JP2020078387A - 高粘度経腸栄養剤の吸引アダプター - Google Patents

高粘度経腸栄養剤の吸引アダプター Download PDF

Info

Publication number
JP2020078387A
JP2020078387A JP2018212140A JP2018212140A JP2020078387A JP 2020078387 A JP2020078387 A JP 2020078387A JP 2018212140 A JP2018212140 A JP 2018212140A JP 2018212140 A JP2018212140 A JP 2018212140A JP 2020078387 A JP2020078387 A JP 2020078387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
syringe
suction
adapter
suction adapter
viscosity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018212140A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6526897B1 (ja
Inventor
昌樹 松本
Masaki Matsumoto
昌樹 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2018212140A priority Critical patent/JP6526897B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6526897B1 publication Critical patent/JP6526897B1/ja
Priority to PCT/JP2019/042738 priority patent/WO2020100605A1/ja
Priority to JP2020556013A priority patent/JPWO2020100605A1/ja
Priority to US17/293,094 priority patent/US20210393878A1/en
Priority to EP19885074.5A priority patent/EP3882163A4/en
Priority to CN201980073827.6A priority patent/CN112969641B/zh
Publication of JP2020078387A publication Critical patent/JP2020078387A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J15/00Feeding-tubes for therapeutic purposes
    • A61J15/0026Parts, details or accessories for feeding-tubes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/1782Devices aiding filling of syringes in situ
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J15/00Feeding-tubes for therapeutic purposes
    • A61J15/0015Gastrostomy feeding-tubes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M2005/3114Filling or refilling
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2202/00Special media to be introduced, removed or treated
    • A61M2202/04Liquids
    • A61M2202/0468Liquids non-physiological
    • A61M2202/0482Enteral feeding product

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

【課題】皿に盛り付けられた高粘度経腸栄養剤を空気を取り込まずに胃瘻カテーテル用シリンジへ吸入できる経済的な吸引アダプターを提供する。【解決手段】高齢者の多い近年は、胃瘻カテーテル1で食事を採る人が増えているが、皿30に盛り付けられたミキサー食など高粘度経腸栄養剤は、シリンジ10への吸入が空気が取り込まれて困難である。本発明の吸引アダプター20は、お椀状の吸入パッド21の中央に、シリンジ10の筒先13が嵌合する連結口22bを上端に備えた吸入筒22が固設されている。この吸入筒22は、吸入口22a側が小径でシリンジ連結口22b側へ漸次径が大きくなるように形成されている。【選択図】図7

