JP2020079720A - 検査装置及び検査方法 - Google Patents

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友彦 河井
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友彦 河井
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Abstract

【課題】被検査物の不具合を検出する精度を向上させる。【解決手段】検査装置Sは、光を透過する被検査物Uを固定するための固定部1と、固定部1の後方に設けられた平面部材2と、被検査物Uと平面部材2との間の空間に平面部材2の色と異なる色の光を照射する光照射部3と、被検査物Uの前方から被検査物Uを撮影することにより第1撮像画像を生成する第1撮像部4と、第1撮像画像に含まれる複数の画素の画素値に基づいて被検査物Uの良否を判定する判定部742と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、検査装置及び検査方法に関する。
従来、レンズが良品であるか不良品であるかを検査するための装置が知られている。特許文献1には、レーザを用いてレンズを検査するための装置が開示されている。従来のレンズ検査装置は、レーザ光を被検査物としてのレンズに照射することにより生じる像をスクリーンに投影する。
特開2016−38217号公報
被検査物に生じている不具合の中には、スクリーンに投影された像において視認することができない不具合もある。例えば細長いひっかき傷はスクリーンに投影された像に表れにくいので、従来の方法を用いる場合には不具合を検出できないことがあるという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、被検査物の不具合を検出する精度を向上させることができる検査装置及び検査方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の検査装置は、光を透過する被検査物を固定するための固定部と、前記固定部の後方に設けられた平面部材と、前記被検査物と前記平面部材との間の空間に前記平面部材の色と異なる色の光を照射する光照射部と、前記被検査物の前方から前記被検査物を撮影することにより第1撮像画像を生成する第1撮像部と、前記第1撮像画像に含まれる複数の画素の画素値に基づいて前記被検査物の良否を判定する判定部と、を有する。
前記光照射部は、例えば、前記第1撮像部の画角外に設けられている。
前記検査装置は、前記被検査物に向けて光を発する発光部と、前記光照射部が光を照射しておらず、前記発光部が光を発している間に前記平面部材に投影された投影画像を撮影することにより第2撮像画像を生成する第2撮像部と、をさらに有し、前記判定部は、前記第2撮像画像に含まれる複数の画素の画素値にさらに基づいて前記被検査物の良否を判定してもよい。
前記平面部材は、前記第1撮像部が前記被検査物を撮影する間と、前記第2撮像部が前記被検査物を撮影する間とで、前記被検査物の側の面の色を変化させてもよい。また、前記平面部材は、前記光照射部が白色の光を照射している状態で前記第1撮像部が前記被検査物を撮影する間に前記被検査物の側の面を第1色にし、前記発光部が光を発している状態で前記第2撮像部が前記平面部材を撮影する間に前記被検査物の側の面を前記第1色よりも輝度が高い第2色にしてもよい。
本発明の第2の態様の検査方法は、光を透過する被検査物を固定するステップと、前記被検査物の後方に設けられた平面部材と、前記被検査物と前記平面部材との間の空間に前記平面部材の色と異なる色の光を照射するステップと、前記空間に光を照射している間に、前記被検査物の前方から前記被検査物を撮影することにより第1撮像画像を生成するステップと、前記第1撮像画像に含まれる複数の画素の画素値に基づいて前記被検査物の良否を判定するステップと、を有する。
本発明によれば、被検査物の不具合を検出する精度を向上させることができるという効果を奏する。
検査装置の構成を模式的に示す図である。 検査装置の構成を模式的に示す図である。 平面部材の構造の一例を示す図である。 発光部の構成を示す図である。 第2撮像部の構成を示す図である。 第1撮像部が生成した第1撮像画像、及び第2撮像部が生成した第2撮像画像を模式的に示す図である。 制御装置の機能構成を示す図である。 検査装置における検査の流れを示すフローチャートである。 判定部における良否判定処理の流れを示すフローチャートである。 判定部が、第2撮像画像と、第2撮像画像用の良品画像パターンとに基づいて被検査物Uの良否を判定する方法を模式的に示す図である。 時間の経過と共に良品画像パターンとの差分が大きくなる様子を示す図である。 判定部が、第2撮像画像と、第2撮像画像用の不良品画像パターンとに基づいて被検査物Uの良否を判定する方法を模式的に示す図である。 検査装置における検査の流れの変形例を示す図である。 検査装置の実施例としての検査装置の構成を示す図である。
