JP2020091057A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却器の前後を均等に加熱し、除霜効率を高めた省エネ性の高い除霜装置を備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。【解決手段】庫内背部に設置した冷却器110と、冷却器110の下部に設置したガラス管ヒータ111と、ガラス管ヒータ111と冷却器110との間に冷却器110から落下する除霜水がガラス管ヒータ111に直接滴下するのを防止するヒータカバー1と、を備えた除霜装置において、ガラス管ヒータ111中心直上はヒータカバー上4を有しており、ガラス管ヒータ111中心前後上にヒータカバー1開口部を形成したことを特徴とする冷蔵庫。【選択図】図1

Description

本発明は、冷却器の除霜効率を向上させる除霜装置およびこれを備えた冷蔵庫に関するものである。
従来、この種の除霜装置およびこれを備えた冷蔵庫は、冷却器の下方に設けられガラス管ヒータ等で構成した除霜手段(以下、ガラス管ヒータと称す)と、冷却器とガラス管ヒータの間に遮蔽部材(以下、ヒータカバーと称す)とが配置されおり、このガラス管ヒータをあらかじめ設定した時間毎に通電して、その熱により、冷却運転中に冷却器に付着した霜を融解させ除霜するようになっている。このガラス管ヒータの熱により融解した除霜水は、ヒータカバーに滴下するため、除霜水がガラス管ヒータに接触し、蒸発音が発生するのを抑制している。
このような除霜装置では、ガラス管ヒータの熱により発生した上昇気流をヒータカバーが遮ってしまうため、ガラス管ヒータ近傍に熱が滞留し、ガラス管ヒータ近傍の樹脂部品を無駄に加熱する。その結果として、冷蔵庫の消費電力量が増加することになる。
そのため、ガラス管ヒータ直上にヒータカバー開口部を設け、上昇気流を促進してガラス管ヒータ近傍の熱の滞留を抑制してガラス管ヒータ近傍の樹脂部品への無駄な加熱を低減することにより、除霜効率を高めたものが見られる。(例えば特許文献1参照)
図5は前記公報に記載された従来の冷蔵庫の断面図を示すものである。
図5に示すように、冷蔵庫101は、横仕切り102により上下に分割された冷蔵室103と冷凍室104と、冷蔵室後方に設けたダクト105と、冷凍室104背面に設け、縦仕切り106により冷却器室107と戻り風路108とに左右に分割された冷却室109と、圧縮機(図示せず)、凝縮器(図示せず)、減圧手段(図示せず)と共に構成された冷棟サイクル(図示せず)の一部であり、冷却器室107に設けた冷却器110と、冷却器110の下方に設けたガラス管ヒータ111と、冷却器室107と冷蔵室103とを連通する吐出口112と冷蔵室103と戻り風路108とを連通する吸込口113とを備える。
冷却器110とガラス管ヒータ111の間にはヒータカバー114を設けており、ヒータカバー114は、ヒータカバー前115と、ヒータカバー後116から構成され、ガラス管ヒータ111の直上にヒータカバー開口部117を設けている。冷却器110は蛇行状に折曲され複数の段数を有する冷媒管118と、冷媒管118に直交状に装着された多数のフィン119から構成され、冷却器110の前面は冷凍室カバー120で覆われており、冷凍室カバー120の上部には冷却ファン121を備える。また、冷蔵庫101は、冷蔵室103の前面に設けた冷蔵室扉122と、冷凍室104の前面に設けた冷凍室扉123とを備える。
冷蔵庫101を冷却中、圧縮機と、凝縮器と、減圧手段と、冷却器110を環状に接続して構成した冷凍サイクルの運転により低温となった冷却器110と熱交換して低温となった冷気が冷却ファン121により冷蔵室103と冷凍室104へと供給される。冷蔵室103へは吐出口113からダクト105を流れて供給され、冷蔵室103を冷却した後、吸込口113から戻り風路108を流れて冷却器室107の側面下側から吸い込まれる。
また、冷凍室104へは冷凍室カバー120上部を流れて冷凍室104へ供給され、冷凍室104を冷却した後、冷凍室カバー120下部に設けたスリットを通過して冷却器室107へ吸い込まれる。