Description

本発明はミキサー食など高粘度経腸栄養剤を胃瘻へ注入するため、シリンジへの吸入に使用する装置に関するものである。
摂食障害のある小児に、胃瘻カテーテルを介して、栄養剤を投与することが行われており、近年は自然食をミキサーにかけた、所謂ミキサー食など、高粘度経腸栄養剤の投与も行われている(例えば、特許文献1)。また、高齢者人口が急増している近年では、認知症や脳卒中後遺症など慢性疾患患者が増えており、嚥下障害や誤嚥性肺炎などを患っている人も増えており、胃瘻カテーテルの使用が増加している。
高粘度経腸栄養剤は、短時間で栄養を投与でき、また、胃本来の機能を活用できるメリットが大きい。
胃瘻カテーテルは、幾つかの種類があるが、一例は、図1に示すように、体内に置かれるバルーン2と、バルーン2が奥に行かないようにする固定板3と、チューブ4と、食物などの供給口であるファネル5と、その蓋であるファネルストッパー6と、バルーン2に水を供給するためのバルブ7とから構成されている。そして、経腸栄養剤を投与する場合は、図2に示すシリンジ10に経腸栄養剤を充填させ、胃瘻カテーテル1のファネル5に接続し、押子12でシリンジ10内の経腸栄養剤を胃瘻へ押し出すことによっている。
なお、図2において、11は外筒、13は筒先、14はフランジ、15はシール材である。
特開2010-065013号
シリンジ10は経腸栄養剤が低粘度である場合は、押子12を引き上げることによりスムーズに外筒11内に吸入できるが、ミキサー食などある程度以上の粘度の場合は、吸入時に空気が取り込まれて十分に充填されず困難である。そこで、通常は、シリンジ10の外筒11から押子12を引き抜いて、外筒11のフランジ14側からスプーンでミキサー食を何回か掬って入れている。
しかし、このようなやり方は面倒である上、フランジ14の周辺にミキサー食が付着し、これが、垂れ落ちないように毎回拭き取らねばならないという問題がある。
本発明はこのような点に鑑み、ミキサー食など高粘度経腸栄養剤を簡便に胃瘻カテーテル用シリンジへ吸入できる経済的な吸引アダプターを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明の高粘度経腸栄養剤の吸引アダプターは、次のように構成した。すなわち、シリンジに高粘度経腸栄養剤を吸入するためのアダプターであって、弾性体であるお椀状の吸入パッドの中央に、シリンジの筒先が嵌合する連結口を上端に備えた吸入筒が固設されたことを特徴としている。
この吸引アダプターは、胃瘻に高粘度経腸栄養剤を投与するため、容器に入れた高粘度経腸栄養剤を胃瘻カテーテル用シリンジへ簡便に吸入するための補助具で、吸入パッドを上から高粘度経腸栄養剤へ密着させ、シリンジの押子を引き上げることにより、該高粘度経腸栄養剤を取り込むようにしたものである。
吸入パッドは、高粘度経腸栄養剤に密着するように合成樹脂製や合成ゴム製などの弾性体であることが望ましい。また、吸入パッドの大きさは、特に限定しない。容器の大きさや、高粘度経腸栄養剤の性状から、適宜なものを選定すればよい。また、吸入パッドは、吸入筒と一体に成形したものでもよいし、別体にして、吸入筒に固着したもの、または、適宜脱着できるようにしたものでもよい。
吸入筒の内部は高粘度経腸栄養剤が通る空洞であり、下端に吸入口が、上端にシリンジが嵌合する連結口が設けられている。長さは特に限定しない。シリンジとの脱着のし易さを考えて決めればよい。高粘度経腸栄養剤は、請求項2に記載のように、吸入筒の吸入口側が小径でシリンジ連結口側へ漸次大きくなるように形成されたものを使用すれば、高粘度経腸栄養剤は速やかにシリンジへ流入する。
シリンジに高粘度経腸栄養剤が充填されたときは、シリンジを吸引アダプターから取り外して、胃瘻用カテーテルのファネルへ接続すればよい。シリンジを吸引アダプターから取り外せば、吸入筒から外気が流入するので、吸入パッドを容器から容易に離すことができる。吸入量が少ない場合など、シリンジが吸引アダプターに接続された状態のまま、容器から引き離すことが必要な場合には、請求項3に記載のように、吸入パッドの外周部に引手が固設されたものを使用するとよい。吸入パッドは容器に強力に吸着しているので、引手の掴む部分は、手に力が入りやすい形状にするとよい。
