JP2020084627A - クリップ - Google Patents

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祐史 山本
Yuji Yamamoto
祐史 山本
丈季 田所
Takesue Tadokoro
丈季 田所
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Abstract

【課題】壁パネルの連結部材に組み合わされて、その連結状態をより安定的に維持し得るクリップを提供する。【解決手段】壁パネルPの一方の側端部Paに対する当接部を備えた第一連結材8に対し、第一連結材8の内側にあって壁パネルPの他方の側端部Paに対する当接部を備えた第二連結材19を、第一連結材8の当接部9と第二連結材19の当接部20との間に隣り合う壁パネルP、Pの両側端部Paを導入した状態から両当接部間の距離を狭める向きの締め込み移動操作可能に組み合わせてなる壁パネルPの連結部材7にはめ込まれて連結部材7による壁パネルP同士の連結状態を維持するクリップ1である。連結部材7の上端側から連結部材7内に入り込んで両当接部間の距離を拡大する向きの第二連結材19の移動を阻止する規制部2と、連結部材7側に形成された被係合部3に対する係合部3とを備えてなる。【選択図】図15

Description

この発明は、壁パネル同士を連結させる壁パネルの連結部材にはめ込まれて、これによる連結状態を安定的に維持させるために用いられるクリップに関する。
隣り合う壁パネルの一方の側端部に備えられたフレームへの係止部と、隣り合う壁パネルの他方の側端部に備えられたフレームへの係止部とを備えた固定金具によって両壁パネルをその背面側において連結すると共に、前記フレームと前記固定金具との間に楔を上方から圧入するようにした壁パネルの接続構造として、特許文献1に示されるものがある。
実開平5−40414号公報
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種の壁パネルの連結部材に組み合わされて、その連結状態をより安定的に維持し得るクリップを提供する点にある。
前記課題を達成するために、この発明にあっては、クリップを、 隣り合う壁パネルの一方の側端部に対する当接部を備えた第一連結材に対し、前記第一連結材の内側にあって隣り合う壁パネルの他方の側端部に対する当接部を備えた第二連結材を、前記第一連結材の前記当接部と前記第二連結材の前記当接部との間に隣り合う前記壁パネルの両前記側端部を導入した状態から両前記当接部間の距離を狭める向きの締め込み移動操作可能に組み合わせてなる壁パネルの連結部材にはめ込まれて前記連結部材による前記壁パネル同士の連結状態を維持するクリップであって、
前記連結部材の上端側から前記連結部材内に入り込んで両前記当接部間の距離を拡大する向きの前記第二連結材の移動を阻止する規制部と、
前記連結部材側に形成された被係合部に対する係合部とを備えてなる、ものとした。
前記締め込み移動操作の終了状態において、前記連結部材にクリップはめ込んだ状態は、クリップの係合部を連結部材側に形成された被係合部に係合させることで、維持される。これにより、連結部材内に入り込んだ規制部による連結部材における両前記当接部間の距離を拡大する向きの前記第二連結材の移動は抑止され、連結部材を介した隣り合う壁パネル同士の連結状態は安定的に維持される。
前記クリップに、前記はめ込み状態において第二連結材の上端上に位置される頭部を備えさせておくことが、この発明の態様の一つとされる。
また、前記クリップに、前記はめ込み状態において前記第一連結材の外面側に位置される基部を備えさせておくことが、この発明の態様の一つとされる。
また、前記はめ込み状態において前記規制部が前記第一連結材の内面側に位置されるようにしておくことが、この発明の態様の一つとされる。
また、前記クリップに、前記はめ込み状態において、前記規制部との間に前記第二連結材を位置させるようにした状態で、前記第一連結材の内面側に位置される脚部を備えておくことが、この発明の態様の一つとされる。
