JP2020077663A - 電子部品ユニット製造方法、及び、電子部品ユニット - Google Patents

電子部品ユニット製造方法、及び、電子部品ユニット Download PDF

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理之 猶原
智宏 杉浦
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智宏 杉浦
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Abstract

【課題】適正に電子部品ユニットを製造することができる電子部品ユニット製造方法、及び、電子部品ユニットを提供することを目的とする。【解決手段】電子部品ユニット製造方法は、電子部品11が実装される複数のリジッド部15、及び、リジッド部15より可撓性が高く複数のリジッド部15のうちの第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとを電気的に接続するフレキシブル部16を有する基板12の第1リジッド部15Aをフレキシブル部16で第2リジッド部15B側に折り返す折り返し工程を含み、折り返し工程では、複数の基板12の第1リジッド部15A、第2リジッド部15B、及び、フレキシブル部16がそれぞれ隣接方向L1に沿って並んで位置した状態で、複数の基板12の複数の第1リジッド部15Aをそれぞれフレキシブル部16で第2リジッド部15B側に一括で折り返す。【選択図】図11

Description

本発明は、電子部品ユニット製造方法、及び、電子部品ユニットに関する。
車両等に搭載される従来のワイヤハーネスに設けられる電子部品ユニットとして、例えば、特許文献1には、コネクタピンが立設された底部と、コネクタ挿入領域を形成する側壁部と、を有したコネクタハウジングを備える電子制御装置が開示されている。この電子制御装置は、コネクタハウジングが回路基板を収納するケースの役割を兼ねている。回路基板は、可撓性のあるフレキシブル部で折り曲げられることにより当該コネクタハウジングの内部の空間に合わせて収納される。
特開2005−191130号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の電子制御装置は、例えば、回路基板をフレキシブル部で折り曲げる際のより適正な折り曲げの点で更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、適正に電子部品ユニットを製造することができる電子部品ユニット製造方法、及び、電子部品ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電子部品ユニット製造方法は、電子部品が実装される複数のリジッド部、及び、前記リジッド部より可撓性が高く前記複数のリジッド部のうちの第1リジッド部と第2リジッド部とを電気的に接続するフレキシブル部を有する基板の前記第1リジッド部を前記フレキシブル部で前記第2リジッド部側に折り返す折り返し工程を含み、前記折り返し工程では、複数の前記基板の前記第1リジッド部、前記第2リジッド部、及び、前記フレキシブル部がそれぞれ隣接方向に沿って並んで位置した状態で、前記複数の基板の複数の前記第1リジッド部をそれぞれ前記フレキシブル部で前記第2リジッド部側に一括で折り返すことを特徴とする。
また、上記電子部品ユニット製造方法は、前記折り返し工程の前に、前記隣接方向に対して前記複数の第1リジッド部を挟んで両側に当該複数の第1リジッド部と一体で設けられた一対の第1端部捨てリジッド部にそれぞれ治具を固定する治具固定工程を含み、前記折り返し工程では、前記隣接方向に沿った回動軸線を回動中心として、一対の前記治具を一緒に回動させることで、当該一対の治具と共に前記複数の第1リジッド部をそれぞれ前記フレキシブル部で前記第2リジッド部側に一括で折り返すものとすることができる。
また、上記電子部品ユニット製造方法は、前記治具固定工程の後でかつ前記折り返し工程の前に、前記一対の治具に前記隣接方向に沿って棒部材を架け渡す棒部材設置工程を含み、前記折り返し工程では、前記棒部材を前記フレキシブル部の曲げ支点として、前記複数の第1リジッド部をそれぞれ当該フレキシブル部で前記第2リジッド部側に一括で折り返すものとすることができる。
また、上記電子部品ユニット製造方法は、前記折り返し工程の後に、前記隣接方向に対して前記複数の第2リジッド部を挟んで両側に当該複数の第2リジッド部と一体で設けられた一対の第2端部捨てリジッド部にそれぞれ前記治具を固定し、前記複数の第1リジッド部と前記複数の第2リジッド部とがそれぞれ前記フレキシブル部で屈曲した状態を保持させる屈曲保持工程を含むものとすることができる。
また、上記電子部品ユニット製造方法は、前記屈曲保持工程の後に、前記第1リジッド部と前記第2リジッド部とが前記フレキシブル部で屈曲した状態で前記基板を内蔵するカバー部材をインサート成形するインサート成形工程と、前記インサート成形工程の後に、前記第1端部捨てリジッド部、及び、前記第2端部捨てリジッド部を前記基板から切断する切断工程とを含むものとすることができる。
