JP2020076649A - 分光光学系、分光計測システム、及び、半導体検査方法 - Google Patents

分光光学系、分光計測システム、及び、半導体検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】広視野と高い空間分解能及び波長分解能とを両立でき、コストが低減された分光光学系を提供する。【解決手段】所定の形状の貫通孔を有するスリット101と、スリット101を透過した光が入射する第1の球面鏡102と、第1の球面鏡102から反射された光が入射する第2の球面鏡103と、第2の球面鏡103から反射された光が入射する回折格子104と、回折格子104によって波長毎に分散された光を検出する画像センサ106と、を備え、第1の球面鏡102の曲率中心と第2の球面鏡103の曲率中心とは光軸と平行に並んでおり、第2の球面鏡103から反射された前記光は少なくとも絞り位置において光線が平行となっており、回折格子104は、第2の球面鏡103から反射された光の当該絞り位置に配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、分光光学系、分光計測システム、及び、半導体検査方法に関する。
半導体の製造過程において、製造された半導体の表面に光を照射し、当該半導体の表面から反射された反射光に基づいて検査を行う半導体検査装置が知られている。当該半導体検査装置の1つとして、光源から出射された光を分光し、単色光を半導体の表面に照射するものが知られている。しかし、当該半導体検査装置では、半導体の表面に照射する光の波長を変える場合には、波長切替のための時間を要するという問題があった。そして、半導体検査の高スループット化の要望が高まり、半導体の表面に多色光を照射し、反射光を分光光学系を用いて分光する半導体検査装置が開発された。
半導体検査装置において用いられる分光光学系としては、1枚の球面鏡と回折格子を用いたFastie-Ebert型が知られている。この構成は、シンプルで安価に製造可能であるが、球面収差、非点収差、コマ収差が大きく、空間分解能及び波長分解能が低いという問題があった。当該Fastie-Ebert型を改善した構成として、球面鏡を2枚に分割し、当該2枚の球面鏡を放物面鏡としたCzerney-Turner型が知られている。当該Czerney-Turner型の分光光学系は、現在、半導体検査装置だけでなく、幅広い製品に採用されている。Czerney-Turner型の分光光学系では、収差も好適に補正されており、照射領域が1つの点である場合には十分な性能を有する。しかし、Czerney-Turner型の分光光学系は、非点収差が比較的大きいため、照射領域が複数の点又は線状である場合には、空間分解能及び波長分解能等の性能が制限されてしまう。
このようなCzerney-Turner型の分光光学系における欠点を解決するため、特許文献1は、Offner反射光学系の2枚の球面鏡のうちの1枚を回折格子に変更した光学系(以下、「modified-Offner型光学系」と称する。)を提案している。当該modified-Offner型光学系では、広い視野が実現でき、高い空間分解能及び波長分解能を有する。
米国特許第5880834号明細書
しかしながら、当該modified-Offner型光学系は、球面形状を有する回折格子を製造するために高いコストを必要とする。また、分散素子として、回折格子の代わりに、プリズムを使用できないという欠点がある。プリズムを使用することにより、回折格子では30%〜60%である回折効率を100%近くに向上することができる。また、回折格子を用いる場合、原理的に発生する高次回折光をカットするフィルタが必要となるが、プリズムを用いる場合には、そのようなフィルタが不要になる。そのため、プリズムを用いることには、コストや回折効率において大きな利点がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、広視野と高い空間分解能及び波長分解能とを両立でき、コストが低減された分光光学系、分光計測システム、及び、半導体検査方法を提供することである。
本発明の第1の態様に係る分光光学系は、所定の形状の貫通孔を有するスリットと、前記スリットを透過した光が入射する第1の球面鏡と、前記第1の球面鏡から反射された光が入射する第2の球面鏡と、前記第2の球面鏡から反射された光が入射する分散素子と、前記分散素子によって波長毎に分散された光を検出する画像センサと、を備え、前記第1の球面鏡の曲率中心と前記第2の球面鏡の曲率中心とは光軸と平行に並んでおり、前記第2の球面鏡から反射された前記光は少なくとも絞り位置において光線が平行となっており、前記分散素子は、前記第2の球面鏡から反射された前記光の前記絞り位置に配置されている。
