JP2020078651A - 遊技機 - Google Patents

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【課題】分かりやすい再変動演出を実行することが可能な遊技機を提供すること。【解決手段】当否判定結果が当たりとなる場合、同じ種類の識別図柄80から構成される当たり組み合わせを表示する表示手段91と、ある種類の前記識別図柄80から構成される前記当たり組み合わせが、別の種類の前記識別図柄80から構成される前記当たり組み合わせに変化する結末に至る可能性がある演出であって、各種類の前記識別図柄から構成される前記当たり組み合わせを変動表示させていく再変動演出を実行する再変動演出実行手段と、前記再変動演出において前記表示手段91に表示される前記当たり組み合わせを構成する前記識別図柄80の種類に応じ、発光部50の発光態様を変化させる発光制御手段と、を備えることを特徴とする遊技機1とする。【選択図】図25

Description

本発明は、遊技機に関する。
下記特許文献1に記載されるような昇格演出(再変動演出)が公知である。
特開2007−222491号公報
本発明が解決しようとする課題は、分かりやすい再変動演出を実行することが可能な遊技機を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、当否判定結果が当たりとなる場合、同じ種類の識別図柄から構成される当たり組み合わせを表示する表示手段と、ある種類の前記識別図柄から構成される前記当たり組み合わせが、別の種類の前記識別図柄から構成される前記当たり組み合わせに変化する結末に至る可能性がある演出であって、各種類の前記識別図柄から構成される前記当たり組み合わせを変動表示させていく再変動演出を実行する再変動演出実行手段と、前記再変動演出において前記表示手段に表示される前記当たり組み合わせを構成する前記識別図柄の種類に応じ、発光部の発光態様を変化させる発光制御手段と、を備えることを特徴とする遊技機。
本発明にかかる遊技機によれば、分かりやすい再変動演出を実行することが可能である。
本実施形態にかかる遊技機の正面図である。 表示領域に表示された識別図柄および保留図柄を示した図である。 特別演出および当該特別演出中に実行される操作演出を説明するための図(その一)である。 特別演出および当該特別演出中に実行される操作演出を説明するための図(その二)である。 特別演出および当該特別演出中に実行される操作演出に関する第一具体例を説明するための図である。 特別演出および当該特別演出中に実行される操作演出に関する第二具体例を説明するための図である。 特別演出および当該特別演出中に実行される操作演出に関する第五具体例を説明するための図である。 特別演出および当該特別演出中に実行される操作演出に関する第六具体例を説明するための図である。 特別演出および当該特別演出中に実行される操作演出に関する第七具体例を説明するための図である。 煽り演出が成功結果となる場合と失敗結果となる場合の流れを説明するための図である。 好機演出とはずれ組み合わせに関する第一具体例を説明するための図である。 好機演出とはずれ組み合わせに関する第二具体例を説明するための図である。 好機演出とはずれ組み合わせに関する第五具体例を説明するための図である。 好機演出とはずれ組み合わせに関する第六具体例を説明するための図である。 条件成立前期間と条件成立後期間にて変動時間として設定されうる候補時間の種類を示した表である。 第一特別遊技状態における条件成立を契機として最短の変動時間が変化することを説明するための図である。 特別遊技状態における変動時間に関する第一具体例を説明するための図である。 特別遊技状態における変動時間に関する第二具体例を説明するための図である。 特別遊技状態における変動時間に関する第四具体例を説明するための図である。 特別遊技状態における変動時間に関する第五具体例を説明するための図である。 特別遊技状態における変動時間に関する第六具体例を説明するための図である。 特別遊技状態における変動時間に関する第七具体例を説明するための図である。 特別遊技状態における変動時間に関する第八具体例を説明するための図である。 特別遊技状態における変動時間に関する第九具体例を説明するための図である。 再変動演出(通常再変動演出)を説明するための図である。 再変動演出に関する第二具体例(特殊再変動演出)を説明するための図である。 再変動演出に関する第四具体例(「リーチ」への適用例)を説明するための図である。
1)遊技機の基本構成
以下、本発明にかかる遊技機1(ぱちんこ遊技機)の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。なお、以下の説明において画像というときは、静止画だけでなく、動画を含むものとする。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、表示装置91、始動領域904、大入賞口906、アウト口などが設けられている。表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能な部分である。また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動領域904や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
大当たりの抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が始動領域904への遊技球の入賞を契機として実行する。本実施形態では、始動領域904として、第一始動領域904a(いわゆる「特図1」の始動領域)と第二始動領域904b(いわゆる「特図2」の始動領域)が設けられている。始動領域904への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値(当否判定情報)が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。本実施形態では、当該数値が取得された順に当否判定結果の報知が開始される(いわゆる変動が開始される)こととなるが、未だ当否判定結果の報知が完了していない当否判定情報が存在する場合には、新たに取得された当否判定情報は保留情報として図示されない制御基板に設けられた記憶手段に記憶される。記憶手段に保留情報が記憶されていることは、保留図柄10として表示される。つまり、保留図柄10は、対応する当否判定結果の報知が完了していない当否判定情報の存在を示す。
本実施形態では、保留図柄10として、当否判定結果を報知する報知演出(識別図柄80(識別図柄群80g)の変動開始から、当否判定結果を示す組み合わせで完全に停止するまでの演出、いわゆる一変動中分の演出をいう)は開始されているものの、当否判定結果の報知は完了していない当否判定情報(以下、変動中保留情報と称することもある)に対応する変動中保留図柄11(いわゆる「当該変動保留」の存在を示す図柄)と、当否判定結果を報知する報知演出が開始されていない当否判定情報(以下、変動前保留情報と称することもある)に対応する変動前保留図柄12が表示される(図2参照)。本実施形態では、変動中保留図柄11と変動前保留図柄12の基本的な形態は同じである。変動中保留図柄11と変動前保留図柄12の基本的な形態が全く異なるものとしてもよい。また、変動中保留図柄11が表示されない構成としてもよい。なお、変動前保留図柄12に対応する当否判定結果の報知が完了する順番(いわゆる保留「消化順」)は、右に位置するものほど早い。
変動前保留情報の最大の記憶数は上限が決められている。本実施形態では、第一始動領域904aに入賞することによって得られる第一変動前保留情報(特図1保留)の最大の記憶数は四つであり、第二始動領域904bに入賞することによって得られる第二変動前保留情報(特図2保留)の最大の記憶数は四つである。したがって、特図1および特図2の一方に相当する保留図柄10に関していえば、一つの変動中保留図柄11と、最大四つの変動前保留図柄12が表示されることがある(図2参照)。
本実施形態では、公知の遊技機と同様に、表示装置91の表示領域911に表示される識別図柄80(図2参照)の組み合わせによって当否判定結果を遊技者に報知する。具体的には、複数種の識別図柄80を含む識別図柄群80g(左識別図柄群80gL、中識別図柄群80gC、右識別図柄群80gR)が変動を開始し、最終的に各識別図柄群80gから一の識別図柄80が選択されて停止する。大当たりに当選している場合には各識別図柄群80gから選択されて停止した識別図柄80の組み合わせは所定の組み合わせ(例えば、同じ識別図柄80の三つ揃い)となる。はずれである場合にはそれ以外(大当たりとなる組み合わせ以外)の組み合わせとなる。識別図柄80は、数字とキャラクタ等が組み合わされたものとしてもよい。
本実施形態では、遊技状態として、通常遊技状態と特別遊技状態が設定されている。特別遊技状態は、通常遊技状態に比して遊技者に有利な遊技状態である。通常遊技状態は、大当たりに当選する確率が低い低確率遊技状態であり、かつ、始動領域904に遊技球が入賞しにくい低ベース状態(低確率・時短無)である。特別遊技状態としては、第一特別遊技状態と第二特別遊技状態が設定されている。第一特別遊技状態は、大当たりに当選する確率が高い高確率遊技状態であり、かつ、始動領域904に遊技球が入賞しやすい高ベース状態(高確率・時短有)である。第二特別遊技状態は、大当たりに当選する確率が低い低確率遊技状態であり、かつ、始動領域904に遊技球が入賞しやすい高ベース状態(低確率・時短有)である。通常遊技状態においては、遊技者は、第一始動領域904aを狙って遊技球を発射させる。本実施形態では、いわゆる「左打ち」を行う。特別遊技状態は、第二始動領域904bを狙って遊技球を発射させる。本実施形態では、いわゆる「右打ち」を行う。特別遊技状態は、普通始動領域905に遊技球が進入することを契機とした第二始動領域904bの開放抽選に当選しやすい状態であるため、比較的容易に第二始動領域904bに遊技球が入賞する。
2)以下、本実施形態にかかる遊技機1が実行可能な各種演出や設定事項等(演出等)について説明する。なお、以下で説明する演出等の一部のみ実行可能な構成としてもよい。また、所定のモード(遊技者自らが選択可能なモードであってもよいし、自動で(遊技者が選択せずに)設定されるモードであってもよい)が設定されている場合に限り、以下で説明する演出等が発生しうる構成としてもよい。また、表示領域911の外縁近傍に、目立たないように各種情報を示す画像(いわゆる「小図柄」等)が表示されるようにしてもよい(各図においては当該画像の図示を省略する)。遊技者は、この種の画像を意識せずに遊技を楽しむことが可能となっている。
2−1)特別演出および当該特別演出中に実行される操作演出
報知演出の一部として、特別演出が実行されることがある。特別演出は、結末の態様により当否判定結果を示す演出である。当否判定結果が大当たりとなる場合には成功結末となり、はずれである場合には失敗結末となる。なお、一旦失敗結末に至ったかのように(はずれであるかのように)見せかけ、実は大当たりであることを示すいわゆる逆転パターンも成功結末の一種であるとする。本実施形態における特別演出は、いわゆるスーパーリーチ演出の一種である。特別演出の具体的態様は種々考えられる。本実施形態における特別演出は、味方側(遊技者側)キャラクタと敵側キャラクタが戦ういわゆるバトル演出である(図3(a)参照)。味方側キャラクタが勝利する結末(勝利結末)が成功結末として、味方側キャラクタが敗北する結末(敵側キャラクタが勝利する結末)(敗北結末)が失敗結末として設定されている。
