JP2020085404A - 付加装置およびそれを備えた空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内機に付加装置を取り付ける場合に、在室者に圧迫感を与えないようにする。【解決手段】付加装置(50)は、背面に吸込口(36)を有して熱交換器(37)およびファン(38)を収容する天井吊り下げ型の空気調和装置(10)の室内機(30)に取り付けられる。付加装置(50)は、室内機(30)に追加機能を付与するための機能部品(56,57)を有しかつ室内機(30)の背面に取り付けられる。【選択図】図3

Description

本開示は、付加装置およびそれを備えた空気調和装置に関するものである。
従来より、室内空気を下方から吸い込む吸込口と、調和空気を室内に吹き出す吹出口とが形成されたケーシングを備えた天井吊り下げ型の空気調和装置の室内機(以下、単に室内機ともいう)が知られている(例えば、特許文献1)。この室内機では、ケーシングの下面に当該吸込口が形成されている。
特開2000−220878号公報
ところで、室内機の主な機能として例えば室内の温度調節があるが、室内機に追加機能を付与するための付加的なユニット(以下、付加装置)をケーシングに取り付けることも考えられる。ここで、ケーシングのうち吸込口が形成された面に付加装置を取り付けることがさらに考えられる。しかし、特許文献1の室内機では、吸込口がケーシングの下面に形成されており、当該下面に付加装置を取り付けると付加装置が下方に突き出た状態になって在室者が圧迫感を感じるおそれがある。
本開示の目的は、室内機に付加装置を取り付ける場合に、在室者に圧迫感を与えないようにすることにある。
本開示の第1の態様は、背面に吸込口(36)を有して熱交換器(37)およびファン(38)を収容する天井吊り下げ型の空気調和装置(10)の室内機(30)に取り付けられる付加装置(50)を対象とする。この付加装置(50)は、上記室内機(30)に追加機能を付与するための機能部品(56,57)を有しかつ上記室内機(30)の背面に取り付けられる。
第1の態様では、付加装置(50)によって室内機(30)に追加機能が付与される。一方、付加装置(50)は吸込口(36)が設けられた室内機(30)の背面に取り付けられるので、室内機(30)の下面(33)に取り付けられる場合に比べて、下方に突き出た状態になりにくい。したがって、付加装置(50)が室内機(30)に取り付けられた場合でも、在室者が圧迫感を感じにくくすることができる。なお、室内機(30)の「背面」とは、当該室内機(30)が備える複数の側面のうち吸込口(36)が形成された面のことをいう。
本開示の第2の態様は、上記第1の態様において、上記付加装置(50)の下面(53)は、上記室内機(30)の下面(33)と同じ平面上に、または該室内機(30)の下面(33)よりも上側に位置することを特徴とする。
第2の態様では、高さ方向において付加装置(50)の下面(53)が室内機(30)の下面(33)と同じ位置、または後者よりも高い位置にある。このため、付加装置(50)が下方に突き出ることがより回避され、さらには付加装置(50)が取り付けられた室内機(30)の圧迫感を低減すると共に視覚的な美感を高めることができる。なお、付加装置(50)および室内機(30)の「下面」とは、付加装置(50)および室内機(30)の設置状態において下を向く面のことをいう。
本開示の第3の態様は、上記第1または第2の態様において、上記付加装置(50)は、背面に設けられた吸込口(54)と、前面に設けられた空気出口(55)とを備え、上記付加装置(50)の空気出口(55)は、上記室内機(30)の吸込口(36)に連通することを特徴とする。
第3の態様では、室内空気は、付加装置(50)の吸込口(54)から吸い込まれ、付加装置(50)内を流れた後、付加装置(50)の空気出口(55)および室内機(30)の吸込口(36)を介して当該室内機(30)内に吸い込まれる。なお、付加装置(50)の「背面」とは、当該付加装置(50)が備える複数のユニット側板(52)のうち吸込口(54)が形成されたものの外面のことをいう。付加装置(50)の「前面」とは、当該付加装置(50)が備える複数のユニット側板(52)のうち空気出口(55)が形成されたものの外面のことをいう。
本開示の第4の態様は、空気調和装置(10)を対象とする。この空気調和装置(10)は、上記第1〜第3の態様のいずれか1つの付加装置(50)と、背面に吸込口(36)を有して該背面に上記付加装置(50)が取り付けられる室内機(30)とを備える。
第4の態様では、上記第1〜第3の態様と同様に、空気調和装置(10)の室内機(30)に付加装置(50)が取り付けられていても、在室者に圧迫感を与えにくくすることができる。
本開示の第5の態様は、上記第4の態様において、上記室内機(30)内に設けられた第1電装品(39)と、上記付加装置(50)内に設けられた第2電装品(58)とを備え、上記第1電装品(39)および上記第2電装品(58)は、両方が上記室内機(30)における空気流れ方向に沿った2つの側面の一方側に設けられており、上記第1電装品(39)と上記第2電装品(58)とを接続する配線(70)を備えることを特徴とする。
第5の態様では、室内機(30)内に設けられた第1電装品(39)と、付加装置(50)内に設けられた第2電装品(58)との両方が上記2つの側面の一方側に設けられ、かつ両者が配線(70)によって接続されている。このため、配線(70)は室内機(30)と付加装置(50)とにまたがって延びることになるが、第1電装品(39)と第2電装品(58)とが互いに近く配置されているため、配線(70)を短く構成して当該配線(70)を容易に配線することができる。
