JP2020086993A - ペダル装置 - Google Patents

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貴明 小泉
Takaaki Koizumi
貴明 小泉
治樹 辻
Haruki Tsuji
治樹 辻
恒博 田端
Tsunehiro Tabata
恒博 田端
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Abstract

【課題】ペダルパッドの踏面の全面に亘って検出可能であって、踏み間違えを防止することが可能な安価なペダル装置を提供する。【解決手段】ペダル装置1は、車両に設けられて足で踏んで操作されるペダルパッド2において複数配置され、ペダルパッド2に対する足の存在を検出するセンサ10と、複数のセンサ10の夫々の検出結果に基づいて、ペダルパッド2における車両の幅方向Xに沿った足の位置を判定する判定部20と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、互いに隣接して設けられる複数のペダルの踏み込みを検知するペダル装置に関する。
多くの車両では、車両の運転者により踏み込まれるペダルが互いに隣接して複数設けられている。このようなペダルは、通常、運転者が目視で確認して踏み込まれることはない。一方、誤って所期のペダルとは異なるペダルが踏み込まれた場合(誤操作が行われた場合)には、意図しない動作が行われる。そこで、このような誤操作を防止する技術が検討されてきた(例えば特許文献1−3)。
特許文献1には、車両におけるペダル操作を検出してドライバの操作意図を判断するペダル誤操作防止装置が記載されている。このペダル誤操作防止装置は、車両のドライバによって踏まれるペダルの踏面にかかる圧力を検出し、当該検出結果に基づき踏面全体に対して圧力がかけられている部分の割合を計測する。この割合が予め定められたしきい値以上であるとき、ペダル操作がドライバの意図によるものであると判定している。
特許文献2には、車両に搭載されたペダルへの踏み込み動作を検知して車両の各種制御に用いる車両用制御ペダル装置が記載されている。この車両用制御ペダル装置は、車両のペダル装置のペダルパッドにセンサ電極と補助電極とが設けられ、補助電極と検出回路との接続状態を接続及び開放の夫々に切り替えた際の静電容量の値に基づいて、人体がペダルパッド上の検知範囲内にあるか否かを判定している。
特許文献3には、車両の運転者による誤操作を防止する車両用誤操作防止装置が記載されている。この車両用誤操作防止装置は、車両の車室内に設けられたアクセルペダルを操作する運転者の足部を検出する足部検出手段を備え、この足部検出手段による検出結果に基づき、アクセルペダルに対する足部の位置を算出し、アクセルペダルに対する足部の位置を表示手段に表示するように構成されている。
特開2008−63953号公報 特開2010−235059号公報 特開2015−205536号公報
特許文献1に記載の技術は、ドライバによって踏まれるペダルの踏面にかかる圧力を検出し、この検出結果に基づき計測した踏面全体に対する圧力がかけられている部分の割合に応じて、ペダル操作がドライバの意図によるものであると判定しているので、ドライバによるペダルの踏み間違えを予め防止することができない。また、例えばドライバの足の形状や、履物の底部の固さや、履物の底部の形状等によってペダルの踏面にかかる圧力が変わるため、検出感度にバラツキが生じる。更には、踏み込まれたペダルを元の位置に戻すための機能部(スプリングや流体圧等)の特性の経年変化によっても、ペダルの踏面にかかる圧力が変わるため、検出感度が変動する可能性がある。
特許文献2に記載の技術は、ペダルパッドにセンサ電極と補助電極とが設けられるが、センサ電極の配置自由度が補助電極により制限され、ペダルに対する足の位置を適切に特定するとは言い難い。また、センサ電極の配置によっては、ペダルの端部近傍に足があることを検知できない可能性もある。