また、上記電子部品ユニット製造方法は、前記折り返し工程では、前記隣接方向に沿って隣接する前記第1リジッド部同士を接続する第1中間捨てリジッド部と前記隣接方向に沿って隣接する前記第2リジッド部同士を接続する第2中間捨てリジッド部とを接続し前記リジッド部より可撓性が高い捨てフレキシブル部で、前記複数の第1リジッド部と共に前記第1中間捨てリジッド部を前記第2中間捨てリジッド部側に折り返し、前記折り返し工程の後に、前記第1中間捨てリジッド部、前記第2中間捨てリジッド部、及び、前記捨てフレキシブル部を前記基板から切断する切断工程を含むものとすることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係る電子部品ユニットは、電子部品が実装される複数のリジッド部、及び、前記リジッド部より可撓性が高く前記複数のリジッド部のうちの第1リジッド部と第2リジッド部とを電気的に接続するフレキシブル部を有する基板と、前記第1リジッド部と前記第2リジッド部とが前記フレキシブル部で屈曲した状態で前記基板を被覆し内蔵するカバー部材とを備え、前記基板は、前記第1リジッド部、及び、前記第2リジッド部の端面が前記カバー部材から露出し、当該露出した端面に切断痕が形成されていることを特徴とする。
本発明に係る電子部品ユニット製造方法、及び、電子部品ユニットは、適正に電子部品ユニットを製造することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す斜視図である。 図2は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す分解斜視図である。 図3は、実施形態に係る電子部品ユニットが備える第1電子部品ユニットの内部構造を表す斜視図である。 図4は、実施形態に係る電子部品ユニットの製造方法を説明するフローチャートである。 図5は、実施形態に係る電子部品ユニットの製造方法を説明する斜視図である。 図6は、実施形態に係る電子部品ユニットの製造方法を説明する斜視図である。 図7は、実施形態に係る電子部品ユニットの製造方法を説明する斜視図である。 図8は、実施形態に係る電子部品ユニットの製造方法を説明する斜視図である。 図9は、実施形態に係る電子部品ユニットの製造方法を説明する斜視図である。 図10は、実施形態に係る電子部品ユニットの製造方法を説明する斜視図である。 図11は、実施形態に係る電子部品ユニットの製造方法を説明する斜視図である。 図12は、実施形態に係る電子部品ユニットの製造方法を説明する模式的な断面図である。 図13は、実施形態に係る電子部品ユニットの製造方法を説明する斜視図である。 図14は、実施形態に係る電子部品ユニットの製造方法を説明する斜視図である。 図15は、実施形態に係る電子部品ユニットの製造方法によって製造された第1電子部品ユニットを表す斜視図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
本実施形態に係る電子部品ユニット製造方法は、図1、図2、図3に示す電子部品ユニット1を製造するものである。以下では、まず、図1、図2、図3に示す電子部品ユニット1の基本的な構成について説明し、その後、電子部品ユニット製造方法について詳細に説明する。
図1、図2、図3に示す電子部品ユニット1は、自動車等の車両に搭載される電気接続箱やワイヤハーネス等に組み込まれる電子部品モジュールを構成するものである。以下、電子部品ユニット1の各構成について具体的に説明する。なお、以下の説明を分かり易くするために、便宜的に互いに交差する3つの方向をそれぞれ「第1方向X」、「第2方向Y」、及び、「第3方向Z」という。ここでは、第1方向X、第2方向Y、及び、第3方向Zとは、相互に直交(交差)する。また、以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられた状態での方向として説明する。
本実施形態の電子部品ユニット1は、第1電子部品ユニット10と、第2電子部品ユニット20とを備える。第1電子部品ユニット10、第2電子部品ユニット20は、共に基板12、22を含む基板ユニットを構成する。第1電子部品ユニット10は、電子部品11と、第1基板としての基板12と、第1コネクタとしてのコネクタ13と、カバー部材14とを備える(特に図3等参照)。第2電子部品ユニット20は、電子部品21と、第2基板としての基板22と、第2コネクタとしてのコネクタ23と備える。第1電子部品ユニット10と第2電子部品ユニット20とは、コネクタ13、23を介して相互に組み付けられ電気的に接続される。電子部品ユニット1は、第1電子部品ユニット10と第2電子部品ユニット20とによる基板ユニット組立体を構成する。
電子部品11、21は、それぞれ基板12、22に実装されるものであり、種々の機能を発揮する素子である。電子部品11、21は、例えば、コンデンサ、リレー、抵抗、トランジスタ、IPS(Intelligent Power Switch)、マイコンを含む電子制御ユニット等である。
基板12、22は、それぞれ種々の電子部品11、21、コネクタ13、23等が実装され、これらを電気的に接続する電子回路を構成するものである。基板12、22は、例えば、エポキシ樹脂、ガラスエポキシ樹脂、紙エポキシ樹脂やセラミック等の絶縁性の材料からなる絶縁層に銅等の導電性の材料によって配線パターン(プリントパターン)が印刷されている。基板12は、配線パターンが印刷された絶縁層を複数枚積層させ多層化されたもの(すなわち、多層基板)であってもよい。
本実施形態の基板12は、いわゆるリジッドフレキシブルプリント回路基板(Rigid Flexible Printed Circuit Board)である。基板12は、複数のリジッド部15、及び、フレキシブル部16を有し、当該複数のリジッド部15と当該フレキシブル部16とが一体化されたものである(特に図3等参照)。
リジッド部15は、電子部品11、コネクタ13が実装される実装部を構成する部分である。リジッド部15は、フレキシブル部16より屈曲しにくい程度に高い剛性を有している。リジッド部15は、電子部品11のリード線やコネクタ13の端子がハンダ付け等によって配線パターンに電気的に接続される。