本開示の第6の態様は、上記第5の態様において、上記室内機(30)および上記付加装置(50)と別体に構成され、該室内機(30)または該付加装置(50)に取り付けられて上記配線(70)を覆う化粧カバー(60)を備えることを特徴とする。
第6の態様では、化粧カバー(60)によって配線(70)が覆われるため、室内機(30)および付加装置(50)の視覚的な美感を高めることができる。
本開示の第7の態様は、上記第4〜第6の態様のいずれか1つにおいて、上記室内機(30)の前面に吹出口(43)が形成されており、上記吹出口(43)から流出する空気の風向を水平よりも上向きに調整可能な風向調節羽根(47)を備えることを特徴とする。
第7の態様では、室内機(30)の吹出口(43)から流出する空気の風向を水平よりも上向きに調整することができ、これにより当該空気を遠方まで届かせることができる。なお、室内機(30)の「前面」とは、当該室内機(30)が備える吹出口ケーシング(40)のうち吹出口(43)が形成された面のことをいう。
本開示の第8の態様は、上記第7の態様において、上記室内機(30)に収容された熱交換器(37)と、上記熱交換器(37)から上記吹出口(43)へ向かう方向へ延びる吹出通路(44)とを備え、上記吹出通路(44)の空気が流入する上記熱交換器(37)側の端部の下端を第1下端(45)とし、上記吹出通路(44)の空気が流出する上記吹出口(43)側の端部の下端を第2下端(46)として、高さ方向において上記第1下端(45)よりも上記第2下端(46)が下方に位置することを特徴とする。
第8の態様では、吹出通路(44)において、第1下端(45)を有する端部側から第2下端(46)を有する端部側へ空気が流れる。ここで、高さ方向において第1下端(45)よりも第2下端(46)が下方に位置し、吹出通路(44)が入口から出口に向かうにつれて下方に向かっているので、吹出通路(44)の出口、換言すると吹出口(43)では、風向調節羽根(47)による風向の調整を考慮しなければ、基本的に空気が水平よりも下向きに吹き出される。そして、風向調節羽根(47)によって、吹出口(43)から流出する空気の風向を水平よりも上向きにも調整できる。このように、第8の態様によると、室内機(30)の吹出口(43)において、空気を水平よりも下向きから水平よりも上向きの広範囲にわたって吹き出すことができる。
図1は、実施形態1の空気調和装置の構成を概略的に示す冷媒回路図である。 図2は、実施形態1の室内機および付加装置の概略斜視図である。 図3は、実施形態1の室内機および付加装置を側方から見た概略断面図である。 図4は、実施形態1の室内機および付加装置をそれぞれの上面を省略して示す概略平面図である。 図5は、実施形態2の室内機および付加装置の概略斜視図である。 図6は、実施形態2の室内機および付加装置を側方から見た概略断面図である。 図7は、実施形態2の室内機および付加装置をそれぞれの上面を省略して示す概略平面図である。
《実施形態1》
実施形態1について説明する。本実施形態の空気調和装置(10)は、室内機(30)とこれに接続される室外機(20)とを備え、室内の空気調和を行うものである。空気調和装置(10)は、室内機(30)に取り付けられて当該室内機(30)に追加機能を付与する付加装置(50)を備える。以下では、まず空気調和装置(10)の構成について説明し、続けて室内機(30)および付加装置(50)の構成について説明する。なお、本明細書において、「上」、「下」、「右」、「左」、「前面」、「背面」等の方向を示す語は、いずれも室内機(30)および付加装置(50)を設置状態において正面側(前面側)から見た方向を意味する。
−空気調和装置−
図1を参照して、空気調和装置(10)の構成について説明する。ここで、図1は、空気調和装置(10)の構成を概略的に示す冷媒回路図である。同図に示すように、空気調和装置(10)は、室内機(30)と、室外機(20)とを備える。空気調和装置(10)では、それぞれ後述する圧縮機(21)、四方切換弁(22)、室外熱交換器(23)、膨張弁(24)、および室内熱交換器(37)が冷媒配管で接続され、蒸気圧縮冷凍サイクルを行う冷媒回路(11)を構成している。
室内機(30)は、室内に、換言すると空気調和の対象空間に設置されるものであって、室内熱交換器(37)と、室内ファン(38)とを有する。
室内熱交換器(37)は、内部を流れる冷媒と室内ファン(38)によって供給される室内空気とを熱交換させるものである。室内熱交換器(37)は、例えばフィンアンドチューブ熱交換器によって構成されている。室内熱交換器(37)は、熱交換器を構成している。
室内ファン(38)は、室内熱交換器(37)に室内空気を供給すると共に空調対象空間へ調和空気を供給するためのものである。室内ファン(38)は、ファンを構成している。
室外機(20)は、室外に設置されるものであって、圧縮機(21)と、四方切換弁(22)と、室外熱交換器(23)と、室外ファン(25)と、膨張弁(24)と、液側閉鎖弁(26)と、ガス側閉鎖弁(27)とを有する。
圧縮機(21)は、室内熱交換器(37)および室外熱交換器(23)のうち蒸発器として機能するものから流出した低圧ガス冷媒を吸入し、これを圧縮することで高温の高圧ガス冷媒を吐出するものである。圧縮機(21)が吐出した高圧ガス冷媒は、室内熱交換器(37)および室外熱交換器(23)のうち放熱器として機能するものに流入する。
