JP2020084066A - 潤滑油基油組成物 - Google Patents

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保奈美 渡邉
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Abstract

【課題】燃費を低減し、低温粘度を低減し、且つ、高温での比較的高い粘度を確保し、及び、低温下での粘度と高温下での粘度の差が小さい潤滑油基油組成物の提供。【解決手段】潤滑油基油、及び共重合体を含有する潤滑油基油組成物であって、潤滑油基油組成物の全重量に対する共重合体の含有量が2〜20重量%であり、前記共重合体が、(i)ポリオレフィンベースのマクロモノマーに由来する繰り返し単位と、(ii)(アルキル)スチレンモノマー、アルキル(メタ)アクリレート、ビニルエステル、アルキルビニルエーテル、(ジ)アルキルフマレート、(ジ)アルキルマレエート、およびこれらのモノマーの混合物からなる群から選択される低分子モノマーに由来する繰り返し単位と、を含む櫛形ポリマーである、潤滑油基油組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、基油及び特定の共重合体を含有する潤滑油基油組成物に関する。
近年、CO排出量低減及び石油資源保護等の実現のために、自動車の省燃費化がより一層要求されている。省燃費化の一つとして、例えばエンジン油の低粘度化による粘性抵抗の低減が挙げられる。しかし、低粘度化すると液漏れや焼付きといった問題が生じてくる。また、寒冷地では低温始動性が求められる。この問題に対しては、米国SAEのエンジン油用粘度規格(SAEJ300)に定められており、0W−20グレードにおいては、高温高せん断下での150℃HTHS粘度(ASTM D4683又はD5481)がMin.2.6に規定されている。また、同グレードは、寒冷地での始動性保証のために−40℃下の低温粘度が60,000mPa・s以下及び降伏応力無きこと(ASTM D4684)が規定されている。省燃費化については、上記規格を満たした上で、80℃又は100℃の実効温度域でのHTHS粘度がより低いエンジン油が求められ、従来から各種の粘度指数向上剤が提案されている。潤滑油組成物の低粘度化による一層の省燃費化はエンジン油用のみならず、駆動油用潤滑油組成物においても求められている。一方、CO排出量低減及び石油資源保護等の実現のために、ハイブリッド車や電気自動車の普及が急速に進んでいる。中でもハイブリッド車の普及に伴い、エンジンの運転頻度が減り、低油温で運転する頻度が高くなってきている。そのため、低温側の粘度低減が燃費向上に重要となる一方で、頻度は少ないながら高速運転等での信頼性の観点から高温側の信頼性も必要となる。従って、高温側でも適切な高粘度の確保が必要となる(特許文献1〜3)。
特開2013-147608号公報 再公表2015-129732号公報 特開2017-57378号公報
しかし、従来の潤滑油基油は低温下において粘度が上昇する。低温粘度を低減し、且つ、高温での比較的高い粘度を確保するには限界があった。
本発明は、燃費の低減を目的とし、低温粘度を低減し、且つ、高温での比較的高い粘度を確保し、及び、低温下での粘度と高温下での粘度の差が小さい潤滑油基油組成物を提供することを目的とする。より詳細には、低温(例えば40℃)下においては粘度上昇が抑えられ、且つ、高温(例えば100℃)においては従来品と同等の比較的高い粘度を確保する潤滑油基油組成物を提供することを目的とする。
本発明者等は、鋭意検討した結果、特定構造の重合体を基油に配合することにより、低温(例えば40℃)下においては粘度上昇が抑えられ、且つ、高温(例えば100℃)においては従来品と同等の比較的高い粘度を確保でき、低温における基油粘度と高温における基油粘度の差を小さくすることができることを見出した。
すなわち、本発明は、
(A)潤滑油基油、及び
(B)共重合体
を含有する潤滑油基油組成物であって、潤滑油基油組成物の全重量に対する前記(B)共重合体の含有量が2〜20重量%であり、
前記(B)共重合体が主鎖中に、
(i)ポリオレフィンベースのマクロモノマーに由来する繰り返し単位と、
