JP2020084481A - パネル構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 地面等に対して直立して設置される支柱に対して板状パネルが取り付けられたパネル構造体に於いて、支柱に板状パネルを取り付ける構造が比較的軽量且つ簡単な構成であり、板状パネルを破損し得る荷重が作用する事態となっても、パネル又はその破片が支柱から離れた領域或いは建築限界へ侵入又は散乱することが容易に回避できるようになっている構成を提供すること。【解決手段】 本発明のパネル構造体であって、板状パネル2の縁又は躯体4hと支柱1とのそれぞれに対して嵌合した弾性部材5により板状パネルの縁と支柱との間が連結され、所定の強さ以上の力が板状パネルに作用すると、弾性部材が板状パネル及び支柱の少なくとも一方から脱離して支柱から板状パネルが離れるよう構成される。【選択図】 図1

Description

本発明は、道路脇、路盤、地面、建物内外の水平面など(以下、「地面等」と称する。)の上に於いて概ね鉛直方向に延在する板状のパネル、例えば、防音パネル、吸音パネル、防風パネル、看板、区画用パネル、太陽光発電パネル(ソーラーパネル)など、が取り付けられたパネル構造体に係り、より詳細には、かかるパネル構造体に於ける、地面等に直立して設置される支柱に板状パネルを取り付けるための取り付け構造に係る。
地面等に概ね鉛直方向に直立した支柱に対して、板状パネルを、それが概ね鉛直方向に延在するように取り付ける構造は種々提案されている。例えば、特許文献1に於いては、道路周辺にて地面から直立して設置された支柱に防音板を取り付ける構造であって、防音板の端部に取り付けられた取付枠の奥側に第1の壁面が設けられ、且つ取付枠の手前側に第2の壁面が設けられ、第1の壁面にはボルトが挿通可能な貫通孔が穿設され、防音版が該貫通孔にボルトを挿通して支柱に取り付けられるよう構成されているところ、第1の壁面に挿通されたボルトの手前に位置する第2の壁面が、少なくとも上下方向に設けられたヒンジにより奧側か手前側の少なくともいずれか一方に向けて開放可能となされ、これにより、防音板を支柱に取り付ける際には、第2の壁面が手前側に延在して、ボルトの締結操作が容易に達成され、防音板の支柱への取り付け後は、第2の壁面が奥側へ回動され、第1の壁面と平行に延在し、ボルトの締結部が外側から見えないようになった構造が開示されている。また、特許文献2では、防音壁を構成するために支柱等の構造体に防音パネルを取り付ける構造であって、支柱から水平方向に延出するように配設されたブラケットに、断面L字状の第1および第2の長尺材を対向配置するようにして断面コ字状のレール部材を構成し、このレール部材が支柱との間に間隔をおいた状態でブラケットに支持固定され、このレール部材に防音パネルが嵌入するようにした構造が提案されている。更に、特許文献3に於いては、くの字形状に構成された支柱の上方側傾斜部間へ太陽光発電パネルを設置して太陽光エネルギーを効率良く取り込む構成とした太陽光発電パネルを備えた傾斜型防音壁の構造が提案されている。
特開2003−253626 特開2008−138438 特開2012−97431
上記の如く、地面等に直立した支柱に板状パネルを取り付けた構造体(パネル構造体)に於いては、板状パネルが支柱からできるだけ脱落しないように、また、万一、板状パネルが落下又は破損するような事態となっても、パネル又はその破片が支柱から離れたところに侵入又は散乱しないようにすることが望まれる。この点に関し、例えば、道路などの路盤に直立して設置された支柱に防音パネルを取り付けて成る防音壁等のパネル構造体の場合、人、車両などのその他の物が状態的に存在する空間である建築限界内にパネル又はその破片などが落下することが厳しく制限されているため、パネル等の落下・散乱を回避すべく、これまでのパネル構造体に於いては、板状パネルの支柱への取り付け構造が過剰に頑丈となったり、複雑になることで、重量が増加してしまうことがあった。そして、かかる重量の増加により、橋梁等の立体交差部での路盤耐力によっては、設置制限を超過するなどして、パネル構造体の設置そのものが困難な状況となってしまうことも起き得る。