JP2020086594A - 操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザがより容易にコンポーネントを操作可能な操作装置を提供する。【解決手段】操作装置10は、人力駆動車に取り付けられるベース12と、ベース12に設けられる操作部材14と、人力駆動車のメインブレーキ50に動力伝達媒体を介して接続可能にベース12に設けられる第1接続部16と、人力駆動車のブレーキ装置40に動力伝達媒体を介して接続可能にベース12に設けられる第2接続部18と、操作部材14への入力に基づいて、人力駆動車に設けられる第3コンポーネント30を制御する制御部20と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、操作装置に関する。
自転車のような人力駆動車には、ユーザが手動で操作可能な操作装置が設けられる。特許文献1には、複数個所にブレーキの操作装置を設ける技術が開示される。
人力駆動車には、ブレーキの操作装置に限らず、ユーザの手動で操作可能な追加コンポーネントを設けることが可能である。しかし、特許文献1のようなブレーキの操作装置では、当該操作装置にアクセス中のユーザが追加コンポーネントを操作することが困難であった。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、ユーザがより容易にコンポーネントを操作可能な操作装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の第1側面に従う操作装置は、人力駆動車に取り付けられるベースと、前記ベースに設けられる操作部材と、前記人力駆動車の第1コンポーネントに動力伝達媒体を介して接続可能に前記ベースおよび前記操作部材のいずれか一方に設けられる第1接続部と、前記人力駆動車の第2コンポーネントに前記動力伝達媒体を介して接続可能に前記ベースに設けられる第2接続部と、前記操作部材への入力に基づいて、前記人力駆動車に設けられる第3コンポーネントを制御する制御部と、を備える。
前記第1側面の操作装置によれば、操作部材への入力に基づいて、制御部が第3コンポーネントを制御することで、操作部材への入力を、第3コンポーネントを作動させるトリガーとして有効的に活用できる。このため、ユーザの操作負担を低減できる。
前記第1側面に従う第2側面の操作装置において、前記第3コンポーネントは、変速装置、操舵装置、サスペンション、アジャスタブルシートポスト、および、ブレーキ装置の少なくとも一つを含む。
前記第2側面の操作装置によれば、操作部材への入力を、変速装置、操舵装置、サスペンション、アジャスタブルシートポスト、および、ブレーキ装置の少なくとも一つを作動させるトリガーとして有効的に活用でき、ユーザの操作負担を低減できる。
前記第1側面または前記第2側面に従う第3側面の操作装置において、前記操作部材は、前記ベースに対して回転軸心回りに揺動可能に設けられる。
前記第3側面の操作装置によれば、ベースに対して操作装置を揺動させることで操作装置を容易に動作させることができる。また、操作装置の操作が容易であるため、第3コンポーネントをより容易に操作できる。
前記第1〜第3側面のいずれか1つに記載の第4側面の操作装置において、前記操作部材への入力に応じて移動するように、前記ベースに設けられるシリンダ孔に配置されるピストンをさらに備え、前記動力伝達媒体は、作動油であり、前記第1接続部は、前記シリンダ孔に流体的に接続されるベースに設けられ、前記第2接続部は、前記シリンダ孔および前記第1接続部に流体的に接続されるように前記ベースに設けられ、前記第1接続部には、前記作動油を流通させるための第1ホースが接続され、前記第2接続部には、前記作動油を流通させるための第2ホースが接続される。
前記第4側面の操作装置によれば、ユーザがより容易に第3コンポーネントを操作可能な、作動油を動力伝達媒体とする操作系統を提供できる。
前記第4側面に従う第5側面の操作装置において、前記シリンダ孔に流体的に接続されるリザーバをさらに備える。
前記第5側面の操作装置によれば、経路の作動油を適量に保つことができる。
前記第1〜第3側面のいずれか1つに従う第6側面の操作装置において、前記動力伝達媒体は、第1アウターケーシング、第2アウターケーシング、および、インナーワイヤを含むボーデンケーブルであり、前記第1接続部は、前記操作部材に設けられ、前記第1接続部には、前記第1アウターケーシングが接続され、前記第2接続部には、前記第2アウターケーシングが接続される。
前記第6側面の操作装置によれば、ユーザがより容易に第3コンポーネントを操作可能な、ボーデンケーブルを動力伝達媒体とする操作系統を提供できる。
前記第1〜第6側面のいずれか1つに従う第7側面の操作装置において、前記操作部材への入力に関する情報を検出する検出部をさらに備える。
前記第7側面の操作装置によれば、検出部によって操作部材への入力に関する情報を検出することで、ユーザによる操作部材への入力を容易に検出できる。