特許文献3に記載の技術は、足部検出手段として距離センサが用いられており、ペダルに対する足の高さは検出できるが、ペダルにおける足の面内位置を検出することができない。また、複数の距離センサを用いて検出していることから、足の位置の特定に高度な演算処理が必要となり、高性能な演算処理装置を要する。したがって、コストアップの要因となる。
そこで、ペダルパッドの踏面の全面に亘って検出可能であって、踏み間違えを防止することが可能な安価なペダル装置が求められる。
本発明に係るペダル装置の特徴構成は、車両に設けられて足で踏んで操作されるペダルパッドにおいて複数配置され、前記ペダルパッドに対する前記足の存在を検出するセンサと、前記複数のセンサの夫々の検出結果に基づいて、前記ペダルパッドにおける前記車両の幅方向に沿った前記足の位置を判定する判定部と、を備えている点にある。
このような特徴構成とすれば、1つのペダルに対して複数のセンサを設けてペダルに対する足の位置を検出することができる。この検出結果を使用することで、ドライバによるペダルパッドの踏み間違えを未然に防止することが可能である。また、センサをペダルパッドの全面に亘って設けることにより、高度な演算を必要とすることなく足の位置を高精度に検出することができる。したがって、高性能な演算処理装置が不要であるので、安価に実現できる。更に、センサはペダルパッドに設けられるので、センサを支持するための部材(例えばスプリング等)を別途設けなくても良いので、センサを支持するための部材の特性変化に起因したセンサの感度変化を低減できる。また、ドライバの足や履物の形状及び固さ等に感度が依存しないので、感度バラツキを低減できる。
また、前記ペダル装置は、前記判定部の判定結果に基づいて、前記車両のドライバに対して報知する状態変更部を更に備えると好適である。
このような構成とすれば、1つのペダルに対して複数のセンサを設けてペダルに対する足の位置を検出し、この検出結果に応じて車両の状態を変更するため、ドライバの意図しないペダル操作をドライバに明示することができる。したがって、ドライバによるペダルパッドの踏み間違えを未然に防止できる。
あるいは、前記ペダル装置は、前記判定部の判定結果に基づいて、前記車両の状態を前記ペダルパッドの操作に応じた動作とは異なる他の動作状態に変更する状態変更部を更に備えるように構成することも可能である。
このような構成であっても、1つのペダルに対して複数のセンサを設けてペダルに対する足の位置を検出し、この検出結果に応じて車両の状態を変更するため、ドライバの意図しないペダル操作をドライバに明示することができる。したがって、ドライバによるペダルパッドの踏み間違えを未然に防止できる。
また、前記状態変更部は、前記判定部の判定結果に基づいて前記車両の状態を前記ペダルパッドの操作に応じた動作状態とは異なる他の動作状態に変更する制御量を変更すると好適である。
このような構成とすれば、ペダルパッドの踏み間違えを修正する優先度や緊急度に応じて、状態を変更する度合いを設定できる。具体的には、ペダルパッドの踏み間違えに対し、危険度が比較的高くない段階でドライバに報知し、危険度が高まると例えばアクセル開度や制動力等の制御量を変更するように構成することが可能である。このように構成することで、ドライバに対して次の行動を取らせ易くすることができる。
また、前記センサは、前記ペダルパッドにおいて前記幅方向に複数配置されても良い。
このような構成とすれば、ペダルパッドに対するドライバの足の位置の検出感度を高めることができるので、踏み間違えか否かの判定精度を向上することができる。
また、前記センサは、前記ペダルパッドにおいて互いに前記幅方向の長さが異なる複数のセンサを含んでも良い。
このような構成とすれば、検出しなくて良い場所にはセンサを設けないようにすることができる。このため、ペダルパッドの場所毎に、ペダルパッドに対するドライバの足の位置の検出感度を変えることが可能となる。したがって、ペダルパッドにおける踏み間違えの可能性が高い場所は検出感度を高めたり、ペダルパッドにおける踏み間違えの可能性が低い場所は検出感度を低くしたりして、判定に係る負荷を軽減できる。
また、前記ペダルパッドは、前記車両に備えられるアクセルペダルのペダルパッド、ブレーキペダルのペダルパッド、及びクラッチペダルのペダルパッドのうちの少なくとも1つであると好適である。
