JP2020085646A - 電源断時異常状態検出装置および電源断時異常状態検出方法 - Google Patents

電源断時異常状態検出装置および電源断時異常状態検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020085646A
JP2020085646A JP2018220044A JP2018220044A JP2020085646A JP 2020085646 A JP2020085646 A JP 2020085646A JP 2018220044 A JP2018220044 A JP 2018220044A JP 2018220044 A JP2018220044 A JP 2018220044A JP 2020085646 A JP2020085646 A JP 2020085646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abnormal state
antenna
radiation noise
electronic device
state detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018220044A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6674168B1 (ja
Inventor
北尾 耕司
Koji Kitao
耕司 北尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2018220044A priority Critical patent/JP6674168B1/ja
Priority to PCT/JP2019/039441 priority patent/WO2020110465A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6674168B1 publication Critical patent/JP6674168B1/ja
Publication of JP2020085646A publication Critical patent/JP2020085646A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R29/00Arrangements for measuring or indicating electric quantities not covered by groups G01R19/00 - G01R27/00
    • G01R29/08Measuring electromagnetic field characteristics
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/30Means for acting in the event of power-supply failure or interruption, e.g. power-supply fluctuations

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Power Sources (AREA)

Abstract

【課題】電子機器の主要電源断時の異常状態を検出すること。【解決手段】アンテナは、電子機器の回路基板上のデバイスから放射される放射ノイズを受信するアンテナ素子と、このアンテナ素子に接続され、共振周波数を調整可能な共振回路とを含み、放射ノイズを表す受信信号を出力する。センサは、受信信号を監視して、電子機器の主要電源断時の異常状態を検知する。【選択図】図3

