JP2020077431A - 配車サービス提供装置、配車サービス提供方法、およびプログラム - Google Patents

配車サービス提供装置、配車サービス提供方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より効率的な運行スケジュールを計画すること。【解決手段】主利用者の利用リクエストを取得する取得部と、前記取得部により取得された利用リクエストに対し、自動運転車両に経路を指示する指示部と、前記利用リクエストおよび前記主利用者とは異なる利用者の利用リクエストを基に前記自動運転車両の前記経路の設定を行う経路設定部と、前記主利用者および前記主利用者とは異なる利用者が、前記経路上で同一車両を利用する合流計画、または前記経路上から複数の車両に分乗する分岐計画のいずれかにおいて、複数の自動運転車両を中継可能として前記主利用者に割り当てる運行管理部とを備える配車サービス提供装置である。【選択図】図1

Description

本発明の態様は、配車サービス提供装置、配車サービス提供方法、およびプログラムに関する。
本願は、2017年6月16日に、日本に出願された特願2017−118690号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、相乗りを希望する相乗り希望者と相乗り希望者を同乗させる相乗り提供車両の現在の状況を考慮して、様々な状況下で相乗りを適切に支援する乗車システムの発明が開示されている(特許文献1参照)。このシステムは、相乗りを希望する相乗り希望者の現在位置に関する情報を取得する情報取得手段と、前記相乗り希望者の現在位置を基準とした所定範囲内を走行し、且つ相乗り希望者と同一目的地へと走行する車両を検索する車両検索手段と、前記車両検索手段により検索された車両に前記相乗り希望者の情報を送信する情報送信手段と、を有することを特徴とする。
特開2009−289192号公報
従来の技術において、利用者を複数の車両に乗り換えさせることについては考慮がなされておらず、より効率的に運営することができない場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、より効率的な運行スケジュールを計画することができる配車サービス提供装置、配車サービス提供方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明に係る、配車サービス提供装置、配車サービス提供方法、およびプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):本発明の一態様は、主利用者の利用リクエストを取得する取得部と、前記取得部により取得された利用リクエストに対し、自動運転車両に経路を指示する指示部と、前記利用リクエストおよび前記主利用者とは異なる利用者の利用リクエストを基に前記自動運転車両の前記経路の設定を行う経路設定部と、前記主利用者および前記主利用者とは異なる利用者が、前記経路上で同一車両を利用する合流計画、または前記経路上から複数の車両に分乗する分岐計画のいずれかにおいて、複数の自動運転車両を中継可能として前記主利用者に割り当てる運行管理部とを備える配車サービス提供装置である。
(2):上記(1)の態様において、前記運行管理部は、前記複数の自動運転車両のうち第1の自動運転車両の少なくとも一部を占有して合流地点に到達する第1の利用者と、前記複数の自動運転車両のうち第2の自動運転車両の少なくとも一部を占有して前記合流地点に到達する第2の利用者とが、前記合流地点において前記複数の自動運転車両のうち一つの自動運転車両の少なくとも一部を共有する状況を許容するものである。
(3):上記(1)の態様において、前記運行管理部は、前記複数の自動運転車両のうち一つの自動運転車両の少なくとも一部を共有して分岐地点に到達する第1の利用者と第2の利用者が、前記分岐地点において、前記複数の自動運転車両のうち第1の自動運転車両の少なくとも一部を前記第1の利用者が占有し、前記複数の自動運転車両のうち第2の自動運転車両の少なくとも一部を前記第2の利用者が占有する状況を許容して、配車スケジュールを決定するものである。
(4):上記(1)の態様のいずれかにおいて、前記複数の自動運転車両は、利用者により提供される媒体から決済のための情報を読み取る媒体読取部を搭載し、前記媒体読取部により読み取られた情報に基づいて、前記利用者への課金を決定する課金決定部を更に備えるものである。
(5):上記(1)の態様のうちいずれかにおいて、前記複数の自動運転車両は、利用者により提供された免許証から免許証情報を読み取る免許証読取部を搭載し、前記免許証読取部により読み取られた情報に基づいて、前記利用者による手動運転を許可する認証部を更に備えるものである。
(6):上記(1)の態様のうちいずれかにおいて、前記主利用者に対するサービスを発行するサービス発行部と、前記主利用者の意志により前記サービスに関するID情報を前記主利用者とは異なる利用者に共有するサービス共有部とを備えるものである。
(7):上記(1)の態様のうちいずれかにおいて、前記主利用者とは異なる利用者の利用リクエストは、前記主利用者の意志により前記主利用者に対するサービスに関するID情報を前記主利用者とは異なる利用者に共有するサービス共有部により発行されたID情報を含み、前記運行管理部は、前記経路の情報に基づき、前記主利用者が前記車両を利用していない状態において、前記主利用者とは異なる利用者に対して、前記複数の自動運転車両のうちから一つの車両の少なくとも一部を占有させるものである。
(8):本発明の一態様は、コンピュータが、主利用者の利用リクエストを取得し、前記取得された利用リクエストに対し、自動運転車両に経路を指示し、前記利用リクエストおよび前記主利用者とは異なる利用者の利用リクエストを基に前記自動運転車両の前記経路を設定し、前記主利用者および前記主利用者とは異なる利用者が、前記経路上で同一車両を利用する合流計画、または前記経路上から複数の車両に分乗する分岐計画のいずれかにおいて、複数の自動運転車両を中継可能として前記主利用者に割り当てる配車サービス提供方法である。
(9):本発明の一態様は、コンピュータに、主利用者の利用リクエストを取得させ、前記取得された利用リクエストに対し、自動運転車両に経路を指示させ、前記利用リクエストおよび前記主利用者とは異なる利用者の利用リクエストを基に前記自動運転車両の前記経路を設定させ、前記主利用者および前記主利用者とは異なる利用者が、前記経路上で同一車両を利用する合流計画、または前記経路上から複数の車両に分乗する分岐計画のいずれかにおいて、複数の自動運転車両を中継可能として前記主利用者に割り当てさせるプログラムである。
上記(1)〜(3)、(6)〜(9)の態様によれば、より効率的な運行スケジュールを計画することができる。
上記(4)の態様によれば、媒体読取部により読み取られた情報に基づいて、利用者への課金を決定することにより、特別な決済処理を行う必要がないため、利用者にとっての利便性が向上する。
上記(5)の態様によれば、免許証読取部により読み取られた情報に基づいて、利用者による手動運転を許可することにより、利用者は運転を楽しむことができる。