[検査装置Sの構成]
図1及び図2は、本実施形態に係る検査装置Sの構成を模式的に示す図である。
検査装置Sは、被検査物Uを検査する装置である。被検査物Uは、例えばガラス、又は透明な樹脂(例えばアクリル樹脂等の透明プラスチック)の成形品である。被検査物Uは立体形状をしており、例えば照明器具(例えば車両のヘッドライト)のカバー、容器、工芸品、水槽、ディスプレイ用カバー、内装材、又はプリンカップである。
検査装置Sは、少なくとも2つの検査モードを有する。図1は、第1検査モードを実行する際の検査装置Sの状態を示しており、図2は、第2検査モードを実行する際の検査装置Sの状態を示している。第1検査モードは、被検査物Uの表面に形成された細い傷の検出に適した検査を行うモードである。第2検査モードは、被検査物Uの表面に形成されたヒケ又はポッティングの検出に適した検査を行うモードである。第1検査モード及び第2検査モードの詳細については後述する。
検査装置Sは、固定部1、平面部材2、光照射部3(3A、3B)、第1撮像部4、発光部5、第2撮像部6及び制御装置7を有する。固定部1は、光を透過する被検査物Uを固定するための部材である。固定部1は、例えば被検査物Uを挿入する穴と、被検査物Uが挿入された状態で被検査物Uを固定する固定部材とを有する板状部材である。被検査物Uは、被検査物Uを検査する作業員によって固定部1に固定されてもよく、制御装置7によって制御された可動機構によって固定部1に固定されてもよい。
平面部材2は、固定部1の後方に設けられた平坦な部材である。本明細書における後方は、固定部1に対して第1撮像部4が設けられている側の反対側である。平面部材2は、検査装置Sが第1検査モードで動作する間に第1撮像部4が被検査物Uを撮像する際の背景となる均一な第1の色の面を有する。第1の色は、例えば黒色である。平面部材2は、検査装置Sが第2検査モードで動作する間に発光部5から照射された拡散光が被検査物Uを透過することにより生じる像が投影される均一な第2の色の面を有する。第2の色は第1の色よりも輝度が高い色であり、例えば白色である。
平面部材2は、第1撮像部4が被検査物Uを撮影する第1検査モードの間と、第2撮像部6が平面部材2における被検査物Uの側の面を撮影する第2検査モードの間とで、被検査物Uの側の面の色を変化させる。平面部材2は、例えば、光照射部3が白色の光を照射している状態で第1撮像部4が被検査物Uを撮影する間に、被検査物Uの側の面を黒色にし、発光部5が光を発している状態で第2撮像部6が被検査物Uを撮影する間に、被検査物Uの側の面を白色にする。
図3は、平面部材2の構造の一例を示す図である。平面部材2は、回転体21(回転体21A、回転体21B)と、シート材22と、シート材23とを有する。
回転体21は、例えば、シート材22及びシート材23が連結されたシートの位置を移動させるためのローラーである。回転体21A及び回転体21Bは、それぞれ平面部材2の両端に設けられており、連結されたモーター(不図示)が発生する駆動力によって回転することにより、シート材22及びシート材23の位置を移動させる。
シート材22及びシート材23は、可撓性を有するシート状部材により構成されている。シート材22の表面は第1色(例えば黒色)であり、シート材23の表面は、第1色と異なる第2色(例えば白色)である。回転体21が回転することによりシート材22及びシート材23が移動し、シート材22が被検査物Uの側に位置する図3(a)の状態と、シート材23が被検査物Uの側に位置する図3(b)の状態とが切り替わる。
シート材22の表面は、第1撮像部4が被検査物Uを撮像する際に光照射部3の光が撮像画像に写り込まないように、光が反射しづらい状態に加工されていることが望ましい。シート材22において光が反射しづらくするために、シート材22の表面は、例えばシート材23の表面よりも粗く形成されている。
なお、シート材22及びシート材23の形態は図3に示す形態に限らない。平面部材2は、第1面が第1色であり第2面が第2色の一以上の板状部材を有しており、板状部材を反転することで、被検査物Uの側が第1色の状態と被検査物Uの側が第2色の状態とを切り替えてもよい。
図1及び図2に戻り、検査装置Sの他の構成部について説明する。光照射部3は、被検査物Uと平面部材2との間の空間に平面部材2の色と異なる光を照射する。光照射部3は、例えば、制御装置7の制御に基づいて、検査装置Sが第1検査モードで動作する間に被検査物Uの側に配置されるシート材22の色である第1色よりも輝度が高い白色光を照射する蛍光灯である。
検査装置Sは、固定部1の中心と平面部材2の中心とを結ぶ線に直交する方向における平面部材2の両端付近に設けられた光照射部3A及び光照射部3Bを有する。光照射部3A及び光照射部3Bは、平面部材2の面とほぼ平行な方向に光を照射する。