Description

本発明は、電源断時異常状態検出装置および電源断時異常状態検出方法に関する。
現状では、電子機器が予期せずにその主要電源が断に至った場合に、その要因を特定するための情報が限られている。そのために、主要電源断の要因の解析に時間を要しているのが現状である。詳述すると、既存技術においても、電子機器内で動作している各デバイスの電圧値や電流値に異常が発生したという情報を取得することは可能である。しかしながら、なぜ電子機器の主要電源に異常が発生したのかを知るための更なる情報を得ることは難しい。
本発明に関連する先行技術文献が、種々、知られている。
例えば、特許文献1は、同じ周波数の信号出力源が近傍位置に複数設けられていても、ノイズ源となっている信号の出力源を明確に識別できる「ノイズ源探査システム」を開示している。ノイズ源探査システムは、放射ノイズ検知手段、増幅手段、受信波形観測手段、演算処理手段、高調波リターン経路短縮化モジュールより成る。放射ノイズ検知手段は、小型ループアンテナや電流プローブ等で構成され、動作中の被測定基板から空間へ放射される放射ノイズをアナログ電気信号として取得する。増幅手段は、S/N比の良い増幅装置等で構成され、放射ノイズ検知手段からの電気信号を増幅する。受信波形観測手段は、受信信号をA/D変換してデジタルデータとして処理できるデジタルオシロスコープ等で構成され、放射ノイズ検知手段により検知されたノイズ波形(任意のノイズ周波数における振幅変化を時系列に表示した波形)をリアルタイムで確認でき、ノイズ波形取得手段としての機能を備える。演算処理手段は、パーソナルコンピュータ等で構成され、受信波形観測手段よりデジタルデータとしてノイズ信号を受け取り、データ加工・表示・判定等の処理を行う。
高調波リターン経路短縮化モジュールは、被測定基板に設けられる信号出力源の周波数に基づき、ノイズ波形取得手段が取得対象としたノイズ周波数に対応する高調波が流れる可能性のある信号線を選定し、その信号線の任意箇所である検査対象部位に設けることで、ノイズ周波数に対応する高調波のリターン経路を短縮化する。高調波リターン経路短縮化モジュールを用いて、ノイズ源となる信号の高調波を短縮化したリターン経路で戻す部位を変えてゆけば、放射ノイズ検知手段により検知される放射ノイズのレベル変化から、ノイズの発生源を特定することが可能である。
特許文献2は、パッシブワイヤレスセンサを励起し、パッシブワイヤレスセンサからデータを感知する「ワイヤレスセンサリーダ」を開示している。この特許文献2において、リーダは、センサの共振周波数またはこれに近似する無線周波数(RF)パルス等の信号を送信することによって、センサを励起することができる。センサは、リーダからの励起パルスに応答して、短時間リング信号を放射する。
センサは、独自の電源を有さないパッシブデバイスであり、センサの共振周波数又はこれに近似する励起信号に応答して、リング信号を放射可能である。センサは、特定のパラメータを感知するように構成される。センサは、感知パラメータに基づいて変化する固定インダクタおよびコンデンサを含む。可変容量又はインダクタンスは、センサの共振周波数を変化させる。センサの少なくとも誘導性素子は、センサのアンテナとしても機能し、リーダに配置される別のアンテナへ、かつ、これからエネルギーをつなぐ。
また、特許文献3は、入出力装置と機器本体との間で、非接触で電力の供給と信号の伝送を電磁誘導で実現する技術的思想を開示している。入出力装置の共振回路と機器本体の本体側共振回路は、対向するように配置されており、電磁誘導により電磁的に結合している。入出力装置の共振回路のインダクタンスとキャパシタンスの値は、機器本体の通信回路が本体側共振回路のインダクタンスに流す電流の周波数に応じて共振回路で共振が生じるような値に設定される。
特許文献4は、複雑な手順を踏むことなく電磁波を検出でき、しかも、当該電磁波が複数検出された場合もその特定が容易で、更に、その周囲に配置した回路に影響を及ぼさない回路の内部信号を検出する方法を開示している。特許文献4において、プリント基板上に、回路と独立して共振発生手段が設けられる。共振発生手段は、信号増幅および周波数選択用の共振回路を有する。共振回路は、プリント基板の表面上に印刷され、並列に接続されたコイルパターンとコンデンサパターンとを有し、その一方が送信アンテナ部に繋がる。送信アンテナ部は、共振回路の共振周波数に応じた周波数の電磁波を発信する。回路の内部信号として電気信号が流れると、共振発生手段の共振回路は、電気信号による影響を受けて共振し、共振回路に繋がる送信アンテナ部から共振周波数に応じた周波数の電磁波を発信する。
特開2018−077144号公報 特表2013−522932号公報 特開2009−130416号公報 特開2008−089556号公報
前述したように、予期せずに電子機器の主要電源が切れた場合は、異常な電源シーケンスで主要電源が落ちたという情報あるいは、電子機器内部の各デバイスの電圧値や電流値が異常値を示したというだけの情報しか得られないのが現状である。電子機器が保有している通常のアラーム検出回路では検出できない要因で主要電源が切れてしまうため、要因分析に有効なログが残らず、原因解明には至らないケースが多い。
また近年の電子機器は、低消費電力化のために、負荷レベルに合わせて各デバイスの動作周波数を変える仕様となっている。しかしながら、予期せずに電子機器の主要電源が切れた場合に各デバイスがどの周波数帯で動作していたか、という情報を収集する手段がないのが現状である。