四方切換弁(22)は、空気調和装置(10)の冷房運転と暖房運転とを切り替えるためのものである。ここで、冷房運転では、室内熱交換器(37)が蒸発器となる一方、暖房運転では、室内熱交換器(37)が放熱器となる。
室外熱交換器(23)は、内部を流れる冷媒と室外ファン(25)によって供給される室外空気とを熱交換させるものである。室外熱交換器(23)は、例えばフィンアンドチューブ熱交換器によって構成されている。
室外ファン(25)は、室外熱交換器(23)に室外空気を供給するためのものである。
膨張弁(24)は、室内熱交換器(37)および室外熱交換器(23)のうち放熱器として機能するものから流出した冷媒を減圧するためのものである。膨張弁(24)は、例えば開度調節可能な電子弁によって構成されている。
−室内機−
図2〜図4を参照して、室内機(30)の構成について説明する。ここで、図2は、室内機(30)および付加装置(50)の概略斜視図であり、図3は、室内機(30)および付加装置(50)を側方から見た概略断面図であり、そして図4は、室内機(30)および付加装置(50)のそれぞれの上面を省略して示す概略平面図である。
図2〜図4に示すように、室内機(30)は、ケーシング本体(31)と、室内熱交換器(37)と、室内ファン(38)と、第1電装品(39)と、配線(70)と、風向調節羽根(47)とを備える。
ケーシング本体(31)は、上下に扁平な直方体状の箱体であって、吊り金具(101)を用いて天井(100)から吊り下げられている。ケーシング本体(31)は、天板(32)と、底板(33)と、4つの側板(34)とを有する。天板(32)は、室内機(30)の設置状態においてケーシング本体(31)の上面を構成する板状部材である。底板(33)は、室内機(30)の設置状態においてケーシング本体(31)の下面(33)を構成する板状部材である。
4つの側板(34)は、それぞれが天板(32)と底板(33)との間を延び、室内機(30)の設置状態においてケーシング本体(31)の前面、背面、左側面、および右側面を構成する板状部材である。ここで、1つの側板(34)(前側の側板(34))には、調和空気を吹き出すための吹出口(43)が形成されており、当該側板(34)と対向する側板(34)(後側の側板(34))には、室内空気が通過する吸込口(36)が形成されている。そして、吹出口(43)が形成された側板(34)がケーシング本体(31)の前面、より広くは室内機(30)の前面を構成し、吸込口(36)が形成された側板(34)がケーシング本体(31)の背面、より広くは室内機(30)の背面を構成している。左側の側板(34)がケーシング本体(31)の左側面を構成し、右側の側板(34)がケーシング本体(31)の右側面を構成している。
室内熱交換器(37)は、ケーシング本体(31)の内部に収容されている。室内熱交換器(37)は、この例では、ケーシング本体(31)の左右方向に延びるように設けられている。室内熱交換器(37)は、図3に示すように、側面視で傾いたL字状に見えるように配置されている。
室内ファン(38)は、ケーシング本体(31)の吸込口(36)の近くに、換言すると室内熱交換器(37)の空気流れの上流側に収容されている。室内ファン(38)は、この例では、ケーシング本体(31)の左右方向に並んで4つ設けられている。室内ファン(38)は、共通のシャフト(49)でファンモータ(48)に接続されていて、当該ファンモータ(48)によって駆動される。室内ファン(38)は、例えばシロッコファンで構成されていてもよい。
第1電装品(39)は、ケーシング本体(31)において最も右側の室内ファン(38)の右方に収容されている。換言すると、第1電装品(39)は、室内機(30)の右側面側に設けられている。室内機(30)の右側面は、室内機(30)における空気流れ方向(後から前に向かう方向)に沿った2つの側面の一方である。第1電装品(39)は、室内機(30)の各構成要素の動作を制御するための制御基板(図示せず)等を有する。第1電装品(39)は、配線(70)によって後述する第2電装品(58)と接続されている。
配線(70)は、第1電装品(39)と、第2電装品(58)とを接続している。配線(70)は、両者間における電力および制御信号の少なくとも一方の授受を可能とする。
ケーシング本体(31)の内部には、室内熱交換器(37)の下流から吹出口(43)まで延びる吹出通路(44)が形成されている。換言すると、ケーシング本体(31)は、室内熱交換器(37)から吹出口(43)へ向かう方向へ延びる吹出通路(44)を有する。そして、吹出通路(44)のうち室内熱交換器(37)側の端部の下端を第1下端(45)とする。吹出通路(44)のうち吹出口(43)側の端部の下端を第2下端(46)とする。ここで、第2下端(46)は、高さ方向において第1下端(45)よりも下方に位置する。
風向調節羽根(47)は、吹出口(43)に設けられ、当該吹出口(43)から流出する空気の風向を上下方向において調節するための部材である。風向調節羽根(47)は、この例では上下に並んで4つ設けられていて、吹出口(43)の長手方向の実質的に全体にわたって延びている。風向調節羽根(47)は、図2に示すように、室内機(30)が運転していない状態で吹出口(43)を閉塞するように構成されている。風向調節羽根(47)は、吹出口(43)から流出する空気の風向を水平よりも上向きに調整することもできるし(図3に実線で示す)、水平向きまたは水平よりも下向きに調整することもできる(図3に破線で示す)。なお、風向調節羽根(47)の数は、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。
