以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[画像処理装置のハードウェア構成]
図1は、本実施の形態における画像処理装置10のハードウェア構成例を示した図である。図示するように、画像処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、ROM(Read Only Memory)13と、HDD(Hard Disk Drive)14と、操作パネル15と、画像読取部16と、画像形成部17と、通信インターフェース(以下、「通信I/F」と表記する)18とを備える。
CPU11は、ROM13等に記憶された各種プログラムをRAM12にロードして実行することにより、後述する各機能を実現する。
RAM12は、CPU11の作業用メモリ等として用いられるメモリである。
ROM13は、CPU11が実行する各種プログラム等を記憶するメモリである。
HDD14は、画像読取部16が読み取った画像データや画像形成部17における画像形成にて用いる画像データ等を記憶する例えば磁気ディスク装置である。
操作パネル15は、各種情報の表示やユーザからの操作入力の受付を行う例えばタッチパネルである。ここで、操作パネル15は、各種情報が表示されるディスプレイと、指やスタイラスペン等で指示された位置を検出する位置検出シートとからなる。或いは、タッチパネルに代えて、ディスプレイ及びキーボードを用いてもよい。
画像読取部16は、紙等の記録媒体に記録された画像を読み取る。ここで、画像読取部16は、例えばスキャナであり、光源から原稿に照射した光に対する反射光をレンズで縮小してCCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式や、LED光源から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式のものを用いるとよい。
画像形成部17は、記録媒体に画像を形成する。ここで、画像形成部17は、例えばプリンタであり、感光体に付着させたトナーを記録媒体に転写して像を形成する電子写真方式や、インクを記録媒体上に吐出して像を形成するインクジェット方式のものを用いるとよい。
通信I/F18は、通信回線(図示せず)を介して他の装置との間で各種情報の送受信を行う。
[画面表示装置の機能構成]
本実施の形態では、このような画像処理装置10において、画面表示装置20が、複数のアイコンをタイル状に整列したメニュー画面を操作パネル15に表示する。ここで、アイコンとは、物事を視覚的な略号として表現したものであり、コンピュータアクションを制御するものである。アイコンは、絵柄だけ又は文字だけで構成されてもよいし、絵柄及び文字から構成されてもよい。
アイコンは、Z順又は逆N順に順番に配置される。図2(a)はアイコンがZ順に配置されたメニュー画面の一例を示し、図2(b)はアイコンが逆N順に配置されたメニュー画面の一例を示す。小さい四角形がアイコンを表し、その中に「#K」と記されたアイコン(以下、「アイコン#K」と表記する)はK番目のアイコンを表す。つまり、図2(a)では、最上行の左から右へ、次にその下の行の左から右へ、という順番でアイコンが配置されており、図2(b)では、最左列の上から下へ、次にその右の列の上から下へ、次にその右の列の上から下へ、という順番でアイコンが配置されている。尚、本実施の形態では、表示要素の一例として、アイコンを配置するが、アイコン以外のオブジェクトを配置してもよい。
また、メニュー画面は、装置により、縦方向にスクロールする場合と、横方向にスクロールする場合とがある。例えば、図2(a)のメニュー画面は、縦方向にスクロールするとよく、図2(b)のメニュー画面は、横方向にスクロールするとよい。尚、本実施の形態では、画面の一例として、メニュー画面を表示するが、メニュー画面以外の画面を表示してもよい。
更に、メニュー画面は、規定の位置にアイコンが配置されていなくてもよい(規定の位置の余白が許される)場合と、規定の位置にアイコンが配置されていなければならない(規定の位置の余白が許されない)場合とがある。そして、各アイコンはドラッグ&ドロップにより配置順が変更される。
このように、メニュー画面には、アイコンの順番、スクロール方向及び余白の有無により種々のバリエーションが存在するが、以下では、アイコンがZ順に配置され、縦方向にスクロールされ、規定の位置の余白が許されないメニュー画面を前提とする。そして、画面表示装置20が、ユーザの指示に応じて、このメニュー画面にアイコンを追加する。
図3は、このような画面表示装置20の機能構成例を示したブロック図である。ここで、画面表示装置20は、画像処理装置10のCPU11(図1参照)が、後述する各機能部を実現するプログラムを例えばROM13(図1参照)からRAM12(図1参照)に読み込んで実行することにより、実現される装置として捉えられる。画面表示装置20は、図示するように、操作受付部21と、画面情報記憶部22と、画面生成部23と、画面出力部24とを備える。
操作受付部21は、操作パネル15上でのユーザ操作を受け付ける。ここで、ユーザ操作は、位置指定操作の一例として、メニュー画面上のアイコンを追加する位置を指定する操作を含む。また、複写操作の一例として、メニュー画面に配置されたアイコンを複写する操作も含む。更に、追加指示操作の一例として、複写したアイコンを配置する操作や、アイコン追加画面上でアイコンを選択する操作も含む。本実施の形態では、位置指定操作、複写操作、追加指示操作等を受け付ける受付手段の一例として、操作受付部21を設けている。
画面情報記憶部22は、メニュー画面を生成するための情報(以下、「画面情報」という)を記憶する。尚、画面情報については、後で詳しく述べる。