本発明の高粘度経腸栄養剤の吸引アダプターは、シリンジに簡便に脱着でき、空気がシリンジに流入しないので高粘度経腸栄養剤をシリンジへ確実に吸入でき、しかも、構造が簡素で動力を必要としないので、簡単に誰でも使用でき、故障することもない。
胃瘻用カテーテルの一例の説明図である。 シリンジの全体を示す正面図である。 吸引アダプターの実施の形態を示す全体斜視図である。 同、図3のA−A断面図である。 同、吸入パッドの他の実施例を示す正面図である。 同、引手の実施例を示す斜視図である。 同、吸引アダプターの使用状態を示す正面断面図である。
本発明のシリンジへの吸引アダプターの実施の形態を、図3および図4に基づいて説明する。
図3は、本発明の吸引アダプター20の実施の形態を示す斜視図で、図4は、図3のA−A断面図である。
吸引アダプター20は、合成樹脂(例えば、ポリ塩化ビニル)製で、先端に弾性体の吸入パッド21が固設され、その中心部に吸入筒22が固着されている。吸入筒22の中央部には連通する孔が形成されており、吸入パッド21側には吸入口22aが、他端側にはシリンジ10の筒先13が嵌入連結される連結口22bが設けられている。この連通する孔は、吸入口22aからシリンジ連結口22bへ、漸次径が大きくなるように形成されている。
次に、このように構成された吸引アダプター20の使い方を説明する。
例えば、高粘度経腸栄養剤であるミキサー食を胃瘻へ投与する場合は、まず、ミキサーから皿などの容器へ、ミキサー食を直接流し込むかスプーンなどで取り出す。
次に、図7に示すように、吸引アダプター20の吸入筒22の上端である連結口22bに、シリンジ10の筒先13を挿入連結する。そして、シリンジ10の押子12を外筒11の底まで押込み、吸入パッド21を下側にして、ほぼ、垂直に持って、容器30上のミキサー食35に対して、上面から軽く押し付ける。
この状態で、シリンジ10の押子12を引き上げると、ミキサー食35が吸引されてシリンジ10の押子12を引き上げた空間に吸入される。
次に、シリンジ10の筒先13を吸引アダプター20の連結口22bから外し、図1に示す胃瘻カテーテル1のファネル5にシリンジ10の筒先13を挿入連結し、押子12を押込んで、ミキサー食35を胃瘻へ送り込む。なお、シリンジ10が取り外された吸引アダプター20は、吸入筒22から外気が流入するので、容器30から簡単に離すことができる。
引き続き、ミキサー食35を胃瘻へ送り込むには、シリンジ10をファネル5から外し、吸引アダプター20に付け替えて、上記と同じ作業を繰り返せばよい。
次に、吸引アダプター20の別の実施の形態を図5に基いて説明する。
図5は、吸引アダプターの種々の実施の形態を示すもので、吸引アダプター20Aは、吸引パッドの径が大きなものを示し、吸引アダプター20Bは、吸引パッドの径の小さいものを示している。また、吸引アダプター20Cは、吸入筒が長いものを示している。
どれを使用するかは、高粘度経腸栄養剤の性状や、使用する容器などによって、決めればよい。
次に、請求項3に記載の実施の形態について図6に基いて説明する。
吸引アダプター20は、シリンジ10を連結して高粘度経腸栄養剤を吸入した状態では、吸入パッド21が容器30に吸着しており、吸入パッド21を容器30から引き離すことはできない。図6に示す吸引アダプターは、このような場合に容器から引き離せるように、引手23を吸入パッド21の外周部に固設したものである。
引手23としては、図6(a)〜(c)に示すように、種々のものが考えられる。(a)は、吸入パッド21の外周部に立設した棒状で上端に指がかかる凸状の掴み部が形成されたもの、また、(b)は、上端にリング状の持手を付設したもの、(c)は上端をフック状にしたものである。
このような引手を備えた吸引アダプター20Hを使用すれば、例えば、シリンジ10にあるミキサー食35を所定量吸入したら、吸引アダプター20Hの引手23を引き込んで、吸引パッド21を容器30から引き剥がし、別に用意したミキサー食あるいは、残りのミキサー食をシリンジ10に追加吸入することが容易にできる。
1 胃瘻カテーテル
2 バルーン
3 固定板
4 チューブ
5 ファネル
6 ファネルストッパー
7 バルブ
10 シリンジ
11 外筒
12 押子
13 筒先
14 フランジ
15 シール材
20 吸引アダプター
20A,20B,20C,20H 吸引アダプター
21 吸入パッド
22 吸入筒
22a 吸入口
22b 連結口
23、23a、23b 引手
30 容器
35 ミキサー食