当該特別演出においては操作演出が発生することがある。操作演出は、遊技者に対し、操作手段20の操作を促す演出である。本実施形態では、操作手段20として、第一操作手段21および第二操作手段22が設けられている(図1参照)。本実施形態では、第一操作手段21は押しボタン(重力方向下向きに操作するもの)であり、第二操作手段22は押しボタンとは別に設けられた構造物であって、後方に向かって押し込むように操作するものである。両者とも、遊技者が手を離すと、付勢部材(図示せず)によって原位置に戻るように構成されている。操作演出として、第一操作手段21の操作が促されるものが第一操作演出であり、第二操作手段22の操作が促されるものが第二操作演出である。本実施形態では、第一操作手段21と第二操作手段22は、構造物として別のものである。ただし、同じ構造物である操作手段を、ある操作態様で操作することが第一操作演出に相当し、別の操作態様で操作することが第二操作演出に相当するものとしてもよい。また、遊技者の身体を検出するセンサを設け、当該センサに検出されるように遊技者の行動を促すこと(例えば、センサに「手」が検出されるよう促すこと)が第一操作演出と第二操作演出の一方として設定された構成としてもよい。
特別演出においては、結末に至る直前に第一操作演出が発生する(図3(b)参照)。なお、第一操作演出が発生せずに結末に至ることがあってもよい。本実施形態では、第一操作演出が発生する場合の方が、第一操作演出が発生しない場合よりも、成功結末に至る蓋然性(当否判定結果が大当たりとなる蓋然性((大当たり)信頼度))が高くなる設定とされている。
特別演出にて第一操作演出が発生し(図3(b)参照)、第一操作手段21の操作(本実施形態では単発操作)を契機として結末(成功結末(図3(c−1)参照)または失敗結末(図3(c−2)参照))に移行する(すなわち当否判定結果が示される)ことを通常態様の演出とする。通常態様の特別演出における第一操作演出では、第一操作手段21の操作が有効となる操作有効期間(以下、第一操作演出の操作有効期間を第一操作有効期間と称することもある)が設定され、当該第一操作有効期間中における第一操作手段21の操作を契機として結末に至る。通常態様の特別演出にて第一操作有効期間中に操作手段20が操作されない場合には、当該第一操作有効期間の終了を契機として結末に移行する。なお、以下では、第一操作有効期間にて第一操作手段21の操作がなされず、第一操作有効期間の終了に至ったケースについても、当該終了に至った時点にて第一操作手段21の操作がなされたものとして説明する。特別演出が通常態様となる蓋然性は、後述する特殊態様となる蓋然性よりも高い。したがって、特別演出について、遊技者は第一操作手段21の操作を契機として当否判定結果が明らかになるような演出である印象を受ける蓋然性が高い。
第一操作演出においては、第一操作有効期間の経過(残り)を示す画像(メータ等)や、操作を促す対象である第一操作手段21を表した画像が表示されるようにするとよい(図3(b)参照)。また、これと合わせて、結末示唆画像211が表示されるようにするとよい。結末示唆画像211は、第一操作手段21の操作を契機として、結末に至るであろうと遊技者に感じさせる文字等を含むものである。特別演出がバトル演出であれば、第一操作手段21の操作を契機として味方側キャラクタと敵側キャラクタの戦いに決着がつくであろうと遊技者に想起させるような態様とされる。本実施形態では、結末示唆画像211として、「勝負を決めろ」の文字を含む画像が表示される(図3(b)参照)。
本実施形態では、特別演出の態様(上記通常態様とは異なる態様)として、第一操作演出にて第一操作手段21の操作を契機として結末に移行せず、第二操作演出が発生する特殊態様が設定されている。上述した通り、遊技者は第一操作手段21の操作を契機として結末に移行すると想定しているであろうから、特殊態様の発生は遊技者に驚きを与えることになる。
本実施形態における特殊態様の特別演出では、第一操作手段21の操作を契機として第二操作演出(図4(a)参照)が開始される。上述した通り、第二操作演出は、第二操作手段22の操作を促す演出である。第二操作演出では、第二操作手段22の操作が有効となる第二操作有効期間が設定される。当該第二操作有効期間中に第二操作手段22の操作(本実施形態では単発操作)がなされることを契機として特別演出は結末(成功結末(図4(b−1)参照)または失敗結末(図4(b−2)参照))に移行する。つまり、当否判定結果が示される。本実施形態では、第二操作有効期間中に第二操作手段22の操作がなされなかった場合、当該第二操作有効期間の終了を契機として結末に移行する。なお、以下では、第二操作有効期間にて第二操作手段22の操作がなされず、第二操作有効期間の終了に至ったケースについても、当該終了に至った時点にて第二操作手段22の操作がなされたものとして説明する。第二操作演出においては、第二操作有効期間の経過(残り)を示す画像(メータ等)や、操作を促す対象である第二操作手段22を表した画像が表示されるようにするとよい。
本実施形態では、通常態様の特別演出が発生した場合よりも、特殊態様の特別演出が発生した場合の方が、特別演出の結末が成功結末となる蓋然性が高い設定とされている。つまり、通常態様よりも特殊態様の方が大当たり信頼度が高い。したがって、第二操作演出の発生は遊技者にとって有利な事象であるといえる。
以上説明したように、本実施形態における特別演出は、第一操作演出における第一操作手段21の操作にて結末に移行すると見せかけて第二操作手段22の操作が促される第二操作演出が発生することがあるという面白みのある演出である。上述した通り、本実施形態では、通常態様の方が特殊態様よりも発生する蓋然性が高いから、通常態様に何度か接しており、特殊態様に接していない遊技者が生じうることが考えられるところ、このような遊技者であれば、第一操作演出を経て結末に移行すると考えているであろうから、第二操作演出の発生が驚きをもって受け止められることになる。一方、特殊態様の存在を知っている遊技者は、第一操作演出にて成功結末に至る(通常態様にて大当たりが報知される)か、第二操作演出(特殊態様)が発生して大当たり信頼度が高まる状況に移行するかに期待するという演出となる。
なお、本実施形態では、第一操作演出にて表示される結末示唆画像211は、第二操作演出時に表示されない(図4(a)参照)。結末示唆画像211は、第一操作演出における第一操作手段21の操作を契機として結末に移行することを示唆するために表示されるものであって、第二操作演出が発生したときの遊技者の驚きを高めるために表示されるものであるから、第二操作手段22の操作を契機として必ず結末に移行する第二操作演出においては結末示唆画像211が表示されない設定とされている。ただし、第二操作演出において結末示唆画像211が表示されるようにすることを否定するわけではない。
また、本実施形態では、特別演出中以外においても第一操作演出および第二操作演出は発生する。トータルの発生確率(通常遊技状態および特別遊技状態を通じた発生確率)は第一操作演出の方が第二操作演出よりも高い。つまり、継続的に遊技をしている遊技者は、第二操作演出に接する蓋然性よりも第一操作演出に接する蓋然性の方が高い。換言すれば、遊技者にとってみれば、第二操作手段22の方が第一操作手段21よりも接することが稀である「レア」な(価値の高い)操作手段20であるといえる。このような設定であるため、特殊態様の特別演出において第一操作演出から第二操作演出への移行は、より高価値の操作手段20を用いた演出に変化するということであるから、特殊態様の特別演出が遊技者にとって有利な事象であることが分かりやすい。
以下、上記特別演出および当該特別演出中に実行される操作演出に関する事項を改良、具体化、変形等した具体例について説明する。なお、可能な限りにおいて、以下の具体例を用いて説明する技術を複数組み合わせて適用した構成としてもよい。
〇第一具体例
特別演出中の第一操作演出にて、その後第二操作演出が発生する蓋然性が示唆されるものとする。すなわち、特別演出中の第一操作演出にて、当該特別演出が通常態様であるのか、特殊態様であるのかの示唆がなされるものとする。当該示唆の手法としては種々考えられる。図示しないが、例えば、第一操作演出中に表示される第一操作手段21を表す画像、操作態様を示す画像(「押せ」といった画像)、第一操作有効期間を示す画像(メータ等の画像)、その他の画像により示唆する。つまり、これらの画像として表示されうる複数種の候補画像を用意しておき、当該画像のいずれが表示されるかに応じ、第二操作演出に移行する蓋然性が異なる設定とする。
別の例としては、第二操作演出が発生することを直接的または間接的に示す画像(継続示唆画像212)が表示された場合の方が、表示されなかった場合に比して第二操作演出が発生する蓋然性が高くなるように設定することが考えられる。特殊態様の特別演出は、結末直前の最初の操作演出(第一操作演出)で結末に移行せずに再度操作演出(第二操作演出)が発生するものであるから、継続示唆画像212はこれを示唆するような画像とする。例えば、「続くかも」「もう一回?」「○○(第二操作手段22の名称)」といった画像が継続示唆画像212として設定されたものとする(図5参照)。
第二操作演出が発生する蓋然性の示唆は、特別演出の結末の示唆(第一操作演出における第一操作手段21の操作を契機として成功結末に移行する蓋然性の示唆)とは別のものとされる。両示唆は遊技者に混同されないようにすることが好ましい。上述したような継続示唆画像212が表示されることによる示唆がなされる構成とした方が、当該混同が生じにくいといえる。継続示唆画像212は、もう一度操作演出が発生することを示すような態様とされるため、遊技者が大当たりの示唆と区別しやすいからである。
〇第二具体例
上記実施形態では、特殊態様の特別演出にて、第一操作演出における第一操作手段21の操作を契機として第二操作演出が開始されるものであることを説明したが、第一操作手段21の操作がなされた後、所定時間(インターバル期間)の経過を契機として第二操作演出が発生するものとしてもよい。第一操作手段21の操作を契機として即座に第二操作演出が発生すると、遊技者は何が起こったか分からなくなるおそれがある。遊技者によっては、第一操作手段21の操作が反映されなかった(操作を失敗した)と感じる可能性もある。したがって、第一操作演出と第二操作演出が連続的に発生するのではなく、両演出の間にインターバル期間を設定する(図6参照)。
当該インターバル期間においては、第二操作演出の発生を示唆するような演出(準備演出)が実行されるようにするとよい(図6(b)参照)。このような準備演出が実行されることで、新たな操作演出が発生することを遊技者が把握できる蓋然性が高まる。準備演出の態様としては、「○○準備中(○○は第二操作手段22の名称)」、「もう一回」、「ランクアップ」といった画像が表示される態様を例示することができる。
〇第三具体例
上記実施形態では、特別演出における第一操作演出および第二操作演出は、いずれも、操作手段20の単発操作が促されるものであることを説明したが、操作手段20を連続的に操作する連続操作(操作手段が押しボタンであれば「連打」)、操作手段20が操作された状態を維持する維持操作(操作手段が押しボタンであれば「長押し」)といった操作が促されるものとしてもよい。これらの操作態様とする場合には、操作有効期間中における操作手段20の操作が所定条件を満たすことを契機として結末または第二操作演出への移行が発生するものとする。つまり、第一操作演出にてこれらの操作態様を促すのであれば、第一操作有効期間における第一操作手段21の操作が所定条件を満たすことを契機として結末または第二操作演出への移行が発生するものとする。第二操作演出にてこれらの操作態様を促すのであれば、第二操作有効期間における第二操作手段22の操作が所定条件を満たすことを契機として結末への移行が発生するものとする。