このような構成とすれば、車両の意図しない加速や、制動や、駆動力の遮断を防止できる。したがって、ペダルパッドの踏み間違えによる車両の挙動の急変を防止できる。
また、前記センサは、静電容量センサであると好適である。
このような構成とすれば、静電容量の変化に応じてペダルパッドに対する足の近接も検出できる。また、非接触の状態でも検出できるので、応答性を向上することができる。また、埃や汚れがペダルパッド上に存在している場合であっても、誤検知の発生を低減できる。
ペダル装置の構成を模式的に示すブロック図である。 状態変更部による動作状態の変更の有無を示す図である。 その他の実施形態に係るセンサの配置例を示す図である。 その他の実施形態に係るセンサの配置例を示す図である。 その他の実施形態に係るセンサの配置例を示す図である。 その他の実施形態に係るセンサの配置例を示す図である。
本発明に係るペダル装置は、ドライバのペダルパッドの踏み間違えを適切に検出することができるように構成される。以下、本実施形態のペダル装置1について説明する。
図1は、本実施形態のペダル装置1の構成を模式的に示すブロック図である。図1に示されるように、ペダル装置1はセンサ10、判定部20、状態変更部30の各機能部を備えて構成され、各機能部はドライバによるペダルパッド2の踏み間違えの検出に係る処理を行うために、CPUを中核部材としてハードウェア又はソフトウェア或いはその両方で構築されている。
本実施形態では、ペダルパッド2は車両に設けられているものを例に挙げて説明する。ペダルパッド2は、具体的には、ドライバによって足で踏んで操作されるペダルパッド2であって、本実施形態では、車両に備えられるアクセルペダル3のペダルパッド2やブレーキペダル4のペダルパッド2が相当する。ここで、アクセルペダル3やブレーキペダル4は、例えば金属等を用いて形成されたペダル骨格5に、金属や樹脂等を用いて形成されたペダルパッド2が装着して構成される。車両にあっては、これらのアクセルペダル3やブレーキペダル4は、車両の幅方向に沿って互いに隣接して設けられる。なお、上述したように、ペダルパッド2の材料は、導電性であっても良いし、非導電性であっても良いが、ペダルパッド2はペダル骨格5と絶縁して設けると良い。
以下では理解を容易にするために、特に断りがない限り、「車両の幅方向」は図1に示すように矢印Xの方向を意味する。また、この車両の前後方向は図1に示すように矢印Yで示し、ペダルパッド2の鉛直方向(垂直方向)を矢印Zで示す。
センサ10は、本実施形態では一例として、ペダルパッド2において、車両の幅方向Xに複数並んで配置される。本実施形態ではペダルパッド2が車両に2つ備えられ、センサ10はこれら2つのペダルパッド2の夫々に、車両の幅方向Xに沿って2つずつ設けられる。センサ10の数は、ペダルパッド2において足の位置を検出したい領域の数に応じて設けると良い。
本実施形態では、図1に示されるように、ブレーキペダル4のペダルパッド2において、足で踏まれる面(以下「踏面」とする)を幅方向Xに沿って2つの領域に区分している。以下では理解を容易にするために、この2つの領域を夫々、第1検出エリアR1、第2検出エリアR2とし、第1検出エリアR1に設けられるセンサ10を第1センサ11、第2検出エリアR2に設けられるセンサ10を第2センサ12とする。
同様に、アクセルペダル3のペダルパッド2にあっても、踏面を幅方向Xに沿って2つの領域に区分している。この2つの領域を夫々、第3検出エリアR3、第4検出エリアR4とし、第3検出エリアR3に設けられるセンサ10を第3センサ13、第4検出エリアR4に設けられるセンサ10を第4センサ14とする。
これらの4つの第1センサ11、第2センサ12、第3センサ13、及び第4センサ14(総称する場合には「センサ10」とする)は、夫々が設けられるペダルパッド2に対する足の存在を検出する。「ペダルパッド2に対する足の存在を検出する」とは、ペダルパッド2の踏面に対するドライバの足の接触や近接を検出することをいう。センサ10は、例えば静電容量センサを用いると好適である。このような静電容量センサを用いることで、静電容量の変化に応じて、足の接触だけでなく、ペダルパッド2に対する足の近接(ペダルパッド2に対するZ方向からの近接)も検出することが可能となる。センサ10の検出結果は、後述する判定部20に伝達される。以下では、センサ10が静電容量センサであるとして説明する。