画面生成部23は、画面情報記憶部22に記憶された画面情報を用いて、操作パネル15に表示するメニュー画面を生成する。その際、複写したアイコンを配置する操作や、アイコン追加画面上でアイコンを選択する操作があった場合は、画面情報記憶部22に記憶された画面情報を更新し、更新後の画面情報を用いて、アイコンを追加したメニュー画面を生成する。また、メニュー画面上のアイコンを追加する位置を指定する操作があった場合は、その指定された位置にアイコンを追加したメニュー画面を生成し、メニュー画面上のアイコンを追加する位置を指定する操作がなかった場合は、予め定められた規則で決定された位置にアイコンを追加したメニュー画面を生成する。
画面出力部24は、画面生成部23により生成されたメニュー画面を、操作パネル15に出力する。本実施の形態では、新たな表示要素が追加された画面を表示する表示手段の一例として、画面出力部24を設けている。
ここで、画面情報記憶部22に記憶された画面情報について説明する。図4は、画面情報の一例を示した図である。画面情報は、図示するように、アイコン番号と、アイコン領域と、種別と、デザインと、名称とを含む。尚、画面情報には、アイコンに関する情報だけでなく、アイコンが配置される画面に関する情報もあるが、ここでは、アイコンに関する情報のみを示している。
アイコン番号は、メニュー画面上でのアイコンの並び順を示す値である。図2(a)の例で言えば、アイコン内に示された#1〜#6がこれに相当する。
アイコン領域は、メニュー画面上のアイコンが配置された領域である。本実施の形態では、説明を簡単にするために、アイコンを四角形とし、アイコン領域を「(左上点のX座標値,左上点のY座標値)−(右下点のX座標値,右下点のY座標値)」という形式で示している。X座標値は、メニュー画面上に仮想的に設定されたX軸上の値である。ここで、X軸は、横方向に並んだアイコンの行ごとに、メニュー画面の左端から右端まで、右方向がプラス方向になるように設定されている。そして、各行に設定されたX軸上の右端の値が、次の行に設定されたX軸上の左端の値になるものとする。つまり、図2(a)の例で言えば、アイコン#3の右端よりもアイコン#4の左端の方が実際には左側にあるが、X軸上では、アイコン#3の右端のX座標値よりもアイコン#4の左端のX座標値の方が大きい側(右側)にある。また、Y座標値は、メニュー画面上に仮想的に設定されたY軸上の値である。ここで、Y軸は、横方向に並んだアイコンの行ごとに、その行の上端から下端まで、下方向がプラス方向になるように設定されている。そして、各行に設定されたY軸上の上端の値は同じであり、各行に設定されたY軸上の下端の値は同じであるものとする。つまり、図2(a)の例で言えば、アイコン#1の上端よりもアイコン#4の上端の方が実際には下側にあるが、全てのアイコンが同じ大きさ及び形状であるとすると、Y軸上では、アイコン#1の上端のY座標値とアイコン#4の上端のY座標値とは同じになる。
種別は、アイコンに割り当てられた機能の種別である。ここで、機能としては、プリンタ機能、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能等があるが、これらには限られない。アイコンは、押下されることにより、割り当てられた機能を起動するようになっている。尚、図では、種別の具体的な内容は省略している。
デザインは、アイコンの絵や模様である。デザインは、予め用意された複数のデザインの中から選択すればよい。具体的には、複数のデザインのそれぞれにデザインIDを割り当てておき、複数のデザインの中から選択されたデザインのデザインIDを、デザインとして保持しておくとよい。尚、図では、デザインの具体的な内容も省略している。
名称は、アイコンの名称である。アイコンの名称は、例えば、アイコンを追加する際にユーザが設定するとよい。尚、図では、名称の具体的な内容も省略している。
[第1の実施の形態]
(概要)
図5(a)〜(d)は、第1の実施の形態の概要を示した図である。この第1の実施の形態では、メニュー画面30に配置された複写対象のアイコンである元アイコンを複写して生成した複写アイコンを、元アイコンに予め定められた側で隣接する位置に追加する。尚、元アイコンは、複写アイコンを追加する際の基準となるアイコンと捉えられるので、基準となる基準表示要素の一例である。また、複写アイコンとは、元アイコンの情報を引き継いだアイコンである。ここでは、元アイコンに割り当てられたアプリ(機能)を引き継ぎ、そのアプリで用いられるパラメータ等を一部変更した別のアイコンを複写アイコンとして生成するものとする。即ち、ここでいう「複写」とは、アイコンに割り当てられた機能と、アイコンに設定されているパラメータとを複写することを意味する。アイコンに割り当てられた機能がコピー機能である場合には、コピー機能と、コピー機能に設定されているパラメータとを複写する。例えば、複数の用紙から読み取った画像を1枚の用紙の表面に形成する集約の設定や、スキャナの読取解像度の設定等を複写して新たなアイコンを生成する。また、アイコンに割り当てられた機能がスキャン機能である場合には、スキャン機能と、スキャン機能に設定されているパラメータとを複写する。例えば、スキャンして得られたデータの保存先の設定や、スキャナの読取解像度の設定等を複写して新たなアイコンを生成する。
まず、ユーザは、(a)に示すように、元アイコンを選択する。ここでは、Aアプリに対応するアイコン#Aを元アイコンとして選択している。これにより、(b)に示すように、複写アイコンの設定画面36が表示される。ここでは、Aアプリの設定画面36が表示されている。そこで、ユーザが、Aアプリの設定を行い、「設定保存」ボタン37を押下したとする。すると、(c)に示すように、複写アイコンの設定保存画面38が表示される。ここでは、Aアプリの設定保存画面38が表示されている。そこで、ユーザが、「別名で保存」ボタン39を押下したとする。すると、(d)に示すように、(a)で選択された元アイコンを複写した複写アイコンが、元アイコンに隣接する位置に追加される。ここでは、Aアプリに対応する複写アイコン#A’が、アイコン#3が配置されていた位置に配置されている。その際、追加されたアイコンの位置に配置されていたアイコン以降のアイコンは、位置がシフトして再配置される。ここでは、アイコン#3以降のアイコンが、位置がシフトして再配置されている。