前記第7側面に従う第8側面の操作装置において、前記検出部は、前記ベースおよび前記操作部材の少なくともいずれか一方に設けられる。
前記第8側面の操作装置によれば、検出部がベースおよび操作部材の少なくとも一方に設けられることで、ユーザによる操作部材への入力を容易に検出できる。
前記第7側面または前記第8側面に従う第9側面の操作装置において、前記検出部は、前記操作部材の変位を検出する。
前記第9側面の操作装置によれば、検出部が操作部材の変位を検出することで、ユーザによる操作部材への入力を容易に検出できる。
前記第7〜第9側面のいずれか1つに従う第10側面の操作装置において、前記検出部は、前記操作部材に与えられる力を検出する。
前記第10側面の操作装置によれば、検出部が操作部材に与えられる力を検出することで、ユーザによる操作部材への入力を容易に検出できる。
前記第7〜第10側面のいずれか1つに従う第11側面の操作装置において、前記制御部は、前記検出部の検出結果に基づいて前記第3コンポーネントを制御する。
前記第11側面の操作装置によれば、制御部が検出部の検出結果に基づいて、ユーザによる操作部材への入力があったことを容易に判断できるため、第3コンポーネントを容易に制御できる。
前記第4側面または前記第5側面に従う第12側面の操作装置において、前記人力駆動車の第3コンポーネントに前記動力伝達媒体を介して接続可能に前記ベースに設けられる第3接続部と、前記操作部材への入力に応じて移動するように、前記ベースに設けられるシリンダ孔に配置される追加ピストンと、をさらに備え、前記第3接続部は、前記シリンダ孔、前記ピストン、および、前記追加ピストンによって定義されるチャンバに流体的に接続され、前記第1接続部および前記第2接続部は、前記シリンダ孔および前記追加ピストンによって定義される追加チャンバに流体的に接続され、前記制御部は、前記ピストンおよび前記追加ピストンを含む。
前記第12側面の操作装置によれば、第3コンポーネントを効率よく滑らかに作動させることができる。
前記第12側面に従う第13側面の操作装置において、前記制御部は、前記ピストンを付勢するように前記チャンバに配置される付勢部材と、前記ピストンおよび前記追加ピストンを付勢するように前記追加チャンバに配置される付勢部材と、をさらに含む。
前記第13側面の操作装置によれば、付勢部材が設けられることで、ピストンおよび追加ピストンの位置を容易に復元できるため、第3コンポーネントを効率よく滑らかに作動させることができる。
前記第12側面または前記第13側面に従う第14側面の操作装置において、前記追加ピストンは、前記第1接続部、前記第2接続部、および、前記チャンバから、前記第追加チャンバを流体的に遮断するように前記シリンダ孔に配置される。
前記第14側面の操作装置によれば、追加チャンバが、第1接続部、第2接続部、および、チャンバから流体的に遮断されるため、第3コンポーネントに動力伝達媒体を効率的に伝達できる。したがって、第3コンポーネントを効率よく作動させることができる。
前記第12〜第14側面のいずれか1つに従う第15側面の操作装置において、前記第3接続部には、前記作動油を流通させるための第3ホースが接続される。
前記第15側面の操作装置によれば、作動油を第3コンポーネントに効率的に伝達できる。したがって、第3コンポーネントを効率よく作動させることができる。
前記第15側面に従う第16側面の操作装置において、前記第1接続部には、前記第1ホースを介して追加操作装置が流体的に接続され、前記第2接続部には、前記第2ホースを介してブレーキ装置が流体的に接続され、前記第3接続部には、前記第3ホースを介して追加ブレーキ装置が流体的に接続される。
前記第16側面の操作装置によれば、ユーザによる操作部材への入力に基づいて、ブレーキ装置および追加ブレーキ装置を作動させることができる。したがって、人力駆動車の制動力を容易に高めることができる。
本発明によれば、ユーザがより容易にコンポーネントを操作できる。
以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態によって本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
(第1実施形態)
図1に示す人力駆動車1は、フロントフォークFFによって回転可能に支持される前輪FHと、フレームFRによって回転可能に支持される後輪RHとを有する。後輪RHは、チェーンCHを介してペダルPDの回動力が伝達されることで回転する。ペダルPDは、サドルSAに腰掛けるように搭乗するユーザによって操作される。フロントフォークFFのステアリングコラムには、ステムSTが固定される。フロントフォークFFおよびステムSTは、フレームFRに対して回動可能に設けられる。前輪FHの回転軸とフロントフォークFFの回動軸とは、交差またはねじれの位置関係にある。フロントフォークFFのステアリングコラムの回転に応じて前輪FHの回転軸が後輪RHの回転軸に対して回動することで、人力駆動車1が操舵される。図1と、後述する図2、図8では、人力駆動車1の前進方向を矢印Fで示している。
