JP2020089220A - 電力管理方法、電力管理装置及び表示装置 - Google Patents

電力管理方法、電力管理装置及び表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の系統連系システムの効率的な電力管理を実現することができる電力管理方法、電力管理装置及び表示装置を提供する。【解決手段】電力管理方法は、複数の拠点それぞれに設置され、定置蓄電池(11)及び充放電スタンド(S1〜S5)を備える系統連系システム(100a〜100f)の電力管理方法であって、系統連系システムが設置された各拠点の電力供給に関する供給情報を取得し、取得した供給情報を所定の装置(210)へ出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、電力管理方法、電力管理装置及び表示装置に関する。
市場では、ガソリン車又はハイブリッド車からプラグインハイブリッド車(PHEV)又は電気自動車(EV)などの電動車両への移行が進みつつある。特許文献1には、このような電動車両を住宅で使用される電気機器に接続し、災害時などの非常用電源として住宅の電気機器に電力を供給するV2H(Vehicle to Home)機器が開示されている。
一方で、自動車から電力系統への電力流通サービスは、V2Hに留まらず、一般家庭向けから、さらに大きな需要家や電力網に対するサービスであるV2B(Vehicle to Building)又はV2G(Vehicle to Grid)などを総称したV2Xシステム(系統連系システム)に拡大している。
特開2018−61432号公報
災害時などに電動車両の電力を電力系統などの負荷に供給することには大きな期待がある。しかし、系統連系システムを複数の拠点に設置した場合のシステム全体の電力管理は考慮されていない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、複数の系統連系システムの効率的な電力管理を実現することができる電力管理方法、電力管理装置及び表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電力管理方法は、複数の拠点それぞれに設置され、定置蓄電池及び充放電スタンドを備える系統連系システムの電力管理方法であって、前記系統連系システムが設置された各拠点の電力供給に関する供給情報を取得し、取得した供給情報を所定の装置へ出力する。
本発明に係る電力管理装置は、複数の拠点それぞれに設置され、定置蓄電池及び充放電スタンドを備える系統連系システムの電力管理装置であって、前記系統連系システムが設置された各拠点の電力供給に関する供給情報を取得する取得部と、前記取得部で取得した供給情報を所定の装置へ出力する出力部とを備える。
本発明に係る表示装置は、定置蓄電池及び充放電スタンドを備える系統連系システムが設置される拠点の情報を表示する表示装置であって、広告情報及び前記拠点の電力供給に関する供給情報の少なくとも一方を表示画面に表示する。
本発明によれば、複数の系統連系システムの効率的な電力管理を実現することができる。
本実施の形態の電力管理システムの構成の一例を示す模式図である。 本実施の形態の系統連系システムの外観構成の一例を示す模式図である。 本実施の形態の系統連系システムの回路構成の一例を示す模式図である。 サーバの構成の一例を示すブロック図である。 拠点情報DBの構成の一例を示すブロック図である。 表示装置が平常時に表示する供給情報の一例を示す模式図である。 表示装置が平常時に表示する供給情報の一例を示す模式図である。 表示装置が非常時に表示する供給情報の一例を示す模式図である。 表示装置が非常時に表示する供給情報の第1例を示す模式図である。 表示装置が非常時に表示する供給情報の第2例を示す模式図である。 サーバによる電力管理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 サーバによる電力管理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態の電力管理システムの構成の一例を示す模式図である。電力管理システムは、電力管理装置としてのサーバ200、及びサーバ200に接続された管理用表示装置としての表示装置210を備える。サーバ200は、インターネットなどの通信ネットワーク1を介して複数の系統連系システム100a〜100fに接続されている。系統連系システム100a〜100fは、それぞれ、拠点A〜Fに設置されている。なお、図1の例では、6つの拠点を図示しているが、拠点の数は6つに限定されない。また、一つの拠点に複数の系統連系システムを設置してもよい。本実施の形態の電力管理システム、電力管理方法は、複数の系統連系システム100a〜100f全体の電力を効率的に運用するものである。
次に、系統連系システムについて説明する。
図2は本実施の形態の系統連系システム100の外観構成の一例を示す模式図である。系統連系システム100は、駐車場などに設置される充放電スタンドS1〜S5、系統連系ユニットを備える。充放電スタンドS1〜S5には、電動車両V1〜V5を接続することができる。系統連系ユニットは、蓄電池(不図示)を収容する蓄電池盤10、蓄電池PCS(Power Conditioning System)(不図示)を収容する電力変換盤20、系統連系システムを制御する制御装置(不図示)を収容する連系盤30、及び表示画面41を有する表示装置40を備える。なお、図2の例では、5台分の駐車スペースを有するが、充放電スタンドの数は5個に限定されない。
