JP2020080716A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジンの出力回転を機体左側から掻込装置に伝動して、作業者の良好な視界を確保できるコンバインを提供する。【解決手段】刈取前処理装置は、穀稈を掻込んで後方に搬送する掻込装置と、搬送された穀稈の株元を切断する刈刃装置と、搬送された穀稈を一側に寄せ集めるオーガ装置と、寄せ集められた穀稈を脱穀装置に搬送するフィーダハウスを備え、オーガ装置のオーガフレームの後壁の上部に、左右方向に延在する第1回転軸を設け、第1回転軸の左部に、エンジンの出力回転が伝動されるスプロケット46と、スプロケットの左側に隣接させて第1プーリ55を設け、掻込装置の掻込リールの第2回転軸61の左部に第2プーリ65を設け、第2回転軸の両側部を、第1回転軸に後部を回転自在に外嵌した前後方向に延在する左リールアームと右リールアームで支持し、第1回転軸の軸心視において、スプロケットの径と第1プーリの径を略同一径に形成した。【選択図】図10
Description
本発明は、刈取前処理装置を備えたコンバインに関するものである。
従来の刈取前処理装置のフィーダハウスの枠体の左壁の外面に、エンジンの出力回転を刈取前処理装置の掻込装置と、刈取装置と、オーガ装置に伝動する伝動部材を設ける技術が知られている。(特許文献1)
しかし、特許文献1に開示された技術では、エンジンの出力回転が、刈取装置とオーガ装置には機体左側から伝動され、掻込装置には機体右側から伝動されるので、掻込装置の機体右側に設けられた伝動部品によって作業者の視界が狭くなる恐れがあった。
そこで、本発明の課題は、エンジンの出力回転を機体左側から掻込装置に伝動して、作業者の良好な視界を確保することができるコンバインを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
請求項1に係る発明は、機体フレーム(1)の前側に圃場の穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)と、該刈取前処理装置(3)の後方に脱穀装置(4)を備えたコンバインにおいて、
前記刈取前処理装置(3)は、穀稈を掻込んで後方に搬送する掻込装置(3A)と、搬送された穀稈の株元を切断する刈刃装置(3B)と、搬送された穀稈を一側に寄せ集めるオーガ装置(3C)と、寄せ集められた穀稈を脱穀装置(4)に搬送するフィーダハウス(3D)を備え、前記オーガ装置(3C)のオーガフレーム(40)の後壁の上部に、左右方向に延在する第1回転軸(45)を設け、該第1回転軸(45)の左部に、エンジンの出力回転が伝動されるスプロケット(46)と、該スプロケット(46)の左側に隣接させて第1プーリ(55)を設け、前記掻込装置(3A)の掻込リール(60)の第2回転軸(61)の左部に第2プーリ(65)を設け、該第2回転軸(61)の両側部を、前記第1回転軸(45)に後部を回転自在に外嵌した前後方向に延在する左リールアーム(67A)と右リールアーム(67B)で支持し、前記第1回転軸(45)の軸心視において、前記スプロケット(46)の径と第1プーリ(55)の径を略同一径に形成したコンバインである。
請求項1に係る発明は、機体フレーム(1)の前側に圃場の穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)と、該刈取前処理装置(3)の後方に脱穀装置(4)を備えたコンバインにおいて、
前記刈取前処理装置(3)は、穀稈を掻込んで後方に搬送する掻込装置(3A)と、搬送された穀稈の株元を切断する刈刃装置(3B)と、搬送された穀稈を一側に寄せ集めるオーガ装置(3C)と、寄せ集められた穀稈を脱穀装置(4)に搬送するフィーダハウス(3D)を備え、前記オーガ装置(3C)のオーガフレーム(40)の後壁の上部に、左右方向に延在する第1回転軸(45)を設け、該第1回転軸(45)の左部に、エンジンの出力回転が伝動されるスプロケット(46)と、該スプロケット(46)の左側に隣接させて第1プーリ(55)を設け、前記掻込装置(3A)の掻込リール(60)の第2回転軸(61)の左部に第2プーリ(65)を設け、該第2回転軸(61)の両側部を、前記第1回転軸(45)に後部を回転自在に外嵌した前後方向に延在する左リールアーム(67A)と右リールアーム(67B)で支持し、前記第1回転軸(45)の軸心視において、前記スプロケット(46)の径と第1プーリ(55)の径を略同一径に形成したコンバインである。
