JP2020080610A - モータ駆動システム - Google Patents
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このような問題は、車載用インバータのごとく、装置の小型化という要請から小容量の平滑コンデンサ30を使用する場合に特に顕著である。
図9は、例えばインバータ40の下アームの全相のスイッチング素子Qx,Qy,Qzを同時にオンすることにより、破線で示す方向の電流が平滑コンデンサ30に流入するのを防止して直流中間電圧の上昇を回避する様子を示している。
しかし、例えば永久磁石同期モータの駆動システムにおいて、インバータの直流中間電圧が過電圧になった時に単純に三相短絡を行うと、三相短絡開始時点の永久磁石の磁極位置により、各相の過渡電流成分が正側または負側に大きく偏り、これに起因して発生する過電流によってスイッチング素子が破壊される恐れがある。
例えば、インバータ40のU相に流れる過渡電流が最大である場合には、事前処理としてスイッチング素子Qu,Qy,Qzを時間T1にわたってオンすることにより、等価的に、図10(a)に示すように幅がT1のパルス電圧(平滑コンデンサ30の蓄電電力による電圧)をU相に印加し、このパルス電圧によりU相に流れる過渡電流を打ち消して過電流の発生を防止する。
次に、図10(a)のパルス電圧を印加するための指令を短絡用電圧指令として演算し(S3)、所定のタイミングになったら(S4 YES)、短絡用電圧指令に従い、時間T1にわたりスイッチング素子Qu,Qy,Qzをオンして他のスイッチング素子をオフする操作を「先行オンオフ制御」として実行する(S5)。そして、時間T1が経過したら(S6 YES)、スイッチング素子QuをオフしてQxをオンすることにより、下アーム全相のスイッチング素子Qx,Qy,Qzをオン状態とする三相短絡処理に移行するものである(S7)。
この従来技術によれば、完全な三相短絡動作に移行する前に間欠短絡動作期間T2を設け、この期間T2における短絡期間のデューティを徐々に長くしていく制御を行うことにより、開放動作から直ちに三相短絡動作へ移行する場合に発生する過電流を抑制している。
また、特許文献4には、同じく三相ブラシレスモータに適用する短絡ブレーキとして、インバータの上アームのスイッチング素子を全相オンにした状態で下アームのスイッチング素子を三相、二相、または一相のみオンさせることで、逆起電力を発生させずに回生電力によるコンデンサの不要な充電を回避しつつ所望の制動力を確保する技術が開示されている。
ここで、図12は、時刻t1において三相短絡を開始した場合の直流中間電圧Edc、相電流Iu,Iv,Iw,及び、インバータの下アームの各相スイッチング素子Qx,Qy,Qzの挙動を示した波形図である。なお、上アームのスイッチング素子は全てオフしている。
この図12によれば、スイッチング素子Qx,Qy,Qzを時刻t1に同時にオンすることにより直流中間電圧Edcの上昇を抑制できる一方で、時刻t1の直後には相電流が過渡的に大きくなっていることが判る。
図13は、三相短絡を開始してその後に三相短絡を停止した場合の動作を示す波形図である。時刻t1で三相短絡を開始してから時刻t2でスイッチング素子Qx,Qy,Qzを同時にオフして三相短絡を停止した場合、その時にスイッチング素子に流れていた電流の行き場がなくなり、この電流は還流ダイオードを介して平滑コンデンサ30を充電する電流となる。このため、時刻t2の直後に直流中間電圧Edcが過電圧レベルを超えてしまい、平滑コンデンサ30の耐圧超過を招くという問題があった。
そこで、本発明の解決課題は、三相短絡の開始直後の過電流や三相短絡処理の停止時における過電圧の発生を回避して装置の構成部品を保護するようにしたモータ駆動システムを提供することにある。
前記制御装置は、
前記平滑コンデンサの両端電圧の過電圧を検出する過電圧検出手段と、
前記インバータから出力される相電流の極性を判別する極性判別手段と、
前記過電圧検出手段による過電圧検出時に前記インバータの全てのスイッチング素子をオフさせる処理と、前記極性判別手段により検出した相電流の極性が負である相の下アームスイッチング素子をオンさせる処理と、残りの相の下アームスイッチング素子をオンさせることにより全相の下アームスイッチング素子をオン状態にして前記固定子巻線を短絡させる処理と、を順次実行する制御手段と、