一方、特許文献1〜4には、それぞれ、次に述べるような問題がある。
特許文献1では、ノイズ源を特定するためには、専用の高調波リターン経路短縮モジュールを必要とする。
特許文献2では、ワイヤレスセンサリーダが、パッシブワイレスセンサを励起するために、パッシブワイヤレスセンサの共振周波数又はこれに近似する無線周波数の励起パルスを送信する必要がある。
特許文献3は、単に、非接触で電力の供給と信号の伝送を電磁誘導で実現する技術的思想を開示しているに過ぎない。
特許文献4は、回路の内部信号を非接触で検出するために、その回路の近傍に、共振回路と送信アンテナ部とから成る共振発生手段が必要である。
本発明の目的は、上述した課題を解決する、電源断時異常状態検出装置および電源断時異常状態検出方法を提供することにある。
本発明の第1の態様として、電源断時異常状態検出装置は、電子機器の回路基板上のデバイスから放射される放射ノイズを受信するアンテナ素子と、該アンテナ素子に接続され、共振周波数を調整可能な共振回路とを含み、前記放射ノイズを表す受信信号を出力するアンテナと;前記受信信号を監視して、前記電子機器の主要電源断時の異常状態を検知するセンサと;を含む。
本発明の第2の態様として、電源断異常状態検出方法は、電子機器の回路基板上のデバイスから放射される放射ノイズを、共振周波数を調整可能な共振回路を含むアンテナのアンテナ素子で受信し、前記受信した放射ノイズを、センサで監視して前記電子機器の主要電源断時の異常状態を検知する。
本発明によれば、電子機器の主要電源断時の異常状態を検出することができる。
関連技術である電源断時異常状態検出装置の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の実施形態に係る電源断時異常状態検出装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る電源断異常状態検出装置の概略構成を示す斜視図である。 図3に示した電源断異常状態検出装置に用いられる、アンテナ及びセンサの構成例を示す回路図である。 ある電子機器の回路基板から放射される放射ノイズを、回路基板の直近でスペクトルアナライザを用いて計測した例を示す図である。 本発明の第2の実施例に係る電源断異常状態検出装置の概略構成を示す断面図である。
最初に、本発明の概要について説明する。
[関連技術]
図1は、関連技術である電源断時異常状態検出装置を示す概略ブロック図である。
図1に示されるように、関連技術では、電子機器のデバイス2から直接、監視回路20に電圧値や電流値、電源シーケンスの情報が供給されて、監視回路20で主要電源断時の異常状態を検出していた。
関連技術では、予期せずに電子機器の主要電源が切れた場合、異常な電源シーケンスで主要電源が落ちたという情報あるいは、電子機器内部の各デバイス2の電圧値や電流値が異常値を示したというだけの情報しか得られない。電子機器が保有している通常のアラーム検出回路では検出できない要因で主要電源が切れてしまうため、要因分析に有効なログが残らず、原因解明には至らないケースが多い。
また近年の電子機器は、低消費電力化のために、負荷レベルに合わせて各デバイス2の動作周波数を変える仕様となっている。予期せずに電子機器の主要電源が切れた場合に、各デバイス2がどの周波数帯で動作していたか、という情報を収集する手段はないのが現状である。
そこで、本発明者は、各デバイスがどういった周波数で動作しているときに、或いはどういう周波数帯のノイズが変動したときに、電子機器の主要電源が断に至ったのかという情報が得られれば、新たな観点で主要電源断の要因を分析することが可能となり、解析時間の短縮が見込まれる筈であると思料した。
したがって、本発明は、予期せずに電子機器の主要電源が切れてしまう障害に至った場合に、電子機器内部の各デバイスから放射される放射ノイズの周波数帯やレベルを監視することで、どのデバイスがどういう動作状態になっていたかの情報を得ることを目的とする。
図2は、本発明の実施形態に係る電源断時異常状態検出装置の概略構成を示すブロック図である。
図示の電源断時異常状態検出装置は、アンテナ4と、センサ5とを備える。アンテナ4は、アンテナ素子(後述する)と、共振回路(後述する)とを含む。共振回路は、アンテナ素子に接続され、アンテナ4の共振周波数を調整可能である。
アンテナ素子は、電子機器内部のデバイス2から放射される放射ノイズを受信する。デバイス2は、主要電源を生成する電源生成回路であってもよい。アンテナ4は、放射ノイズを表す受信信号を出力する。センサ5は、受信信号を監視して、電子機器の主要電源時の異常状態を検知する。
なお、デバイス2には、主要電源21から主要電力が供給されている。センサ5には、待機系電源22から待機電力が供給されている。待機系電源22は、バックアップ用電源であってよい。
次に、本発明の実施形態の効果について説明する。
第1の効果は、微弱な放射ノイズでも効率よく受信できることである。その理由は、電子機器内部のデバイス2の直近にアンテナ4を設置して、アンテナ4の共振周波数を共振回路によって、それぞれのデバイス2の動作周波数に合わせているからである。
