JP2020086274A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】廃現像剤が偏って収容されることなく、且つ、十分な容積を確保しつつ、装置本体において廃現像剤容器を省スペースで装着することが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置10は、シートカセット17と、廃現像剤ボトル6と、容器支持部70と、を備える。廃現像剤ボトル6は、廃現像剤を内部に導く流入口61と、流入口61からシート給送方向へ向けて斜め下方へ延びてその下端が収容空間39に配置される容器本体62と、を有する。【選択図】図4
Description
本発明は、作像部から使用済みの現像剤を回収して貯留する廃現像剤容器を備える画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置は、作像部で使用された使用済みの現像剤(以下「廃現像剤」という。)を回収して貯留する廃現像剤容器を備えている。前記廃現像剤容器は、画像形成装置に対して交換可能なように着脱可能に装着されている。
画像形成装置は、前記廃現像剤容器が前記廃現像剤で満杯になった場合に、満杯であることを検知するフォトインターラプタや圧電センサーなどの満杯検知センサーを備えている。前記画像形成装置は、前記満杯検知センサーによって満杯であることが検知されると、その旨をユーザーに報知する。ユーザーは、前記報知を確認することによって、前記廃現像剤容器が満杯になったこと、及び前記廃現像剤容器の交換タイミングを把握できる。
従来の廃現像剤容器は、流入口から容器内に収容された廃現像剤が容器の底面に山盛り状に積載する。そのため、画像形成装置は、容器内に十分な収容空間があるにも関わらず前記満杯検知センサーが山盛り状の廃現像剤を検知すると、容器が満杯である旨をユーザーに報知する。この問題に対して、従来技術として、廃現像剤を容器の底面に分散して積載させるように形状を工夫した回収容器(特許文献1参照)や、内部の廃現像剤を搬送する搬送部材が設けられた回収容器(特許文献2参照)が知られている。
しかしながら、廃現像剤を容器の底面に分散して積載させる従来の回収容器は、流入口の直下の底面部分を隆起させた形状であるため、容器内部の容積が小さくなり、同容量の他の回収容器に比べて容器サイズが大きくなる。また、画像形成装置において回収容器の装着領域を確保する必要があるため、画像形成装置を大型化する必要がある。また、搬送部材が内部に設けられた回収容器は、別部材として搬送部材を設ける必要があり、また、その搬送部材を収容する領域を確保しなければならないため、回収容器及び画像形成装置の大型化を避けることができない。
本発明の目的は、廃現像剤が偏って収容されることなく、且つ、十分な容積を確保しつつ、装置本体において廃現像剤容器を省スペースで装着することが可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、上部に開口を有し、予め定められた給送方向へ給送されるシートを収容可能な収容空間を有するシート収容部と、前記シート収容部よりも上側に設けられ、作像部から排出された廃現像剤を収容可能な現像剤容器と、前記現像剤容器を着脱可能に支持する容器支持部と、を備える。前記現像剤容器は、前記廃現像剤を内部に導く流入口と、前記流入口から前記給送方向へ向けて斜め下方へ延びてその下端が前記収容空間に配置される容器本体と、を有する。
本発明によれば、廃現像剤が偏って収容されることなく、且つ、十分な容積を確保しつつ、装置本体において廃現像剤容器を省スペースで装着することが可能である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、説明の便宜上、画像形成装置10が使用可能な設置状態(図1に示される状態)で上下方向D1、前後方向D2、左右方向D3を定義する。
図1及び図2を参照して、画像読取装置11及びこれを備えた画像形成装置10(本発明の画像形成装置の一例)の構成について説明する。
画像形成装置10は、プリント機能、コピー機能、スキャン機能、ファクシミリ機能などを備える複合機である。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の斜視図である。図1に示すように、画像形成装置10は、画像読取装置11、自動原稿送り装置(Auto Document Feeder;以下、ADFという)13、画像形成部15、操作表示部16などを備えている。
