出時地絡信号DS2が出力された場合に、地絡インバータAが判定対象グループTGに含まれると判定する。その後、地絡判定部84は、地絡インバータ判定処理を終了する。
なお、複数の地絡インバータAが判定対象グループTGに含まれている場合がある。
ステップS340:地絡判定部84は、タイマーをカウントする。
ステップS350:地絡判定部84は、タイマーのカウントが所定値以上か否かを判定する。地絡判定部84は、タイマーのカウントが所定値以上であると判定する場合(ステップS350;YES)、ステップS360の処理を実行する。一方、地絡判定部84がタイマーのカウントが所定値以上でないと判定する場合(ステップS350;NO)、システム制御部8は、ステップS310の処理を再度実行する。
ステップS360:地絡判定部84は、地絡インバータAが判定対象グループTGに含まれていないと判定する。その後、地絡判定部84は、地絡インバータ判定処理を終了する。
図7に戻って地絡検出時処理の説明を続ける。
ステップS240:システム制御部8は、判定対象グループTGに地絡インバータAが含まれているかを判定する処理を終了する。
ステップS250:終了判定部85は、地絡インバータAの判定が完了したか否かを判定する。ここで終了判定部85は、ステップSS230の地絡インバータ判定処理における判定結果に基づいて判定を行う。終了判定部85は、ステップS230において地絡インバータAが含まれていると判定された判定対象グループTGがない場合、または、ステップS230において地絡インバータAが含まれていると判定された判定対象グループTGのうち複数のインバータを含む判定対象グループTGがない場合、地絡インバータAの判定が完了したと判定する。
一方、終了判定部85は、ステップS230において地絡インバータAが含まれていると判定された判定対象グループTGが1つ以上あり、かつ、当該判定対象グループTGのうち複数のインバータを含む判定対象グループTGがある場合、地絡インバータAの判定が完了していないと判定する。
終了判定部85が、地絡インバータAの判定が完了したと判定する場合(ステップS250;YES)、システム制御部8は地絡インバータAを判定する処理を終了する。一方、終了判定部85が、地絡インバータAの判定が完了していないと判定する場合(ステップS250;NO)、システム制御部8は、ステップS200〜ステップS240までの処理を繰り返す。
ここで分割グループ生成部81は、ステップS230において地絡インバータAが含まれると判定された判定対象グループTGを、劣化関連情報861に基づきさらに複数のサブ分割グループに分割する。つまり、分割グループ生成部81は、地絡しているインバータ(地絡インバータA)が判定対象グループTGに含まれると判定された場合、当該判定対象グループTGを、劣化関連情報861に基づきさらに複数のサブ分割グループSGに分割する。
分割グループ生成部81は、判定対象グループTGを複数のサブ分割グループSGに分割する処理において、劣化関連情報861に含まれる劣化を示す量のうち、前回のステップS200において用いた1以上の量を再び用いてもよいし、当該1以上の量とは異なる1以上の量を用いてもよい。
例えば、分割グループ生成部81は、1回目のステップS200において、複数のインバータ3の各々の累積稼働時間を、複数のインバータ3を複数のグループGに分割する処理に用いて、2回目のステップS200において、再び当該累積稼働時間を、判定対象グループTGを複数のサブ分割グループSGに分割する処理に用いてもよい。
また、例えば、分割グループ生成部81は、1回目のステップS200において、複数のインバータ3の各々の累積稼働時間を、複数のインバータ3を複数のグループGに分割する処理に用いて、2回目のステップS200において、当該累積稼働時間の代わりに、例えば、複数のインバータ3と複数のインバータ3により駆動される複数の負荷5とをそれぞれ接続する複数のケーブルの長さを、判定対象グループTGを複数のサブ分割グループSGに分割する処理に用いてもよい。
2回目以降のステップS220において、判定対象グループ選択部82は、分割グループ生成部81により生成された複数のサブ分割グループSGのなかから判定対象グループTGをさらに選択する。