−付加装置−
図2〜図4を参照して、付加装置(50)の構成について説明する。同図に示すように、付加装置(50)は、ユニットケーシング(51)と、放電部(56)と、フィルタ(57)と、第2電装品(58)とを備える。
ユニットケーシング(51)は、上下に扁平な直方体状の箱体である。ユニットケーシング(51)は、4つのユニット側板(52)を有する。ユニットケーシング(51)は、ケーシング本体(31)の背面、換言すると当該背面を構成する側板(34)に取り付けられている。ユニットケーシング(51)は、ケーシング本体(31)の背面に取り付けられるユニット側板(52)(前側のユニット側板(52))に、ケーシング本体(31)の吸込口(36)に連通して室内空気が通過する空気出口(55)が形成され、当該背面と対向するユニット側板(後側のユニット側板(52))に室内空気を吸い込むための吸込口(54)が形成されている。そして、空気出口(55)が形成されたユニット側板(52)がユニットケーシング(51)の前面を構成し、吸込口(54)が形成されたユニット側板(52)がユニットケーシング(51)の背面を構成している。
ユニットケーシング(51)の下面(53)は、ケーシング本体(31)の底板(33)と同じ平面上に位置している。
放電部(56)は、ユニットケーシング(51)に収容されていて、放電によってユニットケーシング(51)内を流れる空気を浄化するためのものである。換言すると、放電部(56)は、室内機(30)に空気浄化機能という追加機能を付与する。放電部(56)は、機能部品を構成している。
フィルタ(57)は、ユニットケーシング(51)の吸込口(54)に設けられていて、当該吸込口(54)から吸い込まれる室内空気中の塵埃を除去するためのものである。換言すると、フィルタ(57)は、室内機(30)の塵埃除去性能を高める機能という追加機能を付与する。フィルタ(57)は、機能部品を構成している。
第2電装品(58)は、ユニットケーシング(51)において右寄りに収容されている。換言すると、第2電装品(58)は、付加装置(50)の右側面側に設けられている。付加装置(50)の右側面は、室内機(30)における空気流れ方向(後から前に向かう方向)に沿った2つの側面の一方である。第2電装品(58)は、放電部(56)の動作を制御するための制御基板(図示せず)等を有する。第2電装品(58)は、配線(70)によって第1電装品(39)と接続されている。
−実施形態1の効果−
本実施形態の付加装置(50)は、背面に吸込口(36)を有して室内熱交換器(37)および室内ファン(38)を収容する天井吊り下げ型の空気調和装置(10)の室内機(30)に取り付けられるものであって、上記室内機(30)に追加機能を付与するための放電部(56)およびフィルタ(57)を有しかつ上記室内機(30)の背面に取り付けられる。したがって、付加装置(50)によって室内機(30)に追加機能が付与される。一方、付加装置(50)は吸込口(36)が設けられた室内機(30)の背面に取り付けられるので、室内機(30)の下面(33)に取り付けられる場合に比べて、下方に突き出た状態になりにくい。したがって、付加装置(50)が室内機(30)に取り付けられた場合でも、在室者が圧迫感を感じにくくすることができる。
また、本実施形態の付加装置(50)は、上記付加装置(50)の下面(53)が、上記室内機(30)の下面(33)と同じ平面上に位置する。したがって、高さ方向において付加装置(50)の下面(53)が室内機(30)の下面(33)と同じ位置にある。このため、付加装置(50)が下方に突き出ることがより回避される。さらには、付加装置(50)が取り付けられた室内機(30)の圧迫感を低減すると共に視覚的な美感を高めることができる。
また、本実施形態の付加装置(50)は、背面に設けられた吸込口(54)と、前面に設けられた空気出口(55)とを備え、上記付加装置(50)の空気出口(55)は、上記室内機(30)の吸込口(36)に連通する。したがって、室内空気は、付加装置(50)の吸込口(54)から吸い込まれ、付加装置(50)内を流れた後、付加装置(50)の空気出口(55)および室内機(30)の吸込口(36)を介して当該室内機(30)内に吸い込まれる。
さらに、本実施形態の空気調和装置(10)は、本実施形態の付加装置(50)と、背面に吸込口(36)を有して該背面に上記付加装置(50)が取り付けられる室内機(30)とを備える。したがって、空気調和装置(10)の室内機(30)に付加装置(50)が取り付けられていても、在室者に圧迫感を与えにくくすることができる。
また、本実施形態の空気調和装置(10)は、上記室内機(30)内に設けられた第1電装品(39)と、上記付加装置(50)内に設けられた第2電装品(58)とを備え、上記第1電装品(39)および上記第2電装品(58)は、両方が上記室内機(30)の右側面側に設けられており、上記第1電装品(39)と上記第2電装品(58)とを接続する配線(70)を備える。したがって、室内機(30)内に設けられた第1電装品(39)と、付加装置(50)内に設けられた第2電装品(58)との両方が右側面側に設けられ、かつ両者が配線(70)によって接続されている。このため、配線(70)は室内機(30)と付加装置(50)とにまたがって延びることになるが、第1電装品(39)と第2電装品(58)とが互いに近く配置されているため、配線(70)を短く構成して当該配線(70)を容易に配線することができる。