本実施形態では、画像読取装置11を備える画像形成装置10を例示して説明するが、本発明はこれに限られない。例えば、本発明は、後述するシートカセット17(本発明のシート収容部の一例)を備えるプリント機能のみを有するプリンター(画像形成装置)にも適用可能である。
ADF13は、画像読取装置11に設けられている。画像読取装置11は、原稿トレイ14を備えている。原稿トレイ14に読取対象である一枚又は複数枚の原稿(本発明のシートの一例)が載置される。ADF13は、原稿トレイ14に載置された原稿を一枚ずつ取り出して、所定の読取位置へ連続的に搬送する。ここで、前記読取位置は、画像読取装置11によって原稿の画像が読取可能な位置であって、読取ユニットによって光が照射される位置である。
画像読取装置11は、画像形成装置10の上部に装着されている。画像読取装置11は、読取ユニット、コンタクト部材、原稿押さえ11A、筐体11Bなどを備える。これらの構成要素が、画像読取装置11の筐体11Bの内部に収容されている。画像読取装置11は、原稿から画像データを読み取る画像読取処理(画像処理の一例)を実行する。例えば、ADF13によって給送された移動中の原稿から画像を読み取る処理、前記コンタクト部材に載置された静止原稿から画像を読み取る処理を行う。
画像形成部15は、画像読取装置11により読み取られた画像データ又は外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて電子写真方式にしたがってカラー又はモノクロの画像をシートに形成する。前記シートは、用紙及び封筒などのシート状の画像形成媒体(被転写媒体)である。画像が形成されたシートは、排紙部18に排出される。
なお、本実施形態では、電子写真方式の画像形成部15を例にして説明するが、画像形成部15は電子写真方式のものに限られず、トナーなどの現像剤を用いて画像形成するものであれば、如何なる記録方式又は印刷方式のものであってもかまわない。
図2は、画像形成部15の断面図である。図2に示すように、画像形成部15は、装置本体としての筐体19内に、シートカセット17、シート給送部2、シート搬送部3、作像部40、光走査部46、定着部49、トナー補給部400、及び廃現像剤ボトル6(本発明の現像剤容器の一例)などを備える。
作像部40は、現像剤を用いてシートに画像を形成する画像形成処理を実行する。作像部40は、画像形成ユニット4や、現像に用いられる機器、現像剤の搬送に用いられる機器などを含む。前記現像剤は、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤である。
作像部40は、複数の色のトナーに対応した複数の画像形成ユニット4と、中間転写ベルト47と、二次転写装置48と、ベルトクリーニング部470とを備える。また、トナー補給部400も、トナーの色ごとに設けられている。
画像形成ユニット4各々は、感光体41、帯電部42、現像部43、一次転写部44及びドラムクリーニング部45などを備える。作像部40の画像形成ユニット4では、現像部43が感光体41の外周面にトナー像を形成する。また、作像部40では、一次転写部44が、感光体41上のトナー像を中間転写ベルト47に転写する。
シートカセット17は、シート給送部2によって給送されるシートを収容する。シート給送部2は、シートカセット17からシートを取り出し、当該シートをシート搬送路30へ送り出す。シート搬送部3は、シート給送部2によって送り出されたシートをシート搬送路30に沿ってシート給送方向の下流側へ搬送する。中間転写ベルト47は、無端の帯状部材であり、2つのローラーに架け渡された状態で回転する。
画像形成ユニット4各々において、ドラム状の感光体41が回転し、帯電部42が感光体41の表面を一様に帯電させる。光走査部46は、レーザー光を走査することにより感光体41の表面に静電潜像を書き込む。
現像部43は、予め保有しているキャリアとトナー補給部400から供給される未使用のトナーとを含む現像剤を用いて、前記静電潜像をトナー像に現像する。これにより、トナー像が感光体41の表面に形成される。
一次転写部44は、感光体41の表面の前記トナー像を中間転写ベルト47に転写する。そして、複数の感光体41各々から中間転写ベルト47にトナー像が転写される。これにより、各色のトナー像が重ねられたカラー画像が中間転写ベルト47に形成される。ドラムクリーニング部45は、感光体41表面に残存するトナーを除去する。