本発明はミキサー食など高粘度経腸栄養剤を胃瘻へ注入するため、シリンジへの吸入に使用する装置に関するものである。
摂食障害のある小児に、胃瘻カテーテルを介して、栄養剤を投与することが行われており、近年は自然食をミキサーにかけた、所謂ミキサー食など、高粘度経腸栄養剤の投与も行われている(例えば、特許文献1)。また、高齢者人口が急増している近年では、認知症や脳卒中後遺症など慢性疾患患者が増えており、嚥下障害や誤嚥性肺炎などを患っている人も増えており、胃瘻カテーテルの使用が増加している。
高粘度経腸栄養剤は、短時間で栄養を投与でき、また、胃本来の機能を活用できるメリットが大きい。
胃瘻カテーテルは、幾つかの種類があるが、一例は、図1に示すように、体内に置かれるバルーン2と、バルーン2が奥に行かないようにする固定板3と、チューブ4と、食物などの供給口であるファネル5と、その蓋であるファネルストッパー6と、バルーン2に水を供給するためのバルブ7とから構成されている。そして、経腸栄養剤を投与する場合は、図2に示すシリンジ10に経腸栄養剤を充填させ、胃瘻カテーテル1のファネル5に接続し、押子12でシリンジ10内の経腸栄養剤を胃瘻へ押し出すことによっている。
なお、図2において、11は外筒、13は筒先、14はフランジ、15はシール材である。
特開2010-065013号
シリンジ10は経腸栄養剤が低粘度である場合は、押子12を引き上げることによりスムーズに外筒11内に吸入できるが、ミキサー食などある程度以上の粘度の場合、あるいは、皿など底の浅い容器に盛り付けた場合は、吸入時に空気が取り込まれて十分に充填されず困難である。そこで、通常は、シリンジ10の外筒11から押子12を引き抜いて、外筒11のフランジ14側からスプーンでミキサー食を何回か掬って入れている。
しかし、このようなやり方は面倒である上、フランジ14の周辺にミキサー食が付着し、これが、垂れ落ちないように毎回拭き取らねばならないという問題がある。
本発明はこのような点に鑑み、皿に盛り付けたミキサー食など高粘度経腸栄養剤を簡便に胃瘻カテーテル用シリンジへ吸入できる経済的な吸引アダプターを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明の高粘度経腸栄養剤の吸引アダプターは、次のように構成した。すなわち、皿に盛り付けられた高粘度経腸栄養剤をシリンジへ吸入するためのアダプターであって、弾性体であるお椀状の吸入パッドの中央に、シリンジの筒先が嵌合する連結口を上端に備えた吸入筒が固設されたことを特徴としている。
この吸引アダプターは、胃瘻に高粘度経腸栄養剤を投与するため、皿に盛り付けた高粘度経腸栄養剤を胃瘻カテーテル用シリンジへ簡便に吸入するための補助具で、吸入パッドを上から高粘度経腸栄養剤へ密着させ、シリンジの押子を引き上げることにより、該高粘度経腸栄養剤を取り込むようにしたものである。
吸入パッドは、高粘度経腸栄養剤に密着するように合成樹脂製や合成ゴム製などの弾性体であることが望ましい。また、吸入パッドの大きさは、特に限定しない。の大きさや、高粘度経腸栄養剤の性状から、適宜なものを選定すればよい。また、吸入パッドは、吸入筒と一体に成形したものでもよいし、別体にして、吸入筒に固着したもの、または、適宜脱着できるようにしたものでもよい。
吸入筒の内部は高粘度経腸栄養剤が通る空洞であり、下端に吸入口が、上端にシリンジが嵌合する連結口が設けられている。長さは特に限定しない。シリンジとの脱着のし易さを考えて決めればよい。高粘度経腸栄養剤は、請求項2に記載のように、吸入筒の吸入口側が小径でシリンジ連結口側へ漸次大きくなるように形成されたものを使用すれば、高粘度経腸栄養剤は速やかにシリンジへ流入する。
シリンジに高粘度経腸栄養剤が充填されたときは、シリンジを吸引アダプターから取り外して、胃瘻用カテーテルのファネルへ接続すればよい。シリンジを吸引アダプターから取り外せば、吸入筒から外気が流入するので、吸入パッドをから容易に離すことができる。吸入量が少ない場合など、シリンジが吸引アダプターに接続された状態のまま、から引き離すことが必要な場合には、請求項3に記載のように、吸入パッドの外周部に引手が固設されたものを使用するとよい。吸入パッドはに強力に吸着しているので、引手の掴む部分は、手に力が入りやすい形状にするとよい。