ここで、ペダルパッド2の夫々に設けられた夫々のセンサ10は、交互に駆動しても良いし、同時に駆動しても良い。
判定部20は、複数のセンサ10の夫々の検出結果に基づいて、ペダルパッド2における車両の幅方向Xに沿った足の位置を判定する。上述したように、ペダルパッド2の夫々は、踏面が複数の領域に区分けされ、夫々の領域毎にセンサ10が設けられる。各センサ10は、踏面に対する足の接触、及び踏面に対する足の近接を検出した場合に、判定部20に検出結果を伝達する。したがって、判定部20は、センサ10から検出結果が伝達された場合に、複数のセンサ10のうち、いずれのセンサ10からの検出結果であるかを特定することで、第1検出エリアR1、第2検出エリアR2、第3検出エリアR3、第4検出エリアR4のいずれに足が接触したのかや、足が近接したのかを判定することが可能となる。判定部20の判定結果は、後述する状態変更部30に伝達される。
状態変更部30は、判定部20の判定結果に基づいて、車両の状態をペダルパッド2の操作に応じた動作状態とは異なる他の動作状態に変更する。上述したように、判定部20の判定結果は状態変更部30に伝達される。車両の状態とは、車両の挙動(例えば走行や制動に係る動作状態)だけでなく、車内の状況も含まれる。車内の状況とは、車室の音や、光や、温度等、車室の環境に関する状況である。
ペダルパッド2の操作に応じた動作状態とは、ペダルパッド2の踏面をドライバが足で踏むことによって動作する状態である。具体的には、アクセルペダル3のペダルパッド2が踏まれた場合には、ドライバによって当該ペダルパッド2が踏み込まれた量に応じて、車両のアクセルの開度が設定される状態である。また、ブレーキペダル4のペダルパッド2が踏まれた場合には、ドライバによって当該ペダルパッド2が踏み込まれた量に応じて、車両の制動力が設定される状態である。
異なる他の動作状態とは、アクセルペダル3のペダルパッド2が踏まれた場合には、ドライバによって当該ペダルパッド2が踏み込まれた量に応じて、車両のアクセルの開度が設定される状態とは異なる状態が相当し、ブレーキペダル4のペダルパッド2が踏まれた場合には、ドライバによって当該ペダルパッド2が踏み込まれた量に応じて、車両の制動力が設定される状態とは異なる状態が相当する。
したがって、状態変更部30は、判定部20から伝達される判定結果に応じて、車両の状態を、ペダルパッド2の踏面をドライバが足で踏むことによって動作する状態とは異なる状態に設定する。なお、状態変更部30は、後述するが、判定部20から伝達される判定結果によっては、車両の状態を、ペダルパッド2の踏面をドライバが足で踏むことによって動作する状態に維持する場合もある。
以下、状態変更部30による車両の状態の変更について具体例を挙げて説明する。図2は、状態変更部30による動作状態の変更のパターンを示した図である。
判定部20が第1検出エリアR1と同時に第2検出エリアR2において、足の接触又は近接があったと判定すると、1つのペダルパッド2に設けられた複数のセンサ10が検出しているため、第1検出エリアR1及び第2検出エリアR2が設けられたブレーキペダル4のペダルパッド2に対するドライバの操作意図があったと推定できることから、状態変更部30はブレーキペダル4のペダルパッド2の操作に応じた車両の制動力を変更しない(#2)。このため、車両はブレーキペダル4のペダルパッド2が踏み込まれた量に応じて、車両の制動力が生じる状態とされる。これは、判定部20が第2検出エリアR2と同時に第1検出エリアR1において、足の接触又は近接があったと判定された場合も同様である(#4)。