二次転写装置48は、中間転写ベルト47に形成された前記カラー画像を前記シートに転写する。ベルトクリーニング部470は、中間転写ベルト47に残存するトナーを除去する。定着部49は、加熱によって前記シートに前記カラー画像を定着させる。
ドラムクリーニング部45及びベルトクリーニング部470によって感光体41及び中間転写ベルト47から除去されたトナーは、廃現像剤ボトル6へ搬送され、廃現像剤ボトル6の内部に収容される。筐体19には、容器装着部60(本発明の容器支持部の一例)が設けられている。容器装着部60は、筐体19において前方側に設けられている。廃現像剤ボトル6は、容器装着部60に対して取り外し可能に(着脱可能に)装着される。筐体19の前面には、開口8が形成されており、その開口8を開閉するためのカバー9が筐体19に取り付けられている。カバー9の下端部には支軸(不図示)が設けられており、この支軸が開口8の下縁に軸支されている。これにより、カバー9は、前記支軸を中心にして開口8に対して開閉可能となる。カバー9が開けられることにより、廃現像剤ボトル6が外部に露出され、これにより、ユーザーは、廃現像剤ボトル6を把持して容器装着部60から取り外すことができる。
以下の説明において、ドラムクリーニング部45、ベルトクリーニング部470及び現像部43から廃現像剤ボトル6へ回収される使用済みの現像剤のことを廃現像剤と称する。
廃現像剤は、ドラムクリーニング部45、ベルトクリーニング部470及び現像部43から回収される廃トナーと、現像部43から廃現像剤ボトル6へ回収されるキャリアである廃キャリアとを含む。
なお、本実施形態において、複数の画像形成ユニット4、中間転写ベルト47、二次転写装置48及びベルトクリーニング部470は、それぞれ作像部40の一部を構成している。画像形成装置10において、作像部40から回収される廃現像剤が、廃現像剤ボトル6に収容される。
図3(A)及び図3(B)は、シートカセット17の構成を示す斜視図である。シートカセット17は、筐体19の最下部に設けられている。シートカセット17は、複数枚のシートを収容可能なように、上面に開口を有するトレイ形状に形成されている。シートカセット17は、画像形成時に後方へ給送されるシートを積載する。シートカセット17の底部56には、上下方向D1に昇降されるリフト板55が取り付けられている。リフト板55は、底部56において後方側に設けられている。リフト板55の上に複数枚のシートが積載される。リフト板55の前端部57は、シートカセット17の底部56に回動可能に支持されている。詳細には、前端部57は、底部56において前後方向D2の中央よりもやや前方側の位置を回動支点として回動可能に支持されている。リフト板55の後端部58は自由端となっている。リフト板55が上下方向D1へ変位されることにより、リフト板55が上下方向D1へ昇降され、シートの後方側も上下方向D1へ昇降される。本実施形態では、リフト板55は、後端部58がシートカセット17の底部56に近接する近接位置(図3(B)に示す位置)と、この近接位置よりも上方へ離間した離間位置(図3(A)に示す位置)との間で変位可能となっている。
シートカセット17は、筐体19に着脱可能に支持されている。詳細には、シートカセット17は、周知のレール支持機構によって、画像形成装置10の前面から筐体19の内部に対して前後方向D2へ挿抜できるようにスライド可能に支持されている。前記レール支持機構は、例えば、筐体19に設けられた支持レールと、この支持レールに支持されつつ前記支持レールに沿って摺動する被支持部とを備えている。
本実施形態では、シートカセット17が筐体19に定められた装着位置に装着されると、前記近接位置に配置されていたリフト板55が不図示の昇降機構によって前記離間位置まで持ち上げられる。これにより、リフト板55にシートが積載された状態であっても、最上位に位置するシートは、シート給送部2のピックアップローラーの外周面に接触される。前記昇降機構は、筐体19に設けられており、例えば、モーター等の駆動部と、前記駆動部の駆動力をリフト板55に伝達して前記リフト板を上昇させるアクチュエータとを備えている。なお、シートカセット17が筐体19から前方へ引き出されると、リフト板55と前記アクチュエータとの連結が解除されて、リフト板55が前記近接位置まで下降する。