また、本実施形態の空気調和装置(10)は、上記室内機(30)の前面に吹出口(43)が形成されており、上記吹出口(43)から流出する空気の風向を水平よりも上向きに調整可能な風向調節羽根(47)を備える。したがって、室内機(30)の吹出口(43)から流出する空気の風向を水平よりも上向きに調整することができ、これにより当該空気を遠方まで届かせることができる。
また、本実施形態の空気調和装置(10)は、上記風向調節羽根(47)を複数備える。したがって、風向調節羽根(47)を1つしか備えない場合に比べて、室内機(30)の吹出口(43)の周囲における風圧分布を均一化することができる。
また、本実施形態の空気調和装置(10)は、上記室内機(30)に収容された室内熱交換器(37)と、上記室内熱交換器(37)から上記吹出口(43)へ向かう方向へ延びる吹出通路(44)とを備え、上記吹出通路(44)の空気が流入する上記室内熱交換器(37)側の端部の下端を第1下端(45)とし、上記吹出通路(44)の空気が流出する上記吹出口(43)側の端部の下端を第2下端(46)として、高さ方向において上記第1下端(45)よりも上記第2下端(46)が下方に位置する。したがって、吹出通路(44)において、第1下端(45)を有する端部側から第2下端(46)を有する端部側へ空気が流れる。ここで、高さ方向において第1下端(45)よりも第2下端(46)が下方に位置し、吹出通路(44)が入口から出口に向かうにつれて下方に向かっているので、吹出通路(44)の出口、換言すると吹出口(43)では、風向調節羽根(47)による風向の調整を考慮しなければ、基本的に空気が水平よりも下向きに吹き出される。そして、風向調節羽根(47)によって、吹出口(43)から流出する空気の風向を水平よりも上向きにも調整できる。このように、本実施形態の空気調和装置(10)によると、室内機(30)の吹出口(43)において、空気を水平よりも下向きから水平よりも上向きの広範囲にわたって吹き出すことができる。
《実施形態2》
実施形態2について説明する。本実施形態の室内機(30)は、ケーシング本体(31)に加えて化粧カバー(60)および吹出口ケーシング(40)を備える。
図5〜図7を参照して、室内機(30)の構成について説明する。ここで、図5は、室内機(30)および付加装置(50)の概略斜視図であり、図6は、室内機(30)および付加装置(50)を側方から見た概略断面図であり、そして図7は、室内機(30)および付加装置(50)のそれぞれの上面を省略して示す概略平面図である。
図5〜図7に示すように、室内機(30)は、ケーシング本体(31)と、室内熱交換器(37)と、室内ファン(38)と、第1電装品(39)と、配線(70)と、化粧カバー(60)と、吹出口ケーシング(40)と、風向調節羽根(47)とを備える。
ケーシング本体(31)は、上下に扁平な直方体状の箱体であって、吊り金具(101)を用いて天井(100)から吊り下げられている。ケーシング本体(31)は、天板(32)と、底板(33)と、4つの側板(34)とを有する。天板(32)は、室内機(30)の設置状態においてケーシング本体(31)の上面を構成する板状部材である。底板(33)は、室内機(30)の設置状態においてケーシング本体(31)の下面(33)を構成する板状部材である。
4つの側板(34)は、それぞれが天板(32)と底板(33)との間を延び、室内機(30)の設置状態においてケーシング本体(31)の前面、背面、左側面、および右側面を構成する板状部材である。ここで、1つの側板(34)(前側の側板(34))には、調和空気が通過する空気出口(35)が形成されており、当該側板(34)と対向する側板(34)(後側の側板(34))には、室内空気が通過する吸込口(36)が形成されている。そして、空気出口(35)が形成された側板(34)がケーシング本体(31)の前面を構成し、吸込口(36)が形成された側板(34)がケーシング本体(31)の背面、より広くは室内機(30)の背面を構成している。左側の側板(34)がケーシング本体(31)の左側面を構成し、右側の側板(34)がケーシング本体(31)の右側面を構成している。
室内熱交換器(37)は、ケーシング本体(31)の空気出口(35)の近くに収容されている。室内熱交換器(37)は、この例では、ケーシング本体(31)の左右方向に延びるように設けられている。室内熱交換器(37)は、図6に示すように、側面視で傾いたL字状に見えるように配置されている。
室内ファン(38)は、ケーシング本体(31)の吸込口(36)の近くに、換言すると室内熱交換器(37)の空気流れの上流側に収容されている。室内ファン(38)は、この例では、ケーシング本体(31)の左右方向に並んで4つ設けられている。室内ファン(38)は、共通のシャフト(49)でファンモータ(48)に接続されていて、当該ファンモータ(48)によって駆動される。室内ファン(38)は、例えばシロッコファンで構成されていてもよい。
第1電装品(39)は、ケーシング本体(31)において最も右側の室内ファン(38)の右方に収容されている。換言すると、第1電装品(39)は、室内機(30)の右側面側に設けられている。室内機(30)の右側面は、室内機(30)における空気流れ方向(後から前に向かう方向)に沿った2つの側面の一方である。第1電装品(39)は、室内機(30)の各構成要素の動作を制御するための制御基板(図示せず)等を有する。第1電装品(39)は、配線(70)によって後述する第2電装品(58)と接続されている。