また、板状パネルの縁又は躯体と支柱との間の締結構造は、多くの場合、ねじ留めを基本としており、板状パネル上の荷重が作用する部位から支柱への締結部に至る構造的な経路は剛構造となっているので、特に構造上最弱部位となり易いねじとその近傍への荷重負担が増し、ねじの破断を誘発する危険性を常に孕んでいる。更に、パネル構造体に於いて、万一、板状パネルが支柱から脱離してしまうことを想定し、別途、板状パネルには、脱落防止用ワイヤ等の、板状パネル又はその破片が落下して建築限界内へ侵入しまうことを回避するための構成が準備されることがあるが、そのような脱落防止ワイヤ等の構成をねじに具え付けることは、構成が複雑となり、施工性等の実環境を踏まえると事実上困難である。
本発明は、上記の如き従前のパネル構造体に於ける問題に対処するためのものであり、本発明の一つの課題は、上記の如きパネル構造体に於いて、支柱に板状パネルを取り付ける構造が比較的軽量且つ簡単な構成であり、万一、板状パネルを破損し得る荷重が作用する事態となっても、パネル又はその破片が支柱から離れた領域或いは建築限界へ侵入又は散乱することが容易に回避できるようになっている構成を提供することである。
本発明によれば、上記の課題は、地面等に対して直立して設置される支柱に対して板状パネルが取り付けられたパネル構造体であって、前記板状パネルの縁又は躯体と前記支柱とのそれぞれに対して嵌合した弾性部材により前記板状パネルの縁と前記支柱との間が連結され、所定の強さ以上の力が前記板状パネルに作用すると、前記弾性部材が前記板状パネル及び前記支柱の少なくとも一方から脱離して前記支柱から前記板状パネルが離れるよう構成されたパネル構造体によって達成される。
上記に於いて、「地面等」とは、上記の如く、道路脇、路盤、地面、建物内外の床面など、任意の水平な面であってよい。「支柱」は、金属材、木材、石材、コンクリート材、硬質の樹脂材或いは複合材から成る棒状の部材であって、その「地面等」上にて任意の態様にて、例えば、地面等に差し込まれて或いは地面等に配置又は設置された台座等に支持されるなどして、略鉛直方向に直立して配置されてよい。「板状パネル」は、上記の如く、防音パネル、吸音パネル、防風パネル、看板、区画用パネル、太陽光発電パネルなどの任意の板状構造のパネル部材であってよい。「弾性部材」は、天然ゴム、合成ゴム等のエラストマー材或いは任意の弾性変形する材料からなる略棒状の部材であってよい。かかる「弾性部材」は、板状パネルの縁又は支柱に於いて設けられた凹部に嵌入される一方、板状パネルの縁又は支柱に於いて設けられた凸部が「弾性部材」に嵌入されることによって、板状パネルの縁と支柱とに対して嵌合され、これにより、板状パネルが支柱に対して連結され保持されることとなる。即ち、上記の本発明の構成に於いては、端的に述べれば、支柱と板状パネルとの間が弾性部材によって連結されることとなる。
上記の構成によれば、通常時、即ち、支柱に対して板状パネルを固定的に保持した状態に於いて、板状パネルを破損しない程度の荷重又は風圧が板状パネルに作用する場合には、その作用力は、弾性部材の弾性変形に吸収される。一方、支柱に対して板状パネルを固定的に保持した状態に於いて、板状パネルを破損してしまう程度の荷重又は風圧、即ち、所定の強さ以上の力が板状パネルに作用する場合には、板状パネルが破損する前に弾性部材が板状パネル又は支柱から脱離し、これにより、板状パネルが破損し、その破片が周囲に散乱してしまうといった状況、例えば、板状パネルの破片の道路の建築限界内への侵入、が回避される(なお、板状パネルは、上記の取り付け構造とは別に、支柱に対して脱落防止ワイヤと連結され、上記の弾性部材による連結が外れて、板状パネルが支柱から脱離しても、さほどに破損することなく、支柱周辺に留まり、支柱から離れた領域又は建築限界へ侵入しないようになっていてよい。)。そして、上記の構成に於いては、支柱に対する板状パネルの連結が、主として、ねじ類の締結による剛固な構造によるのではなく、弾性部材の嵌合による柔軟な構造によっており、板状パネルが通常時は支柱から外れず、強い力が作用したときだけ支柱から外れるようにするための構造そのものが、比較的簡単であり、従って、作成や調整が容易であり、また、構造のための重量も比較的軽量にすることが可能である。
