JP2020090422A - セラミックス焼結体、インサート、切削工具、及び摩擦攪拌接合用工具 - Google Patents

セラミックス焼結体、インサート、切削工具、及び摩擦攪拌接合用工具 Download PDF

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【課題】初期摩耗が抑制されたセラミックス焼結体を提供するとともに、初期摩耗が抑制されたセラミックス焼結体を用いたインサート、切削工具及び摩擦攪拌接合用工具を提供する。【解決手段】セラミックス焼結体は、Al2O3とWCとを含み、下記(1)、(2)の一方又は両方の粒界に4族の元素から選択される少なくとも1つの元素が存在する。(1)Al2O3結晶粒子間の粒界(2)Al2O3結晶粒子とWC結晶粒子の粒界セラミックス焼結体は、XPSによるセラミックス焼結体の表面の構成元素の分析において、WO3由来のピーク面積S1と、WC由来のピーク面積S2と、は、以下の式1を満たす。(式1)0.05≦S1/(S1+S2)≦0.5【選択図】図1

Description

本発明はセラミックス焼結体、インサート、切削工具、及び摩擦攪拌接合用工具に関する。
アルミナ系工具として、アルミナに炭化タングステン、ジルコニアを添加した工具が知られている。この工具は、高強度及び高硬度に加えて、熱伝導率に優れ、難削材である耐熱合金加工への応用が提案されている(特許文献1参照)。
特許第5654714号公報
ところで、工具の摩耗は、未切削(新品)の状態から加工初期において生じる初期摩耗の摩耗率が、それ以降に生じる定常摩耗の摩耗率に比べて大きく、初期摩耗が工具寿命に与える影響が大きいものとなっている。例えば、切削工具では、初期摩耗量が大きいと初期段階から切削抵抗が大きくなり、工具寿命が短くなる。このため、初期摩耗を抑制して、工具寿命を延ばすことができるセラミックス焼結体が求められている。特許文献1に開示のセラミックス焼結体は、初期摩耗を抑制するという観点において、更なる改良の余地がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、初期摩耗が抑制されたセラミックス焼結体を提供するとともに、初期摩耗が抑制されたセラミックス焼結体を用いたインサート、切削工具及び摩擦攪拌接合用工具を提供することを目的とする。本発明は、以下の形態として実現することが可能である。
〔1〕AlとWCとを含み、
下記(1)、(2)の一方又は両方の粒界に4族の元素から選択される少なくとも1つの元素が存在するセラミックス焼結体であり、
(1)Al結晶粒子間の粒界
(2)Al結晶粒子とWC結晶粒子の粒界
XPSによる前記セラミックス焼結体の表面の構成元素の分析において、WO由来のピーク面積S1と、WC由来のピーク面積S2と、は、以下の式1を満たすことを特徴とするセラミックス焼結体。

(式1)
0.05≦S1/(S1+S2)≦0.5
この形態のセラミックス焼結体は、(1)Al結晶粒子間の粒界、(2)Al結晶粒子とWC結晶粒子の粒界の一方又は両方の粒界に4族の元素が存在することで、粒界の結合強度が強化され、セラミックス焼結体の強度が向上する。
そのうえで、式1を満たすセラミックス焼結体は、WC(炭化タングステン)の酸化が抑制されており、セラミックス焼結体の初期摩耗を抑制する効果が得られる。
〔2〕前記4族の元素がZr又はHfであることを特徴とする〔1〕に記載のセラミックス焼結体。
4族の元素がZr又はHfの場合、WCへの濡れ性が良好であり、セラミック焼結体の焼結性が向上する。このため、セラミックス焼結体の初期摩耗をさらに抑制することができる。
〔3〕WCの含有量が30vol%〜98vol%であることを特徴とする〔1〕又は〔2〕に記載のセラミックス焼結体。
WCの含有量が上記範囲内であると、セラミック焼結体の硬度が高くなり、セラミックス焼結体の初期摩耗をさらに抑制することができる。