吸い込まれた空気は再度冷却器110と熱交換して冷却され、冷蔵室103および冷凍室104へと供給される。冷蔵室103および冷凍室104の空気は、冷蔵室扉122や冷凍室扉123の開閉時やそれぞれの部屋と扉の隙間をシールするガスケット(図示せず)の隙間から外気の湿度が侵入するため、比較的高湿となる。
この高湿な空気を戻り風路108およびスリットから吸い込むため、低温である冷却器110と熱交換することで冷却器110に霜が付着する。冷却開始後は冷却器110下部を中心に着霜していくが、時間の経過と共に冷却器110上部へも着霜していく。冷却器110に霜が付着すると冷却器110と空気との熱交換面積が減少して冷却能力が低下するため、冷却器110下方に設けたガラス管ヒータ111をあらかじめ設定した時間毎に通電することにより冷却器110に付着した霜を融解する。
ガラス管ヒータ111の熱により発生した暖気は冷却器室107内の空気と比べて高温であるため自然対流によりガラス管ヒータ直上に設けたヒータカバー開口部117を積極的に通過することで、冷却器への熱の供給を促進し、ガラス管ヒータ111周辺の樹脂部品(例えば、冷凍室カバー120)への無駄な加熱を低減することができるため、冷却器110に付着した霜を完全に融解するまでの時間を短縮することができ、除霜効率を高めることができる。
特開2012−237520号公報
しかしながら、前記従来の構成では、ガラス管ヒータ111の熱により融解した除霜水がガラス管ヒータ111に滴下して蒸発音の発生を抑制するために、ヒータカバー前115と、ヒータカバー後116とを、上方投影領域内でオーバーラップさせる必要があるので、冷却器110の後方に偏って暖気が上昇し、冷却器110後方の霜を融解した後も、冷却器110前方の霜を融解するためにガラス管ヒータ111を通電し続けなければならず、冷却器110後方を無駄に加熱するという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、除霜水がガラス管ヒータ111に滴下して蒸発音が発生するのを抑制しつつ、冷却器110の前後を均等に加熱し、除霜効率を高めることで冷蔵庫の消費電力量を低減させることを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、庫内背部に設置した冷却器と、前記冷却器の下部に冷蔵庫の左右長手方向に延在するガラス管ヒータと、前記ガラス管ヒータの上方に配置し、前記冷却器から落下する除霜水が前記ガラス管ヒータに直接滴下するのを防止するヒータカバーと、を備えた冷蔵庫において、前記ヒータカバーは、前記ガラス管ヒータの長手方向に沿って延在し、前記ヒータカバーには開口部を形成し、前記開口部は前記ガラス管ヒータの長手方向の中心軸よりも前方または後方に形成したものである。
これによって、ヒータ中心軸の直上部は冷却器から滴下した除霜水をヒータカバーにより遮ることができ、ヒータ中心前後は上昇気流を促進することができるため、除霜水がガラス管ヒータに滴下して蒸発音が発生するのを抑制しつつ、冷却器に付着した霜を前後バランス良く短時間で融解することが可能となり、除霜効率を高めることができる。
また、ヒータカバーの少なくとも一方の下端は、ガラス管ヒータの上端より上方に位置した構成としたものである。
これによって、ガラス管ヒータ近傍の空間を開放状態で保つことができるため、ガラス管ヒータと周辺空気との熱交換を促進することができ、ガラス管ヒータの表面温度を低減することが可能となり、より安全かつ安価に除霜効率を高めることができる。
また、ヒータの長手方向の中心軸後方に形成したヒータカバー後方開口部は、ヒータカバー前方開口部よりも開口面積を大きくした構成としたものである。
これによって、ヒータカバー後方開口部の圧力抵抗を前方開口部よりも小さくなるので、ガラス管ヒータの熱により発生した上昇気流の冷却器前方へ流れる割合を減らすことができ、庫内へ漏洩する暖気を減らすことが可能となり、庫内の温度上昇を低減することができる。
本発明の除霜装置およびそれを備えた冷蔵庫は、上記構成により、冷却器の前後を均等に加熱して、霜を短時間で融解することが可能となり、除霜効率を高めることができる。これにより、除霜水がガラス管ヒータに滴下して蒸発音が発生するのを抑制しつつ、消費電力量を削減した省エネ性の高い冷蔵庫を提供できる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の中央断面図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫のA−A断面正面図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫のA−A断面正面図 本発明の実施の形態3における冷蔵庫のA−A断面正面図 従来の冷蔵庫の中央断面図