電動車両(電動自動車ともいう)は、プラグインハイブリッド車(PHEV)又は電気自動車(EV)であり、本明細書では、PHEV又はEVとも称する。充放電スタンドS1〜S5は、電動車両に搭載されたバッテリ(車載用蓄電池)の充電及び放電を行うことができる。電力変換盤20に収容された蓄電池PCSは、交流から直流及び直流から交流の双方向に電力を変換することができ、蓄電池盤10に収容された蓄電池(定置蓄電池とも称する)の充電及び放電を行うことができる。連系盤30に収容された制御装置は、電力系統が正常時には、電力系統と蓄電池PCS及び充放電スタンドS1〜S5との系統連系運転を行い、電力系統が非常時(災害時)には、蓄電池PCS及び充放電スタンドS1〜S5による自立運転を行うことができる。
非常時には、蓄電池PCSによって蓄電池の電力を負荷に供給することができる。また、非常時には、EV/PHEVが接続された充放電スタンドを経由して、EV/PHEV内のバッテリの電力を負荷に供給することができる。
表示装置40は、広告情報及び拠点の電力供給に関する供給情報の少なくとも一方を表示画面41に表示することができる。電力供給に関する供給情報は、平常時と、災害時などの非常時の両方の場合を含めることができる。例えば、平常時は、広告情報と供給情報の両方、あるいは広告情報のみを表示することができる。また、非常時には、供給情報のみを表示することができる。非常時の場合、供給情報は、例えば、他の拠点の系統連系システムへ供給することができる電力情報とすることができる。表示装置40が表示する拠点情報の詳細は後述する。なお、図2の例では、表示装置40が蓄電池盤10に隣接して取り付けられているが、表示装置40の取付箇所は図2の例に限定されない。例えば、系統連系ユニットとは別個に、拠点の近隣で人が多数集まる場所などに設置してもよい。
図3は本実施の形態の系統連系システム100の回路構成の一例を示す模式図である。蓄電池盤10は、蓄電池(定置蓄電池)11、不図示の制御装置、冷却装置及びヒータなどを収容する。電力変換盤20は、蓄電池PCS21、不図示の制御装置及び冷却装置などを収容する。連系盤30は、制御装置36の他に、リモートIO31、VCB32、変圧器33、UVR34、計器用変圧器35などを備える。
連系盤30は、端子台101、102、及びブレーカ103、111〜115を備える。端子台101は、高圧引込側の電路(高圧電源線)に設けられている。すなわち、端子台101には、電力系統の降圧トランス85の二次側からの電力線、及び一般負荷に接続される降圧トランス86の一次側からの電力線が接続される。ここで、一般負荷は、例えば、災害時に電力が遮断されても、比較的影響が少ない電気機器を含む。
端子台102は、高圧引出側の電路(高圧電源線)に設けられている。すなわち、端子台102は、重要負荷に接続される降圧トランス87の一次側からの電力線が接続される。ここで、重要負荷は、災害時でも電力を継続して供給する必要性がある重要な負荷であり、例えば、非常用のエレベータ、連続運転が必要な電気機器、建屋の照明や空調機器などが含まれる。
端子台101には、断路器37を介して、VCB32の一方の電極、UVR34、計器用変圧器35が接続されている。計器用変圧器35については後述する。VCB32は、真空遮断器であり、電極を高真空の容器内に収容し、電流を遮断する際に電極間に発生するアーク放電を構成する物質を高真空内で拡散させてアークを消滅させる遮断器である。
UVR34は、不足電圧継電器であり、電力系統側の短絡事故、停電などの異常を検出することができる。UVR34は、異常を検出した場合、VCB32へ制御信号を出力し、VCB32の電路を遮断させる。
また、系統連系システムを用いて電力需要管理を行う建物には、降圧トランス85の一次側の電力を監視する電力監視ユニット80が設けられている。なお、電力監視ユニット80は、必ずしも必須ではない。また、降圧トランス85が設置されていない場合には、電力監視ユニット80が監視する箇所は適宜設定される。電力監視ユニット80は、OVGR81、RPR/UPR82、電力センサ83を備える。OVGR81は、地絡過電圧継電器であり、電力系統の地絡事故の継続検出を行う。RPR/UPR82は、逆電力継電器及び不足電力継電器であり、電力系統側への逆潮流や短絡事故などの異常を検出することができる。OVGR81、RPR/UPR82で異常を検出した場合にも、VCB32の電路が遮断される。
リモートIO31は、電力センサ83で検出した電力(アナログ値)をデジタル値に変換するAD変換器であり、変換後の電力(デジタル値)を制御装置36へ出力する。
VCB32の他方の電極には、電路を介して変圧器33が接続されている。変圧器33は、第1巻線、電路を介してブレーカ103に接続される第2巻線、電路を介してブレーカ111〜115に接続される第3巻線を備える。
ブレーカ103には、蓄電池PCS21が接続される。蓄電池PCS21は、交流から直流及び直流から交流の双方向に電力を変換することができ、蓄電池11の充電及び放電を行うことができる。