〔4〕WCの含有量が45vol%〜98vol%であり、
前記ピーク面積S1と、前記ピーク面積S2と、は、以下の式2を満たすことを特徴とする〔2〕に記載のセラミックス焼結体。

(式2)
0.05≦S1/(S1+S2)≦0.25
WCの含有量が上記範囲内であると、セラミック焼結体の硬度がさらに高くなり、セラミックス焼結体の初期摩耗をさらに抑制することができる。
また、WCの含有量が多い構成では、WCの酸化の影響を受けやすくなるが、式2を満たすセラミックス焼結体は、WCの酸化が十分に抑制されており、セラミックス焼結体の初期摩耗を抑制する効果が顕著となる。
〔5〕〔1〕から〔4〕のいずれかに記載のセラミックス焼結体を用いたインサート。
本発明のセラミックス焼結体を用いたインサートは、初期摩耗が抑制されているので、切削工具に好適に用いることができる。
〔6〕〔5〕に記載のインサートを備える切削工具。
本発明のインサートを備える切削工具は、初期摩耗が抑制されている。
〔7〕〔1〕から〔4〕のいずれかに記載のセラミックス焼結体を用いた摩擦攪拌接合用工具。
本発明のセラミックス焼結体を用いた摩擦攪拌接合用工具は、初期摩耗が抑制されている。
〔8〕〔1〕から〔4〕のいずれかに記載のセラミックス焼結体を基材とし、
前記基材の表面に、Tiの炭化物、Tiの窒化物、Tiの炭窒化物、Tiの炭酸化物、Tiの酸窒化物、及びTiの炭窒酸化物からなる群より選ばれた少なくとも1種類を含有する表面被覆層が形成されたインサートを備える切削工具。
上記表面被覆層を形成すると、表面の硬質化を図るとともに、表面におけるWCの酸化を抑制でき、工具の初期摩耗をさらに抑制することができる。
〔9〕〔1〕から4のいずれか一項に記載のセラミックス焼結体を基材とし、
前記基材の表面に、Tiの炭化物、Tiの窒化物、Tiの炭窒化物、Tiの炭酸化物、Tiの酸窒化物、及びTiの炭窒酸化物からなる群より選ばれた少なくとも1種類を含有する表面被覆層が形成された摩擦攪拌接合用工具。
上記表面被覆層を形成すると、表面の硬質化を図るとともに、表面におけるWCの酸化を抑制でき、工具の初期摩耗をさらに抑制することができる。
初期摩耗が抑制されたセラミックス焼結体を提供するとともに、初期摩耗が抑制されたセラミックス焼結体を用いたインサート、切削工具及び摩擦攪拌接合用工具を提供することができる。
セラミックス焼結体を用いたインサートの一例の斜視図である。 切削工具の一例の平面図である。 セラミックス焼結体を用いたインサートの一例の斜視図である。 切削工具の一例の平面図である。 摩擦攪拌接合用工具の一例の斜視図等である。 摩擦攪拌接合用工具の一例の使用状態を説明する斜視図である。
以下、本発明を詳しく説明する。なお、本明細書において、数値範囲について「〜」を用いた記載では、特に断りがない限り、下限値及び上限値を含むものとする。例えば、「10〜20」という記載では、下限値である「10」、上限値である「20」のいずれも含むものとする。すなわち、「10〜20」は、「10以上20以下」と同じ意味である。
1.セラミックス焼結体
本発明のセラミックス焼結体は、Al(アルミナ)とWC(炭化タングステン)とを含み、下記(1)、(2)の一方又は両方の粒界に4族の元素から選択される少なくとも1つの元素が存在する。
(1)Al結晶粒子間の粒界
(2)Al結晶粒子とWC結晶粒子の粒界
本発明のセラミックス焼結体は、更に、XPSによるセラミックス焼結体の表面の構成元素の分析において、WO由来のピーク面積S1と、WC由来のピーク面積S2と、は、以下の式1を満たす。
(式1)
0.05≦S1/(S1+S2)≦0.5
