JP2020086187A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間転写ベルト上に存在する静電的に除去することができない非帯電性紙粉を除去することができる画像形成装置を提供すること。【解決手段】トナー粒子とキャリア液とを含む液体現像剤によりトナー像が形成される像担持体と、1次転写部に於いて前記像担持体から前記トナー像が転写される中間転写ベルトと、前記トナー像が前記中間転写ベルトから媒体に転写される2次転写部を形成する転写ローラと、を備え、前記中間転写ベルト上のトナー像面側に対向させて第1のクリーニングローラ部材と第2のクリーニングローラ部材と帯電部材とを備え、前記帯電部材は前記第1のクリーニングローラ部材及び前記第2のクリーニングローラ部材の上流側にある。【選択図】図1

Description

本発明は、液体現像剤を用いて画像を形成する電子写真方式の画像形成装置に関する。
従来、感光ドラム等の像担持体にトナー像を形成し、形成されたトナー像を中間転写ベルトに1次転写し、1次転写されたトナー像を紙等の記録媒体に2次転写する画像形成装置が知られている。
このような画像形成装置において、中間転写ベルトには、記録媒体中に含まれる炭酸カルシウムをはじめとする填料やパルプといった、いわゆる紙粉が付着する。中間転写ベルトに紙粉が付着すると感光ドラムに紙粉が回り込み、感光ドラムのクリーニング不良の原因となる。また中間転写ベルト上に形成したパッチの濃度を測色して濃度プロファイルをキャリブレーションする色味変動補正を実施する場合において、パッチに紙粉が混じることにより色味変動補正の精度が劣化する要因となる。
中間転写ベルト上の紙粉を除去する手段はいくつか報告されている。例えば、極性をもつ紙粉と逆極性の電圧を印加したクリーニングローラを中間転写ベルトへ当接することで、クリーニングローラへ紙粉を写し取る手段が知られている(特許文献1)。紙粉とクリーニングローラ間に発生する静電気力により、紙粉が帯電していれば除去することができる。
別の手段として、弾性体のブレードによりせき止めを行う手段が提案されている(特許文献2)。
特開2007−147973号公報 特開2002−189354号公報
ここで、トナーと紙粉に電圧を印加した場合の帯電特性を図2に示す。トナー帯電と逆極性の電圧をかけた場合に転写残トナーは除去できるが、紙粉の一成分である炭酸カルシウムはトナーと逆極性のため除去できず、トナー帯電と同極性の電圧をかけた場合に炭酸カルシウムを除去できることが実験の結果明らかになった。
このことから、特許文献1にある構成では、クリーニングローラを用いて中間転写ベルト上の転写残トナーを除去する構成において、紙粉を除去することができずに、感光ドラム等のクリーニング不良や色味変動制御精度の低下を引き起こす課題がある。
また、ブレードを用いる構成の場合、中間転写体とブレードの間に紙粉が挟まることで、トナーのすり抜けが発生することが知られている。特に、液体現像剤においては、トナーの粒径が1μm未満と小さい場合が多く、ブレードのすり抜けが懸念される。また、中間転写ベルトが弾性体の場合、キャリア液の量が十分でないと中間転写体とブレードの摩擦力が大きくなりブレードがめくれるため、中間転写ベルトでのクリーニングは容易ではない。
本発明の目的は、中間転写ベルト上に存在する静電的に除去することができない非帯電性紙粉を除去することができる画像形成装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、
トナー粒子とキャリア液とを含む液体現像剤によりトナー像が形成される像担持体と、1次転写部に於いて前記像担持体から前記トナー像が転写される中間転写ベルトと、前記トナー像が前記中間転写ベルトから媒体に転写される2次転写部を形成する転写ローラと、を備え、前記中間転写ベルト上のトナー像面側に対向させて第1のクリーニングローラ部材と第2のクリーニングローラ部材と帯電部材とを備え、前記帯電部材は前記第1のクリーニングローラ部材及び前記第2のクリーニングローラ部材の上流側にあることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置によれば、湿式画像形成装置において、中間転写体上のトナー像面側に対向させて帯電装置とその下流側に第1のクリーニングローラ部材と第2のクリーニングローラ部材とを設け、第1のクリーニングローラ部材と第2のクリーニングローラ部材とは逆極性の電圧を帯電装置に印加する。帯電装置で紙粉を帯電させることで、静電的に除去することができなかった非帯電性紙粉の除去率を高めることが可能である。また第2のクリーニングローラ部材を設けることで、第1のクリーニングローラで紙粉の回収時にすり抜けるトナーを除去することができる。これにより、中間転写ベルト上の静電的に除去することができない非帯電性紙粉を除去できる。更には、同時に転写残トナーを除去することが可能である。
