JP2020073770A - 水栓装置 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、特許文献1記載の水栓装置では、水栓装置101を薄型化しようとすると水供給管106と、湯供給管108と、流出路114とが高さ方向にずれて配置できず、互いに交差してしまうため、高さ方向に薄く形成することができないという問題があった。
さらに、温調機能部110には、水供給管106及び湯供給管108の両者を接続する必要があるため、水栓装置101を薄型化しようとするとき、温調機能部110の周囲において、温調機能部110で温調された水を流出させる流出路114と、水供給管106又は湯供給管108とが交差してしまうという問題があった。
このように構成された本発明においては、壁面に沿って設けられるカウンター内部に配置される水栓装置において、流出路が、流出路が交差するような高さに配置されている少なくとも給水路又は給湯路の何れかと、互いの内部流路を区別したまま交差することができる。これにより、流出路、給水路又は給湯路の何れかが高さを変えて互いに交差するために必要となる水栓装置内の高さ方向のスペースを削減することができる。従って、本発明によれば、壁面に沿って設けられるカウンター内部に配置される水栓装置を高さ方向で薄くすることができると共にカウンターを高さ方向で薄くすることができる。
このように構成された本発明においては、流出路の流路交差部は、流出路を形成する第1部材に、自身の外側と区画された内側の流路を形成する第2部材を挿入することにより形成される。よって、流出路の流路交差部を、鋳物で成形することにより厚みが増大することを防ぎ、樹脂で成形することにより厚みを薄く形成することができる。従って、本発明によれば、カウンター内部に配置される水栓装置を高さ方向で薄くすることができる。また、流出路の流路交差部を樹脂により比較的簡単に形成することができる。
このように構成された本発明においては、流路交差部は、第1部材と第2部材との接触部をシールする第1シールと第2シールとの間において第1部材と第2部材とにより流出路を区画し、第2部材内の流路と区別する。これにより、流路交差部を第1部材と第2部材との組合せにより比較的簡単に形成し、流路交差部において流出路が、流出路が交差するような高さに配置されている少なくとも給水路又は給湯路の何れかと、互いの内部流路を区別したまま交差することができる。
このように構成された本発明においては、第2部材は、少なくとも流出路を外側に区画する部分において円管状に形成される。これにより、第2部材内を通水する湯又は水と、流出路内の温調水との温度差により、第2部材に応力がかかる場合においても、第2部材に比較的均等に応力がかかり、第2部材が破損することを抑制することができる。このように、第2部材を円管状に形成することにより、仮に第2部材が角を有する異形配管に形成される場合にこの角に応力が集中して第2部材が破損するという事象が生じることを防ぐことができる。
このように構成された本発明においては、第2部材の先に挿入される先端側の第1シール支持部は、後端側の第2シール支持部よりも外径が小さくなるように形成されているので、第1シール及び第2シールを伴った状態で第2部材を挿入する組立時の組立性を向上することができる。また、第1シールを支持する第1シール支持部は、第2シール支持部よりも外径が小さくなるように形成される。これにより、第1シール支持部により支持される第1シールが第1部材内に挿入される際に、第1シールが第1部材と破損やねじれを生じるような意図しない接触をして、第1シールが破損やねじれを生じ、第1シールが適切な状態で設置されなくなることを抑制することができる。
このように構成された本発明においては、第2部材が、金属より熱伝導率が低い樹脂により形成されるので、第2部材内を通水する湯又は水と、流出路内の温調水との熱交換を抑制することができる。また、第2部材が、樹脂により形成されることにより、水栓装置をより安価に製造することができる。さらに、水栓装置の重量をより軽くすることができ、施工性を向上させ、輸送費を削減させることができる。