図3(A)及び図3(B)に示すように、シートカセット17は、正面側に外装部材17A(本発明の外装部材の一例)を備えている。また、シートカセット17は、左右に一対の側壁36と、後方側に設けられた規制壁37とを備えている。一対の側壁36及び規制壁37は、底部56から上方へ起立するように設けられており、後述の満載位置よりも上方へ突出している。つまり、一対の側壁36及び規制壁37は、後述の満載位置よりも高い。
また、図3(B)に示すように、規制壁37には、切り欠き構38が形成されている。切り欠き構38は、シートカセット17の幅方向(左右方向D3)の概ね中央に設けられている。外装部材17A、一対の側壁36、規制壁37、底部56によって区画される空間が、シートが収容可能な収容空間39(図4参照)である。
切り欠き構38の幅及び深さは、後述する廃現像剤ボトル6が容器支持部70に取り付けられた状態で、シートカセット17が筐体19から引き出された場合に、廃現像剤ボトル6の下端62Aが規制壁37に接触しないように定められている。
外装部材17Aは、筐体19にシートカセット17が装着された状態で、画像形成装置10の前面を構成する。図2に示すように、廃現像剤ボトル6は、シートカセット17の装着状態において、外装部材17Aの上側に配置されている。廃現像剤ボトル6及び外装部材17Aについては後述する。
また、シートカセット17は、収容されたシート束の位置を位置決めする一対のカーソル51,52を備える。カーソル51,52は、シートカセット17において、幅方向(左右方向D3に一致する方向)へ移動可能なように底部56に設けられている。底部56の幅方向の一方側(左側)にカーソル51が設けられており、底部56の幅方向の他方側(右側)にカーソル52が設けられている。カーソル51,52は、シートカセット17に収容されたシートの前記幅方向の両側端をシートのサイズに応じた既定位置に規制することにより、シートカセット17におけるシートを前記幅方向において定められた前記既定位置に位置決めする。
一対のカーソル51,52は、互いに連動して底部56を前記幅方向へ移動可能に構成されている。カーソル51,52の連動移動機構としては、例えばラック−ピニオン機構が適用可能である。これにより、作業者は、一方のカーソル52のロックを外してこれだけをスライドさせることにより、他方のカーソル51がその動作に連動してスライドする。
図4及び図5は、廃現像剤ボトル6及び外装部材17Aの構成及び位置関係を示す図である。図4は側方から見た図であり、図5は平面図である。なお、図5では、リフト板55等の図示が省略されている。
図4及び図5に示すように、筐体19に容器支持部70が設けられている。容器支持部70は、廃現像剤ボトル6を着脱可能に支持するものであり、具体的には、板金部材を垂直に屈曲させたブラケットである。容器支持部70は、筐体19の内部において、シートカセット17の幅方向(左右方向D3)の概ね中央に設けられている。
容器支持部70は、筐体19の内部フレーム(不図示)に取り付けられる垂直板部71と、廃現像剤ボトル6の引っ掛けるように支持する水平板部72とを有する。水平板部72は、垂直板部71の下端部から前方へ水平に延出している。図6に示すように、水平板部72には、前端から後方へ切り欠かれた係止溝73が形成されている。係止溝73は、廃現像剤ボトル6の首部64に対応して、首部64が挿入可能な円弧形状に形成されている。首部64が係止溝73に挿入されることにより、廃現像剤ボトル6のフランジ65が係止溝73に引っ掛けられる。これにより、廃現像剤ボトル6が容器支持部70によって安定して支持される。
図6に示すように、垂直板部71の上面には、発光素子81と受光素子82とからなる現像剤検知センサー80が設けられている。発光素子81及び受光素子82は、係止溝73を間に挟むようにして左右方向D3に隔てて配置されている。廃現像剤ボトル6の首部64には、光を透過可能な透明な透光窓が二箇所に設けられており、一方の透明窓に発光素子81が対向して配置されており、他方の透明窓に受光素子82が対向して配置されている。現像剤検知センサー80は、受光素子82から出力される電圧信号を不図示の制御部に送信し、前記制御部は、前記電圧信号の信号レベルに基づいて、首部64に現像剤があるか否かを判定する。つまり、前記制御部は、廃現像剤ボトル6の首部64まで廃現像剤が貯留されて、廃現像剤ボトル6が満杯であると判定する。
