JP2020090877A - シールドトンネルの施工状況表示装置及び施工状況表示方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、上記問題に鑑みて、シールドトンネルの施工状況を容易に確認可能な施工状況表示装置及び施工状況表示方法を提供することを目的とする。
本構成によれば、容易にシールドトンネルの施工状況が確認できるので、シールドトンネルの施工における作業効率を格段に向上させることができる。また、人手による計算や作図が不要となるため、計算ミスや作図ミスを低減することができる。必要に応じて縦横の倍率が自由に設定できるため、曲率の変化等に対する適応性が高い。これらの結果として、蛇行量の低減と、シールドマシンの掘削に伴なうセグメントの割れや欠けの防止に寄与し、トンネルの品質を向上させることができ、業務時間の短縮に寄与する。
また、施工状況表示装置の他の構成として、表示処理手段は、シールドマシンの進行方向を表示手段の長手方向に向けて表示することにより、広い範囲で施工状況を確認することができる。
また、施工状況表示装置の他の構成として、リング設置履歴情報は、セグメントリングの設置により設置位置及び進行方向とともに日時を紐づけて記録され、表示処理手段は、リング設置履歴線を表示手段に表示するときに、連続する異なる日について異なる色彩で表示することにより、設置されたセグメントリングの状況を容易に把握することができる。
また、施工状況表示装置の他の構成として、縮尺処理手段は、表示手段に表示されるマシン移動履歴線及びリング設置履歴線の長手方向及び短手方向の比率を変更可能としたことにより、曲率の変化に対する適応性が向上する。
また、施工状況表示装置の他の構成として、表示処理手段は、表示手段に表示されるマシン移動履歴線及びリング設置履歴線の表示箇所と表示倍率を変更可能としたにより、施工状況を詳細に確認することができ、常に最適な方法でシールドトンネルの施工を継続できる。
また、上記課題を解決するための施工状況表示方法の態様として、コンピュータにより実行され、シールドマシンによるシールドトンネルの施工状況を表示手段に表示する施工状況表示方法であって、コンピュータに記録されたシールドマシンの進行した位置及び進行方向を含む移動履歴と、セグメントリングの設置位置及び進行方向を含む設置履歴が記録されたリング設置履歴情報とに基づいて、表示手段にシールドマシンの移動した履歴を示すマシン移動履歴線及びセグメントリングの設置履歴を示すリング設置履歴線を表示し、表示手段に表示されたマシン移動履歴線及びリング設置履歴線を、ユーザーの操作に基づいて表示倍率を変更可能とした。
また、施工状況表示方法の他の態様として、表示手段の長手方向にシールドマシンの進行方向を向けてマシン移動履歴線及びリング設置履歴線を表示したり、リング設置履歴線において、連続する異なる日に設置されたセグメントリングの設置履歴については異なる色彩を用いて表示したり、マシン移動履歴線及びリング設置履歴線の長手方向及び短手方向の比率を変更して表示したり、ユーザーが表示手段に触れた状態で所定の操作をすることにより、表示手段に表示されたマシン移動履歴線及びリング設置履歴線の表示箇所や表示倍率を変更して表示可能としたりすると良い。
図2(a)に示すように、施工状況表示装置10は、例えば、計画線情報及び施工状況情報等のデータを取得するデータ取得手段20と、読み込んだデータを表示手段14に表示するための表示処理手段30と、入力操作判別手段24とを備える。
リング設置履歴情報は、セグメントリングを連結してシールドトンネル内に構築されたセグメント壁58Aの立体図を表示可能な3次元データからなり、一つのセグメントリングが形成される毎の位置情報及び方向情報を含む情報である。セグメントリングの方向とは、セグメントリングの先端面の向く方向いい、以下この方向をリング方向という。
表示処理手段30は、断面処理部32のxy断面処理部32A及びxz断面処理部32Bにおいて設定されたx方向、即ちシールドトンネルの奥行方向が表示手段14における長手方向に沿うように、表示手段14に表示する。
なお、x方向への倍率は、1/6に限定されず、例えば、1/100や1/4等であっても良く、適宜変更すれば良い。また、1/6倍や1/4倍等の定倍に限定されず、各方向(x方向、y方向、z方向)への倍率を変更可能としても良く、等倍としても良い。
そして、所定距離前進すると、シールドマシン51の内部において複数のセグメントピース58aをエレクターにより周方向に接合して組み立てたセグメントリング58をシールドマシン51の後方に配置し、再びシールドマシン51を所定距離推進させる。以後、セグメントリング58の継ぎ足しと、所定の距離の推進を繰り返すことにより、シールドトンネルの掘進が進行するとともに、シールドマシン51の後方には、複数のセグメントリング58からなるセグメント壁58Aが構築される。また、シールドマシン51により掘削された地盤59とセグメント壁58Aの外周面との間には、モルタルやコンクリートのような裏込材60が充填される。なお、図4に示すように、セグメント壁58Aの先頭部は、胴筒53の後胴53Bの後端開口から後胴53Bの内側にセグメントリング58の所定数分が入り込んだ状態で施工される。
