JP2020080719A - フォトマスクおよび捕集ユニットのベース - Google Patents

フォトマスクおよび捕集ユニットのベース Download PDF

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【課題】微生物等の誤検出をしにくい電極パターンを形成することができるフォトマスクと、そのような電極パターンを有する捕集ユニットのベースを提供する。【解決手段】フォトマスクは、透光性を有する基材と、基材の上に形成され複数の遮光部を有する電極形成部とを備え、電極形成部は、マトリックス状に配置され、配線に接続され誘電泳動により検査液中の微生物を捕集するための複数の電極と、複数の電極のうち両端にある電極よりも外側に配置され配線に接続されない電極とを含む電極パターンを1度の露光で複数形成するように構成した。捕集ユニットのベースは、誘電泳動により検査液中の微生物を捕集するための捕集ユニットであって、基板と、基板上に形成され配線に接続された微生物を捕集する複数の電極と、配線に接続されず複数の電極のうち両端にある電極よりも外側に配置された電極とを含む電極パターンとを備えるように構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、フォトマスクおよび捕集ユニットのベースに関する。
試料液中に含まれる細菌、細胞、ウイルス、微生物など(以下、微生物等という)を、誘電泳動を利用して検査する装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この装置は、試料液を所定方向に流すための流路22と、流路中に設けられた複数の電極21とを有する捕集ユニット20を備えている(図14参照)。電極21に交流電圧を供給することで、試料液中の微生物等が誘電泳動を起こし、微生物等を電極21に捕集することができる。ところで、このような電極は、一般的にフォトマスクを用いるフォトリソグラフィで形成される。フォトマスク23は、ガラスなどの透光性基材24上に、電極21に対応した遮光部25が形成されたものである(図15参照)。このフォトマスク23を用いて、レジストが塗布された電極材料を露光し、現像とエッチングを経て、電極21を形成することができる。
特開2017−070281号公報
しかし、従来のようなフォトマスクでは、表面に付着したゴミなどを作業者が拭き取る際、除去しきれなかったゴミなどが透光性基材と遮光部との段差に溜まってしまうということが分かった。この現象は、複数ある電極のうち最も端の電極に顕著であった。ゴミなどが溜まった状態で電極をパターニングすると、いびつな輪郭を持つ電極が形成され、その輪郭を微生物等だと誤検出してしまうという問題があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、微生物等の誤検出をしにくい電極パターンを形成することができるフォトマスクと、そのような電極パターンを有する捕集ユニットのベースを提供することを目的とする。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は必要に応じて任意に組み合わせることができる。
本発明のフォトマスクは、
透光性を有する基材と、
基材の上に形成され複数の遮光部を有する電極形成部と
を備え、
電極形成部は、
マトリックス状に配置され、
配線に接続され誘電泳動により検査液中の微生物を捕集するための複数の電極と、
複数の電極のうち両端にある電極よりも外側に配置され配線に接続されない電極と
を含む電極パターンを1度の露光で複数形成するものである。
また、本発明のフォトマスクは、
透光性を有する基材と、
基材の上に形成され複数の透光部を有する電極形成部と
を備え、
電極形成部は、
マトリックス状に配置され、
配線に接続され誘電泳動により検査液中の微生物を捕集するための複数の電極と、
複数の電極のうち両端にある電極よりも外側に配置され配線に接続されない電極と
を含む電極パターンを1度の露光で複数形成するものである。
上記したフォトマスクが形成する電極パターンは、複数の電極が電極パターンの最も外側に配置された電極の間で所定間隔を空けて2つの領域に配置されたものであってもよい。
本発明の捕集ユニットのベースは、
誘電泳動により検査液中の微生物を捕集するための捕集ユニットに用いるベースであって、
基板と、
基板上に形成され配線に接続された微生物を捕集する複数の電極と、配線に接続されず複数の電極のうち両端にある電極よりも外側に配置された電極とを含む電極パターンと
