JP2020078511A - 電気掃除機及びその延長管 - Google Patents

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Abstract

【課題】伸縮どちらの動きも操作しやすい電気掃除機の延長管及びこれを備えた電気掃除機を提供する。【解決手段】延長管8は、係止溝27と、係止片28と、付勢部材40と、スライド部材29と、を備える。係止溝27は、内管15と外管16とのいずれか一方に長さ方向に複数設けられる。係止片28は、内管15と外管16とのいずれか他方に設けられる。係止片28は、係止溝27と係合する係止位置と、係止溝27との係合が解除される解除位置と、をとるように移動可能である。付勢部材40は、係止片28を係止位置の方向に付勢する。スライド部材29は、内管15及び外管16の長さ方向に沿って両方向にスライド可能である。スライド部材29は、係止片28を係止位置とするスライド方向の中立位置に対しいずれの方向にスライドした状態でもそれぞれ係止片28を解除位置に移動させる。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、内管と外管との二重筒構造により伸縮自在の電気掃除機の延長管及びこれを備えた電気掃除機に関する。
従来、電気掃除機の延長管として、外管と内管との二重筒構造で伸縮可能なものが広く知られている。このような延長管は、管の側面を押す方向に設けられた押しボタンを操作することで外管と内管との係合が解除され、伸縮操作可能となる構造が一般的である。これに対して、スライドレバーのスライド操作によって外管と内管との係合が解除されるような構造も提案されている。すなわち、延長管の長さ方向に沿ってスライドレバーをスライド操作可能とし、スライドレバーを一方向にスライドさせると外管と内管との係合が解除されて伸縮可能となり、逆方向にスライドさせると外管と内管とが再び係合されて伸縮が固定されるという構造である。
しかしながら、上記のように延長管の長さ方向に沿ってスライド可能なスライドレバーによって外管と内管との係合とその解除を操作するようにすると、例えば延長管を伸ばすときには係合の解除方向にスライドレバーを動かしやすくても、延長管を縮めるときには係合の解除方向にスライドレバーを動かしにくいというように、係合解除のためのスライドレバーのスライド操作方向と延長管の伸縮いずれか一方の動作方向とが逆となり、操作しにくくなってしまうという問題が生じていた。
特開2006−167340号公報
本発明が解決しようとする課題は、伸縮どちらの動きも操作しやすい電気掃除機の延長管及びこれを備えた電気掃除機を提供することである。
実施形態の電気掃除機の延長管は、内管と外管との二重筒構造により伸縮自在の電気掃除機の延長管である。延長管は、係止溝と、係止片と、付勢部材と、スライド部材と、を備える。係止溝は、内管と外管とのいずれか一方に長さ方向に複数設けられる。係止片は、内管と外管とのいずれか他方に設けられる。また、係止片は、係止溝と係合する係止位置と、係止溝との係合が解除される解除位置と、をとるように移動可能である。付勢部材は、係止片を係止位置の方向に付勢する。スライド部材は、内管及び外管の長さ方向に沿って両方向にスライド可能である。また、スライド部材は、係止片を係止位置とするスライド方向の中立位置に対しいずれの方向にスライドした状態でもそれぞれ係止片を解除位置に移動させる。
一実施形態の電気掃除機の延長管の伸縮のロック状態を示す断面図である。 同上延長管の伸張作業時の動作を示す断面図である。 同上延長管の収縮作業時の動作を示す断面図である。 (a)は同上延長管の一部を見式的に示す平面図、(b)は(a)のI−I断面図である。 同上延長管を備える電気掃除機を示す斜視図である。
以下、一実施形態について、図面を参照して説明する。
図5において、1は電気掃除機である。電気掃除機1は、本実施形態において、使用者が床面上を走行させて移動させ、床面上の塵埃を掃除するキャニスタ型の電気掃除機を例に挙げて説明するが、使用者が把持操作して床面上の塵埃を掃除するスティック型の電気掃除機でもよい。
電気掃除機1は、掃除機本体2を備えている。掃除機本体2には、吸引源となる電動送風機3、電動送風機3を制御する制御部、及び、これら電動送風機3や制御部に電源を供給する電源部等が収容されている。電源部としては、例えば外部電源を取るためのコードリール装置、あるいは二次電池等が用いられる。また、掃除機本体2には、塵埃を集積する集塵部4が設けられている。集塵部4には、吸込口5が連通する。吸込口5には、集塵部4を介して電動送風機3の負圧が作用する。また、吸込口5には、風路体6が着脱可能に接続される。風路体6は、吸込口5に連通する吸込風路を形成する。風路体6は、本実施形態では、ホース体7、延長管8、及び、吸込口体9を備えている。また、電気掃除機1は、使用者が把持操作する操作部10を備えている。操作部10には、電気掃除機1の起動及び停止を設定する設定手段11が配置されている。キャニスタ型の電気掃除機1の場合、操作部10及び設定手段11は、風路体6に形成されているが、スティック型の電気掃除機1の場合、操作部10及び設定手段11は、掃除機本体2等に形成される。なお、風路体6は、電気掃除機1がスティック型である場合、ホース体7を備えず、吸込口5に延長管8が直接接続される構成としてよい。