光照射部3A及び光照射部3Bは、第1撮像部4の画角外に設けられている。光照射部3A及び光照射部3Bが第1撮像部4の画角外に設けられていることで、光照射部3A及び光照射部3Bの直接光が第1撮像部4に入射せず、光照射部3A及び光照射部3Bの間接光が被検査物Uを介して第1撮像部4に入射する。間接光には、さまざまな方向の光が含まれているので、被検査物Uに形成された細かい傷により少なくとも一部の光が屈折する。その結果、第1撮像部4が被検査物Uを撮像して生成される第1撮像画像において、傷の位置の輝度が他の位置の輝度と異なる状態になるので、検査装置Sは、細かい傷を検出することが可能になる。
第1撮像部4は、被検査物Uの前方(すなわち被検査物Uに対して平面部材2の反対側)から被検査物Uを撮影することにより第1撮像画像を生成する。第1撮像部4は、制御装置7の制御に基づいて、検査装置Sが第1検査モードで動作しており、光照射部3が光を照射している間に被検査物Uを撮影する。第1撮像部4は、生成した第1撮像画像を制御装置7に送信する。
発光部5は、検査装置Sが第2検査モードで動作している間に、被検査物Uに向けて拡散光を照射する点光源である。図4は、発光部5の構成を示す図である。被検査物Uは、照射された拡散光を透過して、平面部材2に像を形成する。発光部5は、例えば拡散光に含まれる複数の光線のうち中心位置の光線が被検査物Uの中心位置を通るように配置されている。
発光部5は、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)51、及び拡散光発生部52を有する。拡散光発生部52は、発光ダイオード51から出射された光の一部を反射する反射面と、発光ダイオード51から出射された光の他の一部を透過させる開口とを有する。発光ダイオード51の発光面には、拡散光発生部52の反射面で反射された光を拡散する拡散面が形成されている。このような構成により、拡散光発生部52の反射面で反射された光が開口を介して平面部材2に向けて照射されず、発光面に対して限られた範囲内の角度の光のみが平面部材2に向けて照射される。
発光部5が拡散光を照射する範囲(以下、照射範囲という)は、照射範囲に被検査物Uが含まれ、かつ発光部5と被検査物Uとの間における照射範囲に拡散光を反射する物体が含まれないように設定されている。例えば、拡散光は、検査装置Sの筐体に内側面に反射することなく被検査物Uを透過して平面部材2に達する。拡散光の照射範囲がこのように設定されていることで、拡散光が筐体の内側面等で反射して生じる散乱光が被検査物Uに当たらないので、検査装置Sは、平面部材2に被検査物Uの像を鮮明に投影することができる。
平面部材2には、被検査物Uの状態に応じて異なる濃度を有する領域を含む像が投影される。具体的には、被検査物Uの表面にヒケ又はポッティングが形成されている不良領域における光の屈折率は、他の領域における光の屈折率と異なるため、不良領域に対応する像は、他の領域に対応する像よりも濃く表示される。検査装置Sは、このようにして生じる像の濃淡に基づいて、被検査物Uが良品であるか不良品であるかを判定することができる。
発光ダイオード51は、一点から光が発散する点光源である。したがって、被検査物Uにおける一つの位置を、発光ダイオード51の一点から発せられた一本の光線が通過する。よって、発光部5が点光源の発光ダイオード51から光を発する場合、多数の点光源を含む面光源から被検査物Uに光が発せられた場合のように被検査物Uにおける一つの位置を複数の異なる方向の光線が通過する場合に比べて、被検査物Uの影が鮮明に平面部材2に投影される。
第2撮像部6は、検査装置Sが第2検査モードで動作する間に平面部材2に投影された像を撮像して第2撮像画像を生成する。すなわち、第2撮像部6は、光照射部3が光を照射しておらず、発光部5が光を発している間に平面部材2に投影された投影画像を撮影することにより第2撮像画像を生成する。
図5は、第2撮像部6の構成を示す図である。第2撮像部6は、撮像光学系61及び撮像素子62を有する。撮像光学系61は、例えば複数のレンズを含む。撮像光学系61は、平面部材2において被検査物Uの像が投影された全ての領域内で合焦するように構成されている。
また、第2撮像部6は、撮像画角に被検査物Uが含まれない位置に設けられており、被検査物Uの像の全ての領域を含む第2撮像画像を生成することができる。撮像画角は、第2撮像部6が撮像する範囲の角度である。第2撮像部6の撮像画角は、例えば被検査物Uの平面部材2における像の大きさに基づいて定められている。具体的には、第2撮像部6の撮像画角は、被検査物Uの像が平面部材2に投影される全ての領域が撮像素子62において撮像されるように設定されていることが望ましい。