第2の効果は、予期せずに電子機器の主要電源21が切れてしまう障害が発生したときの各デバイス2の動作周波数状態を把握することができることである。その理由は、アンテナ4から受信した放射ノイズのレベルをセンサ5で監視しているからである。
第3の効果は、電子機器内部で生成及び放射される各周波数帯の放射ノイズの異常を検出することができることである。その理由は、電子機器内に共振回路を含むアンテナ4を設置し、そのアンテナ4の受信信号をセンサ5で監視しているからである。
第4の効果は、複数の周波数帯を監視できることである。その理由は、共振回路の定数を変えてアンテナ4の共振周波数を変えているからである。
第5の効果は、電子機器の主要電源21の断時に、デバイス2がどの周波数で動作していたか、或いは正常動作時には発生しない周波数帯のノイズが発生していなかったか、といった情報を得ることができることである。その理由は、電子機器の主要電源21の断時の異常状態を監視するセンサ5に、待機系電源22から待機電力を供給しているからである。
次に、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図3は、本発明の第1の実施例に係る電源断異常状態検出装置の概略構成を示す斜視図である。
共振回路(後述する)を含むアンテナ4は、電子機器内のマザーボードなどの回路基板1上のデバイス2から放射される放射ノイズ3を受信する。アンテナ4は、放射ノイズを表す受信信号を出力する。センサ5は、受信信号を監視して、電子機器の主要電源断時の異常状態を検知する。
本第1の実施例は、空中に放射される放射ノイズを、特定の共振周波数に設定したアンテナ4で検知することを特徴とする。
図4は、アンテナ4及びセンサ5の構成例を示す回路図である。
図示のアンテナ4は、一般にモノポールアンテナと呼ばれるタイプのアンテナで、放射ノイズを検出する。アンテナ4は、アンテナ素子として、アンテナ導体6を有する。アンテナ4の共振回路11は、コイル7と、抵抗8と、抵抗8とGND9との間に挿入されたコンデンサ10とから成る。アンテナ素子6は、共振回路11を介して、センサ5に接続されている。
図4に示されるように、アンテナ素子6のアンテナ長を、放射ノイズ3の周波数の4分の1波長の長さに設定すると、効率よく放射ノイズ3を検出することができる。ここで、仮に検出すべき放射ノイズ3の周波数成分を240MHzに設定したいとする。この場合、アンテナ素子6のアンテナ長は、次の式で表される。
アンテナ長=光速(30万km/秒)÷周波数(240MHz)÷4
=31.25cm
電子機器内でこの31.25cmの長いアンテナ素子6を確保できないとする。この場合、共振回路11のコイル7やコンデンサ10の定数を調整することで、アンテナ4の共振周波数を、検出したい放射ノイズ3の周波数に合わせることが可能となる。
図5は、ある電子機器の回路基板1から放射される放射ノイズ3を、回路基板1の直近でスペクトルアナライザを用いて計測した例を示す図である。図5から、複数の周波数において、放射ノイズ3のピークが存在していることがわかる。
放射ノイズ3は一般に基本波の高調波成分を含んでおり、奇数倍の成分が強く出力されることが知られている。図5の240MHz付近のピークの場合、基本波80MHzに対して奇数の3倍の高調波として見えている例である。
電子機器内でアンテナ素子6のアンテナ長を確保できない場合は、高調波成分の高い周波数帯のノイズに共振周波数を合わせるようにアンテナ長を設定することで、放射ノイズ3を検出することも可能である。
図5の例では、基本波80MHzの5倍の高調波の400MHzの放射ノイズ3にターゲットを絞るとする。この場合、アンテナ素子6のアンテナ長は、次の式で表される。
アンテナ長=光速(30万km/秒)÷周波数(400MHz)÷4
=18.75cm
よって、アンテナ素子6を、より実現しやすいアンテナ長に設定することが可能となる。
ただし、放射ノイズ3は3倍、5倍と高調波成分の周波数が高くなるにつれて強度が大きく減少するため、3倍の高調波をターゲットにできるように、アンテナ素子6のアンテナ長を設定することが望ましい。
図4のセンサ5は、電子機器内の待機系電源或いはバックアップ電源から電力が供給されるようにしている。これにより、予期せずに電子機器の主要電源の断が発生しても、センサ5で検出した情報を、主要電源を復旧させたあとで参照することが可能となる。
図3のデバイス2から空中に放射される放射ノイズ3にはさまざまな周波数成分が含まれている。
そこで、本第1の実施例では、特に強く放射される放射ノイズ3の周波数帯に合わせるように、共振回路11を使用して、あらかじめアンテナ4の共振周波数を調整している。これにより、センサ5は、デバイス2が正常動作しているときと、デバイス2が動作しなくなったときの放射ノイズ3のレベルの変化を検出することが可能となる。
第1の実施例の効果は、予期せずに電子機器の主要電源が切れる障害が発生した場合の、要因切り分けが容易になることである。
アンテナを回路基板上で形成することも可能である。デバイスが実装されているエリアの内層の配線エリアにアンテナ配線を設けることで、空中で検出する前記第1の実施例より近い箇所で放射ノイズを検出することができる。
図6は、本発明の第2の実施例に係る電源断異常状態検出装置の概略構成を示す断面図である。
図示の電源断異常状態検出装置では、回路基板として多層基板12を使用している。デバイス13は、電子機器内部の多層基板12上に実装されている。アンテナ素子15は、多層基板12の内層に形成されている。アンテナ素子15は、デバイス13から放射される放射ノイズ14を受信する。