を有することを特徴とする。
前記制御装置は、
前記平滑コンデンサの両端電圧の過電圧を検出する過電圧検出手段と、
前記インバータから出力される相電流の極性を判別する極性判別手段と、
前記過電圧検出手段による過電圧検出時に前記インバータの全てのスイッチング素子をオフさせる処理と、前記極性判別手段により検出した相電流の極性が正である相の上アームスイッチング素子をオンさせる処理と、残りの相の上アームスイッチング素子をオンさせることにより全相の上アームスイッチング素子をオン状態にして前記固定子巻線を短絡させる処理と、を順次実行する制御手段と、
を有することを特徴とする。
前記制御装置は、
前記平滑コンデンサの両端電圧の過電圧を検出する過電圧検出手段と、
前記インバータから出力される相電流の極性を判別する極性判別手段と、
前記過電圧検出手段による過電圧検出時に前記インバータの全てのスイッチング素子をオフさせる処理と、前記インバータの全相の下アームスイッチング素子をオンさせて前記固定子巻線を短絡させる処理と、前記極性判別手段により検出した相電流の極性が正である相の下アームスイッチング素子をオフさせる処理と、残りの相の下アームスイッチング素子をオフさせることにより全相の下アームスイッチング素子をオフ状態にして前記固定子巻線の短絡を停止する処理と、を順次実行する制御手段と、
を有することを特徴とする。
前記制御装置は、
前記平滑コンデンサの両端電圧の過電圧を検出する過電圧検出手段と、
前記インバータから出力される相電流の極性を判別する極性判別手段と、
前記過電圧検出手段による過電圧検出時に前記インバータの全てのスイッチング素子をオフさせる処理と、前記インバータの全相の上アームスイッチング素子をオンさせて前記固定子巻線を短絡させる処理と、前記極性判別手段により検出した相電流の極性が負である相の上アームスイッチング素子をオフさせる処理と、残りの相の上アームスイッチング素子をオフさせることにより全相の上アームスイッチング素子をオフ状態にして前記固定子巻線の短絡を停止する処理と、を順次実行する制御手段と、
を有することを特徴とする。
前記制御手段は、
全相の下アームスイッチング素子をオン状態にして前記固定子巻線を短絡させている前記インバータに対して、
前記極性判別手段により検出した相電流の極性が正である相の下アームスイッチング素子をオフさせる処理と、残りの相の下アームスイッチング素子をオフさせることにより全相の下アームスイッチング素子をオフ状態にして前記固定子巻線の短絡を停止する処理と、を順次実行することを特徴とする。
前記制御手段は、
全相の上アームスイッチング素子をオン状態にして前記固定子巻線を短絡させている前記インバータに対して、
前記極性判別手段により検出した相電流の極性が負である相の上アームスイッチング素子をオフさせる処理と、残りの相の上アームスイッチング素子をオフさせることにより全相の上アームスイッチング素子をオフ状態にして前記固定子巻線の短絡を停止する処理と、を順次実行することを特徴とする。
前記制御手段は、前記平滑コンデンサの両端電圧、前記相電流、前記交流モータの回転速度のうち一つ以上の入力情報を用いて速度制御またはトルク制御を行うことにより前記駆動パルスを生成することを特徴とする。
図1は、本発明の実施形態に係るモータ駆動システムの概略的な構成図であり、図8と同一部分については同一の符号を付してある。
直流電源10と遮断器20との直列回路の両端に接続された平滑コンデンサ30には、図示されていないが、放電用の抵抗と半導体スイッチング素子との直列回路が並列に接続される。
上記平滑コンデンサ30に直流入力端子が接続されたインバータ40の半導体スイッチング素子Qu,Qv,Qw,Qx,Qy,Qzには、図示するIGBTのほか、MOSFET、パワートランジスタ等が使用可能であり、このインバータ40によって駆動されるモータ100には、図示する永久磁石同期モータ(PMSM)のほか、誘導電動機(IM)やリラクタンスモータ等がある。