フレキシブル部16は、リジッド部15より可撓性が高く複数のリジッド部15を電気的に接続する屈曲部を構成する部分である。フレキシブル部16は、リジッド部15より屈曲しやすい程度に高い可撓性を有している。フレキシブル部16は、複数のリジッド部15のうち隣接するリジッド部15の間に設けられ、これらを相互に電気的に接続する。フレキシブル部16は、銅等の導電性の材料によって構成される配線パターンを介して複数のリジッド部15を電気的に接続する。基板12は、例えば、フレキシブル部16に相当する部分の絶縁層の一部を切削、除去しリジッド部15より厚みを薄くすることで、リジッド部15より相対的に高い可撓性を有するフレキシブル部16を形成することができる。また、基板12は、例えば、リジッド部15とフレキシブル部16とで絶縁層の材料を異ならせることで、リジッド部15より相対的に高い可撓性を有するフレキシブル部16を形成してもよい。また、基板12は、例えば、フレキシブル部16に相当する部分の絶縁層の積層枚数を少なくすることで、リジッド部15より相対的に高い可撓性を有するフレキシブル部16を形成してもよい。フレキシブル部16は、例えば、絶縁層を含む層構成全体に占める配線パターン(銅等)の割合(残銅率)を調整することで可撓性の度合いを調整することができる。
本実施形態の基板12は、複数のリジッド部15として、第1リジッド部15A、及び、第2リジッド部15Bの合計2つを含んで構成される。第1リジッド部15A、第2リジッド部15Bは、共に略長方形板状に形成される。第1リジッド部15A、第2リジッド部15Bは、ほぼ同等の形状、大きさに形成される。ここでは、第1リジッド部15A、第2リジッド部15Bは、共に表裏両側の主面が電子部品11、コネクタ13等を実装するための実装面を構成するがこれに限らない。電子部品11、コネクタ13は、それぞれ各実装面に対してハンダ付け等によって固定され、各実装面の配線パターンと電気的に接続される。
そして、本実施形態のフレキシブル部16は、複数のリジッド部15のうちの第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとを電気的に接続する。本実施形態の基板12は、第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとが互いの一方の長辺が対向する位置関係で長辺と直交する方向に間隔をあけて並んで位置すると共に、第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとの間にフレキシブル部16が介在する。つまり、フレキシブル部16は、第1リジッド部15Aの一方の長辺と第2リジッド部15Bの一方の長辺とを、長辺と直交する方向に沿って接続する。ここでは、フレキシブル部16は、複数の部位に分断された状態で、第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとを接続する構成として図示しているがこれに限らない。フレキシブル部16は、上述したように高い可撓性を有しており、長辺方向に沿った屈曲軸周りに第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとが折り重ねられる方向に屈曲可能である。基板12は、後述するように、フレキシブル部16が屈曲した状態、より詳細には、第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとがほぼ垂直となるようにフレキシブル部16で折り曲げられた状態でカバー部材14の内部に埋設、内蔵される。
なお、以下の説明では、第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとを特に区別して説明する必要がない場合には単に「リジッド部15」という場合がある。
一方、本実施形態の基板22は、リジッドプリント回路基板(Rigid Printed Circuit Board)である。基板22は、上述したフレキシブル部16のような相対的に高い可撓性を有する部位を含まずに構成される。基板22は、上述したリジッド部15と同様に、フレキシブル部16より屈曲しにくい程度に高い剛性を有している。基板22は、電子部品21のリード線やコネクタ23の端子がハンダ付け等によって配線パターンに電気的に接続される。本実施形態の基板22は、第3方向Zが板厚方向となる略正方形板状に形成され、第1方向X、及び、第2方向Yに沿って延在する。基板22は、表裏両側の主面が電子部品21、コネクタ23等を実装するための実装面を構成するがこれに限らない。電子部品21、コネクタ23は、それぞれ各実装面に対してハンダ付け等によって固定され、各実装面の配線パターンと電気的に接続される。
なおここでは、基板22は、リジッドプリント回路基板であるものとして説明するが、基板12と同様にリジッドフレキシブルプリント回路基板であってもよい。
コネクタ13とコネクタ23とは、相互に嵌合することで電気的に接続可能なコネクタ機構を構成するものである。コネクタ13とコネクタ23とは、共に基板12、22の実装面に実装され、基板12と基板22とを電気的に接続する基板対基板用の基板実装コネクタである。ここでは、コネクタ13は、基板12の第2リジッド部15Bの実装面の略中央部に実装される。コネクタ13は、第1方向Xの一方側を向くように実装される。一方、コネクタ23は、基板22の実装面の第1方向Xの端部に実装される。コネクタ23は、第1方向Xの他方側を向くように実装される。この構成により、コネクタ13とコネクタ23とは、第1方向Xを嵌合方向とし、当該第1方向Xに沿って相互に嵌合する。
なお、本実施形態の第2電子部品ユニット20は、コネクタ23の他、コネクタ24も有している。コネクタ24は、基板22の実装面に実装され、基板22と配索材とを電気的に接続する基板対配索材用の基板実装コネクタである。