(ii)炭素数8〜17の(アルキル)スチレンモノマー、炭素数1〜10のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート、アシル基中に炭素数1〜11のアルキル基を有するビニルエステル、炭素数1〜10のアルキル基を有するアルキルビニルエーテル、炭素数1〜10のアルキル基を有する(ジ)アルキルフマレート、炭素数1〜10のアルキル基を有する(ジ)アルキルマレエート、およびこれらのモノマーの混合物からなる群から選択される低分子モノマー(以下、単に低分子モノマーと称する)に由来する繰り返し単位と、を含む櫛形ポリマーであって、
モル分岐度が0.1〜10モル%の範囲内であり、
繰り返し単位の総質量に対して、前記(i)ポリオレフィンベースのマクロモノマーに由来する繰り返し単位と、前記(ii)低分子モノマーに由来する繰り返し単位と、を合計少なくとも80質量%含むことを特徴とする櫛形ポリマーである、前記潤滑油基油組成物を提供する。
本発明の潤滑油基油組成物は、高温での比較的高い粘度を確保し、且つ、低温粘度を低減できる。より詳細には、低温(例えば40℃)下においては粘度上昇が抑えられ、且つ、高温(例えば100℃)においては従来品と同等の比較的高い粘度を確保する、該40℃における粘度と100℃における粘度の差が小さい潤滑油基油を提供することができる。また、特には、本発明の潤滑油基油組成物は、300を超える優れた粘度指数を有する。本発明の潤滑油基油組成物は燃費が低減された潤滑油組成物を提供することができる。
本発明は(A)潤滑油基油、及び(B)共重合体を含有する潤滑油基油組成物であって、潤滑油基油組成物の全重量に対する前記(B)共重合体の含有量が2〜20重量%であり、前記(B)共重合体が主鎖中に、
(i)ポリオレフィンベースのマクロモノマーに由来する繰り返し単位と、
(ii)炭素数8〜17の(アルキル)スチレンモノマー、炭素数1〜10のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート、アシル基中に炭素数1〜11のアルキル基を有するビニルエステル、炭素数1〜10のアルキル基を有するアルキルビニルエーテル、炭素数1〜10のアルキル基を有する(ジ)アルキルフマレート、炭素数1〜10のアルキル基を有する(ジ)アルキルマレエート、およびこれらのモノマーの混合物からなる群から選択される低分子モノマー(以下、単に低分子モノマーと称する)に由来する繰り返し単位と、を含む櫛形ポリマーであって、
モル分岐度が0.1〜10モル%の範囲内であり、
繰り返し単位の総質量に対して、前記(i)ポリオレフィンベースのマクロモノマーに由来する繰り返し単位と、前記(ii)低分子モノマーに由来する繰り返し単位と、を合計少なくとも80質量%含むことを特徴とする櫛形ポリマーである。以下、各成分をより詳細に説明する。
(A)潤滑油基油
本発明において潤滑油基油は特に制限されるものでない。鉱油及び合成油のいずれであってもよく、これらを単独で、または2種以上を併用することができる。
鉱油としては、例えば、原油を常圧蒸留して得られる常圧残油を減圧蒸留して得られた潤滑油留分を、溶剤脱れき、溶剤抽出、水素化分解、溶剤脱ろう、および水素化精製等の処理の1つ以上に付して精製したもの、或いは、ワックス異性化鉱油、GTL(Gas to Liquid)基油、ATL(Asphalt to Liquid)基油、植物油系基油またはこれらの混合基油を挙げることができる。
合成油としては、例えば、ポリブテン又はその水素化物;1−オクテンオリゴマー、1−デセンオリゴマー等のポリ−α−オレフィン又はその水素化物;ラウリン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸2−エチルヘキシル等のモノエステル;ジトリデシルグルタレート、ジ−2−エチルヘキシルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジトリデシルアジペート、ジ−2−エチルヘキシルセバケート等のジエステル;ネオペンチルグリコールジ−2−エチルヘキサノエート、ネオペンチルグリコールジ−n−オクタノエート、ネオペンチルグリコールジ−n−デカノエート、トリメチロールプロパントリ−n−オクタノエート、トリメチロールプロパントリ−n−デカノエート、ペンタエリスリトールテトラ−n−ペンタノエート、ペンタエリスリトールテトラ−n−ヘキサノエート、ペンタエリスリトールテトラ−2−エチルヘキサノエート等のポリオールエステル;アルキルナフタレン、アルキルベンゼン、芳香族エステル等の芳香族系合成油又はこれらの混合物等が例示できる。