配車サービス提供装置300を含むライドシェアシステム1の構成図である。 車両200の構成図である。 自動運転の処理過程について説明するための図である。 乗車条件情報384の内容の一例を示す図である。 運行スケジュール情報388の内容の一例を示す図である。 配車サービス提供装置300により実行される処理の流れの一例を示すフローチャート(その1)である。 配車サービス提供装置300により実行される処理の流れの一例を示すフローチャート(その2)である。 車両200が抽出される場面の一例を示す図である。 目的地別に分類された利用者が車両200に対応付けられた情報の一例を示す図である。 運行スケジュールの内容の他の一例を示す図である。 利用者Uが車両200に乗車する際に実行される処理の流れを示すシーケンス図である。 決済情報390の内容を示す図である。 分岐合流ポイントにおける様子の一例を示す図である。 分岐合流ポイントにおける様子の他の一例を示す図である。 第2実施形態の配車サービス提供装置300Aの機能構成を示す図である。 第2実施形態の乗車条件情報384の内容の一例を示す図である。 配車サービス提供装置300Aにより実行される処理の流れの一例を示すフローチャート(その1)である。 端末装置100の表示部に表示された運行スケジュールを含む画像IMの一例を示す図である。 第2実施形態の配車サービス提供装置300Aにより実行される処理の流れの一例を示すフローチャート(その2)である。 目的地別に分類された利用者が車両200に対応付けられた情報の一例を示す図である。 合流分岐ポイントにおいて利用者が合流して目的地に向かう場面の一例である。 第3実施形態の配車サービス提供装置300Bの機能構成の一例を示す図である。 第3実施形態の配車サービス提供装置300Bにより実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 配車サービス提供装置300Bによってメインルートが修正される様子の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の配車サービス提供装置、配車サービス提供方法、およびプログラムの実施形態について説明する。配車サービス提供装置は、複数の利用者によって一つ以上の車両を共同で利用すること(ライドシェア)を支援するための装置である。ライドシェアに利用される車両は、例えば、基本的には運転操作を必要としない自動運転車両である。以下、自動運転車両がライドシェアに用いられるものとして説明するが、手動運転車両が用いられても構わない。
配車サービス提供装置は、利用者の端末装置から通信によって乗車リクエストを取得すると、その乗車リクエストにおいて定義された乗車条件に合致する車両(配車可能な車両)を検索する。通信には、データ通信と、音声通信すなわち電話との双方が含まれてよい。
<第1実施形態>
[全体構成]
図1は、配車サービス提供装置300を含むライドシェアシステム1の構成図である。ライドシェアシステム1は、一以上の利用者Uにより使用される一以上の端末装置100と、一以上の車両200と、配車サービス提供装置300とを備える。これらの構成要素は、ネットワークNWを介して互いに通信可能である。ネットワークNWは、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、公衆回線、プロバイダ装置、専用回線、無線基地局などを含む。「利用者Uにより使用される」とは、ネットカフェの端末装置など、不特定多数によって使用され得る端末装置が、利用者Uにより一時的に使用されることを含んでよい。
[端末装置]
端末装置100は、例えば、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータなどである。端末装置100では、ライドシェアシステムを利用するためのアプリケーションプログラム、或いはブラウザなどが起動し、以下に説明するサービスをサポートする。以下の説明では端末装置100がスマートフォンであり、アプリケーションプログラム(ライドシェアアプリ)が起動していることを前提とする。ライドシェアアプリは、利用者Uの操作に応じて配車サービス提供装置300と通信し、利用者Uのリクエストを配車サービス提供装置300に送信したり、配車サービス提供装置300から受信した情報に基づくプッシュ通知を行ったりする。
[車両]
車両200は、例えば、複数の利用者Uが乗車可能な四輪以上の車輪を有する車両であるが、自動二輪車その他の車両であっても構わない。図2は、車両200の構成図である。車両200は、例えば、外界監視ユニット210と、通信装置220と、ナビゲーション装置230と、推奨車線決定装置240と、自動運転制御ユニット250と、駆動力出力装置260と、ブレーキ装置262と、ステアリング装置264とを備える。
外界監視ユニット210は、例えば、カメラやレーダ、LIDAR(Light Detectionand Ranging)、これらの出力に基づいてセンサフュージョン処理を行う物体認識装置などを含む。外界監視ユニット210は、車両200の周辺に存在する物体の種類(特に、車両、歩行者、および自転車)を推定し、推定結果を、その物体の位置や速度の情報と共に自動運転制御ユニット250に出力する。
通信装置220は、例えば、ネットワークNWに接続したり、他車両や歩行者の端末装置などと直接的に通信したりするための無線通信モジュールである。通信装置220は、Wi−Fi、DSRC(Dedicated Short Range Communications)、Bluetooth(登録商標)、その他の通信規格に基づいて無線通信を行う。通信装置220として、用途に応じた複数のものが用意されてもよい。
ナビゲーション装置230は、例えば、HMI(Human machine Interface)232と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機234と、ナビ制御装置236とを備える。HMI232は、例えば、タッチパネル式ディスプレイ装置やスピーカ、マイクなどを含む。GNSS受信機234は、GNSS衛星(例えばGPS衛星)から到来する電波に基づいて自機の位置(車両200の位置)を測位する。ナビ制御装置236は、例えば、CPU(Central Processing Unit)や各種記憶装置を備え、ナビゲーション装置230全体を制御する。記憶装置には、地図情報(ナビ地図)が格納されている。ナビ地図は、ノードとリンクで道路を表現した地図である。ナビ制御装置236は、GNSS受信機234によって測位された車両200の位置から、HMI232を用いて指定された目的地までの経路を、ナビ地図を参照して決定する。ナビ制御装置236は、車両200の位置と目的地とを、通信装置220を用いてナビゲーションサーバ(不図示)に送信し、ナビゲーションサーバから返信された経路を取得してもよい。本実施例の場合、目的地までの経路は、配車サービス提供装置300によって指定される場合もある。経路には、利用者を乗車または降車させるために停止する地点および到達目標時刻の情報が含まれてよい。ナビ制御装置236は、上記いずれかの方法で決定した経路の情報を推奨車線決定装置240に出力する。
推奨車線決定装置240は、例えば、MPU(Map Positioning Unit)と各種記憶装置を備える。記憶装置には、ナビ地図よりも詳細な高精度地図情報が格納されている。高精度地図情報には、例えば、車線ごとの道路幅や勾配、曲率、信号の位置などの情報が含まれている。推奨車線決定装置240は、ナビゲーション装置230から入力された経路に沿って走行するために好ましい推奨車線を決定し、自動運転制御ユニット250に出力する。
自動運転制御ユニット250は、CPUやMPU(Micro Processing Unit)などの一以上のプロセッサと各種記憶装置を備える。自動運転制御ユニット250は、推奨車線決定装置240により決定された推奨車線を走行することを原則として、外界監視ユニット210から位置や速度が入力された物体との接触を避けるように、車両200を自動的に走行させる。自動運転制御ユニット250は、例えば、各種イベントを順次実行する。イベントには、一定速度で同じ走行車線を走行する定速走行イベント、前走車両に追従する追従走行イベント(自車両が前走車両との車間距離を設定距離、維持して走行するイベント)、車線変更イベント、合流イベント、分岐イベント、緊急停止イベント、料金所を通過するための料金所イベント、自動運転を終了して手動運転に切り替えるためのハンドオーバイベントなどがある。これらのイベントの実行中に、車両200の周辺状況(周辺車両や歩行者の存在、道路工事による車線狭窄など)に基づいて、回避のための行動が計画される場合もある。
自動運転制御ユニット250は、車両200が将来走行する目標軌道を生成する。目標軌道は、例えば、速度要素を含んでいる。例えば、目標軌道は、自車両200の到達すべき地点(軌道点)を順に並べたものとして表現される。軌道点は、所定の走行距離ごとの自車両200の到達すべき地点であり、それとは別に、所定のサンプリング時間(例えば0コンマ数[sec]程度)ごとの目標速度および目標加速度が、目標軌道の一部として生成される。軌道点は、所定のサンプリング時間ごとの、そのサンプリング時刻における自車両200の到達すべき位置であってもよい。この場合、目標速度や目標加速度の情報は軌道点の間隔で表現される。