を備えたものである。
上記したベースの電極パターンは、複数の電極が電極パターンの最も外側に配置された電極の間で所定間隔を空けて2つの領域に配置されたものであってもよい。
本発明のフォトマスクは、透光性を有する基材と、基材の上に形成され複数の遮光部を有する電極形成部とを備え、電極形成部は、マトリックス状に配置され、配線に接続され誘電泳動により検査液中の微生物を捕集するための複数の電極と、複数の電極のうち両端にある電極よりも外側に配置され配線に接続されない電極とを含む電極パターンを1度の露光で複数形成するように構成した。
また、本発明のフォトマスクは、透光性を有する基材と、基材の上に形成され複数の透光部を有する電極形成部とを備え、電極形成部は、マトリックス状に配置され、配線に接続され誘電泳動により検査液中の微生物を捕集するための複数の電極と、複数の電極のうち両端にある電極よりも外側に配置され配線に接続されない電極とを含む電極パターンを1度の露光で複数形成するように構成した。
したがって、本発明のフォトマスクは、微生物等の誤検出をしにくい電極パターンを形成することができる。
本発明の捕集ユニットのベースは、誘電泳動により検査液中の微生物を捕集するための捕集ユニットに用いるベースであって、基板と、基板上に形成され配線に接続された微生物を捕集する複数の電極と、配線に接続されず複数の電極のうち両端にある電極よりも外側に配置された電極とを含む電極パターンとを備えるように構成した。
したがって、本発明の捕集ユニットのベースは、微生物等の誤検出をしにくいものである。
本発明のフォトマスクの一実施形態を示す模式的な断面図。 (a)ポジ型レジストを用いる場合のフォトマスクの一実施形態を示す模式的な平面図。(b)(a)に示すフォトマスクを用いて形成された複数の電極パターンを有する基板を示す模式的な平面図。 ポジ型レジストを用いた電極パターンの形成方法を示す模式的な断面図。 (a)本発明の捕集ユニットのベースの一実施形態を示す模式的な平面図。(b)(a)のA−A断面図。 (a)本発明のベースを用いた捕集ユニットの一実施形態を示す模式的な平面図。(b)(a)のA−A断面図。(c)カバープレートを示す模式的な平面図。(d)スペーサを示す模式的な平面図。 本発明のフォトマスクの別の実施形態を示す模式的な断面図。 (a)ネガ型レジストを用いる場合のフォトマスクの一実施形態を示す模式的な平面図。(b)(a)に示すフォトマスクを用いて形成された複数の電極パターンを有する基板を示す模式的な平面図。 ネガ型レジストを用いた電極パターンの形成方法を示す模式的な断面図。 (a)ポジ型レジストを用いる場合のフォトマスクの変形例を示す模式的な平面図。(b)(a)に示すフォトマスクを用いて形成された複数の電極パターンを有する基板を示す模式的な平面図。 (a)ネガ型レジストを用いる場合のフォトマスクの変形例を示す模式的な平面図。(b)(a)に示すフォトマスクを用いて形成された複数の電極パターンを有する基板を示す模式的な平面図。 電極の形状の別の例を示す模式的な平面図。 電極の形状の別の例を示す模式的な平面図。 フォトマスクの別の例を示す模式的な平面図。 従来の捕集ユニットを示す模式的な平面図。 従来の捕集ユニットの電極パターンを形成するためのフォトマスクの一例を示す模式的な断面図。
以下、本発明のフォトマスクおよび捕集ユニットのベースについて、図面を参照しながら実施形態の一例を説明する。
(第一実施形態)
本発明のフォトマスク1は、透光性を有する基材2と、基材2の上に形成され複数の遮光部4を有する電極形成部3とを備え、電極形成部3は、マトリックス状に配置され、配線11に接続され誘電泳動により検査液中の微生物を捕集するための複数の電極9と、複数の電極9のうち両端にある電極よりも外側に配置され配線11に接続されない電極10とを含む電極パターン8を1度の露光で複数形成するものである(図1、図2参照)。
基材2は透光性を有する。そのような材料としては、たとえばガラス、石英、フィルム(ポリエチレンテレフタレートなど)が挙げられる。基材2の厚みは、たとえば、1〜8mmとすることができる。