このように構成された本発明においては、流路交差部が流量調整機能部よりも上流側の温調機能部の近傍領域に設けられる。これにより、流出路と他の流路とが交差しやすい領域において、流出路が、流出路が交差するような高さに配置されている少なくとも給水路又は給湯路の何れかと、互いの内部流路を区別したまま交差することができ、流路の配置効率を向上できる。これにより、流出路、給水路又は給湯路の何れかが高さを変えて互いに交差するために必要となる水栓装置内の高さ方向のスペースをより効率的に削減することができる。従って、本発明によれば、壁面に沿って設けられるカウンター内部に配置される水栓装置を高さ方向でより薄くすることができると共にカウンターを高さ方向でより薄くすることができる。
なお、本実施形態においては、用語「水」は、給水源から供給された状態の水、湯と水を混合した湯水、給湯源から供給された状態の湯等を含む意味で用いられている。
温調ハンドル12は、温調ハンドル12を回動操作することにより温調機能部10の機能により流出路14から流出する温度調節後の水の温度を調整することができる構造を有している。なお、用語「温度調節後の水」には、温調機能部10で湯と水を混合して得られた水の他、温調機能部10で温度調節されていない水供給管6から供給された水、及び温調機能部10で温度調節されていない湯供給管8から供給された湯も含まれる。
流調ハンドル18は、流調ハンドル18を回動操作することにより流量調整部16の機能により吐水流量を調整することができる構造を有している。
オーバーヘッドシャワー切替操作部30には、流出路14が接続されている。
水栓装置本体4は、温調機能部10、流量調整部16、カラン用タッチ操作部26及びシャワー用タッチ操作部28をそれぞれ箱状に形成し、それぞれの機能を奏する機能ユニットとしてモジュール化している。これらのモジュール化された各機能部は、水栓装置本体4の薄型化及び美観向上のため、カウンター状の水栓装置1において横並びに配列される。
水栓装置本体4は、これらのモジュール化された各機能部を、上部プレート32と下部プレート34との間で挟み込むように固定しているが、これらの各機能部の配置を、機能部ごとに入れ替えたり変更したりすることができる。水栓装置本体4は、上部プレート32と下部プレート34との間で各機能部、水供給管6、湯供給管8及び流出路14を配置するので、水供給管6、湯供給管8及び流出路14の高さ方向の流路の変化を抑制することにより、上部プレート32と下部プレート34との間の間隔D(図2参照)を低減し、水栓装置本体4の厚み(水栓装置本体4のすぐ外側を覆うカバー2(カウンター)の上面2aと下面との間の厚み)T(図1参照)を高さ方向で薄くすることができる。
図4は図2のIII−III線に沿って見た水栓装置の温調機能部の近傍領域を拡大して示す部分拡大断面図である。
図5は本発明の一実施形態による水栓装置の流路交差部の分解斜視図であり、図6は本発明の一実施形態による水栓装置の流路交差部の上面図であり、図7は図6のVII−VII線に沿って見た流路交差部の断面図であり、図8は図6のVIII−VIII線に沿って見た流路交差部の断面図であり、図9は本発明の一実施形態による水栓装置の流路交差部の第2部材の斜視図であり、図10は本発明の一実施形態による水栓装置の流路交差部の構成の変形例を示す図である。
先ず、第1部材42、第2部材44、第1シール46及び第2シール48を準備する。
次に、第2部材44の第1シール支持部50に第1シール46を取り付けた状態とする。さらに、第2部材44の第2シール支持部52に第2シール48を取り付けた状態とする。
次に、第2部材44の第2シール支持部52側(後端部側)を挿入する。内部空間42aの後端側部分42cの内径は先端側部分42bの内径よりも大きいので、第2シール48についても後端側部分42cと破損やねじれを生じるような意図しない接触をして、第2シール48が破損やねじれを生じにくくなっている。
また、第1シール46を支持する第1シール支持部50は、第2シール支持部52よりも外径が小さくなるように形成される。これにより、第1シール支持部50により支持される第1シール46が第1部材42内に挿入される際に、第1シール46が第1部材42と破損やねじれを生じるような意図しない接触をして、第1シール46が破損やねじれを生じ、第1シール46が適切な状態で設置されなくなることを抑制することができる。
2 カバー
2a 上面
4 水栓装置本体
6 水供給管
8 湯供給管
10 温調機能部
12 温調ハンドル
14 流出路
16 流量調整部