第2撮像部6は、被検査物Uの像が投影される全ての領域において焦点が合った撮像画像を生成するために、シャインプルーフの原理を用いて第2撮像画像を生成する。シャインプルーフの原理は、撮像素子62の撮像面、レンズの主面、及び平面部材2の表面が同一直線上で交わるときに、第2撮像部6が撮像可能な平面部材2の表面の全領域(図5における撮像可能領域)において合焦するという原理である。第2撮像部6は、シャインプルーフの原理に基づいて、撮像素子62から異なる距離にある像に同時に焦点を合わせることができる。その結果、第2撮像部6は、被検査物Uの像の全体に焦点が合った第2撮像画像を生成することができる。
図6は、第1撮像部4が生成した第1撮像画像、及び第2撮像部6が生成した第2撮像画像を模式的に示す図である。図6(a)は第1撮像画像を示しており、図6(b)は第2撮像画像を示している。図6(a)に示す第1撮像画像においては、黒色の背景領域の中に被検査物Uに対応する領域が含まれており、被検査物Uに対応する領域には、被検査物Uに形成された傷に対応する白色の線状の画像が示されている。このように、平面部材2における被検査物Uの側の面を黒色にした状態で第1撮像部4が被検査物Uを撮像することで、第1撮像部4は線状の傷を識別可能な第1撮像画像を生成することができる。
図6(b)に示す第2撮像画像においては、白色の背景領域の中に被検査物Uに対応する領域が含まれており、被検査物Uに対応する領域には、被検査物Uに形成されたヒケ又はポッティング等の不良領域を示す濃い色(図6(b)においては斜線で示されている)の円形状の画像が示されている。このように、平面部材2における被検査物Uの側の面を白色にした状態で第2撮像部6が平面部材2を撮像することで、第2撮像部6はヒケ又はポッティング等の不良領域を識別可能な第2撮像画像を生成することができる。
[制御装置7の構成]
図7は、制御装置7の機能構成を示す図である。制御装置7は、通信部71と、表示部72と、記憶部73と、CPU(Central Processing Unit)74と、を有しており、例えばコンピュータである。制御装置7は、例えば光照射部3及び発光部5を点灯させるタイミングを制御する。また、制御装置7は、第1撮像部4及び第2撮像部6に撮像画像を生成させ、生成された撮像画像を取得する。制御装置7は、取得した撮像画像に基づいて被検査物Uが良品であるか不良品であるかを判定する。
通信部71は、CPU74が固定部1、平面部材2、光照射部3、第1撮像部4、発光部5、第2撮像部6及び外部のサーバTとの間でデータを送受信するためのインターフェースである。サーバTは、コンピュータであり、被検査物Uが良品であるか否かを判定するために用いられる基準画像データを制御装置7に提供する。通信部71は、例えば固定部1、平面部材2、光照射部3、第1撮像部4、発光部5、第2撮像部6と通信するためのSPI等のシリアル通信インターフェース、及びサーバTと通信するためのLAN(Local Area Network)コントローラを有する。
表示部72は、例えば、情報を表示するディスプレイである。表示部72は、例えば被検査物Uが良品であるか否かの判定結果を表示する。また、表示部72には、検査装置Sを使用する作業者の操作を受け付ける操作部(例えばタッチパネル)が設けられている。表示部72は、作業者が行った操作の内容をCPU74に通知する。
記憶部73は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含んでいる。記憶部73は、制御装置7が実行するプログラムを記憶している。記憶部73は、制御装置7が検査装置Sを制御するために用いる各種データを記憶している。
CPU74は、例えば記憶部73に記憶されたプログラムを実行することにより、検査装置Sにおける検査処理に関する各種の制御を実行する。CPU74は、プログラムを実行することにより、制御部741及び判定部742として機能する。
制御部741は、通信部71又は表示部72を介して取得した作業者からの指示に基づいて、第1検査モードによる被検査物Uの検査及び第2検査モードによる被検査物Uの検査を実行する。制御部741は、まず、固定部1を所定の位置に移動させるように、固定部1に接続されたアクチュエータ(不図示)を制御する。制御部741は、例えば固定部1に設けられたセンサ(不図示)により被検査物Uが固定部1に固定されたことを検出すると、図1に示すように第1撮像部4が被検査物Uを撮影できる位置まで固定部1を移動させる。なお、固定部1の位置が固定されており、制御部741が固定部1の位置を移動させないように構成されていてもよい。
制御部741は、第1検査モードによる被検査物Uの検査を行う場合、発光部5を消灯させ、光照射部3を点灯させ、平面部材2の被検査物U側の面を黒色にした状態で第1撮像部4に被検査物Uを撮影させる。また、制御部741は、第2検査モードによる被検査物Uの検査を行う場合、光照射部3を消灯させ、発光部5を点灯させ、平面部材2の被検査物U側の面を白色にした状態で第2撮像部6に平面部材2を撮影させる。