また、前記基部に前記係合部を備えさせておくことが、この発明の態様の一つとされる。
また、前記係合部を弾性片に形成させておくと共に、前記弾性片に上方からの前記弾性片の弾性変形操作を可能とする操作片を備えさせておくことが、この発明の態様の一つとされる。
この発明にかかるクリップによれば、前記壁パネルの連結部材へのはめ込み状態において、前記規制部によって隣り合う壁パネルの連結状態を低下させる向きの第二連結材の移動を効果的に抑止することができ、また、この抑止状態を前記係合部の係合により壁パネルに振動や衝撃が作用されても可及的に損なわれないようにすることができ、前記連結部材による壁パネルの連結状態を安定的に維持することができる。
図1は、実施の形態にかかる連結部材の斜視図であり、第一連結材の当接部と第二連結材の当接部との間の距離が最も広い状態を示しており、a図は図示しない壁パネル側から、b図はその反対側から連結部材を示している。 図2は、図1の連結部材を構成する第一連結材の当接部と第二連結材の当接部との間に、隣り合う壁パネルの側端部を同時に導入した様子を示した要部破断斜視図である。 図3は、実施の形態にかかる連結部材の斜視図であり、第一連結材の当接部と第二連結材の当接部との間の距離が最も狭くなった状態を示しており、a図は図示しない壁パネル側から、b図はその反対側から連結部材を示している。 図4は、図3の連結部材を構成する第一連結材の当接部と第二連結材の当接部とにより、隣り合う壁パネルの側端部を挟み付けた締め込み状態を示した要部破断斜視図である。 図5は、実施の形態にかかるクリップの斜視図であり、クリップを壁パネルに向けられる正面側から見て示している。 図6は、前記クリップの斜視図であり、クリップを図5と反対の背面側から見て示している。 図7は、前記クリップの正面図である。 図8は、前記クリップの平面図である。 図9は、前記クリップの背面図である。 図10は、前記クリップの底面図である。 図11は、前記クリップの左側面図である。 図12は、前記クリップの右側面図である。 図13は、図7におけるA−A線位置での断面図である。 図14は、図7におけるB−B線位置での断面図である。 図15は、前記連結部材への前記クリップのはめ込み状態を示した斜視図であり、図示しない壁パネル側から見て示している。 図16は、前記連結部材への前記クリップのはめ込み状態を示した斜視図であり、第二連結材の記載を省略して、図示しない壁パネル側から見て示している。 図17は、前記連結部材への前記クリップのはめ込み状態を示した斜視図であり、図示しない壁パネルと反対の側から見て示している。 図18は、前記連結部材への前記クリップのはめ込み状態を示した断面図であり、前記クリップを底面側(下方)から見て示している。
以下、図1〜図18に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について、説明する。この実施の形態にかかるクリップ1は、典型的には、ユニットバスなどのユニットルームを構成する壁パネルP同士を連結させる壁パネルPの連結部材7にはめ込まれて、これによる連結状態を安定的に維持させるために用いられるものである。
前記連結部材7は、第一連結材8と、第二連結材19とから構成される。第一連結材8は隣り合う壁パネルP、Pの一方の側端部Paに対する当接部9を備えている。また、第二連結材19は、前記第一連結材8の内側にあって隣り合う壁パネルP、Pの他方の側端部Paに対する当接部20を備えている。第一連結材8に対し、第二連結材19は、前記第一連結材8の前記当接部9と前記第二連結材19の前記当接部20との間に隣り合う前記壁パネルPの両前記側端部Pa、Paを導入した状態から両前記当接部9、20間の距離を狭める向きの締め込み移動操作可能に組み合わされている。
図1〜図4に、前記壁パネルP、および、前記連結部材7の一例を示す。