ただし、上記実施形態のように、各操作演出にて促される操作態様は単発操作とされることがより好ましいといえる。特に、第一操作演出は、単発操作が促される態様とすることが好ましい。特殊態様の特別演出は、第一操作手段21の操作を契機として結末に至る(当否判定結果が示される)と考えているであろう遊技者が気合いを入れて単発操作した結果、結末に至らずに第二操作演出に移行するという形態(遊技者が「肩すかし」を食らう形態)とした方が面白いといえる。
〇第四具体例
特殊態様の特別演出は、成功結末に至ることが確定する、すなわち大当たりが確定するものとする。図4に示した例で言えば、図4(a)→(b−1)というように演出が進行する(図4(a)→(b−2)というように進行することはない)ものとする。特殊態様の特別演出は、第一操作演出における操作にて結末に移行せず遊技者に驚きを与えるものであるとともに、いわば「操作手段20のランクアップ」が生じるものである。このような変化が生じたにも拘わらず、第二操作演出における第二操作手段22の操作の結果、失敗結末に至るケースが発生してしまうと、遊技者が著しく興ざめしてしまうおそれがある。このような状況を回避するため、第二操作演出の発生は大当たりが確定する設定とする。
〇第五具体例
特殊態様の特別演出での第二操作演出においては、第一操作手段21の操作が無効とされる(第二操作演出にて第一操作手段21の操作がなされても結末に移行しない)(図7参照)。複数種の操作手段20を備える構成において、ある操作手段20の操作を促す操作演出の操作有効期間にて、ある操作手段20とは異なる別の操作手段20の操作が有効とされる設定(互換性のある設定)とされることが知られている。特殊態様の特別演出での第二操作演出(第二操作有効期間)でも、第一操作手段21の操作が有効となる設定とすることが考えられるが、敢えて当該操作は無効とされる(第二操作手段22の操作に限り有効とされる)。
上記実施形態にて説明した通り、第二操作演出は、第一操作手段21の操作を契機として発生する(第一操作演出から連続的に発生する)ものであるところ、遊技者によっては第一操作演出にて第一操作手段21の操作が検知されていないと勘違いし、第二操作演出に移行した後もそのまま連続的に第一操作手段21を操作してしまう可能性がある。この場合、第二操作演出にて第一操作手段21の操作が有効であると、第二操作手段22の操作が促されていること(第二操作演出が発生していること)に気付かずに結末に移行してしまうおそれがある。このような状況が生じてしまうと、第二操作演出を発生させる意味がなくなってしまうから、第二操作演出における第一操作手段21の操作は無効とされることが好ましい。ただし、特別演出中ではない状況にて発生する第二操作手段22の操作を促す演出では、第一操作手段21の操作が有効とされてもよい。つまり、第二操作手段22の操作を促す演出のうち、特別演出中ではない状況にて発生するものは第一操作手段21の操作は有効とされるものの、特別演出中にて発生するものは敢えて第一操作手段21の操作が無効とされるようにする。
また、上記第二具体例にて説明したように、第一操作演出と第二操作演出の間に所定のインターバル期間が設定される場合であっても、インターバル期間を過ぎて第二操作演出に移行するまで第一操作手段21を操作し続けるような遊技者が存在することを想定するのであれば、上記第二具体例にて説明したような構成とする場合であっても、本例のように第二操作演出における第一操作手段21の操作は無効とされるとよい。上記実施形態にて説明したような第一操作手段21の操作を契機として第二操作演出が発生するような構成において、特に本例のような設定とする意義が大きいということである。
〇第六具体例
特殊態様の特別演出では、第二操作演出にて第二操作手段22の操作が促されることを説明したが、当該タイミングにて第一操作手段21の操作が促されることもある設定とする。つまり、第一操作演出(図8(a)参照)にて第一操作手段21の操作がなされることを契機として、再び第一操作手段21の操作が促される操作演出に移行するケース(図8(b−1)参照)もあれば、第二操作手段22の操作が促される操作演出に移行するケース(図8(b−2)参照)もある設定とする(後者のケースが上記実施形態にて説明した特殊態様の特別演出に相当する)。換言すれば、前者のケースは、先の操作演出と後の操作演出にて操作が促される操作手段20が同じである構成であり、後者のケースは後の操作演出にて操作が促される操作手段20が先の操作演出から変化するものである。前者のケースと後者のケースとでは、結末が成功結末となる蓋然性(大当たり信頼度)が異なるものとする。好ましくは、前者のケースよりも後者のケースの方が成功結末となる蓋然性が高い設定とする。後者のケースは操作手段20の「ランクアップ」が発生するものであるから、それに応じて当該ケースの方が高信頼度である設定とする。
このようにすることで、第一操作手段21の操作が促される第一操作演出(先の操作演出)の後、再び操作演出(後の操作演出)が発生した場合には、当該後の操作演出にて操作が促される操作手段20の変化が生じるか否かに遊技者が注目する演出形態とすることが可能である。
〇第七具体例
通常態様の特別演出と、特殊態様の特別演出とでは、成功結末の態様が異なるものとする(通常態様時の成功結末を通常成功結末と、特殊態様時の成功結末を特殊成功結末とする)。具体的には、通常成功結末として表示される映像と、特殊成功結末として表示される映像の態様が異なるものとする。特に、特殊成功結末として出力される映像は、第二操作演出を経て成功結末に至ったことが反映されるような内容とされることが好ましい。例えば、第二操作手段22の名称を含む映像が表示されるようにする。
また、通常成功結末として表示される映像の長さに比して、特殊成功結末として表示される映像の長さの方が短く設定されるとよい。その理由は次の通りである。通常態様の特別演出は第一操作演出を含み、第二操作演出は含まない(第一操作有効期間を設定する必要があるが、第二操作有効期間を設定する必要はない)一方、特殊態様の特別演出は第一操作演出と第二操作演出を含む(第一操作有効期間および第二操作有効期間の両方を設定する必要がある)ため、第二操作演出を実行しなければならない(第二操作有効期間を設定しなければならない)分、特殊態様の特別演出の方が操作演出を実行するために要する時間が長くなる。その時間の差を吸収するために、通常成功結末として表示される映像の長さに比して、特殊成功結末として表示される映像の長さの方が短くなるようにする(図9参照)。これにより、通常態様の特別演出と特殊態様の特別演出のトータルの時間(結末を含めた時間)を同じにすることができる(図9は、通常態様であるか特殊態様であるかによらず、特別演出の長さが同じである例である)。一般的な遊技機では、報知演出に要する時間、いわゆる変動時間に収まるよう、当該報知演出にて各種演出が実行される。当否判定結果が大当たりとなる(大当たり変動について)ある長さ(時間X)の変動時間が選ばれる場合に、特別演出に至るまでの流れを同じにしつつ、当該特別演出を通常態様とすることも可能であるし、当該特別演出を特殊態様とすることも可能になる。つまり、通常態様と特殊態様の操作演出に要する時間の差を気にすることなく、報知演出(特別演出を含む報知演出)の態様を決定することが可能となり、報知演出の内容を決定する制御が容易になる。なお、通常態様の特別演出と特殊態様の特別演出のトータルの時間を必ず一致させなければならないというわけではない。通常成功結末として表示される映像の長さに比して、特殊成功結末として表示される映像の長さの方が短く設定されれば、操作演出に要する時間の差を結末に要する時間の差により吸収することが可能であって、通常態様の特別演出に要するトータルの時間と特殊態様の特別演出に要するトータルの時間の差が小さくなるほど報知演出の内容を決定する制御が容易になる(トータルの時間の差が0である設定が最も好ましいということである)。
また、特殊態様の特別演出を大当たり確定としないのであれば(第四具体例のような設定としないのであれば)、失敗結末時に表示される映像に関しても、上記成功結末と同様の設定とするとよい。つまり、通常態様時の失敗結末(通常失敗結末)として出力される映像と、特殊態様時の成功結末(特殊失敗結末)として出力される映像の態様を異ならせるとよい。さらに好ましくは、前者の映像よりも、後者の映像の方が短く設定されるとよい。
2−2)好機演出とはずれ組み合わせ
好機演出は、発生することで対象の当否判定結果の大当たり信頼度が高まる演出(いわゆるチャンスアップ演出)である。本実施形態における好機演出は「××ゾーン」(いわゆるチャンスアップゾーン)に移行する演出である。ある当否判定結果の報知演出にて「××ゾーン」に移行した後は、当該報知演出にて当否判定結果が示されるまで「××ゾーン」に移行したことを示す表示がなされる(図10(d−1)参照)。
好機演出への移行は、好機画像30を用いて示される。表示領域911に表示される好機画像30が所定態様に至ることが、好機演出の移行条件とされている。本実施形態では、表示領域911中央の所定位置(以下、対象位置と称することもある)に好機画像30が停止表示された場合(図10(c−1)参照)に好機演出(図10(d−1)参照)に移行する。好機画像30の具体的態様はどのようなものであってもよい。好機演出と関係する画像であることが遊技者に把握できる態様とすることが好ましい。本実施形態では、「××」の文字を含むものとされる。つまり、好機演出の名称を含むものとされる。
上記好機演出が発生する可能性があることを示す煽り演出が発生する。本実施形態では、好機演出が発生する場合、必ず当該煽り演出(図10(b)参照)を経由する。ただし、煽り演出が発生しない場合であっても、好機演出が発生することがある設定としてもよい。煽り演出は、好機画像30が所定態様に至りそうな状況であることを示唆するような演出である。本実施形態では、表示領域911の上側から変位してきた好機画像30が対象位置にて停止しそうな状況であることを示すものとされる。煽り演出の結果としては、表示領域911の上側から変位してきた好機画像30が対象位置にて停止表示される(所定態様となる)成功結果(図10(c−1)参照)と、好機画像30が対象位置にて停止表示されず、消去される失敗結果(図10(d−2)参照)とが設定されている。成功結果となる場合には好機演出が発生し(××ゾーンに移行し)(図10(d−1)参照)、失敗結果となる場合には好機演出が発生しない(××ゾーンに移行しない)。本実施形態における失敗結果は、表示領域911の上側から変位してきた好機画像30が対象位置に留まりそうになった後、そのまま滑り落ちるようにして(図10(c−2)参照)表示領域911の下側縁から表示領域911外まで移動したかのようにして好機画像30が消去される。つまり、煽り演出は、好機画像30が対象位置に停止表示される(図10(c−1)参照)か、滑り落ちて消える(図10(c−2)参照)かの演出である。
好機画像30として複数種の態様が設定されており、当該好機画像30の態様により成功結果となる蓋然性が示唆されるようにしてもよい。また、当該好機画像30の態様により成功結果となった場合の大当たり信頼度が異なる設定としてもよい。
煽り演出は、リーチ成立時(図10(a)参照)に発生する演出である。本実施形態では、左識別図柄群80gLから選択されて表示された一の識別図柄80(左識別図柄80L)と、右識別図柄群80gRから選択されて表示された一の識別図柄80(右識別図柄80R)とが同じとなること(中識別図柄群80gCから選択される識別図柄80(中識別図柄80C)は決まっていない状態)が「リーチ」として設定されている。煽り演出にて、上記好機画像30は、リーチを構成する左識別図柄80Lと右識別図柄80Rの間の対象位置にて停止するかもしれない状況であることが示される(図10(b)参照)。なお、好機画像30は、左識別図柄80Lおよび右識別図柄80Rの一部を覆うものであってもよい。成功結果となる場合には左から「左識別図柄80L・好機画像30・右識別図柄80R」の順で並ぶような画像(図柄)の組み合わせが構築される(図10(c−1)参照)。その後、好機演出(××ゾーン)に移行した(図10(d−1)参照)上で、そのまま報知演出が継続する。