Al結晶粒子(アルミナ結晶粒子)間の粒界に4族の元素から選択される少なくとも1つの元素(以下、4族の元素と称する)が存在することは、次のようにして確認できる。すなわち、2つのAl結晶粒子が隣接する界面(結晶粒界)を走査透過型電子顕微鏡(Scanning Transmission Electron Microscope、STEM)で観察する。この界面を横断するように、エネルギ分散形X線分光器(Energy Dispersive X−ray Spectrometer、EDS)にて4族の元素の濃度を測定する。粒界に4族の元素が存在する場合には、界面において4族の元素の濃度が高いピークが観察される。
Al結晶粒子(アルミナ結晶粒子)とWC結晶粒子(炭化タングステン結晶粒子)の粒界に4族の元素が存在することは、次のようにして確認できる。すなわち、Al結晶粒子とWC結晶粒子が隣接する界面(結晶粒界)を走査透過型電子顕微鏡(Scanning Transmission Electron Microscope、STEM)で観察する。この界面を横断するように、エネルギ分散形X線分光器(Energy Dispersive X−ray Spectrometer、EDS)にて4族の元素の濃度を測定する。粒界に4族の元素が存在する場合には、界面において4族の元素の濃度が高いピークが観察される。
粒界に存在する4族の元素として、Ti(チタン)、Zr(ジルコニウム)、Hf(ハフニウム)が例示される。セラミックス焼結体の焼結性を向上するという観点から、4族の元素はZr又はHfであることが好ましい。
本発明のセラミックス焼結体において、4族の元素の含有量は特に限定されない。4族の元素の含有量は、4族の元素の酸化物として、0.1〜18.0vol%含有することが好ましい。4族の元素の酸化物を0.1vol%以上含むと、結晶粒界に4族の元素が十分に存在するため、粒界強化の効果が得られる。他方、4族の元素の酸化物を18.0vol%以下とすることで、熱特性を十分に確保することができ、工具の耐欠損性が担保される。4族の元素の酸化物の含有量は、熱特性低下抑制と粒界強化の観点からは、0.1〜10.0vol%であることがより好ましい。
なお、本発明において、「vol%(体積%)」とは、セラミックス焼結体に含まれる全物質の体積の総量を100%としたときの、各物質の割合を意味する。また、セラミックス焼結体における各物質の含有量は、蛍光X線分析法等により各元素の量を求めることで算出できる。
本発明のセラミックス焼結体の表面には、WO(酸化タングステン)が存在している。このWOは、セラミックス焼結体に含まれるWCに由来し、表面のWCが一部酸化して生成されたものである。セラミックス焼結体の表面のWOとWCの比率(モル比)は、XPS(X−ray Photoelectron Spectroscopy)によりWO由来のピーク面積と、WC由来のピーク面積とにより評価することができる。
XPSによるセラミックス焼結体の表面の構成元素の分析について説明する。XPSによりセラミックス焼結体の表面の構成元素を分析すると、WO由来のピークとWC由来のピークを分離検出できる。本願においては、測定されたW 4f 7/2,W 4f 5/2,W 5p 3/2軌道電子に関するピークについて、WO由来のピークとWC由来のピークとに波形分離した。波形分離にあたっては、W 4f 7/2のピークトップについて、WOの結合エネルギーが35.5eV付近、WCの結合エネルギーが31.1eV付近とした。また、W 4f 7/2とW 4f 5/2のエネルギー差を2.13eVとし、W 4f 7/2とW 5p 3/2のエネルギー差を5.90eVとした。そして、W 4f 7/2軌道におけるWO由来のピーク面積S1と、WC由来のピーク面積S2を、解析ソフトウェア(MultiPack)を用いてそれぞれ算出した。
WO由来のピーク面積S1と、WC由来のピーク面積S2が上記の式1を満たしている場合には、WC(炭化タングステン)の酸化が抑制されており、セラミックス焼結体の初期摩耗を抑制する効果が得られる。セラミックス焼結体の初期摩耗は、それ以降に現れる定常摩耗に比べて大きく、初期摩耗を抑制することにより、効果的に工具の寿命を延ばすことが可能となる。