本発明の実施の形態の一つに於いては、例えば、板状パネルに於ける支柱に対向する側の縁又は躯体に凹部を設け、支柱に凸部を設け、かかる凹部と凸部との間に弾性部材が嵌入するようになっていてよい。ここに於いて、弾性部材の外径又は外寸法が凹部の内径又は内寸法より小さく、弾性部材が内方へ圧縮されつつ、凹部へ嵌入されるようになっていてよい。また、凸部は、弾性部材の内側に穿たれた孔へ嵌入されるようになっていてよく、凸部の外径又は外寸法が弾性部材の孔の内径又は内寸法より大きく、弾性部材が外方へ拡張されつつ、凸部に嵌合するようになっていてよい。また、この構成とは逆に、板状パネルに於ける支柱に対向する縁又は躯体に凸部を設け、支柱に凹部を設け、かかる凸部と凹部との間に弾性部材が嵌入するようになっていてもよい。かかる構成により、板状パネルに強い力が作用しない限り、板状パネルが弾性部材の圧縮、拡張による弾性力によって支柱に対して安定的に保持されることとなる。
また、弾性部材の端部と支柱の表面及び/又は板状パネルの縁若しくは躯体の表面との間には、弾性材料にて成形された板状部材であるエンドキャップが挟持されてよい。かかる構成によれば、支柱と板状パネルの縁との隙間の幅が通常時の作用力による板状パネルの撓みによって変動しても、或いは、板状パネルの製作時の寸法の誤差に起因して支柱と板状パネルの縁との隙間の幅にばらつきが在っても、エンドキャップの弾性変形によって、かかる隙間の幅の変動や誤差が吸収され、支柱の表面から板状パネルの縁表面までが部材により密着した状態となり、板状パネルが支柱に対して安定的に保持できることとなる。この点に関し、弾性部材へ嵌入される凸部を支柱及び板状パネルとは別体の固定具上に形成して、その固定具を支柱又は板状パネルの縁に固定して凸部を設ける場合、上記の弾性変形するエンドキャップを用いると、後に説明される如く、固定具の寸法や支柱の建付けに要求される精度(例えば、固定具を支柱又は板状パネルの縁に固定するためのねじ孔の位置など)を緩和することができ、製作労力やコストの低減が図られることとなる。
更に、支柱と板状パネルの縁との間に嵌合される弾性部材に於いて、支柱の表面と板状パネルの縁又は躯体の表面との間の面に沿った方向について、屈曲しやすい方向ができるように、支柱の表面と板状パネルの縁又は躯体の表面との間の面に沿った方向の弾性部材の断面に於いて、弾性部材が特定の方向が相対的に肉厚となるように形成されてよい。例えば、板状パネルの法線方向に変形し易いように弾性部材が形成されていると、板状パネルの面全体に作用する圧力(風圧など)の影響を弾性変形により吸収しやすくなるといった利点が得られる。特に、弾性部材が嵌入されるパネルの縁又は支柱の凹部が円筒状に形成されており、弾性部材が断面に於いて一部に切り欠きが形成された円柱状に成型されているときには、凹部内にて弾性部材を任意の方向に回転させることにより、支柱の表面と状パネルの縁表面との間の面に沿った方向に於いて、弾性部材の屈曲変形し易い方向を任意に設定できることとなる。
上記の本発明のパネル構造体は、既に述べた如く、支柱と板状パネルとの間が弾性部材によって連結され、支柱と板状パネルとの間の隙間の変動や寸法誤差が、弾性部材の弾性変形に吸収され、所定の強さ以上の力が板状パネルに作用したときには、弾性部材が板状パネル及び支柱の少なくとも一方から脱離して板状パネルが破損する前に支柱から離れるように構成されている。かかる構成に於いては、支柱に対する板状パネルの取り付けに剛固な或いは複雑なねじ等による締結構造は必要なく、比較的軽量にて構造が達成可能となる。このことは、例えば、橋梁等の立体交差部等に於ける路盤耐力や設置制限がある場合にもより軽量なパネル構造体を提供できる点で有利である。また、支柱と板状パネルとの間の寸法誤差は、弾性部材の弾性変形に吸収されることから、許容誤差が大きくなり、製作労力やコストの低減が図られる点でも有利である。
本発明のその他の目的及び利点は、以下の本発明の好ましい実施形態の説明により明らかになるであろう。