廃現像剤ボトル6は、内部が中空状に形成された長尺なボトル形状の容器である。その内部には、作像部40から排出された廃現像剤が収容される。図4及び図5に示すように、廃現像剤ボトル6は、シートカセット17よりも上側に設けられている。廃現像剤ボトル6は、廃現像剤が内部に案内される流入口61(本発明の流入口の一例)と、廃現像剤が貯留される容器本体62(本発明の容器本体の一例)と、を有する。
流入口61は、廃現像剤ボトル6が容器支持部70に取り付けられた状態で、作像部40から排出された廃現像剤の流入が可能なサイズ、形状、位置に形成されている。本実施形態では、流入口61は、容器本体62の上部に設けられている。具体的には、容器本体62の上部には、上方へ突出する円筒状の首部64が容器本体62と一体に形成されている。この首部64の上端の開口が流入口61である。
首部64には、容器本体62の上部から上方へ隔てた位置にフランジ65が形成されている。フランジ65は、首部64の外径よりも大きいサイズの円盤状の部材であり、容器支持部70の係止溝73に引っ掛けられる部分である。
図4に示すように、容器本体62は、流入口61から前記シート給送方向(後方)へ向けて斜め下方へ延びた形状に形成されている。また、廃現像剤ボトル6が容器支持部70に取り付けられた状態で、容器本体62の下端62Aがシートカセット17の収容空間39に配置されている。本実施形態では、容器本体62は、前記シート給送方向へ向けて45度傾斜した方向へ延出している。このような形状に容器本体62が形成されているため、流入口61から廃現像剤が内部に流入すると、廃現像剤は首部64内を下方へ落下し、流入口61から鉛直下方に位置する傾斜壁62Bの内面に到達し、その傾斜壁62Bの内面を滑るようにして容器本体62の底部まで移動する。これにより、容器本体62において偏って廃現像剤が収容(貯留)されることを防止できる。
本実施形態では、容器支持部70によって廃現像剤ボトル6が支持された状態で、容器本体62の下端62Aは、シートカセット17におけるシートの満載位置の直上に位置している。ここで、前記満載位置は、シートカセット17の収容空間39に積載可能な最大量のシートが収容された場合に、最上位のシートの高さ位置である。
上述したように、一対の側壁36及び規制壁37は、前記満載位置よりも上方へ突出しており、前記満載位置よりも高い。そのため、従来、収容空間39において、前記満載位置から一対の側壁36及び規制壁37それぞれの上端までの領域は何も配置されていない空間として存在していた。これに対して、本実施形態では、容器本体62の下端62Aが収容空間39まで達するように容器本体62を形成することにより、画像形成装置10や筐体19をサイズアップすることなく、容器本体62の容積アップを可能にしている。つまり、本実施形態によれば、容器本体62において十分な容積を確保しつつ、廃現像剤ボトル6を省スペースで筐体19内に装着することが可能である。
なお、容器本体62の下端62Aが収容空間39に位置している場合、シートカセット17が筐体19から引き出される場合に、廃現像剤ボトル6の下端62Aが規制壁37に接触することになる。そのため、規制壁37に上述した切り欠き構38が形成されている。これにより、シートカセット17が筐体19から引き出された場合でも、廃現像剤ボトル6の下端62Aが規制壁37に干渉することなく、スムーズに引き出される。
また、図4に示すように、外装部材17Aは、シートカセット17が筐体19に装着された状態で、傾斜壁62Bに接触する当接部171と、下端62Aを下から支持するように下端62Aに当接する当接部172とを有する。シートカセット17の装着状態において、廃現像剤ボトル6が容器支持部70に取り付けられると、当接部171,172が容器本体62に当接する。これにより、廃現像剤ボトル6は、図4に示す傾斜した姿勢を保持する。
また、本実施形態では、廃現像剤ボトル6が容器支持部70から取り外される場合、当接部171,172は傾斜壁62Bに当接しているため、当接部171,172は、廃現像剤ボトル6を容器本体62の延出方向(図4の矢印D10参照)に沿ってガイドする役割を担う。したがって、ユーザーは、首部64を係止溝73から引き抜くとともに斜め上方へ廃現像剤ボトル6を容易に引き揚げることができる。また、廃現像剤ボトル6を容器支持部70に装着させる場合は、傾斜壁62Bを当接部171,172に当接させながら延出方向(図4の矢印D10参照)に沿って廃現像剤ボトル6を斜めに容易に挿入することができる。この場合も、当接部171,172は、廃現像剤ボトル6を前記延出方向へガイドする役割を担う。