図3は、自動運転の処理過程について説明するための図である。まず、上図に示すように、ナビゲーション装置230によって経路が決定される。この経路は、例えば車線の区別が付けられていない大まかな経路である。次に、中図に示すように、推奨車線決定装置240が、経路に沿って走行しやすい推奨車線を決定する。そして、下図に示すように、自動運転制御ユニット250が、障害物の回避などを行いながら、なるべく推奨車線に沿って走行するための軌道点を生成し、軌道点(および付随する速度プロファイル)に沿って走行するように、駆動力出力装置260、ブレーキ装置262、ステアリング装置264のうち一部または全部を制御する。このような役割分担はあくまで一例であり、例えば自動運転制御ユニット250が一元的に処理を行ってもよい。
駆動力出力装置260は、車両が走行するための走行駆動力(トルク)を駆動輪に出力する。駆動力出力装置260は、例えば、内燃機関、電動機、および変速機などの組み合わせと、これらを制御するパワーECUとを備える。パワーECUは、自動運転制御ユニット250から入力される情報、或いは不図示の運転操作子から入力される情報に従って、上記の構成を制御する。
ブレーキ装置262は、例えば、ブレーキキャリパーと、ブレーキキャリパーに油圧を伝達するシリンダと、シリンダに油圧を発生させる電動モータと、ブレーキECUとを備える。ブレーキECUは、自動運転制御ユニット250から入力される情報、或いは運転操作子から入力される情報に従って電動モータを制御し、制動操作に応じたブレーキトルクが各車輪に出力されるようにする。ブレーキ装置262は、運転操作子に含まれるブレーキペダルの操作によって発生させた油圧を、マスターシリンダを介してシリンダに伝達する機構をバックアップとして備えてよい。ブレーキ装置262は、上記説明した構成に限らず、自動運転制御ユニット250から入力される情報に従ってアクチュエータを制御して、マスターシリンダの油圧をシリンダに伝達する電子制御式油圧ブレーキ装置であってもよい。
ステアリング装置264は、例えば、ステアリングECUと、電動モータとを備える。電動モータは、例えば、ラックアンドピニオン機構に力を作用させて転舵輪の向きを変更する。ステアリングECUは、自動運転制御ユニット250から入力される情報、或いは運転操作子から入力される情報に従って、電動モータを駆動し、転舵輪の向きを変更させる。
利用者認証装置270は、無線通信部272と、認証部274とを備える。無線通信部272は、利用者によって所定の位置に翳された媒体に含まれるICチップや端末装置100と通信することによりICチップまたは端末装置100の記憶部に記憶された情報を取得する。媒体とは、例えば免許証やICカード等である。記憶された情報とは、例えば媒体がICカードである場合、利用者IDや、チャージされた電子マネーの金額、予め設定された区間において乗車が許容されることを示す情報であり、媒体が免許証である場合、利用者の氏名や、免許の有効期限、免許証番号等を示す情報(免許証情報)である。利用者IDは、決済のための情報の一例である。利用者認証装置270は、「媒体読取部」または「手動運転許可部」の一例である。
認証部274は、無線通信部272により取得された情報を配車サービス提供装置300に送信して、取得した情報に対する認証を依頼する。認証部274は、配車サービス提供装置300から依頼に対する認証結果を受信し、受信した認証結果に基づいて利用者の乗車の可否を判定する。そして、認証部274は、利用者の乗車の可否に基づく情報を、車両200の表示部等に表示する。
利用者認証装置270は、無線通信部272に加えて(または代えて)、リーダを備えてもよい。リーダは、媒体に印刷されたコード情報や、端末装置100の表示部に表示された画像に描画されたコード情報を読み取る。上記のコード情報は、利用者が配車を予約した場合、または配車に対する決済が完了した後に利用者に提供されるものである。コード情報は、例えばバーコードやQR(登録商標)コードである。コード情報には、例えば、利用者IDや、乗員の目的地、ワンタイムキー等の情報がエンコードされている。認証部274は、自装置のリーダに翳されたコード情報にエンコードされた情報を読み取り、読み取った情報をデコードし、電子情報を取得する。そして、認証部274は、取得した情報を配車サービス提供装置300に送信して、認証を依頼する。
車両200は、利用者の生体情報を取得し、取得した生体情報を配車サービス提供装置300に送信して、認証を依頼してもよい。この場合、配車サービス提供装置300は、予め記憶部380に記憶された利用者の生体情報と、取得した生体情報とが合致する場合に、利用者の乗車を許可する。生体情報とは、例えば、顔画像から得られる特徴量や、指紋センサによって取得される指紋、マイクによって得られる声紋、虹彩パターンなどである。この場合、車両200は、利用者の顔を撮像するカメラや、指紋センサ、マイク、虹彩パターンを検知する検知部等を備える。
[配車サービス提供装置]
図1に戻り、配車サービス提供装置300は、例えば、通信部310と、取得部320と、運行管理部330と、認証部340と、決済部(課金決定部)350と、記憶部380とを備える。
通信部310は、例えば、ネットワークNWに接続するためのネットワークカードである。記憶部380は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などにより実現される。通信部310は、ネットワークNWを介して端末装置100や車両200と通信する。
取得部320、運行管理部330、認証部340、および決済部350は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部380に格納されたプログラム(ソフトウェア)を実行することで実現される。これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROM等の着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。
取得部320は、通信部310およびネットワークNWを介して、利用者の端末装置100から発せられた乗車リクエストを取得し、乗車リクエストに含まれる乗車条件を、乗車条件情報384として記憶部380に登録する。
図4は、乗車条件情報384の内容の一例を示す図である。図示するように、乗車条件情報384は、予め登録された利用者の識別情報である利用者IDに対し、乗車希望地点、目的地、乗車希望時刻、利用者の要望を示す要望情報、配車決定済であるか否かを示す配車フラグ(例えば1が配車決定済、0が配車未決定を示す)などが対応付けられた情報である。乗車希望地点、目的地、および乗車希望時刻は、「移動プラン」の一例である。要望情報は、例えば、利用者が乗車したい車両200の種類(セダン、スポーツカー、6人乗の車両)の情報や、同乗したい利用者の情報、同乗する区間の情報、乗車を希望する人数等である。配車フラグ以外の情報は、端末装置100のライドシェアアプリが利用者の入力を受け付けることで内容が決定され、乗車リクエストとして配車サービス提供装置300に送信される。以下、乗車条件情報384における一つの利用者IDに対応付けられた一連の情報をレコードと称する場合がある。
運行管理部330は、乗車条件情報384と、地図情報386と、運行スケジュール情報388とを参照し、配車可能な車両200を検索する。地図情報386は、ノードやリンクの情報に加えて、各種の施設の概要を示す施設情報が含まれている(車両200のナビ地図や高精度地図にも、そのような情報が含まれてもよい)。
例えば、運行管理部330は、乗車条件情報384に含まれる各レコードの中から、時間帯と、乗車希望地点から目的地までの走行区間が近いものを粗くグループ化し、更に、一台の車両200で運ぶことの可能な一以上の利用者に対応する一以上のレコードを抽出し、運行スケジュール情報388の一部として記憶部380に登録する。