本発明の高粘度経腸栄養剤の吸引アダプターは、シリンジに簡便に脱着でき、空気がシリンジに流入しないので、皿に盛り付けられた高粘度経腸栄養剤をシリンジへ確実に吸入でき、しかも、構造が簡素で動力を必要としないので、簡単に誰でも使用でき、故障することもない。
胃瘻用カテーテルの一例の説明図である。 シリンジの全体を示す正面図である。 吸引アダプターの実施の形態を示す全体斜視図である。 同、図3のA−A断面図である。 同、吸入パッドの他の実施例を示す正面図である。 同、引手の実施例を示す斜視図である。 同、吸引アダプターの使用状態を示す正面断面図である。
本発明のシリンジへの吸引アダプターの実施の形態を、図3および図4に基づいて説明する。
図3は、本発明の吸引アダプター20の実施の形態を示す斜視図で、図4は、図3のA−A断面図である。
吸引アダプター20は、合成樹脂(例えば、ポリ塩化ビニル)製で、先端に弾性体の吸入パッド21が固設され、その中心部に吸入筒22が固着されている。吸入筒22の中央部には連通する孔が形成されており、吸入パッド21側には吸入口22aが、他端側にはシリンジ10の筒先13が嵌入連結される連結口22bが設けられている。この連通する孔は、吸入口22aからシリンジ連結口22bへ、漸次径が大きくなるように形成されている。
次に、このように構成された吸引アダプター20の使い方を説明する。
例えば、高粘度経腸栄養剤であるミキサー食を胃瘻へ投与する場合は、まず、ミキサーからへ、ミキサー食を直接流し込むかスプーンなどで取り出す。
次に、図7に示すように、吸引アダプター20の吸入筒22の上端である連結口22bに、シリンジ10の筒先13を挿入連結する。そして、シリンジ10の押子12を外筒11の底まで押込み、吸入パッド21を下側にして、ほぼ、垂直に持って、30上のミキサー食35に対して、上面から軽く押し付ける。
この状態で、シリンジ10の押子12を引き上げると、ミキサー食35が吸引されてシリンジ10の押子12を引き上げた空間に吸入される。
次に、シリンジ10の筒先13を吸引アダプター20の連結口22bから外し、図1に示す胃瘻カテーテル1のファネル5にシリンジ10の筒先13を挿入連結し、押子12を押込んで、ミキサー食35を胃瘻へ送り込む。なお、シリンジ10が取り外された吸引アダプター20は、吸入筒22から外気が流入するので、30から簡単に離すことができる。
引き続き、ミキサー食35を胃瘻へ送り込むには、シリンジ10をファネル5から外し、吸引アダプター20に付け替えて、上記と同じ作業を繰り返せばよい。
次に、吸引アダプター20の別の実施の形態を図5に基いて説明する。
図5は、吸引アダプターの種々の実施の形態を示すもので、吸引アダプター20Aは、吸引パッドの径が大きなものを示し、吸引アダプター20Bは、吸引パッドの径の小さいものを示している。また、吸引アダプター20Cは、吸入筒が長いものを示している。
どれを使用するかは、高粘度経腸栄養剤の性状や、使用する皿30などによって、決めればよい。
次に、請求項3に記載の実施の形態について図6に基いて説明する。
吸引アダプター20は、シリンジ10を連結して高粘度経腸栄養剤を吸入した状態では、吸入パッド21が皿30に吸着しており、吸入パッド21を30から引き離すことはできない。図6に示す吸引アダプターは、このような場合に皿30から引き離せるように、引手23を吸入パッド21の外周部に固設したものである。
引手23としては、図6(a)〜(c)に示すように、種々のものが考えられる。(a)は、吸入パッド21の外周部に立設した棒状で上端に指がかかる凸状の掴み部が形成されたもの、また、(b)は、上端にリング状の持手を付設したもの、(c)は上端をフック状にしたものである。
このような引手を備えた吸引アダプター20Hを使用すれば、例えば、シリンジ10にあるミキサー食35を所定量吸入したら、吸引アダプター20Hの引手23を引き込んで、吸引パッド21を30から引き剥がし、別に用意したミキサー食あるいは、残りのミキサー食をシリンジ10に追加吸入することが容易にできる。
1 胃瘻カテーテル
2 バルーン
3 固定板
4 チューブ
5 ファネル
6 ファネルストッパー
7 バルブ
10 シリンジ
11 外筒
12 押子
13 筒先
14 フランジ
15 シール材
20 吸引アダプター
20A,20B,20C,20H 吸引アダプター
21 吸入パッド
22 吸入筒
22a 吸入口
22b 連結口
23、23a、23b 引手
30
35 ミキサー食