(動作)
図6は、第1の実施の形態における画面表示装置20の動作例を示したフローチャートである。尚、この動作例では、元アイコンに予め定められた側で隣接する位置を、図5(d)に示した元アイコンに右側で隣接する位置、つまり元アイコンの次の位置として、説明する。また、メニュー画面30には最初は全部でN個のアイコンが配置されているものとして、説明する。
動作が開始すると、画面表示装置20では、まず、操作受付部21が、操作パネル15に表示されたメニュー画面30上で元アイコンを選択する操作があったかどうかを判定する(ステップ201)。ここで、元アイコンを選択する操作があったかどうかは、例えば、操作パネル15上の押下された位置に対応するメニュー画面30上の押下された位置の座標(X,Y)と、画面情報記憶部22に記憶された画面情報におけるアイコン領域「(XLK,YTK)−(XRK,YBK)」とについて、条件「XLK≦X≦XRKかつYTK≦Y≦YBK」を満たすKがあるかどうかを調べることにより、判定すればよい(K=1,2,…,N)。尚、このとき、操作受付部21は、条件を満たすKを、元アイコンのアイコン番号として保持しておく。そして、操作受付部21は、そのような操作がないと判定するとステップ201を繰り返し、そのような操作があったと判定すると画面出力部24に制御を移す。これにより、画面出力部24は、複写アイコンに対応する機能に関する設定を行うための設定画面36を操作パネル15に出力する(ステップ202)。そして、ユーザは、設定画面36上で複写アイコンに対応する機能に関する設定を行う。
次に、操作受付部21は、設定画面36上の「設定保存」ボタン37を押下する操作があったかどうかを判定する(ステップ203)。そして、操作受付部21は、そのような操作がないと判定するとステップ203を繰り返し、そのような操作があったと判定すると画面出力部24に制御を移す。これにより、画面出力部24は、複写アイコンに対応する機能に関する設定を保存するための設定保存画面38を操作パネル15に出力する(ステップ204)。
次いで、操作受付部21は、設定保存画面38上の「別名で保存」ボタン39を押下する操作があったかどうかを判定する(ステップ205)。そして、操作受付部21は、そのような操作がないと判定するとステップ205を繰り返し、そのような操作があったと判定すると画面出力部24に制御を移す。
これにより、画面生成部23は、メニュー画面30における元アイコンの次のアイコンの位置を、複写アイコンの挿入位置に決定する(ステップ206)。具体的には、操作受付部21がステップ201で元アイコンのアイコン番号Kを保持したので、画面生成部23は、操作受付部21からこれを受け取り、アイコン番号Kの次のアイコン番号(K+1)を複写アイコンの挿入位置のアイコン番号に決定する。
また、画面生成部23は、アイコンを追加した新たなメニュー画面30を生成する(ステップ207)。具体的には、まず、画面情報記憶部22に記憶された画面情報を、アイコン番号(K+1)からアイコン番号Nまでの情報がそのままの順番でアイコン番号(K+2)からアイコン番号(N+1)までの情報となるように更新する。また、複写アイコンの情報が新たにアイコン番号(K+1)の情報となるように更新する。更に、このように更新された画面情報に基づいて、新たなメニュー画面30を生成する。
その後、画面出力部24は、この新たなメニュー画面30を操作パネル15に出力する(ステップ208)。
尚、この第1の実施の形態において、メニュー画面30の表示されている部分の最終位置のアイコンを複写した場合、メニュー画面30の表示されていない部分に複写アイコンが追加されることになるが、追加されたアイコンは、表示されないままにしてもよいし、メニュー画面30の表示される部分を変更することによって表示されるようにしてもよい。
[第2の実施の形態]
(概要)
図7(a)〜(d)は、第2の実施の形態の概要を示した図である。この第2の実施の形態では、「アイコン追加」ボタン31をドラッグしてアイコンを追加する位置を決定する。
まず、ユーザは、(a)に示すように、メニュー画面30の編集モードで「アイコン追加」ボタン31を長押ししてドラッグを開始する。次に、ユーザは、(b)に示すように、「アイコン追加」ボタン31をドラッグすることにより、アイコンの挿入位置を指定する。尚、「アイコン追加」ボタン31は、新たな表示要素を追加する操作のための追加操作用表示要素の一例である。ここでは、アイコン#4とアイコン#5との間の余白部分32をアイコンの挿入位置として指定している。また、このとき、アイコンの挿入位置に挿入バー33が表示されるようにしてもよい。この状態でユーザが指を離すと、「アイコン追加」ボタン31のドラッグは解除され、アイコンの挿入位置が確定する。そして、(c)に示すように、メニュー画面30上には、アイコン追加画面34が表示される。そこで、ユーザは、アイコン追加画面34のアイコンの種別から追加したいアイコンの種別を選択する。ここでは、Dアイコンをアイコンの種別として選択している。すると、(d)に示すように、(c)で選択された種別のアイコンが、(b)で指定された挿入位置に挿入される。ここでは、アイコンの種別がDアイコンであるアイコン#Dが、アイコン#5が配置されていた位置に配置されている。その際、追加されたアイコンの位置に配置されていたアイコン以降のアイコンは、位置がシフトして再配置される。ここでは、アイコン#5以降のアイコンが、位置がシフトして再配置されている。
(動作)
図8は、第2の実施の形態における画面表示装置20の動作例を示したフローチャートである。尚、この動作例でも、メニュー画面30には最初は全部でN個のアイコンが配置されているものとして、説明する。