本発明の第1の実施形態の中間転写ベルトのクリーニング部断面構成図 中間転写ベルト上の転写残トナーと紙粉のクリーニング性と、クリーニングローラ部材に印加する電圧の関係を示す図 本発明の第2の実施形態の2次転写部の断面構成図 本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図
以下に実施形態を挙げて、本発明を具体的に説明する。尚、これら実施形態は本発明における最良の実施形態の一例ではあるものの、本発明はこれら実施形態により限定されるものではない。以下の実施形態では、トナー像の形成、および、転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は必要な機器、装備、筐体構造、等を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機、等、種々の形態で実施可能である。
(第1の実施形態)
まず、本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成について、図4を用いて説明する。
[画像形成装置]
本実施形態の画像形成装置1は、複数の画像形成部Y、M、C、Bkを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。本実施形態では、画像形成部Y〜Bkが中間転写ベルト10の移動方向に沿って等間隔に、移動方向上流側からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の順に4つ配置されている。
中間転写ユニット102は、中間転写ベルト10を、駆動ローラ12、1次転写ローラ11、テンションローラ29、バックアップローラ27に掛け渡す。
中間転写ベルト10が弛まないように、テンションローラ29を所定の力(例えば80N)で外向きに加圧することで中間転写ベルト10にテンションを付与し、駆動ローラ12が不図示の駆動手段で回転駆動されることで中間転写ベルト10を矢印C方向に回転させる。
画像形成装置1は、装置本体と通信可能なパーソナルコンピュータや画像読取装置等の不図示の外部ホスト装置からの画像情報に応じて形成したカラー画像を記録材20に出力する。記録材20としては、例えば、平均坪量50〜400g/mのカット用紙、OHT(over head transparency)シート等が挙げられる。
カラー画像を出力する場合、画像形成装置1は外部ホスト装置から送られるプリント信号に従って色分解した画像信号を生成し、画像信号に応じて各画像形成部Y〜Bkで各色のトナー像を形成する。画像形成部Y〜Bkで形成した各色のトナー像を所定方向に移動する中間転写ベルト10に順次多重転写し、中間転写ベルト10に多重転写されたトナー像を記録材20に一括転写する。トナー像が一括転写された記録材20は不図示の定着装置へ搬送され、定着装置により加熱加圧、或いは、紫外線照射されることによってトナー像が記録材20に定着され、トナー像が定着された記録材20は機体外へ排出される。
[液体現像剤]
本実施形態では、分散媒質であるキャリアに分散媒質であるトナーを分散させた液体現像剤を用いる。液体現像剤は、シリコン溶媒、炭化水素、エーテル類、等からなるキャリアに、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の顔料を内包する中心粒径1μmの樹脂粒子であるトナーが分散されており、必要に応じてトナー分散剤、帯電制御剤、等が添加され、その体積抵抗率が1E+10Ω・cm以上となっている。
