JP2020080664A - 作業車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】除草作業機が昇降可能に連結された作業車両において、該除草作業機を連結するPTO軸やユニバーサルジョイントに雑草等が絡まることを効率的に防止できる作業車両を提供することを課題としている。【解決手段】走行機体と、該走行機体側の昇降リンクを介して昇降可能に連結された除草作業機と、前記走行機体側から前記除草作業機側に動力を出力するPTO軸と、該PTO軸から前記除草作業機側に動力を伝達するユニバーサルジョイントと、該ユニバーサルジョイントの軸周方向を覆ったカバーと、前記昇降リンク側に着脱可能に取付けられるとともに、前記PTO軸の下方側を覆うカバー体とを備え、前記カバー体は、その後部側が前記除草作業機前側端部までを覆うとともに、前記ユニバーサルジョイントのカバーの作業機側端部を覆うように構成された。【選択図】図3
Description
本発明は、昇降リンクを介して作業機を昇降可能に連結された作業車両に関する。
走行機体と、該走行機体側の昇降リンクを介して昇降可能に連結された除草作業機と、前記走行機体側から前記除草作業機側に動力を出力するPTO軸と、該PTO軸から前記除草作業機側に動力を伝達するユニバーサルジョイントと、該ユニバーサルジョイントの軸周方向を覆ったカバーと、前記昇降リンク側に着脱可能に取付けられるカバー体とを備え、前記ユニバーサルジョイントの上部側を覆うことができる特許文献1に記載の作業車両が従来公知である。
該カバー体によれば、外部に露出する前記ユニバーサルジョイントを覆うことにより、圃場から飛散する泥等が付着することを防止することができる。また、該カバー体を着脱可能に構成されたことにより、メンテナンス性が良好になるとともに、カバー体の形状も変更が容易になるため、様々な種類の作業機に適用することができる。
しかし、該カバー体では、前記除草作業機によって草丈の長い雑草等の除草作業を行う際に、前記PTO軸やユニバーサルジョイントに絡まることを十分に防止することができず、除草作業を連続で実行することができなくなる場合があるという課題があった。
本発明は、除草作業機が昇降可能に連結された作業車両において、該除草作業機を連結するPTO軸やユニバーサルジョイントに雑草等が絡まることを効率的に防止できる作業車両を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明は、第1に、走行機体と、該走行機体側の昇降リンクを介して昇降可能に連結された除草作業機と、前記走行機体側から前記除草作業機側に動力を出力するPTO軸と、該PTO軸から前記除草作業機側に動力を伝達するユニバーサルジョイントと、該ユニバーサルジョイントの軸周方向を覆ったカバーと、前記昇降リンク側に着脱可能に取付けられるとともに、前記PTO軸の下方側を覆うカバー体とを備え、前記カバー体は、その後部側が前記除草作業機前側端部までを覆うとともに、前記ユニバーサルジョイントのカバーの作業機側端部を覆うように構成されたことを特徴としている。
第2に、前記カバー体は、前記昇降リンクを構成する一対のロアリンクの下部側を覆うメインカバーを有し、前記メインカバーの除草作業機側に、前記ユニバーサルジョイントが挿通される切欠きを形成したことを特徴としている。
第3に、前記カバー体は、前記ユニバーサルジョイントを覆うジョイントカバーを有することを特徴としている。
前記カバー体によって、前記PTO軸全体の下方側と、前記ユニバーサルジョイントのPTO軸回りとをカバーすることができるため、前記除草作業機による除草作業時に前記PTO軸や前記ユニバーサルジョイント側に雑草等が巻付くことを効率的に防止することができるため、除草作業の作業性が向上する。
また、前記カバー体は、前記昇降リンクを構成する一対のロアリンクの下部側を覆うメインカバーを有し、前記メインカバーの除草作業機側端部に、前記ユニバーサルジョイントが挿通される切欠きを形成したものによれば、前記除草作業機の昇降作動によって移動するユニバーサルジョイントが前記カバー体に干渉しなくなるため、作業性がより向上する。