Claims (3)

  1. シリンジに高粘度経腸栄養剤を吸入するためのアダプターであって、弾性体であるお椀状の吸入パッドの中央に、シリンジの筒先が嵌合する連結口を上端に備えた吸入筒が固設されたことを特徴とする高粘度経腸栄養剤の吸引アダプター。
  2. 前記吸入筒は、吸入口側が小径でシリンジ連結口側へ漸次径が大きくなるように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の高粘度経腸栄養剤の吸引アダプター。
  3. 前記吸入パッドは、吸入パッドを容器から引き離すための引手が外周部に固設されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の高粘度経腸栄養剤の吸引アダプター。
JP2018212140A 2018-11-12 2018-11-12 高粘度経腸栄養剤の吸引アダプター Active JP6526897B1 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018212140A JP6526897B1 (ja) 2018-11-12 2018-11-12 高粘度経腸栄養剤の吸引アダプター
PCT/JP2019/042738 WO2020100605A1 (ja) 2018-11-12 2019-10-31 高粘度経腸栄養剤の吸引アダプター
JP2020556013A JPWO2020100605A1 (ja) 2018-11-12 2019-10-31
US17/293,094 US20210393878A1 (en) 2018-11-12 2019-10-31 Suction adaptor for highly viscous enteral nutrient
EP19885074.5A EP3882163A4 (en) 2018-11-12 2019-10-31 SUCTION ADAPTER FOR HIGH VISCOSITY ENTERAL FOOD
CN201980073827.6A CN112969641B (zh) 2018-11-12 2019-10-31 高粘度经肠营养剂的抽吸转接器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018212140A JP6526897B1 (ja) 2018-11-12 2018-11-12 高粘度経腸栄養剤の吸引アダプター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6526897B1 JP6526897B1 (ja) 2019-06-05
JP2020078387A true JP2020078387A (ja) 2020-05-28