本発明の第1の態様に係る分光光学系によれば、照射領域が複数の点又は線状を含む広視野であっても、第1の球面鏡と第2の球面鏡によって非点収差を好適に補正することができ、高い空間分解能及び波長分解能を得ることができる。球面形状を有する回折格子を製造する必要がなく、コストを低減することができる。また、分散素子として、回折格子及びプリズムの双方を用いることができる。そのため、光利用効率の向上を図ることができ、プリズムを分散素子として用いた場合には、回折効率の向上を図ることができ、高次回折光をカットするフィルタが不要になる。よって、広視野と高い空間分解能及び波長分解能とを両立でき、コストが低減された分光光学系を提供することができる。
また、前記スリットの前記貫通孔は線状の貫通孔であることが好ましい。
スリットによって、分光光学系に入射する光束の形状を線状に制限することができる。スリットの線状の貫通孔の幅方向は分散素子によって光を分散させる方向である場合、当該貫通孔の幅が狭いほど高い波長分解能を得ることができる。
また、スリットは、複数の前記線状の貫通孔を有することが好ましい。
スリットが複数の線状の貫通孔を有することにより、物体面の複数の箇所から反射された光を同時に分光することができ、分光計測システムの高スループット化を図ることができる。さらに、計測対象物の表面を走査しながら計測を行う分光計測システムにおいて当該分光光学系が用いられる場合、計測対象物の表面のある箇所から反射された光は、分光計測システムの走査に伴って、順次、複数の線状の貫通孔を透過するため、計測対象物の当該ある箇所について複数回計測を行うことができ、計測の精度を向上することができる。
また、前記第1の球面鏡及び前記第2の球面鏡の反射膜は誘電体多層膜であることが好ましい。
第1の球面鏡及び第2の球面鏡の反射膜を誘電体多層膜とすることにより、第1の球面鏡の反射率及び第2の球面鏡の反射率を高くすることができ、反射による光量の低下を低減することができる。これにより、分光光学系における光利用効率を向上することができる。
また、前記第1の球面鏡の反射面及び前記第2の球面鏡の反射面は非球面形状であることが好ましい。
第1の球面鏡の反射面及び第2の球面鏡の反射面が非球面形状であることにより、収差を好適に補正することができる。
また、前記第1の球面鏡及び前記第2の球面鏡の少なくとも一方は、前記光が入射する側の面と反対側の面において、前記光を反射するマンジンミラーであることが好ましい。
第1の球面鏡及び第2の球面鏡の少なくとも一方がマンジンミラーであることにより、当該マンジンミラーの光が入射する側の面及び当該光が入射する側の面と反対側の面の双方において収差補正を行うことができる。
また、前記第1の球面鏡は、2枚の反射鏡に分割されていることが好ましい。
第1の球面鏡が2枚の反射鏡に分割されていることにより、当該2枚の反射光に入射する光の入射角を曲率半径とは独立に制御することができる。これにより、非点収差を好適に補正することができる。
また、前記第1の球面鏡は、前記第1の球面鏡の中央部を貫通する孔部を有し、前記分散素子は、前記孔部の内部、又は、前記第1の球面鏡の前記第2の球面鏡側とは反対側に配置されていることが好ましい。
分散素子が前記孔部の内部、又は、第1の球面鏡の第2の球面鏡側とは反対側に配置されているため、第1の球面鏡と第2の球面鏡との間隔を狭くすることができ、分光光学系のコンパクト化を図ることができる。また、分散素子を支持しやすくなる。
また、前記分散素子は、回折格子であることが好ましい。
分散素子が回折格子である場合、分散素子がプリズムである場合に比べて、分散素子の配置に必要な空間を小さくすることができ、分光光学系全体のコンパクト化を図ることができる。
また、前記分散素子は、プリズムであることが好ましい。
分散素子がプリズムである場合、分散素子が回折格子である場合に比べて、分散素子の回折効率を向上することができる。
また、前記画像センサの前記光の入射側には、オーダーソーティングフィルタ(Order Sorting Filter)が配置されていることが好ましい。
オーダーソーティングフィルタによって、一次光以外の回折光を除去することができ、さらに、空間分解能及び波長分解能をさらに向上することができる。
また、回折格子の溝は、主光線が含まれる面に対して垂直方向に延在している。
回折格子の溝が主光線が含まれる面に対して垂直方向に延在することにより、光は、当該主光線が含まれる面に平行方向に分散される。これにより、各波長ごとに分散した光の画像センサ上での面内歪を小さくすることができる。
本発明の第2の態様に係る分光計測システムは、計測対象物の表面に多色光を照射し、前記計測対象物から反射された前記多色光を上記の何れかに記載された分光光学系の前記スリットへ入射させる照射部を備える。