壁パネルPは、上下方向に亘る側端部Paに、被当接部Pbを備えた構成となっている。被当接部Pbは、壁パネルPのパネル面Pfに対し直交する向きに室外側(図2の上側)に突き出す第一部分Pcと、第一部分Pcの突き出し端との間に屈曲部を作って壁パネルPの中央側に向けて突き出す第二部分Pdと、第二部分Pdの突き出し端との間に屈曲部を作って第一部分Pcの根元側に向けて突き出す第三部分Peとを備えている。
隣り合う壁パネルP、P同士は、第一部分Pcの外面同士を向き合わせた状態で、起立状態に配される。図示の例では、一方の壁パネルPの第一部分Pcと他方の壁パネルPの第一部分Pcとの間に隙間Saが形成されるようになっている(図2、図4、図18)。
連結部材7は、横断面形状をその長さ方向に沿った各位置においてそれぞれ実質的にチャンネル材状とした長尺材となっている。連結部材7は、その内側に隣り合う壁パネルP、Pの前記被当接部Pbを同時に受け入れるようにして壁パネルPの室外側に配される。このように配された状態から、前記締め込み移動操作をすることで、隣り合う壁パネルP、P同士を連結する構成となっている。
第一連結材8は、前記壁パネルPのパネル面Pfに向き合う主板部10と、この主板部10の上下方向に沿った一方縁部から前記壁パネルP側に突き出す当接部9と、この主板部10の上下方向に沿った他方縁部から前記壁パネルP側に突き出す補助突き出し部11とを備えている。この当接部9と補助突き出し部11との間の水平方向の距離は、前記第二連結材19の水平方向の幅よりも大きく、これにより、第二連結材19は第一連結材8の内側において、前記締め込み移動をするようになっている。
第一連結材8の当接部9は、主板部10に対し直交する向きに壁パネルP側に突き出す第一部分9aと、第一部分9aの突き出し端との間に屈曲部を作って主板部の中央側に向けて突き出す第二部分9bと、第二部分9bの突き出し端との間に屈曲部を作って第一部分9aの根元側に向けて突き出す第三部分9cとを備えている。第一連結材8の当接部9は、その第三部分9cをもって壁パネルPの被当接部Pbの第三部分Peに当接されるようになっている(図4)。
第一連結材8の補助突き出し部11は、主板部10に対し直交する向きに壁パネルP側に突き出している。補助突き出し部11の突き出し寸法は、当接部9の第一部分9aの突き出し寸法よりも小さくなっている。
第二連結材19は、前記壁パネルPのパネル面Pfに向き合う主板部21と、この主板部21の上下方向に沿った一方縁部から前記壁パネルP側に突き出す当接部20とを備えている。第二連結材19は、その主板部21における前記パネル面Pfに向き合う側と反対の外面24を、第一連結材8の主板部10における前記パネル面Pfに向き合う内面14に接しさせた状態で、第一連結材8の当接部9と補助突き出し部11との間に納められている(図2)。第二連結材19の当接部20は第一連結材8の補助突き出し部11側に位置され、このように位置される第二連結材19の当接部20と第一連結材8の当接部9によって連結部材7は実質的にチャンネル材状を呈している。
第二連結材19の当接部20は、主板部21に対し直交する向きに壁パネルP側に突き出す第一部分20aと、第一部分20aの突き出し端との間に屈曲部を作って主板部21の中央側に向けて突き出す第二部分20bと、第二部分20bの突き出し端との間に屈曲部を作って第一部分20aの根元側に向けて突き出す第三部分20cとを備えている。第二連結材19の当接部20は、その第三部分20cをもって壁パネルPの被当接部Pbの第三部分Peに当接されるようになっている。
図示の例では、第一連結材8に形成されたカム溝13に、第二連結材19に固定した摺動部25を納めることで、第一連結材8に対し第二連結材19が上下方向に移動可能で、かつ、下方に移動するに従って両前記当接部9、20間の距離を狭める向きの締め込み移動可能に組み合わされている。