(第1実施形態)
図1に示す人力駆動車1は、フロントフォークFFによって回転可能に支持される前輪FHと、フレームFRによって回転可能に支持される後輪RHとを有する。後輪RHは、チェーンCHを介してペダルPDの回動力が伝達されることで回転する。ペダルPDは、サドルSAに腰掛けるように搭乗するユーザによって操作される。フロントフォークFFのステアリングコラムには、ステムSTが固定される。フロントフォークFFおよびステムSTは、フレームFRに対して回動可能に設けられる。前輪FHの回転軸とフロントフォークFFの回動軸とは、交差またはねじれの位置関係にある。フロントフォークFFのステアリングコラムの回転に応じて前輪FHの回転軸が後輪RHの回転軸に対して回動することで、人力駆動車1が操舵される。図1と、後述する図2、図8では、人力駆動車1の前進方向を矢印Fで示している。
図2に示すように、ステムSTには、ユーザからの操舵力が伝達されるハンドルバーHBが設けられる。ハンドルバーHBは、ステムSTを挟んで前輪FHの回転軸方向の両側に延びるストレート部SPと、ストレート部SPの両端からそれぞれ下方かつ後方に湾曲するように延びるドロップダウン部DPとを有する。なお、“前”、“後”、“左”、“右”、“上”および“下”、ならびにこれらと同義の用語は、ユーザがハンドルバーHBに向かってサドルSAに座った状態からみた“前”、“後”、“左”、“右”、“上”および“下”を意味する。
図2に示すように、人力駆動車1には、操作装置10が設けられる。操作装置10は、ベース12と、操作部材14と、第1接続部16と、第2接続部18と、制御部20と、を備える。第1実施形態において、操作装置10は、後述する操作装置50に対するサブ操作装置である。より詳細には、操作装置10は、メインブレーキ操作装置である操作装置50に対するサブブレーキ操作装置である。
ベース12は、人力駆動車1に取り付けられる。ベース12は、人力駆動車1のハンドルバーHBに固定されるように構成される。ベース12は、ハンドルバーHBを挟むクランプ12aを有する。クランプ12aの一部は、ベース12と一体的に設けられる。第1実施形態においては、ベース12は、ハンドルバーHBのストレート部SPに固定される。
操作部材14は、ベース12に揺動可能に設けられる。操作部材14は、揺動軸部12bを軸として揺動可能に設けられる。揺動軸部12bは、ベース12に支持される。つまり、操作部材14は、揺動可能なレバーとして構成される。
図3に示すように、ベース12は、シリンダ孔12c、および操作部材14への入力に応じて移動可能にシリンダ孔12cに設けられるピストン12dを有する。ピストン12dは、シリンダ孔12cにおいて当該シリンダ孔12cの軸心方向に沿って移動可能に設けられる。このようなシリンダ孔12cおよびピストン12dによってマスターシリンダ12eが構成される。また、シリンダ孔12cには付勢部材12fが設けられる。ピストン12dは、付勢部材12fと操作部材14の押圧部14aとの間に配置される。シリンダ孔12cは、動力伝達媒体かつ流体である作動油22で満たされる。ユーザの操作に応じて操作部材14が揺動すると、押圧部14aがピストン12dを付勢部材12f側に押圧する。ピストン12dは、押圧部14aの押圧によって付勢部材12f側に移動して作動油22をシリンダ孔12cから押し出す。
図2および図3に示す第1接続部16は、シリンダ孔12cに設けられる作動油22の移動口として機能する。つまり、第1接続部16は、シリンダ孔12cに流体的に接続される。第1接続部16は、ベース12に設けられる。第1接続部16は、マスターシリンダ12eの端部であって、シリンダ孔12cにおいて付勢部材12fが配置される側の端部に設けられる。
第1接続部16には、作動油22を流通させるための第1ホース26が接続される。第1ホース26は、第1接続部16の先端に第1ホース26の一端を固定するナット16aによって第1接続部16に接続される。第1ホース26の他端は、人力駆動車1の第1コンポーネントに接続される。第1ホース26は、シリンダ孔12cと流体的に接続され、作動油22の流通路として機能する。
シリンダ孔12cと、第1接続部16と、第1ホース26と、ブレーキ装置40との間には、流体である作動油22が流通する。ピストン12dによってシリンダ孔12cから押し出された作動油22は、第1接続部16および第1ホース26を介してブレーキ装置40に移動し、ブレーキ装置40を動作させる。つまり、操作装置10は、人力駆動車1の第1コンポーネントに、動力伝達媒体である作動油22を介して接続可能にベース12および操作部材14のいずれか一方(ここではベース12)に設けられる第1接続部16を備える。