一方、煽り演出が失敗結果となる場合には、左識別図柄80Lと右識別図柄80Rの間の対象位置にて停止しそうになっていた好機画像30が消去される(図10(c−2)参照)。これにより、左識別図柄80Lと右識別図柄80Rの間の領域(直前まで好機画像30に覆われていた領域)が露わになる(以下、当該露わになった領域を露出領域と称する)。本実施形態では、当該露出領域に中識別図柄群80gCから選択された一の識別図柄80(中識別図柄80C)が表示された状態にある。つまり、好機画像30が対象位置にて停止しそうな状況にあったときには、当該好機画像30に覆われて中識別図柄80Cが見えなかったかのような状態が構築される。好機画像30を構成する画像レイヤよりも、中識別図柄80Cを構成する画像レイヤの方が手前である設定とすることで、好機画像30が消去されることにより中識別図柄80Cが現れるという形態を構築することができる。本実施形態では、中識別図柄80Cを表示するのに必要な領域の全体は、対象位置での好機画像30を表示するのに必要な領域に重なる。したがって、煽り演出時には、中識別図柄80Cの全体が好機画像30に覆われて見えない。
好機画像30が消去されることにより現れる中識別図柄80Cは、リーチを構成する左識別図柄80Lおよび右識別図柄80Rとは異なる種類の図柄である。つまり、当該中識別図柄80Cが現れることによって構成される「左識別図柄80L・中識別図柄80C・右識別図柄80R」の組み合わせは、全ての識別図柄80の種類が同じとなる組み合わせではないから、「はずれ」を示す組み合わせである(図10(d−2)参照)。当該「はずれ」を示す組み合わせが停止表示されることをもって、報知演出は終了する(「はずれ」の報知が完了する)。
ある報知演出にて、好機演出が発生するかどうかの煽り演出が発生した上で、当該煽り演出が失敗結果となって好機演出が発生しなかったということは、当該ある報知演出に対応する対象当否判定結果が大当たりとなることに期待しないのが通常である。事実、本実施形態でも、煽り演出が失敗結果となる場合には対象当否判定結果がはずれであることが確定する設定としている。したがって、遊技者にとってみれば、煽り演出が失敗結果となった瞬間、当該報知演出(当該変動)には期待できないのであるから、当該報知演出(はずれ変動)ができるだけ早く終了することが望ましいといえる。大当たりに期待できない報知演出がだらだらと継続することで遊技者が苛立ってしまうおそれもある。それゆえ、本実施形態では、好機画像30が消去される結果として、対象当否判定結果がはずれであることを示す組み合わせを構成する識別図柄80の一部(本実施形態では中識別図柄80C)が現れるようにしている。つまり、好機画像30が消去された(好機演出に移行しないことを示す)結果として、対象当否判定結果がはずれであることが示されるようにすることで、大当たりに期待できない報知演出(変動)が必要以上に続かないようにしている。
以下、上記特別演出および当該特別演出中に実行される操作演出に関する事項を改良、具体化、変形等した具体例について説明する。なお、可能な限りにおいて、以下の具体例を用いて説明する技術を複数組み合わせて適用した構成としてもよい。
〇第一具体例
煽り演出の態様としては種々考えられる。上記実施形態では、好機画像30が表示領域911外まで移動したかのような表示がなされることで好機画像30が消去されるものであることを説明したが、対象位置に停止しそうな状況にある好機画像30が当該位置で消去されるといったように、好機画像30が対象位置から移動せずに消去されるような構成としてもよい(図11参照)。ただし、上記実施形態のように、好機画像30が移動することにより中識別図柄80Cが露わになる設定とした方が、煽り演出時には好機画像30によって中識別図柄80Cが隠されていたという印象を遊技者が受ける蓋然性が高くなる。
〇第二具体例
煽り演出の段階(結果が出る前の段階)においては好機画像30が半透明な状態にあり(図面においては好機画像30を点線で描くことで半透明な状態であることを示す)、当該好機画像30を通じて中識別図柄80C(図面においては好機画像30を通じて見える中識別図柄80Cを点線にて描いている)が視認できる状態にあるものとする(図12(a)参照)。そして、成功結果となる場合には、好機画像30が半透明な状態から不透明な状態になり、中識別図柄80Cが覆われる(見えなくなる)(図12(b−1)参照)。失敗結果となる場合には、半透明な好機画像30が消去され、好機画像30を通じてではなく中識別図柄80Cがハッキリと視認できる状態になる(図12(b−2)参照)。つまり、はずれを示す識別図柄80の組み合わせが構成された状態となる。
このようにすることで、煽り演出の段階から、好機画像30が消去された状態になると、識別図柄80の組み合わせが「はずれ」となってしまうことが把握される。つまり、『「好機画像30が消去」→「はずれ組み合わせ成立」』という流れが事前に把握されるため、好機画像30が消去されることで即はずれが確定するような構成としても、何が起こっているか分かりにくくなってしまうことが防止される。
〇第三具体例
上記実施形態では、好機画像30が消去されることで当否判定結果がはずれであることを示す組み合わせを構成する識別図柄80の一つ(中識別図柄80C)が現れることを説明したが、好機画像30が消去されることで当否判定結果がはずれであることを示す組み合わせを構成する識別図柄80の二以上が現れるものとしてもよい。例えば、好機画像30が消去されることで当否判定結果がはずれであることを示す組み合わせを構成する識別図柄80の全て(上記実施形態にて即して言えば三つの識別図柄80)が現れるものとしてもよい。
また、好機画像30に覆われる(好機画像30が消去されることによって現れる)一の識別図柄80は、中識別図柄80Cに限られるものではない。左識別図柄80Lや右識別図柄80Rが覆われる設定としてもよい。また、覆われる識別図柄80が煽り演出の度に変化しうる、すなわち煽り演出にて表示される好機画像30の位置はその都度変化しうるものとしてもよい。この場合、煽り演出にて表示される好機画像30の位置により、煽り演出が成功結果となる蓋然性が示唆されるようにしてもよい。
〇第四具体例
上記実施形態では、リーチが成立した場合に好機画像30が表示される(煽り演出が発生する)ことを説明したが、リーチが成立していない状況で好機画像30が表示される(煽り演出が発生する)ことがあってもよい。この場合であっても、好機演出に移行しない場合には好機画像30が消去されることで現れる識別図柄80によりはずれ組み合わせが示されるようにすればよい。
ただし、上記実施形態のようにリーチが成立した状態で好機画像30が表示される(煽り演出が発生する)ようにすることで、大当たりに期待ができる状況であることを遊技者に分かりやすく示すことができる。好機画像30が所定態様に至らなかった場合(好機演出に移行しなかった場合)であっても、即座にはずれ組み合わせが示される(報知演出が終了する)から、大当たりに期待した遊技者の苛立ちも抑制される。
〇第五具体例
好機画像30が消去されることで当否判定結果が大当たりである識別図柄80の組み合わせが表示される場合があるものとする。上記実施形態に則していえば、好機画像30が消去されることで中識別図柄80Cが現れるところ、当該中識別図柄80Cの種類がリーチを構成する識別図柄80(左識別図柄80L、右識別図柄80R)と同じ種類の識別図柄80が表示される場合がある設定とする(図12参照)。対象当否判定結果が大当たりである場合にのみ発生しうるプレミア演出であるということもできる。このような演出が発生しうるようにすることで、煽り演出が失敗結果に終わって好機演出が発生しない場合に、いきなり大当たりが報知される場合があるという面白みのある遊技性が実現できる。
本例のようにする場合、好機画像30の態様により、上記プレミア演出が発生する蓋然性が示唆されるようにしてもよい。つまり、好機画像30として表示されうる候補の態様として複数種の態様が設定されており、当該態様毎に上記プレミア演出が発生する蓋然性が異なるものとする。
〇第六具体例
好機画像30が消去されることで現れる当否判定結果がはずれであることを示す組み合わせが、いわゆるチャンス目となる場合がある設定とする(図14(a)(b)参照)。当該チャンス目となる法則はどのようなものであってもよいが、好機画像30が消去されることによって現れる識別図柄80の種類が判明するまで(煽り演出が実行されている段階においては)、チャンス目となるか否かが分からない組み合わせとされる。例えば、好機画像30が消去されることで現れる中識別図柄80Cと、右識別図柄80Rとが同じ種類の図柄となること(図14(b)参照)がチャンス目として設定された構成とすることが考えられる。
当該チャンス目の構築は、いわゆる先読み演出として発生するものである(「先読み演出」自体は周知であるから説明を省略する)。ある当否判定結果(はずれ)を報知する報知演出にてチャンス目が構築された場合、当該ある当否判定結果よりも後に報知される当否判定結果(次変動以降の対象当否判定結果)が大当たりとなる蓋然性が高まることになる。チャンス目が構築される報知演出(変動)が二以上連続することがあってもよい(先読みに利用される報知演出の数(先読み回数)が二以上であってもよい)。この場合、チャンス目が構築される報知演出(変動)の連続回数が多いほど(すなわち先読み回数が多いほど)、先読み対象の当否判定結果が大当たりとなる蓋然性が高くなるようにするとよい。上記実施形態にて説明した通り、好機画像30が消去されることではずれ組み合わせが示されるようにするのは、好機演出に移行しない場合のはずれ変動を早く終了させるためであるところ、本例のように当該はずれ変動を先読み演出(先読み変動)として利用することも可能である。
一旦表示された好機画像30が消去されてはずれ組み合わせが示される場合、すなわち好機演出の煽り演出が発生する場合の方が、当該煽り演出が発生しない場合に比して、チャンス目が構築される蓋然性が高い設定としてもよい。このようにすることで、ある報知演出にて好機画像30が表示されることは、当該報知演出にて好機演出に移行して当該報知演出に対応する当否判定結果が大当たりとなることに期待できるだけでなく、好機演出に移行せずともチャンス目が構築されて(先読み演出が発生して)それ以降の報知演出に対応する当否判定結果が大当たりとなることに期待できるという遊技性が実現されることになる。
2−3)特別遊技状態における変動時間
上述した通り、本実施形態では、遊技状態として、通常遊技状態と当該通常遊技状状態よりも遊技者に有利な特別遊技状態(第一特別遊技状態(高確率・時短有)、第二特別遊技状態(低確率・時短有))が設定されている。以下、第一特別遊技状態における変動時間の制御について説明する。
変動時間は、報知演出に要する時間である。すなわち、識別図柄80(識別図柄群80g)が変動を開始してから当否判定(抽選)結果に応じた態様(本実施形態では、三つの識別図柄80の組み合わせ)で停止するまでの時間である。第一特別遊技状態において設定されうる変動時間として複数種の候補時間が存在しており、当否判定結果等を踏まえ、当該複数種の候補時間のうちのいずれかが実際の変動時間として設定される。本実施形態では、大当たり遊技終了後新たに第一特別遊技状態が開始された後、所定条件(詳細については後述)が成立するまでの期間(以下、条件成立前期間と称する)中と、その後の期間(以下、条件成立後期間と称する)中において、変動時間を決定する制御が異なるものとされる。なお、大当たり遊技終了後、第一特別遊技状態が開始され、所定条件が成立するよりも前に大当たりに当選した場合には、当該第一特別遊技状態にて条件成立後期間には移行しない。当該大当たり遊技終了後、再び第一特別遊技状態が開始される場合には所定条件成立までの期間は条件成立前期間として取り扱われることになる。