請求項2に係る発明は、前記左リールアーム(67A)に、前記第1プーリ(55)と第2プーリ(65)を左側から覆う矩形状の第1カバー(68)を装着し、前記オーガフレーム(40)の左壁に、前記刈刃装置(3B)にエンジンの出力回転を伝動するヨーク軸(32)を左側から覆う矩形状の第2カバー(49)を装着し、正面視において、前記第1カバー(68)の左部を、前記第2カバー(49)の左部よりも機体内側に設けた請求項1のコンバインである。
請求項3に係る発明は、前記掻込リール(60)を下降状態にした場合に、前記第1カバー(68)の下部と第2カバー(49)の上部が近接する構成とした請求項2記載のコンバインである。
請求項4に係る発明は、前記左リールアーム(67A)の前部に、穀稈を後方に案内する案内ガイド(70)を設け、該案内ガイド(70)を、前記左リールアーム(67A)の前部から前後方向に延在する取付部(70A)と、該取付部(70A)の前端部に固定されたガイド本体(70B)で形成し、平面視において、該ガイド本体(70B)は、前記第1カバー(68)の前側を前方右側から後方左側に向かって延在した後に、前記第1カバー(68)の左壁に沿って後方左側に向かって折曲させた請求項2又は3記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、エンジンの出力回転を掻込リール(60)に伝動する第1プーリ(55)と第2プーリ(65)を、掻込リール(60)の左側に設けているので、第1プーリ(55)と第2プーリ(65)によって作業者の視界が妨げられることを防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、作業者が第1プーリ(55)等と接触するのを防止して作業環境の安全性を高めることができる。また、掻込リール(60)の左側の未刈穀稈の倒込みを防止して、機体の後方外側に向かって未刈穀稈を効率良く案内することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、掻込リール(60)の下降状態時に、第1カバー(68)と第2カバー(49)の隙間から未刈穀稈がオーガフレーム(40)の内側に倒込むのを防止することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明の効果に加えて、第1カバー68の後方左側に未刈穀稈を効率良く案内することができる。
図1〜3に示すように、汎用コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を収穫する刈取前処理装置3が設けられ、刈取前処理装置3の後方左側に収穫された穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取前処理装置3の後方右側に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下部には、エンジンが設けられ、操縦部5の後側には、脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク6が設けられ、グレンタンク6の後側には、穀粒を外部に排出する排出筒7が設けられている。排出筒7は、グレンタンク6の下部に連通され上下方向に延在する縦排出筒と、縦排出筒の上部に連通され前後方向に延在する横排出筒から形成されている。
刈取前処理装置3は、圃場の穀稈を起立させながら掻込んで後方に搬送する掻込装置3Aと、後方に搬送された穀稈の株元を切断する刈刃装置3Bと、後方に搬送された穀稈を左側に寄せ集めるオーガ装置3Cと、寄せ集められた穀稈を脱穀装置4に搬送するフィーダハウス3Dから構成されている。
図4,5に示すように、フィーダハウス3Dの枠体10の左側後部には、エンジンの出力回転が伝動されるスプロケット11が設けられ、スプロケット11は支軸(図示省略)に固定されている。枠体10の左側前部には、スプロケット11の回転が伝動されるスプロケット12が設けられ、スプロケット12の左側には、スプロケット13が設けられ、スプロケット12とスプロケット13は回転軸14に固定されている。枠体10の左側前部におけるスプロケット13の下側には、スプロケット13の回転が伝動されるスプロケット15が設けられ、スプロケット15は回転軸16に固定されている。また、枠体10の左側中間部には、アイドラ17と、アイドラ17の前方下部にアイドラ18が設けられている。