ブレーカ111〜115それぞれには、充放電スタンドS1〜S5からの電力線が接続される。充放電スタンドS1〜S5は、交流から直流及び直流から交流の双方向に電力を変換することができる変換回路を備え、EV/PHEV(V1〜V5)に搭載されたバッテリの充電及び放電を行うことができる。
制御装置36は、例えば、電力系統が正常時であって、充電モードが設定されている場合には、充放電スタンドS1〜S5によりEV/PHEV(V1〜V5)を充電することができる。これにより、系統連系システム100をEV/PHEVの急速充放電スタンドとして利用することができる。
また、電力系統が正常時には、商用電源から重要負荷に電力が供給される。また、電力系統が正常時には、商用電源から一般負荷に電力が供給される。
負荷を一般負荷と重要負荷との二つの系統に分けることにより、後述する災害時に供給する電力を必要最小限とし、重要負荷へ電力を継続して供給するとともに、重要負荷に電力を供給できる時間を長くすることができる。
また、制御装置36は、電力系統が非常時(例えば、地震等などの災害時)には、VCB32の電極を開いて商用電源と重要負荷とを切り離す。この状態で、充放電スタンドS1〜S5、もしくは、蓄電池PCS21から電力を供給することにより、制御装置36による自立運転を可能にすることができる。
制御装置36は、電力系統が非常時には、充放電スタンドS1〜S5又は蓄電池PCS21の少なくとも一方から重要負荷に電力を供給することができる。
また、制御装置36は、サーバ200との間の通信機能を備えるとともに、表示装置40の表示画面41に表示する情報を出力することができる。表示装置40は、CPU、ROM及びRAMなどで構成される制御部(不図示)を備え、制御装置36による制御の下、所要の情報を表示画面41に表示することができる。
図4はサーバ200の構成の一例を示すブロック図である。サーバ200は、サーバ200全体を制御する制御部201、通信部202、記憶部203、入力部204及び出力部205を備える。制御部201は、CPU、ROM及びRAM等で構成することができる。制御部201は、表示装置210による表示処理を制御することができる。
通信部202は、各拠点に設置された系統連系システムとの間で情報の送受信を行うことができる。より具体的には、通信部202は、制御装置36との間の通信機能を備える。
記憶部203は、サーバ200で実行する各処理の処理結果を記憶することができる。記憶部203は、拠点情報DB206を備え、通信部202を介して受信する各拠点の拠点情報などを記憶することができる。
図5は拠点情報DB206の構成の一例を示す模式図である。拠点情報DB206は、拠点毎に拠点情報を記憶することができる。拠点情報は、例えば、系統連系システム100が平常モードである場合の、供給可能電力量、充電状況及びデマンド情報などを含む。充電状況は、定置蓄電池及び充放電スタンドに接続されたEV/PHEV(V1〜V5)の充電状態を示す。また、拠点情報は、例えば、系統連系システム100が非常モードである場合の、EV/PHEVの控え台数、供給可能電力残量、避難所消費電力、避難者数などを含む。EV/PHEVの控え台数は、充放電スタンドに接続されているEV/PHEVのうち、充電状態が所定値以上(例えば、SOCが95%以上など)の台数を充放電スタンドで特定し、制御装置36が、特定された控え台数をサーバ200へ送信すればよい。また、EV/PHEVに自車の位置情報を取得する機能を備え、EV/PHEVは、取得した位置情報をサーバ200へ送信するようにしておき、制御部201は、収集した各EV/PHEVの位置情報及び地図情報に基づいて、拠点から所要の範囲内に存在するEV/PHEVを控え台数としてもよい。この場合、EV/PHEVが自身の位置情報を送信する際に、当該EV/PHEVの充電状態を取得し、取得した充電状態をサーバ200へ送信してもよい。供給可能電力残量は、定置蓄電池及び充放電スタンドに接続されたEV/PHEV(V1〜V5)が供給可能な電力の残量を示す。なお、拠点情報は一例であって、図5の例に限定されない。
入力部204は、電力管理を行う担当者などによる操作を受け付けることができる。
出力部205は、制御部201の制御の下、表示装置210に表示する情報を出力することができる。
次に、本実施の形態の電力管理システムによる電力供給に関する供給情報の表示について説明する。まず、平常時の表示例について説明する。
図6は表示装置210が平常時に表示する供給情報の一例を示す模式図である。表示装置210の表示画面は、複数の拠点の情報を一括して同時に表示するため、比較的大きなサイズとすることができる。表示画面には、運転モード領域221、各拠点の情報を、それぞれ、整列させて表示する拠点領域220、各拠点の中から所要の拠点を選択するための選択領域223などで構成される。
運転モード領域221は、運転モードが平常モードであるか、非常モードであるかを表示する。図6の例では、平常モードであることが表示されている。拠点領域220には、各拠点での供給可能電力量を表示することができる。また、拠点領域220には、各拠点を含む広域の全体マップを表示することができる。