候補時間の種類の数は適宜変更可能である。本実施形態では、条件成立前期間については四つの候補時間(Ta1〜Ta4)のうちのいずれかが、条件成立後期間については四つの候補時間(Tb1〜Tb4)のうちのいずれかが実際の変動時間として設定されることになる。変動時間の長さの大小関係は、「Ta1<Ta2<Ta3<Ta4」「Tb1<Tb2<Tb3<Tb4」であるものとする(数字が小さいものほど短い時間であるとする)。つまり、条件成立前期間については時間Ta1が最短の変動時間であり、条件成立後期間については時間Ta2が最短の変動時間である(図15参照)。
本実施形態では、条件成立前期間および条件成立後期間のいずれにおいても、当否判定結果がはずれである場合に限り、最短の変動時間が設定される可能性がある。つまり、条件成立前期間にて時間Ta1が設定される場合は大当たりの可能性はなく、条件成立後期間にて時間Tb1が設定される場合は大当たりの可能性はない(図15参照)。このように、時間Ta1および時間Tb1は、各期間における最短の変動時間であり、当否判定結果がはずれである場合に限り設定される、いわゆる「どはずれ」時の変動時間である。なお、本実施形態では、その他の候補時間(条件成立前期間のTa2、Ta3、Ta4および条件成立後期間のTb2、Tb3、Tb4)が変動時間として設定される場合は、当否判定結果が大当たりである場合もはずれである場合もある。なお、選択されたときに大当たりが確定する候補時間が設定されていてもよい。
条件成立前期間においては四つの候補時間のうち時間Ta1が設定される確率が最も高く、条件成立後期間においては四つの候補時間のうち時間Tb1が設定される確率が最も高い。つまり、第一特別遊技状態においては、条件成立前期間および条件成立後期間のいずれにおいても、ほとんどの変動時間が最短の時間となり(本実施形態では、「はずれ」時の9割以上が最短の時間となる)、当否判定結果の報知がテンポよく進行していく。
本実施形態における上記所定条件は、大当たり遊技終了後、第一特別遊技状態が開始されてから規定回数連続して当否判定結果がはずれとなることにより成立する。つまり、いわゆるはずれ変動の回数が規定回数に到達することである。本実施形態では当該規定回数=50(ただし、規定回数≠0である)に設定されている。つまり、はずれが連続して50回報知されるまでの期間が条件成立前期間であり、その後の期間(大当たりに当選するまでの期間)が条件成立後期間である(図16参照)。
本実施形態では、時間Ta1の方が時間Tb1の方が長く設定されている。したがって、条件成立前期間よりも、条件成立後期間の方が遊技の進行速度が大きい(時間当たりに報知される当否判定結果の数が多い)。つまり、いわゆる保留消化速度が大きい。端的に言えば、第一特別遊技状態に移行してから、条件成立前の前半部分は比較的遊技の進行が遅く、条件成立後の後半部分は遊技の進行が速いということである。なお、本実施形態ではTa1=2秒であり、Tb1=1秒である。つまり、条件成立前期間ではほとんどが2秒毎に報知演出が終了するように遊技が進行していき、条件成立後期間ではほとんどが1秒毎に報知演出が終了するように遊技が進行していく。
このような設定としている理由は次の通りである。遊技機を設計するにあたり、遊技時間当たりの出玉の期待値を低下させる必要がある場合がある。つまり、いわゆる出玉速度(短時間出玉率)が過大にならないようにすることが必要になる場合がある。大当たりから大当たりまでの間隔が短いと出玉速度が高まるため、出玉速度を低下させるためには大当たりから大当たりまでの間隔(時間)が長くすればよい。したがって、大当たり遊技終了後第一特別遊技状態が開始されてから所定条件が成立するまでの条件成立前期間(前半の期間)においては、最短の変動時間Ta1が比較的長くなる(遊技の進行速度が比較的遅くなる)ようにする。一方、所定条件成立まで(本実施形態では50回連続してはずれとなるまで)の間に大当たりに当選しないということは、大当たり遊技終了後ある程度の時間が経過していることになる。この場合には、出玉速度が過大になってしまうおそれが低いため(前回の大当たり終了後十分な時間が経過しているとして)、条件成立後期間(後半の期間)では、最短の変動時間Tb1が比較的短くなるようにする。つまり、条件成立後期間では、遊技の進行速度を高め、遊技の進行が遅くなること(次の大当たりまでの時間が長くなってしまうこと)による遊技者の苛立ちが抑制されるようにする。これらのことをまとめて端的に言えば、本実施形態における変動時間の制御は、「出玉速度」と「次回大当たりまでの時間」のバランスを取った制御であるといえる。
以下、上記特別遊技状態における変動時間に関する事項を改良、具体化、変形等した具体例について説明する。なお、可能な限りにおいて、以下の具体例を用いて説明する技術を複数組み合わせて適用した構成としてもよい。
〇第一具体例
上記実施形態における変動時間の制御は、第一特別遊技状態におけるものであることを説明したが、第二特別遊技状態(低確率・時短有)における制御を同じようにしてもよい。
仮に、第一特別遊技状態および第二特別遊技状態の両方にて当該制御を実行する場合には、第一特別遊技状態よりも第二特別遊技状態の方が所定条件が成立しやすい設定とするとよい。上記実施形態にて説明したように、第一特別遊技状態における所定条件成立までの連続するはずれの変動回数(規定回数)N1を50に設定する(図16参照)のであれば、第二特別遊技状態における所定条件成立までの連続するはずれの変動回数N2を50よりも少ない値とする(N1>N2とする)(図17参照;当該図17にはN2=30に設定された例を示す)。つまり、第二特別遊技状態の方が、条件成立前期間に含まれる変動回数が少ない設定とする。換言すれば、大当たり遊技終了後に第一特別遊技状態に移行するか、第二特別遊技状態に移行するかは、当該大当たり遊技の種類(大当たりの種類)に応じて決まるものである(例えば、第一大当たりに当選した場合には当該第一大当たり遊技終了後第一特別遊技状態に移行し、第二大当たりに当選した場合には当該第二大当たり遊技終了後第二特別遊技状態に移行する設定とされる)から、大当たり遊技の種類に応じて所定条件成立までの変動回数が異なるということである。
第一特別遊技状態および第二特別遊技状態はいわゆる時短状態である点においては共通するものの、第二特別遊技状態は当否抽選の確率が「低確率」である状態(第一特別遊技状態よりも大当たりに当選しにくい状態)であるため、第二特別遊技状態よりも大当たりに当選しにくい。したがって、ある大当たり遊技から次の大当たり遊技までに要する抽選回数(すなわち変動回数)は、大当たり遊技終了後に第一特別遊技状態に移行した場合よりも第二特別遊技状態に移行した場合の方が多くなる蓋然性が高い。そのため、第一特別遊技状態よりも第二特別遊技状態の方が出玉速度が過大になってしまうおそれが低いから、第一特別遊技状態よりも第二特別遊技状態の方が所定条件が成立しやすい設定とする。
また、通常遊技状態において、上記実施形態にて説明した制御が適用されるものとしてもよい。つまり、大当たり遊技終了後、通常遊技状態に移行する場合がある構成において、通常遊技状態に移行した後規定回数分連続して当否判定結果がはずれとなることを契機として、最短の変動時間が短くなる設定とする。
〇第二具体例
第一具体例にて説明した通り、第一特別遊技状態および第二特別遊技状態のいずれにおいても所定条件成立(変動回数が規定回数に到達すること)を契機として最短の変動時間の長さが短くなるような設定であるとする。この場合において、条件成立前期間における最短の変動時間Ta1の長さが、第一特別遊技状態と第二特別遊技状態とでは異なる設定とする。第一特別遊技状態での条件成立前期間における最短の変動時間をTa11とし、第二特別遊技状態での条件成立前期間における最短の変動時間をTa12とするのであれば、Ta11>Ta12が成り立つ設定とする(図18参照)。
上述した通り、ある大当たり遊技から次の大当たり遊技までに要する抽選回数(すなわち変動回数)は、大当たり遊技終了後に第一特別遊技状態に移行した場合よりも第二特別遊技状態に移行した場合の方が多くなる蓋然性が高いのであるから、第二特別遊技状態に移行した場合は最短の変動時間をより短くしても出玉速度が過大になりにくい。よって、条件成立前期間においては第一特別遊技状態よりも第二特別遊技状態の方が遊技の進行が速い(Ta11>Ta12である)設定とする。
条件成立後期間における最短の変動時間についても同様の関係が成り立つ設定としてもよい。すなわち、第一特別遊技状態での条件成立後期間における最短の変動時間をTb11とし、第二特別遊技状態での条件成立後期間における最短の変動時間をTb12とするのであれば、Tb11>Tb12が成り立つ設定とする(図18参照)。
〇第三具体例
上記実施形態では、所定条件の成立を契機として、最短の変動時間が短くなる(Ta1からTb1に変化する)ことを説明したが、当否判定結果がはずれのときにおける変動時間の「平均」が短くなる設定としてもよい。つまり、条件成立前期間において当否判定結果がはずれである場合に各候補時間が選ばれる確率および各候補時間の長さから算出される平均の変動時間の方が、条件成立後期間において当否判定結果がはずれである場合に各候補時間が選ばれる確率および各候補時間の長さから算出される平均の変動時間よりも長い設定とする。このようにしても、上記実施形態と同様の効果が期待できる。
〇第四具体例
上記実施形態では、条件成立前期間および条件成立後期間のいずれにおいても、当否判定結果がはずれである場合に限り最短の変動時間(条件成立前期間は時間Ta1、条件成立後期間は時間Tb1)が選択される可能性があることを説明したが、最短の変動時間が選ばれる場合であっても当否判定結果が大当たりとなる可能性がある設定としてもよい。
別例として、条件成立前期間では当否判定結果がはずれである場合に限り最短の変動時間Ta1が設定される可能性があるものの、条件成立後期間においては当否判定結果に拘わらず(大当たりである場合であっても)最短の変動時間Tb1が設定される可能性がある構成とすることが考えられる(図19参照)。条件成立後期間は、前回の大当たりから十分に時間が経過した状況にある(出玉速度が過大になるおそれが低い)から、最短の変動時間Tb1で大当たり報知がなされる可能性がある設定とする。
〇第五具体例
上記実施形態では、所定条件成立までの変動回数である規定回数は一定であることを説明したが、当該所定条件成立までの変動回数Nが一定ではない設定としてもよい。例えば、当該変動回数Nの値が、前回実行された大当たり遊技の種類(大当たりの種類)に応じて変化しうる構成とすることが考えられる。例えば、大当たり遊技(大当たり遊技終了後第一特別遊技状態に移行する大当たり遊技)として、5ラウンド大当たり遊技と、10ラウンド大当たり遊技が設定されているものとする。なお、「ラウンド(R)」という文言は周知であるため詳細な説明を省略するが、大当たり遊技は、大入賞口906が所定の閉鎖条件(例えば、所定個数の遊技球が入賞することおよび所定時間が経過したことのいずれか一方が成立することが閉鎖条件とされる)成立まで開放される単位遊技を一または複数回繰り返すものであるところ、当該単位遊技の数がラウンドの数である。
5ラウンド大当たり遊技終了後の第一特別遊技状態における所定条件成立までの変動回数NをNxとし、10ラウンド大当たり遊技終了後の第一特別遊技状態における所定条件成立までの変動回数NをNyとした場合、Nx<Nyが成り立つような設定とされる(図20参照)。つまり、前回実行された大当たり遊技が、ラウンド数が小さい大当たり遊技であるほど、当該大当たり遊技終了後に移行する第一特別遊技状態での所定条件成立までに必要なはずれ変動の回数が少なくなる設定とする。ラウンド数が少ないということは、当該大当たり遊技にて得られる出玉の期待値(大当たり遊技にて得られる遊技者の利益の期待値)が小さいということである。したがって、前回実行された大当たり遊技のラウンド数が少ないほど、出玉速度が過大になりにくい。それゆえ、前回の大当たり遊技のラウンド数が少ない場合ほど、より早いタイミングで条件成立後期間に移行する(最短の変動時間がTa1からTb1に変化して短くなる)ようにしてもよいことになる。