カバー部材14は、絶縁性を有する樹脂材料によって形成され、電子部品11、基板12等を被覆し内蔵する部材である。カバー部材14は、典型的には、コネクタ13の一部を露出させて基板12を被覆し内蔵するモールド部材である。言い換えれば、基板12は、カバー部材14の内部に、コネクタ13の一部を露出させて埋設される。基板12は、例えば、インサート成形等によりカバー部材14の内部に埋設される。本実施形態のカバー部材14は、第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとがフレキシブル部16で屈曲した状態で、当該基板12がインサート成形されることで全体が形成される。基板12は、第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとがフレキシブル部16で屈曲した状態でカバー部材14にインサート成形され内蔵されることで、当該屈曲した姿勢が維持される。本実施形態の基板12は、第1リジッド部15Aの板厚方向が第3方向Zに沿い、第2リジッド部15Bの板厚方向が第1方向Xに沿い、かつ、コネクタ13が第1方向Xの一方側を向く位置関係となるように、上記屈曲した姿勢でカバー部材14に内蔵される。基板12は、カバー部材14に内蔵された状態で、上述したように第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとがほぼ垂直となるようにフレキシブル部16で折り曲げられた状態となる。つまり、基板12は、カバー部材14に内蔵された状態で、第1リジッド部15Aが第1方向X、及び、第2方向Yに沿って延在し、第2リジッド部15Bが第2方向Y、及び、第3方向Zに沿って延在する。
なお、電子部品ユニット1は、さらに、第1電子部品ユニット10と第2電子部品ユニット20とがコネクタ13、23を介して組み付けられた状態で、これらを収容する筐体等を備えていてもよい。
次に、図4乃至図15を参照して、上記のように構成される電子部品ユニット1の製造方法(電子部品ユニット製造方法)について説明する。以下の説明では、図4のフローチャートを基に説明しつつ、適宜他図を参照する。以下で説明する電子部品ユニット1の製造方法は、作業員が種々の装置、機器、治具等を用いて手作業で行うものとして説明するが、これに限らず、例えば、種々の製造装置によって自動で実行するものであってもよい。
まず、作業員は、切り出し工程として、図5に示す基板集合体100から図6に示す基板中間体200を切り出す(ステップST1)。
図5に示す基板集合体100は、複数の基板12が屈曲されていない板状の状態で連結され一体化されたものである。ここでは、基板集合体100は、第1隣接方向L1に沿って3つの基板12が並び、これと直交する第2隣接方向L2に沿ってそれぞれ4つの基板12が並ぶ。基板集合体100は、合計12個の基板12が連結され一体化されて構成され、全体として長方形板状をなす。基板集合体100は、キャリア101、102、103、104によって複数の基板12が連結され一体化される。キャリア101、102、103、104は、第2隣接方向L2に沿って棒状に延在し、各基板12同士を連結するものである。キャリア101は、第2隣接方向L2に並ぶ4つの基板12の第1隣接方向L1の一方の端部を連結する。キャリア102は、第2隣接方向L2に並ぶ4つの基板12の第1隣接方向L1の他方の端部を連結する。キャリア103、104は、第1隣接方向L1に沿って並ぶ基板12の間に介在し隣り合う基板12を相互に連結する。
基板集合体100は、第1リジッド部15A、第2リジッド部15Bにそれぞれ電子部品11、コネクタ13(図8等参照)が実装されている。また、基板集合体100は、切削対象部105として、フレキシブル部16に相当する部分の絶縁層の一部が切削、除去され、フレキシブル部16が形成された状態となっている。基板集合体100は、複数(3つ)の基板12の第1リジッド部15A、第2リジッド部15B、及び、フレキシブル部16がそれぞれ第1隣接方向L1に沿って隣り合って並んで位置する。また、基板集合体100は、複数(4つ)の基板12の第1リジッド部15A、第2リジッド部15B、及び、フレキシブル部16が第2隣接方向L2に沿って交互に並んで位置する。
図6に示す基板中間体200は、電子部品ユニット1の製造過程で、基板集合体100から切り出された中間体である。基板中間体200は、基板集合体100のキャリア101、102、103、104が第2隣接方向L2に隣接する基板12の間で切断されることで、基板集合体100から切り出される。基板中間体200は、複数(3つ)の基板12の第1リジッド部15A、第2リジッド部15B、及び、フレキシブル部16がそれぞれ第1隣接方向L1に沿って並んで位置しキャリア103、104等を介して連結された状態で、基板集合体100から切り出される。
そして、本実施形態の基板中間体200は、一対の第1端部捨てリジッド部201、一対の第2端部捨てリジッド部202、第1中間捨てリジッド部203、第2中間捨てリジッド部204、及び、捨てフレキシブル部205を含んで構成される。一対の第1端部捨てリジッド部201は、第1隣接方向L1に対して複数(3つ)の第1リジッド部15Aを挟んで両側に当該複数の第1リジッド部15Aと一体で設けられた部分である。一対の第2端部捨てリジッド部202は、第1隣接方向L1に対して複数(3つ)の第2リジッド部15Bを挟んで両側に当該複数の第2リジッド部15Bと一体で設けられた部分である。第1中間捨てリジッド部203は、第1隣接方向L1に沿って隣接する第1リジッド部15A同士を接続する部分である。第2中間捨てリジッド部204は、第1隣接方向L1に沿って隣接する第2リジッド部15B同士を接続する部分である。捨てフレキシブル部205は、第1中間捨てリジッド部203と第2中間捨てリジッド部204とを接続する部分である。