すなわち、制御部201は、各拠点の系統連系システムの制御装置36それぞれから各拠点の電力供給に関する供給情報を取得し、取得した供給情報を表示装置210に出力する。供給情報は、平常時と、後述する非常時の両方の場合を含めることができる。供給情報は、図6に示すように、供給可能電力量とすることができる。
上述の構成により、電力が不足している拠点に対して、他の拠点から電力を供給するための情報を得ることができ、複数の系統連系システムの効率的な電力管理を実現することができる。
なお、制御部201は、表示装置210に加えて、あるいは表示装置210に代えて、電力管理を担当する担当員の装置(例えば、携帯端末装置、パーソナルコンピュータなど)に供給情報を出力することもできる。
また、選択領域223中の、所要の拠点(図6の例では、拠点A〜F)を選択することにより、選択した拠点の拠点情報を表示することができる。
図7は表示装置40が平常時に表示する供給情報の一例を示す模式図である。表示装置40の表示画面41は、広告情報が表示される広告スペース301、拠点固有の拠点情報が表示される拠点情報領域302などで構成される。広告スペース301には、近隣の商業施設の情報、買い物情報、催し物情報、天気情報など多くのユーザにとって関心がある情報が適宜表示される。
拠点情報領域302には、充電状況303、デマンド情報304などを表示することができる。充電状況は、例えば、定置蓄電池の充電状態(図7の例では、70%)、各充放電スタンドS1〜S5でのEV/PHEV(V1〜V5)の充電状態を表示することができる。なお、図7の例では、充放電スタンドS5にはEV/PHEV(V5)が接続されていないので、充電状況は0%である。また、EV/PHEVが接続状態であるか、未接続状態であるかは、例えば、表示態様を異ならせて表示することができる。図7の例では、接続、未接続は明暗や異なるカラーで区別して表示することができる。
デマンド情報304は、拠点全体の需要電力を表示することができる。
上述のように、表示装置40は、定置蓄電池の充電状況、及び充放電スタンドに接続されたEV/PHEVの充電状況を表示画面41に表示することができる。これにより、拠点での充電状況を把握することができる。
表示装置40は、EV/PHEVが接続された充放電スタンドとEV/PHEVが未接続の充放電スタンドを異なる表示態様で表示することができる。例えば、EV/PHEVが接続されている充放電スタンドを明るく表示し、未接続の充放電スタンドを暗く表示することができる。これにより、複数の充放電スタンドそれぞれのEV/PHEVの接続状態を容易に把握することができる。
また、図6に例示した選択領域223中の、所要の拠点A〜Fのいずれかを選択することにより、選択した拠点での図7に示す拠点情報を表示装置210に表示させることができる。すなわち、制御部201は、各拠点の中から一の拠点を選択する操作を受け付けた場合、選択された拠点の拠点情報を表示装置210に表示することができる。
次に、非常時の表示例について説明する。
図8は表示装置210が非常時に表示する供給情報の一例を示す模式図である。運転モード領域221は、非常モードであることを表示する。具体的には、制御部201は、制御装置36から、系統連系システムが平常モードか非常モードかを示す運転モード情報を取得し、取得した運転モードに応じて、表示モードを切り替えることができる。なお、複数の拠点それぞれの系統連系システムの全部又は一部が非常モードになった場合、表示装置210の表示モードを非常モードに切り替えることができる。
これにより、平常時から非常時の遷移を直ちに把握することができる。また、表示モードを切り替えることにより、非常時にのみ必要な情報の視認性を向上させることができる。
拠点領域220には、各拠点の供給可能電力量に加えて、非常モード時特有の、EV/PHEVの控え台数、避難所の消費電力、避難者数などの情報を表示することができる。
制御部201は、系統連系システムが非常モードである場合、表示装置210に各拠点の供給可能電力量を表示することができる。これにより、拠点毎に電力が不足しているのか、足りているのかを一括して把握することができる。また、制御部201は、系統連系システムが非常モードである場合、各拠点の供給可能電力量と避難所の消費電力に基づいて(具体的には、残り時間=供給可能電力量/消費電力)、電力供給が可能な残り時間を表示装置210に表示することができる。
制御部201は、系統連系システムが非常モードである場合、表示装置210に各拠点の近隣にある避難所の消費電力及び避難所の避難者数の少なくとも一方を表示することができる。これにより、例えば、避難所の消費電力の多少、あるいは避難者数の多少に応じてEV/PHEVの配車の優先順位を決定することができる。
また、図8の例では、拠点Bの供給可能電力が極めて低い状態、あるいは系統連系システムが発電できない状況であるとすると、拠点Bの表示を、例えば、他の拠点の表示に比べて暗くすることができる。すなわち、制御部201は、表示装置210に各拠点の供給可能電力を表示する場合、供給可能電力の多少に応じて異なる表示態様で表示することができる。例えば、供給可能電力が少ないほど、目立つ表示態様(例えば、表示を暗くする等)で表示することができる。これにより、拠点毎に電力が不足しているのか、足りているのかを容易に把握することができる。