セグメントデータは、セグメントピースデータに登録された複数のセグメントピース58aを組み合わせてセグメントリング58を組み立てたときのセグメントピース58aの組み合わせ番号や、組み合わせ番号に対応したセグメントリング58の中心線の長さ及び方向(組み立て向き)をデータベース化したものである。
以下、図7を参照し、施工状況表示装置10により施工状況の確認する方法、即ち、施工状況表示装置10の操作方法について説明する。
例えば、ユーザーが、表示手段14に表示された施工状況表示プログラムを実行するための図外のアイコンをタップする。これにより、施工状況表示プログラムが起動する。
また、上述のように、施工計画線、マシン移動履歴線、リング設置履歴線等の作図において人手による計算や作図が不要となるため、計算ミスや作図ミスを低減することができる。
加えて、表示手段14に表示する施工計画線、マシン移動履歴線、リング設置履歴線を必要に応じて倍率が自由に設定できるため、トンネルの曲がり部分における施工状況が確認し易くなり、特に曲率の変化等に対する適応性が高い。これらの結果として、シールドマシンの進行時の蛇行量の低減と、シールドマシンの掘削に伴なうセグメントの割れや欠けの防止に寄与し、トンネルの品質を向上させ、ひいては業務時間の短縮に寄与することになる。
30 表示処理手段、90 測量装置、100 施工状況作図装置。
Claims (10)
- シールドマシンによるシールドトンネルの施工状況を表示手段に表示する施工状況表示装置であって、
シールドマシンの進行した位置及び進行方向を含む移動履歴が記録されたマシン移動履歴情報と、セグメントリングの設置位置及び進行方向を含む設置履歴が記録されたリング設置履歴情報とを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記各情報に基づいて、マシン移動履歴線及びリング設置履歴線を前記表示手段に表示する表示処理手段と、
前記表示手段に表示されたマシン移動履歴線及びリング設置履歴線の表示倍率を変化させる縮尺処理手段と、
を備えることを特徴とする施工状況表示装置。 - 前記表示処理手段は、シールドマシンの進行方向を前記表示手段の長手方向に向けて表示することを特徴とする請求項1に記載の施工状況表示装置。
- 前記リング設置履歴情報は、前記セグメントリングの設置により設置位置及び進行方向とともに日時を紐づけて記録され、
前記表示処理手段は、前記リング設置履歴線を前記表示手段に表示するときに、連続する異なる日について異なる色彩で表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の施工状況表示装置。 - 前記縮尺処理手段は、前記表示手段に表示される前記マシン移動履歴線及びリング設置履歴線の長手方向及び短手方向の比率を変更可能としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の施工状況表示装置。
- 前記表示処理手段は、前記表示手段に表示される前記マシン移動履歴線及びリング設置履歴線の表示箇所と表示倍率を変更可能としたことを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれかに記載の施工状況表示装置。
- コンピュータにより実行され、シールドマシンによるシールドトンネルの施工状況を表示手段に表示する施工状況表示方法であって、
前記コンピュータに記録されたシールドマシンの進行した位置及び進行方向を含む移動履歴と、セグメントリングの設置位置及び進行方向を含む設置履歴が記録されたリング設置履歴情報とに基づいて、前記表示手段に前記シールドマシンの移動した履歴を示すマシン移動履歴線及び前記セグメントリングの設置履歴を示すリング設置履歴線を表示し、
前記表示手段に表示されたマシン移動履歴線及びリング設置履歴線を、ユーザーの操作に基づいて、表示倍率を変更可能としたことを特徴とする施工状況表示方法。 - 前記表示手段の長手方向に前記シールドマシンの進行方向を向けて前記マシン移動履歴線及び前記リング設置履歴線を表示することを特徴とする請求項6に記載の施工状況表示方法。
- 前記リング設置履歴線において、連続する異なる日に設置された前記セグメントリングの設置履歴については異なる色彩を用いて表示することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の施工状況表示方法。
- 前記マシン移動履歴線及びリング設置履歴線の長手方向及び短手方向の比率を変更して表示することを特徴とする請求項6乃至請求項8いずれかに記載の施工状況表示方法。
- ユーザーが前記表示手段に触れた状態で所定の操作をすることにより、前記表示手段に表示された前記マシン移動履歴線及びリング設置履歴線の表示箇所や表示倍率を変更して表示可能とすることを特徴とする請求項6乃至請求項9いずれかに記載の施工状況表示方法。
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