図示の例では、カム溝13は、溝下端13aに近づくに従って当接部9に近づくように形成されている。摺動部25は、図中符号25aで示す頭とカム溝13を通じて第二連結材19に止着された図中符号25bで示す足とを持つ。図示の例では、摺動部25がカム溝13の溝上端13b側にあるとき、第二連結材19の上端22は第一連結材8の上端12よりも上方に位置すると共に、両前記当接部9、20間に抵抗なく隣り合う壁パネルP、Pの被当接部Pbを同時に導入できるようになっている(図2)。連結部材7の両前記当接部9、20間に隣り合う壁パネルP、Pの被当接部Pbを同時に導入した状態(図2)から、摺動部25がカム溝13の溝下端13aに至るように第二連結材19を下方に押し込む操作をすると、連結部材7の両前記当接部9、20間の距離が狭まり、両前記当接部9、20によって隣り合う壁パネルP、Pの被当接部Pbを挟み付ける(図4)。すなわち、図示の例では、前記第二連結材19の下方への押し込み操作が、前記締め込み移動操作となる。この締め込み移動操作の終了状態では、第一連結材8の上端12のやや上方に第二連結材19の上端22が位置されるようになっている(図3)。
なお、図1中、符号26は第二連結材19の主板部21に形成された窓穴、符号27は第二連結材19の上端22側において当接部20の一部を切り欠いた切り欠き部である。
この実施の形態にかかるクリップ1は、前記締め込み移動操作の終了状態(図3、図4)において、前記連結部材7に、その上端側7aからはめ込まれて、両前記当接部9、20間の距離を拡大する向きの前記第二連結材19の移動を阻止するようになっている。
かかるクリップ1は、前記連結部材7の上端側7aから前記連結部材7内に入り込んで両前記当接部9、20間の距離を拡大する向きの前記第二連結材19の移動を阻止する規制部2と、前記連結部材7側に形成された被係合部17に対する係合部3とを備えている。
また、かかるクリップ1は、前記はめ込み状態において第二連結材19の上端22上に位置される頭部4を備えている。
また、かかるクリップ1は、前記はめ込み状態において前記第一連結材8の外面15(壁パネルPに向き合う前記内面14と反対の側)側に位置される基部5を備えている。
また、前記はめ込み状態において前記規制部2は前記第一連結材8の内面14側に位置されるようになっている。
また、かかるクリップ1は、前記はめ込み状態において、前記規制部2との間に前記第二連結材19を位置させるようにした状態で、前記第一連結材8の内面14側に位置される脚部6を備えている。
また、前記係合部3は、前記基部5に備えられている。
図示の例では、頭部4は、実質的に長方形の板状を呈している。頭部4の長さは、第一連結材8の当接部9と補助突き出し部11との間の距離よりも大きくなっている。
頭部4の幅方向の中程の位置を通って頭部4を壁パネルP側とその反対の側とに二分する仮想の直線x(図8、図10参照)を挟んだ壁パネルP側に前記規制部2が備えられ、その反対の側に前記基部5が備えられている。
基部5は、上辺を頭部4の下面4aに一体に連接させた四角形の板状を呈している。基部5は、頭部4から垂下し、頭部4の下面4aに対し基部5の前面5b(壁パネルPに向けられる側の面)は直交している。基部5の左右寸法は頭部4の長さ寸法よりも小さく、基部5の左辺5cと頭部4の左端4bとの間、および、基部5の右辺5dと頭部4の右端4cとの間にはそれぞれ、間隔が形成されている。基部5の上下寸法は、頭部4の左右寸法よりも小さくなっている。
規制部2は、上端を頭部4の下面4aに一体化させて、頭部4から垂下される棒状を呈している。規制部2の突き出し寸法は、基部5の上下寸法よりもやや小さい。図示の例では、規制部2は、前記仮想の直線xを挟んだ壁パネルP側であって、かつ、基部5の右辺5dと頭部4の右端4cとの間となる位置から鉛直方向に突き出している。規制部2と、基部5の前面5bとの間の距離y(図12参照)は、第一連結材8の主板部10の厚さと略等しいか、これよりやや大きくなっている。また、図示の例では、規制部2は、その下端から突き出し方向中程の位置までの間において、下端に向かうに連れて規制部2の太さを漸減させる傾斜面2aを、基部5の右辺5dに隣接した側部に備えている。