制御部741は、通信部71を介して、第1撮像部4から第1撮像画像を取得し、第2撮像部6から第2撮像画像を取得する。また、制御部741は、通信部71を介して外部のサーバTから基準画像データを取得する。具体的には、制御部741は、被検査物Uが良品であることを示す複数の良品画像パターン、及び被検査物Uが不良品であることを示す複数の不良品画像パターンを含む基準画像データをサーバTから取得する。制御部741は、取得した第1撮像画像、第2撮像画像、良品画像パターン及び不良品画像パターンを記憶部73に記憶させる。
判定部742は、第1撮像画像及び第2撮像画像に含まれる複数の画素の画素値に基づいて被測定物Uの良否を判定する。判定部742は、第1撮像画像及び第2撮像画像を良品画像パターン及び不良品画像パターンと比較することにより、被検査物Uが良品であるか否かを判定する。判定部742は、判定結果を表示部72に表示させる。判定部742の動作の詳細については後述する。
[検査装置Sにおける検査の流れ]
図8は、本実施形態に係る検査装置Sにおける検査の流れを示すフローチャートである。制御部741は、被検査物Uが固定部1に固定されたことを検出すると(S11)、平面部材2の被検査物U側が黒色になるように平面部材2を制御する(S12)。その後、制御部741は、光照射部3を点灯させた後に(S13)、第1撮像部4に被検査物Uを撮影させる(S14)。制御部741は、第1撮像部4から取得した第1撮像画像を記憶部73に記憶させる(S15)。なお、S12の処理とS13の処理の実行順序は任意である。
続いて、制御部741は、平面部材2の被検査物U側が白色になるように平面部材2を制御する(S16)。また、制御部741は、光照射部3を消灯させるとともに(S17)、発光部5を点灯する(S18)。なお、S16、S17及びS18の各処理の実行順序は任意である。
続いて、制御部741は、第2撮像部6に、平面部材2において被検査物Uの像が投影された領域を撮影させる(S19)。制御部741は、第2撮像部6から取得した第2撮像画像を記憶部73に記憶させる(S20)。その後、判定部742は、記憶部73に記憶された第1撮像画像及び第2撮像画像を読み出して、それらの画像と、良品画像パターン又は不良品画像パターンを含む基準画像データとを比較することにより、被検査物Uの良否を判定する(S21)。
なお、図8においては、検査装置SがS12からS15において第1検査モードの検査を実行した後に、S16からS20において第2検査モードの検査を実行する場合を例示したが、第1検査モードの検査と第2検査モードの検査の実行順序は任意である。検査装置Sは、第2検査モードの検査を実行した後に第1検査モードの検査を実行してもよく、複数の被検査物Uに対していずれか一方の検査モードでの検査を実行した後に、他方の検査モードでの検査を実行してもよい。
図9は、判定部742における良否判定処理の流れを示すフローチャートである。判定部742は、第1撮像画像に基づいて被検査物Uの良否を判定する処理、及び第2撮像画像に基づいて被検査物Uの良否を判定する処理の両方の処理を図9に示す方法で実行してもよく、一方の処理を図9に示す方法で実行し、他方の処理を他の方法で実行してもよい。
図9に示すフローチャートは、判定部742が記憶部73から撮像画像(第1撮像画像又は第2撮像画像)を取得する処理から開始している(S31)。判定部742は、取得した撮像画像と、制御部741がサーバTから取得した複数の良品画像パターンとを比較する(S32)。
判定部742は、撮像画像と、制御部741が取得した複数の良品画像パターンとを比較した結果、撮像画像と複数の良品画像パターンそれぞれとの差が、所定の第1閾値未満であると判定した場合に(S33におけるYES)、被検査物Uを良品であると判定する(S34)。判定部742が第1撮像画像に基づいて被検査物Uの良否を判定する場合、「撮像画像と良品画像パターンとの差」は、例えば、第1撮像画像における画素間の輝度差の最大値と良品画像パターンにおける画素間の輝度差の最大値との差、最大の輝度値(すなわち最も明るい画素の輝度値)の差、周辺よりも輝度値が大きい領域(以下、薄い領域という場合がある)の数の差、又は薄い領域の大きさの差である。
判定部742が第2撮像画像に基づいて被検査物Uの良否を判定する場合、「撮像画像と良品画像パターンとの差」は、第2撮像画像における画素間の輝度差の最大値と良品画像パターンにおける画素間の輝度差の最大値との差、最小の輝度値(すなわち最も暗い画素の輝度値)の差、周辺よりも輝度値が小さい領域(以下、濃い領域という場合がある)の数の差、又は濃い領域の大きさの差である。
図10は、判定部742が、第2撮像画像と、第2撮像画像用の良品画像パターンとに基づいて被検査物Uの良否を判定する方法を模式的に示す図である。図10(a)は、被検査物Uの撮像画像と複数の良品画像パターンそれぞれとの差が小さく、被検査物Uが良品と判定される場合を示している。図10(b)は、被検査物Uの撮像画像が複数の良品画像パターンのいずれかよりも悪く、被検査物Uが不良品と判定される場合を示している。