そして、延長管8は、内管15と外管16とを備える二重管構造の伸縮自在の伸縮延長管である。つまり、内管15と外管16とは、それぞれ長尺に形成され、外管16の一端部に内管15の他端部が内挿されて、内管15を外管16の一端部から長さ方向にスライドさせることで進退させて延長管8が伸縮されるようになっている。そして、延長管8は、内管15を外管16の一端部に対して最大に進出させた最長の伸張状態と、内管15を外管16の一端部に対して最大に収納させた最短の収縮状態との間で伸縮可能となっている。内管15は、延長管8の収縮ストッパとなるストッパ部18を挟み、外管16に内挿可能な内挿部19と、外管16に内挿されずに常時外管16の外側に位置する接続部20とを備えている。なお、本実施形態では、内管15が吸込風路の上流側、外管16が吸込風路の下流側となっているため、内管15の接続部20は上流側の部材である吸込口体9と接続されるが、これに限られず、内管15が下流側、外管16が上流側でもよい。この場合、接続部20は下流側の部材、例えばホース体7又は掃除機本体2と接続される。
また、外管16と内管15との間の隙間は、図1に示すように、シール部材21により閉塞されて空気漏れが生じないようになっている。
そして、延長管8には、伸縮させた長さを保持及び保持の解除を操作する伸縮操作部25が設けられている。伸縮操作部25は、内管15と外管16とのいずれか一方に形成される係止溝27と、内管15と外管16とのいずれか他方に配置される係止片28と、係止片28を動作させるスライドカバーであるスライド部材29と、を備えている。
係止溝27は、本実施形態において、内管15の内挿部19に凹設されている。係止溝27は、内管15の長さ方向に互いに離れて複数配置されている。図示される例では、係止溝27は3つ形成されているが、これに限られず、2つ又は4つ以上形成されていてもよい。
係止片28は、本実施形態において、外管16に配置されている。係止片28は、係止溝27と係合する図1に示す係止位置と、係止溝27との係合が解除される図2及び図3に示す解除位置と、をとるように移動可能に設けられている。本実施形態の係止片28は、係止位置と解除位置とをとるように外管16に回動可能に支持されている。係止片28を支持する回動軸31は、外管16の外面部に支持される軸体である。
係止片28には、係止溝27に対し挿脱される突出部33が形成されている。突出部33は、回動軸31に対して係止片28の一端部側に配置されている。突出部33は、本実施形態において、外管16に開口された孔部34から外管16の内部に進出可能となっている。
また、係止片28には、スライド部材29から力を受ける第一受動部である第一受動面35と、第二受動部である第二受動面36と、が形成されている。第一受動面35は、回動軸31に対して係止片28の他端部側に配置され、スライド部材29と接触可能となっている。第一受動面35は、係止片28の回動方向に対し交差する方向に沿って延びている。また、第一受動面35は、係止片28の回動方向に対し交差する方向から回動方向に沿うように徐々に傾斜して形成され、摺動部である摺動面38と連なっている。摺動面38は、スライド部材29と摺接可能な部分であり、第一受動面35から第二受動面36側に向かって係止片28の回動方向に沿って延びている。また、第二受動面36は、回転軸31に対して係止片28の一端部側に配置され、スライド部材29と接触可能となっている。第二受動面36は、係止片28の回動方向に対し交差する方向に沿って延びている。
さらに、係止片28は、係止位置の方向に付勢部材40により付勢されている。付勢部材40は、本実施形態ではコイルばねが用いられるが、例えばトーションばね等でもよい。付勢部材40は、本実施形態において、外管16と係止片28との間に介在され、係止片28を一方向、例えば図1ないし図3において半時計周りの方向に回転させるように付勢している。なお、以下、「時計回り」、「反時計回り」の用語は、図1ないし図3におけるものとする。