脚部6は、上端を頭部4の下面に一体化させて、頭部4から垂下される棒状を呈している。脚部6の突き出し寸法は、規制部2の突き出し寸法と実質的に等しくなっている。図示の例では、脚部6は、前記仮想の直線xを挟んだ壁パネルP側であって、かつ、基部5の左辺5cと頭部4の左端4bとの間となる位置から鉛直方向に突き出している。脚部6と、基部5の前面5bとの間の距離z(図11参照)は、第一連結材8の主板部10の厚さと略等しいか、これよりやや大きくなっている。
そして、図示の例では、規制部2と脚部6との距離が、第二連結材19の主板部21の左右寸法(幅寸法)と実質的に等しいか、これよりやや大きくなっている。
これにより、この実施の形態にあっては、前記締め込み移動操作の終了状態(図4)において、前記連結部材7にクリップ1を、連結部材7の上端側7aから、クリップ1の基部5が第一連結材8の外面15側に位置し、かつ、規制部2が第二連結材19の当接部20における壁パネルPの側端部Pa(被当接部Pb)への当接側と反対の側に位置されるように、はめ込むことができるようになっている(図18)。図示の例では、締め込み移動操作の開始前は、第一連結材8の補助突き出し部11と第二連結材19の当接部20の第一部分20aとの間には隙間はないが(図2)、締め込み移動操作の終了状態においては両者間に規制部2を上方から入れ込み可能とする隙間Sbが形成されるようになっている(図4)。そして、この隙間Sbに前記規制部2が上方から差し込まれ、かつ、第一連結材8の当接部9の第一部分9aと第二連結材19の主板部21の他方縁部(当接部が形成された一方縁部と反対の側の縁部)との間の隙間Scに前記脚部6が上方から差し込まれるようになっている。前記規制部2の傾斜面2aによって規制部2の前記差し込みをスムースに行えるようになっている。
また、このはめ込み状態において、クリップ1の脚部6は、第二連結材19の主板部21における上下方向に沿った他方縁部と第一連結材8の当接部9の第一部分との間に納まるようになっている(図18)。
そして、このはめ込み状態を、この実施の形態にあっては、クリップ1の基部5に形成された係合部3を連結部材7側に形成された被係合部3に係合させることで、維持するようになっている。これにより、連結部材7における両前記当接部9、20間の距離を拡大する向きの前記第二連結材19の移動は抑止され、連結部材7を介した隣り合う壁パネルP、P同士の連結状態は安定的に維持される。
この実施の形態にあっては、前記係合部3は弾性片5kに形成されていると共に、前記弾性片5kに上方からの前記弾性片5kの弾性変形操作を可能とする操作片5mを備えさせてなる。
図示の例では、基部5の中央には、上辺5aにおいて溝端を上方に開放させて下方に延びる左側割溝5eと、上辺において溝端を上方に開放させて下方に延びる右側割溝5fとによって、帯板片部5gが区分形成されている。基部5の前面5b側において、帯板片部5gの上下方向中程の位置には、上方に向いた段差5hが形成されている。この段差5hと帯板片部5gの下端との間には段差5hに近づくに連れて高まる傾斜面5iが形成されており、段差5hと傾斜面5iとの間に頂部5jが形成されている。また、前記頭部4には、帯板片部5gの上端を納める割欠き部4dが形成されている。図示の例では、連結部材7に前記のようにクリップ1をはめ込み操作する過程で、前記帯板片部5gの傾斜面5iが第一連結材8の外面15に接し帯板片部5gが壁パネルPから離れる向きに弾性変形するようになっている。第一連結材8には、その上端12側に前記帯板片部5gの頂部5jを入り込ませる大きさの貫通穴16が形成されている。クリップ1が連結部材7に対しこの貫通穴16に頂部5jを入り込ませる位置まではめ込まれると、帯板片部5gが弾性復帰されて貫通穴16の上縁に前記段差5hが引っかかる(図16)。これにより、クリップ1の連結部材7へのはめ込み状態が安定的に維持される。連結部材7からクリップ1を取り外す必要が生じた場合は、頭部4の割欠き部4d内に位置される帯板片部5gの上端を利用して帯板片部5gを壁パネルPから離れる向きに弾性変形させ前記貫通穴16への前記段差5hの引っかかりを解けば良い。