第1端部捨てリジッド部201、第2端部捨てリジッド部202、第1中間捨てリジッド部203、及び、第2中間捨てリジッド部204は、それぞれ、上述したリジッド部15と同様に、フレキシブル部16より屈曲しにくい程度に高い剛性を有している。一方、捨てフレキシブル部205は、上述したフレキシブル部16と同様に、リジッド部15より屈曲しやすい程度に高い可撓性を有している。第1端部捨てリジッド部201、第2端部捨てリジッド部202は、切り出し工程(ステップST1)で切断されたキャリア101、102の一部によって構成される。第1端部捨てリジッド部201と第2端部捨てリジッド部202とは、第2隣接方向L2に対して互いに分断されている。各第1端部捨てリジッド部201、各第2端部捨てリジッド部202は、それぞれ後述する治具300を締結するための締結孔201a、202aが形成されている。第1中間捨てリジッド部203、第2中間捨てリジッド部204、捨てフレキシブル部205は、切り出し工程(ステップST1)で切断されたキャリア103、104の一部によって構成される。第1中間捨てリジッド部203と第2中間捨てリジッド部204とは、第2隣接方向L2に対して捨てフレキシブル部205によって接続されている。捨てフレキシブル部205は、上述したように、第1中間捨てリジッド部203と第2中間捨てリジッド部204とを接続しリジッド部15より可撓性が高い部分として構成される。
次に、作業員は、切り出し工程(ステップST1)の後に、治具固定工程として、図7、図8に示すように、一対の第1端部捨てリジッド部201にそれぞれ治具300を固定する(ステップST2)。治具300は、第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとをフレキシブル部16で折り返す作業を行う際に作業員が指で把持するための折り返し作業用の治具である。治具300は、作業員が指で把持可能な大きさの略直方体形状に形成される。治具300は、一対の第1端部捨てリジッド部201にそれぞれ1つずつ固定される。各治具300は、ボルト等の締結部材300aを介して各第1端部捨てリジッド部201の締結孔201aに締結される。
また、各治具300は、それぞれ後述の棒部材301(図9参照)が挿入される挿入孔300bが形成されている。各挿入孔300bは、第1隣接方向L1に沿って治具300を貫通して形成される。各挿入孔300bは、それぞれ後述の棒部材301の形状にあわせて、略円柱状の貫通孔として形成される。挿入孔300bは、治具300が第1端部捨てリジッド部201に固定された状態で、当該治具300において、第1端部捨てリジッド部201側で、かつ、第2隣接方向L2の第2リジッド部15B側に位置する角部に形成される。言い換えれば、挿入孔300bは、治具300において、第1端部捨てリジッド部201に固定される面と、後述するように、第2端部捨てリジッド部202に固定される面(図13等参照)とによって形成される角部に設けられる。
次に、作業員は、治具固定工程(ステップST2)の後に、棒部材設置工程として、図9、図10に示すように、一対の治具300に第1隣接方向L1に沿って棒部材301を架け渡す(ステップS3)。棒部材301は、第1隣接方向L1に沿って延在する円柱状に形成される。棒部材301は、一方の治具300の挿入孔300bから他方の治具300の挿入孔300bに渡って挿通される。棒部材301は、各挿入孔300bに挿通され一対の治具300に架け渡された状態で、複数の基板12の各フレキシブル部16と対向して位置する。
次に、作業員は、棒部材設置工程(ステップST3)の後に、折り返し工程として、図11に示すように、第1リジッド部15Aをフレキシブル部16で第2リジッド部15B側に折り返す(ステップST4)。本実施形態では、作業員は、複数の基板12の第1リジッド部15A、第2リジッド部15B、及び、フレキシブル部16がそれぞれ第1隣接方向L1に沿って並んで位置した状態で、当該折り返し工程(ステップST4)を行う。そして、本実施形態の折り返し工程(ステップST4)では、作業員は、複数の基板12の複数の第1リジッド部15Aをそれぞれフレキシブル部16で第2リジッド部15B側にまとめて一括で折り返す。
より詳細には、作業員は、第1隣接方向L1に沿った回動軸線Rを回動中心として、一対の治具300を一緒に回動させることで、当該一対の治具300と共に複数の第1リジッド部15Aをそれぞれフレキシブル部16で第2リジッド部15B側に一括で折り返す。またこのとき、作業員は、図12に示すように、棒部材301の外周面をフレキシブル部16の曲げ支点として、複数の第1リジッド部15Aをそれぞれ当該フレキシブル部16で第2リジッド部15B側に一括で折り返す。ここでは、当該棒部材301の中心軸線が上述の回動軸線Rを構成する。またさらに、本実施形態の折り返し工程(ステップST4)では、作業員は、複数の第1リジッド部15Aと共に第1中間捨てリジッド部203も捨てフレキシブル部205で第2中間捨てリジッド部204側に折り返す。作業員は、第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとがほぼ垂直となり、かつ、第1中間捨てリジッド部203と第2中間捨てリジッド部204とがほぼ垂直となる位置まで、各部を折り返す。
次に、作業員は、折り返し工程(ステップST4)の後に、屈曲保持工程として、図13に示すように、一対の第2端部捨てリジッド部202にそれぞれ治具300を固定する。各治具300は、ボルト等の締結部材300cを介して各第2端部捨てリジッド部202の締結孔202aに締結される。これにより、作業員は、複数の第1リジッド部15Aと複数の第2リジッド部15Bとがそれぞれフレキシブル部16で屈曲した状態を保持させる(ステップST5)。治具300は、第1端部捨てリジッド部201に固定された面と、第2端部捨てリジッド部202に固定された面とが略垂直に交わる。