図2および図3に示す第2接続部18は、シリンダ孔12cに設けられる作動油22の分岐移動口として機能する。つまり、操作装置1は、人力駆動車1の第2コンポーネントである操作装置50に、前記動力伝達媒体である作動油22を介して接続可能にベース12に設けられる第2接続部18を備える。第2接続部18は、シリンダ孔12cに流体的に接続される。第2接続部18は、マスターシリンダ12eの外周面において前輪FHの接地面とは反対を向くように設けられる。
第2接続部18には、作動油22を流通させるための第2ホース28が接続される。第2ホース28は、第2接続部18の先端に第2ホース28の一端を固定するナット18aによって第2接続部18に接続される。第2ホース28の他端は、第2コンポーネントである操作装置50に接続される。第2ホース28は、シリンダ孔12cと流体的に接続し、作動油22の流通路として機能する。ピストン12dは、ユーザの操作部材14への操作に伴って第2接続部18を閉じるように構成される。これによって、操作装置10から操作装置50への作動油22の流入が防止される。
図2に示すように、メインブレーキ操作装置である操作装置50は、人力駆動車1に取り付けられるベース52と、ベース52に設けられる操作部材54と、を備える。ベース52は、ベース12と同様、マスターシリンダを有する。ベース52は、ハンドルバーHBのドロップダウン部DPに固定される。操作部材54は、ベース12に揺動可能に設けられる操作部材14と同様、ベース52に揺動可能に設けられる。ベース52は、そのマスターシリンダと流体的に接続されるリザーバを有する。
操作装置50と、第2ホース28と、第2接続部18と、シリンダ孔12cとの間には、流体である作動油22が流通する。操作部材14と同様に、ベース52の内部に配置されるピストンを操作部材54の揺動によって移動させて作動油22をベース52から押し出す。ベース52から押し出された作動油22は、第2接続部18を介してシリンダ孔12cに移動する。したがって、第2接続部18には、動力伝達媒体である作動油22を介して、第2コンポーネントである操作装置50が接続される。また、ベース52から押し出されてシリンダ12cに移動する作動油22によって、シリンダ孔12cの油圧が上がり、シリンダ孔12cから第1接続部16側に作動油22が押し出される。作動油22は、第1接続部16および第1ホース26を介してブレーキ装置40に移動し、ブレーキ装置40を動作させる。つまり、この第1実施形態において、第1コンポーネントは、ブレーキ装置40である。ブレーキ装置40は、被操作装置であり、フロントブレーキ装置であり、ディスクブレーキ装置である。ブレーキ装置40は、ブレーキパッドを備える。ブレーキ装置40は、ブレーキパッドを前輪FH(図1)のディスクロータFD(図1)に対して進退させる。ブレーキ装置40は、ディスクロータFDとの摩擦によって前輪FHを制動する。
図4に示すように、操作装置10は、操作部材14への入力に関する情報を検出する検出部48を備える。検出部48は、回転検出センサ48aと、歪みセンサ48bとを有する。
回転検出センサ48aは、ベース12の揺動軸部12bに取り付けられる。回転検出センサ48aは、揺動軸部12bを軸とした操作部材14の揺動角度を検出する。回転検出センサ48aには、エンコーダまたはポテンショメータが用いられる。回転検出センサ48aは、操作部材14の揺動角度を検出することによって、操作部材14の変位を検出する。
歪みセンサ48bは、操作部材14に取り付けられる。歪みセンサ48bは、操作部材14に与えられる力を検出する。検出部48は、マスターシリンダ12eの内部の圧力を検出する圧力センサを有してもよい。圧力センサは、マスターシリンダ12eの内部の圧力を検出することで、操作部材14に与えられる力を検出する。検出部48は、ユーザが操作部材14に接触しているか否かを検出可能な接触センサを有してもよい。接触センサには、たとえば静電容量センサ等が用いられる。この場合、操作部材14への入力は、操作部材14の操作に限られず、操作部材14への接触も含まれる。
図5に示すように、制御部20は、操作部材14への入力に基づいて、人力駆動車1に設けられる第3コンポーネント30を制御する。第3コンポーネント30は、変速装置32、操舵装置34、サスペンション36、アジャスタブルシートポスト38、およびブレーキ装置41の少なくとも一つを含む。
変速装置32は、フロントディレーラ32aと、リアディレーラ32bと、を備える。フロントディレーラ32aは、クランクアセンブリCAにおいて、チェーンCHを異なるフロントスプロケットに巻きかけることによって人力駆動車1の変速比を変化させるための装置である。ここで変速比(ギヤ比)は、フロントスプロケットの丁数に対するリアスプロケットの丁数の比率を意味する。リアディレーラ32bは、リアスプロケットアセンブリRAにおいて、チェーンCHを異なるリアスプロケットに巻きかけることによって人力駆動車1の変速比を変化させるための装置である。変速装置32は、有線または無線で制御部20に電気的に接続される。変速装置32は、人力駆動車1の速度および傾斜などに応じて、変速装置32の変速比が制御部20によって制御されるオート変速モードと、搭乗者の操作によって変速比を変化させるマニュアル変速モードとを切り替え可能である。オート変速モードには、たとえば平地を低速で走行する場合または坂を登る場合等のように変速比を高く設定するモード、平地を高速で走行する場合のように変速比を低く設定するモード、などが含まれる。変速装置32は、オート変速モードおよびマニュアル変速モードの一方を行う構成であってもよい。変速装置32として、フロントディレーラ32aに替えて内装変速ギアボックスを用いてもよいし、リアディレーラ32bに替えて内装変速ハブを用いてもよい。また、フロントおよびリアのいずれかの変速装置を省略してもよい。