すなわち、この実施の形態にあっては、前記帯板片部5gが前記弾性片5kとして機能し、前記段差5hが前記係合部3として機能し、前記貫通穴16が前記被係合部3として機能し、前記帯板片部5gにおける段差5hと上端との間が前記操作片5mとして機能するようになっている。図示の例では、段差5hの上方には、この段差5hとの間に第一連結材8の上端12と貫通穴16の上縁との間の距離と実質的に等しい距離を開けて、突起5oが形成されており、貫通穴16に段差5hを係合させた状態において、段差5hと突起5oとの間に第一連結材8の上端12と貫通穴の上縁との間に位置される箇所18が納まるようになっている。
また、図示の例では、基部5の前面5bであって、前記左側割溝5eの左側と、前記右側割溝5fの右側とにそれぞれ、前記被係合部3としての貫通穴16に係合部3としての段差5hが引っかかった係合状態において第一連結材8の上端12に当接される下方に向いた段差5nが形成されている。
第二連結材19の締め込み移動操作を終了した連結部材7に対するクリップ1のはめ込み状態において、前記頭部4は第二連結材19の上端22上に位置することから、クリップ1によって第二連結材19の上下方向のがたつきも抑止できる。
壁パネルPから構成されるユニットルームの補修や解体などに際しては前記操作片5mを利用してクリップ1と連結部材7との係合を容易に解いて連結部材7からクリップ1を取り外すことができ、これにより、連結部材7による壁パネルP同士の連結状態も容易に解除できる。
以上に説明したクリップ1における弾性変形特性を備えるべき部分へのこの特性の付与は、かかるクリップ1を合成樹脂の成形品とすることで、容易に確保することができる。
なお、当然のことながら、本発明は以上に説明した実施態様に限定されるものではなく、本発明の目的を達成し得るすべての実施態様を含むものである。
P 壁パネル
Pa 側端部
1 クリップ
2 規制部
3 係合部
7 連結部材
8 第一連結材
9 当接部
19 第二連結材
20 当接部

Claims (7)

  1. 隣り合う壁パネルの一方の側端部に対する当接部を備えた第一連結材に対し、前記第一連結材の内側にあって隣り合う壁パネルの他方の側端部に対する当接部を備えた第二連結材を、前記第一連結材の前記当接部と前記第二連結材の前記当接部との間に隣り合う前記壁パネルの両前記側端部を導入した状態から両前記当接部間の距離を狭める向きの締め込み移動操作可能に組み合わせてなる壁パネルの連結部材にはめ込まれて前記連結部材による前記壁パネル同士の連結状態を維持するクリップであって、
    前記連結部材の上端側から前記連結部材内に入り込んで両前記当接部間の距離を拡大する向きの前記第二連結材の移動を阻止する規制部と、
    前記連結部材側に形成された被係合部に対する係合部とを備えてなる、クリップ。
  2. 前記はめ込み状態において第二連結材の上端上に位置される頭部を備えてなる、請求項1に記載のクリップ。
  3. 前記はめ込み状態において前記第一連結材の外面側に位置される基部を備えてなる、請求項1に記載のクリップ。
  4. 前記はめ込み状態において前記規制部は前記第一連結材の内面側に位置されるようにしてなる、請求項3に記載のクリップ。
  5. 前記はめ込み状態において、前記規制部との間に前記第二連結材を位置させるようにした状態で、前記第一連結材の内面側に位置される脚部を備えてなる、請求項4に記載のクリップ。
  6. 前記基部に、前記係合部を備えさせてなる、請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載のクリップ。
  7. 前記係合部は弾性片に形成されていると共に、前記弾性片に上方からの前記弾性片の弾性変形操作を可能とする操作片を備えさせてなる、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のクリップ。
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