動作が開始すると、画面表示装置20では、まず、操作受付部21が、操作パネル15に表示されたメニュー画面30上で「アイコン追加」ボタン31を長押ししてドラッグする操作があったかどうかを判定する(ステップ211)。そして、操作受付部21は、そのような操作がないと判定するとステップ211を繰り返し、そのような操作があったと判定すると画面出力部24に制御を移す。これにより、画面出力部24は、「アイコン追加」ボタン31をドラッグ先の位置に表示されるように操作パネル15に出力する(ステップ212)。
次に、操作受付部21は、操作パネル15に表示されたメニュー画面30上で「アイコン追加」ボタン31を引き続きドラッグする操作があったかどうかを判定する(ステップ213)。そして、操作受付部21は、そのような操作があったと判定すると画面出力部24に制御を移す。これにより、画面出力部24は、「アイコン追加」ボタン31をドラッグ先の位置に表示されるように操作パネル15に出力する(ステップ212)。
一方、操作受付部21は、「アイコン追加」ボタン31を引き続きドラッグする操作がなかったと判定すると、ユーザが余白部分32で指を離す操作があったかどうかを判定する(ステップ214)。ここで、ユーザが余白部分32で指を離す操作があったかどうかは、例えば、操作パネル15上の押下された位置に対応するメニュー画面30上の押下された位置の座標(X,Y)と、画面情報記憶部22に記憶された画面情報におけるアイコン領域「(XLK,YTK)−(XRK,YBK)」及び「(XLK+1,YTK+1)−(XRK+1,YBK+1)」とについて、条件「XRK≦X≦XLK+1かつYTK≦Y≦YBKかつYTK+1≦Y≦YBK+1」を満たすKがあるかどうかを調べることにより、判定すればよい(K=1,2,…,N−1)。尚、このとき、操作受付部21は、条件を満たす(K,K+1)を、余白部分32の両側のアイコンのアイコン番号として保持しておく。そして、操作受付部21は、そのような操作がないと判定するとステップ214を繰り返し、そのような操作があったと判定すると画面出力部24に制御を移す。これにより、画面出力部24は、追加アイコンを選択するためのアイコン追加画面34を操作パネル15に出力する(ステップ215)。
次いで、操作受付部21は、アイコン追加画面34上で追加アイコンを選択する操作があったかどうかを判定する(ステップ216)。そして、そのような操作がないと判定するとステップ216を繰り返し、そのような操作があったと判定すると画面生成部23に制御を移す。
これにより、画面生成部23は、メニュー画面30における余白部分32の両側のアイコンのうち順番が後のアイコンの位置を、追加アイコンの挿入位置に決定する(ステップ217)。具体的には、操作受付部21がステップ214で余白部分32の両側のアイコン番号(K,K+1)を保持したので、画面生成部23は、操作受付部21からこれを受け取り、この中で順番が後の方のアイコン番号(K+1)を追加アイコンの挿入位置のアイコン番号に決定する。
また、画面生成部23は、アイコンを追加した新たなメニュー画面30を生成する(ステップ218)。具体的には、まず、画面情報記憶部22に記憶された画面情報を、アイコン番号(K+1)からアイコン番号Nまでの情報がそのままの順番でアイコン番号(K+2)からアイコン番号(N+1)までの情報となるように更新する。また、追加アイコンの情報が新たにアイコン番号(K+1)の情報となるように更新する。更に、このように更新された画面情報に基づいて、新たなメニュー画面30を生成する。
その後、画面出力部24は、この新たなメニュー画面30を操作パネル15に出力する(ステップ219)。
[第3の実施の形態]
(概要)
図9(a)〜(d)は、第3の実施の形態の概要を示した図である。この第3の実施の形態では、余白部分32を長押ししてアイコンを追加する位置を決定する。
まず、ユーザは、(a)に示すように、メニュー画面30の編集モードで余白部分32を長押しすることにより、アイコンの挿入位置を指定する。ここでは、アイコン#4とアイコン#5との間の余白部分32をアイコンの挿入位置として指定している。尚、本実施の形態では、余白部分32を長押ししているが、これは新たな表示要素を追加する位置を押下することの一例であり、他の押下方法を採用してもよい。また、このとき、(b)に示すように、アイコンの挿入位置には挿入バー33が表示される。ユーザがそのまま指をドラッグすると、挿入位置は変更される。その際、挿入バー33も合わせて移動させることにより、挿入位置の変更を目視させるようにしてもよい。この状態でユーザが指を離すと、挿入バー33のドラッグは解除され、アイコンの挿入位置が確定する。そして、(c)に示すように、メニュー画面30上には、アイコン追加画面34が表示される。そこで、ユーザは、アイコン追加画面34のアイコンの種別から追加したいアイコンの種別を選択する。ここでは、Dアイコンをアイコンの種別として選択している。すると、(d)に示すように、(c)で選択された種別のアイコンが、(b)で指定された挿入位置に挿入される。ここでは、アイコンの種別がDアイコンであるアイコン#Dが、アイコン#5が配置されていた位置に配置されている。その際、追加されたアイコンの位置に配置されていたアイコン以降のアイコンは、位置がシフトして再配置される。ここでは、アイコン#5以降のアイコンが、位置がシフトして再配置されている。
(動作)
図10は、第3の実施の形態における画面表示装置20の動作例を示したフローチャートである。
動作が開始すると、画面表示装置20では、まず、操作受付部21が、操作パネル15に表示されたメニュー画面30上で余白部分32を長押しする操作があったかどうかを判定する(ステップ221)。そして、操作受付部21は、そのような操作がないと判定するとステップ221を繰り返し、そのような操作があったと判定すると画面出力部24に制御を移す。これにより、画面出力部24は、挿入バー33をドラッグ先の位置に表示されるように操作パネル15に出力する(ステップ222)。