キャリアとしては、前述のものに限られず、例えば、紫外線硬化能を有するモノマー等も使用可能である。液体現像剤を占めるトナーの割合(以下T/Dと称する)は1〜10wt%であり、液体現像剤の粘度は0.5〜100cPである。尚、本実施形態では負帯電性のトナーを用いる。
[画像形成部、中間転写ユニット]
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像を形成する画像形成部PY〜PBk、および、中間転写ユニット5について説明する。但し、画像形成部Y〜Bkの現像装置は、用いるトナーの色が異なる他は同一に構成され、特に区別を要しない場合は同一のものとして説明する。
画像形成部は、感光ドラム3の周りに帯電装置4、露光装置2a、現像ローラ6、中間転写ユニット102、および、ドラムクリーニングブレード6が配置されている。感光ドラム3は、ドラム状の光導電体である。本実施形態では、アルミニウムの導電性シリンダの外周面にアモルファスシリコンの感光層が形成されているものを使用したが、有機光導電体(OPC)を用いてもよい。本実施形態では、感光ドラム3は外径が84mm、長手幅(回転軸線方向の長さ)が380mmのものを使用した。感光ドラム3は、不図示の駆動手段によって、一定のプロセススピード(例えば周速度500mm/秒)で矢印R1方向に回転される。尚、一般的に、感光ドラム3、現像ローラ6、中間転写ベルト10は、いずれも略同一のプロセススピードで駆動される。
帯電装置4はスコロトロン方式のコロナ帯電器であり、感光ドラム3の表面を一様な負極性の暗部電位(例えば−500V)に帯電させる。コロナ帯電器は、アルミニウム等の金属でシールドされた直径50〜100μm程度のタングステン製やステンレス製の放電線に、不図示の高圧電源により直流電圧が印加されることにより、感光ドラム3の表面を帯電する。
露光装置2aはレーザースキャナーユニットであり、帯電された感光ドラム3の表面を画像露光する。レーザースキャナーユニットは、各色の分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザー光2bをレーザー発光素子から発生させ、回転ミラーを用いて帯電された感光ドラム3の表面にレーザー光2bを走査する。感光ドラム3の表面の露光部に於いて電位降下が生じ、明部電位(例えば−100V)が形成される。これにより、画像情報に対応した静電潜像が感光体ドラム3の表面上に形成される。
現像ローラ6は、液体現像剤を用いて感光ドラム3の表面に形成された静電潜像を現像する。現像ローラ6は、不図示の駆動手段により矢印b方向に回転される。現像ローラ6は不図示の高圧電源により前述の暗部電位と明部電位との中間値をとる現像バイアス(例えば−300V)が印加される。液体現像剤はミキサー7に於いてT/D調整、および、撹拌された後、循環ポンプ8により循環系9を経て供給トレイ5に供給される。
現像ローラ6は感光ドラム3に当接し、ニップ部を形成する。液体現像剤がニップ部に到達すると、現像バイアスよりも相対的に正極性の電位である明部電位が形成された箇所に於いてトナーが感光ドラム3に移動し、静電潜像が反転現像され、トナー像が形成される。ニップ部通過後に現像ローラ6上に残留したトナーは不図示の現像クリーニングローラにより静電的に回収される。
1次転写ローラ11は中間転写ベルト10を挟み込むように感光ドラム3に当接して1次転写ニップを形成し、不図示の1次転写高圧電源により所定の電流(例えば100μA)が流れるように正極性の1次転写バイアス(例えば800V)が印加される。これにより1次転写ニップに電界が形成され、感光ドラム3上のトナー像が中間転写ベルト10に移動し、トナー像が1次転写される。
ブレード13は感光ドラム3に当接し、1次転写ニップ通過後に感光ドラム3上に残留したトナーを機械的に掻き取るようにして感光ドラム3を清掃する。
上述の方法でYに於いて形成されるイエローのトナー画像が1次転写されると、同様にしてM〜Bkに於いて形成されるマゼンタ、シアン、ブラックのトナー像は中間転写ベルト10の上のイエローのトナー像に位置を重ねて1次転写される。
2次転写ローラ28は中間転写ベルト10を挟み込むように対向ローラ27に当接し、2次転写ニップを形成し、不図示の高圧電源により正極性の2次転写バイアス(例えば1500V)が印加され、これにより2次転写ニップに電界が形成される。