図1(A)は、本実施形態によるパネル構造体の模式的な斜視図である。図1(B)は、本実施形態によるパネル構造体に於いて、板状パネルを支柱へ取り付けるための板状パネルの縁枠に設けられる取付部の構造を分解して表した模式的な斜視図である。図1(C)は、固定具の(図1(B)のCの方向から見た)斜視図である。図1(D)は、エンドキャップの(図1(B)のDの方向から見た)斜視図である。図1(E)は、本実施形態によるパネル構造体に於ける板状パネルを支柱へ取り付けるための取付部の構造の模式的な斜視図である。説明の目的で一部が破断され内部が示されている。 図2(A)は、板状パネルと支柱との間に嵌合される円柱状の弾性部材の肉厚方向が板状パネルの面方向に沿っている場合の取付部の構造の模式的な斜視図であり、図2(B)は、板状パネルと支柱との間に嵌合される円柱状の弾性部材の肉厚方向が板状パネルの面方向に対して傾いている場合の取付部の構造の模式的な斜視図である。 図3(A)、(B)は、板状パネルと支柱との取付部の模式的な斜視図であり、エンドキャップ8の弾性によって固定具6と板状パネルの水平縁4hとの隙間の変動や誤差が吸収できることを説明している。 図4は、本実施形態によるパネル構造体の板状パネルの取付部に採用される弾性部材を介してねじ(ボルト)に作用する荷重−変位特性を模式的に示したグラフ図である。 図5は、本実施形態によるパネル構造体に於いて、二つの支柱の間に取り付けられた板状パネルに荷重が作用したときに板状パネルが撓む様子を模式的に描いた図である。
1…支柱
2…板状パネル
3…取付部
4h…パネルの水平枠
4p…パネルの鉛直枠
4a…パネルの水平枠の凹部
5…弾性部材
5a…弾性部材の孔部
6…固定具
7…固定具の凸部
8…エンドキャップ
9…ねじ穴
10a、b…ボルト、ナット
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を幾つかの好ましい実施形態について詳細に説明する。図中、同一の符号は、同一の部位を示す。
パネル構造体の構成
図1(A)に示されている如く、本実施形態のパネル構造体Pに於いては、地面等に直立して設置又は配置された支柱1に板状のパネル2がその面方向が支柱1の延在方向に沿うように対して保持される。かかる支柱1に対するパネル2の保持は、取付部3にて、以下に詳細に説明される如く、パネル2の縁又は躯体が支柱1に連結されることによって達成される。なお、図示していないが、取付部3は、パネル2の上下縁だけでなく、パネル2の上下縁の間の縁に設けられていてもよい。パネル構造体Pは、道路脇、路盤、地面、建物内外の床面に設置される防音壁、防風壁、区画壁、看板、太陽光発電パネル組立体などであってよい。支柱1は、典型的には、鋼鉄等の金属部材、木材、石材、コンクリート材、硬質の樹脂材或いは複合材から成る棒状の部材から成型されたものであってよく、地面等に差し込まれて或いは地面等に配置又は設置された台座等に支持されるなどして、略鉛直方向に直立して配置されてよい。パネル2は、防音パネル、吸音パネル、防風パネル、看板、区画用パネル、太陽光発電パネルなどの任意の板状の部材であってよい。
支柱1に対するパネル2の取付部3に於いては、端的に述べれば、図1(B)、(E)に示されている如く、パネル2は、柱状又は棒状の弾性部材5により支柱1に対して連結される。図示の実施形態に於いて、より具体的には、まず、パネル2に於いては、支柱1に沿って延在する縁部分に位置する鉛直枠4pと、支柱1に対して略垂直に、略水平に延在する水平枠4hとが設けられ、水平枠4hの支柱1に対向する端部には、弾性部材5が嵌入させられる凹部4aが形成される。なお、例として、図では、水平枠4hは、パネル2の上縁に沿って延在するよう描かれているが、パネル2の下縁又は上下縁の間に設けられる躯体であってもよいことは理解されるべきである。水平枠4hは、例えば、アルミなどの比較的軽い金属や樹脂などの押し出し材にて形成されていてよく、内面に剛性保持のために、複数の壁が形成されていてよい。凹部4aは、水平枠4hの延在方向に沿ってその内側にて延在する筒状面であってよく、典型的には、図示の如く、円筒状であるが、角筒状であってもよい。水平枠4hの端部に設けられる凹部の数は、一つであってもよく、複数であってもよい(図では、3つ。)。