2回目以降のステップS230において、システム制御部8は、地絡インバータ判定処理を実行する。つまり、2回目以降のステップS310において、バイアス信号出力部83は、判定対象グループ選択部82により選択された判定対象グループTGであるサブ分割グループSGに含まれるインバータ3−jの出力にバイアスを加えるためのバイアス信号BS−jを、当該インバータ3−jを制御するインバータ制御部4−jに出力する。
また、2回目以降のステップS330において、地絡判定部84は、バイアス信号出力部83により出力されたバイアス信号BS−jに基づいてインバータ3−jの出力にバイアスが加えられている状態で、検出回路7から検出時地絡信号DS2が出力された場合に、地絡しているインバータ(地絡インバータA)が判定対象グループTGであるサブ分割グループSGに含まれると判定する。
なお、本実施形態では、分割グループ生成部81は、2回目以降のステップS200において、前回のステップS200において地絡インバータAが含まれていると判定された判定対象グループTGをさらに複数のサブ分割グループSGに分割する場合について説明したが、これに限らない。分割グループ生成部81は、2回目以降のステップS200において、複数のインバータ3のうち、前回のステップS200において地絡インバータAが含まれていると判定された全ての判定対象グループTGに含まれる複数のインバータを、複数のグループに分割してもよい。
ここでシステム制御部8がステップS200〜ステップS250までの処理を繰り返す回数は、分割グループ生成部81が複数のインバータ3を複数のグループに分割する数に応じて異なる。ここでシステム制御部8がバイアス信号BSを複数のインバータ制御部4に出力する回数を確認回数xという。
確認回数xは、式(1)を用いて表される。
Figure 2020092535
ここでインバータ台数nは、電力変換装置Dに含まれる複数のインバータ3の台数を示す。グループ数yは、複数のインバータ3が分割された複数のグループの数を示す。
ここで図9を参照し確認回数xについて説明する。
図9は、本実施形態に係る確認回数xの一例を示す図である。図9に示す例では、複数のインバータ3の台数は3000台である。本実施形態と比較するために、複数のインバータ3を複数のグループに分割しない場合の確認回数xを示す。複数のグループに分割しない場合の確認回数xは、複数のインバータ3の台数に応じて増加する。
グループ数yを多くすればするほど、確認回数xは少なくなる。ここでグループ数yは、インバータ台数nに応じて最小値が変化する。
分割グループ生成部81は、複数のインバータ3を複数のグループに分割する数を、複数のインバータ3の台数に応じて選択してよい。分割グループ生成部81は、確認回数xが最小となるように、複数のインバータ3の台数に応じて複数のインバータ3を複数のグループに分割する数を選択してよい。
以上に説明したように、本実施形態に係る電力変換装置Dは、直流電源1と、複数のインバータ3と、複数のインバータ制御部4と、システム制御部8と、第1の電気部品(この一例において、高抵抗2A)と、第2の電気部品(この一例において、高抵抗2B)と、検出器(この一例において、電流検出器6)と、検出回路7とを備える。
システム制御部8は、分割グループ生成部81と、判定対象グループ選択部82と、バイアス信号出力部83と、地絡判定部84とを含む。分割グループ生成部81は、インバータ3−iとインバータ3−iに電気的に接続された部品とのうち少なくとも一方の劣化と関連する量を示す劣化関連情報861に基づき、複数のインバータ3を複数のグループに分割する。判定対象グループ選択部82は、分割グループ生成部81により生成された複数のグループGのなかから地絡の判定対象となる判定対象グループTGを選択する。バイアス信号出力部83は、判定対象グループ選択部82により選択された判定対象グループTGに含まれるインバータ3−jの出力にバイアスを加えるためのバイアス信号BSを、インバータ3−jを制御するインバータ制御部4−jに出力する。地絡判定部84は、バイアス信号出力部83により出力されたバイアス信号BSに基づいてインバータの出力にバイアスが加えられている状態で、検出回路7から地絡信号DSが出力された場合に、地絡しているインバータ(地絡インバータA)が判定対象グループTGに含まれると判定する。
この構成により、本実施形態に係る電力変換装置Dでは、複数のインバータ3を複数のグループに分割しない場合に比べて確認回数xを減らすことができるため、地絡が発生している分岐を特定するための効率を上げることができる。