次に、操作受付部21は、操作パネル15に表示されたメニュー画面30上で挿入バー33をドラッグする操作があったかどうかを判定する(ステップ223)。そして、操作受付部21は、そのような操作があったと判定すると画面出力部24に制御を移す。これにより、画面出力部24は、挿入バー33をドラッグ先の位置に表示されるように操作パネル15に出力する(ステップ222)。
一方、操作受付部21が、挿入バー33をドラッグする操作がなかったと判定すると、画面表示装置20は、ステップ224〜229の処理を行う。これらの処理は、図8のステップ214〜219の処理と同じなので、ここでの説明は省略する。
[第4の実施の形態]
(概要)
図11(a)〜(d)は、第4の実施の形態の概要を示した図である。この第4の実施の形態では、余白部分32のシングルタップでアイコンを追加する位置を決定する。
まず、ユーザは、(a)に示すように、メニュー画面30の編集モードで余白部分32をシングルタップすることにより、アイコンの挿入位置を指定する。ここでは、アイコン#4とアイコン#5との間の余白部分32をアイコンの挿入位置として指定している。尚、本実施の形態では、余白部分32をシングルタップしているが、これは新たな表示要素を追加する位置を押下することの一例であり、他の押下方法を採用してもよい。また、このとき、(b)に示すように、アイコンの挿入位置には挿入バー33が表示される。この状態でユーザが「アイコン追加」ボタン31を押下すると、アイコンの挿入位置が確定する。そして、(c)に示すように、メニュー画面30上には、アイコン追加画面34が表示される。そこで、ユーザは、アイコン追加画面34のアイコンの種別から追加したいアイコンの種別を選択する。ここでは、Dアイコンをアイコンの種別として選択している。すると、(d)に示すように、(c)で選択された種別のアイコンが、(b)で指定された挿入位置に挿入される。ここでは、アイコンの種別がDアイコンであるアイコン#Dが、アイコン#5が配置されていた位置に配置されている。その際、追加されたアイコンの位置に配置されていたアイコン以降のアイコンは、位置がシフトして再配置される。ここでは、アイコン#5以降のアイコンが、位置がシフトして再配置されている。
(動作)
図12は、第4の実施の形態における画面表示装置20の動作例を示したフローチャートである。
動作が開始すると、画面表示装置20では、まず、操作受付部21が、操作パネル15に表示されたメニュー画面30上で余白部分32をシングルタップする操作があったかどうかを判定する(ステップ231)。ここで、余白部分32がシングルタップされたかどうかは、例えば、操作パネル15上の押下された位置に対応するメニュー画面30上の押下された位置の座標(X,Y)と、画面情報記憶部22に記憶された画面情報におけるアイコン領域「(XLK,YTK)−(XRK,YBK)」及び「(XLK+1,YTK+1)−(XRK+1,YBK+1)」とについて、条件「XRK≦X≦XLK+1かつYTK≦Y≦YBKかつYTK+1≦Y≦YBK+1」を満たすKがあるかどうかを調べることにより、判定すればよい(K=1,2,…,N)。尚、このとき、操作受付部21は、条件を満たす(K,K+1)を、余白部分32の両側のアイコンのアイコン番号として保持しておく。そして、操作受付部21は、そのような操作がないと判定するとステップ231を繰り返し、そのような操作があったと判定すると画面出力部24に制御を移す。これにより、画面出力部24は、挿入バー33をシングルタップが行われた位置に表示されるように操作パネル15に出力する(ステップ232)。
次に、操作受付部21は、操作パネル15に表示されたメニュー画面30上で「アイコン追加」ボタン31を押下する操作があったかどうかを判定する(ステップ233)。そして、操作受付部21は、そのような操作がないと判定するとステップ233を繰り返す。また、操作受付部21が、そのような操作があったと判定すると、画面表示装置20は、ステップ234〜238の処理を行う。これらの処理は、追加アイコンの挿入位置を決定する際に用いる(K,K+1)がステップ231で保持しておいたものである点を除き、図8のステップ215〜219の処理と同じなので、ここでの説明は省略する。
[第5の実施の形態]
(概要)
図13(a)〜(d)は、第5の実施の形態の概要を示した図である。この第5の実施の形態では、順次移動する挿入バー33の位置を選択してアイコンを追加する位置を決定する。
まず、ユーザは、(a)に示すように、メニュー画面30の編集モードで「アイコン追加」ボタン31を押下する。すると、(b)に示すように、挿入バー33が、アイコンの挿入位置の候補に順次表示される。尚、挿入バー33は、新たな表示要素を追加可能な位置であることを示す追加可能位置表示要素の一例である。ここでは、挿入バー33は、アイコン#1とアイコン#2との間の余白部分32a、アイコン#2とアイコン#3との間の余白部分32b、アイコン#3の右の余白部分32c、アイコン#4とアイコン#5との間の余白部分32d、アイコン#5とアイコン#6との間の余白部分32eの順に表示位置が切り替えられている。そして、アイコンを追加したい位置に挿入バー33が表示された状態で、ユーザが、「アイコン追加」ボタン31を押下すると、アイコンの挿入位置が指定される。尚、「アイコン追加」ボタン31は、新たな表示要素を追加する操作のための追加操作用表示要素の一例である。ここでは、アイコン#4とアイコン#5との間の余白部分32dに挿入バー33が表示された状態で「アイコン追加」ボタン31が押下され、この余白部分32dがアイコンの挿入位置として指定されたとする。これにより、(c)に示すように、メニュー画面30上には、アイコン追加画面34が表示される。そこで、ユーザは、アイコン追加画面34のアイコンの種別から追加したいアイコンの種別を選択する。ここでは、Dアイコンをアイコンの種別として選択している。すると、(d)に示すように、(c)で選択された種別のアイコンが、(b)で指定された挿入位置に挿入される。ここでは、アイコンの種別がDアイコンであるアイコン#Dが、アイコン#5が配置されていた位置に配置されている。その際、追加されたアイコンの位置に配置されていたアイコン以降のアイコンは、位置がシフトして再配置される。ここでは、アイコン#5以降のアイコンが、位置がシフトして再配置されている。
