JP2020079813A - レンズ駆動装置、前記レンズ駆動装置を使用したカメラモジュールおよびレンズ駆動装置の製造方法 - Google Patents

レンズ駆動装置、前記レンズ駆動装置を使用したカメラモジュールおよびレンズ駆動装置の製造方法 Download PDF

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田中 俊行
Toshiyuki Tanaka
俊行 田中
寛志 長田
Hiroshi Osada
寛志 長田
康 稲垣
Yasushi Inagaki
康 稲垣
彰良 猿舘
Akiyoshi Sarudate
彰良 猿舘
研 大河内
Ken Okochi
研 大河内
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Abstract

【課題】 ケース内に磁石を固定する工程と、ケースに板ばね部材を固定する工程とを共通の接着剤供給工程で行うことができるレンズ駆動装置、前記レンズ駆動装置を使用したカメラモジュールおよびレンズ駆動装置の製造方法を提供する。【解決手段】 支持部材6に形成された突部7を、上部板ばね30の固定側支持部31に形成された第2貫通部34bに挿通し、さらにケース3の天井部3aに形成された第1貫通部4aに挿通させ、ケース3の内部で突部7にかしめ変形部7aを形成する。ケース3と磁石Mとの間に接着剤8を介在させて、ケース3の内面に磁気吸着した磁石MをZ1方向へ移動させると、接着剤8が、第1貫通部4aと突部7との隙間を通過し、天井部3aの外面と上部板ばね30との隙間に入り込む。その後、接着剤8を熱硬化させる。【選択図】図8

Description

本発明は、レンズ体が搭載される移動部材と、前記移動部材に巻かれたコイルと、前記コイルに対向する磁石とを有するレンズ駆動装置、前記レンズ駆動装置を使用したカメラモジュールおよびレンズ駆動装置の製造方法に関する。
特許文献1に、レンズ駆動装置に関する発明が記載されている。
このレンズ駆動装置は、外周にコイルが巻かれたレンズ支持体がヨークの内部に収納されており、ヨークの内部に、コイルの外側に対向する4個のマグネットが固定されている。ヨークの下側に固定される後側筐体部と、レンズ支持体との間に一対の後側スプリングが設けられている。ヨークとその前方に位置する前側筐体部との間に前側スプリングの外周側部が挟まれて固定されており、前側スプリングの内周側部が、レンズ支持体に固定されている。
このレンズ駆動装置は、後側筐体部に設けられた端子に駆動電流が与えられると、この駆動電流が、一対の後側スプリングを経てコイルに与えられる。コイルに流れる駆動電流と、コイルに対向するマグネットからの磁界によって、レンズ支持体が光軸方向へ移動させられ、レンズ支持体に支持されたレンズの動作によって、撮像素子への像の焦点が合わせられる。
特開2008−203284号公報
特許文献1に記載されたレンズ駆動装置の組立工程では、各部品が組み付けられた後に、前側筐体部に形成された接着剤流入孔から接着剤を注入する。接着剤は熱硬化性であり、加熱されると流動化して粘性が低くなり、前側筐体部と前側スプリングの外周側部との隙間、および外周側部とヨークとの間の隙間に沿って流れる。その後に、接着剤を熱硬化により硬化させる。
上記レンズ駆動装置の組立工程では、前記接着剤流入孔を使用して、前側筐体部と前側スプリングの外周側部との間、および外周側部とヨークとの間に接着剤を供給して接着固定するとともに、これとは別の工程で、ヨークの内部にマグネットを接着固定する工程が必要となる。このように、接着剤供給が複数の工程で行われることになると、組立作業の効率が低下することになる。
また、特許文献1に記載されたレンズ駆動装置は、各部品を組み立てた後に、外側筐体部の外側から接着剤流入孔を介して接着剤がヨークに向けて注入される。そのため、この注入された接着剤が、ヨークの開口部から内部に入り込みやすく、既に組まれたヨーク内の各部品に付着する恐れがある。これを避けるためには、接着剤流入孔に注入する接着剤の注入量を厳密に管理することが必要になり、組立工程が煩雑になる。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、同じ接着剤の供給工程で、ケースに対して板ばねと磁石の双方を固定することができ、接着剤の供給工程を削減できるレンズ駆動装置、前記レンズ駆動装置を使用したカメラモジュールおよびレンズ駆動装置の製造方法を提供することを目的としている。
本発明は、側板部と天井部とを有するケースと、少なくとも一部が前記ケースの内側に位置してレンズ体を搭載可能な移動部材と、前記移動部材を前記レンズ体の光軸方向へ移動自在に支持する板ばねと、前記移動部材に設けられたコイルと、前記コイルに対向する磁石と、を有するレンズ駆動装置において、
前記板ばねは、固定側支持部と、その内側に位置する可動側支持部と、前記固定側支持部と前記可動側支持部を連結する弾性腕部とを有し、
前記固定側支持部が、前記ケースの前記天井部と、前記天井部の外側に設けられた支持部材の間に挟まれ、
前記可動側支持部が前記移動部材に固定されて、前記ケースの前記側板部の内側に固定された磁石が、前記コイルに対向しており、
前記ケースの前記天井部に、前記磁石に対向する穴または切欠きである第1貫通部が形成され、前記磁石と前記ケースとを固定している接着剤が、前記第1貫通部を通過して前記天井部の外側に連続し、前記接着剤によって、前記板ばねの前記固定側支持部と前記天井部とが固定されていることを特徴とするものである。
本発明のレンズ駆動装置は、前記支持部材に突部が一体に形成され、前記板ばねの前記固定側支持部に穴または切欠きである第2貫通部が形成され、前記突部が前記第2貫通部および前記第1貫通部に挿通されており、
前記接着剤は、前記突部と前記第1貫通部との隙間を通過しているものである。
本発明のレンズ駆動装置は、前記第2貫通部は、前記固定側支持部において、前記弾性腕部に向く方向に開放された切欠き部であるものが好ましい。
本発明のレンズ駆動装置は、前記天井部の内側で、前記突部にかしめ変形部が形成されて、前記ケースと前記固定側支持部および前記支持部材とが、かしめ固定されているものとして構成できる。