また、本実施形態に係る電力変換装置Dでは、分割グループ生成部81は、複数のインバータ3を、劣化関連情報861に基づき、劣化と関連する量が相対的に多い複数のインバータを含む第1グループと、劣化と関連する量が相対的に少ない複数のインバータを含む第2グループとに少なくとも分割する。判定対象グループ選択部82は、第2グループよりも第1グループを先に判定対象グループTGとして選択する。
この構成により、本実施形態に係る電力変換装置Dでは、地絡している可能性が相対的に高いインバータを含むグループから先に地絡を判定できるため、劣化と関連する量が相対的に多い複数のインバータを含むグループを先に判定対象グループTGとして選択しない場合に比べて、地絡が発生している分岐を特定するための効率を上げることができる。
ここで劣化と関連する量が相対的に多いインバータは、地絡している可能性が相対的に高く、劣化と関連する量が相対的に少ないインバータは、地絡している可能性が相対的に低いと考えられる。劣化と関連する量が相対的に多いインバータと、劣化と関連する量が相対的に少ないインバータとを混在させて1つのグループにするよりも、劣化と関連する量が相対的に多い複数のインバータを含む第1グループと、劣化と関連する量が相対的に少ない複数のインバータを含む第2グループとに分割した方が、地絡を判定するための確認回数xを減らすことができる。
また、本実施形態に係る電力変換装置Dでは、分割グループ生成部81は、地絡しているインバータ(地絡インバータA)が判定対象グループTGに含まれると判定された場合、当該判定対象グループTGを、劣化関連情報861に基づきさらに複数のサブ分割グループSGに分割する。
判定対象グループ選択部82は、分割グループ生成部81により生成された複数のサブ分割グループSGのなかから判定対象グループTGをさらに選択する。
バイアス信号出力部83は、判定対象グループ選択部82により選択された判定対象グループTGであるサブ分割グループSGに含まれるインバータ3−jの出力にバイアスを加えるためのバイアス信号BSを、当該インバータ3−jを制御するインバータ制御部4−jに出力する。
地絡判定部84は、バイアス信号出力部83により出力されたバイアス信号BSに基づいてインバータ3−jの出力にバイアスが加えられている状態で、検出回路7から地絡信号DSが出力された場合に、地絡しているインバータ(地絡インバータA)が判定対象グループTGであるサブ分割グループSGに含まれると判定する。
この構成により、本実施形態に係る電力変換装置Dでは、地絡インバータAが含まれると判定された判定対象グループTGをさらに複数のサブ分割グループSGに分割して、サブ分割グループSGに地絡インバータAが含まれているか否かを繰り返し判定できるため、地絡インバータAを判定することができる。ここで本実施形態に係る電力変換装置Dでは、複数のインバータ3に複数の地絡インバータAが含まれている場合であっても、複数のインバータ3のうちいずれが複数の地絡インバータAであるかを判定することができる。
また、本実施形態に係る電力変換装置Dでは、劣化関連情報861は、複数のインバータ3の各々の累積稼働時間を含む。
この構成により、本実施形態に係る電力変換装置Dでは、複数のインバータ3の各々の累積稼働時間に基づいて、複数のインバータ3複数のグループに分割できるため、累積稼働時間に基づかない場合に比べて地絡が発生している分岐を特定するための効率を上げることができる。
なお、地絡が発生している分岐を特定した結果は、複数のインバータ3の使用頻度による経年劣化の予測及び保全に用いられてもよい。
また、本実施形態に係る電力変換装置Dでは、劣化関連情報861は、複数のインバータ3と複数のインバータ3により駆動される複数の負荷5とをそれぞれ接続する複数のケーブルの長さを含む。
この構成により、本実施形態に係る電力変換装置Dでは、複数のケーブルの長さに基づいて、複数のインバータ3複数のグループに分割できるため、複数のケーブルの長さに基づかない場合に比べて地絡が発生している分岐を特定するための効率を上げることができる。
なお、地絡が発生している分岐を特定した結果は、ケーブルの絶縁不良等の材料の経年劣化の予測及び保全に用いられてもよい。
また、本実施形態に係る電力変換装置Dでは、劣化関連情報861は、複数のインバータ3の各々の設置環境を含む。
この構成により、本実施形態に係る電力変換装置Dでは、設置環境に基づいて複数のインバータ3複数のグループに分割できるため、設置環境に基づかない場合に比べて地絡が発生している分岐を特定するための効率を上げることができる。