操舵装置34は、ヘッドチューブHTとハンドルバーHBとの間に取付けられるステアリングダンパを有する。ステアリングダンパは、ハンドルバーHBに伝わる振動を減衰する。ステアリングダンパは、有線または無線で制御部20に電気的に接続される。制御部20の制御によって、振動の減衰率、すなわち人力駆動車1の動作状況を、変化させる。
サスペンション36は、フロントフォークFFに設けられるフロントサスペンションを含む。サスペンション36は、前輪FHに入力される振動を減衰することによって前輪FHから搭乗者に伝わる振動を抑制する。サスペンション36は、そのダンピング機能のオンにするアンロック状態と、そのダンピング機能をオフにするロック状態とを切り替えることができる。サスペンション36は、有線または無線で制御部20に電気的に接続される。サスペンション36は、制御部20の制御によって、アンロック状態とロック状態とを切り替える。制御部20の制御によって、ダンピングレートおよびバネレートのいずれか一方を調整するようにサスペンション36を構成してもよい。なお、サスペンション36は、後輪RHに入力される振動を減衰させるリアサスペンションを含んでいてもよい。
アジャスタブルシートポスト38は、シートチューブSBに取り付けられる。アジャスタブルシートポスト38は、サドルSAを支持する。アジャスタブルシートポスト38は、サドルSAの高さを調節するための装置である。アジャスタブルシートポスト38は、2つの部材をシートチューブSBの軸方向に相対移動させることで、サドルSAを上下に移動させる。アジャスタブルシートポスト38は、有線または無線で制御部20に電気的に接続される。アジャスタブルシートポスト38は、制御部20の制御によって、サドルSAの高さを調節する。
ブレーキ装置41は、リアブレーキ装置であり、ディスクブレーキ装置である。ブレーキ装置41は、ブレーキパッドを備える。ブレーキ装置41は、ブレーキパッドを後輪RHのディスクロータRD(図1)に対して進退させる。ブレーキ装置41は、ブレーキパッドとディスクロータRDとの摩擦によって後輪RHを制動する。この第1実施形態において、ブレーキ装置41は油圧発生ユニット41aを備える。油圧発生ユニット41aは、たとえば電動の油圧ポンプである。油圧発生ユニット41aは、有線または無線で制御部20に電気的に接続される。油圧発生ユニット41aは、制御部20の制御によって、ブレーキ装置41を駆動する。
制御部20は、検出部48の検出結果に基づいて、第3コンポーネント30を電気的に制御する。変速装置32がオート変速モードの場合において、制御部20は、操作部材14が把持されたことを検出した場合、変速比を低く設定するモードとなるように変速装置32を制御する。変速装置32がマニュアル変速モードの場合において、制御部20は、操作部材14が一定以上の力で操作されたことを検出した場合、変速比が低くなるように変速装置32を制御する。
制御部20は、操作部材14が操作されたことを検出した場合、ステアリングダンパの作動が重くなるように操舵装置34を制御する。また、制御部20は、操作部材14が操作されたことを検出した場合、サスペンション36をロック状態にする。制御部20は、操作部材14が操作されたことを検出した場合、サドルSAが上方に移動するようにアジャスタブルシートポスト38を制御する。制御部20は、操作部材14が操作されたことを検出した場合、ブレーキ装置41によって後輪RHを制動するように油圧発生ユニット41aを制御する。
このように、操作装置10は、操作部材14への入力に基づいて、制御部20が第3コンポーネント30を制御することで、操作部材14への入力を、第3コンポーネント30を作動させるトリガーとして有効的に活用できる。このため、人力駆動車1の運動を最適にし、ユーザが第3コンポーネント30を作動させる場合の操作の負担を低減できる。したがって、ユーザがより容易に第3コンポーネント30を操作できる。なお、操作装置10の制御部20は、上述の変速装置の制御、操舵装置の制御、サスペンションの制御、アジャスタブルシートポストの制御、およびブレーキ装置41の制御の少なくともいずれか1つを実行するように構成されることができる。
(変形例)