図10(a)の破線で示すように、被検査物Uの表面に形成されたヒケ又はポッティング等の影響により、被検査物Uの撮像画像には周辺領域よりも濃い領域が含まれている場合がある。判定部742は、被検査物Uの撮像画像を複数の良品画像パターンと比較し、ヒケ又はポッティングにより生じた濃い領域が許容範囲であるか否かに基づいて、被検査物Uが良品であるか否かを判定する。図6(a)に示す例においては、撮像画像に含まれる濃い領域の大きさ及び数が、複数の良品画像パターンのうちの少なくとも一つと同等レベル以下であることから、判定部742は被検査物Uが良品であると判定する。
図10(b)に示す例においては、撮像画像に含まれる濃い領域の数が、全ての良品画像パターンに含まれる濃い領域の数よりも多いので、判定部742は被検査物Uが不良品であると判定する。判定部742は、撮像画像に含まれる濃い領域の面積が、全ての良品画像パターンに含まれる濃い領域の面積よりも大きい場合に被検査物Uが不良品であると判定してもよい。
図9に示すように、判定部742は、撮像画像と複数の良品画像パターンのいずれかとの差が所定の第1閾値以上であると判定した場合に(S33におけるNO)、過去の所定の期間内の不良率を算出する。過去の所定の期間は、金型の状態が変化する期間に基づいて定められた期間であり、例えば1日である。判定部742は、算出した不良率が所定の閾値よりも大きい場合(S35においてYES)、被検査物Uの成形に用いられている金型が変化したことにより、良品であるにもかかわらず撮像画像と複数の良品画像パターンとの差が大きくなっているのか否かを判別するために、撮像画像と複数の不良品画像パターンとを比較する(S36)。
図11は、時間の経過と共に良品画像パターンとの差分が大きくなる様子を示す図である。図11に示すように、被検査物Uを製造する際に用いられる金型の状態は時間の経過と共に変化する。その結果、時間の経過と共に、当該金型を用いて製造された被検査物Uの撮像画像と制御部741で取得された良品画像パターンとの差は徐々に大きくなり、所定の第1閾値よりも大きくなる場合がある。この場合、被検査物Uが要求される品質を満たしているにもかかわらず、判定部742が撮像画像と複数の良品画像パターンのいずれかとの差が第1閾値以上であると判定してしまう場合がある。
そこで、図9に示すように、判定部742は、撮像画像と複数の不良品画像パターンとを比較した結果、撮像画像と複数の不良品画像パターンそれぞれとの差が所定の第2閾値以上であると判定した場合に(S37におけるYES)、撮像画像を複数の良品画像パターンに追加するとともに(S38)、被検査物Uを良品であると判定する(S34)。撮像画像と不良品画像パターンとの差は、例えば、撮像画像における画素間の輝度差の最大値と不良品画像パターンにおける画素間の輝度差の最大値との差、最小の輝度値の差、濃い領域の数の差、又は濃い領域の大きさの差である。判定部742は、S35において不良率が閾値以下であると判定した場合(S35におけるNO)、金型の状態が変化していないと判定し、被検査物Uを不良品であると判定する(S39)。
図12は、判定部742が、第2撮像画像と、第2撮像画像用の不良品画像パターンとに基づいて被検査物Uの良否を判定する方法を模式的に示す図である。図12に示すように、判定部742は、被検査物Uの撮像画像を不良品画像パターンと比較し、例えば撮像画像における濃い領域の数及び大きさが、複数の不良品画像パターンそれぞれと同等の範囲に含まれていない場合に、被検査物Uを良品と判定する。
図9に示すように、判定部742は、撮像画像と複数の不良品画像パターンのいずれかとの差が、所定の第2閾値未満であると判定した場合に(S37におけるNO)、被検査物Uを不良品であると判定する(S39)。このように、判定部742が撮像画像を複数の良品画像パターンと比較した結果、不良率が閾値よりも大きいことを条件として撮像画像を複数の不良品画像パターンと比較することにより、判定部742は通常状態において撮像画像と複数の不良品画像パターンとを比較する必要がない。その結果、検査装置Sは検査時間を短縮することができる。
[検査の流れの変形例]
図13は、検査装置Sにおける検査の流れの変形例を示す図である。図9に示した検査の流れにおいては、撮像画像と複数の良品画像パターンそれぞれとの差が第1閾値以上であると判定部742が判定した場合に、撮像画像と不良品画像パターンとを比較した。これに対して、図13に示す検査の流れにおいては、撮像画像と複数の良品画像パターンそれぞれとの差が第1閾値以上であると判定部742が判定した場合に、制御部741が、被検査物Uが良品であるか否かを示す指示を外部から取得する。
図13におけるS41からS44は、図9におけるS31からS34と同じなので説明を省略する。判定部742は、撮像画像と複数の良品画像パターンとを比較した結果、撮像画像と複数の良品画像パターンのいずれかとの差が所定の第1閾値以上であると判定した場合に(S43におけるNO)、撮像画像を出力する(S45)。判定部742は、例えば撮像画像を表示部72に表示させる。