なお、「0.05≦S1/(S1+S2)」であると、セラミックス焼結体を製造しやすく、コストの面で有利である。また、「S1/(S1+S2)≦0.5」であると、初期摩耗量が小さくなる。WOの比率が大きいセラミックス焼結体では、WCが酸化される際に体積膨張を伴ってWOを生じるため、WOを生じた部分が脱粒を起こしやすくなると推測される。セラミックス焼結体の表面に脱粒が起こると、セラミックス焼結体の表面に微細な凹凸が形成され、被削材がセラミックス焼結体の表面に付着しやすくなる。すると、被削材とセラミックス焼結体の間で凝着摩耗が起こりやすくなり、セラミックス焼結体の初期摩耗が進行すると考えられる。一方、「S1/(S1+S2)≦0.5」を満足するセラミックス焼結体では、セラミックス焼結体の表面に存在するWOの比率が小さく、初期摩耗が抑制されると考えられる。
WO由来のピーク面積S1と、WC由来のピーク面積S2と、は、以下の(式2)を満たすことが好ましい。式2を満たすセラミックス焼結体は、WCの酸化が十分に抑制されており、セラミックス焼結体の初期摩耗をさらに抑制することができる。
(式2)
0.05≦S1/(S1+S2)≦0.25
本発明のセラミックス焼結体において、WCの含有量は特に限定されないが、WCの含有量は30vol%〜98vol%であることが好ましい。WCの含有量が30vol%以上であると、30vol%未満の場合に比べてセラミック焼結体の硬度が高くなり、セラミックス焼結体の初期摩耗をさらに抑制することができる。他方、WCの含有量が98.0vol%以下であると、Al量を十分に確保できる。AlやWCの結晶粒が、それらの粒界に存在する4族元素によって強く結合される効果を十分に得ることができ、その結果、十分な耐摩耗性が担保される。WCの含有量は、45vol%〜98vol%であることがより好ましい。WCの含有量が多い場合には、WCの含有量が少ない場合に比べてセラミック焼結体の硬度を確保できる反面、WCの酸化の影響を受けやすくなる。本発明の式1又は式2を満たすセラミックス焼結体は、WCの酸化が抑制されており、セラミックス焼結体の硬度向上と、初期摩耗の抑制とを両立できる。
2.セラミックス焼結体の製造方法
セラミックス焼結体の製造方法は特に限定されない。セラミックス焼結体の製造方法の一例を以下に示す。
セラミックス焼結体の原料には、Al粉末(アルミナ粉末)とWC粉末(炭化タングステン粉末)、4族の元素の酸化物の粉末を用いる。4族の元素の酸化物粉末としては、TiO粉末(チタニア粉末)、ZrO粉末(ジルコニア粉末)、HfO粉末(ハフニア粉末)を好適に用いることができる。
Al粉末の粒径は特に限定されない。例えば、平均粒径0.5μm程度のAl粉末を用いることができる。原料のAl粉末の平均粒径は0.5μm未満であってもよいし、0.5μm超過であってもよい。
WC粉末の粒径は特に限定されない。例えば、平均粒径0.7μm程度のWC粉末を用いることができる。原料のWC粉末の平均粒径は0.7μm未満であってもよいし、0.7μm超過であってもよい。
4族の元素の酸化物の粉末の粒径は特に限定されない。例えば、平均粒径0.7μm程度のTiO粉末、ZrO粉末、HfO粉末を用いることができる。ZrO粉末には、安定化剤としてのイットリア(Y)で部分安定化されたZrO粉末を用いることができる。原料のZrO粉末の平均粒径は0.7μm未満であってもよいし、0.7μm超過であってもよい。原料のZrO粉末は、イットリアによる部分安定化ジルコニア粉末に限らず、ジルコニアを含有する他の粉末であってもよい。
なお、各粉末の平均粒径は、いずれもレーザ回折式粒度分布測定装置を用いて測定した値である。