本発明の第2の態様に係る分光計測システムによれば、照射領域が複数の点又は線状を含む広視野であっても、第1の球面鏡と第2の球面鏡によって非点収差を好適に補正することができ、高い空間分解能及び波長分解能を得ることができる。球面形状を有する回折格子を製造する必要がなく、コストを低減することができる。また、分散素子として、回折格子及びプリズムの双方を用いることができる。そのため、光利用効率の向上を図ることができ、プリズムを分散素子として用いた場合には、回折効率の向上を図ることができ、高次回折光をカットするフィルタが不要になる。よって、広視野と高い空間分解能及び波長分解能とを両立でき、コストが低減された分光計測システムを提供することができる。
また、前記照射部は、入射瞳位置又は射出瞳位置の何れか一方若しくは両方に、開口絞りを備え、前記開口絞りは、瞳内の特定位置のみの光を透過することが好ましい。
開口絞りは、瞳内の特定位置のみの光を透過することにより、計測対象物の表面に入射する光のうち、所望する入射角度で入射する光の反射光のみを計測に用いることができる。これにより、計測の精度をさらに向上することができる。
また、前記開口絞りは空間光変調器であることが好ましい。
開口絞りが空間光変調器であることにより、開口絞りを交換しなくても、計測したい反射光の計測対象物への入射角度を変更することができる。
本発明の第3の態様に係る半導体検査方法は、上記の何れかに記載の分光計測システムを用いて、半導体ウエハの表面に前記多色光を照射し、前記半導体ウエハから反射された前記多色光のスペクトルに基づいて、前記半導体ウエハの表面上の構造の寸法誤差を確認する。
本発明の第3の態様に係る半導体検査方法によれば、照射領域が複数の点又は線状を含む広視野であっても、第1の球面鏡と第2の球面鏡によって非点収差を好適に補正することができ、高い空間分解能及び波長分解能を得ることができる。球面形状を有する回折格子を製造する必要がなく、コストを低減することができる。また、分散素子として、回折格子及びプリズムの双方を用いることができる。そのため、光利用効率の向上を図ることができ、プリズムを分散素子として用いた場合には、回折効率の向上を図ることができ、高次回折光をカットするフィルタが不要になる。よって、広視野と高い空間分解能及び波長分解能とを両立でき、コストが低減された半導体検査方法を提供することができる。
本発明により、広視野と高い空間分解能及び波長分解能とを両立でき、コストが低減された分光光学系、分光計測システム、及び、半導体検査方法を提供することができる。
実施の形態1に係る半導体検査装置の一例を示す図である。 実施の形態1に係る分光光学系の一例を示す図である。 実施の形態1に係る第1の球面鏡及び第2の球面鏡に用いられる誘電体多層膜の一例を示す図である。 実施の形態2に係る分光光学系の一例を示す図である。 実施の形態3に係る分光光学系の一例を示す図である。 実施の形態4に係る分光光学系の一例を示す図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。以下、分光計測システムとして、半導体検査装置300を例示して、本発明の実施の形態1を説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体検査装置300の一例を示す図である。
本発明の実施の形態1に係る半導体検査装置300は、例えば、多色光を計測対象物である半導体ウエハWの表面に照射して、半導体ウエハWから反射された当該多色光のスペクトルに基づいて、半導体ウエハWの表面上に形成された構造の寸法誤差を確認する半導体検査方法において用いられる。
図1に示すように、半導体検査装置300は、分光光学系100、照射部200等を備える。
また、半導体検査装置300は、図示しないCPU(Central Processing Unit)及び図示しない記憶部等を備える。そして、CPUが記憶部に格納されたプログラムを実行することにより、半導体検査装置300の各部が制御される。例えば、CPUが記憶部に格納されたプログラムを実行することにより、半導体検査装置300において、半導体ウエハWから反射された当該多色光のスペクトルに基づいて、半導体ウエハWの表面上に形成された構造の寸法誤差を確認する処理が実現する。すなわち、CPUが記憶部に格納されたプログラムを実行することにより、半導体検査装置300は、本発明に係る半導体検査方法を実施することができる。
照射部200は、半導体ウエハWの表面に多色光を照射し、当該半導体ウエハWから反射された多色光を分光光学系100のスリット101(後述)へ入射させる。