本発明のレンズ駆動装置は、前記ケースの内部で、前記磁石が前記突部の先部に当接していることが好ましい。
例えば、互いに独立した複数の前記磁石が設けられ、それぞれの前記磁石が対応する前記突部に当接して位置決めされているものとすることが可能である。
本発明のレンズ駆動装置は、前記天井部および前記支持部材の平面形状が矩形状であり、前記突部が前記支持部材の4つの角部に設けられ、前記第1貫通部が前記天井部の4つの角部に設けられて、少なくとも1つの前記第1貫通部が長穴であるものとして構成できる。
本発明のレンズ駆動装置は、前記支持部材が、前記天井部との間で前記固定側支持部を挟持する挟持部を有し、前記突部は前記挟持部から突出しており、
前記支持部材には、前記弾性腕部に対向する部分に、前記ケースの天井部から離れる方向に窪む窪み部が形成されていることが好ましい。
本発明のレンズ駆動装置は、前記天井部の外面に、前記板ばねの前記固定側支持部と前記弾性腕部との連結部に対向する凹部または穴部が形成されていることが好ましい。
次に、本発明のカメラモジュールは、前記いずれかに記載のレンズ駆動装置と、前記レンズ駆動装置の前記移動部材に保持されたレンズ体と、前記レンズ体に対向する撮像素子と、を有することを特徴とするものである。
さらに、本発明は、側板部と天井部とを有するケースと、少なくとも一部が前記ケースの内側に位置してレンズ体を搭載可能な移動部材と、前記移動部材を前記レンズ体の光軸方向へ移動自在に支持する板ばねと、前記移動部材に設けられたコイルと、前記コイルに対向する磁石と、を有するレンズ駆動装置の製造方法において、
固定側支持部と、その内側に位置する可動側支持部と、前記固定側支持部と前記可動側支持部を連結する弾性腕部とを有する前記板ばねを使用し、
(a)前記ケースの前記天井部の外面と、前記固定側支持部と、支持部材とを重ねる工程と、
(b)前記ケースの内側と前記磁石との間に流動性を有する接着剤を介在させる工程と、
(c)前記磁石に対向するように、前記天井部に形成された穴または切欠きである第1貫通部に前記接着剤を通過させて、前記接着剤を前記固定側支持部と前記天井部の間に配置する工程と、
(d)前記接着剤を硬化させて、前記ケースと前記磁石と前記固定側支持部および前記支持部材を固定する工程と、
(e)前記可動側支持部と前記移動部材を固定する工程と、
を有することを特徴とするものである。
本発明のレンズ駆動装置の製造方法では、前記(c)の工程を、前記ケースの前記支持部材が配置された側を重力方向に向けて行うことが好ましい。
本発明のレンズ駆動装置の製造方法は、前記(c)の工程では、前記磁石を前記ケースの内側で前記天井部に向けて移動させて、前記ケースの内側の接着剤を前記第1貫通部に通過させることが好ましい。
この場合に、磁性材料で形成された前記ケースを使用し、前記磁石を前記ケースの内面に磁力で吸着させた状態で、前記磁石を前記天井部に向けて移動させることが好ましい。
本発明のレンズ駆動装置の製造方法は、熱硬化性の前記接着剤を使用し、
前記接着剤を加熱する工程の一部に前記(c)の工程を含ませ、熱で粘度が低下した前記接着剤を、前記第1貫通部に通過させるものである。
本発明の駆動装置の製造方法は、前記(a)の工程では、突部を有する前記支持部材を使用して、前記突部を、前記固定側支持部に形成された穴または切欠きである第2貫通部と、前記第1貫通部に挿通し、
前記(c)の工程で、前記接着剤を、前記突部と前記第1貫通部との隙間に通過させることが可能である。
本発明のレンズ駆動装置の製造方法は、前記第2貫通部を、前記固定側支持部において、前記弾性腕部に向く方向に開放された切欠き部とすることが好ましい。
本発明のレンズ駆動装置の製造方法は、前記(a)の工程で、前記天井部の内側で前記突部に、かしめ変形部を形成して、前記ケースと前記固定側支持部および前記支持部材とを、かしめ固定するものとして構成できる。
本発明のレンズ駆動装置の製造方法は、前記(b)の工程で、前記磁石を、前記突部の先部に当接させて、前記ケース内で前記磁石を位置決めすることが可能である。
例えば、互いに独立した複数の前記磁石を使用し、それぞれの前記磁石を対応する前記突部に当接させて位置決めすることが可能である。
本発明のレンズ駆動装置の製造方法は、前記ケースの前記天井部および前記支持部材の平面形状を矩形状とし、前記突部を前記支持部材の4つの角部に設け、前記第1貫通部を前記天井部の4つの角部に設け、少なくとも1つの前記第1貫通部を長穴とすることが好ましい。
本発明のレンズ駆動装置の製造方法は、前記支持部材に、前記天井部との間で前記板ばねの前記固定側支持部を挟持する挟持部を形成し、前記突部を前記挟持部から突出させ、
前記支持部材の前記板ばねの前記弾性腕部に対向する部分に、前記ケースの天井部から離れる方向に窪む窪み部を形成することが好ましい。
本発明のレンズ駆動装置の製造方法は、前記ケースの前記天井部の外面に、前記板ばねの前記固定側支持部と前記弾性腕部との連結部に対向する凹部または穴部を形成することが好ましい。
本発明のレンズ駆動装置の製造方法は、前記(e)の工程が、前記(d)の工程の後、あるいは前記(d)の工程と同時に行われることが好ましい。
本発明のレンズ駆動装置およびその製造方法は、ケースの内側に磁石を固定するために使用する接着剤を、天井部の第1貫通部を通過させて、天井部の外面と板ばねの固定側支持部との間に供給している。接着剤の同じ供給工程で、ケースと磁石とを固定するとともに、ケースの天井部と板ばねの固定側支持部も固定できるため、接着剤の供給工程を共通化でき、組立工程を削減することができる。
本発明のレンズ駆動装置の製造方法は、例えば、磁性材料で形成されたケースの内面に磁石を吸着させ、磁石をケースの天井部に向けて移動させること、あるいは、接着剤を加熱することで、接着剤を、天井部の外面と固定側支持部との間に供給することができ、接着剤の塗布工程が簡単である。
本発明のレンズ駆動装置およびその製造方法は、ケースの内側と磁石との間に供給する接着剤を、ケースの天井面の外面に移行させているため、接着剤をケースの内側に適量塗布することで接着剤の塗布工程を完了できる。そのため、板ばねが存在するケースの外側に接着剤を塗布する必要がないので、ケースの外側への過剰な接着剤の供給を避けて、板ばねの弾性腕部などの不所望な部分に接着剤を付着するのを防止しやすくなる。