潤滑油基油の40℃における動粘度(mm/s)は5〜40mm/sで、好ましくは6〜30mm/sであり、より好ましくは6.5〜25mm/sであり、さらに好ましくは7.0〜20mm/sであり、最も好ましくは8.0〜15mm/sである。潤滑油基油の100℃における動粘度(mm/s)は1〜5mm/sで、好ましくは1.2〜4.7mm/sであり、より好ましくは1.5〜4.5mm/sであり、さらに好ましくは1.8〜4.3mm/sであり、最も好ましくは2.0〜4.1mm/sである。
潤滑油基油の粘度指数(VI)は特に制限されないが、好ましくは100以上であり、より好ましくは120以上、最も好ましくは125以上である。このような粘度指数を有する基油を用いることにより、低温での粘度を低減しつつ、高温での粘度をより確保することができるため好ましい。
(B)共重合体
本発明の潤滑油基油組成物に含まれる共重合体は、
(i)ポリオレフィンベースのマクロモノマーに由来する繰り返し単位と、
(ii)炭素数8〜17の(アルキル)スチレンモノマー、炭素数1〜10のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート、アシル基中に炭素数1〜11のアルキル基を有するビニルエステル、炭素数1〜10のアルキル基を有するアルキルビニルエーテル、炭素数1〜10のアルキル基を有する(ジ)アルキルフマレート、炭素数1〜10のアルキル基を有する(ジ)アルキルマレエート、およびこれらのモノマーの混合物からなる群から選択される低分子モノマー(以下、単に低分子モノマーと称する)に由来する繰り返し単位と、を含む櫛形ポリマーであって、
モル分岐度が0.1〜10モル%の範囲内であり、
繰り返し単位の総質量に対して、前記(i)ポリオレフィンベースのマクロモノマーに由来する繰り返し単位と、前記(ii)低分子モノマーに由来する繰り返し単位と、を合計少なくとも80質量%含み、前記(i)ポリオレフィンベースのマクロモノマーに由来する繰り返し単位を8〜30質量%含む。
尚、本発明において使用する「櫛形ポリマー」とは、比較的長い側鎖がポリマー主鎖に結合していることを意味する。側鎖はアルケン又はアルカジエン等のオレフィンの繰り返し単位を有し、主鎖は低分子モノマーに由来する繰り返し単位を有する。
上記櫛形ポリマーは、0.1〜10モル%、好ましくは0.2〜5モル%、さらに好ましくは0.3〜1.1モル%、より好ましくは0.4〜1.0モル%、特に好ましくは0.4〜0.6モル%の範囲内のモル分岐度を有する。当該櫛形ポリマーの詳細な製造方法及び分岐度の計算方法は特許第5502730号に記載の通りである。例えば、下記に述べるマクロモノマー及び低分子モノマーとのフリーラジカル重合により製造される。
ポリオレフィンベースのマクロモノマーは、当該技術分野において公知であり、ポリオレフィンに由来する少なくとも一つの基を有せばよい。例えば、炭素数2〜10のアルケン、炭素数4〜10のアルカジエン等を重合することによって得ることができる。該アルケン及び/又はアルカジエンに由来する基を、ポリオレフィンベースのマクロモノマーに由来する繰り返し単位の質量に対して、好ましくは少なくとも70質量%、より好ましくは少なくとも80質量%、最も好ましくは少なくとも90質量%含む。ポリオレフィン基は特に水素化された形で存在し得る。また、上記アルカン及び/又はアルカジエンに由来する基に加えて共重合可能なモノマーに基づく基を更に有することができる。該ポリオレフィンベースのマクロモノマーに由来する繰り返し単位の数平均分子量は、好ましくは500〜50000g/モルの範囲、より好ましくは700〜10000g/モルの範囲、特に1500〜4900g/モルの範囲である。また、官能化されたポリオレフィンをマクロモノマーに変換することができる。例えば、ポリオレフィンに基づくマクロアルコール及び/又はマクロアミンであってもよく、これらは市販品であっても良い。
炭素数8〜17の(アルキル)スチレンモノマーとしては、スチレン、αーメチルスチレン、α−エチルスチレン、ビニルトルエン、及びp−メチルスチレン等、並びに、モノクロロスチレン、ジクロロスチレン、トリブロモスチレン、及びテトラブロモスチレン等のハロゲン化スチレンが挙げられる。