(動作)
図14は、第5の実施の形態における画面表示装置20の動作例を示したフローチャートである。
動作が開始すると、画面表示装置20では、まず、操作受付部21が、操作パネル15に表示されたメニュー画面30上で「アイコン追加」ボタン31を押下する操作があったかどうかを判定する(ステップ241)。そして、操作受付部21は、そのような操作がないと判定するとステップ241を繰り返し、そのような操作があったと判定すると画面出力部24に制御を移す。これにより、画面出力部24は、挿入バー33を、最初に表示すべき余白部分32に表示されるように操作パネル15に出力する(ステップ242)。
次に、操作受付部21は、操作パネル15に表示されたメニュー画面30上で「アイコン追加」ボタン31を押下する操作があったかどうかを判定する(ステップ243)。そして、操作受付部21は、そのような操作がないと判定すると画面出力部24に制御を移す。これにより、画面出力部24は、挿入バー33を、最初に表示すべき余白部分32に表示してからの経過時間によって決まる余白部分32に表示されるように操作パネル15に出力する(ステップ242)。ここで、挿入バー33が存在する余白部分32は、例えば、操作パネル15上の押下された位置に対応するメニュー画面30上の押下された位置の座標(X,Y)と、画面情報記憶部22に記憶された画面情報におけるアイコン領域「(XLK,YTK)−(XRK,YBK)」及び「(XLK+1,YTK+1)−(XRK+1,YBK+1)」とについて、条件「XRK≦X≦XLK+1かつYTK≦Y≦YBKかつYTK+1≦Y≦YBK+1」を満たすKを求めることにより、特定すればよい(K=1,2,…,N−1)。尚、このとき、画面出力部24は、条件を満たす(K,K+1)を、余白部分32の両側のアイコンのアイコン番号として保持しておく。
一方、操作受付部21が、「アイコン追加」ボタン31を押下する操作があったと判定すると、画面表示装置20は、ステップ244〜248の処理を行う。これらの処理は、追加アイコンの挿入位置を決定する際に用いる(K,K+1)がステップ242で直前に保持しておいたものである点を除き、図8のステップ215〜219の処理と同じなので、ここでの説明は省略する。
尚、この第5の実施の形態では、メニュー画面30の表示されている部分にアイコンが追加されるように、挿入バー33の表示位置をアイコン#5とアイコン#6との間の余白部分32eまでとした。しかしながら、挿入バー33の表示位置はアイコン#6の右の余白部分までとしてもよい。この場合は、メニュー画面30の表示されていない部分にアイコンが追加されることになるが、追加されたアイコンは、表示されないままにしてもよいし、メニュー画面30の表示される部分を変更することによって表示されるようにしてもよい。また、挿入バー33の表示位置をアイコン#7以降の余白部分まで拡張し、挿入バー33が見えるようにメニュー画面30の表示されている部分を変更しながら挿入バー33の表示位置を切り替えるようにしてもよい。
[第6の実施の形態]
(概要)
図15(a)〜(d)は、第6の実施の形態の概要を示した図である。この第6の実施の形態では、アイコンを、メニュー画面30の表示されている部分内の予め定められた位置に追加する。尚、メニュー画面30の表示されている部分は、互いに隣接して配置された表示要素の群である表示要素群の一例である。
まず、ユーザは、(a)に示すように、フリックにより画面をスクロールさせて、メニュー画面30のアイコンを追加したい部分を表示する。ここでは、アイコン#1〜#6が配置された部分が表示された状態でフリックすることにより、アイコン#4〜#9が配置された部分が表示される場合を示している。次に、ユーザは、(b)に示すように、「アイコン追加」ボタン31を押下する。これにより、(c)に示すように、メニュー画面30上には、アイコン追加画面34が表示される。そこで、ユーザは、アイコン追加画面34のアイコンの種別から追加したいアイコンの種別を選択する。ここでは、Dアイコンをアイコンの種別として選択している。すると、(d)に示すように、(c)で選択された種別のアイコンが、メニュー画面30の表示されている部分の例えば最終位置に挿入される。ここでは、アイコンの種別がDアイコンであるアイコン#Dが、アイコン#9が配置されていた位置に配置されている。その際、追加されたアイコンの位置に配置されていたアイコン以降のアイコンは、位置がシフトして再配置される。ここでは、アイコン#9以降のアイコンが、位置がシフトして再配置されている。
尚、この第6の実施の形態では、メニュー画面30の表示されている部分の例えば最終位置にアイコンを挿入し、かつ、他のアイコンのレイアウト変更を最小にする変形例も考えられる。この変形例は、(d)でアイコンが挿入されるまでは、上記と同じである。しかしながら、その際、追加されたアイコンの位置に配置されていたアイコンがメニュー画面30の最終位置(表示されていない)に移動して配置される。図の例では、アイコン#9がメニュー画面30の最終位置に移動して配置されることになる。これにより、アイコン#10以降のアイコンは、位置が変わらず、レイアウトが保たれる。
(動作)