なお、前記カバー体は、前記ユニバーサルジョイントを覆うジョイントカバーを有するものによれば、前記ユニバーサルジョイント側に草丈の長い雑草等が絡まることをより確実に防止できるとともに、前記ジョイントカバーを覆うカバーとを別体成形したことにより、カバー体の着脱やメンテナンス性も向上する。
図1は、本発明の除草作業機を連結した作業車両の側面図である。図示する作業車両は、左右一対の前輪1,1及び後輪2,2により支持される走行機体3と、該走行機体3の後端部に昇降リンク4を介して昇降自在に連結される除草作業機6とを備えている。
前記走行機体3は、前部側に載置されたエンジン(図示しない)を囲繞するボンネット7と、該ボンネット7の後方に配置された操縦部8とを備えている。該操縦部8は、オペレータが着座する座席9と、該座席9の前方側に設けられたステアリングハンドル11と、該ステアリングハンドル11の左右一方側に配置された主変速レバー12と、前記座席9の後方側に配置された逆U字状の安全フレーム13とが設けられている。
また、該走行機体3の後端側には、前記エンジンから出力された動力を前記除草作業機6側に伝動するためのPTO軸22が設けられている。また、該PTO軸22の後端側には、ユニバーサルジョイント23を介して、前記除草作業機6側に動力を伝動するための出力軸21が設けられており、該出力軸21は、PTO軸22の後端側に角度変化可能に連結されている。
ちなみに、上記PTO軸22は、該PTO軸22の軸回りをカバーする軸カバー24が設けられており、該軸カバー24の前後端は、ユニバーサルジョイント23の外周側の一部を覆うことができるように端部側が開放された漏斗型のジョイント部24aが形成されている(図2及び図3参照)。
前記除草作業機6は、前記昇降リンク4を含む作業機昇降装置によって、走行機体3に対して昇降作動可能に構成されている。該作業機昇降装置は、前記昇降リンク4の他、除草作業機6と昇降リンク4との間に設けられて前記除草作業機6を昇降リンク4側に着脱自在に連結させるためのヒッチ装置16と、伸縮作動によって前記昇降リンクを上下揺動させる油圧式、又は電動式の昇降シリンダ(図示しない)とを備えている。
また、該除草作業機6は、前記PTO軸22後端に設けられた前記出力軸21に連結されることにより、エンジンから伝動された動力によって駆動するように構成されている。該出力軸21は、前記PTO軸22の後端側に前記ユニバーサルジョイント23を介して角度調整可能に連結されているため、前記作業機昇降装置によって昇降作動された場合であっても、除草作業機6側に安定した姿勢でエンジン動力を伝動することができる。
前記昇降リンク4は、走行機体の後端側から後方に突出された左右一対のロアリンク26,26と、一対の該ロアリンク26,26間の中央で且つ上方側に配置されたトップリンク27とから構成されており、各リンクは走行機体3側に上下揺動可能に設けられている。
また、該昇降リンク4の後端側には、前記ヒッチ装置16が着脱可能に取付けられており、該ヒッチ装置16は、一対のロアリンク26,26とトップリンク27とを連結するように構成された逆U字状(又は環状)のフレーム部28と、該フレーム部28の下部側を左右方向に連結する連結杆29と、前記ユニバーサルジョイント23近傍(PTO軸21後端側)の前記出力軸21回りを支持する左右一対の支持体31,31とから構成されている。
さらに、該昇降リンク4は、一対のロアリンク26,26間に、前記PTO軸22と、前記ユニバーサルジョイント23(前記軸カバー24)の下方側をカバーするカバー体32が設けられており、圃場にある丈の長い雑草等が前記PTO軸22や前記ユニバーサルジョイントに絡まることを防止できるように構成されている。以下、該カバー体32について説明する。
次に、図2乃至図5に基づいて、前記カバー体の具体的な構成について説明する。図2及び図3は、カバー体の取付状態を示した上方斜視図及び下方斜視図であり、図4(A)乃至(D)は、カバー体を示した斜視図、平面図、正面図、側面図である。
前記カバー体32は、一対の前記ロアリンク26,26間を覆うリンクカバー(メインカバー)32Aと、該リンクカバー32Aの後部側に設けられて前記ユニバーサルジョイント23(前記軸カバー24のジョイント部24b)を覆うジョイントカバー32Bとから構成され、前記昇降リンク4の下部側全体をカバーするように構成されている。