次に、作業員は、屈曲保持工程(ステップST5)の後に、棒部材抜取工程として、一対の治具300に架け渡されている棒部材301を挿入孔300bから抜き取る(ステップST6)。
次に、作業員は、棒部材抜取工程(ステップST6)の後に、インサート成形工程として、図14に示すように、第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとがフレキシブル部16で屈曲した状態で基板12を内蔵するカバー部材14をインサート成形する(ステップST7)。作業員は、複数の第1リジッド部15Aと複数の第2リジッド部15Bとがそれぞれフレキシブル部16で屈曲した状態を治具300によって保持したまま、当該インサート成形工程(ステップST7)を行う。作業員は、第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとがフレキシブル部16で屈曲した状態の各基板12を、カバー部材14の成形用の金型に設置し、当該金型に樹脂材料を流し込み、各基板12を内蔵する複数のカバー部材14をインサート成形する。その後、作業員は、各基板12がインサート成形された複数のカバー部材14から金型を離型する。
次に、作業員は、インサート成形工程(ステップST7)の後に、切断工程として、第1端部捨てリジッド部201、第2端部捨てリジッド部202、第1中間捨てリジッド部203、第2中間捨てリジッド部204、及び、捨てフレキシブル部205を各基板12から切断する(ステップST8)。これにより、各第1電子部品ユニット10は、図15に示しように、カバー部材14に基板12が内蔵された状態で、個々に切り分けられる。
各第1電子部品ユニット10の基板12は、切断工程(ステップST8)の後の状態では、第1リジッド部15A、及び、第2リジッド部15Bの各端面15Aa、15Baがカバー部材14から露出している。そして、基板12は、当該露出した端面15Aa、15Baに、切断工程(ステップST8)を経たことによる切断痕17が形成されている。当該切断痕17は、第1端部捨てリジッド部201、第2端部捨てリジッド部202、第1中間捨てリジッド部203、第2中間捨てリジッド部204を切断し、各第1電子部品ユニット10の基板12を相互に分断した際に形成されて残った加工痕である。
次に、作業員は、切断工程(ステップST8)の後に、組付工程として、コネクタ13とコネクタ23とを相互に嵌合することで、第1電子部品ユニット10と第2電子部品ユニット20とを相互に組み付けて電気的に接続し、電子部品ユニット1とする(ステップST9)。なお、第2電子部品ユニット20は、種々の公知の方法で製造されればよく、ここでは、その詳細な説明を省略する。また、電子部品ユニット1は、第1電子部品ユニット10と第2電子部品ユニット20とがコネクタ13、23を介して組み付けられた状態で、これらが筐体の内部に収容されてもよい。以上で、電子部品ユニット1の製造方法を終了する。
以上で説明した電子部品ユニット1の製造方法では、折り返し工程(ステップST4)において、複数の基板12が並んで位置した状態で、当該複数の基板12の複数の第1リジッド部15Aをそれぞれフレキシブル部16で第2リジッド部15B側に一括で折り返す。したがって、この電子部品ユニット1の製造方法では、例えば、基板12を個別にフレキシブル部16で折り返す場合と比較して、複数のフレキシブル部16が第1隣接方向L1に並ぶことで、折り返し部位の回動軸線Rに沿った長さを相対的に長く確保することができる。この構成により、この電子部品ユニット1の製造方法では、各基板12をフレキシブル部16で折り返す際に当該フレキシブル部16でねじれることを好適に抑制することができる。これにより、この電子部品ユニット1の製造方法では、例えば、当該フレキシブル部16に局所的な応力集中が発生することを抑制することができる。この結果、この電子部品ユニット1の製造方法では、各基板12をフレキシブル部16で正確に折り曲げることができ、適正に電子部品ユニット1を製造することができる。また、この電子部品ユニット1の製造方法では、複数の基板12を一括で各フレキシブル部16で折り返すので、例えば、電子部品ユニット1を大量に生産する際の作業工数を削減することができ、この点でも適正に電子部品ユニット1を製造することができる。
また、以上で説明した電子部品ユニット1の製造方法では、折り返し工程(ステップST4)の前に行われる治具固定工程(ステップST2)において、一対の第1端部捨てリジッド部201にそれぞれ治具300を固定する。そして、この電子部品ユニット1の製造方法では、折り返し工程(ステップST4)において、一対の治具300を一緒に回動させることで、当該一対の治具300と共に複数の第1リジッド部15Aをそれぞれフレキシブル部16で第2リジッド部15B側に一括で折り返す。これにより、この電子部品ユニット1の製造方法では、一対の治具300を把持して折り返し工程(ステップST4)を行うができるので、作業性を向上することができる。この結果、この電子部品ユニット1の製造方法では、より適正に電子部品ユニット1を製造することができる。
また、以上で説明した電子部品ユニット1の製造方法では、治具固定工程(ステップST2)の後でかつ折り返し工程(ステップST4)の前に行われる棒部材設置工程(ステップST3)において、一対の治具300に棒部材301を架け渡す。そして、この電子部品ユニット1の製造方法では、折り返し工程(ステップST4)において、棒部材301をフレキシブル部16の曲げ支点として、第1リジッド部15Aを当該フレキシブル部16で第2リジッド部15B側に折り返す。これにより、この電子部品ユニット1の製造方法では、各基板12をフレキシブル部16で折り返す際に棒部材301がフレキシブル部16の曲げ支点となることで、曲げ姿勢を安定化させることができ、より確実にフレキシブル部16でねじれることを抑制することができる。そして、この電子部品ユニット1の製造方法では、例えば、棒部材301によって各フレキシブル部16が鋭角的に折れ曲がることを規制することができ、より適正に電子部品ユニット1を製造することができる。