また、シートカセット17が筐体19に挿入されて、装着位置まで挿入されると、当接部171,172が容器本体62に当接し、容器本体62に振動を付与する。このため、仮に、傾斜壁62Bの内面に廃現像剤が付着していたとしても、当接部171,172によって付与された振動により、その廃現像剤は傾斜壁62Bの内面を滑るようにして容器本体62の底部まで移動する。これにより、廃現像剤が傾斜壁62Bの内面に付着して凝集することが防止される。
2 :シート給送部
3 :シート搬送部
4 :画像形成ユニット
6 :廃現像剤ボトル
8 :開口
9 :カバー
10 :画像形成装置
15 :画像形成部
17 :シートカセット
17A :外装部材
36 :側壁
37 :規制壁
38 :切り欠き構
39 :収容空間
40 :作像部
55 :リフト板
56 :底部
57 :前端部
58 :後端部
60 :容器装着部
61 :流入口
62 :容器本体
62A :下端
62B :傾斜壁
64 :首部
65 :フランジ
70 :容器支持部
71 :垂直板部
72 :水平板部
73 :係止溝
80 :現像剤検知センサー
81 :発光素子
82 :受光素子
171 :当接部
172 :当接部
3 :シート搬送部
4 :画像形成ユニット
6 :廃現像剤ボトル
8 :開口
9 :カバー
10 :画像形成装置
15 :画像形成部
17 :シートカセット
17A :外装部材
36 :側壁
37 :規制壁
38 :切り欠き構
39 :収容空間
40 :作像部
55 :リフト板
56 :底部
57 :前端部
58 :後端部
60 :容器装着部
61 :流入口
62 :容器本体
62A :下端
62B :傾斜壁
64 :首部
65 :フランジ
70 :容器支持部
71 :垂直板部
72 :水平板部
73 :係止溝
80 :現像剤検知センサー
81 :発光素子
82 :受光素子
171 :当接部
172 :当接部
Claims (4)
- 上部に開口を有し、予め定められた給送方向へ給送されるシートを収容可能な収容空間を有するシート収容部と、
前記シート収容部よりも上側に設けられ、作像部から排出された廃現像剤を収容可能な現像剤容器と、
前記現像剤容器を着脱可能に支持する容器支持部と、を備え、
前記現像剤容器は、
前記廃現像剤を内部に導く流入口と、
前記流入口から前記給送方向へ向けて斜め下方へ延びてその下端が前記収容空間に配置される容器本体と、を有する、画像形成装置。 - 前記容器支持部によって前記現像剤容器が支持された状態で、前記容器本体の前記下端は、前記シート収容部におけるシートの満載位置の直上に位置する、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記容器支持部は、前記容器本体の延出方向に沿って着脱可能に前記現像剤容器を支持する、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記シート収容部は、装置本体に対して着脱可能に設けられており、前記装置本体に装着された状態で前記装置本体の表面を構成する外装部材を有し、
前記現像剤容器は、前記外装部材の上側に配置されている、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018223570A JP2020086274A (ja) | 2018-11-29 | 2018-11-29 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018223570A JP2020086274A (ja) | 2018-11-29 | 2018-11-29 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020086274A true JP2020086274A (ja) | 2020-06-04 |
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ID=70907935
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2018
- 2018-11-29 JP JP2018223570A patent/JP2020086274A/ja active Pending
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