第3コンポーネント30は、操作部材14への入力に基づいて直接的あるいは物理的に制御されてもよい。図6および図7に示す操作装置10aは、図2〜図4を参照して説明した操作装置10の構成に加えて、追加ピストン12iと、第3接続部60と、を更に備える。
第3コンポーネント30は、操作部材14への入力に基づいて直接的あるいは物理的に制御されてもよい。図6および図7に示す操作装置10aは、図2〜図4を参照して説明した操作装置10の構成に加えて、追加ピストン12iと、第3接続部60と、を更に備える。
追加ピストン12iは、操作部材14への入力に応じて移動するように、ベース12に設けられるシリンダ孔12cに配置される。マスターシリンダ12hは、シリンダ孔12c、ピストン12d、および、追加ピストン12iによって定義されるチャンバ62と、シリンダ孔12cおよび追加ピストン12iによって定義される追加チャンバ64と、を有する。追加ピストン12iは、第1接続部16、第2接続部18、および、チャンバ62から、追加チャンバ64を流体的に遮断する。つまり、追加ピストン12iによって、チャンバ62と追加チャンバ64との間における作動油22の流通が遮断された構成である。
チャンバ62には、リザーバ12gが設けられる。リザーバ12gは、流体である作動油22が流通するように、シリンダ孔12cに流体的に接続される。ピストン12dの追加ピストン12i側への移動に伴って、リザーバ12gは、シリンダ孔12cから流体的に遮断される。これによってリザーバ12gは、チャンバ62から流体的に遮断される。チャンバ62には、規制部12mが設けられる。規制部12mは、追加ピストン12iのピストン12d側への移動を規制するチャンバ62には、付勢部材12fが配置される。付勢部材12fは、ピストン12dおよび追加ピストン12iを付勢するように、ピストン12dと追加ピストン12iとの間に配置される。
追加チャンバ64には、付勢部材12jが配置される。付勢部材12jは、追加ピストン12iを付勢するように、ピストン12dとマスターシリンダ12hの内面との間に配置される。
第1接続部16は、追加チャンバ64に接続される。第1接続部16は、第1ホース26を介してブレーキ装置40に接続される。第1ホース26は、シリンダ孔12cに流体的に接続され、作動油22の流通路として機能する。つまり、追加チャンバ64と、第1接続部16と、第1ホース26と、ブレーキ装置40との間には、流体である作動油22が流通する。したがって、第1接続部16は、追加チャンバ64に流体的に接続される。また、第1接続部16は、第1ホース26を介してブレーキ装置40に流体的に接続される。操作装置10aに接続されるブレーキ装置40において、リザーバは省略される。これによって、操作装置10aへの操作に伴う、ブレーキ装置40への作動油22の供給が防止される。
第2接続部18は、追加チャンバ64に接続される。第2接続部18は、第2ホース28を介して追加操作装置である操作装置50に接続される。第2ホース28は、シリンダ孔12cと流体的に接続し、作動油22の流通路として機能する。つまり、追加チャンバ64と、第2接続部18と、第2ホース28と、操作装置50との間には、流体である作動油22が流通する。したがって、第2接続部18は、追加チャンバ64に流体的に接続される。また、第2接続部18は、第2ホース28を介して操作装置50に流体的に接続される。
第3接続部60は、シリンダ孔12cに流体的に接続されるようにベース12に設けられる。第3接続部60は、シリンダ孔12cに設けられる動力伝達媒体である作動油22の移動口として機能する。第3接続部60は、ベース12に設けられる。第3接続部60は、たとえば、マスターシリンダ12eの外周面において前輪FHの接地面を向くように設けられる。第3接続部60は、第1接続部16および第2接続部18よりもピストン12d側に配置される。
第3接続部60は、チャンバ62に接続される。第3接続部60には、流体である作動油22を流通させる第3ホースが接続される。第3ホース66の他端は、追加ブレーキ装置であるブレーキ装置41に接続される。第3接続部60は、第3ホース66を介してブレーキ装置41に接続される。第3ホース66は、シリンダ孔12cと流体的に接続し、作動油22の流通路として機能する。つまり、チャンバ62と、第3接続部60と、第3ホース66と、ブレーキ装置41との間には、流体である作動油22が流通する。したがって、第3接続部60は、チャンバ62に流体的に接続される。また、第3接続部60は、第3コンポーネント30(図5参照)であるブレーキ装置41に流体的に接続される。
制御部20aは、操作部材14への入力に基づいて、ブレーキ装置40を制御する。制御部20aは、ピストン12dと、追加ピストン12iと、付勢部材12fと、付勢部材12jと、を含む。制御部20aであるピストン12d、追加ピストン12i、付勢部材12f、12jは、ユーザが操作部材14を操作することによって動作する。ピストン12d、追加ピストン12i、付勢部材12f、12jの動作によって、ブレーキ装置40およびブレーキ装置41が動作する。ブレーキ装置40およびブレーキ装置41の動作タイミングは、付勢部材12fおよび12jの付勢力の関係によって任意に調整できる。