配線(70)は、第1電装品(39)と、第2電装品(58)とを接続している。配線(70)は、両者間における電力および制御信号の少なくとも一方の授受を可能とする。配線(70)は、少なくとも一部がケーシング本体(31)の外部に露出している。
化粧カバー(60)は、室内機(30)における左右両方に設けられ、ケーシング本体(31)、吹出口ケーシング(40)、および付加装置(50)の左右両面を覆う部材である。各化粧カバー(60)の前後方向の長さは、吹出口ケーシング(40)の前面から付加装置(50)の背面までの長さと実質的に等しいことが好ましい。右側の化粧カバー(60)は、配線(70)のうちケーシング本体(31)外に露出する部分を覆っている。化粧カバー(60)は、ケーシング本体(31)および吹出口ケーシング(40)に取り付けられている。化粧カバー(60)は、水平方向(例えば、前後方向)にスライドすることで、ケーシング本体(31)および吹出口ケーシング(40)に対して着脱され得る。なお、化粧カバー(60)は、ケーシング本体(31)、吹出口ケーシング(40)、および付加装置(50)が有する任意の構成要素に取り付けられるものであってもよい。なお、化粧カバー(60)は、例えば、ケーシング本体(31)に取り付けられる部分と、付加装置(50)に取り付けられる部分とが別体に形成されたものであってもよい。
化粧カバー(60)の下面(61)は、ケーシング本体(31)の底板(33)と同じ平面上に位置している。
吹出口ケーシング(40)は、ケーシング本体(31)の前面、換言すると当該前面を構成する側板(34)に取り付けられている。吹出口ケーシング(40)は、ケーシング本体(31)の前面に取り付けられる面(後側面)に、ケーシング本体(31)の空気出口(35)に連通して調和空気が通過する空気入口(42)が形成され、当該背面と対向する面(前側面)に調和空気を吹き出すための吹出口(43)が形成されている。そして、空気入口(42)が形成された面が吹出口ケーシング(40)の背面を構成し、吹出口(43)が形成された面が吹出口ケーシング(40)の前面、より広くは室内機(30)の前面を構成している。
吹出口ケーシング(40)は、空気入口(42)から吹出口(43)まで延びる吹出通路(44)を内部に有する。換言すると、吹出口ケーシング(40)は、室内熱交換器(37)から吹出口(43)へ向かう方向へ延びる吹出通路(44)を有する。そして、吹出通路(44)のうち室内熱交換器(37)側の端部の下端を第1下端(45)とする。吹出通路(44)のうち吹出口(43)側の端部の下端を第2下端(46)とする。ここで、第2下端(46)は、高さ方向において第1下端(45)よりも下方に位置する。
吹出口ケーシング(40)の下面(41)は、ケーシング本体(31)の底板(33)と同じ平面上に位置している。
風向調節羽根(47)は、吹出口(43)に設けられ、当該吹出口(43)から流出する空気の風向を上下方向において調節するための部材である。風向調節羽根(47)は、この例では上下に並んで4つ設けられていて、吹出口(43)の長手方向の実質的に全体にわたって延びている。風向調節羽根(47)は、図5に示すように、室内機(30)が運転していない状態で吹出口(43)を閉塞するように構成されている。風向調節羽根(47)は、吹出口(43)から流出する空気の風向を水平よりも上向きに調整することもできるし(図6に実線で示す)、水平向きまたは水平よりも下向きに調整することもできる(図6に破線で示す)。なお、風向調節羽根(47)の数は、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。
−付加装置−
図5〜図7を参照して、付加装置(50)の構成について説明する。同図に示すように、付加装置(50)は、ユニットケーシング(51)と、放電部(56)と、フィルタ(57)と、第2電装品(58)とを備える。
ユニットケーシング(51)は、上下に扁平な直方体状の箱体である。ユニットケーシング(51)は、4つのユニット側板(52)を有する。ユニットケーシング(51)は、ケーシング本体(31)の背面、換言すると当該背面を構成する側板(34)に取り付けられている。ユニットケーシング(51)は、ケーシング本体(31)の背面に取り付けられるユニット側板(52)(前側のユニット側板(52))に、ケーシング本体(31)の吸込口(36)に連通して室内空気が通過する空気出口(55)が形成され、当該背面と対向するユニット側板(後側のユニット側板(52))に室内空気を吸い込むための吸込口(54)が形成されている。そして、空気出口(55)が形成されたユニット側板(52)がユニットケーシング(51)の前面を構成し、吸込口(54)が形成されたユニット側板(52)がユニットケーシング(51)の背面を構成している。
ユニットケーシング(51)の下面(53)は、ケーシング本体(31)の底板(33)と同じ平面上に位置している。
放電部(56)は、ユニットケーシング(51)に収容されていて、放電によってユニットケーシング(51)内を流れる空気を浄化するためのものである。換言すると、放電部(56)は、室内機(30)に空気浄化機能という追加機能を付与する。放電部(56)は、機能部品を構成している。
フィルタ(57)は、ユニットケーシング(51)の吸込口(54)に設けられていて、当該吸込口(54)から吸い込まれる室内空気中の塵埃を除去するためのものである。換言すると、フィルタ(57)は、室内機(30)の塵埃除去性能を高める機能という追加機能を付与する。フィルタ(57)は、機能部品を構成している。