各粉末を秤量して配合し、溶媒と分散剤を加えて混合および粉砕を行う。このようにしてスラリーを調製する。混合及び粉砕を行う時間は、特に限定されない。
溶媒としては、特に限定されず、例えば、アセトン、エタノール等を用いることができる。溶媒の量は、特に限定されず、適宜調整可能である。
分散剤としては、特に限定されず、例えば、フローレンG−700(共栄社化学株式会社製)、SNディスパーサント9228(サンノプコ株式会社製)、マリアリムAKM−0531(日油株式会社製)、カオーセラ8000(花王株式会社製)等を用いることができる。分散剤の量は、特に限定されない。分散剤の量は、全ての原料粉末の質量(100質量部)に対して、好ましくは0.01〜4.0質量部である。
スラリーを調製した後、スラリーから混合粉末を調製する。スラリーから得られる混合粉末には、アルミナ、炭化タングステン、及びジルコニアの各粒子が混在する。スラリーを湯煎しつつ脱気することにより、スラリー中から溶媒を除去した後、溶媒を除去した粉体をふるいに通すことによって、混合粉末を調製する。
混合粉末を調製した後、ホットプレスによって混合粉末からセラミックス焼結体を作製する。ホットプレスにおいては、カーボン製の型に混合粉末を充填し、その混合粉末を一軸加圧しながら加熱する。これによって、混合粉末が焼結したセラミックス焼結体を得る。
ホットプレスにおける条件は特に限定されない。例えば、以下の条件が用いられる。
・焼成温度:1700〜1900℃
・焼成時間:1〜5時間
・圧力:30〜50MPa(メガパスカル)
・雰囲気ガス:アルゴン(Ar)
セラミックス焼結体は、ホットプレスを行った後に、切削、研削、及び研磨の少なくとも1つの加工法によって形状や表面の仕上げが行われてもよい。
なお、セラミックス焼結体の表面における、WOとWCとの比率は、セラミックス焼結体製造時における、雰囲気ガスの種類等により調整することが可能である。例えば、ホットプレスを行った後の加工を行う際に、セラミックス焼結体に不活性ガスを吹き付けながら行うことで、表面の酸化を抑制し、WOの生成量を低減することができる。吹き付けるガスは、不活性ガスであればよく、Arガス、Nガス等が例示される。
また、本発明のセラミックス焼結体における4族の元素の分布は、使用する4族の元素粉末中に含まれる安定化剤の固溶量にて調整することが可能である。
3.切削工具
本発明の切削工具は、上記セラミックス焼結体を用いたインサートを備える。切削工具は、セラミックス焼結体を用いたインサートをスローアウェイチップとして装着して、高性能の切削工具として使用される。本発明の切削工具は、普通鋳鉄のみならず難削材である例えばダクタイル鋳鉄、耐熱合金、Ti合金等を高速加工する際、工具刃先の摩耗量が小さく、かつ欠損率が低く、工具寿命が長い。粗切削加工用工具として用いても、被削材の面粗度及び寸法精度等に影響する工具刃先の耐摩耗性に優れ、面粗度や寸法精度のよい切削加工が長時間継続できる。なお、本発明の切削工具は、広義の切削工具であり、旋削加工、フライス加工などを行う工具全般を言う。
切削工具の一例を図示して説明する。図1は、セラミックス焼結体を用いたインサート1を示している。図2は、切削工具Aを示している。切削工具Aは、外径加工用ホルダー2と、これにセットされたインサート1と、インサート1を押さえる押さえ金3とを備えている。
図3は、切削工具Bとしてのフライス加工用カッターに用いるインサート1を示している。図4は、切削工具(フライス加工用カッター)Bを示している。切削工具Bは、フライスカッター用ホルダー6を有している。フライスカッター用ホルダー6には、インサート設置用カートリッジ8と、インサート取付け用くさび9が備えられるとともに、インサート1が取り付けられている。