詳述すると、デバイス13が実装されている箇所の多層基板12の内層に、アンテナ素子として配線15を配置している。配線(アンテナ素子)15には、共振回路16が接続されている。アンテナ素子15と共振回路16との組み合わせは、アンテナ(15、16)を構成する。アンテナ(15、16)には、センサ17が接続される。
アンテナ素子15の長さと共振回路16の定数とを調整することで、アンテナ(15,16)の共振周波数を設定する。
デバイス13から放射される放射ノイズ14をアンテナ(15、16)で効率よく受信して、センサ17に伝えることで、デバイス13の動作状態の変化を検出することができる。
以上、実施形態および実施例を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
本発明の活用例として、サーバやファクトリコンピュータといった24時間稼働するような電子機器で、人が常駐していない装置のRAS(reliability, availability, serviceability)機能として本発明の利用が考えられる。
1 回路基板
2 デバイス
3 放射ノイズ
4 アンテナ
5 センサ
6 アンテナ素子(アンテナ導体)
7 コイル
8 抵抗
9 GND
10 コンデンサ
11 共振回路
12 多層基板(回路基板)
13 デバイス
14 放射ノイズ
15 アンテナ素子(アンテナ配線)
16 共振回路
17 センサ
20 監視回路
21 主要電源
22 待機系電源
本発明の第1の態様として、電源断時異常状態検出装置は、電子機器の回路基板上のデバイスから放射される放射ノイズを受信するアンテナ素子と、該アンテナ素子に接続され、共振周波数を調整可能な共振回路とを含み、前記放射ノイズを表す受信信号を出力するアンテナと;前記受信信号を監視して、前記電子機器の主要電源した時の前記電子機器の異常状態を検知するセンサと;を含み、前記センサは、前記電子機器内の待機系電源から電力が供給されている
本発明の第2の態様として、電源断時異常状態検出方法は、電子機器の回路基板上のデバイスから放射される放射ノイズを、共振周波数を調整可能な共振回路を含むアンテナのアンテナ素子で受信し、前記受信した放射ノイズを、前記電子機器内の待機系電源から電力が供給されているセンサで監視して前記電子機器の主要電源した時の前記電子機器の異常状態を検知する。
本発明によれば、電子機器の主要電源した時の電子機器の異常状態を検出することができる。
関連技術である電源断時異常状態検出装置の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の実施形態に係る電源断時異常状態検出装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る電源断時異常状態検出装置の概略構成を示す斜視図である。 図3に示した電源断時異常状態検出装置に用いられる、アンテナ及びセンサの構成例を示す回路図である。 ある電子機器の回路基板から放射される放射ノイズを、回路基板の直近でスペクトルアナライザを用いて計測した例を示す図である。 本発明の第2の実施例に係る電源断時異常状態検出装置の概略構成を示す断面図である。
アンテナ素子は、電子機器内部のデバイス2から放射される放射ノイズを受信する。デバイス2は、主要電源を生成する電源生成回路であってもよい。アンテナ4は、放射ノイズを表す受信信号を出力する。センサ5は、受信信号を監視して、電子機器の主要電源断時の異常状態を検知する。
図3は、本発明の第1の実施例に係る電源断時異常状態検出装置の概略構成を示す斜視図である。
図6は、本発明の第2の実施例に係る電源断時異常状態検出装置の概略構成を示す断面図である。
図示の電源断時異常状態検出装置では、回路基板として多層基板12を使用している。デバイス13は、電子機器内部の多層基板12上に実装されている。アンテナ素子15は、多層基板12の内層に形成されている。アンテナ素子15は、デバイス13から放射される放射ノイズ14を受信する。
本発明の第1の態様として、電源断時異常状態検出装置は、負荷レベルに合わせて各デバイスの動作周波数を変える仕様となっている電子機器の回路基板上の前記デバイスから放射される放射ノイズを受信するアンテナ素子と、該アンテナ素子に接続され、共振周波数を調整可能な共振回路とを含み、前記放射ノイズを表す受信信号を出力するアンテナと;前記受信信号を監視して、前記電子機器の主要電源が断した時の前記電子機器の異常状態を検知するセンサと;を含み、前記センサは、前記電子機器内の待機系電源から電力が供給されており、前記受信信号から、前記放射ノイズの周波数帯およびレベルを監視して、前記主要電源が断したときの前記電子機器の異常状態として前記デバイスの動作周波数状態を検知する。
本発明の第2の態様として、電源断時異常状態検出方法は、負荷レベルに合わせて各デバイスの動作周波数を変える仕様となっている電子機器の回路基板上のデバイスから放射される放射ノイズを、共振周波数を調整可能な共振回路を含むアンテナのアンテナ素子で受信し、前記受信した放射ノイズの周波数帯およびレベルを、前記電子機器内の待機系電源から電力が供給されているセンサで監視して前記電子機器の主要電源が断した時の前記電子機器の異常状態として前記デバイスの動作周波数状態を検知する。