判定部742は、制御部741が、被検査物Uの検査者から被検査物Uが良品であることを示す指示を取得したか否かを判定する(S46)。判定部742は、例えば検査者が検査装置Sに設けられている操作部を操作して入力した情報に基づいて、検査者が、被検査物Uが良品であることを示す指示を取得したか否かを判定する。この場合、検査者が目視で撮像画像を確認したり、被検査物Uを確認したりすることにより、検査者自身の経験及び知識等に基づいて、被検査物Uが良品であるか否かを判定する。そして、検査者が、被検査物Uが良品であると判定した場合、検査装置Sの操作部において被検査物Uが良品であることを示す指示を入力する。
判定部742は、出力した撮像画像が示す被検査物Uが良品であることを示す指示が取得されたと判定した場合(S46においてYES)、撮像画像を複数の良品画像パターンに追加する(S47)。判定部742は、出力した撮像画像が示す被検査物Uが良品であることを示す指示が取得されていないと判定した場合(S46においてNO)、被検査物Uが不良品であると判定する(S48)。なお、判定部742は、S45において不良率が閾値より大きいことを条件として撮像画像を出力してもよい。
[実施例]
図14は、検査装置の実施例としての検査装置S1の構成を示す図である。検査装置S1においては、被検査物Uの検査を行う作業者が固定部1に被検査物Uを載置しやすくするために、被検査物Uを固定する固定部1の位置を水平方向に移動させることができるように構成されている。具体的には、検査装置S1は、固定部1を水平方向に移動させるためのアクチュエータ8を備えている。
アクチュエータ8は、作業者の操作に応じて、固定部1が筐体外にある図14(a)に示す状態から、固定部1が筐体内にある図14(b)に示す状態になるように、固定部1を移動させる。アクチュエータ8は、例えば、不図示の操作部(例えば押しボタンスイッチ)における作業者の操作を検出した制御装置7の制御に基づいて動作する。アクチュエータ8は、例えば、固定部1における被検査物Uの領域以外の両側の領域に接触して固定部1を移動させることができる搬送用ベルトを有しており、搬送用ベルトが移動することにより固定部1の位置を移動させることができる。
被検査面が水平方向になった状態で固定部1に固定された被検査物Uを検査するために、平面部材2がアクチュエータ8の上方に設けられており、第1撮像部4及び発光部5がアクチュエータ8の下方に設けられている。また、第2撮像部6は、平面部材2の斜め下の位置から平面部材2を撮影できるように設けられている。このように検査装置S1が構成されていることで、検査装置S1は、作業者が被検査物Uを固定部1に載置しやすい位置(例えば検査装置S1の筐体の外部)において被検査物Uを固定部1に載置した後に被検査物Uの検査を行い、検査が終了した後に、作業者が被検査物Uを交換しやすい位置に固定部1を戻すことができる。その結果、作業者が効率良く検査を行うことができる。なお、作業者が被検査物Uを固定部1に載置する代わりに、不図示のアクチュエータが被検査物Uを固定部1に載置してもよい。
[変形例1]
本実施形態に係る検査装置Sにおいては、複数の良品画像パターンと複数の不良品画像パターンとがサーバTに記憶されており、制御装置7の制御部741が、サーバTに記憶されている複数の良品画像パターンと複数の不良品画像パターンとを取得する例を示したが、これに限定されない。複数の良品画像パターンと複数の不良品画像パターンとが、制御装置7の記憶部73に記憶されており、制御部741は、制御装置7の記憶部73に記憶されている複数の良品画像パターンと複数の不良品画像パターンを取得してもよい。
[変形例2]
上記実施形態では、判定部742は、撮像画像を複数の良品画像パターンと比較することにより被検査物Uが良品又は不良品であるかを判定したが、判定部742が判定する方法はこれに限定されない。判定部742は、良品の被検査物Uに対応する複数の学習用撮像画像と、不良品の被検査物Uに対応する複数の学習用撮像画像とを教師データとして学習させた機械学習モデルに第2撮像部6が生成した撮像画像を入力して得られる結果に基づいて、被検査物Uが良品又は不良品であるかを判定するようにしてもよい。この場合、検査装置Sが機械学習モデルを記憶部73に記憶していてもよく、サーバTが機械学習モデルを記憶していてもよい。
[変形例3]
上記実施形態では、検査装置Sが一つの第2撮像部6を用いて被検査物Uの投影画像を撮像する例を示したが、検査装置Sが複数の第2撮像部6を有しており、判定部742が、複数の第2撮像部6が生成した複数の撮像画像に基づいて被検査物Uが良品であるか否かを判定してもよい。
[変形例4]