また、上記のセラミックス焼結体を基材とし、基材の表面にTiの炭化物、Tiの窒化物、Tiの炭窒化物、Tiの炭酸化物、Tiの酸窒化物、及びTiの炭窒酸化物からなる群より選ばれた少なくとも1種類を含有する表面被覆層が形成されたインサートを備える切削工具としてもよい。表面被覆層を形成すると、表面硬度を増加できる。また、基材表面におけるWCの酸化を抑制することができる。その結果、工具の初期摩耗を抑制することができる。
Tiの炭化物、Tiの窒化物、Tiの炭窒化物、Tiの炭酸化物、Tiの酸窒化物、Tiの炭窒酸化物としては、特に限定されないが、TiN、TiAlN、TiAlCrNを好適な例として挙げることができる。
表面被覆層の厚みは、特に限定されない。表面被覆層の厚みは、耐摩耗性の観点から、好ましくは0.02〜15.0μmであり、より好ましくは0.05〜10.0μmである。
4.摩擦攪拌接合用工具
摩擦攪拌接合用工具は、摩擦攪拌接合に用いられる工具である。ここで、摩擦攪拌接合について説明する。摩擦攪拌接合では、摩擦攪拌接合用工具の突起部(プローブ部)を回転させながら被接合部材に押し込み、摩擦熱によって被接合部材の一部を軟化させる。そして、軟化した部分を突起部によって攪拌して被接合部材同士を接合する。
摩擦攪拌接合用工具の一例を図示して説明する。図5(a)〜(d)は、摩擦攪拌接合用工具10の正面図、底面図、上面図及び斜視図をそれぞれ示している。摩擦攪拌接合用工具10は、セラミックス焼結体により構成されている。摩擦攪拌接合用工具10は、略円柱状の本体部11と、プローブ部12とを備える。プローブ部12は、略円柱状の突起により構成され、本体部11の先端部11eの中心部に形成されている。プローブ部12の軸線は、本体部11の軸線Xと一致する。摩擦攪拌接合用工具10の各寸法は任意の値を採用することができる。
図6は、摩擦攪拌接合用工具10の使用状態を例示した説明図である。摩擦攪拌接合用工具10は、図示しない接合装置に取り付けられて使用される。摩擦攪拌接合用工具10のプローブ部12は、接合装置からの加圧を受けて、被接合部材21、22の境界である接合線WLへ回転しながら押し込まれる。その後、プローブ部12が被接合部材21、22に押し込まれた状態のまま、被接合部材21、22は、図6において白抜きの矢印で示す方向に摩擦攪拌接合用工具10に対して相対的に移動する。これにより、摩擦攪拌接合用工具10は、接合線WLに沿って相対的に移動する。被接合部材21、22は、鋼の板材を用いることができるが、鋼に代えて他の任意の金属を用いてもよい。被接合部材21、22の接合線WL付近は、プローブ部12との間の摩擦熱によって塑性流動する。被接合部材21、22の塑性流動した部分をプローブ部12が攪拌することにより、接合領域WAが形成される。この接合領域WAによって、被接合部材21、22が互いに結合される。
また、上記のセラミックス焼結体を基材とし、基材の表面にTiの炭化物、Tiの窒化物、Tiの炭窒化物、Tiの炭酸化物、Tiの酸窒化物、及びTiの炭窒酸化物からなる群より選ばれた少なくとも1種類を含有する表面被覆層が形成された摩擦攪拌接合用工具としてもよい。表面被覆層を形成すると、表面硬度を増加できる。また、基材表面におけるWCの酸化を抑制することができる。その結果、工具の初期摩耗を抑制することができる。
Tiの炭化物、Tiの窒化物、Tiの炭窒化物、Tiの炭酸化物、Tiの酸窒化物、Tiの炭窒酸化物としては、特に限定されないが、TiN、TiAlN、TiAlCrNを好適な例として挙げることができる。
表面被覆層の厚みは、特に限定されない。表面被覆層の厚みは、耐摩耗性の観点から、好ましくは0.02〜15.0μmであり、より好ましくは0.05〜10.0μmである。
実施例により本発明を更に具体的に説明する。
1.セラミックス焼結体(実施例1〜11及び比較例1,2)の作製
