JP2020091653A - センサシステム - Google Patents
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Abstract
Description
<センサシステム1>
図1は、第1実施形態に係るセンサシステム1の概要を示す図である。センサシステム1は、マスタユニット10、第1スレーブユニット20a、第2スレーブユニット20b、第3スレーブユニット20c、第1センサ30a、第2センサ30b、第3センサ30c及びPLC40を備える。第1センサ30a、第2センサ30b及び第3センサ30cは、ラインLに沿って配置され、ラインL上を搬送されるワークの通過状況を示すデータを測定する。第1センサ30a、第2センサ30b、及び第3センサ30cはそれぞれ、例えばファイバーセンサにより構成されてもよい。或いは、これらセンサ30は、透過型又は回帰反射型の光電センサであってもよい。或いは、これらセンサ30は、対象物にレーザビームを投光し、三角測距の原理に基づいて対象物までの距離に対応する信号値を得る変位センサであってもよい。或いは、これらセンサ30は、対象物で反射される光の往復時間に基づいて対象物までの距離に対応する信号値を得る測距センサであってもよい。
図2は、第1実施形態に係るマスタユニット10の機能ブロックを示す図である。マスタユニット10は、制御装置の一例であって、学習進捗表示部11、学習モデル判定部12、通信部14、判定部15、判定表示部16、出力部17、入力部18とを備える。これらは、マスタユニット10が備える1つのプロセッサによって実現されてもよく、或いは、複数のプロセッサによって実現されてもよい。
図3は、第1実施形態に係るセンサシステム1による学習モデルの生成処理を説明するための図である。
図4A及び図4Bは、第1実施形態に係るセンサシステム1による学習モデルの性能判定処理を説明するための図である。
以下、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、本発明を包装装置の噛み込み検知部91に適用した例である。以下では、第2実施形態のうち、第1実施形態と異なる部分について説明し、第1実施形態と同様の構成については適宜説明を省略する。
図5は、第2実施形態に係る噛み込み検知部91の構成を説明するための概略図である。シール部61,62には、A1及びB1、A2及びB2の2組の溶着切断部が設けられ、これら溶着切断部の組毎に、溶着切断処理が行われるタイミングに応じたサンプリング期間が設定される。フィルム材101を溶着する時にヒータ部81a、81b、82a、82bとカッター部83、84との間に異物を噛み混むと、シール部61、62の回転軸は軸に対して垂直方向へずれる。そして、当該回転軸のずれに応じて金属板90が変位するため、当該変位を近接センサ91で計測することにより、噛み込みを検知することができる。
図7は、第2実施形態に係るセンサシステム1による学習モデルの生成処理及び性能判定処理を説明するための動作フロー図である。
当該判定結果がNoである場合、処理を終了する。一方、当該判定結果がYesである場合、記憶部20に記憶された学習モデル1に学習モデル2をコピーする(S404)。次に、学習モデル2の結果をモデル1判定結果に格納する(S405)。以上で学習モデルの生成処理及び性能判定処理が終了する。
<センサシステム1>
図10は、第3実施形態に係るセンサシステム1の概要を示す図である。以下では、第3実施形態のうち第1実施形態と異なる部分について説明すると共に、両実施形態に共通する部分は適宜説明を省略する。センサシステム1は、マスタユニット10、第1スレーブユニット20a、第2スレーブユニット20b、第3スレーブユニット20c、第1センサ30a、第2センサ30b、第3センサ30c、PLC40及び外部記憶媒体50を備える。外部記憶媒体50は、例えば、PCやUSBメモリ等であってよい。センサシステム1は、外部記憶媒体50に記憶された以前の学習モデルやサンプルデータを利用することができる。また、センサシステム1は、別のシステムで取得されたデータをコピーして使用することができる。マスタユニット10は、表示部60を備えている。表示部60は、例えば、現在の学習の進行度と学習完了判定を表示する。これにより、ユーザは、現在の学習の進行度と学習完了判定を確認することができる。
図11は、第3実施形態に係るマスタユニット10の機能ブロックを示す図である。マスタユニット10は、制御装置の一例であって、通信部14、判定部15、取得部19b、補正部19c、タイマ21、表示部60を備える。これらは、マスタユニット10が備える1つのプロセッサによって実現されてもよく、或いは、複数のプロセッサによって実現されてもよい。また、マスタユニット10が有する記憶部20は、例えば、センシングデータ、測定タイミング、及び学習済モデルを記憶する。
図16は、複数のセンサを用いた連結構成によるシステムの一例を示す図である。当該システムにでは、一部のスレーブユニットの出力信号をトリガ入力用センサとして利用し、他の一部のスレーブユニットの出力信号をデータ取得用センサとして利用している。具体的には、当該システムは、複数のスレーブユニット20を有している。各スレーブユニット20は、学習用のデータ取得用センサ1と、開始を指定するトリガセンサ1と、終了を指定するトリガセンサ2と、学習用のデータ取得用センサ2と、開始を指定するトリガセンサ3と、終了を指定するトリガセンサ4とに対応する。各スレーブユニット20はは、表示灯を有している。表示灯は、例えば図16に示す表示態様によって、学習中、トリガ、学習完了、及びAI無効等の状態を示すことが可能である。この構成により、センサ状態を個別に表示灯色等によって表示することにより、センサごとの役割(状態)と学習完了したかどうかを一目で把握することができる。センサ状態は、スレーブユニットに表示灯色で表示するほか、表示灯の点滅パターンによる表示や7セグメント表示、ドットマトリクス表示によって各状態を識別できる形で表示しても良い。なお、スレーブユニットに代えて、或いはスレーブユニットと共に、マスタユニットに表示灯を設けてもよい。