なお、地絡が発生している分岐を特定した結果は、雨水や結露などの環境変化による経年劣化の予測及び保全に用いられてもよい。
また、本実施形態に係る電力変換装置Dでは、劣化関連情報861は、複数のインバータ3の各々の保守回数を含む。
この構成により、本実施形態に係る電力変換装置Dでは、保守回数に基づいて複数のインバータ3複数のグループに分割できるため、保守回数に基づかない場合に比べて地絡が発生している分岐を特定するための効率を上げることができる。
なお、地絡が発生している分岐を特定した結果は、保守点検の優先順位の決定などに用いられてもよい。
また、本実施形態に係る電力変換装置Dでは、劣化関連情報861は、複数のインバータ3の各々の直近の保守点検からの経過時間を含む。
この構成により、本実施形態に係る電力変換装置Dでは、直近の保守点検からの経過時間に基づいて複数のインバータ3複数のグループに分割できるため、直近の保守点検からの経過時間に基づかない場合に比べて地絡が発生している分岐を特定するための効率を上げることができる。
なお、地絡が発生している分岐を特定した結果は、保守点検の時期の決定などに用いられてもよい。
また、本実施形態に係る電力変換装置Dでは、バイアス信号出力部83は、判定対象グループTGに含まれるインバータ3−iの種類とインバータ3−iにより駆動される負荷5−iの種類とのうち少なくとも一方に応じて大きさの異なるバイアスを加えるためのバイアス信号BSをインバータ制御部4−iに出力する。
この構成により、本実施形態に係る電力変換装置Dでは、地絡の判定に用いるバイアス信号BSの大きさを、判定対象グループTGに含まれるインバータ3−iの種類とインバータ3−iにより駆動される負荷5−iの種類とのうち少なくとも一方に応じて異ならせることができるため、複数のインバータ3や複数の負荷5に不要なストレスをかけることなく地絡が発生している分岐を特定できる。
なお、上述した実施形態におけるシステム制御部8の一部、例えば、分割グループ生成部81、判定対象グループ選択部82、バイアス信号出力部83、及び地絡判定部84をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、システム制御部8に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態におけるシステム制御部8の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。システム制御部8の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
D…電力変換装置、1…直流電源、11…交流電源、12…コンバータ、2A、2B、2C…高抵抗、3…複数のインバータ、3−i…インバータ、4…複数のインバータ制御部、4−i…インバータ制御部、5…複数の負荷、5−i…負荷、6…電流検出器、7…検出回路、8…システム制御部、9…負荷用電流検出器、10…回転検出器、41…微分器、42…電動制御器、43…電圧基準変換器、44…加算器、45…バイアス発生器、46…PWM制御器、81…分割グループ生成部、82…判定対象グループ選択部、83…バイアス信号出力部、84…地絡判定部、85…終了判定部、86…記憶部、861…劣化関連情報、BS…バイアス信号、DS1…運転時地絡信号、DS2…検出時地絡信号、G…複数のグループ、TG…判定対象グループ、A…地絡インバータ、SG…サブ分割グループ

Claims (9)

  1. 互いに電気的に並列に設けられ、それぞれ直接接地されておらず、直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換する複数のインバータと、
    前記複数のインバータをそれぞれ制御する複数のインバータ制御部と、
    前記複数のインバータ制御部を制御するシステム制御部と、
    前記直流電源の正極に電気的に接続された第1の電気部品と、
    前記直流電源の負極に電気的に接続された第2の電気部品と、
    前記第1の電気部品の前記正極に接続されていない端子と前記第2の電気部品の前記負極に接続されていない端子とが互いに電気的に接続される接続点が直接または第3の電気部品を介して接地された構造において、前記接続点と接地点との間に流れる接地電流に関する値を検出する検出器と、
    前記検出器によって検出される前記値が閾値以上である場合に地絡していることを示す地絡信号を前記システム制御部に出力する検出回路と、