図5は、運行スケジュール情報388の内容の一例を示す図である。図示するように、運行スケジュール情報388は、配車サービス提供装置300が管理する車両200の識別情報である車両IDに対し、出発地、経由地、および到達地のそれぞれの座標と、車両200の想定到着時刻、並びに各経由地において乗車する利用者の利用者IDおよび降車する利用者の利用者IDが対応付けられた情報である。出発地や到達地は、通常、車庫などである。運行スケジュール情報388には、未だ運行スケジュールが決定されない「空き車両」の情報も併せて登録される。この場合、空き車両に対しては、出発地の座標のみが登録される。運行管理部330は、前述したように複数の利用者からの乗車リクエストをまとめて一台の車両200の運行スケジュールを決定してもよいし、既に決定されている運行スケジュールを検索し、別の利用者の乗車リクエストを盛り込む形で運行スケジュールを変更してもよい。すなわち、運行管理部330は、配車可能な車両200を検索する際に、運行スケジュールが未だ決定されていない車両200を検索してもよいし、既に決定された車両200の運行スケジュールの中から、利用者の乗車リクエストを盛り込むことが可能なものを検索してもよい。運行管理部330は、所定のタイミングで、運行スケジュール情報388に基づく経路(経由地)と想定通過時刻の情報を、車両200に送信する。
運行管理部330は、取得部320により取得された乗車リクエストを実現する際に、複数の自動運転車両に経路を指示することで実現される自動運転車両の配車スケジュールにおいて、異なる車両に乗車した利用者が合流して一台の車両に乗車する合流計画、または一台の車両に乗車した複数の利用者が異なる車両に乗車して分岐する分岐計画を含む計画を立案する。
認証部340は、車両200から送信された情報と、記憶部380に記憶された情報とに基づいて、認証処理(詳細は後述)を行う。認証部340は、手動運転許可部342を備える。手動運転許可部342は、利用者認証装置270により読み取られた情報に基づいて、利用者による手動運転を許可する。決済部350は、記憶部380に記憶された情報(後述する決済情報390)を参照して、決済処理を行う。認証部340および決済部350の処理の詳細については後述する。
[処理フロー・場面例]
図6は、配車サービス提供装置300により実行される処理の流れの一例を示すフローチャート(その1)である。まず、配車サービス提供装置300は、端末装置100から乗車リクエストを受信したか否かを判定する(ステップS100)。端末装置100から乗車リクエストを受信すると、配車サービス提供装置300は、乗車リクエストに含まれる乗車条件を乗車条件情報384に追加する(ステップS102)。
次に、配車サービス提供装置300は、運行スケジュール決定タイミングが到来したか否かを判定する(ステップS104)。運行スケジュール決定タイミングが到来していない場合、ステップS100に処理が戻される。運行スケジュール決定タイミングは任意に定めることができるが、例えば、ライドシェアシステム1の営業時間中において、所定時間(例えば10分程度)おきに到来するなどと定められる。
運行スケジュール決定タイミングが到来すると、配車サービス提供装置300は、乗車条件情報384から配車フラグが0のレコードを抽出する(ステップS106)。次に、配車サービス提供装置300は、配車可能な車両200を検索し、検索結果に基づいて運行スケジュール情報388を更新する(ステップS108)。この際、配車サービス提供装置300は、配車可能な車両200のうち、利用者の移動距離や、乗車人数に応じた車両200を配車する。配車がされる際に、例えば、利用者の移動距離が長い場合は、利用者が長時間乗車しても利用者が疲労しないような車両(例えば走行時の揺れが小さい車両)が選択される。運行スケジュールにおいて、目的地までの区間において乗車する利用者が一人である場合は、一人乗りや二人乗りの車両200が優先的に選択され、一人の利用者による乗車リクエストに乗車する人数が五人や六人であることを示すリクエストが含まれる場合は、六人乗り以上の車両200が選択される。
次に、配車サービス提供装置300は、今回の処理で追加または更新された運行スケジュールを車両200に送信する(ステップS110)。これによって、本フローチャートの1ルーチンの処理が終了する。このように、配車サービス提供装置300によって、上述した図5のスケジュールが生成される。
図7は、配車サービス提供装置300により実行される処理の流れの一例を示すフローチャート(その2)である。本処理は、上述した図6のフローチャートの処理に対して、別途実行される処理である。例えば、図7のフローチャートの処理は、所定時間(例えば10分程度)おきに実行される処理である。
まず、配車サービス提供装置300は、所定時間後に、所定の範囲内に存在する車両200であって、行先方向が同じ方向の車両200を抽出する(ステップS200)。図8は、車両200が抽出される場面の一例を示す図である。配車サービス提供装置300は、所定の時間後に、所定の範囲ARに存在する車両200−1〜200−4の行先方向を認識する。行先方向とは、車両200における所定の基準位置から目的地方向に延出する方向である。行先方向が同じ方向とは、予め設定された方向DRを基準としてプラスマイナス所定角度θの範囲に行先方向が含まれることである。図示する例では、車両200−4を除く車両200−1〜200−3が、行先方向が同じ車両であると抽出される。
車両200−1には利用者U1および利用者U2、車両200−2には利用者U3および利用者U4、車両200−3には利用者U5および利用者U6が乗車している。利用者U1の目的地は「A」、利用者U2、U3およびU5の目的地は「B」、利用者U4およびU6の目的地は「C」であるものとする。
次に、配車サービス提供装置300は、ステップS200で抽出した車両200の利用者を、利用者の目的地別に分類し、分類した利用者を車両200に対応付ける(ステップS202)。図9は、目的地別に分類された利用者が車両200に対応付けられた情報の一例を示す図である。図9(A)に示すように、目的地別に利用者は分類され、分類された利用者に対して、図9(B)に示すように車両200が対応付けられる。例えば、図9(B)に示すように、目的地Aに向かう利用者U1には車両200−1、目的地Bに向かう利用者U2、U3、およびU5には車両200−2、目的地Cに向かう利用者U4およびU6には車両200−3が対応付けられる。
次に、配車サービス提供装置300は、ステップS200で抽出した車両200の位置に基づいて、合流分岐ポイントを導出する(ステップS204)。例えば、合流分岐ポイントは、合流する車両200が最も迅速に集合することができる位置や、合流する車両200の合計の走行距離が最も短くなる位置、予め設定された位置等である。
次に、配車サービス提供装置300は、上記のステップS202およびS204の処理結果に基づいて、運行スケジュールを生成する(ステップS206)。次に、配車サービス提供装置300は、網羅的に運行スケジュールを生成したか否かを判定する(ステップS208)。網羅的に運行スケジュールを生成するとは、利用者を目的地別に分類する処理を網羅的に行ったり、分類した利用者を車両200に対応付ける処理を網羅的に行ったりして運行スケジュールを生成することである。上述した図8および図9の例では、目的地A〜Cに向かう利用者が存在し、目的地と同じ数の車両200が存在するものとして説明したが、例えば、上記の利用者に加え、更に目的地Dに向かう利用者が存在する場合、目的地Dに向かう利用者を、目的地A〜Cに向かう利用者のグループのそれぞれに含めた場合の運行スケジュールが生成される。
網羅的に運行スケジュールが生成されていない場合、ステップS202の処理に戻る。網羅的に運行スケジュールが生成された場合、配車サービス提供装置300は、上記の処理において生成された複数の運行スケジュールの中から最も優先度が高い運行スケジュールを決定する(ステップS210)。最も優先度が高いとは、例えば、以下の指標を合計した際に最も指標が高いことである。指標とは、例えば、利用者の待ち時間に対応する指標や、車両200の走行距離に対応する指標、管理する車両200の稼働率に対応する指標、利用者の要望に対応する指標等である。例えば、利用者の待ち時間が短い程、車両200の走行距離が短い程、管理する車両200の稼働率が高いほど、利用者の要望に合致する度合が高いほど、指標が高く導出される。利用者の要望に合致する度合を示す指標が最も重視されてもよい。例えば、利用者の要望に合致しない運行スケジュールは除外されてもよい。