第1の発明は、庫内背部に設置した冷却器と、前記冷却器の下部に冷蔵庫の左右長手方向に延在するガラス管ヒータと、前記ガラス管ヒータの上方に配置し、前記冷却器から落下する除霜水が前記ガラス管ヒータに直接滴下するのを防止するヒータカバーと、を備えた冷蔵庫において、前記ヒータカバーは、前記ガラス管ヒータの長手方向に沿って延在し、前記ヒータカバーには開口部を形成し、前記開口部は前記ガラス管ヒータの長手方向の中心軸よりも前方または後方に形成したことにより、冷却器に付着した霜を前後バランス良く融解することが可能となり、除霜効率を高めることができるので、消費電力量を削減した省エネ性の高い冷蔵庫を提供できる。
第2の発明は、前記開口部は、前記ガラス管ヒータの上方投影領域内に形成したことにより、ヒータ中心前後を通過する暖気がより容易に上昇することが可能となり、霜を前後バランス良く融解するに加えて短時間で霜を融解できるので、消費電力量を削減した省エネ性の高い冷蔵庫を提供できる。
第3の発明は、前記ヒータカバーの少なくとも一方の下端は、前記ガラス管ヒータの上端より上方に位置したことにより、ガラス管ヒータ近傍の空間を開放状態で保つことができるため、ガラス管ヒータと周辺空気との熱交換を促進することができ、ガラス管ヒータの表面温度を低減することが可能となり、より安全かつ安価に除霜効率を高めることができるので、省エネ性の高い冷蔵庫を安全かつ安価に提供することができる。
第4の発明は、前記ヒータの長手方向の中心軸後方に形成したヒータカバー後方開口部は、前記ヒータの長手方向の中心軸前方に形成したヒータカバー前方開口部よりも開口面積を大きくしたことにより、ガラス管ヒータの熱により発生した上昇気流の冷却器前方へ流れる割合を減らすことができ、庫内へ漏洩する暖気を減らすことが可能となり、庫内の温度上昇を低減することができるので、霜融解後に庫内を冷却するための消費電力量を削減でき、省エネ性の高い冷蔵庫を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の中央断面図である。図2は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫のA−A断面正面図である。図1および図2において、冷却器110とガラス管ヒータ111の間にはヒータカバー1を設けており、ヒータカバー1は、ヒータカバー前2と、ヒータカバー後3と、ヒータカバー上4と、から構成されている。
以上のように構成された除霜装置およびこれを備えた冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
冷蔵庫5を冷却中、圧縮機と、凝縮器と、減圧手段と、冷却器110を環状に接続して構成した冷凍サイクルの運転により低温となった冷却器110と熱交換して低温となった冷気が冷却ファン121により冷蔵室103と冷凍室104へと供給される。冷蔵室103へは吐出口113からダクト105を流れて供給され、冷蔵室103を冷却した後、吸込口113から戻り風路108を流れて冷却器室107の側面下側から吸い込まれる。
また、冷凍室104へは冷凍室カバー120上部を流れて冷凍室104へ供給され、冷凍室104を冷却した後、冷凍室カバー120下部に設けたスリットを通過して冷却器室107へ吸い込まれる。吸い込まれた空気は再度、冷却器110と熱交換して冷却され、冷蔵室103および冷凍室104へと供給される。冷蔵室103および冷凍室104の空気は、冷蔵室扉122や冷凍室扉123の開閉時やそれぞれの部屋と扉の隙間をシールするガスケット(図示せず)の隙間から外気の湿度が侵入するため、比較的高湿となる。