スプロケット11と、アイドラ17と、アイドラ18、スプロケット12にはチェン20が巻回され、スプロケット13とスプロケット15にはチェン21が巻回されている。
オーガ装置3Cのオーガフレーム40の後壁には、チェン21の張力を調整する張力調整装置22と、チェン20の張力を調整する張力調整装置23を装着する支持部材26が着脱自在に固定されている。
支持部材26は、オーガフレーム40の後壁に固定されるプレート部26Aと、プレート部26Aから後方に立設するプレート部26Bから形成され、プレート部26Bには、回転軸14を挿通する開口部27Aと、開口部27Aの下側に回転軸16を挿通する開口部27Bが形成されている。
プレート部26Aにおけるチェン21に対向する部位には、チェン21の張力を調整する張力調整装置22が設けられている。張力調整装置22は、板状のバネ鋼で形成し、機体側面視において、後方に向かって凸状の円弧に湾曲させて形成するのが好ましい。これにより、チェン21の張力を所定の範囲に維持して、チェン21がスプロケット13やスプロケット15からの脱落を防止することができる。
プレート部26Bの右面には、チェン20の張力を調整する張力調整装置23が設けられている。張力調整装置23は、チェン20に押接されるアイドラと、アイドラを回転自在に支持するアームから形成されている。アームの前部は、プレート部26Bの右面の開口部27Aと開口部27Bの間の部位に回転自在に固定されている。アームは、後下がりに延在し、アームの後部に支持されたアイドラは、チェン20の下側から上側に向かってチェン20を押接する。なお、アームには、アイドラを反時計方向に移動させる付勢手段(図示省略)が接続されている。これにより、チェン20の張力を所定の範囲に維持して、チェン20がスプロケット11やスプロケット12からの脱落を防止することができる。
枠体10の左壁の前後方向の中間部には、チェン20の張力を調整する張力調整装置24が設けられている。張力調整装置24は、スプロケット13からスプロケット11に移動するチェン20を上側から下側に向かって押接する後アイドラと、スプロケット13からスプロケット11に移動するチェン20を下側から上側に向かって押接する前アイドラと、後アイドラと前アイドラを連結するアームから形成されている。
後アイドラは、枠体10の左壁の左面に設けられた支持部材28に回転自在に支持されている。アームには、前アイドラを時計方向に移動させる付勢手段(図示省略)が接続されている。これにより、チェン20の張力を所定の範囲に維持して、チェン20がスプロケット11やスプロケット12からの脱落を防止することができ、また、チェン20が移動時に左右方向に大きく蛇行するのを防止することができる。
回転軸14の左部は、回転軸16の左部よりも右側に位置している。回転軸14の左部には、スプロケット30が設けられ、回転軸16の左部には、入力軸から入力される回転運動を出力軸の軸心まわりの往復揺動運動に変換する変換装置31が設けられている。この変換装置31は、回転軸16の回転によって、ヨーク軸32をヨーク軸32の軸心回りに往復揺動させる。
図6,7に示すように、オーガ装置3Cのオーガフレーム40の左壁と右壁には、左右方向に延在する回転軸41が架設され、回転軸41には、掻込装置3Aによって掻込まれた穀稈をフィーダハウス3Dの連通口の前方に位置する掻込みオーガ42が装着されている。
回転軸41におけるオーガフレーム40の左壁から左側のスプロケット30に対向する部位には、スプロケット43が設けられている。また、スプロケット43の左側には、回転軸41に伝動された回転を掻込装置3Aに伝動するスプロケット44が設けられている。なお、スプロケット43の径は、スプロケット44の径よりも大きく形成されている。
オーガフレーム40の後壁の上面には、掻込装置3Aの前後方向に延在するリールアーム(請求項における「左リールアーム」)67Aとリールアーム(請求項における「右リールアーム」)67Bの後部を回転自在に支持する左右方向に延在する回転軸(請求項における「第1回転軸」)45が設けられ、回転軸45の左部には、スプロケット43の回転が伝動されるスプロケット46が設けられている。