本発明の実施の形態のレンズ駆動装置の外観を示す斜視図、 図1に示すレンズ駆動装置の構成部品を示す分解斜視図、 図1に示すレンズ駆動装置を、上部板ばねと支持部材を除去した状態で示す分解斜視図、 図3に示す移動部材とコイルを示す分解斜視図、 移動部材と下部板ばねとの固定構造をZ2側から見た底面図、 図1に示すレンズ駆動装置をVI−VI線で切断した部分断面図、 支持部材と上部板ばねとケースおよび磁石を上下逆向きに示す、組立工程の説明図、 共通の接着工程で、支持部材と上部板ばねとケースおよび磁石が接着された状態を、図7のVIII−VIII線に相当する切断線で切断した断面図、 図2のIX矢視部分において、ケースと上部板ばねの対向状態を示す部分分解斜視図、 図2のIX矢視部分において、ケースと上部板ばねの接合状態を示す部分平面図、
図1と図2に、本発明の実施の形態のレンズ駆動装置1の全体構造が示されており、図3に、支持基台と下部板ばねと移動部材およびコイル、ならびに磁石とケースが示されている。図4には、移動部材とコイルが示されている。
レンズ駆動装置1は移動部材10を有している。図3と図4に示すように、移動部材10は、合成樹脂材料によって筒状に形成されたレンズ保持部材である。移動部材10は中心穴13を有しており、中心穴13にレンズ体(レンズバレルまたは鏡筒)が装着される。レンズ体は、1枚のレンズまたは複数枚のレンズを組み合わせたレンズ組と、前記レンズまたは前記レンズ組を保持したレンズホルダとから構成される。例えば、中心穴13に雌ねじ部が形成され、レンズホルダの外周面に雄ねじ部が形成されて、雄ねじ部が雌ねじ部に螺着されることで、レンズ体が移動部材10に装着されて搭載される。あるいは、レンズ体が中心穴13の内部に挿入され、レンズ体と移動部材10とが接着剤で固定される。
各図に示すZ1−Z2方向は、上下方向であり、レンズ体の光軸Oと平行な方向(光軸方向)である。レンズ駆動装置1は、携帯電話などの携帯用電子機器に搭載される。レンズ駆動装置1よりもZ2側に、CCDなどの撮像素子が配置される。本発明の実施の形態のレンズ駆動装置1と、レンズ体および撮像素子とが組み合わされてカメラモジュールが構成される。カメラモジュールでは、移動部材10とこれに搭載されたレンズ体がZ1−Z2方向へ移動することによって、撮像素子に結像する像の自動焦点合わせが行われる。
図1と図2および図3に示すように、レンズ駆動装置1に、支持基台2とケース3とが設けられている。支持基台2とケース3とを組み合わせることにより、内部に収納空間を有するハウジングが構成される。
支持基台2は、光軸方向から見た平面形状が四角形状であり、非磁性材料である合成樹脂材料で形成されている。図3に示すように、支持基台2の4箇所の角部の上に、ばね固定部2aが形成されている。支持基台2の上に、互いに分離された一対の下部板ばね20が取り付けられている。それぞれの下部板ばね20は、固定側支持部21と、その内側の可動側支持部22、および固定側支持部21と可動側支持部22とを繋ぐ弾性腕部23が、導電性を有する板ばね金属材料で一体に形成されている。それぞれの下部板ばね20の固定側支持部21には、X1側とX2側に取付け穴21aが形成されている。それぞれの取付け穴21aが、支持基台2のばね固定部2aに形成された突起に嵌合し、前記突起が熱かしめされることで、一対の下部板ばね20の固定側支持部21が支持基台2の上に固定される。
図3に示すように、それぞれの下部板ばね20の可動側支持部22には、X1側とX2側に取付け穴22aが形成されている。図5の底面図に示すように、移動部材10のZ2方向に向けられた下面では、X1側とX2側にばね固定部10bが設けられている。それぞれのばね固定部10bでは、Y1側にZ2方向へ突出する突起10cが一体に形成され、Y2側に突起10dが一体に形成されている。下部板ばね20の可動側支持部22に形成されたそれぞれの取付け穴22aを、移動部材10の下面に設けられた突起10c,10dに嵌合させ、前記突起10c,10dを熱かしめすることで、下部板ばね20の可動側支持部22が、移動部材10の下面のばね固定部10bに固定される。
図1と図2および図3に示すケース3は、磁性を有する鉄鋼板(普通鋼による鋼板)などで形成されて磁性ヨークとして機能している。ケース3は天井部3aを有している。前記支持基台2には、中央部分に光透過穴2bが開口しているが、ケース3の天井部3aにも開口部3bが開口している。支持基台2の光透過穴2bと、ケース3の開口部3bは、Z1−Z2方向に対向し、前記移動部材10の中心穴13に対しても上下から対向している。
ケース3は平面形状が四角形状(矩形状)であり、4つの平面側板部3dと、それぞれの平面側板部3dどうしを連続させる角側板部3eを有している。4つの平面側板部3dと4つの角側板部3eとによって、筒状をした側板部が形成されている。天井部3aに形成された開口部3bの平面形状は四角形状であり、開口部3bの内縁の4つの角部からは、それぞれZ2方向に向けて折り曲げられた対向ヨーク部3cが一体に形成されている。対向ヨーク部3cは、それぞれの角側板部3eの内面に対して、ケース内側から対向している。
ケース3の天井部3aは、光軸方向である上方から見た平面形状が矩形状であり、その4つの角部に第1貫通部4aまたは第1貫通部4bが形成されている。第1貫通部4a,4bは、ケース3の内部に固定される磁石MにZ1方向で対向する。第1貫通部4aは、天井部3aの3つの角部に形成されており、天井部3aをZ1−Z2方向に貫通する円形(真円)の穴である。第1貫通部4bは、天井部3aの1つの角部に形成されており、天井部3aをZ1−Z2方向に貫通する長穴(または楕円穴)である。長穴の長手方向は、光軸Oを中心とした半径方向に向けられている。4つの第1貫通部は全てが円形の貫通穴であってもよいが、4つの第1貫通部のうちの少なくとも1つが長穴であることが好ましい。また、少なくとも1つの第1貫通部が、ケース3の開口部3bに向けて開放された切欠きであってもよい。
図9にも示すように、ケース3の天井部3aの4つの角部には、開口部3bから外側に少し距離を開けた位置に凹部5が形成されている。凹部5は平面形状が円形であり、天井部3aを構成する金属板を、プレス加工でZ2方向へ窪ませて形成されている。なお、凹部5は平面形状が長穴や長方形などであってもよい。また凹部5の代わりに、天井部3aをZ1−Z2方向に貫通する穴部が形成されていてもよい。