また、モータ100には、回転子の角速度ω(または角度θ)を検出するセンサ110が設けられている。なお、いわゆるセンサレス制御によってモータ10を駆動する場合には、上記のセンサ110は不要である。
制御装置70は、CPU等の演算手段からなる電圧指令演算部73を備えている。この電圧指令演算部73は、電圧検出値Edc、相電流検出値Iu,Iv,Iw、速度検出値ω(θ)のうち一以上の情報を用いて、上位から与えられた速度指令にモータ100の回転速度が一致するように速度制御を行い、あるいは、トルク指令にモータ100の出力トルクが一致するようにトルク制御を行い、インバータ40の出力電圧指令V*を演算する。そして、例えば、出力電圧指令V*とキャリアとを比較するPWM回路74の動作により、インバータ40のスイッチング素子Qu,Qv,Qw,Qx,Qy,Qzをオン・オフさせるための駆動パルスを生成する。ここで、速度制御またはトルク制御は、上位からの指令やパラメータに応じて変更可能に構成しても良い。
始めに、図3〜図5に従って、モータ100の固定子巻線を三相短絡するために、インバータ40の下アームまたは上アームのオフ状態にあるスイッチング素子をオンする場合の動作について述べる。
一例として、直流中間電圧Edcの過電圧検出時に全てのスイッチング素子をオフした状態で、下アームスイッチング素子をオンさせて短絡処理を行う場合について説明する。
極性判別信号により、ある相電流の極性が負であることを認識した電圧指令演算部73は、当該相の下アームのスイッチング素子をオンさせるための出力電圧指令V*を生成し、PWM回路74を介して駆動パルスを生成する。
図3(a)ではV相電流Ivの極性が負であるため、極性判別回路72はV相電流Ivの極性判別信号に基づいて下アームのスイッチング素子Qyを最初にオンさせるように動作する。なお、電流の極性が正であるU相,W相については、図3(a)に矢印で示す如くスイッチング素子Qx,Qzの還流ダイオードに電流が流れているため、スイッチング素子Qx,Qzをオンしなくても瞬間的な動作は変わらない。
また、電流の極性が負となる相が二相ある場合には、当該二相のスイッチング素子をオンさせることにより、オン直後の電流を抑制することができる。
そこで、V相のスイッチング素子Qyをオンしてから所定時間を経過した時点で、下アームの残りの二相のスイッチング素子Qx,Qzをオンすることにより下アームの全てのスイッチング素子Qx,Qy,Qzをオン状態とし、三相短絡状態に移行させる。ここで、上記の所定時間は、モータ100の回転速度に比例した値とする。図3(b)は、この時の下アームのスイッチング素子Qx,Qy,Qzの状態を示している。
この図5を図4と比較すると、時刻t1a以後は図4と同様に直流中間電圧Edcの上昇が抑制されていると共に、時刻t1b以後の定常時には、図4よりも電流が徐々に減少している。
また、直流中間電圧Edcの過電圧を検出したタイミングで二相の電流の極性が負であった場合には、その二相の下アームスイッチング素子をオンすることになるが、その場合の電流の大きさは、三相の下アームスイッチング素子を全てオンした場合と一相のスイッチング素子のみをオンした場合との中間の値となる。
これに対し、インバータ40の上アームスイッチング素子をオンさせて三相短絡処理を行う場合、極性判別回路72は、相電流検出値が、零以下の負値に設定された電流閾値を上回ったら当該相電流の極性を正と判定する。そして、まず当該相の上アームスイッチング素子をオンし、モータの回転速度に比例した所定時間の経過後に残りの二相の上アームスイッチング素子をオンすることにより、三相短絡状態に移行する。上記の電流閾値は、相電流が零近傍であった時や、過電圧検出タイミングと電流検出タイミングとの間にずれがある時の誤判定を防止するために、負側に所定のオフセットを持たせた値にすることが望ましい。
一例として、全ての上アームスイッチング素子がオフされ、全ての下アームスイッチング素子がオンされていて三相短絡処理を行っている状態で、下アームスイッチング素子をオフさせることにより三相短絡処理を停止する場合について説明する。
極性判別信号により、ある相電流の極性が正であることを認識した電圧指令演算部73は、当該相の下アームのスイッチング素子をオフさせるための出力電圧指令V*を生成し、PWM回路74を介して駆動パルスを生成する。