18 流調ハンドル
20 回転弁
22 カラン
24 シャワーヘッド
24a シャワーホース
26 カラン用タッチ操作部
28 シャワー用タッチ操作部
30 オーバーヘッドシャワー切替操作部
32 上部プレート
34 下部プレート
36 温調機能部本体
36a 湯側流入口
36b 水側流入口
36c 流出口
38 温調主弁体
40 流路交差部
42 第1部材
42a 内部空間
42b 先端側部分
42c 後端側部分
44 第2部材
44a 中間部
46 第1シール
48 第2シール
50 第1シール支持部
52 第2シール支持部
101 水栓装置
106 水供給管
108 湯供給管
110 温調機能部
114 流出路
116 流量調整部
126 カラン用タッチ操作部
128 シャワー用タッチ操作部
D 間隔
D1 外径
D2 外径
T 厚み
W 壁面
このように構成された本発明においては、壁面に沿って設けられるカウンター内部に配置される水栓装置において、流出路が、流出路が交差するような高さに配置されている少なくとも給水路又は給湯路の何れかと、互いの内部流路を区別したまま交差することができる。これにより、流出路、給水路又は給湯路の何れかが高さを変えて互いに交差するために必要となる水栓装置内の高さ方向のスペースを削減することができる。従って、本発明によれば、壁面に沿って設けられるカウンター内部に配置される水栓装置を高さ方向で薄くすることができると共にカウンターを高さ方向で薄くすることができる。
Claims (7)
- 壁面に沿って設けられるカウンター内部に配置される水栓装置であって、
給水源から水を供給する給水路と
給湯源から湯を供給する給湯路と、
上記給水路と上記給湯路とに接続され、湯と水を混合できる温調機能部と、
上記温調機能部から流出する温調水を流す流出路と、を備え、
上記流出路は、上記流出路が交差するような高さに配置されている少なくとも上記給水路又は上記給湯路の何れかと、互いの内部流路を区別したまま交差する流路交差部を形成することを特徴とする水栓装置。 - 上記流路交差部は、上記流出路を形成する第1部材に、自身の外側と区画された内側の流路を形成する第2部材を挿入することにより形成される、請求項1に記載の水栓装置。
- 上記流路交差部は、上記第1部材と上記第2部材との接触部をシールする第1シールと第2シールとの間において上記第1部材と上記第2部材とにより上記流出路を区画し、上記第2部材内の流路と区別する、請求項2に記載の水栓装置。
- 上記第2部材は、少なくとも上記流出路を外側に区画する部分において円管状に形成される、請求項3に記載の水栓装置。
- 上記第2部材は、上記第1部材に先に挿入される先端側において上記第1シールを支持する第1シール支持部と、上記第1シール支持部よりも後に挿入される後端側において上記第2シールを支持する第2シール支持部とを備え、上記第1シール支持部は、上記第2シール支持部よりも外径が小さくなるように形成される、請求項4に記載の水栓装置。
- 上記第2部材は、樹脂により形成される、請求項2乃至5の何れか1項に記載の水栓装置。
- さらに、上記温調機能部の下流側において温調水の流量を調整する流量調整機能部をさらに備え、上記流路交差部は、上記流量調整機能部よりも上流側に設けられる、請求項1乃至6の何れか1項に記載の水栓装置。
Priority Applications (1)
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JP2020008008A JP2020073770A (ja) | 2020-01-22 | 2020-01-22 | 水栓装置 |
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JP2017247728A Division JP6651137B2 (ja) | 2017-12-25 | 2017-12-25 | 水栓装置 |
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2020
- 2020-01-22 JP JP2020008008A patent/JP2020073770A/ja active Pending
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