前記リンクカバー32Aは、一対の前記ロアリンク26,26間に沿うように後方に向かって幅広に形成された樹脂製の板状部材であって、左右端側にロアリンク26に沿って複数設けられた取付孔33と、後端側に形成された切欠部34とが形成され、その後端側は、前記ロアリンク26の後端側、すなわち、前記PTO軸22後端のユニバーサルジョイント23の下方側を覆う位置まで延設されている。
上記取付孔33は、前記リンクカバー32Aの端部側に樹脂製の取付バンド36が挿通可能なように、前記ロアリンク26に沿って前後方向に複数(図示する例では3カ所)に穿設されている。これにより、該取付バンド36を用いて、前記リンクカバー32Aの左右端側を、前記ロアリンク26側に着脱可能に取付けることができるように構成されている。
ちなみに、該取付孔33は、前記リンクカバー32Aの左右側方側だけでなく、該リンクカバー32Aの後端側に後端取付孔を追加して形成しても良い(図示しない)。前記取付バンド36を用いて、該後端取付孔を、前記ヒッチ装置(具体的には前記連結杆又は支持体)側と連結することにより、該リンクカバー32Aの後端側を、前記ヒッチ装置16側に吊下げるようにして支持することができる。
該構成によれば、前記リンクカバー32Aは、取付バンド36により前記昇降リンク4(及びヒッチ装置16)側に取付けられているため、着脱作業を容易行うことができるとともに、より強固に取付けることができる。なお、該リンクカバー32Aは、透過性のある樹脂製素材によって形成することによって、リンクカバー32Aの着脱作業時の視認性が向上し、作業性がより向上する。
また、平面視板状の前記リンクカバー32Aは、その左右両端側と後端側とを、前記ロアリンク26(昇降リンク4)側と、前記ヒッチ装置16側とに取付固定することができるため、圃場での作業走行時に圃場にある背丈の高い草によって押された場合であってもズレることなく強固に固定することができる。
上記切欠部34は、前記リンクカバー32A後端の左右中央側を凹設するよう切欠くことにより形成されており、前記ジョイントカバー32Bの下部側が挿通するように構成されている。
前記ジョイントカバー32Bは、前記軸カバー24の後部側と、該軸カバー24後端のジョイント部24bの外周側とを覆うことができるように後方に向かって径が大きくなるお椀型(若しくは漏斗型)に形成された樹脂製の部材であって、その前後端が大きく開放された筒状に形成されている。これにより、該ジョイントカバー32Bが、前記軸カバー24の後部外周側全体をカバーするように構成されている。
また、該ジョイントカバー32Bは、その後端側に取付孔(図示しない)が形成されており、前記取付バンド36等を用いて、ヒッチ装置16の下部(具体的には、前記連結杆29や、前記支持体31)側や、昇降リンク4(トップリンク27)側に着脱可能に取付けられている。なお、該ジョイントカバー32Bは、リンクカバー32A側に取付けても良い。
また、該ジョイントカバー32Bの前部側には、前記軸カバー24が軸回転することを防止するための規制チェーン(図示しない)を引っ掛けるための係止部(図示しない)を形成しても良い。
ちなみに、該ジョイントカバー32は、漏斗型に一体成形されたものの他、扇状の板状部材を円柱状に丸め、その端部側を取付バンド36等で連結することにより形成しても良い。
上述の構成によれば、前記カバー体は、前記リンクカバー32A及びジョイントカバー32Bによって、前記昇降リンク4及び、前記PTO軸22(軸カバー24)の下方全体を覆うことができるため、前記PTO軸や、該PTO軸後端のユニバーサルジョイント23が圃場の丈の長い雑草等を巻き込むことをより確実に防止することができる。
また、該カバー体は、昇降リンク4の下側(一対のロアリンク26,26間)をカバーする前記リンクカバー32Aと、前記PTO軸を軸装する前記軸カバー24の後部側をカバーするジョイントカバー32Bとに分けるとともに、前記リンクカバー32Aの後端にジョイントカバー32Bが挿通可能な切欠部34を設けたことにより、前記走行機体3の後端に連結された前記除草作業機6が昇降作動することによって、前記PTO軸22とヒッチ装置16との相対位置が変化した場合であっても、前記ジョイントカバー32Bが前記リンクカバー32Aに干渉しないように構成されている。