図2に示すように、ケース3の天井部3aよりも上方(Z1方向)に上部板ばね30が設置される。上部板ばね30は、ほぼ四角形の枠形状の固定側支持部31と、その内側のリング形状の可動側支持部32、および固定側支持部31と可動側支持部32とを4か所で繋ぐ弾性腕部33とが、板ばね金属材料で一体に形成されている。固定側支持部31の4箇所の角部が取付け部31aとなっており、それぞれの取付け部31aに第2貫通部34aまたは第2貫通部34bが形成されている。2か所に設けられた第2貫通部34aは、取付け部31aをZ1−Z2方向に貫通する円形の穴である。他の2か所に設けられた第2貫通部34bは、弾性腕部33に向けて開放された切欠き部である。4か所の第2貫通部は、全てが貫通穴であってもよいが、4か所の第2貫通部は、全てが弾性腕部33に向けて開放された切欠き部であることが好ましい。
図2に示すように、ケース3の天井部3aの外面側で、さらに上部板ばね30の上方(Z1方向)に支持部材(ばね固定部材)6が設けられている。支持部材6は合成樹脂材料などの非磁性材料で形成されている。支持部材6は、光軸方向から見た平面形状が矩形状となっている。図7には、支持部材6が上下逆向きに示されている。図7に示すように、支持部材6のZ2方向に向く下面では、4つの角部に挟持部6aが形成されている。挟持部6aは、X−Y平面と平行な平坦面である。それぞれの挟持部6aからZ2方向に向けて突部7が一体に形成されている。支持部材6の中央部には光透過穴6bが開口している。光透過穴6bは、ケース3の天井部3aに形成された開口部3bに対向している。支持部材6の下面では、挟持部6aと光透過穴6bとの間に、挟持部6aよりもZ1方向に窪む窪み部6c、すなわちケース3の天井部3aから離れる方向に窪む窪み部6cが形成されている。
図8の断面図に示すように、ケース3の天井部3aのZ1側に向く外面に上部板ばね30の固定側支持部31が設置され、さらにZ1側に支持部材6(挟持部6a)が重ねられた状態で、支持部材6の4か所に設けられた突部7が、上部板ばね30の固定側支持部31の4か所の取付け部31aに形成された第2貫通部34a,34bに挿通され、さらにケース3の天井部3aの4か所に形成された第1貫通部4a,4bに挿通される。そして、ケース3の天井部3aの内側で、突部7のZ2側に向く先端部が熱変形させられてかしめ変形部7aが形成されて、上部板ばね30を挟んだ状態で、支持部材6とケース3の天井部3aとが、かしめ固定される。図7では、突部7の先端部が熱変形(熱かしめ)させられた形状を示している。
なお、本発明では、前記突部7にかしめ変形部7aを形成せず、単に、突部7を、上部板ばね30の第2貫通部34a,34bと、ケース3の天井部3aの第1貫通部4a,4bに挿通させただけの組立構造であってもよい。
図2と図3に示すように、レンズ駆動装置1には4個の磁石Mが設けられている。4個の磁石Mはそれぞれ独立して形成されている。図3に示すように、それぞれの磁石Mは、光軸Oを中心とした半径方向の外側に向けられた外側着磁面となる外側面Maと、光軸Oに向く着磁面Mgを有している。内側着磁面である着磁面Mgは、光軸Oを中心とする円筒面に沿う凹曲面形状である。それぞれの磁石Mは、着磁面Mgと外側面Maとが異なる極性となるように着磁されている。また、全ての磁石Mの着磁面Mgは同じ極性となるように着磁されている。それぞれの磁石Mは、Z1方向に向く平坦な上面Mbを有している。
4個の磁石Mは、それぞれ、ケース3の内部で、角側板部3eの内側に配置される。それぞれの磁石Mは、着磁面Mgを光軸Oに向けた姿勢で、ケース3の各角部で90度の角度で対向する平面側板部3dの内面に磁気吸着される。図7に示すように、ケース3の角側板部3eおよび平面側板部3dの内面に流動性を有する接着剤8が塗布されており、図8に示すように、ケース3の内面とそれぞれの磁石Mとの間に接着剤8が介在する。また、磁石Mの平坦な外側面Maと、ケース3の角側板部3eの内面との間に隙間が形成されるため、この隙間に接着剤8が充填されやすくなる。なお、接着剤8は、磁石Mの外側面Maなどに塗布された状態で、磁石Mがケース3の内面に吸着されてもよいし、磁石Mがケース3の内面に磁気吸着された状態で、ケース3の内面と磁石Mとの間に接着剤8が供給されてもよい。
図8に示すように、それぞれの磁石Mは、Z1方向に向く上面Mbが、支持部材6に形成された対応する突部7のZ2側の先端部、すなわち、かしめ変形部7aのZ2側に向く先端部に突き当てられて、ケース3の角側板部3eの内側で磁石MがZ1方向(光軸O方向)に位置決めされる。
図7に示すように、ケース3の角側板部3eおよび平面側板部3dの内面と磁石Mとの間に与えられた流動性を有する接着剤8は、ケース3の天井部3aのZ2方向に向く内面に流れ、さらに、接着剤8の一部は、支持部材6に形成された突部7と、ケース3の天井部3aに形成された第1貫通部4a,4bとの隙間内に流れ込む。そして、天井部3aのZ1方向に向く外面と、上部板ばね30の固定側支持部31の取付け部31aとの間に、接着剤8が毛細管現象で浸透する。そして、接着剤8が熱硬化させられて、ケース3の内部でそれぞれの磁石Mが接着固定されるとともに、ケース3の天井部3aの外面と、上部板ばね30の取付け部31aとが接着固定される。このように、ケース3と磁石Mとを固定する接着剤8が、突部7と第1貫通部4a,4bとの間の隙間に連続し、さらに天井部3aと上部板ばね30との間にも浸透して、全てが一緒に固定されるため、接着剤8を供給する工程を共通に行うことが可能になる。
図2に示すように、ケース3の天井部3aに形成された4か所の第1貫通部のうちの少なくとも1つの第1貫通部4bを長穴とし、支持部材6に形成された全ての突部7の断面を円形にしておくと、長穴の第1貫通部4bと突部7との隙間を広げることができ、天井部3aの外面と、上部板ばね30の取付け部31aとの間に接着剤8を浸透させやすくなる。