照射部200は、図1に示すように、広帯域光源201、ファイバ202、第1の偏光板203、コンデンサレンズ204、ミラー205、ハーフプリズム206、開口絞り207、対物レンズ208、結像レンズ209、第2の偏光板210等を備える。
広帯域光源201は、例えば、複数の波長の異なる光を含む多色光Lを生成する光源である。広帯域光源201は、例えば、連続スペクトル光を生成するハロゲンランプやLED光源であってもよい。光源201の出射口には、例えば、ファイバ202の一端が接続されている。光源201から生成された多色光Lは、例えば、ファイバ202に導かれて、ファイバ202の他端から射出する。例えば、多色光Lは、ファイバ202の他端から発散光として射出する。なお、多色光Lは、ファイバ202の他端からコリメータ等を介して、平行光として射出してもよい。
第1の偏光板203は、ファイバ202の他端から出射された多色光Lを偏光する。コンデンサレンズ204は、ファイバ202の他端から射出した多色光Lを集光する。具体的には、コンデンサレンズ204は、ファイバ202の他端から射出した発散光の多色光Lを平行光に変換する。
ミラー205は、コンデンサレンズ204によって平行光に変換された多色光Lをハーフプリズム206に向かって反射するように配置されている。
ハーフプリズム206は、ミラー205から反射された多色光Lの一部を反射する。例えば、ハーフプリズム206は、ミラー205から反射された平行光の多色光Lの一部を対物レンズ208に向かって反射する。
開口絞り207は、対物レンズ208の入射瞳位置(照明瞳位置)又は結像レンズ209の射出瞳位置(結像瞳位置)の何れか一方若しくは両方に配置される。本実施の形態1では、開口絞り207は、対物レンズ208の入射瞳位置に配置されている。そして、開口絞り207は、ハーフプリズム206から反射された平行光の多色光Lの光束径を絞る。また、開口絞り207は、瞳内の特定位置のみの光を透過する開口部を有していてもよい。さらに、開口絞り207は、DMD(Digital Micromirror Device)、LCOS(Liqid Crystal on Silicon)等の空間変調器であってもよい。
対物レンズ208は、開口絞り207を透過した多色光Lを半導体ウエハWの表面上に集光する。対物レンズ208は、半導体ウエハWの表面に、多色光Lの焦点が形成されるように配置されている。
半導体ウエハWの表面に集光された多色光Lは、半導体ウエハWの表面によって反射される。そして、半導体ウエハWの表面によって反射された多色光Lは、対物レンズ208に入射する。
対物レンズ208は、半導体ウエハWの表面から反射された多色光Lを平行光に変換する。また、対物レンズ208は、平行光に変換した多色光Lをハーフプリズム206に向かって出射する。
開口絞り207は、対物レンズ208から出射された平行光の多色光Lの光束径を絞る。また、開口絞り207を透過した多色光Lはハーフプリズム206へ入射する。
ハーフプリズム206は、開口絞り207を透過した多色光Lを透過し、結像レンズ209に向かって出射する。
結像レンズ209は、開口絞り207を透過した多色光Lを分光光学系100のスリット101(後述)の貫通孔の位置に集光する。結像レンズ209は、分光光学系100のスリット101の貫通孔の位置に、多色光Lの焦点が形成されるように配置されている。
第2の偏光板210は、結像レンズ209から出射された多色光Lを偏光する。
次に、本実施の形態1に係る分光光学系100について図2を参照しながら説明する。図2は、実施の形態1に係る分光光学系100の一例を示す図である。分光光学系100は、図2に示すように、スリット101、第1の球面鏡102、第2の球面鏡103、分散素子としての回折格子104、オーダーソーティングフィルタ(Order Sorting Filter)105、画像センサ106等を備える。
スリット101は、所定の形状の貫通孔を有する。例えば、スリット101の貫通孔は、線状の貫通孔であり、多色光Lの主光線が含まれる面に対して垂直な方向に延在している。換言すれば、スリット101の線状の貫通孔の幅方向は、回折格子104によって光を分散させる方向である。また、スリット101は、複数の線状の貫通孔を有していてもよい。
また、スリット101は、照射部200の結像レンズ209によって集光される多色光Lの焦点位置(像面位置)に配置されている。
そして、スリット101を透過した多色光Lは、第1の球面鏡102に入射する。
第1の球面鏡102は、スリット101を透過した多色光Lを第2の球面鏡103に向かって反射する。
第2の球面鏡103は、第1の球面鏡102から反射された多色光Lを平行光に変換して、回折格子104に向かって反射する。