図6(a)ではV相電流Iv,W相電流Iwの極性が正であるため、極性判別回路72はV相電流Iv,W相電流Iwの極性判別信号に基づいて下アームのスイッチング素子Qy,Qzを最初にオフさせるように動作する。
また、図6(b)は、スイッチング素子Qy,Qzをオフさせてから所定時間を経過した後に、それまで唯一オン状態にあった下アームのスイッチング素子Qxをオフさせる様子を示している。これによって全てのスイッチング素子がオフされ、三相短絡処理が完全に停止されることになる。
図7における相電流を観察すると、時刻t2ではV相電流Iv,W相電流Iwの極性が正であるためこの時点でスイッチング素子Qy,Qzがオフされ、極性が負のU相電流Iuが零になった時刻t3でスイッチング素子Qxがオフされていることが判る。
また、図7の時刻t3で三相短絡を完全に停止しても直流中間電圧Edcが上昇することはないが、前述した図13では、三相短絡を停止した時刻t3以後、直流中間電圧Edcが上昇して過電圧レベルを大きく超えている。従って、この実施形態のように、スイッチング素子を段階的にオフさせる方法の優位性は明らかである。
これに対し、インバータ40の上アームスイッチング素子をオフさせて三相短絡処理を停止させる場合には、極性判別回路72は、相電流検出値が、零以下の負値に設定された電流閾値を下回ったら当該相電流の極性を負と判定する。そして、まず当該相の上アームスイッチング素子をオフし、モータの回転速度に比例した所定時間の経過後に残りの相の上アームスイッチング素子をオフすることにより、三相短絡処理を完全に停止させる。
上記の電流閾値は、相電流が零近傍である場合や、デッドタイムにおいて電流が変化する場合、過電圧検出タイミングと電流検出タイミングとの間にずれがある時などの誤判定を防止するために、負側に所定のオフセットを持たせた値にすることが望ましい。
20:遮断器
30:平滑コンデンサ
40:インバータ
50:電圧検出器
60:電流検出器
70:制御装置
71:過電圧検出回路
72:極性判別回路
73:電圧指令演算部
74:PWM回路
100:交流モータ
110:センサ
Qu,Qv,Qw,Qx,Qy,Qz:半導体スイッチング素子
Claims (7)
- 直流電源に対して並列に接続される平滑コンデンサの両端に、複数のスイッチング素子をブリッジ接続してなるインバータの直流入力端子が接続され、前記インバータの交流出力端子が交流モータの固定子巻線に接続される共に、前記スイッチング素子をオン・オフするための駆動パルスを生成する制御装置を備えたモータ駆動システムにおいて、
前記制御装置は、
前記平滑コンデンサの両端電圧の過電圧を検出する過電圧検出手段と、
前記インバータから出力される相電流の極性を判別する極性判別手段と、
前記過電圧検出手段による過電圧検出時に前記インバータの全てのスイッチング素子をオフさせる処理と、前記極性判別手段により検出した相電流の極性が負である相の下アームスイッチング素子をオンさせる処理と、残りの相の下アームスイッチング素子をオンさせることにより全相の下アームスイッチング素子をオン状態にして前記固定子巻線を短絡させる処理と、を順次実行する制御手段と、
を有することを特徴としたモータ駆動システム。 - 直流電源に対して並列に接続される平滑コンデンサの両端に、複数のスイッチング素子をブリッジ接続してなるインバータの直流入力端子が接続され、前記インバータの交流出力端子が交流モータの固定子巻線に接続される共に、前記スイッチング素子をオン・オフするための駆動パルスを生成する制御装置を備えたモータ駆動システムにおいて、
前記制御装置は、
前記平滑コンデンサの両端電圧の過電圧を検出する過電圧検出手段と、
前記インバータから出力される相電流の極性を判別する極性判別手段と、
前記過電圧検出手段による過電圧検出時に前記インバータの全てのスイッチング素子をオフさせる処理と、前記極性判別手段により検出した相電流の極性が正である相の上アームスイッチング素子をオンさせる処理と、残りの相の上アームスイッチング素子をオンさせることにより全相の上アームスイッチング素子をオン状態にして前記固定子巻線を短絡させる処理と、を順次実行する制御手段と、