次に、図5に基づき、前記カバー体の別実施例について説明する。図5(A)乃至(D)は、カバー体の別実施例を示した斜視図、平面図、正面図、側面図である。
前記カバー体32は、一対の前記ロアリンク26,26間を覆うリンクカバー32Aによって構成し、該リンクカバー32Aの後端側には、前記切欠部34と、該切欠部34に挿通されるジョイントカバー32Bに代えて、下方に向かって凹設された凹部41を形成した構成であっても良い。
該構成によれば、前記カバー体32は、単一の板状部材によって前記昇降リンク4(ロアリンク26)と、前記PTO軸22(軸カバー24)と、前記ユニバーサルジョイント23の下方側全体を覆うことができる。このため、該カバー体32の着脱作業がより容易になる。
また、前記除草作業機6が上昇作動されることによって、前記昇降リンク4と、前記軸カバー24との相対位置の接近した場合であっても、前記凹部41によって、前記軸カバー24のジョイント部24aが、カバー体32側に干渉しないように構成されている。
3 走行機体
4 昇降リンク
6 除草作業機
16 ヒッチ装置(ヒッチ)
22 PTO軸
24 軸カバー(カバー)
32 カバー体
32A リンクカバー(メインカバー)
32B ジョイントカバー
34 切欠部(切欠き)
4 昇降リンク
6 除草作業機
16 ヒッチ装置(ヒッチ)
22 PTO軸
24 軸カバー(カバー)
32 カバー体
32A リンクカバー(メインカバー)
32B ジョイントカバー
34 切欠部(切欠き)
Claims (3)
- 走行機体と、
該走行機体側の昇降リンクを介して昇降可能に連結された除草作業機と、
前記走行機体側から前記除草作業機側に動力を出力するPTO軸と、
該PTO軸から前記除草作業機側に動力を伝動するユニバーサルジョイントと、
該ユニバーサルジョイントの軸周方向を覆ったカバーと、
前記昇降リンク側に着脱可能に取付けられるとともに、前記PTO軸の下方側を覆うカバー体とを備え、
前記カバー体は、その後部側が前記除草作業機前端側までを覆うとともに、前記ユニバーサルジョイントのカバーの除草作業機側端部を覆うように構成された
作業車両。 - 前記カバー体は、前記昇降リンクを構成する一対のロアリンクの下部側を覆うメインカバーを有し、
前記メインカバーの除草作業機側端部に、前記ユニバーサルジョイントが挿通される切欠きを形成した
請求項1に記載の作業車両。 - 前記カバー体は、前記ユニバーサルジョイントを覆うジョイントカバーを有する
請求項1又は2の何れかに記載の作業車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018215589A JP2020080664A (ja) | 2018-11-16 | 2018-11-16 | 作業車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018215589A JP2020080664A (ja) | 2018-11-16 | 2018-11-16 | 作業車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020080664A true JP2020080664A (ja) | 2020-06-04 |
Family
ID=70904362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018215589A Pending JP2020080664A (ja) | 2018-11-16 | 2018-11-16 | 作業車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020080664A (ja) |
-
2018
- 2018-11-16 JP JP2018215589A patent/JP2020080664A/ja active Pending
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