すなわち、ユーザの操作に応じて操作部材14が揺動すると、押圧部14aがピストン12dを付勢部材12f側に押圧する。ピストン12dは、押圧部14aの押圧によって付勢部材12f側に移動して作動油22をシリンダ孔12cから押し出す。ピストン12dによってシリンダ孔12cから押し出された作動油22は、第3接続部60および第3ホース66を介してブレーキ装置41に移動し、ブレーキ装置41を動作させる。
また、ピストン12iの付勢部材12f側への移動によって、付勢部材12fが追加ピストン12iを付勢部材12j側に押圧する。追加ピストン12iは、付勢部材12fの押圧によって付勢部材12j側に移動して作動油22をシリンダ孔12cから押し出す。追加ピストン12iによってシリンダ孔12cから押し出された作動油22は、第2接続部18および第2ホース28を介してブレーキ装置40に移動し、ブレーキ装置40を動作させる。
(第2実施形態)
図8に示す操作装置10bの動力伝達媒体は、アウターケーシング70a、およびインナーワイヤ70bを含むボーデンケーブル70である。ボーデンケーブル70は、アウターケーシング70aの内部にインナーワイヤ70bが配置される。ボーデンケーブル70は、第1アウターケーシング76、および第2アウターケーシング78を含む。操作部材14の第1接続部16には、第1アウターケーシング76が接続され、ベース12の第2接続部18には、第2アウターケーシング78が接続される。操作装置10bには、動力伝達媒体を介して第2コンポーネントである被操作装置90が接続される。
図8に示す操作装置10bの動力伝達媒体は、アウターケーシング70a、およびインナーワイヤ70bを含むボーデンケーブル70である。ボーデンケーブル70は、アウターケーシング70aの内部にインナーワイヤ70bが配置される。ボーデンケーブル70は、第1アウターケーシング76、および第2アウターケーシング78を含む。操作部材14の第1接続部16には、第1アウターケーシング76が接続され、ベース12の第2接続部18には、第2アウターケーシング78が接続される。操作装置10bには、動力伝達媒体を介して第2コンポーネントである被操作装置90が接続される。
図8の操作部材14は、第1アウターケーシング76と接続される。操作装置10bは、動力伝達媒体と接続可能に操作部材14に設けられる第1接続部16を備える。第1接続部16は、操作部材14に配置される。第1アウターケーシング76の他端は、被操作装置90に固定される。第2接続部18は、ベース12のドロップダウン部DP側に配置される。操作装置10bでは、第2接続部18がドロップダウン部DP側に配置される。
第2接続部18には、動力伝達媒体を介して他の操作装置が接続される。第2接続部18には、インナーワイヤ70bを介してメインブレーキ操作装置である操作装置80が接続される。第2アウターケーシング78は、ナット18aによって挿入される。操作装置80は、人力駆動車1に取り付けられるベース82と、ベース82に設けられる操作部材84と、を備える。図8のベース82は、内部にインナーワイヤ70bを挿通可能に設けられる。ベース82は、ドロップダウン部DPに固定される。操作部材84は、ベース12と操作部材14との関係と同様、ベース82に対して揺動可能に設けられる。また、操作部材84は、インナーワイヤ70bと連結される。操作部材84は、操作部材84の揺動によってインナーワイヤ70bを引っ張る。インナーワイヤ70bが引っ張られることによって、リムブレーキ装置である被操作装置90が動作する。
操作部材14は、操作部材14の揺動によって、操作部材14に接続される第1アウターケーシング76とベース12に接続される第2アウターケーシング78との間隔を変化させる。これによって、アウターケーシング70aとインナーワイヤ70bとの位置関係が変位し、被操作装置90が動作する。ブレーキ操作が行われる場合、操作部材14がストレート部SP側に握り込まれることによって第1アウターケーシング76と第2アウターケーシング78の間隔が広がる。これによって、インナーワイヤ70bが収まっているアウターケーシング70aの経路長が長くなり、操作部材84と連結されるインナーワイヤ70bの端部が被操作装置90から遠ざかる。すなわち、被操作装置90からインナーワイヤ70bが引っ張られる状態になる。このような操作装置10bにおいても、上述の操作装置10と同様に、制御部20によって第3コンポーネントが制御される。
以上、本発明の実施形態および変形例を説明したが、この実施形態の内容によって実施形態が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換または変更できる。