〇第六具体例
大当たり遊技終了後第一特別遊技状態に移行する大当たり遊技として、ラウンド数が異なる複数種の大当たり遊技が設定された構成において、大当たり遊技のラウンド数が少なくなるほど、条件成立前期間における最短の変動時間が短くなる設定とする。例えば、大当たり遊技終了後第一特別遊技状態に移行する大当たり遊技として、5ラウンド大当たり遊技と10ラウンド大当たり遊技が設定されているものとする。5ラウンド大当たり遊技終了後の条件成立前期間における最短の変動時間をTa1xとし、10ラウンド大当たり遊技終了後の条件成立前期間における最短の変動時間をTa1yとすれば、Ta1x<Ta1yが成り立つ関係とする(図21参照)。上述した通り、前回実行された大当たり遊技のラウンド数が少ないほど、出玉速度が過大になりにくいのであるから、前回の大当たり遊技のラウンド数が少ない場合ほど、条件成立前期間における最短の変動時間が短くなる設定としてもよいことになる。
条件成立後期間における最短の変動時間についても同様の関係が成り立つ設定としてもよい。すなわち、5ラウンド大当たり遊技終了後の第一特別遊技状態での条件成立後期間における最短の変動時間をTb1xとし、10ラウンド大当たり遊技終了後の第一特別遊技状態での条件成立後期間における最短の変動時間をTb1yとするのであれば、Tb1x<Tb1yが成り立つ設定とする(図21参照)。
〇第七具体例
いわゆる「転落タイプ」の遊技性を有するものについて上記実施形態にて説明した変動時間の制御を適用する。「転落タイプ」の遊技性自体は公知であるが、以下簡単に説明する。大当たり遊技終了後、第一特別遊技状態(高確率・時短有)に移行した場合、当否判定抽選とともに転落抽選を実行する。転落抽選に当選しない限り、第一特別遊技状態は維持される。転落抽選に当選した場合、第二特別遊技状態(低確率・時短有)に移行する。基本的に遊技者には転落抽選に当選したかどうかは報知されない。転落抽選に当選するか否かによらず、所定回数(例えば100回)の当否判定結果の報知(はずれ)が完了するまでは特別遊技状態(時短状態)は維持される。したがって、100回目の報知演出が終了するまでは、遊技者は転落抽選に当選した状態にあるかどうか(第一特別遊技状態および第二特別遊技状態のいずれであるか)を判別することはできない。100回目の報知演出が第二特別遊技状態であれば(すなわちそれまでに転落抽選に当選していれば)、当該100回目の報知演出にて特別遊技状態(時短状態)が終了し、通常遊技状態に戻る。100回目の報知演出の終了までに転落抽選に当選していなければ、その後(101回目以降)も第一特別遊技状態(高確率・時短有)が維持される。当該101回目以降の第一特別遊技状態は、大当たりに当選するか、転落抽選に当選するまで継続する。転落抽選に当選した場合にはその後通常遊技状態に移行する。なお、大当たりに当選した場合、100%の確率で第一特別遊技状態(転落抽選が実行される状態)に移行する設定(全ての大当たり遊技終了後第一特別遊技状態に移行する設定)としてもよいし、100%未満の所定確率で第一特別遊技状態(転落抽選が実行される状態)に移行する設定(一部の大当たり遊技終了後第一特別遊技状態に移行する設定)としてもよい。
このような「転落タイプ」の遊技性を有するものにおいて、第一特別遊技状態に移行してから所定回数(上記例でいう100回)の報知演出が実行されること(100回連続してはずれ変動が実行されること)を所定条件の成立として設定する。つまり、転落抽選の当選の有無によらず、時短状態(高ベース状態)が確実に継続する間を条件成立前期間とする。一方、101回目の報知演出以降を条件成立後期間とする(図22参照)。したがって、100回目の報知演出までの方が、101回目の報知演出以降よりも、最短の変動時間が長くなる設定とする。
100回目の報知演出まで、すなわち条件成立前期間は、転落抽選に当選したか否かを遊技者は明確に判別することができない状態にあるため、じっくりと報知演出(変動)を遊技者に見せて楽しませる。一方、101回目の報知演出以降、すなわち条件成立後期間に移行するということは、転落抽選に当選せずに第一特別遊技状態が維持されたということである。101回目の報知演出以降は、先に大当たりに当選する(遊技者に有利な結果)か転落抽選に当選する(遊技者に不利な結果)かの状態であって、どちらの結果に至るかを遊技者になるべく早く伝えるようにするために、大当たりにも転落抽選にも当選しないはずれ変動時に選択されやすい最短の変動時間を比較的短くし、遊技がテンポよく進行するようにする。
〇第八具体例
第一特別遊技状態が開始されてから現実の時間が所定時間経過することが所定条件の成立とされている設定とする。すなわち、第一特別遊技状態が開始されてから所定時間が経過する前は条件成立前期間とされ、所定条件経過後は条件成立後期間とされる設定とする。厳密いえば、所定時間経過した時点がある変動(報知演出)の途中であれば、次の変動から最短の変動時間が短くなるように設定される(図23参照)。出玉速度が過大になってしまうことを抑制するためには、大当たり遊技同士の間隔が十分に長ければよい。したがって、予め定められた所定時間が経過したときには、出玉速度が過大になってしまうおそれが低いとして、最短の変動時間が短くなるように(最短の変動時間がTa1からTb1に変化するように)制御する。
「第一特別遊技状態の開始」時点は種々の観点から設定することができる。大当たり遊技が終了した時点が第一特別遊技状態の開始時点とされる設定としてもよいし、大当たり遊技が終了した時点から一定時間経過した時点が第一特別遊技状態の開始時点とされる設定としてもよい。また、大当たり遊技の終了後、一回目の報知演出(変動)が開始される時点が第一特別遊技状態の開始時点とされる設定としてもよい。
〇第九具体例
条件成立前期間と条件成立後期間の違いが明確に判別できるようにされる。図示しないが、例えば、変動する識別図柄80の背景として表示される背景画像の態様を、条件成立前期間と条件成立後期間とで異ならせることが考えられる。
また、条件成立後期間に移行することで操作される作用が直接的または間接的に表示されるようにする。つまり、条件成立後期間においては、条件成立前期間においては表示されることがない画像(作用画像40)が表示されるものとする。例えば、条件成立後期間に移行した後は、「速度UP」という文字を含む画像が作用画像40として表示されるようにして(図24(特に(c))参照)、最短の変動時間が短くなったということを分かりやすく遊技者に示すようにする。
2−4)再変動演出
当否判定結果が大当たりとなる場合、同じ種類の識別図柄80から構成される当たり組み合わせ(本実施形態では同じ種類の識別図柄80の三つ揃い)が表示領域911に表示される。本実施形態にかかる遊技機1は、当否判定結果が大当たりとなる報知演出にて、再変動演出が実行されることがある。再変動演出は、ある種類の識別図柄80から構成される当たり組み合わせが、別の種類の識別図柄80から構成される当たり組み合わせに変化する可能性がある演出である。以下の説明においては、再変動演出前に示される当たり組み合わせを事前組み合わせと称し、再変動演出を経て示される組み合わせを事後組み合わせと称することもある。
本実施形態では、当たり組み合わせとして、大当たり遊技終了後の遊技状態が第一特別遊技状態(高確率・時短有)となる「確変組み合わせ」と、大当たり遊技終了後の遊技状態が第二特別遊技状態(低確率・時短有)となる「通常組み合わせ」が設定されている。確変組み合わせの方が、通常組み合わせに比して、遊技者に有利な組み合わせであるといえる。
確変組み合わせを構成する識別図柄80はいわゆる「確変図柄」であり、通常組み合わせを構成する識別図柄80はいわゆる「通常図柄」である。本実施形態では奇数の数字を含む識別図柄80が確変図柄とされ、偶数の数字を含む識別図柄80が通常図柄とされる。確変図柄および通常図柄は、それぞれを互いに区別するための色要素を含む。確変図柄は「赤」の色要素を含み、通常図柄は「青」の色要素を含む。なお、ここでいう「赤」「青」といった色は、大まかな系統を指すものとする。つまり、遊技者視点で、「赤系統」や「青系統」の色であることが把握できれば、図柄を構成する厳密な色彩は適宜変更可能である。また、図柄の周囲に施されるようなエフェクト画像が「赤」や「青」といった態様とされるものとしてもよい(このようなエフェクト画像も識別図柄80を構成する要素であるとする)。なお、再変動演出を説明する図面においては、確変図柄はベタ塗り文字で、通常図柄は白抜き文字で表す。
なお、通常組み合わせが示された場合であっても、大当たり遊技中の昇格演出等の発生により第一特別遊技状態に移行することが示されることがある設定としてもよい。また、通常組み合わせが示された場合に、第二特別遊技状態に移行したと見せかけて、内部的には第一特別遊技状態に移行するケースがある(いわゆる潜伏確変状態が発生しうる)構成としてもよい。いずれにせよ、確変組み合わせが示された場合には、第二特別遊技状態に移行することはなく、第一特別遊技状態に移行することが確定するから、確変組み合わせの方が、(第二特別遊技状態に移行する可能性がある通常組み合わせよりも遊技者にとって有利な組み合わせであるといえる。
再変動演出は、事前組み合わせが通常組み合わせである場合に限り発生しうる。つまり、いわゆるリーチ演出を経て大当たりであることが報知された時点の組み合わせが通常組み合わせである場合に発生しうる。ただし、事前組み合わせが確変組み合わせである場合にも再変動演出が発生しうる設定としてもよい(事前組み合わせが確変組み合わせであり、事後組み合わせも確変組み合わせである再変動演出が発生しうる設定としてもよい)。
再変動演出の結末は、事後組み合わせが確変組み合わせとなる昇格結末と、通常組み合わせのままである非昇格結末とが設定されている。当然、昇格結末が遊技者にとって有利な結末ということになる。
再変動演出の開始時点においては、事前組み合わせが表示されている。そこから、各種類の識別図柄80がから構成される当たり組み合わせが変動表示される。例えば、事前組み合わせが「4」の識別図柄80から構成される通常組み合わせである場合(図25(a)参照)、「5」の当たり組み合わせ(図25(b)参照)、「6」の当たり組み合わせ(図25(c)参照)、「7」の当たり組み合わせ(図示せず)・・・というように、同じ種類の識別図柄80が三つ並んだ組み合わせが表示領域911の中央に表示されるようにして数字の順番で変動(スクロール)表示されていく(図25参照)。本実施形態では、上から下に向かうようにして変動表示されるが、当該方向は適宜変更可能である。また、演出を通じて変動速度は一定でなくてもよい(変動速度の変化による「煽り」が発生するようにしてもよい)。昇格結末となる場合には、最終的にいずれかの確変組み合わせが表示領域911の中央に表示された状態となる(図25(d−1)参照)。非昇格結末となる場合には、最終的にいずれかの通常組み合わせが表示領域911の中央に表示された状態となる(図25(d−2)参照)。なお、本実施形態では、非昇格結末となる場合には、事前組み合わせとして示された通常組み合わせ(図25(a)参照)と同じ組み合わせが最終的に表示される(図25(d−2)参照)。