この高湿な空気を戻り風路108およびスリットから吸い込むため、低温である冷却器110と熱交換することで冷却器110に霜が付着する。冷却開始後は冷却器110下部を中心に着霜していくが、時間の経過と共に冷却器110上部へも着霜していく。冷却器110に霜が付着すると冷却器110と空気との熱交換面積が減少して冷却能力が低下するため、冷却器110下方に設けたガラス管ヒータ111をあらかじめ設定した時間毎に通電することにより冷却器110に付着した霜を融解する。
ガラス管ヒータ111の熱により、ガラス管ヒータ111近傍に発生した暖気は、冷却器室107内の空気と比べて高温であるため、冷却器室107内で自然対流が発生する。ガラス管ヒータ111の近傍から発生した上昇気流は、ガラス管ヒータ111直上にあるヒータカバー1と衝突し、滞留するため、ガラス管ヒータ111近傍の樹脂部品(例えば冷凍室カバー120)を無駄に加熱する。本発明では、ヒータカバー1を、ヒータカバー前2と、ヒータカバー後3と、ヒータカバー上4とで構成することにより、ガラス管ヒータ111中心直上はヒータカバー上4で覆われ、ガラス管ヒータ111中心前後上はヒータカバー開口部を有する。
これにより、図1の点線で示すように、ガラス管ヒータ111近傍に発生した暖気は、ヒータカバー前2とヒータカバー後3の間を上昇し、ヒータカバー上4と衝突する。ヒータカバー上4と衝突した暖気は、ヒータカバー上4の前後と比べて高温であるため、ヒータカバー上4とヒータカバー前2およびヒータカバー後3とで形成されたヒータカバー開口部を通過し、冷却器110の下方へと流入する。冷却器室110の下方へと流入した暖気は、冷却器110近傍の空気と比べて高温であるため、冷却器室107内を上昇して冷却器110に付着した霜を融解する。これにより冷却器110の霜を前後バランス良く融解することが可能となるため、除霜効率を高めることができる。
以上のように、本実施の形態においては、冷却器110とガラス管ヒータ111の間に配置したヒータカバー1をヒータカバー前2と、ヒータカバー後3と、ヒータカバー上4とで構成することにより、除霜効率を高めることができ、除霜水がガラス管ヒータに滴下して蒸発音が発生するのを抑制しつつ、消費電力量を削減した省エネ性の高い冷蔵庫を提供できる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における冷蔵庫の中央断面図である。図3において、冷却器110とガラス管ヒータ111の間にはヒータカバー6を設けており、ヒータカバー6は、ヒータカバー前7と、ヒータカバー後8と、ヒータカバー上4と、から構成されている。ヒータカバー前7と、ヒータカバー後8の下端は、ガラス管ヒータ111の上端よりも上方に配置した構成である。
以上のように構成された除霜装置およびこれを備えた冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
ガラス管ヒータ111近傍から発生した暖気上昇後、ガラス管ヒータ111近傍の空気密度が低くなるため、冷凍室カバー120下部に設けたスリットなどから冷凍室104の空気が流入し、ガラス管ヒータ111近傍へと供給される。ガラス管ヒータ111近傍へと供給された空気はガラス管ヒータ111の熱により暖められ、ヒータカバー前7と、ヒータカバー後8との間から上昇する。本発明では、ヒータカバー前7とヒータカバー後ろ8の下端を、ガラス管ヒータ111の上端よりも上方に配置することにより、ガラス管ヒータ111近傍の空間を開放状態で保つことができる。これにより、図3の一点鎖線で示すように、冷凍室104の空気が流入する際の圧力抵抗を低減することができ、より多くの空気とガラス管ヒータ111が熱交換できるため、ガラス管ヒータ111の表面温度を低下させることができる。また、ガラス管ヒータ111の表面温度を低下させることにより、より廉価なガラス管ヒータを用いることができる。
以上のように、本実施の形態においては、ヒータカバー前7と、ヒータカバー後8の下端を、ガラス管ヒータ111の上端よりも上方に配置した構成とすることにより、ガラス管ヒータ111の表面温度を低下させることができ、省エネ性の高い冷蔵庫をより安全に安価に提供できる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3における冷蔵庫の中央断面図である。図4において、冷却器110とガラス管ヒータ111の間にはヒータカバー6を設けており、ヒータカバー9は、ヒータカバー前10と、ヒータカバー後11と、ヒータカバー上4と、から構成されている。ヒータカバー前10とヒータカバー上4とで構成された前開口部12と比べて、ヒータカバー後11とヒータカバー上4とで構成された後開口部13の開口面積を大きくした構成である。