スプロケット30とスプロケット43には、チェン47が巻回され、オーガフレーム40の後壁には、チェン47の張力を調整する張力調整装置47Aが設けられている。張力調整装置47Aは、スプロケット30からスプロケット43に移動するチェン47を上側から下側に向かって押接するアイドラと、アイドラを回転自在に支持するアームから形成されている。なお、アームには、アイドラを反時計方向に移動させる付勢手段(図示省略)が接続されている。これにより、チェン47の張力を所定の範囲に維持して、チェン47がスプロケット30やスプロケット43からの脱落を防止することができる。
スプロケット44とスプロケット46には、チェン48が巻回され、オーガフレーム40の後壁には、チェン48の張力を調整する張力調整装置48Aが設けられている。張力調整装置48Aは、スプロケット44からスプロケット46に移動するチェン48を下側から上側に向かって押接するアイドラと、アイドラを回転自在に支持するアームから形成されている。なお、アームには、アイドラを時計方向に移動させる付勢手段(図示省略)が接続されている。これにより、チェン48の張力を所定の範囲に維持して、チェン48がスプロケット44やスプロケット46からの脱落を防止することができる。
オーガ装置3Cのオーガフレーム40の前部には、刈刃装置3Bの刈刃50が設けられている。刈刃50は、オーガフレーム40の前部に固定された左右方向に延在する下刈刃50Aと、下刈刃50Aの上面を左右方向に移動する左右方向に延在する上刈刃50Bで形成されている。
コーク軸32の前部には、略上下方向に延在するアーム51の上部が連結され、アーム51の下部は、上刈刃50Bの上面における左側後部に連結されている。これにより、回転軸16の回転がヨーク軸32を介してアーム51に伝動され、上刈刃50Bを左右方向に移動させることができる。
オーガフレーム40の左壁には、ヨーク軸32やスプロケット44を左側から覆う着脱自在なオーガカバー(請求項における「第2カバー」)49が設けられている。これにより、作業者がヨーク軸32等の駆動部に接触するのを防止して、作業環境の安全性を高めることができる。
平面視において、ヨーク軸32は、スプロケット44の左側に近接して設けられている。これにより、ヨーク軸32をオーガフレーム40の左壁に近接させて配置して、オーガカバー49の左側方向への膨出を抑制することができる。
回転軸41の軸心視において、ヨーク軸32は、変換装置31の前部からアーム51の後部に亘って前上がり姿勢に設けられている。これにより、ヨーク軸32とアーム51の交差角度を略90度に設定することができ、上刈刃50Bを下刈刃50Aの上面に沿って効率良く左右に移動させることができる。また、回転軸41の軸心視において、ヨーク軸32は、回転軸41の上側に位置し、回転軸41の近傍においては、ヨーク軸32は、スプロケット43の外周部よりも回転軸41側に偏移した位置に設けられ、スプロケット44の外周部上部に重なって設けられている。これにより、チェン47とチェン48が移動時に左右方向に大きく蛇行するのを防止することができる。
図8,9に示すように、回転軸45におけるスプロケット46の左側部位には、回転軸45の回転を掻込リール60に伝動するプーリ(請求項における「第1プーリ」)55が設けられている。
プーリ55の径は、スプロケット46の径と略同一径に形成されている。これにより、チェン48と後述するベルト66の干渉を防止して、スプロケット46の左側に近接させてプーリ55を設けることができ、後述するリールカバー68の左側方向への膨出を抑制することができる。
プーリ55は、左側プーリ部と右側プーリ部に2分割されたプーリが好ましい。これにより、左側プーリ部と右側プーリ部の左右方向の間隔を調整して、掻込リール60の回転速度を微調整することができる。この場合、左側プーリ部を移動させて右側プーリ部を固定する形態、右側プーリ部を移動させて左側プーリ部を固定する形態のいずれの形態を採用することも可能であるが、左側プーリ部を回転軸45の左右方向に移動させ、右側プーリ部を回転軸45に固定する形態が好ましい。これにより、プーリ55、ベルト67の保守・交換作業を容易に行うことができる。