スライド部材29は、延長管8の外部に露出し、使用者がスライド操作可能な部材である。本実施形態のスライド部材29は、延長管8の伸縮操作時に、内管15と外管16とのうち、このスライド部材29が設けられている方、本実施形態では外管16を使用者が把持する把持部である。スライド部材29は、内管15及び外管16の長さ方向に沿って一方向と他方向との両方向にスライド可能となっている。本実施形態において、スライド部材29のスライド方向の一方向とは、延長管8を伸張させる方向、すなわち外管16から内管15を突出させる方向である図2に示す矢印D1方向をいい、スライド方向の他方向とは、延長管8を収縮させる方向、すなわち外管16に対し内管15を挿入する方向である図3に示す矢印D2方向をいうものとする。そして、スライド部材29は、係止片28を係止位置とするスライド方向の中立位置、すなわち図1に示す位置に向かいスライド付勢部材41により付勢されている。スライド付勢部材41は、本実施形態ではコイルばねが用いられる。スライド付勢部材41は、本実施形態において、外管16とスライド部材29との間に介在され、長さ方向に沿って配置されている。以下、スライド部材29の各部の位置は、中立位置を基準として説明する。
スライド部材29は、スライド部材本体部42を備えている。スライド部材本体部42は、本実施形態では、外管16の周方向において、使用者が握って延長管8の伸縮ができる程度の大きさを有している。スライド部材本体部42の表面である外面には、凸部43が形成されている。凸部43は、スライド部材29をスライド操作する際の滑り止めとなるものである。凸部43は、スライド部材29のスライド方向と交差する方向に沿って複数形成されている。なお、凸部43は、例えばスライド部材本体部42から大きく突出させて使用者が脚や腕により操作可能に形成されていてもよい。また、凸部43は、スライド部材本体部42に対し着脱可能に形成されていてもよく、こうすれば、凸部43を大きく突出させて指先を使うことなく脚や腕でも延長管8の伸縮操作を可能としつつ、凸部43を取り外すことで掃除するときに凸部43が邪魔にならないようにすることができる。
また、スライド部材29は、第一伝動部である第一突起45を備えている。第一突起45は、スライド部材29が中立位置に対し一方向にスライドした状態で係止片28を係止位置から解除位置に移動させる力を伝えるものである。本実施形態において、第一突起45は、係止片28の第一受動面35に対して当接することで係止片28を回動させるようになっている。第一突起45は、スライド部材本体部42の背面である内面に突設されている。第一突起45は、係止片28の第一受動面35とスライド方向の一方向に対向している。また、第一突起45は、第一接触面47と、第二接触面48と、を備える。第一接触面47は、スライド部材29を一方向にスライドさせた状態で第一受動面35に対し最初に接触する部分である。第一接触面47は、本実施形態において、外管16に向かって延長管8の径方向に沿って延びている。また、第二接触面48は、スライド部材29を一方向にスライドさせた状態で第一受動面35に対し第一接触面47に続いて接触する部分である。第二接触面48は、本実施形態において、第一接触面47と連なって形成され、第一接触面47から係止片28に対して離れる方向に向かい、外管16側へと傾斜して形成されている。
さらに、スライド部材29は、ロック部である第二突起50を備えている。第二突起50は、第一突起45に対し、スライド部材29のスライド方向の一方向に離れて位置している。また、第二突起50は、スライド部材本体部42の背面である内面に突設されている。第二突起50は、係止位置にある係止片28と接触して係止片28の移動を規制するようになっている。本実施形態において、第二突起50は、先端部の規制面52が、係止片28に突設された当接部53と当接することで、係止片28を係止位置に規制するようになっている。当接部53は、係止片28において、突出部33の背面側に突設されている。また、当接部53は、スライド部材29のスライド方向に狭い幅で形成されている。さらに、当接部53に対し、スライド部材29のスライド方向の一方向側には、係止片28の構造部分が形成されておらず、かつ、当接部53は、第二受動面36に対して離れて位置し、係止片28の当接部53と第二受動面36との間に、スライド部材29が中立位置から他方向にスライドした状態で第二突起50と係止片28との干渉を回避する逃げ部54が形成されている。このため、第二突起50は、スライド部材29が中立位置に対し一方向及び他方向のいずれの方向にスライド移動しても係止片28と接触しない位置に退避するようになっている。
また、第二突起50には、第二伝動部である伝動面56が形成されている。伝動面56は、スライド部材29が中立位置に対し他方向にスライドした状態で係止片28を係止位置から解除位置に移動させる力を伝えるものである。本実施形態において、伝動面56は、係止片28の第二受動面36に対して当接することで係止片28を回動させるようになっている。伝動面56は、係止片28の第二受動面36とスライド方向の他方向に対向している。