また、判定部20が第3検出エリアR3と同時に第4検出エリアR4において、足の接触又は近接があったと判定すると、1つのペダルパッド2に設けられた複数のセンサ10が検出しているため、第3検出エリアR3及び第4検出エリアR4が設けられたアクセルペダル3のペダルパッド2に対するドライバの操作意図があったと推定できることから、状態変更部30はアクセルペダル3のペダルパッド2の操作に応じた車両のアクセルの開度を変更しない(#8)。このため、車両はアクセルペダル3のペダルパッド2が踏み込まれた量に応じた速度で走行する状態とされる。これは、判定部20が第4検出エリアR4と同時に第3検出エリアR3において、足の接触又は近接があったと判定された場合も同様である(#10)。
更に、判定部20が第1検出エリアR1のみ、足の接触又は近接があったと判定した場合には、1つのペダルパッド2に設けられた複数のセンサ10が検出していないため、第1検出エリアR1が設けられたブレーキペダル4のペダルパッド2に対するドライバの操作意図がなかったと推定できる。しかしながら、ブレーキペダル4のペダルパッド2の上面視において中央部から見て第1検出エリアR1側に隣接する他のペダルパッド2がないことから、この場合にも状態変更部30はブレーキペダル4のペダルパッド2の操作に応じた車両のアクセルの開度を変更しないようにするのが良い(#1)。したがって、車両はブレーキペダル4のペダルパッド2が踏み込まれた量に応じて、車両の制動力が生じる状態とされる。
また、判定部20が第4検出エリアR4のみ、足の接触又は近接があったと判定した場合には、1つのペダルパッド2に対して複数のセンサ10が検出していないため、第4検出エリアR4が設けられたアクセルペダル3のペダルパッド2に対するドライバの操作意図がなかったと推定できる。しかしながら、アクセルペダル3のペダルパッド2の上面視において中央部から見て第4検出エリアR4側に隣接する他のペダルパッド2がないことから、この場合にも状態変更部30はアクセルペダル3のペダルパッド2の操作に応じた車両のアクセルの開度を変更しないようにするのが良い(#9)。したがって、車両はアクセルペダル3のペダルパッド2が踏み込まれた量に応じた速度で走行する状態とされる。
一方、判定部20が第2検出エリアR2のみ、足の接触又は近接があったと判定した場合には、ブレーキペダル4のペダルパッド2の上面視において中央部から見て第2検出エリアR2側にアクセルペダル3が隣接して設けられていることから、第2検出エリアR2が設けられたブレーキペダル4のペダルパッド2に対するドライバの操作意図があったと必ずしも推定することはできない。すなわち、アクセルペダル3のペダルパッド2と誤ってブレーキペダル4のペダルパッド2が踏まれた可能性もある。このため、状態変更部30はブレーキペダル4のペダルパッド2の操作に応じた車両の制動力が生じる状態を、変更する(#3)。
係る場合、例えば状態変更部30は、ドライバに対してブレーキペダル4のペダルパッド2が踏まれたことを明示する音(音声やブザー等)を出力して報知したり、ブレーキペダル4のペダルパッド2が踏まれたことを明示する光(ランプ等)を出力して報知するように構成すると良い。また、この時、ブレーキペダル4のペダルパッド2の操作に応じた車両の制動力が生じるようにしても良いし、制動力を制限するようにしても良い。いずれにしても、状態変更部30は、車両の状態を、ブレーキペダル4のペダルパッド2の操作に応じた車両の制動力が生じる状態に対して、少なくとも音や光で報知する状態が加わるように変更する。
また、判定部20が第3検出エリアR3のみ、足の接触又は近接があったと判定した場合には、アクセルペダル3のペダルパッド2の上面視において中央部から見て第3検出エリアR3側にブレーキペダル4が隣接して設けられていることから、第3検出エリアR3が設けられたアクセルペダル3のペダルパッド2に対するドライバの操作意図があったと必ずしも推定することはできない。すなわち、ブレーキペダル4のペダルパッド2と誤ってアクセルペダル3のペダルパッド2が踏まれた可能性もある。このため、状態変更部30はアクセルペダル3のペダルパッド2の操作に応じた車両のアクセルの開度を、変更する(#6)。