市販の平均粒径0.5μmのAl粉末、市販の平研粒径0.7μmのWC粉末、市販の平均粒径1.0μm以下の4族の元素の酸化物の粉末を所定の配合量で配合して配合粉末とした。4族の元素の酸化物の粉末としては、TiO粉末、ZrO粉末、HfO粉末の3種類のいずれかを用いた。樹脂ポットに配合粉末と、アセトン及び分散剤を入れて72時間、混合及び粉砕してスラリーを得た。分散剤の投入量は、全粉末量(100質量部)に対して0.05質量部とした。スラリーを湯煎乾燥にてアセトンの抜気を行い、混合粉末を調製した。得られた混合粉末をAr雰囲気下でホットプレス(1700〜1900℃、30〜50MPa)を行うことでセラミックス焼結体を作製した。
上記の方法で作製したセラミックス焼結体をISO規格のSNGN120408形状に研磨加工した。実施例1〜11では、セラミックス焼結体の表面の酸化を抑制するために、Arガスを吹き付けながら研磨加工を行った。比較例1,2では、大気雰囲気下で研磨加工を行った。
得られたセラミックス焼結体の組成を、蛍光X線分析装置(X−ray Fluorescence Spectrometer)により測定した。検出されたAl,W,Ti,Zr,HfがそれぞれAl,WC,TiO,ZrO,HfOに由来するとして、検出されたAl,W,Ti,Zr,Hfの強度からAl,WC,TiO,ZrO,HfOの含有量(vol%)を算出した。
得られたセラミックス焼結体の粒界をSTEMにて観察し、各種粒界中のZr元素の有無を確認した。
また、セラミックス焼結体の表面をXPSにより分析し、WO由来のピーク面積S1と、WC由来のピーク面積S2を算出した。そして、WOの比率としてS1/(S1+S2)の値を求めた。
切削工具について、耐熱合金加工に関する耐摩耗性試験(摩耗加速試験)を行った。各種の測定方法は下記の通りである。
2.各種測定方法
(1)粒界における4族の元素の有無の確認
各試料の結晶粒界における4族の元素の有無については、次の手順で調べた。
<手順1>集束イオンビーム装置(FIB装置、Focused Ion Beam system)を用いて、各試料の任意の部分から100nm四方の薄片を切り出し、その薄片における任意の表面をSTEMで観察し、Al結晶粒子間の粒界、及びAl結晶粒子とWC結晶粒子の粒界を確認した。
<手順2>各試料におけるAl結晶粒子間の粒界、及びAl結晶粒子とWC結晶粒子の粒界の各結晶粒界について、それぞれ5箇所ずつ4族の元素の濃度をEDSで測定することによって、結晶粒界における4族の元素の有無を確認した。
(2)XPSによるセラミックス焼結体の表面の構成元素の分析
セラミックス焼結体の表面を、下記条件にてX線光電子分光装置(X−ray Photoelectron Spectrometer)を用いて測定した。測定によって得られたスペクトルを、解析ソフトウェアにて波形分離して、W 4f 7/2(WO)の結合エネルギーに対応する35.5eVに現れるピーク面積S1と、W 4f 7/2(WC)の結合エネルギーに対応する31.1eVに現れるピーク面積S2を求めた。

測定装置:アルバック・ファイ株式会社製 PHI Quantera SXM
励起X線源:単色AlKα線(25W、15kV、100μm径)
光電子取り出し角:45°
解析ソフトウェア:MultiPack
波形分離条件:W 4f 7/2(WO)の結合エネルギー35.5eV、W 4f 7/2(WC)の結合エネルギー31.1eV、W 4f 7/2とW 4f 5/2のエネルギー差2.13eV、W 4f 7/2とW 5p 3/2のエネルギー差5.90eV
(3)耐摩耗性試験
得られた試験片について、耐熱合金加工に関する耐摩耗性試験(摩耗加速試験)を行った。試験条件は下記の通りである。切削加工後の工具の逃げ面を、デジタルマイクロスコープを用いて拡大観察し、100m切削後の摩耗幅(逃げ面摩耗量)を初期摩耗量とした。

・チップ形状:SNGN120408
・被削材:耐熱合金(インコネル718)
・切削速度:240m/min
・切込み量:0.7mm
・送り量:0.30mm/rev.