図9と図10に示すように、ケース3の天井部3aには、上部板ばね30の固定側支持部31と弾性腕部33との連結部(境界部)35に対向する部分に、凹部5が形成されている。接着剤8は、天井部3aの外面と上部板ばね30の取付け部31aとの対面部に毛細管現象で浸透していくが、連結部35に凹部5が対向しているため、連結部35に接着剤8が付着しにくくなる。さらに、上部板ばね30の取付け部31aに形成された第2貫通部34bを弾性腕部33に向けて開放する切欠き部にしておくと、天井部3aの外面と上部板ばね30の取付け部31aとの対面部に浸透した接着剤8が弾性腕部33に付着するのをさらに防止しやすくなる。したがって、上部板ばね30の弾性腕部33の弾性率が接着剤8の付着により変動するという不具合の発生を防止できるようになる。
図7に示すように、支持部材6には、挟持部6aと光透過穴6bとの間に窪み部6cが形成されており、図7に示すように、上部板ばね30の弾性腕部33は、窪み部6cに対向する。そのため、弾性腕部33が変形動作したときに、弾性腕部33が支持部材6に当たるのを防止できる。また、上部板ばね30の固定側支持部31を、ケース3の天井部3aとの間で挟持する挟持部6aのZ2側の下面に接着剤8が流れ込んでも、窪み部6cによってこの接着剤8が弾性腕部33側へ広がることを防止できる。
移動部材10は合成樹脂材料などの非磁性材料で形成されている。図3と図4に示すように、移動部材10のZ1方向に向く上面にばね固定部10aが設けられている。ケース3の内部に磁石Mが固定され、ケース3の天井部3aの外側に上部板ばね30と支持部材6が固定された後に、コイル40が巻かれた移動部材10と下部板ばね20と支持基台2とが組み付けられた組立体が、ケース3の内部に下方から挿入される。図6に示すように、移動部材10のばね固定部10aは、ケース3の天井部3aに形成された開口部3b内を通過して天井部3aの外面よりも上方(Z1方向)に突出する。そして、ばね固定部10aが上部板ばね30の可動側支持部32の下側に突き当てられ、ばね固定部10aと可動側支持部32とが接着剤で固定される。また、支持基台2とケース3も互いに固定される。
図2と図3に示すように、下部板ばね20に設けられた弾性腕部23は、細い湾曲形状すなわち蛇行形状に成形されており、上部板ばね30に設けられた弾性腕部33も、細い湾曲形状すなわち蛇行形状に成形されている。移動部材10の下端と、支持基台2とが、下部板ばね20を介して連結され、移動部材10の上端と、ケース3の天井部3aとが上部板ばね30を介して連結される。この支持構造により、下部板ばね20の弾性腕部23と上部板ばね30の弾性腕部33の双方の弾性変形によって、移動部材10が、ケース3の内部で、光軸方向であるZ1−Z2方向へ移動自在に支持されることになる。
図4に示すように、移動部材10の外側部には、Z2側に第1規制突部11が形成され、Z1側に複数の第2規制突部12が形成されている。第1規制突部11は、光軸Oを中心とする周回方向にほぼ連続して延びる鍔形状である。ただし、第1規制突部11には、Y1側とY2側の双方に欠損部11aが形成されている。第2規制突部12は周回方向に間隔を空けて形成されている。第1規制突部11と複数の第2規制突部12は、光軸方向(Z1−Z2方向)に間隔を空けて対向している。移動部材10の外側部では、第1規制突部11と第2規制突部12との間に、コイル巻き付け面14が形成されている。また、第2規制突部12が形成されていない部分では、移動部材10の外側部に、コイル巻き付け面14よりも光軸Oに向けて後退する逃げ外側面15が形成されている。
図5の底面図に示すように、移動部材10のZ2方向に向く底面の2か所に、突起19a,19bが一体に形成されている。突起19a,19bはZ2方向に向けて突出している。Y1側に位置する突起19aは、コイル40を形成する導線41の巻き始端41aを固定する巻き付け突起であり、Y2側に位置する突起19bは、導線41の巻き終端41bを固定する巻き付け突起である。コイル40を形成するための導線41は被覆導線であり、導電性の金属線である銅線と、銅線を被覆する絶縁性の被覆層とを有している。被覆層は銅線を被覆するポリウレタン樹脂などの絶縁層と、その表面のポリアミド樹脂などの融着層の二層構造である。
導線41の巻き始端41aでは被覆層が除去されて、巻き始端41aが、図5に示すY1側の突起19aに巻き付けられる。突起19aから延びる導線41は、第1規制突部11のY1側の欠損部11aを通過して、第1規制突部11の上に導かれ、第1規制突部11と第2規制突部12との間で、導線41がコイル巻き付け面14に複数ターン巻き付けられる。導線41の巻き付け工程で、導電41は熱風が与えられるなどして加熱され、導線41は融着層の溶融によって絶縁層どうしが融着接合されてコイル40が形成される。コイル40を巻き終わった導線41は、第1規制突部11のY2側の欠損部11aを通過させて移動部材10の下面側へ引き出される。導線41の巻き終端41bは、被覆層が除去されて、図5に示すY2側の移動部材10の突起19bに巻き付けられる。
図5に示すように、移動部材10のZ2方向に向く下面のばね固定部10b,10bに形成された突起10c,10dが、下部板ばね20の可動側支持部22に形成された対応する取付け穴22aに挿通され、突起10c,10dの先端部が熱かしめされて固定されている。Y1側の突起19aに巻かれている導線41の巻き始端41aは、Y1側の下部板ばね20の可動側支持部22とほぼ接触する状態となり、巻き始端41aと可動側支持部22とが半田付けされる。Y2側の突起19bに巻かれている導線41の巻き終端41bと、Y2側の下部板ばね20の可動側支持部22も互いに接触した状態となって半田付けされる。その結果、一方の下部板ばね20が導線41の巻き始端41aに導通し、他方の下部板ばね20が巻き終端41bに導通される。
図3に示すように、移動部材10のコイル巻き付け面14に導線41が巻かれてコイル40が形成されると、第2規制突部12が存在していない部分で、移動部材10の逃げ外側面15と、コイル40との間に隙間(i)が形成される。隙間(i)は、移動部材10の外側部の4か所に形成される。図6に示すように、移動部材10がケース3の内部に収納されて、移動部材10の上端部と上部板ばね30の可動側固定部32とが固定されると、ケース3の開口部3bの周囲の4か所から下向きに折り曲げられた対向ヨーク部3cが、前記隙間(i)の内部に入り込む。よって、コイル40の外側に磁石Mの着磁面Mgが対向し、コイル40の内側に対向ヨーク部3cが対向する。