係る場合、例えば状態変更部30は、ドライバに対してアクセルペダル3のペダルパッド2が踏まれたことを明示する音(音声やブザー等)を出力して報知したり、アクセルペダル3のペダルパッド2が踏まれたことを明示する光(ランプ等)を出力して報知するように構成すると良い。また、この時、アクセルペダル3のペダルパッド2の操作に応じた車両のアクセルの開度を制限しても良いし、徐々に所期のアクセルの開度になるようにタイムラグを設けても良い。いずれにしても、状態変更部30は、車両の状態を、アクセルペダル3のペダルパッド2の操作に応じた車両のアクセルの開度とする状態に対して、少なくとも音や光で報知する状態が加わるように変更する。
また、判定部20が第2検出エリアR2と同時に第3検出エリアR3において、足の接触又は近接があったと判定した場合には、ブレーキペダル4のペダルパッド2とアクセルペダル3のペダルパッド2とが同時に踏まれたことから(複数のペダルパッド2に対して同時に操作されていることから)、ドライバが踏み間違えたと推定される。このため、状態変更部30はブレーキペダル4のペダルパッド2の操作に応じた制動力が生じている状態とアクセルペダル3のペダルパッド2の操作に応じた車両のアクセルの開度とを、変更する(#5)。これは、判定部20が第3検出エリアR3と同時に第2検出エリアR2において、足の接触又は近接があったと判定された場合も同様である(#7)。
係る場合、例えば状態変更部30は、ドライバに対してブレーキペダル4のペダルパッド2とアクセルペダル3のペダルパッド2とが踏まれたことを明示する音(音声やブザー等)を出力して報知したり、ブレーキペダル4のペダルパッド2とアクセルペダル3のペダルパッド2とが踏まれたことを明示する光(ランプ等)を出力して報知するように構成すると良い。また、この時、アクセルペダル3のペダルパッド2の操作に応じたアクセルの開度にするよりも、ブレーキペダル4のペダルパッド2の操作に応じた車両の制動力の発生を優先しても良いし、徐々に所期の制動力が生じるようにタイムラグを設けても良い。あるいは、ブレーキペダル4のペダルパッド2とアクセルペダル3のペダルパッド2とのうち、早く踏まれた方の機能を優先させるようにしても良い。いずれにしても、状態変更部30は、車両の状態を、ブレーキペダル4のペダルパッド2とアクセルペダル3のペダルパッド2との操作に応じた車両の状態に対して、少なくとも音や光で報知する状態が加わるように変更する。以上のように、状態変更部30は、判定部20の判定結果に基づいて、車両のドライバに対して報知する機能部に相当する。
また、状態変更部30は、判定部20の判定結果に基づいて車両の状態を変更する制御量を変更すると好適である。車両の状態を変更する制御量とは、上述した例にあっては、アクセルの開度を制限する量や、制動力を制限する量や、音の大きさや、光の強度や色である。状態変更部30は、上述した車両の状態を変更するにあたり、アクセルの開度を制限する量や、制動力を制限する量や、音の大きさや、光の強度や色を変更すると好適である。このような変更は、例えば優先度や緊急度に応じて変更すると良い。これにより、ドライバに優先度や緊急度を把握させ易くできる。
〔その他の実施形態〕
上記実施形態では、状態変更部30は、判定部20の判定結果に基づいて車両の状態を変更する制御量を変更すると好適であるとして説明したが、状態変更部30は、判定部20の判定結果に基づいて車両の状態を変更する場合に、予め設定された一定の制御量で車両の状態を変更するように構成することも可能である。
上記実施形態では、センサ10として静電容量センサを用いた場合の例を挙げて説明したが、センサ10として、赤外線センサなどの光学式センサや超音波センサ、カメラ、電波センサを用いることも可能である。
上記実施形態では、ペダルパッド2がアクセルペダル3のペダルパッド2及びブレーキペダル4のペダルパッド2である場合の例を挙げて説明したが、ペダルパッド2は、アクセルペダル3のペダルパッド2、ブレーキペダル4のペダルパッド2、及びクラッチペダルのペダルパッド2の少なくとも1つであれば良い。係る場合でも、ドライバの踏み間違えを防止することが可能である。