1…人力駆動車、10,10a,10b…操作装置、12…ベース、12c…シリンダ孔、12d…ピストン、12f,12j…付勢部材、12g…リザーバ、12i…追加ピストン、14,84…操作部材、16…第1接続部、18…第2接続部、20,20a…制御部、22…作動油、26…第1ホース、28…第2ホース、30…第3コンポーネント、32…変速装置、34…操舵装置、36…サスペンション、38…アジャスタブルシートポスト、40,41…ブレーキ装置、41a…油圧発生ユニット、48…検出部、48a…回転検出センサ、48b…歪みセンサ、50,80…操作装置、60…第3接続部、62…チャンバ、64…追加チャンバ、66…第3ホース、70…ボーデンケーブル、70a…アウターケーシング、70b…インナーワイヤ、76…第1アウターケーシング、78…第2アウターケーシング
Claims (16)
- 人力駆動車に取り付けられるベースと、
前記ベースに設けられる操作部材と、
前記人力駆動車の第1コンポーネントに動力伝達媒体を介して接続可能に前記ベースおよび前記操作部材のいずれか一方に設けられる第1接続部と、
前記人力駆動車の第2コンポーネントに前記動力伝達媒体を介して接続可能に前記ベースに設けられる第2接続部と、
前記操作部材への入力に基づいて、前記人力駆動車に設けられる第3コンポーネントを制御する制御部と、を備える、操作装置。 - 前記第3コンポーネントは、変速装置、操舵装置、サスペンション、アジャスタブルシートポスト、および、ブレーキ装置の少なくとも一つを含む、請求項1に記載の操作装置。
- 前記操作部材は、前記ベースに対して回転軸心回りに揺動可能に設けられる、請求項1または2に記載の操作装置。
- 前記操作部材への入力に応じて移動するように、前記ベースに設けられるシリンダ孔に配置されるピストンをさらに備え、
前記動力伝達媒体は、作動油であり、
前記第1接続部は、前記シリンダ孔に流体的に接続されるようにベースに設けられ、
前記第2接続部は、前記シリンダ孔および前記第1接続部に流体的に接続されるように前記ベースに設けられ、
前記第1接続部には、前記作動油を流通させるための第1ホースが接続され、
前記第2接続部には、前記作動油を流通させるための第2ホースが接続される、請求項1から3のいずれか一項に記載の操作装置。 - 前記シリンダ孔に流体的に接続されるリザーバをさらに備える、請求項4に記載の操作装置。
- 前記動力伝達媒体は、第1アウターケーシング、第2アウターケーシング、および、インナーワイヤを含むボーデンケーブルであり、
前記第1接続部は、前記操作部材に設けられ、
前記第1接続部には、前記第1アウターケーシングが接続され、
前記第2接続部には、前記第2アウターケーシングが接続される、請求項1から3のいずれか一項に記載の操作装置。 - 前記操作部材への入力に関する情報を検出する検出部をさらに備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の操作装置。
- 前記検出部は、前記ベースおよび前記操作部材の少なくともいずれか一方に設けられる、請求項7に記載の操作装置。
- 前記検出部は、前記操作部材の変位を検出する、請求項7または8に記載の操作装置。
- 前記検出部は、前記操作部材に与えられる力を検出する、請求項7から9のいずれか一項に記載の操作装置。
- 前記制御部は、前記検出部の検出結果に基づいて前記第3コンポーネントを制御する、請求項7から10のいずれか一項に記載の操作装置。
- 前記人力駆動車の第3コンポーネントに前記動力伝達媒体を介して接続可能に前記ベースに設けられる第3接続部と、
前記操作部材への入力に応じて移動するように、前記ベースに設けられるシリンダ孔に配置される追加ピストンと、をさらに備え、
前記第3接続部は、前記シリンダ孔、前記ピストン、および、前記追加ピストンによって定義されるチャンバに流体的に接続され、
前記第1接続部および前記第2接続部は、前記シリンダ孔および前記追加ピストンによって定義される追加チャンバに流体的に接続され、
前記制御部は、前記ピストンおよび前記追加ピストンを含む、請求項4または5に記載の操作装置。 - 前記制御部は、
前記追加ピストンを付勢するように前記追加チャンバに配置される付勢部材と、
前記ピストンおよび前記追加ピストンを付勢するように前記チャンバに配置される付勢部材と、をさらに含む、請求項12に記載の操作装置。 - 前記追加ピストンは、前記第1接続部、前記第2接続部、および、前記チャンバから、前記第追加チャンバを流体的に遮断するように前記シリンダ孔に配置される、請求項12または13に記載の操作装置。
- 前記第3接続部には、前記作動油を流通させるための第3ホースが接続される、請求項12から14のいずれか一項に記載の操作装置。
- 前記第1接続部には、前記第1ホースを介して追加操作装置が流体的に接続され、
前記第2接続部には、前記第2ホースを介してブレーキ装置が流体的に接続され、
前記第3接続部には、前記第3ホースを介して追加ブレーキ装置が流体的に接続される、請求項15に記載の操作装置。
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