回折格子104は、第2の球面鏡103から反射された多色光Lを回折現象によって波長毎に分散し、分散した多色光Lを第2の球面鏡103に入射させる。また、回折格子104は、第2の球面鏡103から反射された多色光Lの絞り位置に配置されており、回折格子104には、半導体ウエハW上の同一の点から反射された光が、平行光として入射する。これにより、後述する画像センサ106の検出面に形成される各波長毎のスポットがぼやけることを防ぐことができる。
また、図2において、回折格子104の溝が、多色光Lの主光線が含まれる面に対して垂直な方向に延在し、回折格子104によって多色光Lが当該主光線が含まれる面に平行な方向に分散される例を示したが、回折格子104に形成される溝は、多色光Lの主光線が含まれる面に対して平行な方向に延在していてもよい。これにより、第1の球面鏡102及び第2の球面鏡103の反射面の面積を小さくすることができる。
第2の球面鏡103は、回折格子104によって波長毎に分散された多色光Lを第1の球面鏡102に向かって反射する。
第1の球面鏡102は、第2の球面鏡103から反射された多色光Lを画像センサ106の検出面に集光する。
画像センサ106は、検出面に、多色光Lの焦点が形成されるように配置されている。すなわち、画像センサ106の検出面には、多色光Lに含まれる波長毎にスポットが形成される。そして、画像センサ106は、回折格子104によって波長毎に分散された多色光Lを検出する。
オーダーソーティングフィルタ105は、画像センサ106の多色光Lの入射側に配置されている。オーダーソーティングフィルタ105は、第1の球面鏡102から反射された多色光Lに含まれる一次光以外の回折光を除去する。これにより、画像センサ106の検出面に一次光以外の回折光によるスポットが形成されるのを防ぐことができる。
ここで、第1の球面鏡102の多色光Lを反射する反射面の曲率中心と、第2の球面鏡103の多色光Lを反射する反射面の曲率中心とは、分光光学系100の光軸と平行に並んでいる。換言すれば、第1の球面鏡102及び第2の球面鏡103は、いわゆるオフナー光学系(Offner optics)を構成している。そのため、第1の球面鏡102の収差が第2の球面鏡103の収差を打ち消し、3次の収差であるザイデル収差が5つともすべて補正され得る。
また、第1の球面鏡102の反射面及び前記第2の球面鏡103の反射面に反射膜が形成されていてもよい。さらに、第1の球面鏡102の反射面及び前記第2の球面鏡103の反射面に形成される反射膜は誘電体多層膜であってもよい。図3に、第1の球面鏡102の反射面及び第2の球面鏡103の反射面に形成される誘電体多層膜500の一例を示す。図3に示すように、誘電体多層膜500は、ガラス基板400上に形成されている。ここで、ガラス基板400は、第1の球面鏡102及び第2の球面鏡103の硝材の例示である。具体的には、誘電体多層膜500は、ガラス基板400上に、低屈折率材料から成る低屈折率膜501と、高屈折率材料から成る高屈折率膜502とが交互に積層されたものである。また、低屈折率膜501の膜厚及び高屈折率膜502の膜厚は、各層毎に異なっていてもよい。また、低屈折率膜501及び高屈折率膜502は、例えば、数十層から200層に亘って積層されていてもよい。低屈折率膜501及び高屈折率膜502の積層数が多いほど、反射効率を向上することができる。また、高屈折率材料としては、例えば、ZrO(二酸化ジルコニウム)、TiO(二酸化チタン)等が挙げられる。低屈折率材料としては、SiO(二酸化ケイ素)、MgF(フッ化マグネシウム)等が挙げられる。
また、第1の球面鏡102の反射面及び第2の球面鏡103の反射面は非球面形状であってもよい。これにより、第1の球面鏡102及び第2の球面鏡103によって、収差を好適に補正することができる。
また、第1の球面鏡102は、例えば、第1の反射鏡(不図示)と第2の反射鏡(不図示)とに分割されていてもよい。具体的には、第1の球面鏡102は、光軸を対称軸として、第1の反射鏡と第2の反射鏡とが2回回転対称となるように、分割されていてもよい。これにより、当該第1の反射鏡に入射する光の入射角と、第2の反射鏡に入射する光の入射角とを曲率半径とは独立に制御することができる。これにより、非点収差を好適に補正することができる。
また、第1の球面鏡102及び第2の球面鏡103の少なくとも一方は、多色光Lが入射する側の面と反対側の面において、当該多色光Lを反射するマンジンミラーであってもよい。これにより、当該マンジンミラーの入射面及び反射面の双方において収差補正を行うことができる。