次に、配車サービス提供装置300は、ステップS210で決定した運行スケジュール(図10参照)を車両200に送信する(ステップS212)。図10で示す運行スケジュールは、合流分岐ポイントにおいて、車両200−1には利用者U1、車両200−2には利用者U2、U3、およびU5、車両200−3には利用者U4、およびU6が乗車して、それぞれの目的地に向かうものである。これにより、本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
[利用者が車両に乗車する際の処理]
図11は、利用者Uが車両200に乗車する際に実行される処理の流れを示すシーケンス図である。本処理では、合流分岐ポイントにおいて利用者Uが車両200に乗車する場合の処理である。利用者Uが車両200の所定の位置に、例えばICカードを翳すと、車両200は、ICカードと通信して、利用者IDを取得する(ステップS300)。次に、車両200は、取得した利用者IDおよび車両IDを配車サービス提供装置300に送信する(ステップS302)。
配車サービス提供装置300は、車両200から利用者IDおよび車両IDを受信し、受信した利用者IDが、車両IDに対応する運行スケジュールに含まれているか否かを判定する認証処理を行う(ステップS304)。
次に、配車サービス提供装置300は、決済情報390を参照して、利用者IDに対応する決済IDに対する決済処理を行う(ステップS306)。図12は、決済情報390の内容を示す図である。決済情報390は、決済IDに対して、利用者ID、利用者IDごとの課金額、決済IDに対する合計の課金額、および決済方法(口座引き落とし、クレジットカード決済)等が対応付けられた情報である。決済情報390には、決済方法に対する情報(口座番号、クレジットカード番号)等が含まれる。決済部350は、例えば、決済情報390において利用者IDに対応付けられた決済IDを特定し、特定した決済IDに課金することにより決済を行う。
課金される料金は、例えば、車両200の乗車区間ごとに設定されてもよいし、定額料金としてされてもよい。課金される料金は、利用時間ごとや、利用距離ごとに定められてもよい。更に、利用時間または利用距離のうち、一方または双方が所定の範囲内である場合、課金される料金は定額料金であってもよい。一つの決済IDに対応付けられた利用者によって、例えば、同日や同時間帯において複数の車両200の配車が要求された場合、予め設定された料金体系に基づいて、料金が課金されてもよい。例えば、複数の車両200を同時間帯で配車する場合は、利用料金の割引がなされる。
利用者が車両200に乗車後に、HMI232等を操作して、インフォテインメントオプション(コンテンツの視聴等)が利用された場合、その利用に対して課金が行われてもよい。
図11の説明に戻る。次に、配車サービス提供装置300は、認証処理の結果を車両200に送信する(ステップS308)。例えば、配車サービス提供装置300は、受信した利用者IDが、車両IDに対応する運行スケジュールに含まれている場合、肯定的な認証結果を車両200に送信し、受信した利用者IDが、車両IDに対応する運行スケジュールに含まれていない場合、否定的な認証結果を車両200に送信する。次に、車両200は、認証処理の結果に基づいて、利用者の乗車を許可、または不許可とする(ステップS310)。
次に、配車サービス提供装置300は、運行スケジュールに含まれ、合流分岐ポイントで乗車する乗車予定のすべての利用者の認証処理が完了したか否かを判定する(ステップS312)。すべての利用者の認証処理が完了した場合、配車サービス提供装置300は、上記の認証処理が完了したことを示す情報を車両200に送信する(ステップS314)。次に、車両200は、配車サービス提供装置300から上記の認証処理が完了したことを示す情報を受信すると、目的地に向けて走行を開始する(ステップS316)。
上述した例では、利用者が車両200に乗車する際に決済が行われるものとして説明したが、決済は利用者が車両200から降車する際に行われてもよい。この場合、利用者は、例えば降車時にICカードを所定の位置に翳す。
上述した例では、分岐合流ポイントにおいて、所定の利用者が他の車両200に乗り換えて目的地に向かう例について説明したが、図13に示すように、利用者全員が一台の車両200に乗り換えて目的地に向かってもよい。例えば、利用者U1〜U6が一つのグループであり目的地が同じであるが、所定の位置から合流分岐ポイントまでの運行スケジュールでは、利用者U1〜U6が乗車できる車両200(六人乗りの車両)が配車できなかったものとする。この場合、上記の処理により、合流分岐ポイントで6人が乗車できる車両200が配車されることにより、利用者U1〜U6は一台の車両200で目的地に向かうことができる。
図14に示すように、一つのグループに含まれる利用者U1〜U6が観光地に行く場合において、観光地の拠点までは一台の車両200に乗車して向かい、その後、利用者U1〜U3は目的地Aに向かい、利用者U4〜U6は目的地Bに向かうものとする。この場合、合流分岐ポイントにおいて、利用者U1〜U3と、利用者U4〜U6は、上記の処理によって配車された別々の車両200に乗車して、それぞれの目的地に向かうことができる。
合流分岐ポイントにおいて、利用者が他の車両200に乗り換えたことで不要となった車両200は、自動運転によって所定の地点(回送先)に走行するように、配車サービス提供装置300によって指示される。これにより、車両200は、所定の地点に戻って、他の利用者Uを乗車させたり、配車サービス提供装置300からの迎車の指示があるまで待機したりする。
HMI232に含まれる表示部には、例えば、合流分岐ポイントの位置情報や、合流する車両200の情報(種類や形状、色)、合流する車両200に乗車する利用者の情報(性別などの属性)、合流する車両200の位置情報、合流分岐ポイントで乗り換える車両200の情報、合流分岐ポイントで乗り換える車両200に乗車する利用者の情報等が表示されてよい。上記の情報は、配車サービス提供装置300から送信されてもよいし、他の車両200から送信されてもよい。
自動運転車両または手動運転車両がライドシェアにおいて、選択的に用いられてもよい。例えば、利用者は、乗車リクエストに自動運転車両または手動運転車両の配車を希望することを示す情報を含めてもよい。この場合、配車サービス提供装置300は、乗車リクエストに含まれる車両200の種類に対応する車両を、利用者のために配車する。
上記の配車した車両200が利用者を迎車する地点に到着した後、利用者は、車両200を自ら手動運転して目的地に向かってもよい。利用者が手動運転を行う場合、例えば、車両200のHMI232を操作して、手動運転を希望することを示す情報を入力すると、HMI232は、利用者に免許証を提示することを求める。利用者が、免許証を利用者認証装置270に翳すと、無線通信部272が、免許証に含まれるICチップと通信して、ICチップに記憶された利用者に関する情報(氏名や免許証の有効期限等)を取得し、取得した情報を配車サービス提供装置300に送信する。
配車サービス提供装置300の手動運転許可部342が、取得した利用者に関する情報に基づいて、免許証の有効性を判定し、認証部340が、免許証を提示した利用者と、乗車リクエストを送信した利用者とが合致するか否かを判定する。手動運転許可部342が、免許証が有効であると判定し、且つ認証部340が、免許証を提示した利用者と、乗車リクエストを送信した利用者とが合致すると判定した場合に、利用者の手動運転を許可することを示す情報を車両200に送信する。これにより車両200は、利用者による手動運転を許可する。
この際に、手動運転許可部342は、利用者が所定の利用者(例えば所定年齢以上)である場合、そのことを示す情報を車両200に送信する。車両200は、手動運転を行う利用者が所定の利用者である場合において、その利用者が行った車両200の運転操作子に対する操作であって、その操作に応じた所定の装置に対する制御に代えて、車両側で所定の装置を制御してもよい。所定の装置とは、駆動力出力装置260、ブレーキ装置262、またはステアリング装置264である。より具体的には、上記の車両側の制御は、利用者によって車両200の運転操作子に対する操作で制御が開始されたタイミングにおいて、運転操作子の操作に応じた制御に代えて行われる。上記の制御は、運転操作子に対する制御によって所定の範囲を逸脱する制御が開始された場合に行われてもよい。