(1)初期学習
最初の学習時においては、随時センシングデータを学習データとして学習モデルをアップデートするため、従来技術においては、過学習によって学習モデルの性能が劣化する場合がある。しかしながら、上述した実施形態では、学習モデル2のみが随時更新(アップデート)され、学習モデル1は、学習モデル2の性能が学習モデル1の性能よりも「良い」と判定された時のみしか更新されない。したがって、マスタユニット10の学習モデル1は常に最良の結果となる。
学習モデルが2つあることによりセンサとして動作させながら学習モデルの随時更新(リアルタイム学習)が可能になる。包装装置のカッター部などは摩耗するなどして、時間経過とともにその状態が変化するため、近接センサで取得できる計測波形も変化していく。ただし、この変化は急激なものでなく緩やかなものである。このとき、学習モデル1により予測されたデータと計測値の一定時間の分散値がモデル1判定結果以内である時、つまり噛み込みではないと判定される時のデータを学習データとして学習モデルをアップデートさせる。これにより計測しながらでも学習モデル2はカッター部などの環境変化にも対応できる学習モデルへとアップデートされる。さらに、学習判定方法により学習モデルの良し悪しを判定して、学習モデル1をアップデートするため悪くなるということはない。よって、学習モデルが2つあることにより計測しながら、環境変化に対応した学習モデルへと進化させることが可能となる。
10 マスタユニット
11 学習進捗表示部
12 学習モデル判定部
13 学習部
14 通信部
15 判定部
16 判定表示部
17 出力部
18 入力部
19 センシング部
19a 加工部
19b 取得部
20記憶部
20a 第1スレーブユニット
20b 第2スレーブユニット
20c 第3スレーブユニット
30 センサ
30a 第1センサ
30b 第2センサ
30c 第3センサ
40 PLC
91 噛み込み検知部
Claims (10)
- センサに接続され、前記センサを制御する制御装置であって、
前記センサが出力するセンシングデータを取得する取得部と、
前記センシングデータを第1学習モデルに入力することにより得られる出力値を用いて所定の判定を行う判定部と、
前記センシングデータを用いた機械学習により第2学習モデルを生成する学習部と、
前記第1学習モデルの性能、及び前記第2学習モデルの性能のいずれが優れているかを判定する学習モデル判定部と、
前記第2学習モデルの性能が前記第1学習モデルの性能より優れていると前記学習モデル判定部が判定した場合、前記第2学習モデルによって前記第1学習モデルを代替する代替部と、
を備えることを特徴とする制御装置。 - 前記学習モデル判定部は、前記センシングデータと、前記センシングデータを前記第1学習モデルに入力することにより得られる出力値との第1の差分、及び、前記センシングデータと、前記センシングデータを前記第2学習モデルに入力することにより得られる出力値との第2の差分に基づいて、前記第1学習モデルの性能、及び前記第2学習モデルの性能のいずれが優れているかを判定する、請求項1に記載の制御装置。
- 前記学習モデル判定部は、所定の期間における前記第1の差分、及び前記第2の差分それぞれの分散値、最大値、最小値、及び平均値の少なくともいずれかを用いて、前記第1学習モデルの性能、及び前記第2学習モデルの性能のいずれが優れているかを判定する、請求項2に記載の制御装置。
- 前記所定のセンサは、近接センサ又は噛み込み検知部である、請求項1から3のいずれか一項に記載の制御装置。
- 前記所定のセンサが出力する前記センシングデータを加工する加工部を更に備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の制御装置。
- 前記学習モデル判定部による判定の進捗を表示する学習進捗表示部を更に備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の制御装置。
- 前記学習モデル判定部による判定の結果を表示する表示部を更に備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の制御装置。
- 前記表示部は、前記判定の結果を、第1の評価方法による態様で、及び/又は、第2の評価方法による態様で、表示する、請求項7に記載の制御装置。
- 学習モデルの代替の指示を生成するための操作部を更に備え、
前記代替部は、前記第2学習モデルの性能が前記第1学習モデルの性能より優れていると前記学習モデル判定部が判定した場合であって、且つ前記操作部によって前記指示が生成された場合に、前記第2学習モデルによって前記第1学習モデルを代替する、請求項1から8のいずれか一項に記載の制御装置。 - 前記取得部は更に、第2のセンサが出力する第2のセンシングデータを取得し、
前記判定部は更に、前記第2のセンシングデータを第3学習モデルに入力することにより得られる出力値を用いて他の所定の判定を行い、
前記学習部は更に、前記第2のセンシングデータを用いた機械学習により第4学習モデルを生成し、
前記学習モデル判定部は更に、前記第3学習モデルの性能、及び前記第4学習モデルの性能のいずれが優れているかを判定し、
前記代替部は更に、前記第4学習モデルの性能が前記第3学習モデルの性能より優れていると前記学習モデル判定部が判定した場合、前記第4学習モデルによって前記第3学習モデルを代替する、
請求項1に記載の制御装置。
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