以上に説明した、本実施の形態1に係る分光光学系100、半導体検査装置300及び半導体検査方法によれば、半導体ウエハW上に多色光Lが照射される照射領域が複数の点又は線状を含む広視野であっても、第1の球面鏡102と第2の球面鏡103によって非点収差を好適に補正することができ、高い空間分解能及び波長分解能を得ることができる。また、球面形状を有する回折格子を製造する必要がなく、コストを低減することができる。よって、広視野と高い空間分解能及び波長分解能とを両立でき、コストを低減することができる。
また、第1の球面鏡102の曲率中心と第2の球面鏡103の曲率中心とは光軸と平行に並んでおり、この配置からのずれに対する収差の悪化量は非常に小さい。このため、特別な調整手法を必要とせず、当該第1の球面鏡102及び第2の球面鏡103と、回折格子104との配置を揃えるだけでよいため、Czerney-Turner型等の他の分光光学系に比べて、分光光学系100における各構成部材のアライメントをより容易に行うことができる。
スリット101によって、分光光学系100に入射する光束の形状を線状に制限することができる。スリット101の線状の貫通孔の幅方向は回折格子104によって光を分散させる方向であり、当該貫通孔の幅が狭いほど高い波長分解能を得ることができる。
第1の球面鏡102及び第2の球面鏡103の反射膜を誘電体多層膜とすることにより、第1の球面鏡102の反射率及び第2の球面鏡103の反射率を高くすることができ、反射による光量の低下を低減することができる。これにより、分光光学系100における光利用効率を向上することができる。
分散素子として回折格子104を用いることにより、分散素子がプリズムである場合に比べて、分散素子の配置に必要な空間を小さくすることができ、分光光学系100全体のコンパクト化を図ることができる。
また、オーダーソーティングフィルタ105によって、一次光以外の回折光を除去することができ、さらに、空間分解能及び波長分解能をさらに向上することができる。
また、スリット101が複数の線状の貫通孔を有することにより、半導体ウエハWの表面の複数の箇所から反射された光を同時に分光することができ、半導体検査装置300の高スループット化を図ることができる。さらに、半導体ウエハWの表面のある箇所から反射された光は、半導体検査装置300の走査に伴って、順次、複数の線状の貫通孔を透過するため、半導体ウエハWの当該ある箇所について複数回計測を行うことができ、計測の精度を向上することができる。
また、第1の球面鏡102の反射面及び第2の球面鏡103の反射面が非球面形状であることにより、収差を好適に補正することができる。
また、第1の球面鏡102が2枚の反射鏡に分割されていることにより、当該2枚の反射光に入射する光の入射角を曲率半径とは独立に制御することができる。これにより、非点収差を好適に補正することができる。
また、第1の球面鏡102及び第2の球面鏡103の少なくとも一方がマンジンミラーであることにより、当該マンジンミラーの光が入射する側の面及び当該光が入射する側の面と反対側の面の双方において収差補正を行うことができる。
また、回折格子104の溝が、多色光Lの主光線が含まれる面に対して垂直方向に延在することにより、多色光Lは、当該主光線が含まれる面に平行方向に分散される。これにより、各波長ごとに分散した光の画像センサ106上での面内歪を小さくすることができる。
開口絞り207は、瞳内の特定位置のみの光を透過することにより、半導体ウエハWの表面に入射する光のうち、所望する入射角度で入射する光の反射光のみを計測に用いることができる。これにより、計測の精度をさらに向上することができる。
また、開口絞り207が空間光変調器であることにより、開口絞りを交換しなくても、計測したい反射光の半導体ウエハWへの入射角度を変更することができる。
実施の形態2
次に、図4を参照しながら、本発明の実施の形態2について説明する。図4は、実施の形態2に係る分光光学系100Aの一例を示す図である。実施の形態2に係る分光光学系100Aは、図4に示すように、分散素子としてグリズム107を備え、更に平面鏡108を備える点が、実施の形態1に係る分光光学系100と異なる。以下、実施の形態2に係る分光光学系100Aにおいて、実施の形態1に係る分光光学系100と同様の構成については、同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
グリズム107は、第2の球面鏡103から反射された多色光Lを回折現象によって波長毎に分散し、分散した多色光Lを平面鏡108に入射させる。また、グリズム107は、第2の球面鏡103から反射された多色光Lの絞り位置に配置されており、グリズム107には、半導体ウエハW上の同一の点から反射された光が、平行光として入射する。これにより、後述する画像センサ106の検出面に形成される各波長毎のスポットがぼやけることを防ぐことができる。