上記実施形態では、判定部742が、基準画像データと撮像画像とを比較することによって被検査物Uの良否を判定したが、判定部742が被検査物Uの良否を判定する方法はこれに限らない。判定部742は、例えば、第2撮像画像に所定の輝度以上の領域が含まれているか否かを判定することにより被検査物Uの良否を判定してもよい。
[本実施形態に係る検査装置Sによる効果]
本実施形態に係る検査装置Sは、光を透過する被検査物Uを固定するための固定部1と、固定部1の後方に設けられた平面部材2と、被検査物Uと平面部材2との間の空間に平面部材2の色と異なる光を照射する光照射部3と、被検査物Uの前方から被検査物Uを撮影することにより第1撮像画像を生成する第1撮像部4と、第1撮像画像に含まれる複数の画素の画素値に基づいて被検査物Uの良否を判定する判定部742と、を有する。検査装置Sは、このような構成を有することにより、透明な被検査物Uに細い線状の傷が形成されていることを検出することができる。
また、検査装置Sは、被検査物Uの前方から光を発する発光部5と、光照射部3が光を照射しておらず、発光部5が光を発している間に平面部材2に投影された投影画像を撮影することにより第2撮像画像を生成する第2撮像部6と、をさらに有し、判定部742は、第2撮像画像に含まれる複数の画素の画素値にさらに基づいて被検査物Uの良否を判定する。検査装置Sは、このような構成を有することにより、被検査物Uの表面にヒケ又はポッティングが形成されていることも検出することができる。
また、平面部材2は、第1撮像部4が被検査物Uを撮影する間と、第2撮像部6が被検査物Uを撮影する間とで、被検査物Uの側の面の色を変化させる。例えば、平面部材2は、光照射部3が白色の光を照射している状態で第1撮像部4が被検査物Uを撮影する間に被検査物Uの側の面を第1色にし、発光部5が光を発している状態で第2撮像部6が平面部材2を撮影する間に被検査物Uの側の面を第1色よりも輝度が高い第2色にする。検査装置Sは、このような構成を有することにより、一つの平面部材2を用いて、第1撮像部4が生成した第1撮像画像を用いた検査と第2撮像部6が生成した第2撮像画像を用いた検査を順次実行することが可能になる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
1 固定部
2 平面部材
3 光照射部
4 第1撮像部
5 発光部
6 第2撮像部
7 制御装置
8 アクチュエータ
21 回転体
22 シート材
23 シート材
51 発光ダイオード
52 拡散光発生部
61 撮像光学系
62 撮像素子
71 通信部
72 表示部
73 記憶部
74 CPU
741 制御部
742 判定部

Claims (6)

  1. 光を透過する被検査物を固定するための固定部と、
    前記固定部の後方に設けられた平面部材と、
    前記被検査物と前記平面部材との間の空間に前記平面部材の色と異なる色の光を照射する光照射部と、
    前記被検査物の前方から前記被検査物を撮影することにより第1撮像画像を生成する第1撮像部と、
    前記第1撮像画像に含まれる複数の画素の画素値に基づいて前記被検査物の良否を判定する判定部と、
    を有する検査装置。
  2. 前記光照射部は、前記第1撮像部の画角外に設けられている、
    請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記被検査物に向けて光を発する発光部と、
    前記光照射部が光を照射しておらず、前記発光部が光を発している間に前記平面部材に投影された投影画像を撮影することにより第2撮像画像を生成する第2撮像部と、
    をさらに有し、
    前記判定部は、前記第2撮像画像に含まれる複数の画素の画素値にさらに基づいて前記被検査物の良否を判定する、
    請求項1又は2に記載の検査装置。
  4. 前記平面部材は、前記第1撮像部が前記被検査物を撮影する間と、前記第2撮像部が前記被検査物を撮影する間とで、前記被検査物の側の面の色を変化させる、
    請求項3に記載の検査装置。
  5. 前記平面部材は、前記光照射部が白色の光を照射している状態で前記第1撮像部が前記被検査物を撮影する間に前記被検査物の側の面を第1色にし、前記発光部が光を発している状態で前記第2撮像部が前記平面部材を撮影する間に前記被検査物の側の面を前記第1色よりも輝度が高い第2色にする、
    請求項4に記載の検査装置。
  6. 光を透過する被検査物を固定するステップと、
    前記被検査物の後方に設けられた平面部材と、
    前記被検査物と前記平面部材との間の空間に前記平面部材の色と異なる色の光を照射するステップと、
    前記空間に光を照射している間に、前記被検査物の前方から前記被検査物を撮影することにより第1撮像画像を生成するステップと、
    前記第1撮像画像に含まれる複数の画素の画素値に基づいて前記被検査物の良否を判定するステップと、
    を有する検査方法。

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