本実施形態にかかる遊技機1は、上記再変動演出に合わせて発光する発光部50(当該発光部50は表示装置91とは別の装置である)を備える。発光部50が設けられる箇所は、表示領域911の周縁の少なくとも一部に沿うような箇所であることが好ましい。本実施形態では、表示領域911の左側に沿う部分(筐体の左側縁に沿うように設けられた部分)と、右側に沿う部分(筐体の右側縁に沿うように設けられた部分)を有する発光部50が設けられている(図1参照)。なお、当該発光部50の形態はあくまで一例である。また、図25以降の再変動演出を説明する図面においては発光部50を模式的に記載している。
上述した通り、再変動演出は、同じ種類の識別図柄80が三つ並んだ組み合わせが表示領域911の中央に表示されるようにして数字の順番で変動(スクロール)表示されていくものである。本実施形態では、表示領域911の中央に表示される当たり組み合わせを構成する識別図柄80の種類に併せて、発光部50の発光態様を変化させていく。具体的には、確変組み合わせ(確変図柄)が表示されているときには発光部50の発光態様を「赤」とする(図25(b)参照)。通常組み合わせ(通常図柄)が表示されているときには発光部50の発光態様を「青」とする(図25(c)参照)。つまり、表示領域911に最も目立つ状態で表示されている識別図柄80(表示領域911の中央に最も近い識別図柄80)の種類に合わせた発光色で発光部50が発光する。なお、ここでいう「赤」「青」といった色は、大まかな系統を指すものとする。つまり、遊技者視点で、「赤系統」や「青系統」の色であることが把握できればよい。例えば、経時的に明度が変化するものの大まかに見て「赤系統」の発光状態が維持されるのは「赤」の発光態様であるとする。つまり、色の系統が維持されつつも明度等が経時的に変化する態様も当該「色」での発光態様に含まれるものとする。
本実施形態における再変動演出では、「数字」の順で識別図柄80が変動表示されていく。したがって、基本的には、確変図柄(赤)と通常図柄(青)が交互に変動表示されていく。したがって、発光部50も「赤」の発光態様と「青」の発光態様が交互に発生するように制御される。なお、本実施形態では、「9」の識別図柄80から構成される当たり組み合わせが表示された状態から「1」の識別図柄80から構成される当たり組み合わせが表示された状態への変化が、唯一、確変図柄および通常図柄の一方から他方への変化ではなく、発光部50の発光態様も変化しない。このような発光部50の発光態様が変化しない状況を完全に無くすのであれば、識別図柄80の種類の数を偶数にした上で、再変動演出にて確変図柄と通常図柄が交互に変動表示されるようにすればよい。
なお、事前組み合わせが表示されている状態や、事後組み合わせが表示されている状態(昇格結末または非昇格結末に至った状態)においても、表示されている当たり組み合わせの種類(識別図柄80の種類)に対応する発光部50の発光態様とされる構成としてもよい。つまり、事前組み合わせが表示されている状態においては「青」の発光態様とされる。昇格結末に至った場合の事後組み合わせが表示されている状態においては「赤」の発光態様とされる。非昇格結末に至った場合の事後組み合わせが表示されている状態においては「青」の発光態様とされる。
このように、本実施形態における再変動演出は、単に確変組み合わせ(確変図柄)と通常組み合わせ(通常図柄)が切り替わるように変動表示されるだけではなく、現在表示されている組み合わせの種類(確変図柄であるか通常図柄であるか)に合わせた発光態様で発光部50が発光するというものであるため、再変動演出がより分かりやすいものとなる。
以下、上記再変動演出における変動時間に関する事項を改良、具体化、変形等した具体例について説明する。なお、可能な限りにおいて、以下の具体例を用いて説明する技術を複数組み合わせて適用した構成としてもよい。
〇第一具体例
上記実施形態では、再変動演出において表示される当たり組み合わせは、通常組み合わせおよび確変組み合わせの二種類であることを説明したが、三種類以上の当たり組み合わせが設定された構成としてもよい。再変動演出における発光部50の発光態様は、各種当たり組み合わせに対応したものが設定されていればよい。例えば、三種類の当たり組み合わせが設定されたものとするのであれば、当該三種類の当たり組み合わせのそれぞれに対応した三種類の発光態様が設定されたものとすればよい。
当たり組み合わせの種類は、遊技者が享受できる利益に応じたものであればよい。上記実施形態では当たり組み合わせの種類は、大当たり遊技終了後の遊技状態を示す(高確率状態(第一特別遊技状態)に移行するか否かを示す)ものであることを説明したが、当たり組み合わせの種類が大当たり遊技中のラウンド数を示すものとしてもよい。例えば、「7」の識別図柄80による当たり組み合わせであれば10ラウンド大当たりとなり、「7」以外の奇数の識別図柄80による当たり組み合わせであれば5ラウンド大当たりとなり、偶数の識別図柄80による当たり組み合わせであれば3ラウンド大当たりとなる、といった設定とする。また、当たり組み合わせの種類により、大当たり遊技終了後の遊技状態と大当たり遊技のラウンド数の両方が示されるものとしてもよい。
〇第二具体例
上記実施形態にて説明したように、表示領域911に表示される当たり組み合わせの種類に応じた発光態様となるように発光部50が変化することが、通常の再変動演出(通常再変動演出))であるとし、当該通常再変動演出とは異なる特殊な再変動演出(特殊再変動演出)が発生することがある設定とする(図25に示した演出が通常再変動演出であり、図26に示した演出が特殊再変動演出である)。
特殊再変動演出の一例として、発光部50の発光態様が表示領域911に表示される当たり組み合わせの種類に応じて経時的に変化するのではなく、所定の発光態様で継続的に発光する(表示される当たり組み合わせの種類が変化しても、発光態様が変化しない)ものとすることが考えられる。この場合、再変動演出(特殊再変動演出)の結末は、当該発光部50の発光態様に対応する種類の識別図柄80から構成される当たり組み合わせに変化するもの(事後組み合わせが発光部50の発光態様に対応したもの)となる。
上記実施形態に則していえば、特殊再変動演出(図26参照)においては、発光部50は「赤」の発光態様で継続的に発光する(図26(b)(c)参照)ものとされる。確変組み合わせが表示されている状況(図26(b)参照)においてはもちろんのこと、通常組み合わせが表示されている状況(図26(c)参照)においても「赤」の発光態様とされる。そして、事後組み合わせは、当該「赤」の発光態様に対応した確変組み合わせとされる。つまり、特殊再変動演出は、通常組み合わせ(事前組み合わせ)から、確変組み合わせ(事後組み合わせ)に変化する昇格結末(図26(d)参照)となることが確定するものとされる。
本例のようにすることで、再変動演出において、遊技者は、発光部50の発光態様が通常(通常再変動演出)とは異なるものとなっていないかに注目する遊技性が実現される。特に、本例では、特殊再変動演出時における発光部50の発光態様は、事後組み合わせに対応したものとなるため、当該発光態様に応じた組み合わせに変化するということ(昇格結末となるということ)が分かりやすい。
なお、特殊再変動演出が発生した場合、発光部50の発光態様に対応する当たり組み合わせに変化することが確定する(上記実施形態に則していえば、昇格結末となることが確定する)のではなく、このような変化が起こる蓋然性が、通常再変動演出に比して高いに留まる設定としてもよい。つまり、特殊再変動演出が発生しても、発光部50の発光態様に対応する当たり組み合わせに変化しない結末に至る可能性がある(上記実施形態に則していえば、非昇格結末となる可能性がある)設定としてもよい。
また、特殊再変動演出時における発光部50の発光態様が、いずれの当たり組み合わせに対応するものではない態様となる構成としてもよい。上記実施形態に則していえば、特殊再変動演出時には、発光部50が「虹色」(レインボー)で発光するものとする。すなわち、特殊再変動演出時には、確変組み合わせに対応する「赤」の発光態様、通常組み合わせに対応する「青」の発光態様のいずれとも異なる発光態様で発光するものとしてもよい。
〇第三具体例
上記実施形態では、各種当たり組み合わせを構成する色の系統と、発光部50の発光態様の色の系統を一致させるものであることを説明したが、このように色の系統を一致させて対応関係を示すのはあくまで一例である。当たり組み合わせの種類のそれぞれに対応した固有の発光態様が設定された構成(各種当たり組み合わせと、各種発光態様とが1:1の関係にある構成)であればよい。例えば、再変動演出にて、通常組み合わせが表示されているときには発光部50が点滅する発光態様とされ、確変組み合わせが表示されているときには発光部50の点灯し続ける発光態様とされる、といったような構成としてもよい。
〇第四具体例
上記実施形態では、再変動演出中における発光部50の制御に関するものであるが、再変動演出以外の演出にて、上記実施形態にて説明したように発光部50が制御されるものとしてもよい。再変動演出以外の演出としては、例えば以下のようなものが考えられる。
いわゆる全回転リーチ演出に適用する。全回転リーチ演出は、大当たりが確定するプレミア演出である。各種識別図柄80から構成される当たり組み合わせ(識別図柄80の三つ揃い)が順に表示されていき、最終的に最も遊技者に有利な当たり組み合わせ(例えば「7」の識別図柄80による当たり組み合わせ)が表示される。このような全回転演出にて、表示領域911に表示される(最も目立つ状態にある)当たり組み合わせの種類(識別図柄80の種類)に応じ、発光部50の発光態様が変化していくものとする。ただし、この種の全回転リーチ演出は、最終的には最も遊技者に有利な当たり組み合わせが表示されることが確定している(結末は決まっている)から、どの種類の当たり組み合わせが停止するのかを遊技者に対し「煽る」必要がない。したがって、当たり組み合わせの種類に応じて発光部50の発光態様を変化させることの意義が再変動演出に比して低いといえる。
リーチ中における図柄変動(図柄スクロール)に適用する。リーチを構成する識別図柄80(リーチ図柄80R)ではない識別図柄80(残図柄80Z)が変動している(スクロール表示されている)最中に、表示領域911に表示される残図柄80Z(表示領域911の中央に最も近い残図柄80Z)の種類に応じた発光部50の発光態様とする(図27参照)。
3)以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態にて説明した事項は、ぱちんこ遊技機特有の構成を利用した点を除いて、回胴式遊技機等その他の遊技機にも適用することが可能である。
上記実施形態にて説明した各種演出は、当否判定結果が大当たりとなる蓋然性(大当たり信頼度)を示唆するものであるが、いわゆる「小当たり」となる蓋然性を示唆するものとして用いることもできる。
上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
・手段1−1
遊技者が操作可能な第一操作手段および当該第一操作手段とは異なる第二操作手段と、結末の態様により当否判定結果を示す特別演出を実行する特別演出実行手段と、前記特別演出中に実行される演出であって、遊技者に対し前記第一操作手段の操作が促される第一操作演出を実行する操作演出実行手段と、を備え、前記特別演出の態様として、前記第一操作演出にて前記第一操作手段の操作がなされることを契機として結末に移行して当否判定結果が示される通常態様と、前記第一操作演出にて前記第一操作手段の操作がなされることを契機として結末に移行せず、遊技者に対し前記第二操作手段の操作が促される第二操作演出を経て結末に移行して当否判定結果が示される特殊態様と、が設定されていることを特徴とする。
上記遊技機の特別演出は、第一操作演出における第一操作手段の操作にて結末に移行すると見せかけて第二操作手段の操作が促される第二操作演出が発生することがあるという面白みのある演出である。
・手段1−2
前記特別演出が前記特殊態様となる場合、前記第一操作演出にて前記第一操作手段の操作がなされることを契機として前記第二操作演出が発生することを特徴とする手段1−1に記載の遊技機。