制御部201は、系統連系システムが非常モードである場合、表示装置210に拠点毎に他の拠点に移動可能なEV/PHEVの台数(控え台数)を表示する。図8の例では、拠点A、B、C、D、E、Fには、それぞれ、控え台数が1台、0台、1台、2台、0台、0台あることが表示されている。これにより、拠点間でEV/PHEVの配車を行うための情報を容易に把握することができる。
制御部201は、系統連系システムが非常モードである場合、一の拠点での供給可能電力が所定の閾値以下である場合、当該一の拠点にEV/PHEVを配車するための案内情報を出力することができる。所定の閾値は、例えば、系統連系システムが発電できない状況であるか否かを判定するための基準とすることができる。
図8の例では、配車ボタン224を操作することにより、全体マップ中に案内情報が表示される。拠点情報が示すように、拠点Bは、供給可能電力量が極めて低く、電力が不足している。一方、拠点A、C、Dには、それぞれ、控え台数が1台、1台、2台ある。そこで、制御部201は、拠点A、C、Dから、それぞれ、1台、1台、2台のEV/PHEVを配車する案内情報を出力する。案内情報は、供給可能電力に余裕がある1又は複数の拠点から、それぞれ何台のEV/PHEVを電力が不足している拠点に配送するかを示す情報とすることができる。これにより、電力の不足している拠点にEV/PHEVを配車して、系統連系システム全体として効率的な運用を行うことができる。また、EV/PHEVに自車の位置情報を取得する機能を備え、EV/PHEVは、取得した位置情報をサーバ200へ送信するようにしておき、制御部201は、収集した各EV/PHEVの位置情報及び地図情報に基づいて、拠点以外の場所を走行中あるいは停止中のEV/PHEVに対して、所要の拠点への配車指示を行うようにすることもできる。
図9は表示装置40が非常時に表示する供給情報の第1例を示す模式図である。表示装置40の表示画面41には、避難所情報310が表示される。避難所情報310は、供給可能電力残量311、控え台数312、避難所消費電力313、避難者数314、及び災害用伝言板315などを含む。
表示装置40は、拠点を含む他の拠点の系統連系システムが平常モードか非常モードかを示す運転モード情報を取得し、取得した運転モード情報に応じて、表示画面41の表示モードを切り替えることができる。表示装置の表示モードを平常時(例えば、図7の平常モード)と非常時(例えば、図9の非常モード)とに切り替えることにより、平常時から非常時の遷移を直ちに把握することができる。また、表示モードを切り替えることにより、非常時にのみ必要な情報の視認性を向上させることができる。
図9に示すように、供給可能電力残量311は、例えば、定置蓄電池の充電状態(図9の例では、70%)、各充放電スタンドS1〜S5でのEV/PHEV(V1〜V5)の充電状態を表示することができる。なお、図9の例では、充放電スタンドS5にはEV/PHEV(V5)が接続されていないので、供給可能電力残量は0%である。また、EV/PHEVが接続状態であるか、未接続状態であるかは、例えば、表示態様を異ならせて表示することができる。図9の例では、接続、未接続は明暗や異なるカラーで区別して表示することができる。
このように、表示装置40は、系統連系システムが非常モードである場合、表示画面41に定置蓄電池及び充放電スタンドが供給可能な電力(電力残量)を表示することができる。これにより、電力が不足しているのか、足りているのかを容易に把握することができる。
控え台数312は、例えば、EVが1台、PHEVが1台であることが表示されている。これにより、図9の拠点から、電力が不足している他の拠点にEV/PHEVの配車を行うための情報(例えば、何台の配車が可能であるかを示す情報)を容易に把握することができる。
表示装置40は、拠点の近隣にある避難所消費電力313及び避難所の避難者数314の少なくとも一方を表示することができる。これにより、例えば、避難所の消費電力の多少、あるいは避難者数の多少に応じてEV/PHEVの配車の優先順位を決定することができる。
災害用伝言板315には、伝言を表示することができる。伝言の数が多い場合には、伝言を順番に所定時間だけ表示してもよい。これにより、電話が通じない事態にも対応することができ、避難所間で情報共有が可能となる。
図10は表示装置40が非常時に表示する供給情報の第2例を示す模式図である。表示装置40の表示画面41には、周囲情報320が表示される。周囲情報320は、周囲避難所情報321、地域の被害状況322、医療機関・救護活動の状況323、地図情報324などを含む。
周囲避難所情報321は、例えば、周囲の避難所(例えば、〇〇市役所など)、被害状況(例えば、〇は被害あり、×は被害なし)、避難者数などの情報を含む。
地域の被害状況322は、例えば、ライフラインの被害・復旧情報、地震の規模、震源地、津波・余震情報、交通機関の運行状況、火災の発生状況、建物と倒壊状況などを含む。これにより、地域の被害状況を把握し、2次災害の有無や避難所への移動の必要性を検討することが容易になる。
医療機関・救護活動の状況323は、医療機関毎に被害状況、受診状況(混雑、受診不可など)を含む。
地図情報324は、拠点(現在地)と周囲の避難所などの位置を地図上で表示することができる。これにより、避難所の位置を容易に把握することができる。