なお、この電子部品ユニット1の製造方法では、屈曲保持工程(ステップST5)の後でかつインサート成形工程(ステップST7)の前に行われる棒部材抜取工程(ステップST6)において、棒部材301を治具300から抜き取る。これにより、この電子部品ユニット1の製造方法では、棒部材301を回収することができ、例えば、棒部材301を再度、使い回すことができる。またこれにより、この電子部品ユニット1の製造方法では、後段の工程、例えば、インサート成形工程(ステップST7)において、棒部材301が邪魔になることを防止することができる。
また、以上で説明した電子部品ユニット1の製造方法では、折り返し工程(ステップST4)において、捨てフレキシブル部205で、複数の第1リジッド部15Aと共に第1中間捨てリジッド部203を第2中間捨てリジッド部204側に折り返する。この構成により、この電子部品ユニット1の製造方法では、複数のフレキシブル部16を折り曲げる際に捨てフレキシブル部205が曲げ姿勢を安定化させるための補助として機能することができる。これにより、この電子部品ユニット1の製造方法では、さらに安定化させることができ、さらに確実にフレキシブル部16でねじれることを抑制することができ、より適正に電子部品ユニット1を製造することができる。そして、この電子部品ユニット1の製造方法では、折り返し工程(ステップST4)の後、ここでは、切断工程(ステップST8)において、第1中間捨てリジッド部203、第2中間捨てリジッド部204、及び、捨てフレキシブル部205を基板12から切断する。
また、以上で説明した電子部品ユニット1の製造方法では、折り返し工程(ステップST4)の後に行われる屈曲保持工程(ステップST5)において、一対の第2端部捨てリジッド部202にそれぞれ治具300を固定する。これにより、この電子部品ユニット1の製造方法では、基板12の折り返し作業用の治具300を兼用して第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとがフレキシブル部16で屈曲した状態を保持させることができる。この結果、この電子部品ユニット1の製造方法では、第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとがフレキシブル部16で屈曲した姿勢を維持しながら後段の工程を行うことができるので、より適正に電子部品ユニット1を製造することができる。
ここでは、以上で説明した電子部品ユニット1の製造方法では、屈曲保持工程(ステップST5)の後に行われるインサート成形工程(ステップST7)において、第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとがフレキシブル部16で屈曲した状態で基板12を内蔵するカバー部材14をインサート成形する。この場合、この電子部品ユニット1の製造方法では、前段の屈曲保持工程(ステップST5)において、治具300を兼用して第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとがフレキシブル部16で屈曲した状態を保持させているので、例えば、成形用の金型の複雑化を抑制することができる。この結果、この電子部品ユニット1の製造方法では、より適正に電子部品ユニット1を製造することができる。
そして、この電子部品ユニット1の製造方法では、インサート成形工程(ステップST7)の後に行われる切断工程(ステップST8)において、第1端部捨てリジッド部201、及び、第2端部捨てリジッド部202を基板12から切断する。これにより、電子部品ユニット1の製造方法では、第1端部捨てリジッド部201、第2端部捨てリジッド部202に固定されていた治具300を基板12から分離し回収することができ、例えば、治具300を再度、使い回すことができる。また、この電子部品ユニット1の製造方法では、治具300を最終的に基板12から分離される第1端部捨てリジッド部201、第2端部捨てリジッド部202に設けており、基板12自体に当該治具300を設けるための部位を設けなくてもよい。これにより、この電子部品ユニット1の製造方法では、基板12の大型化を抑制することができ、ひいては電子部品ユニット1の大型化を抑制することができるので、この点でも適正に電子部品ユニット1を製造することができる。
上記の製造方法で製造された電子部品ユニット1において、基板12は、第1リジッド部15A、及び、第2リジッド部15Bの端面15Aa、15Baがカバー部材14から露出することとなる。そして、基板12は、当該露出した端面15Aa、15Baに切断工程(ステップST8)を経たことによる切断痕17が形成されることとなる。このように構成された電子部品ユニット1は、第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとがフレキシブル部16で所望の角度に屈曲した状態で当該基板12がカバー部材14の内部に適正に被覆され内蔵された構成とすることができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る電子部品ユニット製造方法、及び、電子部品ユニットは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上の説明では、基板12は、複数のリジッド部15として、第1リジッド部15Aと、第2リジッド部15Bの2つを含んで構成されるものとして説明したがこれ限らず、3つ以上を含んで構成されてもよい。