上記の水平枠4hの凹部4aの各々には、既に触れた如き、柱状又は棒状の弾性部材5が圧縮されつつ嵌入される。従って、弾性部材5の外径は、凹部4aの内径より大きく形成される。弾性部材5は、天然ゴム、合成ゴム等のエラストマー材或いは任意の弾性変形する材料にて形成されてよい。また、図1(E)に描かれている如く、パネル2を支柱1に取り付けた状態に於いて、弾性部材5は、略全体が水平枠4hの凹部4aに収容される寸法に形成される。この点に関し、後に説明されるように、弾性部材5の全長は、支柱1に取り付けられたパネル2に所定の強さより大きな荷重が作用したときには、パネル2が撓みながら支柱1から外れるように調整される。更に、弾性部材5の断面形状は、凹部4aの断面形状に対応して、円形又は角形に形成されるところ、特定の方向の肉厚が相対的に薄くなるように(即ち、別の方向の肉厚が相対的に厚くなるように)、肉盗み(5bが付された領域)が施されていてよい。かかる肉盗みを施すことによって、凹部4aへの弾性部材5の嵌入が容易となると共に、図2(A)、(B)に描かれている如く、弾性部材5が、肉盗みが施された方向、即ち、相対的に肉厚が薄くなっている方向に(矢印Tの方向に)、曲がりやすくなることから、パネル2を特定の方向に撓みやすくするなどの調整が可能となる。特に、図示の如く、凹部4a断面が円形であり、弾性部材5の断面が円形の両端を切り落とした形状であるときには、弾性部材5の嵌入に際して、弾性部材5を凹部4a内にて適宜回転することで、パネル2が撓みやすくなる方向を任意に調整できることとなる。そして、上記の弾性部材5の、支柱1に対向する側の端の略中央のそれぞれには、孔部5aが穿孔され、孔部5aには、それぞれ、下記に説明される支柱1に固定される固定具6上に設けられた凸部7が嵌入される。ここに於いて、孔部5aに対して凸部7が嵌入のみで保持されるようすべく、孔部5aは、その内径が固定具6上の凸部7の凸部の外径よりも相対的に小さく形成される。
かくして、図1(B)に描かれている如く、凹部4aに弾性部材5が嵌入されたパネル2の水平枠4hの端部に対して、エンドキャップ8(図1(D))が装着され、更に、支柱1に固定される固定具6(図1(C))が、その一方の面に形成された凸部7がエンドキャップ8の開口部8aを通って孔部5a内へ嵌入されるように装着され、そして、固定具6のねじ孔9を支柱1に設けられたねじ孔1aに整合し、かかるねじ孔9にボルト10aを挿通してナット10bで締結することによって、固定具6が支柱1に対して取り付けられる。固定具6は、鋼鉄等の金属部材、木材、石材、コンクリート材、硬質の樹脂材或いは複合材など、任意の硬質の材料にて形成されてよい。なお、固定具6は、パネル2へ対向する面に於いて、弾性部材5の孔部5aに整合して凸部7が形成されると共に、支柱1に固定することができれば、L字型に限らず、任意の形状に形成されてよい。凸部7は、固定具6と一体的に成型されてもよく、別体として成型された後に固定具6上へ締結又は固定されるようになっていてもよい。
かくして、パネル2が支柱1へ取り付けられた状態に於いては、図1(E)又は図3(B)に描かれているように、弾性部材5は、その略全長が水平枠4hの凹部4aに収容され、固定具6の凸部7はその根元近傍までが弾性部材5の孔部5aに収容され、パネル2の水平枠4hの端面は、エンドキャップ8を挟んで固定具6に密着した状態となる(弾性部材5はエンドキャップ8の開口部8aを貫通するようになっていてよい。)。この点に関し、エンドキャップ8も弾性部材5と同様の弾性材料から形成され、これにより、エンドキャップ8の弾性圧縮変形によって、パネル2の水平枠4hの端面と固定具6の表面との隙間がエンドキャップ8により埋められ、空隙が生じず、パネル2の水平枠4hが安定的に固定具6に対して保持可能となる。