炭素数1〜10のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートとしては、好ましくは炭素数1〜8のアルキル基、より好ましくは炭素数1〜4のアルキル基を有し、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、2−プロピニル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、ビニル(メタ)アクリレート、シクロペンチル(メタ)アクリレート、及び3−ビニルシクロヘキシル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
アシル基中に炭素数1〜11のアルキル基を有するビニルエステルは、好ましくはアシル基中に炭素数2〜9のアルキル基、より好ましくは炭素数2〜5のアルキル基を有する。例えば、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニルが含まれる。炭素数1〜10のアルキル基を有するアルキルビニルエーテルとしては、好ましくは炭素数1〜8のアルキル基、より好ましくは炭素数1〜4のアルキル基を有する、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルプロピルエーテル、ビニルブチルエーテルなどが挙げられる。
炭素数1〜10のアルキル基を有する(ジ)アルキルフマレートとは、好ましくは炭素数1〜8のアルキル基、より好ましくは炭素数1〜4のアルキル基を有し、例えば、フマル酸モノメチル、フマル酸ジメチル、フマル酸モノエチル、フマル酸ジエチル、フマル酸メチルエチル、フマル酸モノブチル等が挙げられる。炭素数1〜10のアルキル基を有する(ジ)アルキルマレエートとは、好ましくは炭素数1〜8のアルキル基、より好ましくは炭素数1〜4のアルキル基を有し、例えば、マレイン酸モノメチル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸モノエチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸メチルエチル、マレイン酸モノブチル、マレイン酸ジブチル等が挙げられる。
上記櫛形ポリマーは、更に、炭素数11〜30のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート、アミノアルキル(メタ)アクリレート、アミノアルキル(メタ)アクリルアミド、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、複素環(メタ)アクリレート等に由来する繰り返し単位を有してもよい。
上記(i)ポリオレフィンベースのマクロモノマーに由来する繰り返し単位と、(ii)低分子モノマーに由来する繰り返し単位との比率は、繰り返し単位の質量に基づく。櫛形ポリマーの総質量に対して少なくとも80質量%、好ましくは少なくとも90質量%の、低分子モノマー由来繰り返し単位及びマクロモノマー由来繰り返し単位を有する。また、該櫛形ポリマーは、マクロモノマー由来繰り返し単位を、繰り返し単位の総質量に対して好ましくは8〜30質量%、より好ましくは10〜26質量%有する。該櫛形ポリマーは質量平均分子量50,000〜1,000,000g/モル、より好ましくは100,000〜500,000g/モルであるのがよい。数平均分子量は好ましくは20,000〜800,000g/モル、より好ましくは40,000〜200,000g/モルであるのがよい。
該櫛形ポリマーは、好ましくは、スチレンに由来する繰り返し単位と、n−ブチル(メタ)アクリレートに由来する繰り返し単位とを有する。これらの質量比は、好ましくは、スチレン由来単位の質量:n−ブチル(メタ)アクリレート由来単位の質量が1:1〜1:9、より好ましくは1:2〜1:8の範囲内である。または、メチルメタクリレートに由来する繰り返し単位と、n−ブチルメタクリレートに由来する繰り返し単位を有するのが好ましい。この場合の質量比は、メチルメタクリレート由来単位:n−ブチルメタクリレート由来単位が、1:1〜0:100、より好ましくは3:7〜0:100であるのがよい。
更に好ましくは、前記(B)共重合体が、下記式(1)で表されるポリオレフィンベースのマクロモノマーに由来する繰り返し単位と、下記式(2)で表されるアルキル(メタ)アクリレートに由来する繰り返し単位とを有する櫛形ポリマーである。