配車した車両200に対する、非予約利用者の利用希望が検知された際に、運行管理部330は、非予約利用者を車両200に乗車させてもよい。非予約利用者とは、配車した車両200の運行スケジュールに含まれていない利用者である。例えば、利用者認証装置270は、非予約利用者に翳された媒体から利用者IDを取得した場合、取得した利用者IDを配車サービス提供装置300に送信する。配車サービス提供装置300は、受信した利用者IDが、非予約利用者の利用者IDである場合において、無条件に、または余剰の座席が存在する場合(非予約利用者を乗車させても運行スケジュールに組み込まれている利用者が乗車できる場合)、非予約利用者の利用者IDを運行スケジュールに組み込み、非予約利用者の乗車を許可することを示す情報を車両200に送信する。これにより、非予約利用者は、予約をせずに近くに存在する車両200に乗車することができる。
配車サービス提供装置300は、非予約利用者を乗車させた場合において、事前の予約によって運行スケジュールに組み込まれていた利用者が、その車両200に乗車することができなくなる場合、乗車することができなくなった利用者のために他の車両200を配車してもよい。この結果、予約している利用者の利便性を低下させることなく、予約していない利用者の利便性を向上させることができる。利用者は、予め非予約利用者の利用を許容しないことを示す要望を配車サービス提供装置300に送信することにより、非予約利用者の利用を許容しないことを設定してもよい。
以上説明した第1実施形態によれば、配車サービス提供装置300は、乗車リクエストを実現する際に、複数の自動運転車両に経路を指示することで実現される自動運転車両の配車スケジュールにおいて、異なる車両200に乗車した利用者が合流して一台の車両200に乗車する合流計画、または一台の車両に乗車した複数の利用者が異なる車両200に乗車して分岐する分岐計画を含む計画を立案することにより、より効率的な運行スケジュールを計画することができる。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、利用者はライドシェアの車両200の他に、他の交通機関の移動体(電車、バス、タクシー、航空機、船等)を利用する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図15は、第2実施形態の配車サービス提供装置300Aの機能構成を示す図である。配車サービス提供装置300Aは、記憶部380に代えて、記憶部380Aを備える。記憶部380Aは、記憶部380に含まれる情報に加えて、更に交通機関ダイヤ情報392が記憶されている。交通機関ダイヤ情報392には、交通機関のダイヤグラム、交通機関の運行状況が記憶されている。交通機関ダイヤ情報392に含まれる情報は、各交通機関のサーバ装置から取得した情報である。
図16は、第2実施形態の乗車条件情報384の内容の一例を示す図である。図示するように、乗車条件情報384には、利用者の要望を示す要望情報として、ライドシェアの車両200の他に、他の交通機関を利用することを許容することを示す情報や、どのような観点に重きを置いて目的地に向かうかを示す情報が含まれる。例えば、要望情報には、電車、またはバスを利用することを許容し、早く目的地に到着することを優先することや、電車、バスを利用せずに、タクシーまたはライドシェアの車両200を利用して、楽に目的地に到着することを優先すること等が規定される。
図17は、配車サービス提供装置300Aにより実行される処理の流れの一例を示すフローチャート(その1)である。図17のフローチャートのステップ400〜S406の処理は、図6のフローチャートのステップS100〜106の処理と同様の処理のため、説明を省略する。
ステップS406の処理後に、配車サービス提供装置300は、配車可能な車両200と利用できる交通機関を検索し、検索結果と利用者の要望とに基づいて運行スケジュール情報388を更新する(ステップS408)。次に、配車サービス提供装置300は、送信先の利用者に対応する更新した運行スケジュール情報を、利用者の端末装置100に送信する(ステップS410)。次に、配車サービス提供装置300は、送信先の車両200に対応する更新した運行スケジュール情報を、車両200に送信する(ステップS412)。これにより本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
図18は、端末装置100の表示部に表示された運行スケジュールを含む画像IMの一例を示す図である。画像IMには、例えば、利用者の出発位置であるA駅からB駅までは列車で移動し、B駅に到着後にB駅ロータリに移動して、B駅ロータリでライドシェアの車両200に乗車して目的地Aに向かうスケジュールを示す情報が含まれる。
図19は、第2実施形態の配車サービス提供装置300Aにより実行される処理の流れの一例を示すフローチャート(その2)である。本処理は、上述した図17のフローチャートの処理に対して、別途実行される処理である。例えば、図19のフローチャートの処理は、所定時間(例えば10分程度)おきに実行される処理である。
まず、配車サービス提供装置300は、所定時間後に、所定の範囲内に存在する利用者であって、それらの利用者の行先方向が同じ利用者を抽出する(ステップS500)。次に、配車サービス提供装置300は、ステップS500で抽出した利用者を、利用者の目的地別に分類し、分類した利用者を車両200、または他の交通機関に対応付ける(ステップS502)。図20は、目的地別に分類された利用者が車両200に対応付けられた情報の一例を示す図である。例えば、車両200−1に利用者U1〜U6が乗車しているものとする。この場合において、利用者は、目的地別に利用者U1〜U3、および利用者U4〜U6に分類され、分類された利用者に対して、車両200、または他の交通機関が対応付けられる。例えば、図20に示すように、目的地Aに向かう利用者U1〜U3には車両200−1、目的地Bに向かう利用者U4〜U6には目的地B方向に向かう列車TR−1が対応付けられる。
次に、配車サービス提供装置300は、ステップS500で抽出した車両200の位置、および列車TR−1の運行状況に基づいて、合流分岐ポイントを導出する(ステップS504)。例えば、合流分岐ポイントは、列車TR−1が停車する駅のうち、列車TRが到着する時刻付近で、車両200−1が到着することができる駅である。
次に、配車サービス提供装置300は、上記のステップS502およびS504の処理結果に基づいて、運行スケジュールを生成する(ステップS506)。次に、配車サービス提供装置300は、網羅的に運行スケジュールを生成したか否かを判定する(ステップS508)。
網羅的に運行スケジュールが生成されていない場合、ステップS502の処理に戻る。網羅的に運行スケジュールが生成された場合、配車サービス提供装置300は、上記の処理において生成された複数の運行スケジュールの中から最も優先度が高い運行スケジュールを決定する(ステップS510)。
次に、配車サービス提供装置300は、ステップS508で決定した運行スケジュールを利用者の端末装置100に送信する(ステップS512)。次に、配車サービス提供装置300は、ステップS508で決定した運行スケジュールを車両200に送信する(ステップS514)。これにより、本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
HMI232に含まれる表示部または端末装置100の表示部には、例えば、利用者が移動するスケジュールのオプション情報が表示されてもよい。オプション情報とは、利用者が目的地に到着する際に利用することができる車両200や、他の交通機関の移動体の情報である。例えば利用者は、表示部に表示された情報から所望の移動経路や交通機関等を選択することにより、利用する車両200や交通機関を変更することができる。上記の情報は、配車サービス提供装置300から送信されてもよいし、他の利用者の端末装置100から送信されてよい。