スプロケット46の外周部には、防塵用カバー57を設けるのが好ましい。これにより、スプロケット46に掻込装置3Aによって掻込まれた雑草等の付着を防止することができる。なお、防塵用カバー57の下部には、チェン48が移動可能な開口部が形成されている。
図10,11に示すように、掻込リール60の左部には、左右方向に延在する回転軸(請求項における「第2回転軸」)61に基部が固定された支持アーム62Aが設けられ、掻込リール60の右部には、回転軸61に基部が固定された支持アーム62Bが設けられている。
掻込リール60の各頂部には、左側の支持アーム62Aと右側の支持アーム62Bに架設されている左右方向に延在する丸鋼からなるタイン支持部63が設けられいる。また、タイン支持部63には、左右方向に所定の間隔を隔てて樹脂製のタイン64が装着されている。
回転軸61におけるプーリ55に対向する部位には、プーリ(請求項における「第2プーリ」)65が設けられ、プーリ55とプーリ65には、ベルト67が巻回されている。回転軸61におけるプーリ65よりも右側の部位には、後部が回転軸45に回転自在に固定された前後方向に延在するリールアーム67Aに回転自在に固定され、回転軸61の右部は、後部が回転軸45に回転自在に固定された前後方向に延在するリールアーム67Bに回転自在に固定されている。これにより、回転軸45の回転がプーリ55、プーリ65等を介して回転軸61に伝動され、掻込リール60を回転させることができる。また、回転軸45の回転を回転軸61に伝動する伝動部を、オーガフレーム40の左壁の上方に設けたので、回転軸45の左右方向の長さを短くして、伝動部の軽量化を図ることができる。なお、リールアーム67Aの前後方向の中間部とオーガフレーム40の左壁は、リールアーム67Aの中間部を上下方向に移動させる昇降シリンダ(図示省略)が設けられている。
リールアーム67Aの左面には、プーリ55、プーリ65、ベルト66を左側から覆う着脱自在なリールカバー(請求項における「第1カバー」)68が設けられている。これにより、作業者がプーリ65やルト66等の駆動部に接触するのを防止して、作業環境の安全性を高めることができる。
平面視において、リールカバー68の左壁の左面を、オーガカバー49の左壁の左面よりも機体内側である右側に形成している。これにより、機体の進行方向の左側に位置する未刈穀稈の倒込みを防止して、機体の後方に未刈穀稈を効率良く案内することができる。
側面視において、掻込リール60を下降させた下降状態時に、リールカバー68の下部をオーガカバー49の上部に近接するように形成するのが好ましい。これにより、掻込リール60を下降させた下降状態で機体を走行させた場合に、リールカバー68の下部とオーガカバー49の上部の間に形成される隙間から未刈穀稈が掻込リール60の内側に入り込むのを抑制することができる。
リールアーム67Aの前部には、未刈穀稈をリールカバー68の機体外側である左側に案内する案内ガイド70が設けられている。これにより、オーガフレーム40の前端部に設けられた分草体71で分草された未刈穀稈をリールカバー68の左側に効率良く案内することができる。なお、分草体71の後側には、未刈穀稈の株元を左側に案内するやナローガイド72が設けられている。
平面視において、案内ガイド70は、リールアーム67Aの前端部から前方に延在した後に前方左側に向かって延在する取付部70Aと、取付部70Aの前端部に固定されて、取付部70Aの前端部の前方右側から後方左側に向かって延在した後に湾曲して後方左側に向かって延在するガイド本体70Bから形成されている。なお、ガイド本体70Bの前方右側から後方左側に向かって延在する部位は、リールカバー68の前部よりも前側に位置し、ガイド本体70Bの湾曲する部位は、リールカバー68の前側左部に位置し、ガイド本体70Bの湾曲部位から後方左側に向かって延在する部位は、後方に延在するに従ってリールカバー68の左面から離間するように形成されている。側面視において、案内ガイド70は、後上がり姿勢に形成され、その後上がり傾斜角度は、リールアーム67Aの前部の後上がり傾斜角度と略同一角度に形成されている。これにより、案内ガイド70の変形が抑制されて、未刈穀稈をリールカバー68の左側により効率良く案内することができる。
1 機体フレーム
3 刈取前処理装置
3A 掻込装置