(上記式中、R’は、水素原子又はメチル基であり、Rは炭素数1〜10の一価炭化水素基であり、Qは炭素数1〜6のアルキル基で置換されていてもよいブタジエンの1,4付加により形成されたセグメントであり、Q’は炭素数1〜6のアルキル基で置換されていてもよいブタジエンのビニル付加により形成されたセグメントであり、n、mは、n+mの値が10〜3000を満たす整数である)
(上記式中、R’は、水素原子又はメチル基であり、Rは炭素原子数1〜30個を有するアルキル基である)。
当該共重合体の詳細な製造方法は特許第3474918号に記載の通りである。
本発明の潤滑油基油組成物は、潤滑油基油(A)と共重合体(B)の他に、(B)以外のアルキル(メタ)アクリル酸エステル(共)重合体(C)を併用してもよい。
(C)としては、(B)以外のアルキル(メタ)アクリル酸エステル(共)重合体であれば特に限定しないが、炭素数1〜18の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(共)重合体等が挙げられる。
(C)としては、例えば、メタクリル酸n−オクタデシル/メタクリル酸n−ドデシル(モル比10〜30/90〜70)共重合体、メタクリル酸n−テトラデシル/メタクリル酸n−ドデシル(モル比10〜30/90〜70)共重合体、メタクリル酸n−ヘキサデシル/メタクリル酸n−ドデシル/メタクリル酸メチル(モル比20〜40/55〜75/0〜10)共重合体及びアクリル酸n−ドデシル/メタクリル酸n−ドデシル(モル比10〜40/90〜60)共重合体等が挙げられ、これらは1種単独でも2種以上を併用してもよい。
共重合体(B)と共重合体(C)を併用する場合の(C)の使用量は、低温粘度の観点から好ましくは、(B)成分100重量部に対して0.01〜30重量部であり、更に好ましくは0.01〜20重量部、特に好ましくは0.01〜10重量部、最も好ましくは0.01〜5重量部である。
本発明の潤滑油基油組成物における(B)の含有量は、潤滑油基油組成物全体の重量に対して2〜20重量%であり、好ましくは2.5〜15重量%であり、より好ましくは3〜10重量%であり、最も好ましくは4〜8重量%である。
潤滑油基油組成物
上記潤滑油基油(A)と上記共重合体(B)とを混合して本発明の潤滑油基油組成物を得る。本発明の潤滑油基油組成物の40℃における動粘度(mm/s)は10〜40mm/sであり、好ましくは12〜35mm/sであり、より好ましくは13〜30mm/sであり、更に好ましくは14〜25m/sであり、最も好ましくは15〜20mm/sである。本発明の潤滑油基油組成物の100℃における動粘度(mm/s)は4〜20mm/sで、好ましくは4.5〜18mm/sであり、より好ましくは5〜16mm/sであり、さらに好ましくは5.5〜14mm/sであり、最も好ましくは6〜12mm/sである。
本発明の潤滑油基油組成物の40℃における動粘度(mm/s)と100℃における動粘度(mm/s)の比[(40℃における動粘度(mm/s))/(100℃における動粘度(mm/s))]は3.3以下であることが好ましい。より好ましくは3.2以下、更には3.0以下、更に好ましくは2.8以下、特に好ましくは2.5以下、最も好ましくは2.0以下である。この比が上記上限を超えると、求められる粘度−温度特性が得られず好ましくない。
本発明の潤滑油基油組成物の粘度指数は300以上が好ましい。より好ましくは350以上、さらに好ましくは400以上、さらに好ましくは500以上、特に好ましくは600以上、最も好ましくは700以上である。なお、本発明の潤滑油基油組成物は基油を含有しているため、共重合体と基油との混合比率によっては、本発明の潤滑油基油組成物自身が潤滑油組成物として機能しうる。
また、本発明の潤滑油基油組成物は、以下に示す各種添加剤の1種以上と混合して潤滑油組成物として使用することができる。添加剤の配合量は特に制限されず、適宜調整されればよい。本発明の潤滑油基油組成物は上述した通り、低温下での粘度上昇を抑制し、低温下での粘度と高温下での粘度との粘度差を小さくすることができる。該潤滑油基油組成物と添加剤とを含む潤滑油組成物においても、同等の効果を奏することが期待できる。
添加剤としては、以下のものが挙げられる。
(1)清浄剤:
塩基性、過塩基性又は中性の金属塩[スルフォネート(石油スルフォネート、アルキルベンゼンスルフォネート及びアルキルナフタレンスルフォネート等)の過塩基性又はアルカリ土類金属塩等]、サリシレート類、フェネート類、ナフテネート類、カーボネート類、フォスフォネート類及びこれらの混合物;
(2)分散剤:
コハク酸イミド類(ビス−又はモノ−ポリブテニルコハク酸イミド類)、マンニッヒ縮合物及びボレート類等;
(3)酸化防止剤:
ヒンダードフェノール類及び芳香族2級アミン類等;
(4)油性向上剤:
長鎖脂肪酸及びそれらのエステル(オレイン酸及びオレイン酸エステル等)、長鎖アミン及びそれらのアミド(オレイルアミン及びオレイルアミド等)等;
(5)摩擦調整剤:
モリブデン系及び亜鉛系化合物(モリブデンジチオフォスフェート、モリブデンジチオカーバメート及びジンクジアルキルジチオフォスフェート等)、アミド系及びアミン系化合物等;
(6)摩耗防止剤:
ジアルキルジチオリン酸亜鉛、リン酸化合物等
(7)極圧剤:
硫黄系化合物(モノ又はジスルフィド、スルフォキシド及び硫黄フォスファイド化合物)、フォスファイド化合物及び塩素系化合物(塩素化パラフィン等)等;
(8)消泡剤:
シリコン油、金属石けん、脂肪酸エステル及びフォスフェート化合物等;
(9)抗乳化剤:
4級アンモニウム塩(テトラアルキルアンモニウム塩等)、硫酸化油及びフォスフェート(ポリオキシエチレン含有非イオン性界面活性剤のフォスフェート等)等;
(10)腐食防止剤:
窒素原子含有化合物(ベンゾトリアゾール及び1,3,4−チオジアゾリル−2,5−ビスジアルキルジチオカーバメート等)等。
なお、各添加剤をコンポーネント添加剤といい、コンポーネント添加剤を2種以上混合したものをパッケージ添加剤ということもある。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[実施例1〜8及び比較例1〜4]
実施例及び比較例にて使用した(A)基油は以下の通りである。
基油(A−1):鉱油(100℃の動粘度:2.2mm/s、粘度指数:109)
基油(A−2):GTL基油(100℃の動粘度:2.7mm/s、粘度指数:115)
基油(A−3):GTL基油(100℃の動粘度:4.1mm/s、粘度指数:129)
実施例1〜8及び比較例1〜4で使用した共重合体は以下の通りである。
(1)(B1):hPBDMM4800 注1) 28.0質量%、n−ブチルメタクリレート 58.0質量%、及びスチレン14質量%の混合物を重合させて成る櫛形ポリマー(Mw=191000g/mol、モル分岐度=1.0%、多分散性指数(PDI)=3.5)
(2)(B2):hPBDMM4800 注1) 12.0質量%、n−ブチルメタクリレート 83.0質量%、及び炭素数12〜14のアルキル基を有するアルキルメタクリレート混合物5質量%の混合物を重合させて成る櫛形ポリマー(Mw=374000g/mol、モル分岐度=0.4%、多分散性指数(PDI)=4.5)
(3)(B3):hPBDMM4800 注1) 16.0質量%、n−ブチルメタクリレート 67.0質量%、スチレン 12質量%、及び炭素数12〜14のアルキル基を有するアルキルメタクリレート混合物5質量%の混合物を重合させて成る櫛形ポリマー(Mw=352000g/mol、モル分岐度=0.5%、多分散性指数(PDI)=3.7)
注1)上記hPBDMM4800とは、CrayValley(フランス国パリ)が提供する、水素化ポリブタジエンをベースとするマクロモノマーであり、Mn=4800g/モル、T=−25℃、及びマクロモノマー官能度(fMM)の範囲90〜95%を有する。
[調製例]
共重合体(B1)の調製
4口フラスコと精密ガラスサーベル撹拌機を備える装置に、前記(B1)の組成を示す低分子モノマーとマクロモノマーとの混合物600gと、400gの基油(A-1)とを装入した。窒素下で115℃まで加熱したあと、2,2−ビス−tert−ブチルペルオキシブタン1.2gを添加し、温度を維持した。開始剤の最初の添加の3時間後および6時間後に、新たに2,2−ビス−tert−ブチルペルオキシブタン1.2gをそれぞれ供給し、混合物を115℃で一晩攪拌した。翌日、500gの基油(A-1)で混合物を固形分60%から40%に希釈し、櫛形ポリマーを40%溶液で含む基油組成物1500gを得た。
共重合体(B2)を含む基油組成物及び共重合体(B3)を含む基油組成物も、表1に記載の基油を用いて、上記と同様にして調製した。
<実施例1〜8>