図16は、第6の実施の形態における画面表示装置20の動作例を示したフローチャートである。尚、この動作例では、メニュー画面30の表示されている部分内の予め定められた位置を、図15(d)に示したメニュー画面30の表示されている部分の最後の位置として、説明する。また、メニュー画面30の表示されている部分の最終位置に配置されていたアイコン以降のアイコンが、図15(d)に示したようにシフトして再配置される場合について説明する。更に、メニュー画面30には最初は全部でN個のアイコンが配置されているものとして、説明する。
動作が開始すると、画面表示装置20では、まず、操作受付部21が、操作パネル15に表示されたメニュー画面30をスクロールする操作があったかどうかを判定する(ステップ251)。そして、操作受付部21は、そのような操作がないと判定するとステップ251を繰り返し、そのような操作があったと判定すると画面出力部24に制御を移す。これにより、画面出力部24は、メニュー画面30をスクロールして操作パネル15に出力する(ステップ252)。尚、このとき、画面出力部24は、メニュー画面30の表示されている部分の最後のアイコンのアイコン番号Mを保持しておく。
次に、操作受付部21は、操作パネル15に表示されたメニュー画面30上で「アイコン追加」ボタン31を押下する操作があったかどうかを判定する(ステップ253)。そして、操作受付部21は、そのような操作がないと判定するとステップ253を繰り返し、そのような操作があったと判定すると画面出力部24に制御を移す。これにより、画面出力部24は、追加アイコンを選択するためのアイコン追加画面34を操作パネル15に出力する(ステップ254)。
次いで、操作受付部21は、アイコン追加画面34上で追加アイコンを選択する操作があったかどうかを判定する(ステップ255)。そして、そのような操作がないと判定するとステップ255を繰り返し、そのような操作があったと判定すると画面生成部23に制御を移す。
これにより、画面生成部23は、メニュー画面30の表示されている部分の最後のアイコンの位置を、追加アイコンの挿入位置に決定する(ステップ256)。具体的には、画面出力部24がステップ252で、メニュー画面30の表示されている部分の最後のアイコンのアイコン番号Mを保持したので、画面生成部23は、画面出力部24からこれを受け取り、アイコン番号Mを追加アイコンの挿入位置のアイコン番号に決定する。
また、画面生成部23は、アイコンを追加した新たなメニュー画面30を生成する(ステップ257)。具体的には、まず、画面情報記憶部22に記憶された画面情報を、アイコン番号Mからアイコン番号Nまでの情報がそのままの順番でアイコン番号(M+1)からアイコン番号(N+1)までの情報となるように更新する。また、追加アイコンの情報が新たにアイコン番号Mの情報となるように更新する。更に、このように更新された画面情報に基づいて、新たなメニュー画面30を生成する。
その後、画面出力部24は、この新たなメニュー画面30を操作パネル15に出力する(ステップ258)。
[第7の実施の形態]
(概要)
図17(a)〜(c)は、第7の実施の形態の概要を示した図である。この第7の実施の形態では、アイコンを、そのアイコンの属性と予め定められた関係にある属性を有するアイコン群に予め定められた側で隣接する位置に追加する、ここで、属性とは、例えば、種別、デザイン、名称であり、予め定められた関係とは、同一又は類似の関係である。つまり、この実施の形態は、例えば、アイコンを、そのアイコンと同種別、同デザイン、類似名称のアイコン群に隣接する位置に追加するものである。尚、アイコンの属性と予め定められた関係にある属性を有するアイコン群は、互いに隣接して配置された表示要素の群である表示要素群の一例である。
まず、ユーザは、(a)に示すように、「アイコン追加」ボタン31を押下する。これにより、(b)に示すように、メニュー画面30上には、アイコン追加画面34が表示される。そこで、ユーザは、アイコン追加画面34のアイコンの種別から追加したいアイコンの種別を選択する。ここでは、Dアイコンをアイコンの種別として選択している。すると、(c)に示すように、(b)で選択された種別のアイコンが、同種別のアイコン群の例えば次の位置に追加される。ここで、「同種別のアイコン群」としては、アイコンに割り当てられたコピー機能、ファクシミリ機能等の機能種別が同じアイコン群が例示される。例えば、コピー機能に割り当てられたアイコン群「Copy1」、「Eco Copy」、「Color Copy」、「Tom’s Copy」は、「同種別のアイコン群」に該当する。ここでは、アイコンの種別がDアイコンであるアイコン#Dが、アイコン#D1、#D2、#D3が固まって配置されている領域35の次に追加されている。その際、追加されたアイコンの位置に配置されていたアイコン以降のアイコンは、位置がシフトして再配置される。ここでは、アイコン#14以降のアイコンが、位置がシフトして再配置されている。
また、(b)でアイコンのデザインを選択することができれば、その選択されたデザインのアイコンが、同デザインのアイコン群の例えば次の位置に追加されるようにしてもよい。更に、(b)でアイコンの名称を決定することができれば、その決定された名称のアイコンが、類似名称のアイコン群の例えば次の位置に追加されるようにしてもよい。ここで、「類似名称のアイコン群」としては、同じ単語が使われた名称のアイコン群が例示される。例えば、アイコン群「Tom’s Copy」、「Tom’s FAX1」、「Tom’s FAX2」、「Tom’s Scan」や、アイコン群「FAX1」、「Fax2」、「FAX35」、「Fax100」は、「類似名称のアイコン群」に該当する。
尚、この第7の実施の形態では、アイコンを追加する際に、アイコンを追加したいアイコン群は必ずしも表示されていなくてよい。即ち、第6の実施の形態のように、アイコンを追加する際に、メニュー画面30のアイコンを追加したい部分を表示するために画面をスクロールさせる必要はなく、メニュー画面30の任意の部分が表示された状態でアイコンを追加してよい。但し、アイコンを追加した後に、アイコンが追加されたアイコン群を表示するようにしてもよい。