第2電装品(58)は、ユニットケーシング(51)において右寄りに収容されている。換言すると、第2電装品(58)は、付加装置(50)の右側面側に設けられている。付加装置(50)の右側面は、室内機(30)における空気流れ方向(後から前に向かう方向)に沿った2つの側面の一方である。第2電装品(58)は、放電部(56)の動作を制御するための制御基板(図示せず)等を有する。第2電装品(58)は、配線(70)によって第1電装品(39)と接続されている。
−実施形態2の効果−
本実施形態の付加装置(50)は、背面に吸込口(36)を有して室内熱交換器(37)および室内ファン(38)を収容する天井吊り下げ型の空気調和装置(10)の室内機(30)に取り付けられるものであって、上記室内機(30)に追加機能を付与するための放電部(56)およびフィルタ(57)を有しかつ上記室内機(30)の背面に取り付けられる。したがって、付加装置(50)によって室内機(30)に追加機能が付与される。一方、付加装置(50)は吸込口(36)が設けられた室内機(30)の背面に取り付けられるので、室内機(30)の下面(33)に取り付けられる場合に比べて、下方に突き出た状態になりにくい。したがって、付加装置(50)が室内機(30)に取り付けられた場合でも、在室者が圧迫感を感じにくくすることができる。
また、本実施形態の付加装置(50)は、上記付加装置(50)の下面(53)は、上記室内機(30)の下面(33)と同じ平面上に位置する。したがって、高さ方向において付加装置(50)の下面(53)が室内機(30)の下面(33)と同じ位置にある。このため、付加装置(50)が下方に突き出ることがより回避され、さらには付加装置(50)が取り付けられた室内機(30)の圧迫感を低減すると共に視覚的な美感を高めることができる。
また、本実施形態の付加装置(50)は、背面に設けられた吸込口(54)と、前面に設けられた空気出口(55)とを備え、上記付加装置(50)の空気出口(55)は、上記室内機(30)の吸込口(36)に連通する。したがって、室内空気は、付加装置(50)の吸込口(54)から吸い込まれ、付加装置(50)内を流れた後、付加装置(50)の空気出口(55)および室内機(30)の吸込口(36)を介して当該室内機(30)内に吸い込まれる。
さらに、本実施形態の空気調和装置(10)は、本実施形態の付加装置(50)と、背面に吸込口(36)を有して該背面に上記付加装置(50)が取り付けられる室内機(30)とを備える。したがって、空気調和装置(10)の室内機(30)に付加装置(50)が取り付けられていても、在室者に圧迫感を与えにくくすることができる。
また、本実施形態の空気調和装置(10)は、上記室内機(30)内に設けられた第1電装品(39)と、上記付加装置(50)内に設けられた第2電装品(58)とを備え、上記第1電装品(39)および上記第2電装品(58)は、両方が上記室内機(30)の右側面側に設けられており、上記第1電装品(39)と上記第2電装品(58)とを接続する配線(70)を備える。したがって、室内機(30)内に設けられた第1電装品(39)と、付加装置(50)内に設けられた第2電装品(58)との両方が右側面側に設けられ、かつ両者が配線(70)によって接続されている。このため、配線(70)は室内機(30)と付加装置(50)とにまたがって延びることになるが、第1電装品(39)と第2電装品(58)とが互いに近く配置されているため、配線(70)を短く構成して当該配線(70)を容易に配線することができる。
また、本実施形態の空気調和装置(10)は、上記室内機(30)および上記付加装置(50)と別体に構成され、該室内機(30)または該付加装置(50)に取り付けられて上記配線(70)を覆う化粧カバー(60)を備える。したがって、化粧カバー(60)によって配線(70)が覆われるため、室内機(30)および付加装置(50)の視覚的な美感を高めることができる。
また、本実施形態の空気調和装置(10)は、上記室内機(30)の前面に吹出口(43)が形成されており、上記吹出口(43)から流出する空気の風向を水平よりも上向きに調整可能な風向調節羽根(47)を備える。したがって、室内機(30)の吹出口(43)から流出する空気の風向を水平よりも上向きに調整することができ、これにより当該空気を遠方まで届かせることができる。
また、本実施形態の空気調和装置(10)は、上記風向調節羽根(47)を複数備える。したがって、風向調節羽根(47)を1つしか備えない場合に比べて、室内機(30)の吹出口(43)の周囲における風圧分布を均一化することができる。
また、本実施形態の空気調和装置(10)は、上記室内機(30)に収容された室内熱交換器(37)と、上記室内熱交換器(37)から上記吹出口(43)へ向かう方向へ延びる吹出通路(44)とを備え、上記吹出通路(44)の空気が流入する上記室内熱交換器(37)側の端部の下端を第1下端(45)とし、上記吹出通路(44)の空気が流出する上記吹出口(43)側の端部の下端を第2下端(46)として、高さ方向において上記第1下端(45)よりも上記第2下端(46)が下方に位置する。したがって、吹出通路(44)において、第1下端(45)を有する端部側から第2下端(46)を有する端部側へ空気が流れる。ここで、高さ方向において第1下端(45)よりも第2下端(46)が下方に位置し、吹出通路(44)が入口から出口に向かうにつれて下方に向かっているので、吹出通路(44)の出口、換言すると吹出口(43)では、風向調節羽根(47)による風向の調整を考慮しなければ、基本的に空気が水平よりも下向きに吹き出される。そして、風向調節羽根(47)によって、吹出口(43)から流出する空気の風向を水平よりも上向きにも調整できる。このように、本実施形態の空気調和装置(10)によると、室内機(30)の吹出口(43)において、空気を水平よりも下向きから水平よりも上向きの広範囲にわたって吹き出すことができる。