図3に示す支持基台2の内部には、3つに分割された金属板が埋設されており、そのうちの2つの金属板のそれぞれの一部が接続端子45として支持基台2の側方から下向きに突出している。支持基台2の上面に、接続端子45を形成する金属板の一部が露出した露出部が設けられており、この露出部と下部板ばね20の固定側支持部21とが半田付けまたは溶接されて導通させられ、2つの接続端子45が、2つの下部板ばね20に、1対1で導通させられている。よって、2つの接続端子45から、それぞれの下部板ばね20を介して、コイル40に駆動電流を通電可能となる。
なお、支持基台2に埋設されている、3つに分割された金属板のうちの前記接続端子45を構成していない1つの金属板は、支持基台2の内部でX1側およびY1側とY2側の側辺に沿うようにU字形状に形成されて埋設されている。この金属板の一部は、図1ないし図3などに示すように、支持基台2の角部に接地用端子46として外方に突出している。図6に示すように、支持基台2とケース3とが組み合わされると、接地用端子46がケース3に接合されて、ケース3が接地電位に設定される。
次に、レンズ駆動装置1の製造方法を説明する。
図7に示すように、Z1方向を重力方向に向く下側とし、最下部に支持部材6を設置して、その上に上部板ばね30とケース3を順に重ねる。支持部材6のZ2側の面に形成された挟持部6aに、上部板ばね30の固定側支持部31の取付け部31aを重ね、挟持部6aからZ2方向へ突出する突部7を、それぞれ第2貫通部34a,34bに挿通させる。さらに、ケース3を、天井部3aの外面を重力方向に向けた状態で、上部板ばね30に重ね、突部7を天井部3aに形成された第1貫通部4a,4bに挿通させる。
図8に示すように、ケース3の内部で、加熱した金属製の治具をそれぞれの突部7のZ2方向に向く先端部に当て、突部7の先端部を加熱してかしめ変形部7aを形成し、支持部材6と上部板ばね30およびケース3の天井部3aをかしめ固定する。図8に示すように、かしめ変形部7aを形成する際に、支持部材6のZ1方向に向く外面から突部7のZ2方向に向く先端部までの高さ寸法Hを設定する。4か所の突部7のそれぞれについて高さ寸法Hを設定することで、後に組み込まれる磁石Mのケース3内での高さ位置を高精度に設定できるようになる。
なお、支持部材6と上部板ばね30とケース3とを重ねる工程(積層工程)は、これらの部品を重力方向に対してどの方向に向けて行ってもよい。すなわち、例えば、対向ヨーク部3cの突出方向を重力方向とした状態のケース3の天井部3aの外面に、上部板ばね30を配置(載置)し、その後、支持部材6を上部板ばね30の上に重ねてもよい。ただし、支持部材6と上部板ばね30とケース3とがかしめ固定された後の、磁石Mの組み込み工程から接着剤8の加熱工程までは、図7に示すように、支持部材6が重力方向に向けられた状態で行う。
磁石Mの組み込み工程(接着剤の介在工程)では、ケース3の内面と磁石Mとの間に流動性を有する熱硬化性の接着剤8を介在させる。本実施の形態では、ケース3の内面にディスペンサ等で接着剤8を塗布してから磁石Mをケース3の内面に磁気吸着させている。図7には、X1方向とY1方向との間に位置するケース3の側板部における接着剤8の塗布位置8aを示している。このように、接着剤8は、ケース3の1つの角部に複数箇所で塗布するのがよい。接着剤8の塗布位置は、他の角部においても同様である。なお、磁石Mに接着剤8を付着させてから、磁石Mをケース3の内面に磁気吸着させてもよい。あるいは、ケース3の内面に磁石Mを磁気吸着させてから、ケース3の内面と磁石Mとの間に接着剤8を供給してもよい。接着剤8は、ケース3の平面側板部3dの内面と磁石Mとの間に供給可能であるが、ケース3の角側板部3eの内面と、磁石Mの外側面Maとの間に隙間が形成されるため、この隙間内に接着剤8が溜まりやすい。なお、この磁石Mの組み込み工程において、最初に磁石Mをケース3に磁気吸着させる位置は、磁石Mの上面Mbが突部7(かしめ変形部7a)から離間した位置とする。また、このとき、接着剤8の少なくとも一部が、磁石Mの上面Mb側に存在するように磁石Mを配置する。
ケース3の内面に磁石Mを吸着させ且つ接着剤8を両者の間に介在させた後に、磁石Mを移動させる工程を行う。この磁石移動工程では、それぞれの磁石Mをケース3の内面に沿ってZ1方向へ摺動させ、磁石MのZ1方向に向く上面Mbを、かしめ変形部7aを形成した突部7のZ2側に向く先端部に突き当てて、それぞれの磁石Mを位置決めする。
接着剤8は、重力の力と、さらに磁石MをZ1方向へ摺動させる際に磁石Mで押される力によって、その一部が、ケース3の天井部3aの内面に進行する。前記力によって、接着剤8は、第1貫通部4a,4bと、支持部材6から延びる突部7の外周面との隙間に浸入し、さらに、接着剤8は、天井部3aの外面と上部板ばね30の取付け部31aとの間に毛細管現象で浸透する。また、接着剤8の一部は、上部板ばね30の第2貫通部34a,34bと突部7との隙間を通過して、上部板ばね30の取付け部31aと支持部材6のZ2側に向く下面(挟持部6a)との間にも浸透する。したがって、磁石移動工程は、接着剤8を第1貫通部4a,4bと突部7との隙間から通過させ、接着剤8を固定側支持部31の取付け部31aと天井部3aの外面との間に配置する接着剤の移行工程となる。
次に、接着剤の加熱工程を行う。図8に示す状態で、熱硬化性の接着剤8を加熱すると、接着剤8が硬化し、ケース3と磁石Mとが接着固定されるとともに、ケース3の天井部3aと上部板ばね30の取付け部31aとが接着固定され、上部板ばね30の取付け部31aと支持部材6も接着固定される。なお、熱硬化性の接着剤8は、加熱すると一時的に粘度が低下し流動性が増すため、加熱工程の初期に、粘度が低下した接着剤8が、第1貫通部4a,4bと突部7との隙間を通過しやすくなり、天井部3aの外面と上部板ばね30の取付け部31aとの間に浸透しやすくなる。そのため、磁石移動工程において、接着剤8が十分に第1貫通部4a,4bと突部7との隙間を通過しておらず、天井部3aと取付け部31aとの間の接着剤8が不足していても、その不足分を加熱工程の前半で補うことができる。したがって、接着剤8の加熱工程の前半は、接着剤の移行工程となっている。そして加熱工程の後半が固定工程となって、この固定工程で、接着剤8が熱硬化させられ、ケース3と磁石Mおよびケース3の天井部3aと上部板ばね30の固定側支持部31と支持部材6とが固定される。したがって、磁石Mをケース3の内面に組み込んで、磁石Mをケース3の内面に沿ってZ1方向へ移動させるときに、加熱工程を開始させることが好ましい。