記録材カセット17からピックアップローラ18で、引き出した記録材20をレジストレーションローラ19へ送り出す。レジストレーションローラ19は、停止状態で記録材20を受け入れて待機させ、中間転写ベルト10のトナー像にタイミングを合わせて2次転写ニップへ記録材20を送り出す。
記録材20が2次転写ニップに導入されると、中間転写ベルト10上のトナーは記録材に移動し、トナー像が2次転写される。
中間転写ベルト10上には、記録材20に転写されるトナー像以外に、濃度検査用のトナー像や色ずれ検査用のトナー像も転写される。これら濃度検査用のトナー像や色ずれ検査用のトナー像は、記録材20には転写されず、不図示の2次転写ローラへ転写される。2次転写ローラへ転写されたトナー像は、不図示のクリーニング部材により2次転写ローラから除去される。
[転写ベルトクリーニング部]
以下、本実施形態の特徴である転写ベルトクリーニング部40の構成について、説明する。
中間転写体である中間転写ベルト10は一定の厚みのフィルム状の無端ベルトであり、ポリイミド、或いは、ポリアミド、等の樹脂やそれらのアロイにカーボンブラック等の帯電防止剤を適量含有させたものを用いる。中間転写ベルト10の表面抵抗率は1E+9〜1E+13Ω/□となるように形成されており、厚みは0.04〜1mmのものを用いる。
転写ベルトクリーニング部40では、中間転写ベルト10のトナー像面側に、帯電装置49と第1のクリーニングローラ部材42と第2のクリーニングローラ部材45を配置する。帯電装置49は、例えば帯電装置4のようなコロナ帯電器が用いられる。対向ローラ48は、金属製または金属製の芯金にウレタンゴムが被覆されたものを用い、金属部分は接地されている。第1のクリーニングローラ部材42は金属製であり、例えばステンレスなどを用いる。第1の対向ローラ41は対向ローラ48と同様の構成を用いる。第2のクリーニングローラ部材45は第1のクリーニングローラ部材42と同様の構成を用い、第2の対向ローラ44は第1の対向ローラ41と同様の構成を用いる。
帯電装置49と第1のクリーニングローラ部材42と第2のクリーニングローラ部材45の配置順と印加電圧に対するトナーと紙粉の回収性能の関係を、表1、2に示す。実験条件は、第1のクリーニングローラ部材42と第2のクリーニングローラ部材45の直径が20mm、回転速度は500mm/secである。
また帯電装置49の副走査方向の幅は20mmである。帯電装置49のグリッドバイアス、第1のクリーニングローラ部材42と第2のクリーニングローラ部材45の印加電圧は、以下に示す参考特許文献に係る表3を参考にして各々500V、‐1000V、‐1000V、あるいは−500V、+1000V、+1000Vで実施した。
中間転写ベルト10上に残留するトナー量は40mg/cm、紙粉量は1mg/cm、帯電装置49で帯電される前のトナーの帯電量は−20μC/g、紙粉の帯電量は+10μC/gである。
表1及び表2から、帯電装置49でトナーと紙粉を負ないし正極性に帯電させ、帯電装置49と逆極性の電圧を印加した第1のクリーニングニップで紙粉とトナーを静電的に回収し、第1のクリーニングニップで紙粉が挟まる際にすり抜けるトナーを第2のクリーニングニップで回収する方式が最も回収性能が高いことが分かった。
より詳細な説明を、以下に示す。帯電装置49通過前の紙粉の帯電量+10μC/gが帯電装置49のグリッドバイアス500V印加により50μC/g以上に帯電され、‐1000Vが印加された第1のクリーニングローラ部材42で回収される。トナーに関しても、帯電装置49通過前のトナーの帯電量‐20μC/gが帯電装置49のグリッドバイアス500V印加により50μC/g以上に帯電され、‐1000Vが印加された第1のクリーニングローラ部材42、第2のクリーニングローラ部材45で回収される。
帯電装置49のグリッドバイアスが−500Vの場合も同様にトナー、紙粉とも−50μC/g以下に帯電され、+1000Vの第1のクリーニングローラ部材42、第2のクリーニングローラ部材45で回収される。本検討の結果、トナーと紙粉はある一定の帯電をさせることで、一定のバイアスで回収することができることが確認できた。なお、本条件は、ある一定条件のもとで評価したため、紙粉並びにトナーの種類や量によっては、帯電電位並びに回収電位を最適化する必要がある。