・切削環境:乾式施削試験
・切削距離:100m
・初期摩耗量:100m切削後の逃げ面摩耗量
3.結果
(1)4族の元素の存在状態について
実施例1〜11及び比較例1,2において、Al結晶粒子間の粒界、及びAl結晶粒子とWC結晶粒子の粒界の少なくとも一方に4族の元素が存在することが確認できた。
(2)試験結果
試験結果を表1に示す。
Figure 2020090422
実施例1〜11と比較例1,2の比較をすると、WOの比率が0.05〜0.5の範囲内である実施例1〜11は、初期摩耗量が0.04〜0.2μmの範囲内であり、いずれも0.2μm以下であった。一方、WOの比率が0.5より大きい比較例1,2は、初期摩耗量がそれぞれ0.24μmと0.28μmであり、いずれも0.2μmを超えた。これらの結果から、上記の式1を満足する実施例1〜11では、上記の式1を満足しない比較例1,2より初期摩耗が抑制されることが分かった。
実施例1〜11のうち、Zr又はHfを含有する実施例2,4〜11は初期摩耗量が0.18μm以下であり、より初期摩耗が抑制されることが分かった。4族の元素としてTiを含有する実施例1とZrを含有する実施例2を比較すると、実施例2は実施例1よりWCの含有量が少ないものの初期摩耗量が小さくなっており、Zrを含有する試験片では、Tiを含有する試験片より初期摩耗を抑制する効果が高いことが推察される。また、4族の元素としてZrを含有する実施例6とHfを含有する実施例7を比較すると、実施例7は実施例6に比べて初期摩耗量がわずかに小さくなっており、Hfを含有する試験片では、Zrを含有する試験片と同等かそれ以上に、Tiを含有する試験片より初期摩耗を抑制する効果が高いことが推察される。
実施例1〜11のうち、WCの含有率が30〜98vol%を満たす実施例3〜11は初期摩耗量が0.18μm以下であり、より初期摩耗が抑制されることが分かった。
実施例1〜11のうち、Zr又はHfを含有し、かつ、WCの含有率が30〜98vol%を満たす実施例4〜11は初期摩耗量が0.16μm以下であり、さらに初期摩耗が抑制されることが分かった。
実施例1〜11のうち、Zr又はHfを含有し、かつ、WCの含有率が45〜98vol%であり、上記式2を満足する実施例6〜11は初期摩耗量が0.1μm以下であり、特に初期摩耗が抑制されることが分かった。
以上の結果から、本発明により、初期摩耗が抑制されたセラミックス焼結体、インサート、切削工具を提供できることを確認できた。また、摩擦攪拌接合用工具の摩耗特性が、切削工具の摩耗特性と同様の傾向を示すとの知見に基づき、上述の結果から、初期摩耗が抑制された摩擦攪拌接合用工具を提供できることを確認できた。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
1…インサート
2…外径加工用ホルダー
3…押さえ金
6…フライスカッター用ホルダー
8…インサート設置用カートリッジ
9…インサート取付け用くさび
10…摩擦攪拌接合用工具
11…本体部
11e…先端部
12…プローブ部
21…被接合部材
22…被接合部材
A,B…切削工具
WA…接合領域
WL…接合線
X…軸線

Claims (9)

  1. AlとWCとを含み、
    下記(1)、(2)の一方又は両方の粒界に4族の元素から選択される少なくとも1つの元素が存在するセラミックス焼結体であり、
    (1)Al結晶粒子間の粒界
    (2)Al結晶粒子とWC結晶粒子の粒界
    XPSによる前記セラミックス焼結体の表面の構成元素の分析において、WO由来のピーク面積S1と、WC由来のピーク面積S2と、は、以下の式1を満たすことを特徴とするセラミックス焼結体。

    (式1)
    0.05≦S1/(S1+S2)≦0.5
  2. 前記4族の元素がZr又はHfであることを特徴とする請求項1に記載のセラミックス焼結体。
  3. WCの含有量が30vol%〜98vol%であることを特徴とする請求項1又は2に記載のセラミックス焼結体。
  4. WCの含有量が45vol%〜98vol%であり、
    前記ピーク面積S1と、前記ピーク面積S2と、は、以下の式2を満たすことを特徴とする請求項2に記載のセラミックス焼結体。

    (式2)
    0.05≦S1/(S1+S2)≦0.25
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のセラミックス焼結体を用いたインサート。
  6. 請求項5に記載のインサートを備える切削工具。
  7. 請求項1から4のいずれか一項に記載のセラミックス焼結体を用いた摩擦攪拌接合用工具。
  8. 請求項1から4のいずれか一項に記載のセラミックス焼結体を基材とし、
    前記基材の表面に、Tiの炭化物、Tiの窒化物、Tiの炭窒化物、Tiの炭酸化物、Tiの酸窒化物、及びTiの炭窒酸化物からなる群より選ばれた少なくとも1種類を含有する表面被覆層が形成されたインサートを備える切削工具。
  9. 請求項1から4のいずれか一項に記載のセラミックス焼結体を基材とし、
    前記基材の表面に、Tiの炭化物、Tiの窒化物、Tiの炭窒化物、Tiの炭酸化物、Tiの酸窒化物、及びTiの炭窒酸化物からなる群より選ばれた少なくとも1種類を含有する表面被覆層が形成された摩擦攪拌接合用工具。
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