なお、本発明では、支持部材6の突部7にかしめ変形部7aを形成しなくてもよい。この場合には、突部7を、上部板ばね30の第2貫通部34a,34bとケース3の第1貫通部4a,4bに挿通させた後に、かしめ変形部7aを形成することなく、磁石Mを突部7のZ2方向に向く先端部に突き当てる。このとき流動化した接着剤8を、第1貫通部4a,4bと突部7との隙間に通過させ、ケース3の天井部3aの外面と上部板ばね30の取付け部31aとの間に浸透させ、さらに取付け部31aと支持部材6との間にも浸透させる。そして、接着剤8を熱硬化させると、ケース3の天井部3aと上部板ばね30と支持部材6とが一緒に接着固定される。
図8に示すように、ケース3に上部板ばね30と支持部材6および磁石Mが固定された後(固定工程の後)に、ケース3の内部に移動部材10を組み込む組み込み工程を行う。図2に示すように、周囲にコイル40が巻かれた移動部材10は、支持基台2上に下部板ばね20を介して固定しておく。支持基台2と下部板ばね20と移動部材10およびコイル40が組み立てられた組立体を、ケース3の内部に挿入し、移動部材10のZ1側の上部に形成されたばね固定部10aを、上部板ばね30の可動側支持部32に接着剤で固定する。この組み込み工程において、磁石Mの着磁面Mgは、コイル40に対向するものとなる。また、支持基台2とケース3も接着剤あるいは溶接によって固定する。なお、前記組立体をケース3の内部に挿入して、可動側支持部32と移動部材10の上部とを固定する組み込み工程は、前述した固定工程(加熱工程)の後に行うのが好ましいが、組み込み工程を、固定工程を含む加熱工程と同時に行ってもよい。
次に、上記構造のレンズ駆動装置1およびこれを使用したカメラモジュールの動作を説明する。
支持基台2から突出する接続端子45,45に駆動電流が与えられると、駆動電流は、一対の下部板ばね20,20を介して、導線41の巻き始端41aと巻き終端41bとの間を流れる。そして、コイル40に流れる電流と、磁石Mから発生する磁界とによる電磁力で、移動部材10がZ1−Z2方向へ駆動される。この移動部材10の動作によって、レンズ体で撮像素子に結像される像の焦点が合わせられる。
なお、前記実施の形態は、図5に示すように、コイル40を構成する導線41の巻き始端41aと巻き終端41bが、移動部材10の下面の突起19a,19bに巻き付けられ、この巻き付けられた部分とそれぞれの下部板ばね20とが半田付けされて導通されている。ただし、本発明は、コイル40から延びる導線41の巻き始端41aと巻き終端41bとが、直接にそれぞれの下部板ばね20に半田付けされて接続されている構造であってもよい。
また、前記実施の形態においては、レンズ保持部材である移動部材10を光軸方向のみに駆動して自動焦点合わせを行うレンズ駆動装置について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、自動焦点合わせを行う可動ユニットを光軸方向と交差方向へ駆動していわゆる手振れ補正を行うことが可能なレンズ駆動装置に本発明を適用することができる。この場合には、一般的に、上部板ばねが2つに分割されており、コイル40の導線41の巻き始端41aと巻き終端41bとが、それぞれの上部板ばねに半田や導電性接着剤で接合される。
1 レンズ駆動装置
2 支持基台
3 ケース
3a 天井部
3b 開口部
3d 平面側板部
3e 角側板部
4a,4b 第1貫通部
5 凹部
6 支持部材
6a 挟持部
6c 窪み部
7 突部
7a かしめ変形部
8 接着剤
10 移動部材
10a,10b ばね固定部
11 第1規制突部
12 第2規制突部
14 コイル巻き付け面
20 下部板ばね
30 上部板ばね
31 固定側支持部
32 可動側支持部
33 弾性腕部
34a,34b 第2貫通部
35 連結部
40 コイル
41 導線
M 磁石
Mg 着磁面
O 光軸

Claims (24)

  1. 側板部と天井部とを有するケースと、少なくとも一部が前記ケースの内側に位置してレンズ体を搭載可能な移動部材と、前記移動部材を前記レンズ体の光軸方向へ移動自在に支持する板ばねと、前記移動部材に設けられたコイルと、前記コイルに対向する磁石と、を有するレンズ駆動装置において、
    前記板ばねは、固定側支持部と、その内側に位置する可動側支持部と、前記固定側支持部と前記可動側支持部を連結する弾性腕部とを有し、
    前記固定側支持部が、前記ケースの前記天井部と、前記天井部の外側に設けられた支持部材の間に挟まれ、
    前記可動側支持部が前記移動部材に固定されて、前記ケースの前記側板部の内側に固定された磁石が、前記コイルに対向しており、
    前記ケースの前記天井部に、前記磁石に対向する穴または切欠きである第1貫通部が形成され、前記磁石と前記ケースとを固定している接着剤が、前記第1貫通部を通過して前記天井部の外側に連続し、前記接着剤によって、前記板ばねの前記固定側支持部と前記天井部とが固定されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記支持部材に突部が一体に形成され、前記板ばねの前記固定側支持部に穴または切欠きである第2貫通部が形成され、前記突部が前記第2貫通部および前記第1貫通部に挿通されており、