Claims (10)

  1. 電子機器の回路基板上のデバイスから放射される放射ノイズを受信するアンテナ素子と、該アンテナ素子に接続され、共振周波数を調整可能な共振回路とを含み、前記放射ノイズを表す受信信号を出力するアンテナと、
    前記受信信号を監視して、前記電子機器の主要電源断時の異常状態を検知するセンサと、
    を含む、電源断時異常状態検出装置。
  2. 前記センサは、前記電子機器内の待機系電源から電力が供給されている、請求項1に記載の電源断時異常状態検出装置。
  3. 前記センサは、前記受信信号から、前記放射ノイズの周波数帯およびレベルを監視する、請求項1又は2に記載の電源断時異常状態検出装置。
  4. 前記アンテナ素子は、前記回路基板の上部に配置されている、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電源断時異常状態検出装置。
  5. 前記回路基板は、多層基板から成り、
    前記アンテナ素子は、前記多層基板の内層に形成されている、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電源断時異常状態検出装置。
  6. 電子機器の回路基板上のデバイスから放射される放射ノイズを、共振周波数を調整可能な共振回路を含むアンテナのアンテナ素子で受信し、
    前記受信した放射ノイズを、センサで監視して前記電子機器の主要電源断時の異常状態を検知する、
    電源断異常状態検出方法。
  7. 前記センサは、前記電子機器内の待機系電源から電力が供給されている、請求項6に記載の電源断時異常状態検出方法。
  8. 前記センサは、前記受信した放射ノイズの周波数帯およびレベルを監視する、請求項6又は7に記載の電源断時異常状態検出方法。
  9. 前記アンテナ素子は、前記回路基板の上部に配置されている、請求項6乃至8のいずれか1項に記載の電源断時異常状態検出方法。
  10. 前記回路基板は、多層基板から成り、
    前記アンテナ素子は、前記多層基板の内層に形成されている、請求項6乃至8のいずれか1項に記載の電源断時異常状態検出方法。
JP2018220044A 2018-11-26 2018-11-26 電源断時異常状態検出装置および電源断時異常状態検出方法 Active JP6674168B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018220044A JP6674168B1 (ja) 2018-11-26 2018-11-26 電源断時異常状態検出装置および電源断時異常状態検出方法
PCT/JP2019/039441 WO2020110465A1 (ja) 2018-11-26 2019-10-07 電源断時異常状態検出装置および電源断時異常状態検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018220044A JP6674168B1 (ja) 2018-11-26 2018-11-26 電源断時異常状態検出装置および電源断時異常状態検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6674168B1 JP6674168B1 (ja) 2020-04-01
JP2020085646A true JP2020085646A (ja) 2020-06-04