さらに、スライド部材29は、内管15と外管16とのいずれか他方、本実施形態では外管16に、図4(a)及び図4(b)に示すように、スライド部材29を保持するための保持部60を備えている。保持部60は、スライド部材本体部42の背面である内面に突設されている。保持部60は、外管16に形成された受け部61に先端部が挿入される。保持部60には、スライド部材29のスライド方向に沿って長穴状のガイド溝62が形成され、ガイド溝62には、外管16の受け部61に形成された爪部63がスライド部材29のスライド方向にスライド可能に挿入されている。保持部60及び受け部61は、例えば外管16の孔部34を挟む位置にそれぞれ配置されている。また、保持部60及び受け部61は、スライド部材29のスライド方向に複数設定されていてもよい。
また、スライド部材29には、内管15と外管16とのいずれか他方、本実施形態では外管16に対して突き当てられる突き当て部を備えている。突き当て部は、スライド部材29を一方向及び他方向に最大にスライドさせた位置で外管16に対して突き当てられて、スライド部材29を一方向又は他方向にスライドさせる力を、外管16を引っ張る又は押し込む力に変換する部分である。突き当て部としては、例えばガイド溝62の爪部63にスライド方向に対向する面や、保持部60の受け部61にスライド方向に対向する面等の、スライド部材29の構造の一部を利用してもよいし、これらの構造とは別途、専用に形成されていてもよい。
次に、一実施形態の動作を説明する。
電気掃除機1による掃除の際には、吸込口5に風路体6を接続し、使用者は操作部10を把持して設定手段11により電動送風機3を動作させる。そして、吸込口体9等を床面等の被掃除面に沿って移動させながら、電動送風機3の駆動により生じた負圧を利用して、風路体6から吸込口5を介して塵埃を空気とともに集塵部4へと吸い込む。集塵部4では、含塵空気から塵埃を分離して捕集する。集塵部4で塵埃が分離された空気は、集塵部4から排出され、電動送風機3に吸い込まれる。電動送風機3に吸い込まれた空気は、電動送風機3を冷却した後、排気口から掃除機本体2の外部に排気される。
このような掃除の際、延長管8は、使用者の身長や手の長さ、掃除場所の高さや広さ等に応じて、適宜の長さに収縮させて使用すればよい。一方、電気掃除機1を片付ける際には、延長管8を最短の収縮状態とすることで省スペース化可能となる。
延長管8は、図1に示すように、伸縮操作部25の係止片28が、突出部33が孔部34から進出して係止溝27のいずれかに挿入された係止位置となっていることによって、長さが固定された状態に保持されている。係止片28は、付勢手段40により係止位置に付勢されるとともに、当接部53が第二突起50の規制面52と接触して、係止位置に維持される。
この保持状態から延長管8を伸張させる際、使用者は、一方の手でスライド部材29の位置で外管16を把持し、もう一方の手で内管15を把持して、内管15と外管16とを長さ方向に互いに引っ張る。すると、この引っ張り動作により、図2に示すように、スライド部材29が中立位置から一方向にスライドすることで、第二突起50の規制面52が当接部53に対して一方向にずれて係止片28の規制が解除されるとともに、第一突起45の第一接触面47が係止片28の第一受動面35と接触することにより、スライド部材29から係止片28へと移動する力が伝えられ、スライド部材29のスライドに伴って、第一受動面35の傾斜に従いスライド部材29のスライド動作が係止片28の回動動作へと変換されて係止片28が付勢部材40の付勢に抗して時計回り方向に回動する。このため、係合片28が、突出部33が係止溝27から内管15の外側に退避した解除位置となり、係止片28と係止溝27との係合が解除される。第一突起45は、スライド部材29の一方向への更なるスライドにより第二接触面48が係止片28の第一受動面35と接触するとともに摺動面38に沿って摺動することで、係止片28を回動させた状態を維持する。一方向に最大にスライドしたスライド部材29は、突き当て部により外管16に突き当たることで、スライド部材29を一方向にスライドさせる力は、そのまま外管16を引っ張る力となり、延長管8が使用者の引っ張りに伴い伸張される。係止溝27と孔部34とが内管15及び外管16の長さ方向に一致する位置となった状態で、使用者が引っ張り動作を止めると、スライド付勢部材41の付勢によりスライド部材29が中立位置に復帰するに従い、係止片28も付勢部材40の付勢に伴い反時計回り方向に回動し、突出部33が孔部34から進出して係止溝27に挿入された係止位置となるとともに、第二突起50の規制面52が当接部53に対して当接し、係止片28を係止位置に規制する。これにより、係止片28が係止位置に維持され、延長管8の長さが伸張させた状態で保持される。