実施例1〜実施例8の各潤滑油基油組成物における基油(A−1)〜(A−3)及び共重合体(B1)〜(B3)の構成は下記表1に記載の通りである。
なお、表1に記載の共重合体の添加量は、潤滑油基油組成物全体の量を100重量%とした、共重合体の重量割合である。
各潤滑油基油組成物について、40℃における動粘度、100℃における動粘度、及び粘度指数を後述した方法にて測定した。結果を表1に示す。
<比較例1及び比較例2>
比較例1は共重合体(B)を含有せず基油(A−3)のみの比較例であり、比較例2は共重合体(B)を含有せず基油(A−3)に粘度指数向上剤(Mw=35万のポリメタクリレート)を表2の添加量含有した組成物である。各潤滑基油組成物について40℃における動粘度、100℃における動粘度、及び粘度指数を測定した。結果を表2に示す。
<比較例3及び比較例4>
比較例3及び比較例4は共重合体(B)の含有量が本発明の範囲未満の潤滑油基油組成物である。各潤滑基油組成物について40℃における動粘度、100℃における動粘度、及び粘度指数を測定した。結果を表2に示す。
<潤滑油基油組成物の動粘度及び粘度指数の計算方法>
動粘度は、ASTM D 445に準拠する方法にて40℃及び100℃にて測定した。また、粘度指数はASTM D 2270に準拠する方法にて計算した。
本発明の潤滑油基油組成物は、駆動系潤滑油(MTF、デファレンシャルギヤ油、ATF及びbelt−CVTF等)、作動油(機械の作動油、パワーステアリング油及びショックアブソーバー油等)、エンジン油(ガソリン用及びディーゼル用等)及びトラクション油の基油として好適である。

Claims (9)

  1. (A)潤滑油基油、及び
    (B)共重合体
    を含有する潤滑油基油組成物であって、潤滑油基油組成物の全重量に対する前記(B)共重合体の含有量が2〜20重量%であり、
    前記共重合体が、
    (i)ポリオレフィンベースのマクロモノマーに由来する繰り返し単位と、
    (ii)炭素数8〜17の(アルキル)スチレンモノマー、炭素数1〜10のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレート、アシル基中に炭素数1〜11のアルキル基を有するビニルエステル、炭素数1〜10のアルキル基を有するアルキルビニルエーテル、炭素数1〜10のアルキル基を有する(ジ)アルキルフマレート、炭素数1〜10のアルキル基を有する(ジ)アルキルマレエート、およびこれらのモノマーの混合物からなる群から選択される低分子モノマー(以下、単に低分子モノマーと称する)に由来する繰り返し単位と、を含む櫛形ポリマーであって、
    モル分岐度が0.1〜10モル%の範囲内であり、
    繰り返し単位の総質量に対して、前記(i)ポリオレフィンベースのマクロモノマーに由来する繰り返し単位と、前記(ii)低分子モノマーに由来する繰り返し単位とを合計少なくとも80質量%含み、前記(i)ポリオレフィンベースのマクロモノマーに由来する繰り返し単位を8〜30質量%含むことを特徴とする櫛形ポリマーである、前記潤滑油基油組成物。
  2. 前記(A)潤滑油基油が、100℃での動粘度1〜5mm/sを有する、請求項1に記載の潤滑油基油組成物。
  3. 前記(B)共重合体が重量平均分子量(Mw)100,000〜1,000,000を有する、請求項1又は2に記載の潤滑油基油組成物。
  4. 40℃における動粘度10〜40mm/sを有し、かつ100℃における動粘度4〜20mm/sを有し、[(40℃における動粘度)/(100℃における動粘度)]≦3.3である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の潤滑油基油組成物。
  5. 粘度指数300以上を有する、請求項1〜4のいずれか1項記載の潤滑油基油組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載の潤滑油基油組成物と、金属清浄剤、摩擦調整剤、酸化防止剤、及び摩耗防止剤から選ばれる添加剤の少なくとも1を含有する潤滑油組成物。
  7. 内燃機関用である、請求項6記載の潤滑油組成物。
  8. ハイブリッド自動車用である、請求項6記載の潤滑油組成物。
  9. ギヤ油用である、請求項6記載の潤滑油組成物。
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