また、本実施形態の空気調和装置(10)は、ケーシング本体(31)の下面(33)と、化粧カバー(60)の下面(61)と、吹出口ケーシング(40)の下面(41)と、付加装置(50)の下面(53)とが高さ方向において全て同じ平面上にある。このような平面的な構成により、空気調和装置(10)の視覚的な美感を高めることができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
例えば、付加装置(50)は、室内空間の空気と室外空間の空気とを換気するための換気口を、室内機(30)に換気機能という追加機能を付与する機能部品として備えていてもよい。さらに、付加装置(50)は、本明細書で例示した機能部品およびその他の機能部品を、単独でまたは任意の組合せにおいて備えていてもよい。
また、付加装置(50)の下面(53)は、ケーシング本体(31)の下面(33)よりも上側に位置していてもよい。
また、第1電装品(39)および第2電装品(58)は、両方がケーシング本体(31)またはユニットケーシング(51)の左側面側に設けられていてもよいし、一方がケーシング本体(31)またはユニットケーシング(51)の左側面側に設けられかつ他方がケーシング本体(31)またはユニットケーシング(51)の右側面側に設けられていてもよい。
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態および変形例は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。
以上説明したように、本開示は、付加装置およびそれを備えた空気調和装置について有用である。
10 空気調和装置
30 室内機
33 下面、底板
36 吸込口
37 室内熱交換器(熱交換器)
38 室内ファン(ファン)
39 第1電装品
43 吹出口
44 吹出通路
45 第1下端
46 第2下端
47 風向調節羽根
50 付加装置
53 下面
54 吸込口
55 空気出口
56 放電部(機能部品)
57 フィルタ(機能部品)
58 第2電装品
60 化粧カバー
70 配線

Claims (8)

  1. 背面に吸込口(36)を有して熱交換器(37)およびファン(38)を収容する天井吊り下げ型の空気調和装置(10)の室内機(30)に取り付けられる付加装置(50)であって、
    上記室内機(30)に追加機能を付与するための機能部品(56,57)を有しかつ上記室内機(30)の背面に取り付けられる
    ことを特徴とする付加装置。
  2. 請求項1において、
    上記付加装置(50)の下面(53)は、上記室内機(30)の下面(33)と同じ平面上に、または該室内機(30)の下面(33)よりも上側に位置する
    ことを特徴とする付加装置。
  3. 請求項1または2において、
    上記付加装置(50)は、背面に設けられた吸込口(54)と、前面に設けられた空気出口(55)とを備え、
    上記付加装置(50)の空気出口(55)は、上記室内機(30)の吸込口(36)に連通する
    ことを特徴とする付加装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の付加装置(50)と、
    背面に吸込口(36)を有して該背面に上記付加装置(50)が取り付けられる室内機(30)とを備える
    ことを特徴とする空気調和装置。
  5. 請求項4において、
    上記室内機(30)内に設けられた第1電装品(39)と、
    上記付加装置(50)内に設けられた第2電装品(58)とを備え、
    上記第1電装品(39)および上記第2電装品(58)は、両方が上記室内機(30)における空気流れ方向に沿った2つの側面の一方側に設けられており、
    上記第1電装品(39)と上記第2電装品(58)とを接続する配線(70)を備える
    ことを特徴とする空気調和装置。
  6. 請求項5において、
    上記室内機(30)および上記付加装置(50)と別体に構成され、該室内機(30)または該付加装置(50)に取り付けられて上記配線(70)を覆う化粧カバー(60)を備える
    ことを特徴とする空気調和装置。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項において、
    上記室内機(30)の前面に吹出口(43)が形成されており、
    上記吹出口(43)から流出する空気の風向を水平よりも上向きに調整可能な風向調節羽根(47)を備える
    ことを特徴とする空気調和装置。
  8. 請求項7において、
    上記室内機(30)に収容された熱交換器(37)と、
    上記熱交換器(37)から上記吹出口(43)へ向かう方向へ延びる吹出通路(44)とを備え、
    上記吹出通路(44)の空気が流入する上記熱交換器(37)側の端部の下端を第1下端(45)とし、
    上記吹出通路(44)の空気が流出する上記吹出口(43)側の端部の下端を第2下端(46)として、
    高さ方向において上記第1下端(45)よりも上記第2下端(46)が下方に位置する
    ことを特徴とする空気調和装置。
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