一方、保持状態から延長管8を収縮させる際、使用者は、一方の手でスライド部材29の位置で外管16を把持し、もう一方の手で内管15を把持して、内管15と外管16とを長さ方向に互いに押し込む。すると、この押し込み動作により、図3に示すように、スライド部材29が中立位置から伸張の際とは反対方向の他方向にスライドすることで、第二突起50の規制面52が当接部53に対して他方向にずれて逃げ部54へと逃げ、係止片28の規制が解除されるとともに、第二突起50の伝動面56が係止片28の第二受動面36と接触することにより、スライド部材29から係止片28へと移動する力が伝えられ、スライド部材29のスライドに伴って、スライド部材29のスライド動作が係止片28の回動動作へと変換されて係止片28が付勢部材40の付勢に抗して時計回り方向に回動する。このため、係止片28が、突出部33が係止溝27から内管15の外側に退避した解除位置となり、係止片28と係止溝27との係合が解除される。他方向に最大にスライドしたスライド部材29は、突き当て部により外管16に突き当たることで、スライド部材29を他方向にスライドさせる力は、そのまま外管16を押し込む力となり、延長管8が使用者の押し込みに伴い収縮される。係止溝27と孔部34とが内管15及び外管16の長さ方向に一致する位置となった状態で、使用者が押し込み動作を止めると、スライド付勢部材41の付勢によりスライド部材29が中立位置に復帰するに従い、係止片28も付勢部材40の付勢に伴い反時計回り方向に回動し、突出部33が孔部34から進出して係止溝27に挿入された係止位置となるとともに、第二突起50の規制面52が当接部53に対して当接し、係止片28を係止位置に規制する。これにより、係止片28が係止位置に維持され、延長管8の長さが収縮させた状態で保持される。
なお、延長管8は、好ましくは電動送風機3を停止させた状態で伸縮されるが、本実施形態の場合には、電動送風機3の動作状態であっても伸縮可能である。
このように、付勢部材40により係止位置に保持された係止片28に対し、スライド部材29を中立位置に対しいずれの方向にスライドさせた状態でもそれぞれ係止片28を解除位置に移動させることができるので、延長管8を伸張させるときと延長管8を収縮させるときとのそれぞれにおいて、延長管8の伸縮方向とスライド部材29のスライド方向とを一致させることができる。そのため、延長管8の伸縮どちらの動きでも操作がしやすくなる。
スライド部材29に第一伝動部である第一突起45と第二伝動部である伝動面56とを設け、係止片28に第一受動面35と第二受動面36とを設けて、第一突起45と第一受動面35との接触と、伝動面56と第二受動面36との接触と、のいずれによっても係止片28が係止位置から解除位置へと移動する形状とすることで、スライド部材29の中立位置から両方向へのスライド操作により係止片28を係止位置から解除位置へと容易に移動させることができる。
スライド部材29を中立位置に向かいスライド付勢部材41で付勢することにより、使用者がスライド部材29から手を離すと、スライド部材29がスライド付勢部材41の付勢によって中立位置に自動的に復帰するため、使用者が延長管8の伸縮を終了する際に、スライド部材29を中立位置に復帰させる動作が不要であり、操作性が良好である。
係止片28が回動により係止位置と解除位置とをとるように移動可能であるため、係止片28の動作範囲が回動軸31を中心とする所定の範囲内に収まり、係止片28を省スペースで配置可能になる。
第二突起50が、係止位置にある係止片28と接触して係止片28の移動を規制することで、係止片28が使用者の不所望のタイミングで係止位置から容易に解除位置へと移動しにくくなるとともに、延長管8を伸縮させる際にスライド部材29が中立位置に対しいずれの方向にスライド移動しても第二突起50が係止片28と接触しない位置に退避することで、係止位置から解除位置への係止片28の移動を妨げることがない。
スライド部材29を、内管15と外管16とのうち、スライド部材29が設けられている方の伸縮操作時の把持部とすることで、使用者はスライド部材29により内管15又は外管16を一方の手で把持した状態で、外管16又は内管15を他方の手で把持して長さ方向に引っ張る又は押し込むと、この引っ張り又は押し込み動作によってスライド部材29がスライドして係止片28が解除位置に移動することにより、延長管8が伸張又は収縮される。すなわち、使用者は、内管15と外管16とを把持して単に引っ張ったり押し込んだりするだけで、スライド部材29をスライドさせるための別途の操作を要することなく延長管8を容易に伸張又は収縮させることができる。したがって、延長管8の伸縮どちらであっても使用者は感覚的な操作が可能となり、操作性が良好である。