Family

ID=70000967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018220044A Active JP6674168B1 (ja) 2018-11-26 2018-11-26 電源断時異常状態検出装置および電源断時異常状態検出方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6674168B1 (ja)
WO (1) WO2020110465A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7525224B1 (ja) 2023-03-02 2024-07-30 Necプラットフォームズ株式会社 検出装置、検出方法、およびプログラム

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0485177U (ja) * 1990-11-29 1992-07-23
JPH07159469A (ja) * 1993-12-06 1995-06-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 機器内部状態の計測・記録・再生評価装置
JPH08114530A (ja) * 1994-10-18 1996-05-07 Mitsubishi Motors Corp 電源故障検出装置
JPH08220165A (ja) * 1995-02-16 1996-08-30 Nec Corp 多層印刷配線板およびその製造方法
JPH11174130A (ja) * 1997-12-09 1999-07-02 Toshiba Corp 電子装置の診断装置
JP2000285202A (ja) * 1999-03-29 2000-10-13 Kokusai Electric Co Ltd 非接触icカードのリーダライタ装置の検査治具
JP2001153908A (ja) * 1999-11-29 2001-06-08 Totoku Electric Co Ltd Crtディスプレイ装置の故障箇所検出方法
JP2002071741A (ja) * 2000-08-25 2002-03-12 Sony Corp 電気機器の放電検出装置
JP2002168887A (ja) * 2000-12-04 2002-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 停電時異常評価装置
JP2002252868A (ja) * 2000-12-22 2002-09-06 Kuniaki Furukawa 携帯型無線端末
JP2004245709A (ja) * 2003-02-14 2004-09-02 Fuji Xerox Co Ltd 故障診断方法、故障診断システム、故障診断装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7002352B2 (en) * 2003-06-24 2006-02-21 General Motors Corporation Reference voltage diagnostic suitable for use in an automobile controller and method therefor

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0485177U (ja) * 1990-11-29 1992-07-23
JPH07159469A (ja) * 1993-12-06 1995-06-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 機器内部状態の計測・記録・再生評価装置
JPH08114530A (ja) * 1994-10-18 1996-05-07 Mitsubishi Motors Corp 電源故障検出装置
JPH08220165A (ja) * 1995-02-16 1996-08-30 Nec Corp 多層印刷配線板およびその製造方法
JPH11174130A (ja) * 1997-12-09 1999-07-02 Toshiba Corp 電子装置の診断装置
JP2000285202A (ja) * 1999-03-29 2000-10-13 Kokusai Electric Co Ltd 非接触icカードのリーダライタ装置の検査治具
JP2001153908A (ja) * 1999-11-29 2001-06-08 Totoku Electric Co Ltd Crtディスプレイ装置の故障箇所検出方法
JP2002071741A (ja) * 2000-08-25 2002-03-12 Sony Corp 電気機器の放電検出装置
JP2002168887A (ja) * 2000-12-04 2002-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 停電時異常評価装置
JP2002252868A (ja) * 2000-12-22 2002-09-06 Kuniaki Furukawa 携帯型無線端末
JP2004245709A (ja) * 2003-02-14 2004-09-02 Fuji Xerox Co Ltd 故障診断方法、故障診断システム、故障診断装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7525224B1 (ja) 2023-03-02 2024-07-30 Necプラットフォームズ株式会社 検出装置、検出方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020110465A1 (ja) 2020-06-04
JP6674168B1 (ja) 2020-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9958480B2 (en) Apparatus and method for a current sensor
JP6779270B2 (ja) 電磁エネルギー異常検出部及び処理部を有する集積回路
US20130003779A1 (en) Wireless measuring apparatus and wireless temperature measurement system
KR20070057874A (ko) 내장된 안테나 및 필터 장치 및 방법
US7755250B2 (en) Measuring sensor with at least one SAW (surface acoustic wave) element
KR102506325B1 (ko) 물체 검출 기능이 있는 무선 전력 시스템
JP6674168B1 (ja) 電源断時異常状態検出装置および電源断時異常状態検出方法
US20200106296A1 (en) Electric power generation or distribution asset monitoring
US8130080B2 (en) Transponder actuatable switching device
US20240280631A1 (en) Ic noise immunity detection device and ic noise immunity detection method
JP4848799B2 (ja) 接合部電流又は電圧検出及び調整機能を有する回路基板及びそれを実装した電子機器
CN102564284A (zh) 传感器组件和测量机器部件至传感器的接近度的方法
US20130119977A1 (en) Sensing element for sensor assembly
US8593156B2 (en) Sensor assembly and microwave emitter for use in a sensor assembly
Yambem et al. A new wireless sensor system for smart diapers
US20120326730A1 (en) Sensor assembly and microwave emitter for use in a sensor assembly
US20230127382A1 (en) Electromagnetic field sensor
JP2008129770A (ja) 無電源ワイヤレスモニタリングシステムと該システムに使用される子局
JP2687864B2 (ja) 飛翔物探索システム
JP6021213B2 (ja) 無線ガス検知システム、レクテナ
JP2004257770A (ja) 高周波電位検出装置
JP4671939B2 (ja) 回路の内部信号を検出する方法及び、それに用いる実装基板
EP1798862A1 (en) Output monitor circuit of a radio transmitter
JP2006245775A (ja) 無線通信機器
JP2006112791A (ja) マイクロ波電力のパワ−モニタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191010

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191226

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20191226

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20200109

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20200114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6674168

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150