また、図3(A)の矢印の方向に示されている如く、エンドキャップ8と弾性部材5とが支柱1とパネル2の水平枠4hとの間の面に対して略垂直方向に弾性圧縮変形可能であり、かかる変形によって、パネル2と支柱1との距離の変化又はずれが吸収されることから、支柱1に要求される建付け精度や、ボルト10aを固定具6のねじ孔9と支柱1のねじ孔1aとに挿通して、固定具6が支柱1に固定される構成の場合のねじ孔の位置精度が緩和されるという利点が得られる。一般にパネル構造体の施工に於いては、地面等上に複数の支柱を配置して建て付けてから支柱間にパネル2が取り付けられるところ、その場合には、支柱の建て付けに際しては、支柱間の距離がパネルの幅に一致するように、或いは、支柱側のねじ孔と支柱間に取り付けられるパネル側のねじ孔(この場合は、固定具6のねじ孔9)とが整合するように支柱の位置を調整し或いはねじ孔の位置を調製しておく必要がある。しかしながら、かかる支柱の建付けに於ける精度を小さくすることは、施工の煩雑化をもたらし、施工コスト増の要因となるので、これを回避するために、一つの手法として、ねじ孔を長孔にして、ねじ孔を整合しやすくするなどのことが行われているところ、長孔の加工は、コスト増の要因となり、また、支柱の建付け精度によっては、施工現場で孔の追加工が必要となる場合もある(ねじ孔が通常の丸孔であり、パネルの幅が固定されている場合に、支柱を建て付けた後で、建付け精度が悪ければ、パネル側のねじ孔の位置が支柱のねじ孔の位置に整合しないことが起き得る。)。これに対し、上記の本実施形態の如く、パネル2の水平枠4hの端面と固定具6との間が弾性圧縮変形可能であることから、支柱の建付け後に支柱間にパネルを取り付ける際に、支柱1に固定される固定具6とパネル2の水平枠4hの端面との間の距離が変動可能となるため、支柱のねじ孔と固定具6のねじ孔9とは、長孔にしなくても、通常の円形の孔のままでも(固定具6と水平枠4hの端面との間の距離を適合させて)容易に整合することが可能となり、従って、支柱1に要求される建付け精度が緩和できることとなり、施工コストの低減が図られることとなる。
更に、図から理解される如く、本実施形態の取付部3に於いて、荷重を緩和するための機構(凹部、弾性部材、凸部等)がパネルの水平枠4hに内装されるので、例えば、パネル2がソーラーパネルのように、通電用の配線を配架させる構成が必須の場合であっても、支柱とパネルとの間に十分な配架空間を確保することが可能である。
なお、図示していないが、パネル2は、支柱1から離脱しても、支柱1から遠くへ飛んでいかないように、例えば、道路に於ける建築限界内に侵入しないように、脱落防止ワイヤにより支柱1に繋がれていてよい。脱落防止ワイヤは、パネル2が支柱1の根元に移動することを許す程度の長さを有する索状物であってよい。かかる脱落防止ワイヤは、パネル2及び支柱の任意の部位に繋がれていてよい。
パネル構造体の作動
上記の本実施形態によるパネル構造体では、既に触れた如く、支柱1とパネル2との連結及び支柱1に対するパネル2の保持が、それらの間に嵌合された弾性部材5による、謂わば、柔構造によって達成されることとなる。かかる本実施形態の作動に於いて、支柱1に取り付けられたパネルに風や物の衝突による荷重が作用すると、その荷重は、パネル2の水平枠4h、鉛直枠4pから凹部4aに嵌入された弾性部材5に伝達され、しかる後、弾性部材5の孔部5aに嵌入された凸部7を介して、固定具6を支柱1に締結するボルト10aへと伝達される。この荷重の伝達に於いて、弾性部材5の特に肉盗みが施された部位にてせん断変形が生じ、ボルト10aへ伝達される荷重が緩和されることとなる。この点に関し、より詳細には、弾性部材5のせん断変形は、弾性部材5の長さ、孔部5aの大きさ、肉盗み5bを施した量に依存するところ、一般に、ゴム等の材料に於けるせん断変形の非線形性により、図4に示されている如く、ボルト10a(ねじ)へ伝達される荷重特性Fに於いて、プラトー領域Pが発現する。従って、弾性部材5の長さ、孔部5aの大きさ、肉盗み5bを施す量は、好適には、パネル2に(後に説明される)最大作用荷重が作用したときのボルト10aに作用するプラトー領域Pの荷重が、ボルト10aの許容荷重Flよりも十分に小さくなるように調整されてよい。
また、更に、弾性部材5の長さは、パネル2に所定の強さ以上の力が作用したときには、パネル2が撓みながら、破損することなく、支柱1から離脱される長さに調整される。より具体的には、図5を参照して、撓みがない状態での幅がBのパネル2が支柱1間に取り付けられている状態で、パネル2に荷重(風、物の衝突)が作用して、パネル2が破損せずに撓んだとき(2’の状態)の直線距離をbとするとき、寸法差は、
d=B−b …(1)