電極形成部3は、基材2の上にマトリックス状に配置する(図2(a)参照)。各々の電極形成部3は、複数の遮光部4を有する。遮光部4が形成されていない部分は、透光部5となる。つまり、電極形成部3は、透光部5と複数の遮光部4とを有している。遮光部4は、たとえばクロム(Cr)で形成する。図2(a)のフォトマスク1を用いて、図2(b)に示す電極パターン8を形成することができる。両図から分かるように、遮光部4のパターンと電極パターン8とは同じ形状となる。このような電極パターン8は、基板7上に積層された電極材料12にポジ型レジスト13を塗布し、露光・現像することで得られる(図3参照)。ポジ型レジスト13を用いると、露光時に光が当たった部分のレジスト13は現像で除去され、光が当たらなかった部分(遮光部の下)のレジストは除去されない(図3(c)参照)。そして、現像後のエッチングによって、レジストが除去された部分の電極材料は除去されるが、レジストが除去されていない部分(光が当たらなかった部分)の電極材料は除去されない(図3(d)参照)。このようにして、遮光部4のパターンと同じ形状の電極パターン8を基板7に形成することができる(図3(e)参照)。
フォトマスク1には、電極パターン8を形成するための複数の遮光部4をマトリックス状に配置しているため、上述の形成方法を用いて、電極パターン8を1度の露光で複数形成することができる。電極パターン8は、基板7の上にマトリックス状に配置され形成される。電極パターン8は、複数の電極9と、その両端にある電極よりも外側に配置され配線11に接続されない電極10とを含む(図2(b)参照)。複数の電極9は、たとえば櫛歯状であり、配線11に接続される。また、電極10は配線11に接続されない、いわゆるダミー電極である。第一実施形態ではポジ型レジストを用いるため、フォトマスク1の遮光部4のパターンが、そのまま製品である電極パターン8になる。つまり、ダミー電極10を形成する遮光部4aは、フォトマスク1の電極形成部3にあり、複数の電極9を形成する遮光部のうち両端にある遮光部よりも外側に形成されている(図2(a)参照)。この遮光部4aがあることによって、作業者がフォトマスクに付着したゴミなどを拭き取る際、ゴミなどは基材2と遮光部4aとの段差部分に集まりやすくなる(図1参照)。つまり、遮光部4aよりも内側にある遮光部にゴミなどが付着しにくくなる。なお、コーティング層が形成されたフォトマスクを用いる場合は、作業者がフォトマスクに付着したゴミなどを拭き取る際、コーティング層が剥がれる場合がある。しかし、本発明のフォトマスクには遮光部4aが形成されているため、剥がれたコーティング材は基材2と遮光部4aとの段差部分に集まりやすくなり、遮光部4aよりも内側にある遮光部に剥がれたコーティング材が付着しにくくなる。以上から、このフォトマスク1を用いると、輪郭がいびつになりにくい電極を形成できる。つまり、微生物等の誤検出をしにくい電極パターンを形成することができる。
基板7を、図2(b)中の破線で分割することで、捕集ユニットのベース6が得られる。ベース6は、誘電泳動により検査液中の微生物を捕集するための捕集ユニットに用いるベースであって、基板7と、基板7上に形成され配線11に接続された微生物を捕集する複数の電極9と、配線11に接続されず複数の電極9のうち両端にある電極よりも外側に配置された電極10とを含む電極パターン8とを備えたものである(図4参照)。
基板7には、たとえばフィルム、ガラス、シリコンウェアを用いることができる。
電極パターン8は、複数の電極9と、複数の電極9のうち両端にある電極よりも外側に配置された電極10とを含む。電極10は、配線11に接続されない、いわゆるダミー電極である。電極パターン8の材料は金属であり、たとえば銅、クロム、ニッケル、鉄、銀、金、白金、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化スズ(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)を用いることができる。電極の線幅は、たとえば5μm〜1000μm、好ましくは30μm〜500μm、さらに好ましくは80μm〜120μmとすることができる。電極と電極との間隔、つまり、微生物等を捕集するための隙間は、たとえば5μm〜100μmとすることができる。配線11を通して複数の電極9に交流電圧を印加すると、検査液中の微生物等が誘電泳動を起こす。複数の電極9は櫛歯状であるため、微生物等を電極と電極との間に捕集することができる。