    を備え、
    前記システム制御部は、
    前記インバータと前記インバータに電気的に接続された部品とのうち少なくとも一方の劣化と関連する量を示す劣化関連情報に基づき、前記複数のインバータを複数のグループに分割する分割グループ生成部と、
    前記分割グループ生成部により生成された前記複数のグループのなかから地絡の判定対象となる判定対象グループを選択する判定対象グループ選択部と、
    前記判定対象グループ選択部により選択された前記判定対象グループに含まれる前記インバータの出力にバイアスを加えるためのバイアス信号を、当該インバータを制御する前記インバータ制御部に出力するバイアス信号出力部と、
    前記バイアス信号出力部により出力された前記バイアス信号に基づいて前記インバータの出力に前記バイアスが加えられている状態で、前記検出回路から前記地絡信号が出力された場合に、地絡している前記インバータが前記判定対象グループに含まれると判定する地絡判定部と、を含む
    電力変換装置。
  2. 前記分割グループ生成部は、前記複数のインバータを、前記劣化関連情報に基づき、前記劣化と関連する量が相対的に多い複数のインバータを含む第1グループと、前記劣化と関連する量が相対的に少ない複数のインバータを含む第2グループとに少なくとも分割し、
    前記判定対象グループ選択部は、前記第2グループよりも前記第1グループを先に前記判定対象グループとして選択する、
    請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記分割グループ生成部は、地絡している前記インバータが前記判定対象グループに含まれると判定された場合、当該判定対象グループを、前記劣化関連情報に基づきさらに複数のサブ分割グループに分割し、
    前記判定対象グループ選択部は、前記分割グループ生成部により生成された前記複数のサブ分割グループのなかから前記判定対象グループをさらに選択し、
    前記バイアス信号出力部は、前記判定対象グループ選択部により選択された前記判定対象グループである前記サブ分割グループに含まれる前記インバータの出力にバイアスを加えるためのバイアス信号を、当該インバータを制御する前記インバータ制御部に出力し、
    前記地絡判定部は、前記バイアス信号出力部により出力された前記バイアス信号に基づいて前記インバータの出力に前記バイアスが加えられている状態で、前記検出回路から前記地絡信号が出力された場合に、地絡している前記インバータが前記判定対象グループである前記サブ分割グループに含まれると判定する、
    請求項1または請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記劣化関連情報は、前記複数のインバータの各々の累積稼働時間を含む、
    請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 前記劣化関連情報は、前記複数のインバータと前記複数のインバータにより駆動される複数の負荷とをそれぞれ接続する複数のケーブルの長さを含む、
    請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の電力変換装置。
  6. 前記劣化関連情報は、前記複数のインバータの各々の設置環境を含む、
    請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の電力変換装置。
  7. 前記劣化関連情報は、前記複数のインバータの各々の保守回数を含む、
    請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載の電力変換装置。
  8. 前記劣化関連情報は、前記複数のインバータの各々の直近の保守点検からの経過時間を含む、
    請求項1から請求項7のうちいずれか1項に記載の電力変換装置。
  9. 前記バイアス信号出力部は、前記判定対象グループに含まれる前記インバータの種類と前記インバータにより駆動される負荷の種類とのうち少なくとも一方に応じて大きさの異なるバイアスを加えるための前記バイアス信号を前記インバータ制御部に出力する、
    請求項1から請求項8のうちいずれか1項に記載の電力変換装置。
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