平面鏡108は、グリズム107と第1の球面鏡102との間に配置されており、グリズム107によって分散された多色光Lを第2の球面鏡103に向かって反射する。平面鏡108によって反射された多色光Lは、グリズム107を介して、第2の球面鏡103に入射する。
以上に説明した、本実施の形態2に係る分光光学系100Aによれば、実施の形態1に係る分光光学系100と同様の効果が得られるのは勿論のこと、グリズム107から出射される多色光Lの光軸は、分光光学系100Aの光軸と平行であるため、平面鏡108の光軸を分光光学系100Aの光軸に対して傾ける必要がない。そのため、分光光学系100Aにおける各構成部材のアライメントが難しくなるのを防ぐことができる。
実施の形態3
次に、図5を参照しながら、本発明の実施の形態3について説明する。図5は、実施の形態3に係る分光光学系100Bの一例を示す図である。実施の形態3に係る分光光学系100Bは、図5に示すように、分散素子としてプリズム109を備え、更に平面鏡110を備え、オーダーソーティングフィルタ105を備えない点が、実施の形態1に係る分光光学系100と異なる。以下、実施の形態3に係る分光光学系100Bにおいて、実施の形態1に係る分光光学系100と同様の構成については、同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
プリズム109は、第2の球面鏡103から反射された多色光Lを屈折作用によって波長毎に分散し、分散した多色光Lを平面鏡110に入射させる。また、プリズム109は、第2の球面鏡103から反射された多色光Lの絞り位置に配置されており、プリズム109には、半導体ウエハW上の同一の点から反射された光が、平行光として入射する。これにより、後述する画像センサ106の検出面に形成される各波長毎のスポットがぼやけることを防ぐことができる。
平面鏡110は、プリズム109と第1の球面鏡102との間に配置されており、プリズム109によって分散された多色光Lを第2の球面鏡103に向かって反射する。平面鏡110によって反射された多色光Lは、プリズム109を透過して、第2の球面鏡103に入射する。
以上に説明した、本実施の形態3に係る分光光学系100Bによれば、実施の形態1に係る分光光学系100と同様の効果が得られるのは勿論のこと、分散素子としてプリズム109を用いるため、分散素子が回折格子104である場合に比べて、分散素子の回折効率を向上することができる。これにより、分光光学系100Bの空間分解能及び波長分解能を向上することができる。
また、分散素子としてプリズム109を用いることにより、オーダーソーティングフィルタ105を省略することができる。これにより、分光光学系100Bの製造コストをさらに低減することができる。
実施の形態4
次に、図6を参照しながら、本発明の実施の形態4について説明する。図6は、実施の形態4に係る分光光学系100Cの一例を示す図である。実施の形態4に係る分光光学系100Cは、図6に示すように、第1の球面鏡111の中央部に孔部111Aを備える点、及び、回折格子112が配置される位置が、実施の形態1に係る分光光学系100と異なる。以下、実施の形態4に係る分光光学系100Cにおいて、実施の形態1に係る分光光学系100と同様の構成については、同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
図6に示すように、本実施の形態4に係る第1の球面鏡111の中央部には、当該第1の球面鏡111を貫通する孔部111Aが形成されている。孔部111Aが形成されている点を除けば、本実施の形態4に係る第1の球面鏡111は、実施の形態1に係る第1の球面鏡102と同じであるため、その説明を省略する。
本実施の形態4において、回折格子112は、第1の球面鏡111の孔部111Aの内部、又は、第1の球面鏡111の第2の球面鏡103側とは反対側に配置されている。本実施の形態4に係る回折格子112は、その配置位置を除けば、第1の実施の形態1に係る回折格子104と同じであるため、その説明を省略する。なお、本実施の形態4において、分光光学系100Cは、回折格子112の代わりに、実施の形態2で例示したグリズム107、又は、実施の形態3で例示したプリズム109を備えていてもよい。
以上に説明した、本実施の形態4に係る分光光学系100Cによれば、実施の形態1に係る分光光学系100と同様の効果が得られるのは勿論のこと、回折格子112が孔部111Aの内部、又は、第1の球面鏡111の第2の球面鏡103側とは反対側に配置されているため、第1の球面鏡111と第2の球面鏡103との間隔を狭くすることができ、分光光学系100Cのコンパクト化を図ることができる。また、回折格子112を支持しやすくなる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、本発明に係る分光光学系100、100A、100B、100Cは、半導体検査装置300以外の装置に用いられてもよい。