を有することを特徴としたモータ駆動システム。 - 直流電源に対して並列に接続される平滑コンデンサの両端に、複数のスイッチング素子をブリッジ接続してなるインバータの直流入力端子が接続され、前記インバータの交流出力端子が交流モータの固定子巻線に接続される共に、前記スイッチング素子をオン・オフするための駆動パルスを生成する制御装置を備えたモータ駆動システムにおいて、
前記制御装置は、
前記平滑コンデンサの両端電圧の過電圧を検出する過電圧検出手段と、
前記インバータから出力される相電流の極性を判別する極性判別手段と、
前記過電圧検出手段による過電圧検出時に前記インバータの全てのスイッチング素子をオフさせる処理と、前記インバータの全相の下アームスイッチング素子をオンさせて前記固定子巻線を短絡させる処理と、前記極性判別手段により検出した相電流の極性が正である相の下アームスイッチング素子をオフさせる処理と、残りの相の下アームスイッチング素子をオフさせることにより全相の下アームスイッチング素子をオフ状態にして前記固定子巻線の短絡を停止する処理と、を順次実行する制御手段と、
を有することを特徴としたモータ駆動システム。 - 直流電源に対して並列に接続される平滑コンデンサの両端に、複数のスイッチング素子をブリッジ接続してなるインバータの直流入力端子が接続され、前記インバータの交流出力端子が交流モータの固定子巻線に接続される共に、前記スイッチング素子をオン・オフするための駆動パルスを生成する制御装置を備えたモータ駆動システムにおいて、
前記制御装置は、
前記平滑コンデンサの両端電圧の過電圧を検出する過電圧検出手段と、
前記インバータから出力される相電流の極性を判別する極性判別手段と、
前記過電圧検出手段による過電圧検出時に前記インバータの全てのスイッチング素子をオフさせる処理と、前記インバータの全相の上アームスイッチング素子をオンさせて前記固定子巻線を短絡させる処理と、前記極性判別手段により検出した相電流の極性が負である相の上アームスイッチング素子をオフさせる処理と、残りの相の上アームスイッチング素子をオフさせることにより全相の上アームスイッチング素子をオフ状態にして前記固定子巻線の短絡を停止する処理と、を順次実行する制御手段と、
を有することを特徴としたモータ駆動システム。 - 請求項1に記載したモータ駆動システムにおいて、
前記制御手段は、
全相の下アームスイッチング素子をオン状態にして前記固定子巻線を短絡させている前記インバータに対して、
前記極性判別手段により検出した相電流の極性が正である相の下アームスイッチング素子をオフさせる処理と、残りの相の下アームスイッチング素子をオフさせることにより全相の下アームスイッチング素子をオフ状態にして前記固定子巻線の短絡を停止する処理と、を順次実行することを特徴としたモータ駆動システム。 - 請求項2に記載したモータ駆動システムにおいて、
前記制御手段は、
全相の上アームスイッチング素子をオン状態にして前記固定子巻線を短絡させている前記インバータに対して、
前記極性判別手段により検出した相電流の極性が負である相の上アームスイッチング素子をオフさせる処理と、残りの相の上アームスイッチング素子をオフさせることにより全相の上アームスイッチング素子をオフ状態にして前記固定子巻線の短絡を停止する処理と、を順次実行することを特徴としたモータ駆動システム。 - 請求項1〜6の何れか1項に記載したモータ駆動システムにおいて、
前記制御手段は、
前記平滑コンデンサの両端電圧、前記相電流、前記交流モータの回転速度のうち一つ以上の入力情報を用いて速度制御またはトルク制御を行うことにより前記駆動パルスを生成することを特徴としたモータ駆動システム。
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JP2022126987A (ja) * | 2021-02-19 | 2022-08-31 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 電力変換装置 |
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