上記実施形態では、センサ10がペダルパッド2において幅方向Xに2つ並んで配置される場合の例を挙げて説明したが、図3に示されるようにペダルパッド2において幅方向Xに3つ並べて配置することも可能であるし、図示はしないがペダルパッド2において幅方向Xに4つ以上並べて配置することも可能である。また、図4に示されるように、ペダルパッド2において幅方向Xに複数並んで配置されると共に、車両の前後方向Yに複数並んで配置することも可能である。係る場合、センサ10の配置に応じて、夫々のセンサ10が検出する領域を区分けすると良い。また、ペダルパッド2に対してドライバの足の接触を検出しなくて良い領域がある場合には、例えば図5に示されるように、ペダルパッド2において互いに幅方向Xの長さが異なる複数のセンサ10を含むように構成することも可能である。更には、図6に示されるように、ペダルパッド2を幅方向Xに沿って見て、センサ10が配置されている領域と配置されていない領域とを設け、夫々の領域の位置がペダルパッド2のY方向に応じて互いに異なるように(変更するように)構成することも可能である。
上記実施形態では、センサ10は、ペダルパッド2に設けられるとして説明したが、センサ10はペダルパッド2に埋設して設けても良い。
上記実施形態では、センサ10として静電容量センサを用いた場合、ペダルパッド2に対する足の接触及び接近を検出することが可能であるとして説明したが、足の接触と足の接近とを適切に判別して検出できるように、互いに異なる検出閾値を設定しておくと良い。
上記実施形態では、状態変更部30は、ペダルパッド2上に足を検出した場合、音や光で報知するとして説明したが、その位置を音声で示しても良いし、その位置をモニタにおいて表示することも可能である。また、モニタにおいて警告灯を表示して示すことも可能である。
上記実施形態では、車両として自動車を例に挙げて説明したが、車両は電動車両であっても良いし、電動モビリティであっても良い。
本発明は、互いに隣接して設けられる複数のペダルの踏み込みを検知する制御ペダル装置に用いることが可能である。
1:ペダル装置
2:ペダルパッド
3:アクセルペダル
4:ブレーキペダル
10:センサ
20:判定部
30:状態変更部
X:幅方向

Claims (8)

  1. 車両に設けられて足で踏んで操作されるペダルパッドにおいて複数配置され、前記ペダルパッドに対する前記足の存在を検出するセンサと、
    前記複数のセンサの夫々の検出結果に基づいて、前記ペダルパッドにおける前記車両の幅方向に沿った前記足の位置を判定する判定部と、
    を備えるペダル装置。
  2. 前記判定部の判定結果に基づいて、前記車両のドライバに対して報知する状態変更部を更に備える請求項1に記載のペダル装置。
  3. 前記判定部の判定結果に基づいて、前記車両の状態を前記ペダルパッドの操作に応じた動作とは異なる他の動作状態に変更する状態変更部を更に備える請求項1に記載のペダル装置。
  4. 前記状態変更部は、前記判定部の判定結果に基づいて前記車両の状態を前記ペダルパッドの操作に応じた動作状態とは異なる他の動作状態に変更する制御量を変更する請求項2又は3に記載のペダル装置。
  5. 前記センサは、前記ペダルパッドにおいて前記幅方向に複数配置される請求項1から4のいずれか一項に記載のペダル装置。
  6. 前記センサは、前記ペダルパッドにおいて互いに前記幅方向の長さが異なる複数のセンサを含む請求項1から5のいずれか一項に記載のペダル装置。
  7. 前記ペダルパッドは、前記車両に備えられるアクセルペダルのペダルパッド、ブレーキペダルのペダルパッド、及びクラッチペダルのペダルパッドのうちの少なくとも1つである請求項1から6のいずれか一項に記載のペダル装置。
  8. 前記センサは、静電容量センサである請求項1から7のいずれか一項に記載のペダル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7285036B1 (ja) * 2022-12-23 2023-06-01 松四郎 金田 ペダル操作検知装置

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