Family

ID=66730670

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018212140A Active JP6526897B1 (ja) 2018-11-12 2018-11-12 高粘度経腸栄養剤の吸引アダプター
JP2020556013A Pending JPWO2020100605A1 (ja) 2018-11-12 2019-10-31

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020556013A Pending JPWO2020100605A1 (ja) 2018-11-12 2019-10-31

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20210393878A1 (ja)
EP (1) EP3882163A4 (ja)
JP (2) JP6526897B1 (ja)
CN (1) CN112969641B (ja)
WO (1) WO2020100605A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024038565A1 (ja) * 2022-08-18 2024-02-22 日本トムソン株式会社 シリンジ用アダプタおよびアダプタを備えるシリンジ

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6333202A (ja) * 1986-07-15 1988-02-12 株式会社村田製作所 高粘度材料のシリンジへの充填方法
JP2011024687A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 En Otsuka Pharmaceutical Co Ltd シリンジ操作補助具
JP2012045444A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Kaga Works Kk 粘性材料充填方法
JP2012183298A (ja) * 2011-02-14 2012-09-27 Jms Co Ltd 延長チューブ及びプライミング方法
JP2015066070A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 テルモ株式会社 薬剤注入具

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5087005A (en) * 1991-02-12 1992-02-11 Holoff Richard S Twist-cam suction cup assembly
US7618393B2 (en) * 2005-05-03 2009-11-17 Pharmajet, Inc. Needle-less injector and method of fluid delivery
CN201020117Y (zh) * 2007-03-29 2008-02-13 张玉霞 鼻饲注射器
US8137354B2 (en) * 2007-04-25 2012-03-20 Biomet Sports Medicine, Llc Localized cartilage defect therapy
JP5314973B2 (ja) 2008-09-12 2013-10-16 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 胃瘻患者に用いられる経腸栄養剤用の半固形化剤及び半固形化経腸栄養剤
WO2014063112A1 (en) * 2012-10-20 2014-04-24 SHELLING, Judith G. Needle-free injection devices, systems and methods
WO2014143130A1 (en) * 2013-03-13 2014-09-18 Maternal Life, Llc Device and method for collecting and dispensing colostrum
MX2018000258A (es) * 2015-07-02 2018-08-01 Andrew Koska Marc Dispositivo de suministro de un solo uso.

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6333202A (ja) * 1986-07-15 1988-02-12 株式会社村田製作所 高粘度材料のシリンジへの充填方法
JP2011024687A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 En Otsuka Pharmaceutical Co Ltd シリンジ操作補助具
JP2012045444A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Kaga Works Kk 粘性材料充填方法
JP2012183298A (ja) * 2011-02-14 2012-09-27 Jms Co Ltd 延長チューブ及びプライミング方法
JP2015066070A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 テルモ株式会社 薬剤注入具

Also Published As

Publication number Publication date
EP3882163A4 (en) 2022-01-12
CN112969641B (zh) 2023-06-02
JP6526897B1 (ja) 2019-06-05
CN112969641A (zh) 2021-06-15
WO2020100605A1 (ja) 2020-05-22
EP3882163A1 (en) 2021-09-22
US20210393878A1 (en) 2021-12-23
JPWO2020100605A1 (ja) 2020-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3953108B2 (ja) 薬剤投与快適装置
US20110046671A1 (en) Adjustable flow infant pacifier
US7753886B2 (en) Medicine dispensing system
MXPA99004727A (es) Biberon para lactantes con despachador de medicamento.
US20080195047A1 (en) Enteral feeding systems, devices and methods
EP0244379B1 (en) Drinking cup with device for administering medicines
US11932436B2 (en) Flowable food feeding device
JP2020078387A (ja) 高粘度経腸栄養剤の吸引アダプター
CN203598241U (zh) 奶瓶式注射喂药器
WO2005094755A1 (en) Dosing dummy
US20060155331A1 (en) Pacifier for administering flavour substances
JP2020507428A (ja) 摂食取付具、吸い飲み、および使用方法
US9301901B1 (en) Orally administering a flavored medication
CN105813614A (zh) 吮吸训练单元
CN209464337U (zh) 一种改良小儿喂药器
JP3241524U (ja) 高粘度経腸栄養剤の吸引アダプター
CN109998923A (zh) 一种小儿内科喂药器
JP6494007B1 (ja) 口腔リハビリ器具
CN209092201U (zh) 一种口腔给药器
US20150148740A1 (en) System for an interchangeable nipple for a pacifier
JPWO2020100605A5 (ja)
US20220225806A1 (en) Spill resistant feeding device
CN211024166U (zh) 一种儿科护理喂药装置
CN108578243A (zh) 一种口腔给药器
CN214484131U (zh) 防误吸一口量饮水杯

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181227

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190108

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6526897

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250