(動作)
図18は、第7の実施の形態における画面表示装置20の動作例を示したフローチャートである。尚、この動作例では、アイコン群に予め定められた側で隣接する位置を、図17(c)に示したアイコン群に右側で隣接する位置、つまりアイコン群の次の位置として、説明する。また、メニュー画面30には最初は全部でN個のアイコンが配置されているものとして、説明する。更に、これらのN個のアイコンのうちの同じ属性を有するアイコンは、例えばユーザがアイコンの配置を変更する操作を行うことにより、既にアイコン群としてまとめて配置されているものとする。
動作が開始すると、画面表示装置20では、まず、操作受付部21が、操作パネル15に表示されたメニュー画面30上で「アイコン追加」ボタン31を押下する操作があったかどうかを判定する(ステップ261)。そして、操作受付部21は、そのような操作がないと判定するとステップ261を繰り返し、そのような操作があったと判定すると画面出力部24に制御を移す。これにより、画面出力部24は、追加アイコンを選択するためのアイコン追加画面34を操作パネル15に出力する(ステップ262)。
次に、操作受付部21は、アイコン追加画面34上で追加アイコンを選択する操作があったかどうかを判定する(ステップ263)。そして、そのような操作がないと判定するとステップ263を繰り返し、そのような操作があったと判定すると画面生成部23に制御を移す。尚、追加アイコンには、アイコンの属性が関連付けられているものとする。属性が種別であれば、追加アイコンに予め関連付けられていてよく、属性がデザインや名称であれば、追加アイコンを追加する際にユーザの指示により関連付けられてよい。
これにより、画面生成部23は、メニュー画面30における追加アイコンと同一又は類似の属性を有するアイコン群の次の位置を、追加アイコンの挿入位置に決定する(ステップ264)。具体的には、まず、画面情報記憶部22に記憶された画面情報を参照して、同じ属性を有するアイコンの並びの最後のアイコンのアイコン番号Mを求める。ここで、同じ属性を有するアイコンの並びとは、属性が種別であれば、例えば同じ種別のアイコンの並びであり、属性がデザインであれば、例えば同じデザインのアイコンの並びであり、属性が名称であれば、例えば類似する名称のアイコンの並びである。そして、ここで求めたアイコン番号Mの次のアイコン番号(M+1)を、追加アイコンの挿入位置のアイコン番号に決定する。
また、画面生成部23は、アイコンを追加した新たなメニュー画面30を生成する(ステップ265)。具体的には、まず、画面情報記憶部22に記憶された画面情報を、アイコン番号M+1からアイコン番号Nまでの情報がそのままの順番でアイコン番号(M+2)からアイコン番号(N+1)までの情報となるように更新する。また、追加アイコンの情報が新たにアイコン番号(M+1)の情報となるように更新する。更に、このように更新された画面情報に基づいて、新たなメニュー画面30を生成する。
その後、画面出力部24は、この新たなメニュー画面30を操作パネル15に出力する(ステップ266)。
尚、この第7の実施の形態では、追加アイコンを、追加アイコンの属性と予め定められた関係にある属性を有するアイコン群に予め定められた側で隣接する位置に追加することとしたが、これには限らない。例えば、この第7の実施の形態からアイコン群という概念をなくし、単純に、追加アイコンを、追加アイコンの属性と予め定められた関係にある属性を有するアイコンに予め定められた側で隣接する位置に追加することとしてもよい。この場合、追加アイコンの属性と予め定められた関係にある属性を有するアイコンは、追加アイコンを追加する際の基準となるアイコンと捉えられるので、基準となる基準表示要素の一例である。また、第7の実施の形態をこのようなものとして捉えると、メニュー画面30に配置されたアイコンのうち同じ属性を有するアイコンをアイコン群としてまとめて配置する操作をユーザが行わなくても、アイコンを追加する処理を繰り返すことにより、同じ属性を有するアイコンがアイコン群としてまとめて配置されるようになる。
[プログラム]
本実施の形態における画面表示装置20が行う処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。
即ち、本実施の形態を実現するプログラムは、コンピュータに、複数の表示要素が配置された画面への新たな表示要素の追加を指示する追加指示操作を受け付ける機能と、追加指示操作を受け付けた場合に、複数の表示要素のうちの基準となる表示要素である基準表示要素に予め定められた側で隣接する位置に新たな表示要素が追加された画面を表示する機能とを実現させるためのプログラムとして捉えられる。
また、本実施の形態を実現するプログラムは、コンピュータに、複数の表示要素が配置された画面上の新たな表示要素を追加する位置を指定する位置指定操作と、画面への新たな表示要素の追加を指示する追加指示操作とを受け付ける機能と、位置指定操作を受け付けた後に追加指示操作を受け付けた場合に、位置指定操作により指定された位置に新たな表示要素が追加された画面を表示する機能とを実現させるためのプログラムとしても捉えられる。
更に、本実施の形態を実現するプログラムは、コンピュータに、複数の表示要素が配置された画面への新たな表示要素の追加を指示する追加指示操作を受け付ける機能と、追加指示操作を受け付けた場合に、複数の表示要素のうちの互いに隣接して配置された表示要素の群である表示要素群内の予め定められた位置又は表示要素群に予め定められた側で隣接する位置に新たな表示要素が追加された画面を表示する機能とを実現させるためのプログラムとしても捉えられる。
尚、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。