で与えられる。ここで、パネル2に通常時に受ける荷重、即ち、常用荷重の想定最大値(突風受圧荷重)が作用している際の寸法差duに於いては、パネル2が支柱1から脱離しないように、パネル2の幅がduだけに縮んでも、弾性部材5がパネル2の水平枠4hと支柱1に固定された固定具6とを連結した状態を保持する必要があるので、弾性部材5の長さLは、
L>du/2 …(2)
を満たすよう調整される。一方、パネル2に他物が衝突するなどして強い衝撃が与えられた場合には、パネル2は破損する前に、支柱1から離脱できることが好ましい(パネル2は、支柱1に対して別途脱落防止ワイヤにより繋がっているので、支柱1の取付部3から離脱しても支柱1から離れたところまで移動しない。)。そこで、パネル2に所定の強さの力が作用したときの寸法差dlに於いて、弾性部材5によるパネル2の水平枠4hと支柱1に固定された固定具6との連結が外れるようにすべく、弾性部材5の長さLは、
L<dl/2 …(3)
を満たすよう調整される。かくして、弾性部材5の長さLは、
du/2<L<dl/2 …(4)
となるように調整され、パネル2は、常用時には、支柱1に取り付けられた状態に保持され、強い衝撃の発生時には、必要以上に破損することなく、支柱1から離脱できることとなる。なお、寸法差du、dlは、実験等により計測して得られてよい。
かくして、上記の本実施形態の構成によれば、パネル2の水平枠4の凹部4a内に対して弾性部材5が外方へ拡張しようとする弾性力により保持される一方、固定具6の凸部7に対して弾性部材5が孔部5aを収縮しようとする弾性力により保持されることで、パネル2と支柱1とを連結し、パネル2に通常の荷重が作用している間は、パネル2が撓んでもパネル2と支柱1との連結が保持される一方、パネル2に所定の強さ以上の荷重が作用したときには、パネル2の撓みによる寸法差が弾性部材5の長さLを超え、弾性部材5がパネル2側の凹部4a又は支柱1側の凸部7の少なくとも一方から脱離し、パネル2と支柱1との連結が解除されることとなる。かかるパネル2と支柱1との連結構成に於いては、ねじによる剛固な或いは複雑な結合は用いられておらず、弾性部材5の嵌合という比較的軽量で簡単な構成により、着脱可能な態様にてパネル2と支柱1との連結が達成される。また、この場合、パネル2に所定の強さ以上の荷重が作用したときには、パネル2が自然に支柱1から外れるようになっており、脱落防止ワイヤは、かかる支柱1から外れたパネル2を支柱1の近傍に留めておくだけでよいので、パネル2と支柱1との間に繋がれる脱落防止ワイヤをねじの締結構造に付するといった構成を用いる必要はなく、パネル2が破損して破片が周囲に、建築限界内まで、散乱してしまうといった状況をできるだけ回避できることが期待される。
なお、上記の本実施形態の取付部3は、支柱1側に弾性部材5を収容する凹部を設け、パネル2側に弾性部材5の孔部5aに嵌入する凸部を設けた構成であってもよく、そのような場合も本発明の範囲に属する。また、弾性部材5の孔部5aに嵌入する凸部7は、支柱1又はパネル2の水平枠又は垂直枠に一体的に(例えば、溶接などで)取り付けられ、或いは、形成されてもよい(固定具6を支柱1に対してボルト(ねじ)で締結する構成が採用されない。)。
以上の説明は、本発明の実施の形態に関連してなされているが、当業者にとつて多くの修正及び変更が容易に可能であり、本発明は、上記に例示された実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の概念から逸脱することなく種々の装置に適用されることは明らかであろう。

Claims (1)

  1. 地面等に対して直立して設置される支柱に対して板状パネルが取り付けられたパネル構造体であって、前記板状パネルの縁又は躯体と前記支柱とのそれぞれに対して嵌合した弾性部材により前記板状パネルの縁と前記支柱との間が連結され、所定の強さ以上の力が前記板状パネルに作用すると、前記弾性部材が前記板状パネル及び前記支柱の少なくとも一方から脱離して前記支柱から前記板状パネルが離れるよう構成されたパネル構造体。
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