このベース6に、スペーサ18、カバープレート19を順に積層して、捕集ユニット20が得られる(図5参照)。捕集ユニット20は、微生物等を含む検査液が通る流路22を有している。カバープレート19に形成された2つの挿通孔19a,19bが、それぞれ流路22の始点および終点に対応している。カバープレート19は、たとえばアクリル板などで形成することができる。図5(c)に示すように、カバープレート19には切り欠き26が形成されている。切り欠き26は、ベース6上の配線11の端子部に対応した位置に形成する。スペーサ18は、たとえば、透明のポリエステルテープを用いることができる。スペーサ18は、流路22に対応する矩形状の穴22aと、切り欠き26が形成されている。穴22aの幅、つまり流路22の幅は、たとえば3mmとすることができる。スペーサ18は、その両面において、カバープレート19とベース6とに接着し、カバープレート19とベース6との間隔、つまり流路22の高さを所定の高さに固定する。流路22の高さは、たとえば0.1mmとすることができる。
(第二実施形態)
本発明のフォトマスク1は、透光性を有する基材2と、基材2の上に形成され複数の透光部5を有する電極形成部3とを備え、電極形成部3は、マトリックス状に配置され、配線11に接続され誘電泳動により検査液中の微生物を捕集するための複数の電極9と、複数の電極9のうち両端にある電極よりも外側に配置され配線11に接続されない電極10とを含む電極パターン8を1度の露光で複数形成するものである(図6、図7参照)。
第一実施形態と異なる点は、第二実施形態のフォトマスクは、電極形成部3が複数の透光部5を有し、透光部5のパターンに対応した電極パターン8を形成することができる点である。以下、この相違点について主に説明する。
電極形成部3は、基材2の上にマトリックス状に配置する(図7(a)参照)。各々の電極形成部3は、複数の透光部5を有する。透光部5は、遮光部4が形成されていない部分である。つまり、電極形成部3は、遮光部4と複数の透光部5とを有している。遮光部4は、たとえばクロム(Cr)で形成する。図7(a)のフォトマスク1を用いて、図7(b)に示す電極パターン8を形成することができる。両図から分かるように、透光部5のパターンと電極パターン8とは同じ形状となる。なお、図7(b)の電極パターン8は、図2(b)の電極パターン8と同じ形状である。このような電極パターン8は、基板7上に積層された電極材料12にネガ型レジスト14を塗布し、露光・現像することで得られる(図8参照)。ネガ型レジスト14を用いると、露光時に光が当たらなかった部分(遮光部の下)のレジスト14は現像で除去され、光が当たった部分(透光部の下)のレジストは除去されない(図8(c)参照)。そして、現像後のエッチングによって、レジストが除去された部分の電極材料は除去されるが、レジストが除去されていない部分(光が当たった部分)の電極材料は除去されない(図8(d)参照)。このようにして、透光部5のパターンと同じ形状の電極パターン8を基板7に形成することができる(図8(e)参照)。
第二実施形態ではネガ型レジストを用いるため、フォトマスク1の透光部5のパターンが、そのまま電極パターン8になる。つまり、ダミー電極10を形成する透光部5aは、フォトマスク1の電極形成部3にあり、複数の電極9を形成する透光部のうち両端にある透光部よりも外側に形成されている(図7(a)参照)。この透光部5aがあることによって、作業者がフォトマスクに付着したゴミなどを拭き取る際、ゴミなどは各々の電極形成部3の両端にある凹部=透光部5aに集まりやすくなる(図6参照)。つまり、透光部5aよりも内側にある透光部にゴミなどが付着しにくくなる。そのため、このフォトマスク1を用いると、輪郭がいびつになりにくい電極を形成できる。つまり、微生物等の誤検出をしにくい電極パターンを形成することができる。
(変形例)
第一および第二実施形態の変形例を説明する。変形例に係るフォトマスク1が形成する電極パターン15は、複数の電極16が電極パターン15の最も外側に配置された電極17の間で所定間隔を空けて2つの領域a,bに配置されたものであってもよい(図9、図10参照参照)。
電極パターン15は、微生物等を捕集するための複数の電極16と、配線11に接続されないダミー電極17とを有している(図9(b)、図10(b)参照)。なお、図9(b)は、ポジ型レジストを用いるフォトマスク1(図9(a)参照)を用いて形成された電極パターンを示しており、図10(b)は、ネガ型レジストを用いるフォトマスク1(図10(a)参照)を用いて形成された電極パターンを示している。