遊技者は、第一操作演出の操作を契機として結末に移行すると考えているであろうから、それを契機として第二操作演出を発生させることで、遊技者がより驚きやすい特別演出となる。
・手段1−3
前記特別演出が前記特殊態様となる場合、前記第一操作演出にて前記第一操作手段の操作がなされたことを契機として前記第二操作演出は発生せず、所定時間の経過を契機として前記第二操作演出が発生することを特徴とする手段1−1に記載の遊技機。
第一操作手段の操作を契機として即座に第二操作演出が発生するようにすると、遊技者は何が起こったか分からなくなるおそれ(第一操作演出から第二操作演出に移行する演出の流れが分かりにくくなるおそれ)がある。これを懸念するのであれば、両操作演出の間にインターバル(所定時間)を設定するとよい。
・手段1−4
前記特別演出が前記通常態様となる場合に比して、前記特殊態様となる場合の方が、当否判定結果が当たりであることが示される結末に至る蓋然性が高いことを特徴とする手段1−1から手段1−3のいずれか一項に記載の遊技機。
特殊態様の特別演出は、操作が促される操作手段の変化が生じるものであるから、通常態様よりも有利な設定とすることが好ましい。
・手段1−5
前記特別演出が前記特殊態様となる場合には、当否判定結果が当たりであることが確定することを特徴とする手段1−4に記載の遊技機。
操作が促される操作手段の変化が生じたにも拘わらず、当否判定結果がはずれとなるケースが生じることで遊技者が興醒めしてしまうことを懸念するのであれば、特殊態様の特別演出は大当たり確定とすることが好ましい。
・手段1−6
第一操作手段の操作が促される演出が発生する頻度よりも、第二操作手段の操作が促される演出が発生する頻度の方が低いことを特徴とする手段1−1から手段1−5のいずれか一項に記載の遊技機。
このような設定とすることで、第二操作手段は、第一操作手段よりも「レア」(高価値)な操作手段であることを遊技者に印象付けることができる。その結果、特殊態様の特別演出における操作が促される操作手段の変化は、遊技者にとって有利な事象であることが分かりやすくなる。
・手段2−1
表示手段に複数種の識別図柄を含む複数の識別図柄群を変動表示させ、各識別図柄群から選択されて示された識別図柄の組み合わせにより当否判定結果を報知する報知手段と、前記表示手段に表示される好機画像が所定態様に至ることを契機として当否判定結果が当たりとなる蓋然性が高まったことを示唆する好機演出を実行する演出実行手段と、を備え、前記好機画像が前記所定態様に至る可能性があることを示す煽り演出が発生したものの前記好機画像が前記所定態様に至らない場合、当該好機画像が消去されることで、当否判定結果がはずれであることを示す組み合わせを構成する前記識別図柄の少なくとも一部が現れることを特徴とする遊技機。
上記遊技機によれば、好機演出に移行しない場合の報知演出(当たりに期待がもてない報知演出)が長くなってしまうことによる遊技者の苛立ちを抑制することが可能である。
・手段2−2
複数の前記識別図柄群のうちの一部から選択された識別図柄によりリーチが構築された後、前記好機画像が前記所定態様で表示されることで前記好機演出が発生するように設定されており、前記煽り演出が発生したものの前記好機画像が前記所定態様に至らない場合、当該好機画像が消去されることで、前記リーチを構成する前記識別図柄とは異なる種類の前記識別図柄が現れて、当否判定結果がはずれである前記識別図柄の組み合わせが示されることを特徴とする手段2−1に記載の遊技機。
このようにすることで、リーチが構成された状態で煽り演出が発生することになるから、当否判定結果が当たりとなることに期待が持てる状態であることが分かりやすい。好機画像が所定態様に至らない場合であっても、即座にはずれであることが示されるから、当たりに期待した遊技者の苛立ちも抑制できる。
・手段2−3
前記煽り演出は、変位する前記好機画像が所定位置にて停止した場合には前記好機演出が発生し、当該所定位置にて停止しなかった場合には前記好機演出が発生しないものであり、前記好機画像が所定位置に停止せずに前記表示手段の表示領域外に移動したかのような表示がなされることで、当否判定結果がはずれであることを示す組み合わせを構成する前記識別図柄の少なくとも一部が現れることを特徴とする手段2−1または手段2−2に記載の遊技機。
このように、好機画像が表示領域外まで移動したかのような表示がなされるようにすることで、煽り演出にて表示された好機画像の裏にはずれ組み合わせを構成する識別図柄が潜んでいたかのような印象を遊技者に与えることができ、演出が分かりやすくなる。
・手段3−1
変動する識別図柄を当否抽選結果に応じた態様で停止させることで当否抽選結果を報知する報知手段と、前記識別図柄が変動を開始してから当否抽選結果に応じた態様で停止するまでの変動時間を決定する変動時間決定手段と、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特別遊技状態を設定することが可能な遊技状態設定手段と、を備え、前記特別遊技状態が設定された後所定条件が成立するまでの期間中において設定される最短の前記変動時間は、当該所定条件が成立した後の期間中において設定される最短の前記変動時間よりも長いことを特徴とする遊技機。
上記遊技機によれば、出玉速度が過大になるのを抑制しつつ、遊技の進行を遅く感じてしまうことによる遊技者の苛立ちを抑制することが可能となる。
・手段3−2
前記特別遊技状態は、前記通常遊技状態よりも当否抽選に当選する確率が高い状態であることを特徴とする手段3−1に記載の遊技機。
比較的早く大当たりに当選することに期待できる特別遊技状態にて遊技がテンポよく進行するようにすることが好ましい。
・手段3−3
前記特別遊技状態が開始されてから規定回連続して当否抽選結果がはずれとなることが前記所定条件の成立とされることを特徴とする手段3−1または手段3−2に記載の遊技機。
規定回連続して当否抽選結果がはずれとなるということは、特別遊技状態が開始されてからある程度の時間が経過しているということであって出玉速度が過大になるおそれが低いから、それを契機として最短の変動時間が短くなるように制御すればよい。
・手段3−4
前記特別遊技状態が開始されてからN回連続して当否抽選結果がはずれとなることが前記所定条件の成立とされており、前記Nの値は、前回の当たり遊技の種類に応じて変化しうることを特徴とする手段3−1または手段3−2に記載の遊技機。
大当たりの種類に基づき出玉速度が決まることになるから、当該大当たりの種類に応じて最短の変動時間が短くなる変化が生じるタイミング(変動回数)が変化しうる構成としてもよい。
・手段3−5
前記当たり遊技として、第一当たり遊技、および当該第一当たり遊技よりも当たり遊技にて得られる遊技者の利益の期待値が大きい第二当たり遊技が設定されており前回の当たり遊技が前記第一当たり遊技である場合の方が、前記第二当たり遊技である場合よりも、前記Nの値が小さいことを特徴とする手段3−4に記載の遊技機。
前回の当たり遊技が第一当たり遊技である場合よりも第二当たり遊技である場合の方が出玉速度が過大になりやすいから、前回の当たり遊技が第一当たり遊技である場合よりも第二当たり遊技である場合の方が最短の変動時間が短くなる変化が生じる変動回数(N)が大きくなる(最短の変動時間が短くなる変化が生じるタイミングが遅くなる)ようにするとよい。
・手段3−6
前記特別遊技状態が開始されてから所定時間経過することが所定条件の成立とされることを特徴とする手段3−1または手段3−2に記載の遊技機。
特別遊技状態が開始されてから現実の時間がある程度経過している場合には、出玉速度が過大になるおそれは低いとして、最短の変動時間が短くなる変化が生じるように制御される構成としてもよい。
・手段4−1
当否判定結果が当たりとなる場合、同じ種類の識別図柄から構成される当たり組み合わせを表示する表示手段と、ある種類の前記識別図柄から構成される前記当たり組み合わせが、別の種類の前記識別図柄から構成される前記当たり組み合わせに変化する結末に至る可能性がある演出であって、各種類の前記識別図柄から構成される前記当たり組み合わせを変動表示させていく再変動演出を実行する再変動演出実行手段と、前記再変動演出において前記表示手段に表示される前記当たり組み合わせを構成する前記識別図柄の種類に応じ、発光部の発光態様を変化させる発光制御手段と、を備えることを特徴とする遊技機。
上記遊技機の再変動演出においては、当たり組み合わせを構成する識別図柄の種類に応じて発光部の発光態様が変化するから、演出が分かりやすい。
・手段4−2
前記識別図柄は、種類に対応する色要素を有し、前記再変動演出において前記発光部は、前記表示手段に表示される前記当たり組み合わせを構成する前記識別図柄の前記色要素と同系統の色に発光することを特徴とする手段4−1に記載の遊技機。
このようにすることで、再変動演出がより分かりやすいものとなる。
・手段4−3
前記発光部の発光態様が、前記表示手段に表示される当たり組み合わせを構成する前記識別図柄の種類に応じて変化しない特殊再変動演出が発生した場合、遊技者に有利な前記当たり組み合わせに変化する結末に至ることが確定することを特徴とする手段4−1または手段4−2に記載の遊技機。
・手段4−4
前記特殊再変動演出は、前記発光部が所定の発光態様で継続的に発光するものであり、当該発光態様に対応する種類の前記識別図柄から構成される前記当たり組み合わせに変化する結末に至ることを特徴とする手段4−3に記載の遊技機。
このように、有利な結末となることが確定する特殊再変動演出が発生するようにしてもよい。
発光部の発光態様により、変化後の当たり組み合わせ(識別図柄)が示されるようにすれば、特殊再変動演出が分かりやすいものとなる。
1 遊技機
10 保留図柄
20 操作手段
21 第一操作手段
22 第二操作手段
30 好機画像
50 発光部
80 識別図柄
91 表示装置
911 表示領域

Claims (4)

  1. 当否判定結果が当たりとなる場合、同じ種類の識別図柄から構成される当たり組み合わせを表示する表示手段と、
    ある種類の前記識別図柄から構成される前記当たり組み合わせが、別の種類の前記識別図柄から構成される前記当たり組み合わせに変化する結末に至る可能性がある演出であって、各種類の前記識別図柄から構成される前記当たり組み合わせを変動表示させていく再変動演出を実行する再変動演出実行手段と、
    前記再変動演出において前記表示手段に表示される前記当たり組み合わせを構成する前記識別図柄の種類に応じ、発光部の発光態様を変化させる発光制御手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記識別図柄は、種類に対応する色要素を有し、
    前記再変動演出において前記発光部は、前記表示手段に表示される前記当たり組み合わせを構成する前記識別図柄の前記色要素と同系統の色に発光することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記発光部の発光態様が、前記表示手段に表示される当たり組み合わせを構成する前記識別図柄の種類に応じて変化しない特殊再変動演出が発生した場合、遊技者に有利な前記当たり組み合わせに変化する結末に至ることが確定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記特殊再変動演出は、前記発光部が所定の発光態様で継続的に発光するものであり、当該発光態様に対応する種類の前記識別図柄から構成される前記当たり組み合わせに変化する結末に至ることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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