また、図8に例示した選択領域223中の、所要の拠点A〜Fのいずれかを選択することにより、選択した拠点での図9又は図10に示す拠点情報を表示装置210に表示させることができる。すなわち、制御部201は、各拠点の中から一の拠点を選択する操作を受け付けた場合、選択された拠点の拠点情報を表示装置210に表示することができる。
記憶部203には、系統連系システムが非常モードである場合に電力支援のための保険加入の有無を拠点毎に記録することができる。制御部201は、保険加入がある拠点に対して支援情報(例えば、EV/PHEVの配車情報)を出力することができる。電力支援のための保険は、例えば、平常時の電力支援に加えて、災害時などの非常時に優先的に電力供給支援サービスを受けるための特約等を含む。これにより、保険加入すれば、災害時の電力支援サービスを優先的に享受することができる。
図11はサーバ200による電力管理の処理手順の一例を示すフローチャートである。制御部201は、各拠点の系統連系システムとの通信が正常であるか否かを判定し(S11)、系統連系システムとの通信が正常でない場合(S11でNO)、通信異常の拠点に(通信異常の系統連系システムとの)通信不良を表示し(S12)、後述のステップS13の処理を行う。なお、各拠点すべての系統連系システムとの通信が正常ではない場合、制御部201は、処理を終了する。系統連系システムとの通信が正常である場合(S11でYES)、制御部201は、系統連系システムが非常モードであるか否かを判定し(S13)、非常モードである場合(S13でYES)、各拠点から電力供給情報(電力供給に関する供給情報)を取得して、非常モードでの電力供給情報を表示する(S14)。災害の規模や状況によっては、全拠点の系統連系システムのうち、平常モードを維持している拠点も存在し得る。そこで、ステップS14では、全拠点のうち非常モードになっている拠点のみ表示を切り替える。
制御部201は、供給可能電力が閾値以下の拠点の有無を判定し(S15)、供給可能電力が閾値以下の拠点がある場合(S15でYES)、当該拠点を他の拠点と異なる表示態様で表示する(S16)。制御部201は、配車の操作の有無を判定し(S17)、配車の操作がある場合(S17でYES)、配車の案内情報を出力し(S18)、後述のステップS19の処理を行う。供給可能電力が閾値以下の拠点がある場合には、当該拠点に対して配車を行うことができる。
配車の操作がない場合(S17でNO)、制御部201は、全拠点の中から一の拠点の選択操作の有無を判定する(S19)。選択操作がある場合(S19でYES)、制御部201は、選択された拠点の拠点情報を表示し(S20)、後述のステップS21の処理を行う。
選択操作がない場合(S19でNO)、制御部201は、処理を終了するか否かを判定し(S21)、処理を終了しない場合(S21でNO)、ステップS13以降の処理を続け、処理を終了する場合(S21でYES)、処理を終了する。
系統連系システムが非常モードでない場合(S13でNO)、すなわち、平常モードである場合、制御部201は、平常モードでの全拠点の電力供給情報を表示し(S22)、ステップS13以降の処理を続ける。供給可能電力が閾値以下の拠点がない場合(S15でNO)、制御部201は、供給可能電力が不足している拠点の優先順位を特定し(S23)、ステップS17の処理を行う。供給可能電力が閾値以下の拠点がない場合には、供給可能電力が不足している拠点に優先順位を付して、優先順位に応じて配車する台数を割り当てることができる。
本実施の形態のサーバ200は、CPU(プロセッサ)、RAM(メモリ)などを備えた汎用コンピュータを用いて実現することもできる。すなわち、図11に示すような、各処理の手順を定めたコンピュータプログラムをコンピュータに備えられたRAM(メモリ)にロードし、コンピュータプログラムをCPU(プロセッサ)で実行することにより、コンピュータ上でサーバ200を実現することができる。
図12は表示装置40による処理手順の一例を示すフローチャートである。表示装置40は、各拠点の系統連系システムとの通信が正常であるか否かを判定し(S31)、系統連系システムとの通信が正常でない場合(S31でNO)、通信異常の拠点に(通信異常の系統連系システムとの)通信不良を表示し(S32)、後述のステップS33の処理を行う。なお、各拠点すべての系統連系システムとの通信が正常ではない場合、表示装置40は、処理を終了する。なお、通信に異常があっても、その拠点の系統連系システム自体に異常がなければ、電力供給は継続できる。系統連系システムとの通信が正常である場合(S31でYES)、表示装置40は、系統連系システムが非常モードであるか否かを判定し(S33)、非常モードである場合(S33でYES)、非常モードでの拠点情報を表示画面41に表示する(S34)。表示装置40は、定置蓄電池及びEV/PHEVの供給可能電力残量を表示し(S35)、他の拠点への移動可能なEV/PHEVの控え台数を表示する(S36)。
表示装置40は、近隣の避難所の消費電力及び避難者数を表示し(S37)、後述のステップS40の処理を行う。非常モードでない場合(S33でNO)、すなわち、平常モードである場合、表示装置40は、平常モードでの拠点情報を表示画面41に表示する(S38)。
表示装置40は、定置蓄電池及びEV/PHEVの充電状況を表示し(S39)、処理を終了するか否かを判定する(S40)。処理を終了しない場合(S40でNO)、表示装置40は、ステップS33以降の処理を続け、処理を終了する場合(S40でYES)、処理を終了する。