以下、中間転写ベルト10の搬送方向上流から帯電装置49、第1のクリーニングニップ、第2のクリーニングニップの構成で本実施形態を説明する。中間転写ベルト10は、2次転写ニップを通過し、トナー像面側に転写残トナーと紙粉が付着した状態で転写ベルトクリーニング部40に到達した後、帯電装置49と対向ローラ48とで形成されるギャップへと侵入する。帯電装置49には、負極性のグリッドバイアスが高圧電源により(例えば500V)が印加される。これにより帯電装置49と対向ローラ48とで形成されるギャップを通過する中間転写ベルト10上の紙粉や転写残トナーは負極性に帯電する。
帯電装置49を通過した中間転写ベルト10は、第1のクリーニングローラ部材42と第1の対向ローラ41とで形成される第1のクリーニングニップへと侵入する。本実施形態では、図1においては、第1のクリーニングローラ部材42には正極性のクリーニングバイアスが高圧電源により(例えば1500V)が印加され、これにより第1のクリーニングニップに電界が形成される。第1のクリーニングニップを通過することで、帯電装置49で負帯電した中間転写ベルト10に残留したトナーと紙粉は第1のクリーニングローラ部材に静電的に回収される。
第1のクリーニングローラ部材に回収されたトナーと紙粉は、スクレーパ43によって第1のクリーニングローラ部材42から掻きとられる。スクレーパ43は、薄いシート上であり、ステンレスなどの金属、或いはポリエステル等の樹脂を用いる。スクレーパ43で掻きとられたトナーは、重力によって転写ベルトクリーニング容器47へと落下し、不図示の回収装置へと回収される。
第1のクリーニングローラ部材42と第1の対向ローラ41とで形成される第1のクリーニングニップを通過した中間転写ベルト10は、第2のクリーニングローラ部材45と第2の対向ローラ44とで形成される第2のクリーニングニップへと侵入する。第2のクリーニング部材45には正極性のクリーニングバイアスが高圧電源により(例えば1000V)が印加され、これにより第2のクリーニングニップに電界が形成される。第1のクリーニングニップで紙粉回収時にすり抜けるトナーを第2のクリーニングニップで静電的に回収する。なお、帯電装置49に正極性の電圧を印加し、第1のクリーニング部材と第2のクリーニング部材に負極性の電圧を印加する構成としてもよい。
(第2の実施形態)
続いて、第2の実施形態について説明する。本実施形態は、2次転写の構成が2次転写ベルトユニット50を用いる点で第1の実施形態と異なる。2次転写ベルトユニット50の構成について、図3を用いて説明する。それ以外の構成は第1の実施形態と同様のため、説明を省略する。
[2次転写ベルト]
2次転写ベルト60は一定の厚みのフィルム状の無端ベルトであり、ポリイミド、或いは、ポリアミド、等の樹脂やそれらのアロイにカーボンブラック等の帯電防止剤を適量含有させたものを用いる。2次転写ベルト60の表面抵抗率は1E+9〜1E+13Ω/□となるように形成されており、厚みは0.04〜0.1mmのものを用いる。
2次転写ベルトユニット50は、2次転写ベルト60を、2次転写ベルト駆動ローラ51、2次転写ローラ28、分離ローラ58、テンションローラ55に掛け渡す。2次転写ベルト60が弛まないように2次転写ベルト駆動ローラ55を所定の力で外向きに加圧することで2次転写ベルト60にテンションを付与し、2次転写ベルト駆動ローラ51が不図示の駆動手段で回転駆動されることで2次転写ベルト60を回転させる。
2次転写ローラ28は2次転写ベルト60と中間転写ベルト10とを挟み込むように対向ローラ27に当接し、2次転写ニップを形成し、不図示の高圧電源により正極性の2次転写バイアス(例えば1500V)が印加され、これにより2次転写ニップに電界が形成される。記録材20が2次転写ニップに導入されると、中間転写ベルト10上のトナーは記録材に移動し、トナー像が2次転写される。記録材20に転写されるトナー像以外の濃度検査用のトナー像や色ずれ検査用のトナー像は、2次転写ベルト60に転写される。
[2次転写ベルトクリーニング]
図3を用いて、本実施形態の2次転写ベルトクリーニングの構成について説明する。
2次転写ベルト60に転写されたトナー像と紙粉は、第2の帯電装置59と2次転写ベルト駆動ローラ55とで形成されるギャップへと侵入する。第2の帯電部材59には、負極性の電圧を印加することにより、トナー像と紙粉は負極性に帯電する。帯電装置59は、例えば帯電装置4のようなコロナ帯電器が用いられる。2次転写ベルト駆動ローラ55は、金属製の芯金にウレタンゴムが被覆されたものを用い、金属部分は接地されている。ウレタンゴムの厚さは0.01mm〜0.1mmである。