また、実施の形態1に係る分光光学系100において、第1の球面鏡102が、当該第1の球面鏡102の曲率中心において、第1の反射鏡及び第2の反射鏡に分割される場合、回折格子104等の分散素子は、当該第1の反射鏡と第2の反射鏡との間、又は、第1の球面鏡102の第2の球面鏡103側とは反対側に配置されてもよい。これにより、第1の球面鏡111と第2の球面鏡103との間隔を狭くすることができ、分光光学系100のコンパクト化を図ることができる。また、回折格子112等の分散素子を支持しやすくなる。
100、100A、100B、100C 分光光学系
101 スリット
102、111 第1の球面鏡
111A 孔部
103 第2の球面鏡
104、112 回折格子(分散素子)
105 オーダーソーティングフィルタ
106 画像センサ
107 グリズム(分散素子)
108、110 平面鏡
109 プリズム(分散素子)
200 照射部
201 広帯域光源
202 ファイバ
203 第1の偏光板
204 コンデンサレンズ
205 ミラー
206 ハーフプリズム
207 開口絞り
208 対物レンズ
209 結像レンズ
210 第2の偏光板
500 誘電体多層膜
501 低屈折率膜
502 高屈折率膜
W 半導体ウエハ

Claims (16)

  1. 所定の形状の貫通孔を有するスリットと、前記スリットを透過した光が入射する第1の球面鏡と、前記第1の球面鏡から反射された光が入射する第2の球面鏡と、前記第2の球面鏡から反射された光が入射する分散素子と、前記分散素子によって波長毎に分散された光を検出する画像センサと、を備え、
    前記第1の球面鏡の曲率中心と前記第2の球面鏡の曲率中心とは光軸と平行に並んでおり、
    前記第2の球面鏡から反射された前記光は少なくとも絞り位置において光線が平行となっており、
    前記分散素子は、前記第2の球面鏡から反射された前記光の前記絞り位置に配置されている、分光光学系。
  2. 前記スリットの前記貫通孔は線状の貫通孔である、請求項1に記載の分光光学系。
  3. 前記スリットは、複数の前記線状の貫通孔を有する、請求項2に記載の分光光学系。
  4. 前記第1の球面鏡及び前記第2の球面鏡の反射膜は誘電体多層膜である、請求項1乃至3の何れか一項に記載の分光光学系。
  5. 前記第1の球面鏡の反射面及び前記第2の球面鏡の反射面は非球面形状である、請求項1乃至4の何れか一項に記載の分光光学系。
  6. 前記第1の球面鏡及び前記第2の球面鏡の少なくとも一方は、前記光が入射する側の面と反対側の面において、前記光を反射するマンジンミラーである、請求項1乃至5の何れか一項に記載の分光光学系。
  7. 前記第1の球面鏡は、2枚の反射鏡に分割されている、請求項1乃至6の何れか一項に記載の分光光学系。
  8. 前記第1の球面鏡は、前記第1の球面鏡の中央部を貫通する孔部を有し、前記分散素子は、前記孔部の内部、又は、前記第1の球面鏡の前記第2の球面鏡側とは反対側に配置されている、請求項1乃至7の何れか一項に記載の分光光学系。
  9. 前記分散素子は、回折格子である、請求項1乃至8の何れか一項に記載の分光光学系。
  10. 前記分散素子は、プリズムである、請求項1乃至8の何れか一項に記載の分光光学系。
  11. 前記画像センサの前記光の入射側には、オーダーソーティングフィルタ(Order Sorting Filter)が配置されている、請求項9に記載の分光光学系。
  12. 前記回折格子の溝は、主光線が含まれる面に対して垂直方向に延在している、請求項9又は11に記載の分光光学系。
  13. 計測対象物の表面に多色光を照射し、前記計測対象物から反射された前記多色光を請求項1乃至12の何れか一項に記載された分光光学系の前記スリットへ入射させる照射部を備える、分光計測システム。
  14. 前記照射部は、入射瞳位置又は射出瞳位置の何れか一方若しくは両方に、開口絞りを備え、
    前記開口絞りは、瞳内の特定位置のみの光を透過する、請求項13に記載の分光計測システム。
  15. 前記開口絞りは空間光変調器である、請求項14に記載の分光計測システム。
  16. 前記請求項13乃至15の何れか一項に記載の分光計測システムを用いて、半導体ウエハの表面に前記多色光を照射し、前記半導体ウエハから反射された前記多色光のスペクトルに基づいて、前記半導体ウエハの表面上の構造の寸法誤差を確認する、半導体検査方法。
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