3B 刈刃装置
3C オーガ装置
3D フィーダハウス
4 脱穀装置
32 ヨーク軸
40 オーガフレーム
45 回転軸(第1回転軸)
46 スプロケット
49 オーガカバー(第2カバー)
55 プーリ(第1プーリ)
60 掻込リール
61 回転軸(第2回転軸)
65 プーリ(第2プーリ)
67A リールアーム(左リールアーム)
67B リールアーム(右リールアーム)
68 リールカバー(第1カバー)
70 案内ガイド
70A 取付部
70B ガイド本体
3 刈取前処理装置
3A 掻込装置
3B 刈刃装置
3C オーガ装置
3D フィーダハウス
4 脱穀装置
32 ヨーク軸
40 オーガフレーム
45 回転軸(第1回転軸)
46 スプロケット
49 オーガカバー(第2カバー)
55 プーリ(第1プーリ)
60 掻込リール
61 回転軸(第2回転軸)
65 プーリ(第2プーリ)
67A リールアーム(左リールアーム)
67B リールアーム(右リールアーム)
68 リールカバー(第1カバー)
70 案内ガイド
70A 取付部
70B ガイド本体
Claims (4)
- 機体フレーム(1)の前側に圃場の穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)と、該刈取前処理装置(3)の後方に脱穀装置(4)を備えたコンバインにおいて、
前記刈取前処理装置(3)は、穀稈を掻込んで後方に搬送する掻込装置(3A)と、搬送された穀稈の株元を切断する刈刃装置(3B)と、搬送された穀稈を一側に寄せ集めるオーガ装置(3C)と、寄せ集められた穀稈を脱穀装置(4)に搬送するフィーダハウス(3D)を備え、
前記オーガ装置(3C)のオーガフレーム(40)の後壁の上部に、左右方向に延在する第1回転軸(45)を設け、
該第1回転軸(45)の左部に、エンジンの出力回転が伝動されるスプロケット(46)と、該スプロケット(46)の左側に隣接させて第1プーリ(55)を設け、
前記掻込装置(3A)の掻込リール(60)の第2回転軸(61)の左部に第2プーリ(65)を設け、
該第2回転軸(61)の両側部を、前記第1回転軸(45)に後部を回転自在に外嵌した前後方向に延在する左リールアーム(67A)と右リールアーム(67B)で支持し、
前記第1回転軸(45)の軸心視において、前記スプロケット(46)の径と第1プーリ(55)の径を略同一径に形成したコンバイン。 - 前記左リールアーム(67A)に、前記第1プーリ(55)と第2プーリ(65)を左側から覆う矩形状の第1カバー(68)を装着し、
前記オーガフレーム(40)の左壁に、前記刈刃装置(3B)にエンジンの出力回転を伝動するヨーク軸(32)を左側から覆う矩形状の第2カバー(49)を装着し、
正面視において、前記第1カバー(68)の左部を、前記第2カバー(49)の左部よりも機体内側に設けた請求項1のコンバイン。 - 前記掻込リール(60)を下降状態にした場合に、前記第1カバー(68)の下部と第2カバー(49)の上部が近接する構成とした請求項2記載のコンバイン。
- 前記左リールアーム(67A)の前部に、穀稈を後方に案内する案内ガイド(70)を設け、
該案内ガイド(70)を、前記左リールアーム(67A)の前部から前後方向に延在する取付部(70A)と、該取付部(70A)の前端部に固定されたガイド本体(70B)で形成し、
平面視において、該ガイド本体(70B)は、前記第1カバー(68)の前側を前方右側から後方左側に向かって延在した後に、前記第1カバー(68)の左壁に沿って後方左側に向かって折曲させた請求項2又は3記載のコンバイン。
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JP2018219644A Pending JP2020080716A (ja) | 2018-11-22 | 2018-11-22 | コンバイン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020080716A (ja) |
-
2018
- 2018-11-22 JP JP2018219644A patent/JP2020080716A/ja active Pending
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