2次転写ベルト60のトナー像面側に第3のクリーニングローラ部材52が当接し、2次転写ベルト60の裏面側から2次転写ベルトローラ51とで第3のクリーニングニップを形成する。第3のクリーニングローラ部材52は金属製であり、例えばステンレスなどを用いる。2次転写ベルトローラ51は、第一の対向ローラ41と同様の構成を用いる。第3のクリーニングローラ部材52には、正極性の電圧を印加する。
本実施形態では、第3のクリーニングローラ部材52には正極性のクリーニングバイアスが高圧電源により(例えば1500V)が印加され、これにより第3のクリーニングニップに電界が形成される。帯電部材59で負極性に帯電した2次転写ベルト60上のトナーと紙粉は、第3のクリーニングニップを通過することで、第3のクリーニングローラ部材52に静電的に回収される。
第3のクリーニングローラ部材に回収されたトナーは、スクレーパ53によって第三のクリーニングローラ部材52から掻きとられる。スクレーパ53は、薄いシート上であり、ステンレスなどの金属、或いはポリエステル等の樹脂を用いる。スクレーパ53で掻きとられたトナーは、重力によって不図示の2次転写ベルトクリーニング容器へと落下し、回収される。
2次転写ベルト60のトナー像面側であり、第3のクリーニングローラ部材52の下流側に第4のクリーニングローラ部材56が当接し、2次転写ベルト60の裏面側から2次転写ベルト駆動ローラ54とで第4のクリーニングニップを形成する。第4のクリーニングローラ部材56は第1のクリーニングローラ部材42と同様の構成を用い、2次転写ベルト駆動ローラ54は第2の対向ローラ44と同様の構成を用いる。第4のクリーニング部材56には正極性のクリーニングバイアスが高圧電源により(例えば1000V)が印加され、これにより第四のクリーニングニップに電界が形成される。第四のクリーニングニップでは、第3のクリーニングニップの紙粉回収時にすり抜けるトナーが静電的に回収される。
1 画像形成装置、10 中間転写ベルト、27 バックローラ、
28 2次転写ローラ、3 感光ドラム、40 中間転写ベルトクリーニング装置、
42 第1のクリーニングローラ部材、45 第2のクリーニングローラ部材、
49 帯電装置、50 2次転写ベルトユニット、
52 第3のクリーニングローラ部材、56 第4のクリーニングローラ部材、
59 第2の帯電装置

Claims (3)

  1. トナー粒子とキャリア液とを含む液体現像剤によりトナー像が形成される像担持体と、
    1次転写部に於いて前記像担持体から前記トナー像が転写される中間転写ベルトと、
    前記トナー像が前記中間転写ベルトから媒体に転写される2次転写部を形成する転写ローラと、
    を備え、
    前記中間転写ベルト上のトナー像面側に対向させて第1のクリーニングローラ部材と第2のクリーニングローラ部材と帯電部材とを備え、
    前記帯電部材は前記第1のクリーニングローラ部材及び前記第2のクリーニングローラ部材の上流側にあることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1のクリーニングローラ部材と前記第2のクリーニングローラ部材には同極性の電圧を印加し、前記帯電部材には第1のクリーニングローラ部材及び第2のクリーニングローラ部材と逆極性の電圧を印加することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記2次転写部に於いて前記中間転写ベルトから前記トナー像が転写される2次転写ベルトを備え、前記2次転写ベルト上のトナー像面側に対向させて第2の帯電部材と第3のクリーニングローラ部材と第4のクリーニングローラ部材を備え、前記第3のクリーニングローラ部材と前記第4のクリーニングローラ部材には同極性の電圧を印加し、前記帯電部材には第3のクリーニングローラ部材及び第4のクリーニングローラ部材と逆極性の電圧を印加することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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