以上のように構成された除霜装置およびこれを備えた冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
ガラス管ヒータ111の熱により、ガラス管ヒータ111近傍に発生した暖気は、冷却器室107内の空気と比べて高温であるため、冷却器室107内で自然対流が発生する。ガラス管ヒータ111の近傍から発生した上昇気流は、ヒータカバー前10とヒータカバー後11の間を上昇し、ヒータカバー上4と衝突する。ヒータカバー上4と衝突した暖気は、ヒータカバー上4の前後と比べて高温であるため、前開口部12と、後開口部13を通過して、冷却器110の下方へと流入する。本発明では、後開口部13と比べて前開口部12の開口面積を小さくした構成とすることにより、後開口部13と比べて前開口部12の圧力抵抗が大きくすることができる。これにより、図4の点線で示すように、前開口部から冷却器110下方へ流入する暖気を低減し、冷凍室カバー120下部に設けたスリットから冷凍室104へ流出する暖気を低減することができるため、冷凍室104の温度上昇を抑制することができる。
以上のように、本実施の形態においては、後開口部13と比べ前開口部12の開口面積を小さくすることにより、冷凍室104の温度上昇を抑制することができ、霜融解後に冷凍室104を冷却するための消費電力量を削減できるため、省エネ性の高い冷蔵庫を提供できる。
なお、本実施の形態1、2では、ガラス管ヒータ111と冷凍室カバー120の下方に設けたスリットとの間にヒータカバー前2または7から延出する遮蔽部材を、配置することにより、冷凍室104から誤ってスリットを通過した食材等が、ガラス管ヒータ111と接するのを防止することができるため、より安全性を高めることができる。また、ガラス管ヒータ111から発生する輻射熱が冷凍室104へと侵入するのを遮ることができるため、スリット部の温度上昇を抑えることができ、冷凍室カバー120により安価な材料を用いることができる。
本発明は、除霜水がガラス管ヒータに滴下して蒸発音が発生するのを抑制しつつ、冷却器の前後を均等に加熱し、除霜効率を高めることで冷蔵庫の消費電力量を低減させることができるので、家庭用および業務用など様々な種類および大きさの間冷式の冷蔵庫に適用することができる。
1 ヒータカバー
2 ヒータカバー前
3 ヒータカバー後
4 ヒータカバー上
6 ヒータカバー
7 ヒータカバー前
8 ヒータカバー後
9 ヒータカバー
10 ヒータカバー前
11 ヒータカバー後
12 前開口部
13 後開口部
110 冷却器
111 ガラス管ヒータ

Claims (4)

  1. 庫内背部に設置した冷却器と、前記冷却器の下部に冷蔵庫の左右長手方向に延在するガラス管ヒータと、前記ガラス管ヒータの上方に配置し、前記冷却器から落下する除霜水が前記ガラス管ヒータに直接滴下するのを防止するヒータカバーと、を備えた冷蔵庫において、前記ヒータカバーは、前記ガラス管ヒータの長手方向に沿って延在し、前記ヒータカバーには開口部を形成し、前記開口部は前記ガラス管ヒータの長手方向の中心軸よりも前方または後方に形成したことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記開口部は、前記ガラス管ヒータの上方投影領域内に形成したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記ヒータカバーの少なくとも一方の下端は、前記ガラス管ヒータの上端より上方に位置したことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記ヒータの長手方向の中心軸後方に形成したヒータカバー後方開口部は、前記ヒータの長手方向の中心軸前方に形成したヒータカバー前方開口部よりも開口面積を大きくしたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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