図21は、合流分岐ポイントにおいて利用者が合流して目的地に向かう場面の一例である。例えば、利用者Uの出発地点が異なる場合において、これらの利用者が集合して、目的地に向かう場合、配車サービス提供装置300は、車両200−1に乗車する利用者U1およびU2と、車両200−2に乗車する利用者U3およびU4と、列車TR−1に乗車する利用者U5およびU6とが合流する合流分岐ポイントを設定し、設定したポイントで利用者が乗車する車両200−3を配車する。これにより、利用者U1〜U6は一台の車両200で目的地に向かうことができる。
以上説明した第2実施形態によれば、配車サービス提供装置300は、取得部320により取得された乗車リクエストを実現する際に、車両以外の交通機関の利用者が合流して一台の車両200に乗車する合流計画、または一台の車両200に乗車した複数の利用者が車両以外の交通機関を利用して分岐する分岐計画を含む計画を立案することにより、第1実施形態の効果を奏すると共に、利用者にとって有益な運行スケジュールを立案することができる。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。第3実施形態では、配車サービス提供装置300は、メインユーザの経路を基準として、サブリクエスト(メインユーザとは異なる利用者のサービスリクエスト)の内容を加味して、メインユーザの経路を修正したり、メインユーザの経路を再設定したりする。
第1実施形態では、利用者が乗車リクエストを配車サービス提供装置300に送信して、配車された車両に乗車するものとして説明したが、第3実施形態では、利用者は、サービスリクエストを配車サービス提供装置300Bに送信する。サービスリクエストは、利用者が車両を利用するためのリクエストである。車両の利用とは、例えば、車両の一部を利用者が占有すること、車両に乗車すること、車両に貨物を載せることである。また、車両の利用とは、例えば車両に乗車した人と会ったり、車両に載せられた荷物を受け取ったり、検査したりするために、車両を利用者が指定した位置(または位置付近)に呼び寄せることである。なお、第1実施形態または第2実施形態においても、利用者はサービスリクエストを配車サービス提供装置300に送信してもよい。この場合、配車サービス提供装置300は、サービスリクエストに応じたサービスを利用者に提供する。
サービスリクエストには、利用条件が含まれ、図22に示すように利用条件情報385として記憶部380に登録される。利用条件情報385は、予め登録された利用者の識別情報である利用者IDに対し、利用希望地点、目的地、利用希望時刻、利用者の要望を示す要望情報、配車決定済であるか否かを示す配車フラグ(例えば1が配車決定済、0が配車未決定を示す)などが対応付けられた情報である。要望情報は、例えば、分岐または合流地点までの送迎を希望することや、メインユーザとの同乗の有無、利用する人数、座席の指定、車両において占有したい領域(または空間)を示す占有区分等である。配車フラグ以外の情報は、端末装置100のライドシェアアプリが利用者の入力を受け付けることで内容が決定され、サービスリクエストとして配車サービス提供装置300に送信される。
図22は、第3実施形態の配車サービス提供装置300Bの機能構成の一例を示す図である。配車サービス提供装置300Bは、配車サービス提供装置300の運行管理部330に代えて、管理部330Bを備える。また、配車サービス提供装置300Bは、配車サービス提供装置300の記憶部380に代えて、記憶部380Bを備える。記憶部380には、乗車条件情報384に代えて、上述したように利用条件情報385が記憶されている。
配車サービス提供装置300Bの取得部320は、例えば、メインユーザのサービスリクエスト(利用リクエスト)またはメインユーザとは異なる利用者(以下、サブユーザ)を取得する。管理部330Bは、指示部331と、経路設定部332と、サービス発行部333と、サービス共有部334と、運行管理部335とを含む。
指示部331は、例えば、取得部320により取得されたサービスリクエストに対し、自動運転車両に経路を指示する。自動運転車両の経路は、経路設定部332により決定された経路である。
経路設定部332は、サービスリクエストまたはサブユーザのサービスリクエストを基に自動運転車両の経路の設定を行う。サブユーザのサービスリクエストは、後述するサービス共有部334が発行したID情報を含む。「経路」とは、規定の経路であってもよいし、設定された時刻付近において所定の地点を通過するような経路であってもよい。
サービス発行部333は、メインユーザに対するサービスを発行する。サービス共有部334は、メインユーザの意志によりサービスに関するID情報をサブユーザに共有する。共有するとは、例えばID情報をサブユーザに送信したり、提供したりして、サブユーザがサービスを受けることを可能にすることである。
運行管理部335は、メインユーザおよびサブユーザが、経路上で同一車両を利用する合流計画、または経路上から複数の車両に分乗する分岐計画のいずれかにおいて、複数の自動運転車両を中継可能としてメインユーザに割り当てる。中継とは、必ずしも利用者が乗車や降車することが必須条件とするものでなく、利用者と車両とが所定の距離以内に位置することであればよい。運行管理部335は、例えば、経路設定部332により設定された経路の情報に基づき、メインユーザが車両を利用していない状態において、サブユーザに対して、複数の自動運転車両のうちから一つの車両の少なくとも一部を占有させる。
図23は、第3実施形態の配車サービス提供装置300Bにより実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。まず、メインユーザが保持する端末装置(以下、主端末装置)100のサービスリクエストを配車サービス提供装置300Bに送信する(ステップS600)。
次に、サービス発行部333が、サービスリクエストに含まれる利用者IDが、予め登録された利用者IDで認証する(ステップS602)。記憶部380Bには、サービスの提供を受けることができる利用者IDが予め登録されている。
次に、サービス発行部333は、利用者IDの認証が成立した場合、サービスIDを発行する(ステップS604)。サービスIDとは、利用者がサービスを受けることができる権限を示す情報である。
次に、経路設定部332が、ステップS600で取得したサービスリクエストに基づいて、マスタールートを設定する(ステップS606)。マスタールートとは、主端末装置100の利用者のサービスリクエストに基づいて、設定された配車される車両が走行する経路である。次に、管理部330Bは、ステップS604で発行されたサービスIDおよびステップS606で設定されたマスタールートの情報(以下、サービス情報)を主端末装置100に送信する(ステップS608)。
次に、主端末装置100がサービス情報を取得する(ステップS610)。次に、利用者がサービス情報の共有を示す操作を主端末装置100に対して行った場合、主端末装置100は、サービス情報を共有する意志を示す意志情報を配車サービス提供装置300Bに送信する(ステップS612)。
次に、配車サービス提供装置300Bが意志情報を取得すると、配車サービス提供装置300Bのサービス共有部334が、サービス情報をサブユーザの端末装置(以下、サブ端末装置)100に送信する(ステップS614)。次に、サブ端末装置100が、配車サービス提供装置300Bからサービス情報を取得することで、サービス情報が共有される(ステップS616)。サービス共有部334が、サービス情報をサブユーザの端末装置(以下、サブ端末装置)100に送信し、サービス情報をサブ端末装置100と共有するものとしたが、主端末装置100がサービス情報をサブ端末装置100に直接送信し、サービス情報をサブ端末装置100と共有してもよい。サービス情報に代えて、サービスIDがサブ端末装置100に送信されてもよい。この場合、サブ端末装置100は、配車サービス提供装置300Bに、サービスIDを提供することを要求してもよい。
次に、サブユーザがサービスリクエストの送信する操作をサブ端末装置100に対して行った場合、サブ端末装置100が、サービスリクエストを配車サービス提供装置300Bに送信する(ステップS618)。