そして、上記の延長管8を備えることで、電気掃除機1は、延長管8を伸縮させることで、使用者の身長、掃除場所の形状や広さ等に適した使用形態で使用できるとともに、収納時には例えば延長管8を収縮状態としてコンパクトに片付けておくことができる。
なお、上記一実施形態において、第一伝動部と第二伝動部とを、第一突起45と第二突起50の伝動面56とに分けたが、同一の突起に第一伝動部となる第一伝動面と第二伝動部となる第二伝動面とを形成するようにしてもよい。
また、ロック部は、スライド部材29が中立位置にある状態で、係止位置にある係止片28と接触して係止片28の移動を規制するとともに、スライド部材29が中立位置に対して一方向及び他方向にスライド移動しても係止片28と接触しない位置に退避すれば、スライド部材29と一体に設けられている必要はない。
さらに、スライド部材29及び係止片28を内管15に設け、係止溝27を外管16に設ける構成としてもよい。この場合、スライド部材29を延長管8の外部に使用者により操作可能に露出させるために、スライド部材29を露出させる長穴等の開口部を外管16に形成することで、上記の一実施形態と同様に構成することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 電気掃除機
8 延長管
15 内管
16 外管
27 係止溝
28 係止片
29 スライド部材
35 第一受動部である第一受動面
36 第二受動部である第二受動面
40 付勢部材
41 スライド付勢部材
45 第一伝動部である第一突起
50 ロック部である第二突起
56 第二伝動部である伝動面

Claims (7)

  1. 内管と外管との二重筒構造により伸縮自在の電気掃除機の延長管であって、
    前記内管と前記外管とのいずれか一方に長さ方向に複数設けられた係止溝と、
    前記内管と前記外管とのいずれか他方に設けられ、前記係止溝と係合する係止位置と、前記係止溝との係合が解除される解除位置と、をとるように移動可能な係止片と、
    前記係止片を係止位置の方向に付勢する付勢部材と、
    前記内管及び前記外管の長さ方向に沿って両方向にスライド可能なスライド部材と、を備え、
    前記スライド部材は、前記係止片を前記係止位置とするスライド方向の中立位置に対しいずれの方向にスライドした状態でもそれぞれ前記係止片を前記解除位置に移動させる
    ことを特徴とする電気掃除機の延長管。
  2. 前記スライド部材は、前記中立位置に対し一方向にスライドした状態で前記係止片に移動する力を伝える第一伝動部と、前記中立位置に対し他方向にスライドした状態で前記係止片に移動する力を伝える第二伝動部と、を有し、
    前記係止片は、前記第一伝動部と接触可能に設けられた第一受動部と、前記第二伝動部と接触可能に設けられた第二受動部と、を有し、前記第一受動部と前記第一伝動部との接触と、前記第二受動部と前記第二伝動部との接触と、のいずれによっても前記係止位置から前記解除位置へと移動する形状で設けられる
    ことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機の延長管。
  3. 前記スライド部材を前記中立位置に向かい付勢するスライド付勢部材を備える
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の電気掃除機の延長管。
  4. 前記係止片は、回動により前記係止位置と前記解除位置とをとるように移動可能に設けられた
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の電気掃除機の延長管。
  5. 前記係止位置にある前記係止片と接触して前記係止片の移動を規制するとともに、前記スライド部材が前記中立位置に対しいずれの方向にスライド移動しても前記係止片と接触しない位置に退避するように設けられたロック部を備える
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載の電気掃除機の延長管。
  6. 前記スライド部材は、前記内管と前記外管とのうち、前記スライド部材が設けられている方の伸縮操作時の把持部である
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか一記載の電気掃除機の延長管。
  7. 請求項1ないし6いずれか一記載の延長管を備える
    ことを特徴とする電気掃除機。
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