また、以上の説明では、基板12は、第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとがほぼ垂直となるようにフレキシブル部16で屈曲するものとして説明したがこれに限らない。基板12は、第1リジッド部15Aと第2リジッド部15Bとがなす角度が鈍角であってもよいし鋭角であってもよい。
以上の説明では、治具300、棒部材301等を用いて折り返し工程(ステップST4)を行うものとして説明したがこれらを用いなくてもよい。つまり、電子部品ユニット製造方法は、治具固定工程(ステップST2)、棒部材設置工程(ステップST3)、屈曲保持工程(ステップST5)、棒部材抜取工程(ステップST6)等を含まなくてもよい。
また、以上で説明した第1端部捨てリジッド部201、第2端部捨てリジッド部202、第1中間捨てリジッド部203、第2中間捨てリジッド部204、捨てフレキシブル部205は、なくてもよい。
以上の説明では、基板12は、フレキシブル部16で屈曲した状態でカバー部材14の内部にインサート成形されるものとして説明したがこれに限らない。基板12は、フレキシブル部16で屈曲した状態で、筐体に固定されてもよい。
1 電子部品ユニット
10 第1電子部品ユニット
11、21 電子部品
12、22 基板
13、23、24 コネクタ
14 カバー部材
15 リジッド部
15A 第1リジッド部
15B 第2リジッド部
15Aa、15Ba 端面
16 フレキシブル部
17 切断痕
20 第2電子部品ユニット
100 基板集合体
101、102、103、104 キャリア
200 基板中間体
201 第1端部捨てリジッド部
201a、202a 締結孔
202 第2端部捨てリジッド部
203 第1中間捨てリジッド部
204 第2中間捨てリジッド部
205 フレキシブル部
300 治具
301 棒部材
L1 第1隣接方向
L2 第2隣接方向
R 回動軸線

Claims (7)

  1. 電子部品が実装される複数のリジッド部、及び、前記リジッド部より可撓性が高く前記複数のリジッド部のうちの第1リジッド部と第2リジッド部とを電気的に接続するフレキシブル部を有する基板の前記第1リジッド部を前記フレキシブル部で前記第2リジッド部側に折り返す折り返し工程を含み、
    前記折り返し工程では、複数の前記基板の前記第1リジッド部、前記第2リジッド部、及び、前記フレキシブル部がそれぞれ隣接方向に沿って並んで位置した状態で、前記複数の基板の複数の前記第1リジッド部をそれぞれ前記フレキシブル部で前記第2リジッド部側に一括で折り返すことを特徴とする、
    電子部品ユニット製造方法。
  2. 前記折り返し工程の前に、前記隣接方向に対して前記複数の第1リジッド部を挟んで両側に当該複数の第1リジッド部と一体で設けられた一対の第1端部捨てリジッド部にそれぞれ治具を固定する治具固定工程を含み、
    前記折り返し工程では、前記隣接方向に沿った回動軸線を回動中心として、一対の前記治具を一緒に回動させることで、当該一対の治具と共に前記複数の第1リジッド部をそれぞれ前記フレキシブル部で前記第2リジッド部側に一括で折り返す、
    請求項1に記載の電子部品ユニット製造方法。
  3. 前記治具固定工程の後でかつ前記折り返し工程の前に、前記一対の治具に前記隣接方向に沿って棒部材を架け渡す棒部材設置工程を含み、
    前記折り返し工程では、前記棒部材を前記フレキシブル部の曲げ支点として、前記複数の第1リジッド部をそれぞれ当該フレキシブル部で前記第2リジッド部側に一括で折り返す、
    請求項2に記載の電子部品ユニット製造方法。
  4. 前記折り返し工程の後に、前記隣接方向に対して前記複数の第2リジッド部を挟んで両側に当該複数の第2リジッド部と一体で設けられた一対の第2端部捨てリジッド部にそれぞれ前記治具を固定し、前記複数の第1リジッド部と前記複数の第2リジッド部とがそれぞれ前記フレキシブル部で屈曲した状態を保持させる屈曲保持工程を含む、
    請求項2又は請求項3に記載の電子部品ユニット製造方法。
  5. 前記屈曲保持工程の後に、前記第1リジッド部と前記第2リジッド部とが前記フレキシブル部で屈曲した状態で前記基板を内蔵するカバー部材をインサート成形するインサート成形工程と、
    前記インサート成形工程の後に、前記第1端部捨てリジッド部、及び、前記第2端部捨てリジッド部を前記基板から切断する切断工程とを含む、
    請求項4に記載の電子部品ユニット製造方法。
  6. 前記折り返し工程では、前記隣接方向に沿って隣接する前記第1リジッド部同士を接続する第1中間捨てリジッド部と前記隣接方向に沿って隣接する前記第2リジッド部同士を接続する第2中間捨てリジッド部とを接続し前記リジッド部より可撓性が高い捨てフレキシブル部で、前記複数の第1リジッド部と共に前記第1中間捨てリジッド部を前記第2中間捨てリジッド部側に折り返し、
    前記折り返し工程の後に、前記第1中間捨てリジッド部、前記第2中間捨てリジッド部、及び、前記捨てフレキシブル部を前記基板から切断する切断工程を含む、
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の電子部品ユニット製造方法。
  7. 電子部品が実装される複数のリジッド部、及び、前記リジッド部より可撓性が高く前記複数のリジッド部のうちの第1リジッド部と第2リジッド部とを電気的に接続するフレキシブル部を有する基板と、
    前記第1リジッド部と前記第2リジッド部とが前記フレキシブル部で屈曲した状態で前記基板を被覆し内蔵するカバー部材とを備え、
    前記基板は、前記第1リジッド部、及び、前記第2リジッド部の端面が前記カバー部材から露出し、当該露出した端面に切断痕が形成されていることを特徴とする、
    電子部品ユニット。
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