本実施の形態の電力管理方法は、複数の拠点それぞれに設置され、定置蓄電池及び充放電スタンドを備える系統連系システムの電力管理方法であって、前記系統連系システムが設置された各拠点の電力供給に関する供給情報を取得し、取得した供給情報を所定の装置へ出力する。
本実施の形態の電力管理装置は、複数の拠点それぞれに設置され、定置蓄電池及び充放電スタンドを備える系統連系システムの電力管理装置であって、前記系統連系システムが設置された各拠点の電力供給に関する供給情報を取得する取得部と、前記取得部で取得した供給情報を所定の装置へ出力する出力部とを備える。
供給情報は、平常時と災害時などの非常時の両方の場合を含めることができる。例えば、非常時の場合は、供給情報は、一の拠点の系統連系システムが他の拠点の系統連系システムへ供給することができる電力情報とすることができる。所定の装置は、電力管理を行う施設に設置された装置(例えば、サーバなど)でもよく、電力管理を担当する担当員の装置(例えば、携帯端末装置、パーソナルコンピュータなど)でもよい。
上述の構成により、電力が不足している拠点に他の拠点から電力を供給するための情報を得ることができ、複数の系統連系システムの効率的な電力管理を実現することができる。
本実施の形態の電力管理方法は、前記系統連系システムが平常モードか非常モードかを示す運転モード情報を取得し、取得した運転モードに応じて、所定の管理用表示装置の表示モードを切り替える。
所定の管理用表示装置は、例えば、電力管理を行う施設に設置された表示装置とすることができる。管理用表示装置の表示モードを平常時(平常モード)と非常時(非常モード)とに切り替えることにより、平常時から非常時の遷移を直ちに把握することができる。また、表示モードを切り替えることにより、非常時にのみ必要な情報の視認性を向上させることができる。
本実施の形態の電力管理方法は、前記系統連系システムが非常モードである場合、管理用表示装置に各拠点の供給可能電力を表示する。
これにより、拠点毎に電力が不足しているのか、足りているのかを一括して把握することができる。
本実施の形態の電力管理方法は、前記管理用表示装置に各拠点の供給可能電力を表示する場合、供給可能電力の多少に応じて異なる表示態様で表示する。
例えば、供給可能電力が少ないほど、目立つ表示態様(例えば、表示を暗くする等)で表示することができる。これにより、拠点毎に電力が不足しているのか、足りているのかを容易に把握することができる。
本実施の形態の電力管理方法は、前記系統連系システムが非常モードである場合、管理用表示装置に拠点毎に他の拠点に移動可能な電動車両の台数を表示する。
本実施の形態の表示装置は、前記系統連系システムが非常モードである場合、他の拠点への移動が可能な電動車両の台数を前記表示画面に表示する。
電動車両は、例えば、プラグインハイブリッド車(PHEV)又は電気自動車(EV)とすることができる。これにより、拠点間で電動車両の配車を行うための情報を容易に把握することができる。
本実施の形態の電力管理方法は、前記系統連系システムが非常モードである場合、一の拠点での供給可能電力が所定の閾値以下である場合、前記一の拠点に電動車両を配車するための案内情報を出力する。
所定の閾値は、例えば、系統連系システムが発電できない状況であるか否かを判定するための基準とすることができる。案内情報は、例えば、供給可能電力に余裕がある1又は複数の拠点から、それぞれ何台の電動車両を当該一の拠点に配送するかを示す情報とすることができる。これにより、電力の不足している拠点に電動車両を配車して、系統連系システム全体として効率的な運用を行うことができる。
本実施の形態の電力管理方法は、前記系統連系システムが非常モードである場合、管理用表示装置に各拠点の近隣にある避難所の消費電力及び前記避難所の避難者数の少なくとも一方を表示する。
本実施の形態の表示装置は、前記系統連系システムが非常モードである場合、前記拠点の近隣にある避難所の消費電力及び前記避難所の避難者数を含む避難所情報を前記表示画面に表示する。
これにより、例えば、避難所の消費電力の多少、あるいは避難者数の多少に応じて電動車両の配車の優先順位を決定することができる。
本実施の形態の電力管理方法は、前記系統連系システムが非常モードである場合に電力支援のための保険加入の有無を拠点毎に記録し、保険加入がある拠点に対して支援情報を出力する。
電力支援のための保険は、例えば、平常時の電力支援に加えて、災害時などの非常時に優先的に電力供給支援サービスを受けるための特約等を含む。これにより、保険加入すれば、災害時の電力支援サービスを優先的に享受することができる。
本実施の形態の電力管理方法は、各拠点の中から一の拠点を選択する操作を受け付け、前記操作を受け付けた場合、前記一の拠点の拠点情報を前記管理用表示装置に表示する。
拠点情報は、拠点毎の詳細な情報を含めることができる。これにより、例えば、電力支援が必要な拠点の一層詳細な情報を把握することができる。
本実施の形態の表示装置は、定置蓄電池及び充放電スタンドを備える系統連系システムが設置される拠点の情報を表示する表示装置であって、広告情報及び前記拠点の電力供給に関する供給情報の少なくとも一方を表示画面に表示する。