    前記接着剤は、前記突部と前記第1貫通部との隙間を通過している請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記第2貫通部は、前記固定側支持部において、前記弾性腕部に向く方向に開放された切欠き部である請求項2記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記天井部の内側で、前記突部にかしめ変形部が形成されて、前記ケースと前記固定側支持部および前記支持部材とが、かしめ固定されている請求項2または3記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記ケースの内部で、前記磁石が前記突部の先部に当接している請求項2ないし4のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  6. 互いに独立した複数の前記磁石が設けられ、それぞれの前記磁石が対応する前記突部に当接して位置決めされている請求項5記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記天井部および前記支持部材は、平面形状が矩形状であり、前記突部が前記支持部材の4つの角部に設けられ、前記第1貫通部が前記天井部の4つの角部に設けられて、少なくとも1つの前記第1貫通部が長穴である請求項2ないし6のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  8. 前記支持部材は、前記天井部との間で前記固定側支持部を挟持する挟持部を有し、前記突部は前記挟持部から突出しており、
    前記支持部材には、前記弾性腕部に対向する部分に、前記ケースの天井部から離れる方向に窪む窪み部が形成されている請求項2ないし7のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  9. 前記天井部の外面に、前記板ばねの前記固定側支持部と前記弾性腕部との連結部に対向する凹部または穴部が形成されている請求項1ないし8のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  10. 前記請求項1ないし9のいずれかに記載のレンズ駆動装置と、前記レンズ駆動装置の前記移動部材に保持されたレンズ体と、前記レンズ体に対向する撮像素子と、を有することを特徴とするカメラモジュール。
  11. 側板部と天井部とを有するケースと、少なくとも一部が前記ケースの内側に位置してレンズ体を搭載可能な移動部材と、前記移動部材を前記レンズ体の光軸方向へ移動自在に支持する板ばねと、前記移動部材に設けられたコイルと、前記コイルに対向する磁石と、を有するレンズ駆動装置の製造方法において、
    固定側支持部と、その内側に位置する可動側支持部と、前記固定側支持部と前記可動側支持部を連結する弾性腕部とを有する前記板ばねを使用し、
    (a)前記ケースの前記天井部の外面と、前記固定側支持部と、支持部材とを重ねる工程と、
    (b)前記ケースの内側と前記磁石との間に流動性を有する接着剤を介在させる工程と、
    (c)前記磁石に対向するように、前記天井部に形成された穴または切欠きである第1貫通部に前記接着剤を通過させて、前記接着剤を前記固定側支持部と前記天井部の間に配置する工程と、
    (d)前記接着剤を硬化させて、前記ケースと前記磁石と前記固定側支持部および前記支持部材を固定する工程と、
    (e)前記可動側支持部と前記移動部材とを固定する工程と、
    を有することを特徴とするレンズ駆動装置の製造方法。
  12. 前記(c)の工程は、前記ケースの前記支持部材が配置された側を重力方向に向けて行う請求項11記載のレンズ駆動装置の製造方法。
  13. 前記(c)の工程では、前記磁石を前記ケースの内側で前記天井部に向けて移動させて、前記ケースの内側の接着剤を前記第1貫通部に通過させる請求項11または12記載のレンズ駆動装置の製造方法。
  14. 磁性材料で形成された前記ケースを使用し、前記磁石を前記ケースの内面に磁力で吸着させた状態で、前記磁石を前記天井部に向けて移動させる請求項13記載のレンズ駆動装置の製造方法。
  15. 熱硬化性の前記接着剤を使用し、
    前記接着剤を加熱する工程の一部に前記(c)の工程を含ませ、熱で粘度が低下した前記接着剤を、前記第1貫通部に通過させる請求項11ないし14のいずれかに記載のレンズ駆動装置の製造方法。
  16. 前記(a)の工程では、突部を有する前記支持部材を使用して、前記突部を、前記固定側支持部に形成された穴または切欠きである第2貫通部と、前記第1貫通部に挿通し、
    前記(c)の工程で、前記接着剤を、前記突部と前記第1貫通部との隙間に通過させる請求項11ないし15のいずれかに記載のレンズ駆動装置の製造方法。
  17. 前記第2貫通部を、前記固定側支持部において、前記弾性腕部に向く方向に開放された切欠き部とする請求項16記載のレンズ駆動装置の製造方法。
  18. 前記(a)の工程で、前記天井部の内側で前記突部に、かしめ変形部を形成して、前記ケースと前記固定側支持部および前記支持部材とを、かしめ固定する請求項16または17に記載のレンズ駆動装置の製造方法。
  19. 前記(b)の工程で、前記磁石を、前記突部の先部に当接させて、前記ケース内で前記磁石を位置決めする請求項16ないし18のいずれかに記載のレンズ駆動装置の製造方法。
  20. 互いに独立した複数の前記磁石を使用し、それぞれの前記磁石を対応する前記突部に当接させて位置決めする請求項19記載のレンズ駆動装置の製造方法。
  21. 前記ケースの前記天井部および前記支持部材の平面形状を矩形状とし、前記突部を前記支持部材の4つの角部に設け、前記第1貫通部を前記天井部の4つの角部に設け、少なくとも1つの前記第1貫通部を長穴とする請求項16ないし20のいずれかに記載のレンズ駆動装置の製造方法。
  22. 前記支持部材に、前記天井部との間で前記板ばねの前記固定側支持部を挟持する挟持部を形成し、前記突部を前記挟持部から突出させ、
    前記支持部材の前記板ばねの前記弾性腕部に対向する部分に、前記ケースの天井部から離れる方向に窪む窪み部を形成する請求項16ないし21のいずれかに記載のレンズ駆動装置の製造方法。
  23. 前記ケースの前記天井部の外面に、前記板ばねの前記固定側支持部と前記弾性腕部との連結部に対向する凹部または穴部を形成する請求項11ないし22のいずれかに記載のレンズ駆動装置の製造方法。
  24. 前記(e)の工程は、前記(d)の工程の後、あるいは前記(d)の工程と同時に行われる請求項11ないし23のいずれかに記載のレンズ駆動装置の製造方法。
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