配車サービス提供装置300Bがサービスリクエストを取得すると、経路設定部332が、マスタールートを参照し(ステップS620)、更にサービスリクエストおよびサービスリクエストに含まれるオプションである要望情報を参照し(ステップS622)、メインユーザとサブユーザとの合流地点や、サブユーザが合流地点に到達する手段、合流地点への集合時刻等が決定する。経路設定部332は、例えばサービスリクエストに含まれる要望情報に基づいて、サブユーザが合流地点に到達する手段を決定する。例えば、サブユーザが合流地点までの送迎を希望している場合、経路設定部332は、メインユーザが乗車する車両とは別の車両をサブユーザのために配車する。例えば、サブユーザが合流地点まで自力で移動する場合、サブユーザは徒歩や公共交通機関で合流地点まで移動する。そして、サービス発行部333が、決定した内容に対するサブサービスIDを発行する(ステップS624)。
次に、経路設定部332は、サブユーザの経路であるサブルートを設定する(ステップS626)。次に、管理部330Bが、サブサービス情報(サブサービスID、サブルート)をサブ端末装置100に送信する(ステップS628)。サブ端末装置100は、管理部330Bにより送信されたサブサービス情報を取得する(ステップS630)。配車サービス提供装置300Bは、サブサービス情報をサブ端末装置100に送信すると、経路設定部332は、サブルートに基づいて、マスタールートを修正する(ステップS632)。そして、運行管理部335が、上述した処理結果に基づいて、運行スケジュールを更新する。
図24は、配車サービス提供装置300Bによってメインルートが修正される様子の一例を示す図である。例えば、経路設定部332が、取得したサービスリクエストに基づいて、マスタールートMRを設定する。配車サービス提供装置300Bがサービスリクエストを取得すると、サービス発行部333が、マスタールートを参照し、更にサービスリクエストおよびサービスリクエストに含まれる要望情報を参照し、メインユーザとサブユーザとの合流地点Pや、サブユーザが合流地点に到達する手段(区間Sの移動手段)、合流地点への集合時刻等を決定する。合流地点Pは、例えば、メインユーザとサブユーザとが合理的に集合することができる地点である。次に、経路設定部332は、サブユーザの経路であるサブルートSRを設定し、サブルートに基づいて、マスタールートを修正する。これにより修正されたマスタールートRが設定される。
以上説明した第3実施形態によれば、管理部330Bが、メインユーザの経路を設定し、サブユーザのサービスリクエストを取得した場合、サブユーザのサービスリクエストに基づいて、メインユーザとサブユーザとが合流して、目的地の方向に移動できるように経路を変更する。この結果、より効率的な運行スケジュールを計画することができる。
以上説明した実施形態によれば、配車サービス提供装置300は、主利用者の利用リクエストを取得する取得部320と、取得部320により取得された利用リクエストに対し、自動運転車両に経路を指示する指示部331と、利用リクエストおよび主利用者とは異なる利用者の利用リクエストを基に自動運転車両の経路の設定を行う経路設定部332と、主利用者および主利用者とは異なる利用者が、経路上で同一車両を利用する合流計画、または経路上から複数の車両に分乗する分岐計画のいずれかにおいて、複数の自動運転車両を中継可能として主利用者に割り当てる運行管理部335とを備えることにより、より効率的な運行スケジュールを計画することができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、配車サービス提供装置300の一部または全部は、車両200に搭載されてもよい。
車両200が手動運転車両である場合、通信部310は、ネットワークNWを介して車両200の運転者の端末装置と通信してよい。
1…ライドシェアシステム、100…端末装置、200…車両、300…配車サービス提供装置、310…通信部、320…取得部、330…運行管理部、340…認証部、342…手動運転許可部、350…決済部、380…記憶部、388…運行スケジュール情報、U…利用者

Claims (9)

  1. 主利用者の利用リクエストを取得する取得部と、
    前記取得部により取得された利用リクエストに対し、自動運転車両に経路を指示する指示部と、
    前記利用リクエストおよび前記主利用者とは異なる利用者の利用リクエストを基に前記自動運転車両の前記経路の設定を行う経路設定部と、
    前記主利用者および前記主利用者とは異なる利用者が、前記経路上で同一車両を利用する合流計画、または前記経路上から複数の車両に分乗する分岐計画のいずれかにおいて、複数の自動運転車両を中継可能として前記主利用者に割り当てる運行管理部と、
    を備える配車サービス提供装置。
  2. 前記運行管理部は、前記複数の自動運転車両のうち第1の自動運転車両の少なくとも一部を占有して合流地点に到達する第1の利用者と、前記複数の自動運転車両のうち第2の自動運転車両の少なくとも一部を占有して前記合流地点に到達する第2の利用者とが、前記合流地点において前記複数の自動運転車両のうち一つの自動運転車両の少なくとも一部を共有する状況を許容する、
    請求項1に記載の配車サービス提供装置。
  3. 前記運行管理部は、前記複数の自動運転車両のうち一つの自動運転車両の少なくとも一部を共有して分岐地点に到達する第1の利用者と第2の利用者が、前記分岐地点において、前記複数の自動運転車両のうち第1の自動運転車両の少なくとも一部を前記第1の利用者が占有し、前記複数の自動運転車両のうち第2の自動運転車両の少なくとも一部を前記第2の利用者が占有する状況を許容して、配車スケジュールを決定する、
    請求項1に記載の配車サービス提供装置。
  4. 前記複数の自動運転車両は、利用者により提供される媒体から決済のための情報を読み取る媒体読取部を搭載し、
    前記媒体読取部により読み取られた情報に基づいて、前記利用者への課金を決定する課金決定部を更に備える、
    請求項1に記載の配車サービス提供装置。
  5. 前記複数の自動運転車両は、利用者により提供された免許証から免許証情報を読み取る免許証読取部を搭載し、
    前記免許証読取部により読み取られた情報に基づいて、前記利用者による手動運転を許可する手動運転許可部を更に備える、
    請求項1に記載の配車サービス提供装置。
  6. 前記主利用者に対するサービスを発行するサービス発行部と、
    前記主利用者の意志により前記サービスに関するID情報を前記主利用者とは異なる利用者に共有するサービス共有部と、を備える、
    請求項1に記載の配車サービス提供装置。
  7. 前記主利用者とは異なる利用者の利用リクエストは、前記主利用者の意志により前記主利用者に対するサービスに関するID情報を前記主利用者とは異なる利用者に共有するサービス共有部により発行されたID情報を含み、
    前記運行管理部は、前記経路の情報に基づき、前記主利用者が前記車両を利用していない状態において、前記主利用者とは異なる利用者に対して、前記複数の自動運転車両のうちから一つの車両の少なくとも一部を占有させる、
    請求項1に記載の配車サービス提供装置。
  8. コンピュータが、
    主利用者の利用リクエストを取得し、
    前記取得された利用リクエストに対し、自動運転車両に経路を指示し、
    前記利用リクエストおよび前記主利用者とは異なる利用者の利用リクエストを基に前記自動運転車両の前記経路を設定し、
    前記主利用者および前記主利用者とは異なる利用者が、前記経路上で同一車両を利用する合流計画、または前記経路上から複数の車両に分乗する分岐計画のいずれかにおいて、複数の自動運転車両を中継可能として前記主利用者に割り当てる、
    配車サービス提供方法。
  9. コンピュータに、
    主利用者の利用リクエストを取得させ、
    前記取得された利用リクエストに対し、自動運転車両に経路を指示させ、
    前記利用リクエストおよび前記主利用者とは異なる利用者の利用リクエストを基に前記自動運転車両の前記経路を設定させ、
    前記主利用者および前記主利用者とは異なる利用者が、前記経路上で同一車両を利用する合流計画、または前記経路上から複数の車両に分乗する分岐計画のいずれかにおいて、複数の自動運転車両を中継可能として前記主利用者に割り当てさせる、
    プログラム。
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