供給情報は、平常時と災害時などの非常時の両方の場合を含めることができる。例えば、平常時は、広告情報と供給情報の両方、あるいは広告情報のみを表示することができる。また、非常時には、供給情報のみを表示することができる。非常時の場合、供給情報は、例えば、他の拠点の系統連系システムへ供給することができる電力情報とすることができる。
本実施の形態の表示装置は、前記定置蓄電池の充電状況、及び前記充放電スタンドに接続された電動車両の充電状況を前記表示画面に表示する。
これにより、拠点での充電状況を把握することができる。
本実施の形態の表示装置は、電動車両が接続された充放電スタンドと電動車両が未接続の充放電スタンドを異なる表示態様で表示する。
例えば、電動車両が接続されている充放電スタンドを明るく表示し、未接続の充放電スタンドを暗く表示することができる。これにより、複数の充放電スタンドそれぞれの電動車両の接続状態を容易に把握することができる。
本実施の形態の表示装置は、前記拠点を含む他の拠点の系統連系システムが平常モードか非常モードかを示す運転モード情報を取得する取得部を備え、前記取得部で取得した運転モード情報に応じて、前記表示画面の表示モードを切り替える。
表示装置の表示モードを平常時(平常モード)と非常時(非常モード)とに切り替えることにより、平常時から非常時の遷移を直ちに把握することができる。また、表示モードを切り替えることにより、非常時にのみ必要な情報の視認性を向上させることができる。
本実施の形態の表示装置は、前記系統連系システムが非常モードである場合、前記表示画面に前記定置蓄電池及び前記充放電スタンドが供給可能な電力を表示する。
これにより、電力が不足しているのか、足りているのかを容易に把握することができる。
なお、前述の実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせることができる。
100、100a、100b、100c、100d、100e、100f 系統連系システム、11 定置蓄電池、S1、S2、S3、S4、S5 充放電スタンド、40 表示装置、41 表示画面、200 サーバ、201 制御部、202 通信部、203 記憶部、204 入力部、205 出力部、210 表示装置

Claims (12)

  1. 複数の拠点それぞれに設置され、蓄電池及び充放電スタンドを備える系統連系システムの電力管理方法であって、
    前記系統連系システムが設置された各拠点の電力供給に関する供給情報を取得し、
    取得した供給情報を所定の装置へ出力する電力管理方法。
  2. 前記系統連系システムが平常モードか非常モードかを示す運転モード情報を取得し、
    取得した運転モードに応じて、所定の管理用表示装置の表示モードを切り替える請求項1に記載の電力管理方法。
  3. 前記系統連系システムが非常モードである場合、管理用表示装置に各拠点の供給可能電力を表示する請求項2に記載の電力管理方法。
  4. 前記管理用表示装置に各拠点の供給可能電力を表示する場合、供給可能電力の多少に応じて異なる表示態様で表示する請求項3に記載の電力管理方法。
  5. 前記系統連系システムが非常モードである場合、管理用表示装置に拠点毎に他の拠点に移動可能な電動車両の台数を表示する請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の電力管理方法。
  6. 前記系統連系システムが非常モードである場合、一の拠点での供給可能電力が所定の閾値以下である場合、前記一の拠点に電動車両を配車するための案内情報を出力する請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の電力管理方法。
  7. 前記系統連系システムが非常モードである場合、管理用表示装置に各拠点の近隣にある避難所の消費電力及び前記避難所の避難者数の少なくとも一方を表示する請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の電力管理方法。
  8. 前記系統連系システムが非常モードである場合に電力支援のための保険加入の有無を拠点毎に記録し、
    保険加入がある拠点に対して支援情報を出力する請求項2から請求項7のいずれか一項に記載の電力管理方法。
  9. 複数の拠点それぞれに設置され、蓄電池及び充放電スタンドを備える系統連系システムの電力管理装置であって、
    前記系統連系システムが設置された各拠点の電力供給に関する供給情報を取得する取得部と、
    前記取得部で取得した供給情報を所定の装置へ出力する出力部と
    を備える電力管理装置。
  10. 蓄電池及び充放電スタンドを備える系統連系システムが設置される拠点の情報を表示する表示装置であって、
    広告情報及び前記拠点の電力供給に関する供給情報の少なくとも一方を表示画面に表示する表示装置。
  11. 前記蓄電池の充電状況、及び前記充放電スタンドに接続された電動車両の充電状況を前記表示画面に表示する請求項10に記載の表示装置。
  12. 電動車両が接続された充放電スタンドと電動車両が未接続の充放電スタンドを異なる表示態様で表示する請求項10又は請求項11に記載の表示装置。
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