ダミー電極17は、各々の電極パターン15の最も外側であって、複数の電極16を挟むように配置する。ダミー電極17に挟まれた複数の電極16は、所定間隔を空けて2つの領域a,bに配置する。領域a,bに配置された電極はそれぞれ櫛歯状である。領域a,b間の所定間隔は、10mm未満が好ましい。10mm以上の間隔を空ける場合は、領域aと領域bとの間にダミー電極を配置する。この理由は、基板7における領域a,b間の距離つまりフォトマスク1における領域c,d間の距離が空きすぎることによって、空いたスペースにゴミなどが溜まりやすくなり、電極の輪郭がいびつになりやすくなるからである。このように電極を2つの領域に分けて配置することで、たとえば、領域aでは捕集できなかった検査液中の微生物等を、領域bの電極で捕集することができる。つまり、微生物等の捕集をより確実に行うことができる。
なお、微生物等を捕集する複数の電極9,16およびダミー電極10,17の形状は、第一・第二実施形態および変形例では直線形状としているが、これに限定されない。たとえば、曲線状(図11(a)参照)、直線と曲線とを有する形状(図11(b)参照)であってもよい。また、領域ごとに電極形状が異なっていてもよい(図12参照)。なお、図12(c)の領域aに形成された電極のように、検査液が流れる方向(流路が延びる方向)に対して角度を付けた電極形状であってもよい。
なお、第一・第二実施形態および変形例では、フォトマスク1における電極形成部3,5の数を9つとしているが、これに限定されず、適宜設計できる。また、電極は微生物等を捕集することができればよく、櫛歯形状に限定されない。
なお、第一・第二実施形態および変形例では、ダミー電極10,17を形成するための遮光部4aまたは透光部5aを、複数の電極9,16を形成するための遮光部または透光部を挟むように配置しているが、これに限定されない。たとえば、図13に示すように、遮光部4aに加えて遮光部4bを配置してもよい。つまり、複数の電極9,16を形成するための遮光部の周囲に、遮光部4a,4bを配置してもよい。遮光部4bは配線11に接続されないため、ダミー電極を形成する。なお、ネガ型レジストを用いるフォトマスクの場合も、同様にして、透光部5aに加えて透光部5bを配置してもよい。このようなフォトマスクを用いると、輪郭がいびつになりにくい複数の電極を形成することができる。つまり、微生物等を誤検出しにくい電極パターンを形成できる。
1 :フォトマスク
2 :基材
3 :電極形成部
4 :遮光部
5 :透光部
6 :ベース
7 :基板
8 :電極パターン
9 :複数の電極
10 :ダミー電極
11 :配線
12 :電極材料
13 :ポジ型レジスト
14 :ネガ型レジスト
15 :電極パターン
16 :複数の電極
17 :ダミー電極
18 :スペーサ
19 :カバープレート
19a:挿通孔
19b:挿通孔
20 :捕集ユニット
21 :電極
22 :流路
22a:穴
23 :フォトマスク
24 :透光性基材
25 :遮光部
26 :切り欠き

Claims (5)

  1. 透光性を有する基材と、
    前記基材の上に形成され複数の遮光部を有する電極形成部と
    を備え、
    前記電極形成部は、
    マトリックス状に配置され、
    配線に接続され誘電泳動により検査液中の微生物を捕集するための複数の電極と、
    前記複数の電極のうち両端にある電極よりも外側に配置され前記配線に接続されない電極と
    を含む電極パターンを1度の露光で複数形成する、フォトマスク。
  2. 透光性を有する基材と、
    前記基材の上に形成され複数の透光部を有する電極形成部と
    を備え、
    前記電極形成部は、
    マトリックス状に配置され、
    配線に接続され誘電泳動により検査液中の微生物を捕集するための複数の電極と、
    前記複数の電極のうち両端にある電極よりも外側に配置され前記配線に接続されない電極と
    を含む電極パターンを1度の露光で複数形成する、フォトマスク。
  3. 前記電極パターンは、前記複数の電極が前記電極パターンの最も外側に配置された電極の間で所定間隔を空けて2つの領域に配置されたものである、請求項1または2に記載のフォトマスク。
  4. 誘電泳動により検査液中の微生物を捕集するための捕集ユニットに用いるベースであって、
    基板と、
    前記基板上に形成され配線に接続された前記微生物を捕集する複数の電極と、前記配線に接続されず前記複数の電極のうち両端にある電極よりも外側に配置された電極とを含む電極パターンと
    を備えた捕集ユニットのベース。
  5. 前記電極パターンは、前記複数の電極が前記電極パターンの最も外側に配置された電極の間で所定間隔を空けて2つの領域に配置されたものである、請求項4に記載の捕集ユニットのベース。
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